JPH09115447A - 使用済みcrtの解体処理方式 - Google Patents

使用済みcrtの解体処理方式

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JPH09115447A
JPH09115447A JP29068695A JP29068695A JPH09115447A JP H09115447 A JPH09115447 A JP H09115447A JP 29068695 A JP29068695 A JP 29068695A JP 29068695 A JP29068695 A JP 29068695A JP H09115447 A JPH09115447 A JP H09115447A
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JP
Japan
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crt
funnel portion
funnel
panel
scraping
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Pending
Application number
JP29068695A
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English (en)
Inventor
Hajime Koike
肇 小池
Koji Kanehira
幸二 金平
Yukio Abe
雪夫 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/82Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]

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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄されたCRT機器内から取り出されたC
RTの再利用をし易くする。 【解決手段】 パネル部112とファンネル部113と
の間を分解する前にファンネル部113の外表面に付着
されている有機成分等を掻き取る付着物除去機33aを
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済みCRTの
解体処理方式に係り、さらに詳述すれば例えば廃棄処分
されるCRT機器に組み込まれているCRTを取り出
し、これを簡単な装置により低コストで再利用し易くす
るための使用済みCRTの解体処理方式に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】最近、資源の大切さや環境破壊の防止が
クローズアップされると同時に、廃棄物処理場の不足も
叫ばれ、廃材(ダスト)を極力出さずに再利用しようと
する運動が進められつつある。また、廃棄されたものを
処理する過程において、環境に悪い影響を及ぼすことが
ないリサイクルへの要求も強まっている。こうした要求
に応え、使用済み製品の再利用化の研究が各方面で進め
られている。その中の一つにCRT機器も含まれてい
る。
【0003】図7は一般的なCRT機器の外観斜視図
で、図8はそのCRT機器の内部構造を示す概略構成配
置図である。図7及び図8に示しているCRT機器10
1では、キャビネット(機器本体)102内にCRT1
03や、各種電子部品が実装された回路基板類104等
が配置されている。このうち、CRT103は、このC
RT103の外周に取り付けられている防爆バンド10
5に設けているブラケット部分106をキャビネット1
02の前面内側に設けている固定用座部107に当接さ
せ、さらにブラケット部分106と固定用座部107と
の間を図示せぬ取付用ネジで固定してキャビネット10
2に取り付けられている。また、キャビネット102の
前面側には、スピーカー108が取り付けられている他
に、スイッチやチャンネル切替部等、各種の外部操作を
行うための外部操作部材109等が取り付けられてい
る。そして、同じくキャビネット102内で、その後面
側には回路基板類104等が配設されていて、この回路
基板類104とCRT103,スピーカー108,外部
操作部材109との間がそれぞれコネクター付ケーブル
(不図示)等で電気的に接続された状態になっている。
【0004】一方、CRT103は、外観的には背面側
に電子銃部110や偏向ヨーク部111等が取り付けら
れている。また、CRT103自体は、略透明なガラス
材で作られるパネル部112と鉛を混入させたガラス材
で作られるファンネル部113がフリットガラス(半田
ガラス)により溶着されて管状に形成されている。さら
に、パネル部112とファンネル部113が溶着されて
いる部分には、防爆バンドテープ(不図示)を介して防
爆バンド105が強く締め付けられている状態で装着さ
れている(図8参照)。ここで、CRT103自体はパ
ネル部112,ファンネル部113等、ガラスで構成さ
れている部分がほとんどであり、このため比較的再利用
化もし易い。このため、CRT機器の分野では、再生処
理がし易いCRT103に付いて再利用をしようとする
