JPH09115389A - 照明機構付きロータリスイッチ - Google Patents

照明機構付きロータリスイッチ

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JPH09115389A
JPH09115389A JP29907995A JP29907995A JPH09115389A JP H09115389 A JPH09115389 A JP H09115389A JP 29907995 A JP29907995 A JP 29907995A JP 29907995 A JP29907995 A JP 29907995A JP H09115389 A JPH09115389 A JP H09115389A
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JP
Japan
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operation knob
light
illumination
knob
switch
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JP29907995A
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English (en)
Inventor
Masuo Noda
益生 野田
Kazuyoshi Ishiguro
和義 石黒
Mitsuo Furubayashi
三男 古林
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作ノブの照明部を、充分かつ安定した光量
で照明し、部品点数を低減して、組み付け作業を容易に
する。 【解決手段】 エアコンスイッチ10では、操作ノブ3
0の回動の中心軸と略同一直線上に、所定の時期に点灯
されるLED40を備える。操作ノブ30は、ノブボデ
ィ16の一端に取り付けられており、これらは、操作ノ
ブ30を回動操作したときに一体となって回動する。L
ED40が点灯すると、この光は、ノブボディ16内部
に形成された中空部を光路として略直進し、操作ノブ3
0内部に伝えられる。この操作ノブ30は、透光性の樹
脂で形成されており、その表面は遮光性の被膜44で覆
われている。ここで、被膜44はその一部が取り除かれ
て照明部38を形成している。操作ノブ30内部に導か
れた光は、操作ノブ30内部を反射しながら照明部38
に伝えられ、照明部38の照明が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回動操作される操
作ノブを備えたロータリスイッチに関し、詳しくは、照
明機能を備えることで、夜間においてスイッチの動作状
況の視認性を高めたロータリスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の照明機構付きロータリス
イッチは、車両用の空調機の操作装置において多く採用
されてきた。このような場合には、ロータリスイッチの
操作ノブを回動操作することにより、エアコンのオン・
オフや、エアー吹き出し口の指示、エアコンの風量設定
等を行なう。このようなロータリスイッチの取り付け位
置周辺には、操作パネル上の所定の位置に、操作ノブの
回動により指示される空調機の動作状態が、記号や模式
的な絵などによって示されている。操作ノブを回動操作
して、操作ノブ上の所定の箇所を、これらの中の所望の
動作状態を表わす記号等の位置に合わせることにより空
調機を操作する。
【0003】このようなロータリスイッチにおいて、夜
間時の視認性を高めるために、操作ノブの照明が行なわ
れている。ロータリスイッチにおいては、操作パネル上
に記した動作状況を表わす記号等が充分に視認できなく
ても、操作ノブの回動状態が視認できれば、スイッチの
動作状況を認識できる場合が少なくない。従って、ロー
タリスイッチの夜間照明は、操作ノブの端部に照明部を
設け、少なくとも、操作ノブの回動位置を認識し易いよ
うにしている。
【0004】操作ノブの端部に設けた照明部に対する照
明は、従来、ロータリスイッチ取り付け位置の近傍の、
空調機の操作装置内部に設けられたランプからの光を、
ライトガイドによって照明部にまで導くことにより実現
されてきた。空調機の操作装置に設けられたスイッチの
多くは夜間照明を要するため、これらが備えるランプか
