JPH09115344A - ワイヤーハーネス用フラット電線及びその製造 - Google Patents

ワイヤーハーネス用フラット電線及びその製造

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JPH09115344A
JPH09115344A JP27146395A JP27146395A JPH09115344A JP H09115344 A JPH09115344 A JP H09115344A JP 27146395 A JP27146395 A JP 27146395A JP 27146395 A JP27146395 A JP 27146395A JP H09115344 A JPH09115344 A JP H09115344A
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JP
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wire
parallel
electric wire
machine
wires
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JP27146395A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Suzuki
俊秋 鈴木
Yoshinobu Ota
好信 太田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で端子を圧接し易いフラット電線を得
る。 【解決手段】 複数の単芯絶縁被覆電線aを一平面上に
並列して、グリッパ30、切断機40および補強テープ
貼付機50に通過させ、その通過端を、調尺・引き出し
機60のチャック63で把持し、そのチャック63を前
進させて並列電線aを貼付機50から所要長さを引き出
し、その後、貼付機50により補強テープ51を並列電
線幅方向全長に貼付して各電線aを一体に固定する。こ
の各作用を繰り返して、並列電線aの長さ方向適宜位置
に補強テープを貼付し、その各貼付の際、複数の電線a
の内、任意の電線aに対し、加工要求に応じて、補強テ
ープの貼付部後側で切断する。全ての並列電線aの切断
後は、グリップ30でもって並列電線aを把持して、そ
の並列電線aの切断端を上記調尺・引き出し機60のチ
ャック位置まで移動させて上記チャック63により把持
させ、以後、上記作用を繰り返してワイヤーハーネス用
フラット電線を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の絶縁被覆
電線を一平面上に並列したワイヤーハーネス用フラット
電線及びその製造方法並びに製造装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】自動車内の電装品間はワイ
ヤーハーネスによって電気的に接続される。そのワイヤ
ーハーネスは、図10に示すように各コネクタC間を絶
縁被覆電線aによって接続したものであり、各電線aは
一本づつ各コネクタCに端子でもって挿入接続するのが
一般的である。しかし、この電線一本づつの挿入作業は
煩わしく、コストアップの原因となっている。
【0003】ここで、図11に示す、いわゆるフラット
電線P’の使用が考えられる。この電線P’は、複数の
単芯電線aが並列されて一体になっているため、各電線
aがバラバラにならず、取扱い易いうえに、圧接端子を
同時に複数の電線aに接続し得るため(図12、図7
(b)、(c)参照)非常に有意義なものである。
【0004】しかしながら、同図のごとく、各電線aの
絶縁被覆は連なった一体ものであり、同数の単芯電線被
覆電線aに比べれば、非常に高いものである。ワイヤー
ハーネスは非常に多くの配線を行うため、電線P’(電
線a)の単価はでき得るかぎり安いことが好ましい。
【0005】また、ワイヤーハーネスWは、例えば図1
0に示すように、ジョイントボックスBから各電装品D
に配索される場合、ジョイントボックスBから遠ざかる
につれて電線aの数も減少していく。このようなワイヤ
ーハーネスWを図11のフラット電線P’でもって形成
しようとすると、通常、図12に示すようにコネクタC
との接続は圧接端子bによって行う(図7(b)、
(c)参照)。このとき、分岐後のフラット電線aは不
要なものとなっている(図12中、a’)。不要なもの
は除去することがコスト面から有利であるが、絶縁被覆
が一体の電線P’では、その除去は却ってコストアップ