研究が進められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このC
RT機器101からCRT103を回収する場合に問題
となるのは、CRT103において、パネル部112は
画像が表示される部分であり、パネル部112を構成す
るガラスはファンネル部113を構成するガラスに比べ
て、その組成を厳密に管理する必要がある。例えば、フ
ァンネル部113には、X線吸収特性を向上させる目的
等で鉛が含有されるが、パネル部112にガラス内に鉛
が所定量以上含有されると、ブラウニング現象が生じる
ことから、その含有量は制限される。したがって、回収
されたCRT(廃棄CRT)の再利用を図るにはパネル
部112とファンネル部113とに区分けして処理する
必要等がある。また、再生されるガラス内に例えば解体
時に取り外された金属材や塵等が混入されると品質の低
下を招く恐れがあるので、再生をするに先立って可能な
限り不純物となるものを取り除いておく必要がある。
【0006】そこで、CRT103の付着物(汚れ)等
を観察すると、CRT103では、製造過程においてラ
ベル、テープ類、偏向ヨークの台座、マグネット等が付
けられている。また、防爆バンドとパネル部112の間
には防爆テープが巻かれており、このテープ及びテープ
の粘着材等がパネル部113等に付着している。このよ
うなカーボンやテープのかす等の付着物(以下、これら
を総称して「有機成分等」と言う)が混入しないように
することも重要なことで、それらの有機成分等をどこで
取り除くかが、その後の回収処理作業に大きく影響する
とともに、再生品の品質にも大きな影響を与えることに
なる。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は廃棄されたCRT機器内から取り出
されたCRTの再利用をし易くするための使用済みCR
Tの解体処理方式を提供することにある。さらに、他の
目的は、以下に説明する内容の中で順次明らかにして行
く。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、パネル部とファンネル部とを接合して管状に
形成されたCRTの解体処理方式において、前記パネル
部と前記ファンネル部との間を分解する前に前記ファン
ネル部の外表面に付着されている有機成分等を掻き取る
手段を設けたものである。
【0009】これによれば、パネル部とファンネル部と
の間を分解する前に先立ち、すなわちCRTとして形が
整っている間にファンネル部の外表面に付着されている
有機成分等を掻き取って除いてしまうので、これ以後の
解体作業で有機成分等が混入するのを防ぐことができ、
後処理が簡単になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る使用済みCR
Tの解体処理方式の一実施の形態例を図面を用いて詳細
に説明する。なお、この形態例では、図7及び図8に示
した廃棄用CRT機器101を解体する場合を一例とし
て以下説明する。したがって、図7及び図8と対応する
符号を付して説明するものは、図7及び図8に示してい
る廃棄用CRT機器101に対応しているものである。
そして、図4は本発明の一実施形態例に係るCRTの回
収工程図、図5及び図6は回収装置部分のレイアウトを
示した図で、図5は上層階におけるレイアウト図、図6
は下層階におけるレイアウト図である。すなわち、この
回収装置では、解体に直接寄与する装置部分を上層階の
フロア上に配置し、上層階で分解された廃材を処理する
部分を下層階のフロア上に配置した構成を採っている。
【0011】図4において、この回収装置では、大きく
分けると、予備工程S1a、予備工程S1b、回収工程
S1、回収工程S2、回収工程S3、回収工程S4、回
収工程S5、回収工程S6、回収工程S7、回収工程S
7a、回収工程S8、リサイクル処理工程S8a、リサ
イクル処理工程S8b、回収工程S9、回収工程S1
0、回収工程S11、リサイクル処理工程S11a、リ
サイクル処理工程S11bとで構成されている。
【0012】さらに詳述すると、図5において、上層階
のフロア13には、予備工程S1aから予備工程S1b
を通って回収工程S1に廃棄CRT機器101を搬送す
るためのコンベヤ14と、廃棄CRT機器101が解体
されて最終のCRT103の回収に至るまでの間、すな
わちCRT103を回収工程S1から回収工程S11ま
で搬送するための縦型フリーフローコンベア15の他
に、上記各工程に対応して次の装置が配置されている。
【0013】(1)予備工程S1aには、廃棄されて戻
されて来たCRT機器101(以下、単に「廃棄CRT
機器101」と言う)が下層階のフロア44(図6参
照)側より運ばれて来るエレベータ16と、このエレベ
ータ16で運ばれて来た廃棄CRT機器101を一次ス
トックしておく廃棄CRT機器載置部12と、この廃棄
CRT機器載置部12上の廃棄CRT機器101をコン
ベア14上に移し変えるバランサアーム17が配置され
ている。なお、廃棄CRT機器載置部12はコンベアと
して形成されており、またエレベータ16は下層階から
運んで来た廃棄CRT機器101を、上層階で廃棄CR
T機器載置部12上に移し変えることができる。さら
に、廃棄CRT機器載置部12では、エレベータ16か