ら光を導くことは比較的容易であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スイッ
チ外部の光源から光を導き入れる場合には、照明部を備
えた操作ノブが回動するというロータリスイッチの性質
から、スイッチがいかなるモードにある場合にも、すな
わち、操作ノブの回動位置がどこであっても、外部の光
源からの光をノブに取り込まなくてはならなかった。こ
のように、操作ノブの回動位置がどこであれ、一定の光
量を確保するには困難が伴った。充分な光量を導くため
にライトガイドを大型化したり、均一な光量を得るため
にライトガイドの形状を複雑化すれば、スイッチ全体の
大型化を招き、部品の組付けが煩雑になる。
【0006】ここで、実公平1−15134号公報に開
示されているように、ロータリスイッチ内部に光源を備
え、この光源の近傍から操作ノブ表面の照明部に亘って
導光体を設けることで操作ノブの照明部を照明する方法
も考えられる。しかし、この場合には、導光体を操作ノ
ブ内部に折れ曲がった状態に組み入れたり、操作ノブ内
部に組み入れた導光体と、光源を備えたスイッチ本体部
の内部に組み入れた導光体とを接続する必要があり、工
程が煩雑となる。
【0007】本発明の照明機構付きロータリスイッチ
は、こうした問題を解決し、充分かつ安定した光量で照
明部を照明でき、かつ部品点数を低減し、組み付け作業
を容易にすることを目的としてなされ、次の構成を採っ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の照明機構付きロータリスイッチは、回動操作され
る操作ノブを有し、該操作ノブの回動に伴って位置が変
わる照明部を、該操作ノブ上に設けた照明機構付きロー
タリスイッチであって、前記操作ノブの回動操作に伴っ
て該操作ノブと一体で回動するシャフトに、該シャフト
の軸方向に亘って中空部を形成し、前記中空部に光を入
射可能な位置に、前記照明部を照明する光源を備え、該
光源の点灯時には、前記シャフト内部に形成された中空
部を光路として、該光源の光を前記操作ノブ内部に導
き、前記操作ノブの内部に光反射部を設けることによ
り、前記光源からの光を前記照明部まで導くことを要旨
とする。
【0009】以上のように構成された本発明の照明機構
付きロータリスイッチは、操作ノブを回動操作したとき
に、この操作ノブと一体でシャフトが回動する。光源か
らの光は、このシャフトの軸方向に亘って形成された中
空部に入射し、この中空部を光路として、操作ノブ内部
に導かれる。操作ノブには、操作ノブの回動に伴って位
置が変わる照明部が設けられており、操作ノブ内部に導
かれた光は、操作ノブの内部に設けた光反射部によっ
て、この照明部に導かれ、照明部が点灯する。
【0010】このような場合には、操作ノブの軸方向に
亘って形成された中空部に光源からの光が入射し、この
光源からの光は中空部を介して直接操作ノブ内部に伝え
られるため、操作ノブが回動して照明部の位置が変化し
ても、操作ノブ内部に伝えられる光量は変化しない。ま
た、この操作ノブ内部に伝えられた光を反射する反射部
と、照明部との相対的な位置も変わらない。従って、操
作ノブの回動状態に拘らず、照明部の光量が変化しない
という優れた効果を奏する。また、光源を内蔵するため
ライトガイドを必要とせず、部品点数を低減することが
できる。さらに、ライトガイドによって適当な外部光源
から光を導き入れる必要がないため、スイッチの組み立
て作業およびスイッチ周辺部の組み付け作業が容易にな
る。
【0011】また、前記操作ノブを透光性部材で形成す
ることによって、前記光反射部を形成し、該操作ノブ
を、照明部を除いて遮光性の被膜で覆った構成としても
よい。このとき、前記操作ノブに導かれた光源の光は、
透光性部材で形成された操作ノブ内部で反射を繰り返
す。操作ノブは照明部を除いて遮光性の被膜に覆われて
いるため、光はこの照明部から外部に漏れるだけであ
り、照明部だけが照明されることになる。従って、操作
ノブを透光性部材で形成し、表面を遮光性の被膜で覆う
だけで、特別な構造を備えることなく、操作ノブに導か
れた光によって照明部を照明することができため、部品
点数を低減できる。
【0012】さらに、本発明の照明機構付きロータリス
イッチにおいて、前記光反射部を、前記光路と同軸上に
設けられた反射面としてもよい。この時、前記操作ノブ
内部に導かれた光源の光は、さらに直進してこの反射面
で反射されて前記照明部に至る。従って、操作ノブ内部
において、前記シャフトの取り付け位置の近傍に反射面