となる。
【0006】また、各分岐部における圧接端子bの位置
は、図12に示すように隣り合うものでなく、ランダム
になる場合が多い。ジョイントボックス部のコネクタ端
子位置と各分岐部のコネクタの端子位置がメーカーの異
なる各電装品によって相違するからである。このため、
同図から理解できるように、同時に圧接される端子bの
間隔も相違し、端子圧接作業も煩雑となる。端子b間が
一定であれば、作業も簡単となる。また、端子間隔が相
違すれば、切断する電線a間に必要な電線aがあって、
不用な電線a’の除去も非常にむずかしい。
【0007】この発明は、以上の状況の下、ワイヤーハ
ーネスに使用し得るフラット電線のコストダウンを図る
ことを第1の課題とし、端子の圧接がし易いフラット電
線とすることを第2の課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】まず、第1の課題を達成
するために、請求項1、3及び5記載の発明を成し、そ
の請求項1記載発明は、複数の単芯絶縁被覆電線を一平
面上に並列し、その長さ方向適宜個所において、並列幅
方向全長に亘る補強テープを貼付して前記各電線を一体
に固定したワイヤーハーネス用フラット電線であって、
上記各電線の一端は揃えられて上記補強テープによって
一体に固定され、各電線の他端は、それぞれ所要長さで
切断されて、前記補強テープによって一体に固定されて
いるものとしたのである。
【0009】このフラット電線は、複数の単芯絶縁被覆
電線を補強テープで一体にしたものであるため、図11
のものに比べれば、構造も簡単で安価となる。また、絶
縁被覆電線は必要最小限の径のもの、例えば1mm径程度
又はそれ以下の径のものを採用することができ、各電線
の径が異なるものにも容易に採用し得る。
【0010】請求項3記載の発明は、その請求項1記載
のフラット電線を製造する方法であって、複数の単芯絶
縁被覆電線を一平面上に並列に、グリッパ、切断機およ
び補強テープ貼付機に通過させ、その通過端を、調尺・
引き出し機のチャックで把持し、そのチャックを前進さ
せて前記並列電線を前記補強テープ貼付機から所要長さ
を引き出し、その後、補強テープ貼付機により補強テー
プを並列電線幅方向全長に貼付して各電線を一体に固定
し、上記各作用を繰り返して、並列電線の長さ方向適宜
位置に上記補強テープを貼付し、その各貼付の際、複数
の電線の内、任意の電線に対し、加工要求に応じて、上
記切断機により、その任意の電線を補強テープの貼付部
後側で切断し、全ての並列電線の切断後は、上記グリッ
プでもって並列電線を把持して、その並列電線の切断端
を上記調尺・引き出し機のチャック位置まで移動させて
上記チャックにより把持させ、以後、上記作用を繰り返
すようにしたものである。
【0011】請求項5記載の発明は、同じく請求項1記
載のフラット電線を製造する装置であって、グリッパ、
切断機、補強テープ貼付機及び調尺・引き出し機が直線
上に配置され、複数の単芯絶縁被覆電線が一平面上に並
列にされて、それらのグリップ等に通過し、上記調尺・
引き出し機は、そのチャックが上記並列電線の通過端を
把持して所要長さ引き出すものであり、上記補強テープ
貼付機は、補強テープを並列電線幅方向全長に貼付して
各電線を一体に固定するものであり、上記切断機は、各
電線の内の任意の電線を切断し得るようになっており、
上記グリップは、並列電線が全て切断された際、並列電
線を把持してその切断端を上記調尺・引き出し機のチャ
ック位置まで移動させるものとしたのである。
【0012】つぎに、第1の課題に加えて、第2の課題
を達成するために、請求項2、4及び6記載の発明を成
し、その請求項2記載の発明は、上記請求項1記載のワ
イヤーハーネス用フラット電線であって、各電線の他端
は等ピッチで並列されて上記補強テープにより一体に固
定されているものとしたのである。
【0013】このフラット電線は、各単芯電線の切断端
において、各電線が等ピッチで並んでいるため、その部
分において、端子圧接する際、端子間が一定となる場合
が多い等の利点が生じて、端子圧接接続作業が円滑化す
る。
【0014】請求項4記載の発明は、その請求項2記載
のフラット電線を製造する方法であって、上記請求項3
記載のワイヤーハーネス用フラット電線を製造する方法
において、切断した電線を寄せて各電線の並列方向を所
要ピッチにして上記補強テープの貼付を行うようにした
のである。
【0015】請求項6記載の発明は、同じく請求項2記
載のフラット電線を製造する装置であって、請求項5記