ら移し変えられた廃棄CRT機器101を、バランサア
ーム17が保持し易い位置まで送って待機させておくこ
とができる構造になっている。
【0014】(2)予備工程S1bには、予備工程S1
aと回収工程S1との間を結んで上記コンベア14が配
置され、このコンベア14上に投入パレット18が載せ
られている。この投入パレット18は、バランサアーム
17で予備工程S1a側から運ばれて来た廃棄CRT機
器101を受け、これをコンベア14の移動により回収
工程S1側に搬送する。また、コンベア14の側部に
は、廃棄CRT機器101の前面にCRT103を覆っ
てフロントガラス123(図4参照)が取り付けられて
いる構造の場合に、これを人手により取り外し、この取
り外したフロントガラス123を入れておくための箱1
9が配設されている。さらに、箱19が配置されている
反対側には廃棄CRT機器101の外形等のサイズを検
出するためのセットサイズチェッカー20が配設されて
いる。このセットサイズチェッカー20は、テレビカメ
ラ等で構成されており、写し込んだ画像を電気的に処理
して外形等のサイズを決定する構造になっている。
【0015】(3)回収工程S1には、投入パレット1
8に載せられ、コンベア14により搬送されて来た廃棄
CRT機器101をつかんでコンベア15上の移動パレ
ット21にセットするためのパレットセッター(移載
機)22が配置されている。また、このパレットセッタ
ー22で廃棄CRT機器101がセットされる側の移動
パレット21には、図示せぬ真空吸着機構が設けられて
いて、この真空吸着機構でCRT103の前面(パネル
部112)を真空吸着して保持し、以後、移動パレット
21に載せられたままの状態で、コンベア15により次
工程へと送られて行く構造になっている。
【0016】(4)回収工程S2には、廃棄CRT機器
101のキャビネット102(図7及び図8参照)を切
断して、前側キャビネット部102aと後側キャビネッ
ト部102bとに分離し、CRT103の部分を前側キ
ャビネット部102aと共に後側キャビネット部102
bから取り外すためのキャビネットカッター(リヤカバ
ー分離機)25が設けられている。また、この回収工程
S2には、この分離された後側キャビネット部102b
や回路基板類104等を廃棄するためのダストシュート
26が設けられている。なお、ダストシュート26は下
層階に通じており、その取り外された後側キャビネット
部102b等はダストシュート26を通じて下層階に移
行される。
【0017】(5)回収工程S3には、ダストシュート
27が設けられている。このダストシュート27は、ダ
ストシュート26と同様に下層階に通じている。そし
て、この回収工程S3では、廃棄CRT機器101に取
り付けられている外シールドケース124や基板類が人
手により取り外される。したがって、CRT103には
電子銃部110や偏向ヨーク部111、防爆バンド10
5等の最小限の周辺部品が取り付けられた状態になる。
また、ここで取り外された外シールドケース124や基
板類はダストシュート27を通して下層階に移行され
る。
【0018】(6)回収工程S4には、回収工程S3を
経たCRT103のサイズを計るCRTサイズチェッカ
ー29が配設されている。このCRTサイズチェッカー
29は、テレビカメラ等で構成されており、写し込んだ
画像を電気的に処理してCRT103のサイズを決定す
る構造になっている。
【0019】(7)回収工程S5には、CRT103内
の真空状態を解き、かつCRT103に取り付けられて
いる電子銃部110や偏向ヨーク部111を取り外すた
めの偏向ヨーク取り外し機(真空解除機を含む)30が
配設されているとともに、ここで取り外した電子銃部1
10や偏向ヨーク部111を廃棄し、格納しておくため
の箱31が配設されている。
【0020】(8)回収工程S6には、CRT103の
外周に防爆バンドテープを介して取り付けられている防
爆バンド105を抜き取るための防爆バンド取り外し機
32が取り付けられている。この防爆バンド取り外し機
32は、例えば対角線上にある各ブラケット106(図
8参照)に電流を流し、CRT103の外周を強く締め
付けている防爆バンド105の全体を加熱・膨張させた
状態で、この防爆バンド105をCRT103より取り
外す。
【0021】(9)回収工程S7には、回収工程S6で
加熱・膨張されて取り外された防爆バンド105の排除
と前側キャビネット部102aを取り外すための前キャ
ビネット外し機33が配設されているとともに、ここで
排除される防爆バンド105や前側キャビネット部10
2a等を廃棄するためのダストシュート34が設けられ
ている。なお、このダストシュート34はダストシュー
ト26,27と同様に下層階に通じており、ダストシュ
ート34内に廃棄された防爆バンド105や前側キャビ
ネット部102aは下層階に移行される。
【0022】(10)回収工程S7aには、CRT103の
特にファンネル部113の外面部に付着されている有機
成分や防爆バンドテープ(不図示)の残りかす等の付着
物、すなわち上記「有機成分等」を掻き落として前洗浄
処理を行うための付着物除去機33aが配設されている
とともに、ここで掻き落とされた付着物を廃棄するため
のダストボックス34aが設けられている。
【0023】図1は、その付着物除去機33aの具体的
な構造の一例を示すものである。図1において、この付