を設けるだけで、別部材の導光体を組み入れることな
く、光源の光を安定した光量で操作ノブ上の照明部に伝
えることができる。
【0013】また、上記光源が発光ダイオード(LE
D)である構成も好適である。この場合には、光源の寿
命が長いため、途中で光源を交換する必要がない。ま
た、耐振動性・耐衝撃性に優れるため、車載用のスイッ
チである場合には特に好ましい。さらに、光源からの発
熱がほとんどないので、光源を設置した周辺部に特別に
耐熱性を備える必要がない。
【0014】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の実施の形態を
実施例に基づき説明する。まず最初に、本実施例の照明
機構付きロータリスイッチを有する車載用の空調装置の
コントロールパネル50の構成について説明する。図2
は、このコントロールパネル50を例示する平面模式図
である。コントロールパネル50は、図示しないコンプ
レッサを駆動してエアコンによる空気調和を開始するた
めのエアコンスイッチ10と、その風量を規定するため
の風量スイッチ52と、空気の吹き出し位置を規定する
ための吹き出しスイッチ54と、空調温度を設定するた
めの温度スイッチ56と、空調エアーの吹き込み口を車
室内外のいずれかに設定するための内外気スイッチ58
とを備える。ここで、エアコンスイッチ10、風量スイ
ッチ52、吹き出しスイッチ54および温度スイッチ5
6は、回動操作される操作ノブを有するロータリスイッ
チであり、内外気スイッチ58は、左右にスライド操作
される操作ノブを有するスライドスイッチである。
【0015】エアコンスイッチ10の取り付け位置周辺
部におけるパネル部51の表面には、エアコンのオフと
オンとを意味する「OFF」と「A/C」の文字が描か
れている。エアコンスイッチ10の操作ノブ30は両方
向に所定の角度で回動可能である。この操作ノブ30
を、上記所定の角度で両方向に回動操作したときには、
操作ノブ30の端部の所定の位置に設けられた照明部3
8が、上記「OFF」および「A/C」の表示を交互に
指し示す。このとき、スイッチ内部の図示しない所定の
接点が入り切りされて、エアコンによる空気調和が開始
または停止される。
【0016】風量スイッチ52の周囲におけるパネル部
51の表面には、風量ゼロと風量少と風量多とを意味す
る「OFF」と「LO」と「HI」の文字の他、風量少
と風量多との間の段階的な風量を意味する記号「・」が
二つ描かれている。風量スイッチ52の操作ノブ53も
また、両方向に所定の角度で回動可能である。この操作
ノブ53を、上記所定の角度で両方向に回動したときに
は、操作ノブ53の端部の所定の位置に設けられた照明
部53aが、上記「OFF」から「HI」までの範囲を
指し示す。回動している操作ノブ53は、照明部53a
が上記「OFF」「LO」「HI」および「・」を指し
示す位置で、所定の節度感を持って停止可能である。操
作ノブ53を回動操作し、照明部53aを各文字や記号
の位置に合わせると、スイッチ内部の図示しない所定の
接点が入り切りされて、エアコンの風量が所定の状態に
変わる。
【0017】吹き出しスイッチ54、温度スイッチ56
についても同様に、それぞれの操作ノブが所定の角度で
両方向に回動することによって、対応する接点を入り切
りし、各スイッチの機能を実現している。なお、内外気
スイッチ58においても、その周囲におけるパネル部5
1の表面には、スライド領域の両端に、エアーの吹き込
み口が車外であることを意味する図形と車内であること
を意味する図形とがそれぞれ描かれている。
【0018】次に、上記したロータリスイッチのうち、
エアコンスイッチ10を例に、その構成および動作につ
いて説明する。図1(A)は、エアコンスイッチ10の
要部を例示する正面図、図1(B)は、そのB−B線断
面図である。エアコンスイッチ10は、ケース12内
に、所定の接点を有する基板14と、ノブボディ16と
を備える。基板14は、ケース12内に組み込み固定さ
れており、ケース12末端のコネクタ部15内部に設け
られた図示しないコネクタピンと接続している。基板1
4上に設けた接点の開閉信号は、このコネクタピンを介
して図示しない空調制御装置に送信される。
【0019】ノブボディ16は、ケース12内部に組み
込まれた本体部18と、この本体部18からケース12
外部に延出したシャフト20とに大別することができ
る。ここで、本体部18の端部である環状部18aは、
