JPH09115365A - ケーブルの表面印刷方法 - Google Patents
ケーブルの表面印刷方法Info
- Publication number
- JPH09115365A JPH09115365A JP7266595A JP26659595A JPH09115365A JP H09115365 A JPH09115365 A JP H09115365A JP 7266595 A JP7266595 A JP 7266595A JP 26659595 A JP26659595 A JP 26659595A JP H09115365 A JPH09115365 A JP H09115365A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- printing
- ink
- printing method
- photosensitive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】印刷表面の平滑性に関係なく極力大きくかつ明
瞭な欠けのない印刷を行える、改良されたケーブルの表
面印刷方法を提供すること。 【解決手段】ケーブルの表面に、予め感光性樹脂をイン
ク状に溶かした感光性インクを塗布し、その感光性イン
ク塗布面に光を当てることにより印字する方法からな
る。光の当て方は、印刷する文字のマスクを通して光を
照射する方法が良い。また、感光性樹脂は、紫外線で硬
化する樹脂材料であるか、電子線で硬化する樹脂材料で
あるか、赤外線で硬化する樹脂材料であるか、X線で硬
化する樹脂材料であることが望ましい。
瞭な欠けのない印刷を行える、改良されたケーブルの表
面印刷方法を提供すること。 【解決手段】ケーブルの表面に、予め感光性樹脂をイン
ク状に溶かした感光性インクを塗布し、その感光性イン
ク塗布面に光を当てることにより印字する方法からな
る。光の当て方は、印刷する文字のマスクを通して光を
照射する方法が良い。また、感光性樹脂は、紫外線で硬
化する樹脂材料であるか、電子線で硬化する樹脂材料で
あるか、赤外線で硬化する樹脂材料であるか、X線で硬
化する樹脂材料であることが望ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、品質保証用あるい
は識別用の文字または標識をケーブルの表面に施すため
の印刷方法の提供に関する。ここで、「ケーブル」なる
用語は、ケーブルのみならず電線を含み得るものとす
る。
は識別用の文字または標識をケーブルの表面に施すため
の印刷方法の提供に関する。ここで、「ケーブル」なる
用語は、ケーブルのみならず電線を含み得るものとす
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーブルの識別用の文字(数字を
含む)または標識(以下、これらを総称して標識と称す
る。)は、ケーブルの表面に印刷して設けていた。
含む)または標識(以下、これらを総称して標識と称す
る。)は、ケーブルの表面に印刷して設けていた。
【0003】図2は、ケーブルの表面印刷方法の従来例
を示したもので、標識5に相応するものを刻印した平形
印刷ロール2に、へら3にてインク4を載せ、このイン
ク付きの印刷ロール2と押さえロール6との間にケーブ
ル1を走行させ、この際印刷ロール2をケーブル1の表
面に押しつけることにより標識を転写する方法からな
る。
を示したもので、標識5に相応するものを刻印した平形
印刷ロール2に、へら3にてインク4を載せ、このイン
ク付きの印刷ロール2と押さえロール6との間にケーブ
ル1を走行させ、この際印刷ロール2をケーブル1の表
面に押しつけることにより標識を転写する方法からな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
れば、次のような問題点が見いだされる。即ち、ケーブ
ル1の横断面形状は一般に円形であり、押しつけられた
印刷ロール2とケーブル1の表面が接触する限られた範
囲でのみ印刷が可能である。このため、印刷ロール2の
表面をケーブル表面の曲率に合わせたものを使用する曲
面印刷方法も提案されているが、印刷ロールの数をケー
ブルの種類に合わせた数だけ用意していなければならず
高価なものとなってしまう。このため、一般的に上述し
た平型の印刷ロール2を使用した印刷が行われてきた。
れば、次のような問題点が見いだされる。即ち、ケーブ
ル1の横断面形状は一般に円形であり、押しつけられた
印刷ロール2とケーブル1の表面が接触する限られた範
囲でのみ印刷が可能である。このため、印刷ロール2の
表面をケーブル表面の曲率に合わせたものを使用する曲
面印刷方法も提案されているが、印刷ロールの数をケー
ブルの種類に合わせた数だけ用意していなければならず
高価なものとなってしまう。このため、一般的に上述し
た平型の印刷ロール2を使用した印刷が行われてきた。
【0005】かかる平型印刷ロール2による印刷におい