着物除去機33aは、大きくはCRT103を保持して
回転する回転保持手段201と、この回転保持手段20
1により回転しているCRT103のファンネル部11
3及びパネル部112の外表面に当接されて、このファ
ンネル部113及びパネル部112の外表面に付着され
ている有機成分等を掻き取る手段202とを備えてい
る。
【0024】さらに詳述すると、符号203は付着物除
去機33aの本体であり、回転保持手段201は本体2
03に取り付けられており、モータ204と、このモー
タ204で回転されるネジ軸205と、ネジ軸205の
回転で上下方向に送られる移動板206と、移動板20
6上に取り付けられたモータ207及び軸受体208の
他に、軸受体208を貫通して回転可能に取り付けら
れ、上端に真空チャックテーブル209を有するととも
に下端にプーリ210を取り付けた回転駆動軸211
と、モータ207の回転軸207aに取り付けたプーリ
212と、プーリ210とプーリ212との間に掛け渡
された動力伝達ベルト213とで構成されている。
【0025】そして、真空チャックテーブル209上に
パネル部112を向き合わせてCRT103を配置した
後、図示せぬ手段により真空吸着させるとチャックされ
て真空チャックテーブル209とCRT103を一体に
回転させることができる。なお、ここでの真空チャック
テーブル209は、CRT103のパネル部112の表
面サイズ及び曲面形状が異なってもこれを調整して対応
できる構造になっている。また、真空チャックテーブル
209の回転は、モータ207が回転されることによっ
てなされる。すなわち、モータ207が回転されると、
この回転がプーリ212,動力伝達ベルト213,プー
リ210を介して回転駆動軸211に伝達され、この回
転駆動軸211と一体に回転する。さらに、モータ20
4が回転されると、ネジ軸205も一体に回転され、こ
の回転方向に応じて移動板206が上または下方向に移
動される。このとき、軸受体208と軸受214との間
が摺動し、移動板206上に取り付けられている部材全
体が上または下方向に一体に移動され、これによって真
空チャックテープ209の上下移動も一体に行われ、こ
の真空チャックテーブル209上にセットされているC
RT103を上下方向に移動させることができる。
【0026】一方、掻き取り手段202は、本体203
に取り付けられた支軸221と、この支軸221上に取
り付けられたホルダー222と、ホルダー222に枢軸
223を介して回動自在に取り付けられたコの字状のア
ーム224と、アーム224の2つの腕224a,22
4bとの間にスプリング225を介して張設された掻き
取りワイヤ226と、アーム224の向きを制御するた
めの制御用ワイヤ227等で構成されている。そして、
真空チャックテーブル209上にチャックされてCRT
103が上昇されて来ると、掻き取りワイヤー226が
CRT103のファンネル部113の外表面に当接され
る。また、この状態で真空チャックテーブル209と共
にCRT103が回転されると、このCRT103のフ
ァンネル部113の外表面がワイヤ226で擦られなが
ら回転し、この回転でファンネル部113上の付着物等
が掻き取られる。また、制御用ワイヤ227を制御して
アーム224の姿勢を上下方向に変えると、ファンネル
部113とパネル部112との接合部分に当接され、そ
の接合部分に付着している防爆バンドテープのかす等も
掻き取って除くことができる構造になっている。
【0027】(11)回収工程S8には、CRT103の
パネル部112とファンネル部113とを分離するため
のパネル/ファンネル分割機35が3台配設されてい
る。また、ここで分離されたパネル部112は移動パレ
ット21側に保持されたままで、ファンネル部113だ
けが取り出され、この取り出されたファンネル部113
は回収工程S9,S10へ送られ、パネル部112は回
収工程S11へと送られる。
【0028】(12)回収工程S9には、内シールド・ア
パーチャーグリル(またはシャドウマスク)除去機45
が配されており、分離されたファンネル部113内に配
設されている上記金属材を取り外すことができる構造に
なっている。また、この回収工程S9には、ここで取り
外された内シールド・アパーチャーグリル(またはシャ
ドウマスク)等の金属材を廃棄するためのダストシュー
ト46が設けられており、このダストシュート46がダ
ストシュート26,27,34と同様に下層階に通じて
いる。したがって、ダストシュート46内に廃棄された
上記金属材は下層階に移行される。
【0029】(13)一方、各回収工程S10には、セラ
ミックピン除去機47が配設され、パネルスカート部
(不図示)に取り付けられているピンを除去することが
できる構造になっている。また、この回収工程S10に
は、金属材が取り除かれた後のファンネル部113を下
層階に移行させるためのシュート48が設けられてお
り、このシュート48は下層階のインデックス・テーブ
ル37上に通じた状態となっている。そして、インデッ
クス・テーブル37上に移行されたファンネル部113
は、下層階のフロア44上に設置されているリサイクル
処理工程S8a,S8bにて所定の処理が成される。
【0030】ここで、そのリサイクル処理工程S8aの
インデックス・テーブル37は、ファンネル部113の