その外周でケース12の内周壁面12aに支持されてお
り、シャフト20の基部20aは、その外周でケース1
2の開口部壁面12bに支持されている。このため、ノ
ブボディ16は、シャフト20の中心軸を中心として回
動自在となっている。また、ノブボディ16の本体部1
8には、剛球22がスプリング24と共に組み込まれて
おり、この剛球22は、ケース12内部に形成された突
起部26と当接している。突起部26の端面には凹部が
形成されており、この凹部に、剛球22が嵌まり込んで
いる。なお、このような、ケース12内部に形成する突
起体端部に設けられた凹部は、操作ノブ30の回動操作
位置に対応して複数箇所設けられており、このエアコン
スイッチ10では、「OFF」位置と「A/C」位置と
に対応する2箇所が設けられている。従って、操作ノブ
30を回動操作したときには、「OFF」位置と「A/
C」位置とにおいて、剛球22が、対応する凹部に嵌ま
り込むことで、適当な節度感を得ることができる。
【0020】このほか、ノブボディ16は、環状部18
a側の端面にコンタクト28を備えている。このコンタ
クト28は、一端がノブボディ16に固定されており、
他端は基板14に接している。従って、ノブボディ16
が回動すると、コンタクト28も一体となって移動し、
基板24上の接点を開閉する。
【0021】操作ノブ30は、操作者の手で摘まれて操
作されるツマミ部32と、その基部の円盤部34と、円
盤部34の裏面から突出したシャフト固定部36とを備
えている。このシャフト固定部36の内壁に形成された
シャフト嵌合孔36aにシャフト20が嵌め込まれてい
る。従って、ツマミ部32を摘んで回動操作すると、操
作ノブ30とノブボディ16は一体となって回動する。
【0022】次に、本実施例の要部に対応する夜間照明
時の構成と動作について説明する。上記のように構成さ
れたエアコンスイッチ10では、昼間使用時において
は、周囲のパネル部51上に描かれた記号や文字を明確
に視認可能であり、さらに、一端がこれらの記号や文字
の位置を指し示すツマミ部32の回動角度も容易に視認
できる。従って、昼間使用時には、一瞥するだけでスイ
ッチの動作状況を知ることができる。しかしながら、夜
間使用時においては、パネル部51上の記号や文字、あ
るいは、ツマミ部32の回動角度の視認が困難になる。
そこで、エアコンスイッチ10では、夜間使用時におい
て、スイッチの動作状況に対する視認性を高めるため
に、操作ノブ30上の照明部38に対する夜間照明が行
なわれる。以下、これを実現する構成について説明す
る。
【0023】操作ノブ30が固定されるシャフト20に
は、その中心軸と同心にシャフト貫通孔21が貫通して
形成されており、このシャフト貫通孔21は、これと同
心に本体部18に形成された本体部貫通孔19a、19
bと連続している。これら貫通孔の中心軸と同軸上に
は、基板14上においてLED40が固定されており、
このLED40は、本体部貫通孔19b内に位置する。
LED40は、このエアコンスイッチ10を備えた自動
車において、ライトスイッチが点灯されると同時に点灯
される。点灯されたLED40の光は略直進し、本体部
貫通孔19b、19aからシャフト貫通孔21を介して
操作ノブ30内部に至る。
【0024】操作ノブ30は、透光性部材によって形成
されており、その外表面は、遮光性の被膜44によって
覆われている。ここで、操作ノブ30のツマミ部32上
には、照明部38が設けられている。この照明部38と
は、操作ノブ30を覆う遮光性の被膜44の一部を、レ
ーザー加工することによって取り除いた構造である。ま
た、シャフト嵌合孔36aは、途中で所定の角度で折れ
曲がって光路42となり、照明部38の位置で操作ノブ
30の表面に到達する。従って、操作ノブ30の内部で
シャフト嵌合孔36aに伝えられたLED40の光は、
透光性部材で形成された操作ノブ30内部の壁面で反射
されながら照明部38に到達する。操作ノブ30は、遮
光性の被膜44によって覆われているため、外部からみ
たときには、この被膜を取り除いた照明部38だけが照
明されていることになる。
【0025】ここで、操作ノブ30を形成する透光性部
材は、ポリカーボネイト樹脂等、適当な強度を有し、加
工が容易な透光性の樹脂の中から、コスト等を考慮して
選択すればよい。なお、「透光性」とは、透明に限らず
半透明の場合も含んでおり、また、着色されている場合
も含んでいる。従って、一般には遮光性と分類される樹
脂であっても、操作ノブ30の厚みが薄いので透光性と
なる場合もある。