ては、平型印刷ロール2とケーブル1との相対的な位置
の印刷中の変動や、ケーブル表面の平滑性等を考慮する
と、完全な印刷を達成するためには、標識のサイズをさ
らに小さく制約したり、ロールの押しつける力を強くし
なければならなかった。
ては、平型印刷ロール2とケーブル1との相対的な位置
の印刷中の変動や、ケーブル表面の平滑性等を考慮する
と、完全な印刷を達成するためには、標識のサイズをさ
らに小さく制約したり、ロールの押しつける力を強くし
なければならなかった。
【0006】しかしながら、印刷ロールを強く押しつけ
過ぎると、ケーブルが扁平化する恐れが出てくる。ま
た、へら3によるインクの載せ具合の微妙な調整によ
り、印刷がにじんだり、余計な筋が入ったり、ケーブル
が汚れたりする等の問題が生じ易いのである。
過ぎると、ケーブルが扁平化する恐れが出てくる。ま
た、へら3によるインクの載せ具合の微妙な調整によ
り、印刷がにじんだり、余計な筋が入ったり、ケーブル
が汚れたりする等の問題が生じ易いのである。
【0007】尚、印刷ロールを使用しない印刷方法例え
ば、インクジェット印刷方法があるが、印刷スピードの
低下やインクの噴出料の調整の難しさ、印刷の鮮明さの
低下等の新たな問題が生じてくる。
ば、インクジェット印刷方法があるが、印刷スピードの
低下やインクの噴出料の調整の難しさ、印刷の鮮明さの
低下等の新たな問題が生じてくる。
【0008】元来、標識は、ケーブル線心やケーブルの
識別のために設けられるものであり、その意味では、極
力大きくかつ欠け等のないことが取り扱い上重要となっ
てくる。
識別のために設けられるものであり、その意味では、極
力大きくかつ欠け等のないことが取り扱い上重要となっ
てくる。
【0009】そこで、本発明の解決すべき課題は、印刷
表面の平滑性に関係なく極力大きくかつ明瞭な欠けのな
い印刷を行える、改良されたケーブルの表面印刷方法を
提供することにある。
表面の平滑性に関係なく極力大きくかつ明瞭な欠けのな
い印刷を行える、改良されたケーブルの表面印刷方法を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明により提供するケ
ーブルの表面印刷方法は、ケーブルの表面に、予め感光
性樹脂をインク状に溶かした感光性インクを塗布し、そ
の感光性インク塗布面に光を当てることにより印字する
方法からなる。
ーブルの表面印刷方法は、ケーブルの表面に、予め感光
性樹脂をインク状に溶かした感光性インクを塗布し、そ
の感光性インク塗布面に光を当てることにより印字する
方法からなる。
【0011】上記の方法において、光の当て方は、印刷
する文字のマスクを通して光を照射する方法が良い。
する文字のマスクを通して光を照射する方法が良い。
【0012】また、感光性樹脂は、紫外線で硬化する樹
脂材料であるか、電子線で硬化する樹脂材料であるか、
赤外線で硬化する樹脂材料であるか、X線で硬化する樹
脂材料であることが望ましい。因みに、紫外線で硬化す
る樹脂材料としては、ポリビニルアジドベンザルがあ
る。
脂材料であるか、電子線で硬化する樹脂材料であるか、
赤外線で硬化する樹脂材料であるか、X線で硬化する樹
脂材料であることが望ましい。因みに、紫外線で硬化す
る樹脂材料としては、ポリビニルアジドベンザルがあ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例にして、
ケーブルの表面印刷方法を模式化して示している。この
図から明らかなように、本実施例の方法は、先ず、ケー
ブル1の表面に感光性インク7を塗布する。その後、標
識の型をくり抜いたマスク8をケーブル1の感光性イン
ク7塗布面上にかざし、その上から光9を照射する。そ
れにより感光性インク7の光照射部分が硬化する。そし
て、余計なインクを取り除くため、洗浄材10を垂らす
あるいは噴霧して非硬化状態の感光性インクを流し落と
す。
ケーブルの表面印刷方法を模式化して示している。この
図から明らかなように、本実施例の方法は、先ず、ケー
ブル1の表面に感光性インク7を塗布する。その後、標
識の型をくり抜いたマスク8をケーブル1の感光性イン
ク7塗布面上にかざし、その上から光9を照射する。そ
れにより感光性インク7の光照射部分が硬化する。そし
て、余計なインクを取り除くため、洗浄材10を垂らす
あるいは噴霧して非硬化状態の感光性インクを流し落と
す。
【0014】具体例としては次の通り。光源:紫外線、
感光性インク:ポリビニルアジドベンザル、洗浄剤:
水。
感光性インク:ポリビニルアジドベンザル、洗浄剤:
水。
【0015】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、印
刷表面の平滑性に左右されることなく印刷の完全さ、鮮
明さを提供することができ、すぐれた品質保証機能を表
示することができる。また標識文字の大きさも拡大する
ことができ、識別がし易くなる効果がある。従って、印