供給を受ける供給部37aと、ファンネル部113を破
砕しながら洗浄するファンネルガラス洗浄部37bと、
洗浄後のファンネル部113を排出するための排出部3
7cの、3つの部分に分割されている。そして、シュー
ト36より送られて来るファンネル部113は、まずイ
ンデックス・テーブル37上のミキサ(不図示)で受け
られ、このミキサによりシェークされながらファンネル
ガラス洗浄部37bを通って排出部37cまで送られ
る。すると、この間にファンネル部113の破砕と洗浄
が行われる。また、排出部37cまで送られたファンネ
ル部113はミキサから取り出され、リサイクル処理工
程S8b側に送られる。
【0031】一方、リサイクル処理工程S8bはリサイ
クル処理工程S8aの後部に設けられており、破砕され
て排出部37cより排出されて来るファンネル部113
をファンネルガラスカレット収納ボックス40まで導く
ためのベルトコンベア41と、このベルトコンベア41
の途中に設けられてファンネル部113を磁気的に選別
して内部に混入されている金属部品を磁石で吸引して排
除するための金属選別機42と、この金属選別機42で
選別されて取り出された金属部品を収納するための金属
収納ボックス43と、金属選別機42を通って来た破砕
後のファンネル部113に対してエアを吹き付けて塵を
飛ばして排除しながら、細粒,粗粒等とに分離してリサ
イクルを容易にするための風力選別機71が配設されて
いる。ここでの風力選別機71は、目の異なる篩(不図
示)を有し、この篩に金属選別機42を通ったファンネ
ル部113を通して細粒,粗粒等とに分離するととも
に、エアの吹き付けでカーボン等の塵を除去する。ま
た、ここで選別されたファンネル部113はベルトコン
ベア41によりファンネルガラスカレット収納ボックス
40まで送られて収納される。さらに図示しないが別工
程に送られ、そこで熱で溶かされて再利用される。一
方、金属部品収納ボックス43内に収納された金属部品
も図示しない手段により処理される。
【0032】(14)回収工程S11には、パネル移載取
り出し機49が設けられているとともに、このパネル移
載取り出し機49で移動パレット21側から取り出され
たパネル部112を下層階に移行させるためのダストシ
ュート50が設けられている。そして、このダストシュ
ート50を通してパネル部112を下層階に設けられて
いるリサイクル処理工程S11a,S11bに移行でき
る。
【0033】次に、下層階におけるリサイクル処理工程
S11aとS11bの構成について説明すると、下層階
のフロア44上には、ダストシュート50に対応して、
ダストシュート50から落下されて来るパネル部112
が順次載せられる移載機51と、蛍光体回収機62と、
ブラシ法を用いたパネルガラス洗浄機52と、移載機5
3と、パネルガラス破砕機54と、ベルトコンベア55
と、パネルガラスカレット収納ボックス56の他に、ベ
ルトコンベア55の途中に設けられている金属選別機5
7、金属部品収納ボックス58等が配設されている。そ
して、ダストシュート50を通って落下されて来るパネ
ル部112は、移載機51に載せられて蛍光体回収機6
2まで運ばれ、この蛍光体回収機62でパネル部112
の内側蛍光面に設けられている蛍光体を回転しているブ
ラシ等で掻き落とし、かつ吸引して回収される。こうし
て回収された蛍光体は図示せぬ手段により再生されて再
利用される。
【0034】また、蛍光体の回収が終わったパネル部1
12は、次にパネルガラス洗浄機52まで運ばれ、この
パネルガラス洗浄機52で洗浄されてゴミ等が取り除か
れる。その後、別の移載機53に載せられてパネル破砕
機54まで運ばれ、このパネル破砕機54で再利用可能
にプレス破砕されてガラス屑のカレットにされる。さら
に、このガラス屑がベルトコンベア55に載せられてパ
ネルガラスカレット収納ボックス56まで送られた後、
さらに別工程に送られ、熱で溶かされて再利用される。
また、パネルガラスカレット収納ボックス56に送られ
る途中では金属選別機57により不要物(混入されてい
る金属材)が取り除かれて図示しない手段により処理さ
れる。
【0035】また、下層階のフロア44上には、ダスト
シュート26,27,34を通って上層階より破棄され
て落下して来る廃棄物を図示せぬ廃棄処理施設部に搬送
するためのベルトコンベア59a,59bが設けられて
いる。なお、図5の上層階のフロア13上に付される領
域60と、図6の下層階のフロア44上に付される領域
61は、それぞれ作業者や台車等が通る通路である。
【0036】次に、このように構成された使用済みCR
Tの回収装置の動作を説明する。まず、廃棄CRT機器
101は、下層階のエレベータ16の位置まで運ばれ、
このエレベータ16を通して上層階に移行されて、予備
工程S1aのコンベアで成る廃棄CRT載置部12上に
載せられる。また、廃棄CRT載置部12上に載せられ
た廃棄CRT機器101は、倒れたりせずに正しい姿勢
で載せられているか否かが作業者の目視によって確認さ
れ、正しくなければ作業者により直される。
【0037】次いで、バランサアーム17が駆動され、
廃棄CRT載置部12上の廃棄CRT機器101がコン
ベア14上に移され、投入パレット18内に載せられ
る。そして、投入パレット18内に載せられた状態で回
収工程S1に向かって搬送される。また、回収工程S1