【0026】また、操作ノブ30を覆う遮光性の被膜4
4は、ラッカー系等の遮光性の黒色塗料を塗布したもの
の他、金属メッキなど他の遮光性被膜を形成することと
してもよい。
【0027】以上説明した本実施例の照明機構付きロー
タリスイッチによれば、光源が操作ノブの回動の中心軸
と略同軸上に固定されており、この光源からの光は略直
進して操作ノブ内に導かれる。従って、操作ノブの回動
状態によって光量が変化することがなく、充分かつ安定
した光量での照明を行なうことができる。また、外部の
光源からの光を、ライトガイドによって導き入れる必要
がないため、ロータリスイッチの取り付け位置周辺部の
構成を簡素化することができ、スイッチ周辺部が大型化
することもない。さらに、部品点数を低減することがで
き、スイッチの組み付け作業も容易になる。ロータリス
イッチ内部においては、光源の光を操作ノブ内部に導く
光路は中空構造となっているため、スイッチの組み立て
時において、ライトガイドなどの導光体を光源の周辺部
に組み入れる煩雑さがない。ライトガイドを組み入れる
必要がない分、部品点数を低減することもできる。
【0028】さらに、本実施例のロータリスイッチで
は、操作ノブを透光性部材で形成し、操作ノブの内部で
反射させることによって、光源の光を照明部に導いてい
る。従って、操作ノブ内部に別部材の導光体を組み入れ
る必要がないため、製造工程が簡略化され、部品点数を
低減することもできる。
【0029】また、以上説明した実施例では、操作ノブ
30全体を透光性部材で形成し、これを遮光性の被膜で
覆うこととしたが、図3に示したエアコンスイッチ10
Bのように、遮光性の樹脂素材(例えばABS樹脂等)
で形成した操作ノブにおいて、光路42Bの壁面に反射
部を設け、LED40からの光を照明部38Bに導く構
成も好適である。このとき、光路42Bの壁面全体に上
記反射部を設けてもよいし、光路42Bの壁面のうち、
斜面42aを含む一部だけに反射部を設けてもよい。こ
のような反射部は、ラッカー系等の薄膜の塗布や吹き付
け、あるいは貼り付けによって実現可能である。ここ
で、図3に示したエアコンスイッチ10Bでは、照明部
38Bに透光性のレンズ39Bを嵌め込んで、光を散乱
させることによって照明の視認性を高めている。このレ
ンズ39Bは、図示したような薄いレンズ状である必要
はなく、光路42B内に任意の形状で延出し、光路内で
反射される光を照明部に導くライトガイドとしての働き
を持たせてもよい。
【0030】上述したエアコンスイッチ10および10
Bでは、内蔵するLEDによる照明部の照明を夜間照明
としたが、上記の構成を利用して、このロータリスイッ
チに対応する装置が異常駆動されたときにLEDを点滅
させ、この異常を知らせることも可能である。エアコン
スイッチ10は、その内部接点が開閉されたときに、空
調制御装置に駆動信号を送って、エアコンのコンプレッ
サの駆動を開始または停止させる。ここで、コンプレッ
サが異常駆動したときには、空調制御装置がこの異常を
検知してLED40の点灯を制御してこれを点滅させ
る。このような構成とすれば、コンプレッサが異常駆動
したときには照明部が点滅するため、使用者はこの異常
を直ちに知ることができる。
【0031】このように、照明部の点滅によって異常信
号を送るときには、通常の夜間照明の時とは照明の光の
色を変える構成も好適である。例えば、ロータリスイッ
チ内部の基板上に、緑色のLEDと赤色のLEDを近接
して備え、通常の夜間照明時には緑色のLEDを点灯
し、異常駆動時には赤色のLEDを点滅させることとす
ればよい。この場合には、それぞれ異なる発光色のLE
Dを2個備えておくだけで、異常時と通常の夜間照明の
区別が明瞭となり、視認性が向上する。もとより、上述
したように照明の光の色を変えない場合には、光源はL
EDである必要はなく、ランプを用いてもよい。
【0032】なお、エアコンスイッチ10以外の風量ス
イッチ52、吹き出しスイッチ54および温度スイッチ
56も同様の構成を備えることは勿論である。ここで、
エアコンスイッチ10や風量スイッチ52では、照明部
を照明して各操作ノブの回動状態を視認可能とすれば、
各スイッチの動作状態は容易に識別できる。しかしなが
ら、吹き出しスイッチ54や温度スイッチ56では、操
作ノブの回動状態からだけでは、そのスイッチの動作状
態を直ちに判別できないおそれがある。そこで、このよ
うな場合には、周囲のパネル部51上に描かれた記号等
も照明することとしてもよい。これらパネル部51上の