刷表面の平滑性に関係なく極力大きくかつ明瞭な欠けの
ない印刷を行える、改良されたケーブルの表面印刷方法
を提供するという所期の目的を達成することができる。
刷表面の平滑性に左右されることなく印刷の完全さ、鮮
明さを提供することができ、すぐれた品質保証機能を表
示することができる。また標識文字の大きさも拡大する
ことができ、識別がし易くなる効果がある。従って、印
刷表面の平滑性に関係なく極力大きくかつ明瞭な欠けの
ない印刷を行える、改良されたケーブルの表面印刷方法
を提供するという所期の目的を達成することができる。
【図1】本発明の実施例にして、ケーブルの表面印刷方
法を模式化した説明図。
法を模式化した説明図。
【図2】従来例にして、ケーブルの表面印刷方法を模式
化した説明図。
化した説明図。
1 ケーブル 7 感光性インク 8 マスク 9 光源 10 洗浄剤
Claims (6)
- 【請求項1】ケーブルの表面に、予め感光性樹脂をイン
ク状に溶かした感光性インクを塗布し、その感光性イン
ク塗布面に光を当てることにより印字する、ケーブルの
表面印刷方法。 - 【請求項2】印刷する文字のマスクを通して光を照射す
る、請求項1記載の印刷方法。 - 【請求項3】感光性樹脂が紫外線で硬化する樹脂材料で
ある、請求項1記載の印刷方法。 - 【請求項4】感光性樹脂が電子線で硬化する樹脂材料で
ある、請求項1記載の印刷方法。 - 【請求項5】感光性樹脂が赤外線で硬化する樹脂材料で
ある、請求項1記載の印刷方法。 - 【請求項6】感光性樹脂がX線で硬化する樹脂材料であ
る、請求項1記載の印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7266595A JPH09115365A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | ケーブルの表面印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7266595A JPH09115365A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | ケーブルの表面印刷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09115365A true JPH09115365A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17433000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7266595A Pending JPH09115365A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | ケーブルの表面印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09115365A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015082364A (ja) * | 2013-10-21 | 2015-04-27 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤーハーネス及び被覆電線 |
CN105984145A (zh) * | 2015-01-30 | 2016-10-05 | 浙江伟星实业发展股份有限公司 | 一种表面打印纽扣的制备方法 |
CN114613556A (zh) * | 2022-03-26 | 2022-06-10 | 江西科惠达实业有限公司 | 用于电线电缆制造的喷码印字装置 |
-
1995
- 1995-10-16 JP JP7266595A patent/JPH09115365A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015082364A (ja) * | 2013-10-21 | 2015-04-27 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤーハーネス及び被覆電線 |
CN105984145A (zh) * | 2015-01-30 | 2016-10-05 | 浙江伟星实业发展股份有限公司 | 一种表面打印纽扣的制备方法 |
CN114613556A (zh) * | 2022-03-26 | 2022-06-10 | 江西科惠达实业有限公司 | 用于电线电缆制造的喷码印字装置 |
CN114613556B (zh) * | 2022-03-26 | 2023-05-09 | 江西科惠达实业有限公司 | 用于电线电缆制造的喷码印字装置 |
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