に向かう途中では、予備工程Sb1で廃棄CRT機器1
01の前面にフロントガラス123が取り付けられてい
るタイプのものかどうかが作業者の目で調べられ、フロ
ントガラス123が取り付けられているタイプのもので
は、それが作業者の手により取り外されて箱19内に廃
棄される。なお、この箱19内に廃棄されたフロントガ
ラス123は、箱19に入れられたまま別の位置に搬送
され、そこで洗浄された後に、図示せぬ破砕機を使用し
て再利用可能にプレス破砕され、ガラス屑のカレットに
されて再利用に供される。
【0038】また、フロントガラス123が取り外され
た廃棄CRT機器101及び始めからフロントガラス1
23が装着されてなかった廃棄CRT機器101はセッ
トサイズチェッカー20により廃棄CRT機器101の
外形等のサイズが検出され、これが上記制御部に情報と
して入力される。そして、ここでは、この回収装置で処
理可能か否かが判定される。ここで処理不能と判定され
た場合はこれが図示せぬ制御部に入力されるとともに、
コンベア14上より除去され、図示せぬ手段により別の
方法で処理される。
【0039】一方、処理可能と判定された廃棄CRT機
器101の場合は、回収工程S1においてパレットセッ
ター22によりつかまれ、CRT103のパネル部11
2を移動パレット21上に保持する。また、これ以後
は、このコンベア15で移動されて移動パレット21と
共に各工程に順次移動されることになる。
【0040】そして、移動パレット21に載せられて回
収工程S2に送られると、この回収工程S2では廃棄C
RT機器101のキャビネット102がキャビネットカ
ッター25により切断されて前側キャビネット部102
aと後側キャビネット部102bとに分離され、前側キ
ャビネット部102aに配置されているCRT103と
後キャビネット部102b側に配置されている回路基板
類104とが互いに分離され、このうち後側キャビネッ
ト部102b側がダストシュート26を介して下層階の
コンベア58上に移されて廃棄処理される。
【0041】一方、前側キャビネット部102a側は、
移動パレット21に載せられたまま回収工程S3へ移行
され、この回収工程S3でシールドケースの除去、ボル
ト外し、外シールド除去等が行われる。また、ここで取
り外された各部品はダストシュート28を介して下層階
のコンベア58上に落下されて廃棄処理される。これに
より、CRT103には、電子銃部110や偏向ヨーク
部111、防爆バンド105等の最小限の周辺部品だけ
が取り付けられた状態になる。そして、その後、回収工
程S4へ移行され、この回収工程S4でCRT103の
サイズのチェックがCRTサイズチェッカー29により
行われ、このデータが図示せぬ制御部に送られる。
【0042】次に、回収工程S5に移行され、この回収
工程S5でCRT103内の真空状態を解除しながら、
CRT103に取り付けられている電子銃部110や偏
向ヨーク部111を偏向ヨーク取り外し機(真空解除機
を含む)30で取り外す。また、ここで取り外した電子
銃部110や偏向ヨーク部111等は箱31に入れら
れ、他の部品とは別にされて処理を待つ。
【0043】次いで、回収工程S6に移行され、この回
収工程S6でパネル部112の前面側に装着されている
防爆バンド105に電流が防爆バンド取り外し機32に
よって流され、防爆バンド105の全体を加熱・膨張さ
せた状態にして、この防爆バンド105をCRT103
より取り外す。その後、回収工程S7に送られ、この回
収工程S7で防爆バンド105が排除されると共に前側
キャビネット部102aが前キャビネット外し機33に
よって取り外される。また、ここで取り外された防爆バ
ンド105や前側キャビネット部102a等はダストシ
ュート34を介して下層階のコンベア58上に落下され
て廃棄処理される。
【0044】続いて、回収工程S7aに移行され、この
回収工程S7aでCRT103の特にファンネル部11
3の外面部に付着されている有機成分や防爆バンドテー
プの残りかす等の付着物を付着物除去機33aで掻き落
として前洗浄を行う。
【0045】続いて回収工程S8に移行され、この回収
工程S8でパネル/ファンネル分割機35によりCRT
103が接合部分114に沿ってパネル部112とファ
ンネル部113とに分離され、パネル部112を移動パ
レット21に保持させたままで、ファンネル部113側
だけがアパーチャーグリル(またはシャドウマスク)1
115やシールド板等の金属板と共に取り外される。そ
して、回収工程S9,S10を通してファンネル部11
3内の大まかな金属材が取り除かれ、その後ファンネル
部113がシュート48を介して下層階のインデックス
・テーブル37上に移行され、リサイクル処理工程S8
a,S8bにて所定の処理が順次なされる。
【0046】すなわち、リサイクル処理工程S8aで
は、インデックス・テーブル37上でファンネル部11
3の破砕と洗浄が行われ、また破砕・洗浄後は排出部3
7cよりリサイクル処理工程S8b側に送られる。リサ
イクル処理工程S8bではファンネルガラス洗浄部37
bを通ったファンネル部113をベルトコンベア41の
途中に設けられている金属選別機42によりファンネル
部113を磁気的に選別して異種部品(金属材)を排除
するとともに、この金属材選別機42で選別された後の
破砕済みのファンネル部113を風力選別機71内に通