表示は、スイッチ操作によって移動することがないた
め、周辺スイッチの夜間照明ランプの光をライトガイド
を利用して導くことにより、安定した光量での照明を容
易に実現できる。
【0033】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々なる
様態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施例であるエアコンスイッ
チ10の構成を例示する正面図および断面図である。
【図2】コントロールパネル50を例示する平面模式図
である。
【図3】エアコンスイッチ10Bの構成を例示する断面
図である。
【符号の説明】
10、10B…エアコンスイッチ 12…ケース 12a…内周壁面 12b…開口部壁面 14…基板 15…コネクタ部 16…ノブボディ 18…本体部 18a…環状部 19a、19b…本体部貫通孔 20…シャフト 20a…基部 21…シャフト貫通孔 22…剛球 24…スプリング 24…基板 26…突起部 28…コンタクト 30…操作ノブ 32…ツマミ部 34…円盤部 36…シャフト固定部 36a…シャフト嵌合孔 38、38B…照明部 39B…レンズ 40…LED 42、42B…光路 42a…斜面 44…遮光性被膜 50…コントロールパネル 51…パネル部 52…風量スイッチ 53…操作ノブ 53a…照明部 54…吹き出しスイッチ 56…温度スイッチ 58…内外気スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動操作される操作ノブを有し、該操作
    ノブの回動に伴って位置が変わる照明部を、該操作ノブ
    上に設けた照明機構付きロータリスイッチであって、 前記操作ノブの回動操作に伴って該操作ノブと一体で回
    動するシャフトに、該シャフトの軸方向に亘って中空部
    を形成し、 前記中空部に光を入射可能な位置に、前記照明部を照明
    する光源を備え、 該光源の点灯時には、前記シャフト内部に形成された中
    空部を光路として、該光源の光を前記操作ノブ内部に導
    き、 前記操作ノブの内部に光反射部を設けることにより、前
    記光源からの光を前記照明部まで導く照明機構付きロー
    タリスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記操作ノブを透光性部材で形成するこ
    とによって、前記光反射部を形成し、該操作ノブを前記
    照明部を除いて遮光性の被膜で覆った請求項1記載の照
    明機構付きロータリスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記光反射部が、前記光路と同軸上に設
    けられた反射面である請求項1記載の照明機構付きロー
    タリスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記光源が発光ダイオードである請求項
    1ないし3記載の照明機構付きロータリスイッチ。
JP29907995A 1995-10-23 1995-10-23 照明機構付きロータリスイッチ Pending JPH09115389A (ja)

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JP29907995A JPH09115389A (ja) 1995-10-23 1995-10-23 照明機構付きロータリスイッチ

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JP29907995A JPH09115389A (ja) 1995-10-23 1995-10-23 照明機構付きロータリスイッチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100779437B1 (ko) * 2005-04-28 2007-11-26 알프스 덴키 가부시키가이샤 조광식 회전형 전기 부품
KR101255365B1 (ko) * 2003-05-24 2013-04-17 프레 게엠베하 조작패널용 회전노브
CN103994398A (zh) * 2013-02-20 2014-08-20 新音科技股份有限公司 具有光晕效果的音效控制装置及其光晕产生方法

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