す。この風力選別機71では、エアを吹き付けながら破
砕後のファンネル部113を篩に一回または複数回通す
ことによって細粒,粗粒等に選別するとともに塵を排除
する。また、その選別後のファンネル部113をファン
ネルガラスカレット収納ボックス40まで導き、さらに
図示しない別工程に送られて、熱で溶かされて再利用さ
れる。
【0047】一方、ファンネル部113が取り外された
パネル部112側は、回収工程S11まで運ばれる。こ
の回収工程S11では、パネル部112を移動パレット
21から取り外し、この取り外したパネル部112をダ
ストシュート50を通して下層階に設けられているリサ
イクル処理工程S11a,S11bに移行させる。
【0048】そして、ダストシュート50を通って落下
されたパネル部112は、移載機51に載せられて蛍光
体回収機62まで運ばれ、この蛍光体回収機62でパネ
ル部112の内側蛍光面に設けられている蛍光体116
を回転しているブラシ等で掻き落とし、これを吸引して
回収され、その後、パネルガラス洗浄機52まで運ばれ
る。また、このパネルガラス洗浄機52で洗浄され、ゴ
ミ等が取り除かれた後、別の移載機53に載せられてパ
ネル破砕機54まで運ばれ、このパネル破砕機54で再
利用可能にプレス破砕されてガラス屑のカレットにされ
る。次いで、このガラス屑がベルトコンベア55に載せ
られてパネルガラスカレット収納ボックス56まで送ら
れた後、さらに別工程に送られ、熱で溶かされて再利用
される。また、パネルガラスカレット収納ボックス56
に送られる途中では金属選別機57により不要物(金属
材)が取り除かれて図示しない手段により処理される。
これにより、使用済みCRTの回収における1つのサイ
クルが完了し、これが順次繰り返される。
【0049】したがって、この実施形態例によれば、パ
ネル部112とファンネル部113との間を分解するの
に先立ち、すなわちCRT103として形が整っている
間にファンネル部112の外表面に付着されている有機
成分や、防爆ハンドテープの残りかす等の付着物等を付
着物除去機33aで掻き取って除いてしまうので、これ
以後の解体作業で有機成分等が混入するのを未然に防ぐ
ことができ、後処理が簡単になる。
【0050】図2は付着物除去機33aの一変形例を示
すものである。図2において、図1に示した付着物除去
機33aの構造と対応しているのは同一符号を付して説
明する。まず、図2に示す付着物除去機33aは、大き
くはCRT103を保持して回転する回転保持手段20
1と、この回転保持手段201により回転しているCR
T103のファンネル部113及びパネル部112の外
表面に当接されて、このファンネル部113及びパネル
部112の外表面に付着されている有機成分等を掻き取
る掻き取り手段302とを備えている。このうち、回転
保持手段201の構造及び動作は図1に示した付着物除
去機33aの構造及び動作と同じである。そして、掻き
取り手段302の構造が図1に示した付着物除去機33
aの掻き取り手段202と異なっている。
【0051】その掻き取り手段302の構成をさらに説
明すると、この掻き取り手段302は本体203に設置
されたモータ303と、このモータ303の回転軸に一
体回転可能に取り付けられたギア304と、ギア304
と噛合されるラック歯305aを有して、ギア304の
回転で水平方向(図2中の矢印306の方向)に直線往
復移動される移動体305と、この移動体305の一端
側(回転保持手段201側)に取り付けられたバイブレ
ータ307と、先端に掻き落とし爪308を有してバイ
ブレータ307の振動体307aに固定して取り付けら
れている掻き落とし部材309等で構成されている。な
お、ここでの掻き落とし爪308は、弾性を有し、かつ
CRT103上に付着された付着物等を掻き落として除
くことができる程度に剛性を有したものが選択される。
【0052】そして、真空チャックテーブル209上に
チャックされてCRT103が所定の位置まで上昇され
ると、モータ303の制御で、掻き落とし爪308がC
RT103の外表面(ファンネル部113の外表面また
はパネル部112の外周表面)に当接されるまで水平方
向に移動体305が移動される。また、掻き落とし爪3
08がCRT103の外表面に当接されたらバイブレー
タ307が駆動され、振動部材307aの制御で掻き落
とし部材309が進退出し、このときCRT103上の
付着物等を掻き落とす。また、これと同時に、モータ2
07が回転されて掻き落とし爪308に対するCRT1
03の向きを同一面内で変えるとともに、モータ204
が回転されて掻き落とし爪308に対するCRT103
の上下方向の位置を変え、さらにモータ304が回転さ
れて移動体305の水平方向の位置を変える。これによ
り、掻き落とし爪308がCRT103の外表面の略全
部にわたって接触できるようにし、CRT103の清掃
を必要とする部分に付着している付着物等を取り除く。
【0053】図3は図2に示した付着物除去機33aを
さらに変形した例を示すものである。図3において、図
1及び図2に示した付着物除去機33aの構造と対応し
ているのは同一符号を付し、重複説明は省略する。ま
ず、図3に示す付着物除去機33aは、掻き取り手段3
02の掻き取り部材として図2で示した変形例の掻き落
とし爪308に代えて回転ブラシ311を使用する構造
としたものである。
【0054】その掻き取り手段302の構成をさらに説
明すると、本変形例では移動体305の一端側(回転保
持手段201側)にモータ310と、このモータ310
で回転される回転ブラシ311を取り付けている。ここ
でのブラシ311は、CRT103上に付着された付着
物等を掻き落として除くことができる程度の剛性が持た
されている。
【0055】そして、真空チャックテーブル209上に
チャックされてCRT103が所定の位置まで上昇され
ると、モータ303の制御で、回転ブラシ311がCR
T103の外表面(パネル部112の外周表面の部分か
ら始まる)に当接されるまで移動体305が水平方向
に、かつモータ310により回転ブラシ311を回転さ
せながら移動される。回転ブラシ311がCRT103
の外表面に当接されると、回転ブラシ311の回転でC
RT103上の付着物等が掻き落とされる。また、これ
と同時に、モータ207が回転されて掻き落とし爪30
8に対するCRT103の向きを同一面内で変えるとと
もに、モータ204が回転されて掻き落とし爪308に
対するCRT103の上下方向の位置を変え、さらにモ
ータ304が回転されて移動体305の水平方向の位置
を変える。これにより、掻き落とし爪308がCRT1
03の外表面の略全面にわたって接触できるようにし、
CRT103の清掃を必要とする部分に付着している付
着物等を取り除く。
【0056】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
パネル部とファンネル部との間を分解するのに先立ち、
すなわちCRTとして形が整っている間にファンネル部
やパネル部の外表面に付着されている有機成分等を掻き
取って除いてしまうので、これ以後の解体作業で有機成
分等が混入するのを未然防ぐことができる。したがっ
て、後処理が簡単になり、再生コストを抑えることがで
き、再利用が図り易くなる等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】付着物除去機の具体的な構造を示す側面図であ
る。
【図2】付着物除去機の他の具体的な構造を示す側面図
である。
【図3】付着物除去機のさらに他の具体的な構造を示す
側面図である。
【図4】本発明の一実施例に係るCRTの回収工程図で
ある。
【図5】本発明の一実施例に係る回収装置部分のレイア
ウトを示した図である。
【図6】本発明の一実施例に係る回収装置部分のレイア
ウトを示した図である。
【図7】一般的なCRT機器の一例を示す斜視図であ
る。
【図8】図7に示したCRT機器の内部構造を概略的に
示す斜視図である。
【符号の説明】
33a 付着物除去機 101 CRT機器 103 CRT 110 電子銃部 111 偏向ヨーク部 112 パネル部 113 ファンネル部 114 接合部 115 アパーチャーグリル(またはシャドウマスク) 201 回転保持手段 202 掻き取り手段 302 掻き取り手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル部とファンネル部とを接合して管
    状に形成されているCRTの解体処理方式において、 前記パネル部と前記ファンネル部との間を分解する前に
    前記ファンネル部の外表面に付着されている有機成分等
    を取り除く付着物除去手段を設けたことを特徴とする使
    用済みCRTの解体処理方式。
  2. 【請求項2】 前記付着物除去手段は、前記CRTを保
    持して回転する回転保持手段と、前記回転保持手段によ
    り回転している前記CRTの前記ファンネル部の外表面
    に当接されて前記付着されている有機成分等を掻き取る
    手段とを備えて成る請求項1に記載の使用済みCRTの
    解体処理方式。
  3. 【請求項3】 前記掻き取り手段は、前記ファンネル部
    の外表面に直接当接されるワイヤを有してなる請求項2
    に記載の使用済みCRTの解体処理方式。
  4. 【請求項4】 前記掻き取り手段は、前記ファンネル部
    の外表面を擦りながら進退出を繰り返す掻き取り爪を有
    してなる請求項2に記載の使用済みCRTの解体処理方
    式。
  5. 【請求項5】 前記付着物除去手段は、前記ファンネル
    部の外表面に回転しながら当接されて前記CRTのファ
    ンネル部の外表面に付着されている有機成分等をはぎ取
    るためのブラシを備えて成る請求項1に記載の使用済み
    CRTの解体処理方式。
JP29068695A 1995-10-13 1995-10-13 使用済みcrtの解体処理方式 Pending JPH09115447A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105170610A (zh) * 2015-10-16 2015-12-23 珠海格力电器股份有限公司 Crt显示装置拆解设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105170610A (zh) * 2015-10-16 2015-12-23 珠海格力电器股份有限公司 Crt显示装置拆解设备

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