載のワイヤーハーネス用フラット電線の製造装置におい
て、上記切断機の後段に電線寄せ機を配置し、この電線
寄せ機は、切断された電線を寄せて各電線の並列方向を
所要ピッチにするものであるものとしたのである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1乃至図4に、製造装置の一実
施形態を示し、この装置は、単芯絶縁被覆電線aを供給
するゾーン10、電線aのねじれを矯正するゾーン2
0、並列した電線aを挾持するゾーン30、電線aを切
断するゾーン40、補強テープを貼付するゾーン50、
及び電線aの調尺・引き出しゾーン60とから成る。供
給ゾーン10を除き他のゾーン20は、基台100上に
設けられている。
【0017】供給ゾーン10は、複数のサプライスタン
ド11を有し、この各スタンド11に電線aの巻回束1
2を嵌めて、各巻回束12から電線aを導き出す。スタ
ンド11の数は、製造するフラット電線Pの電線a数に
よって適宜に選定する。例えば、10本なら10個備
え、実施形態では電線aが6本のフラット電線Pを製造
するため、6個備えている。
【0018】矯正ゾーン20は、前後にピンを並列した
電線ガイド21、22を有し、前側のガイド21によっ
てサプライスタンド11からの各電線aを一定間隔にす
る。一方、後側のガイド22は、矯正機23によってね
じれ(巻きぐせ)の矯正された電線aを、フラット電線
Pの電線aの間隔に規制する。
【0019】矯正機23は、図1に示すように隣接する
電線aに対し前後のローラ群からなり、図4に示すよう
に、上下面を挾むローラ23a……と側面を挾むローラ
23b……を対にして並べたものである。その対のロー
ラ23a又は23bはその一方がばね24でもって押圧
され、この押圧力によるローラ23a、23bの圧接に
よって電線aの巻きぐせを矯正する。
【0020】電線aの挾持ゾーン30は、図1乃至図3
に示すように、溝ガイド31とその溝ガイド31を通る
電線aを押圧して係止するグリップ35とからなる。溝
ガイド31は上下に二分割された扁平部材31a、31
bとからなって、その間全長に亘って溝32が形成され
ており、各溝32に前述のガイド22からの電線aが導
かれる。溝ガイド31は図示しないエアシリンダによっ
て前後に移動される。
【0021】グリップ35は、図3に示すように押圧台
36とそれを動かすエアシリンダ37とから成り、押圧
台36の下面に各溝32に入る押圧子36aが設けられ
ており、エアシリンダ37により、押圧台36が下降さ
れると、各押圧子36aが溝32内の電線aを押圧して
グリップする。押圧台36が上昇すれば、電線aは溝3
2内を移動可能になるが溝32間の抵抗によって妄りに
は動かない。
【0022】電線切断ゾーン40は、図1、図2に示す
ように上カッター41、下カッター42及び両カッター
41、42を上下動させるエアシリンダ43とから成
る。下カッター42には、溝ガイド31の溝32に連続
する溝42a……が形成され、その前縁が刃42bとな
っている。上カッター41は、下カッター42の各溝4
2aにそれぞれ対応する刃41a……から成り、それら
は図示しないエアシリンダによって個々に上下に移動す
る。この刃41aの個々の上下動によって、溝ガイド3
1から送られた電線aは別々任意に切断し得る。
【0023】補強テープ貼付ゾーン50は、図1、図2
に示すように補強テープ51をリール52から送り出す
ローラ53と、その補強テープ51を電線aに融着して
切断する上下の融着ブロック54、55とから成り、電
線aの寄せ機56が付設されている。前記送りローラ5
3が回ると、リール52から補強テープ51が電線aの
下側でその走行方向直角に送り出される。その送り量は
送りローラ53のモータ53aの回転数の制御で行う。
【0024】下融着ブロック54は基台100に固定さ
れ、上融着ブロック55は上下動して常時は上昇してお
り、下降することにより、下融着ブロック54に電線a
及び補強テープ51を介在して圧接し、電線aを補強テ
ープ51に融着するとともに、カッター刃54a、55
aでもって補強テープ51を切断する。
【0025】補強テープ51は、例えば図7(a)に示
すようにポリエチレンテレフタレート(PET)の基材
51a上に塩化ビニール(PVC)系の樹脂51bをコ
ーティングしたものであり、加熱状態で電線aを圧接す
ると、電線aの絶縁被覆は通常PVCのため、溶融した
樹脂51bとその絶縁被覆がスムースに融着して補強テ
ープ51に電線aが強固に融着する。補強テープ51は
融着以外の、例えば、圧着等の周知の接着テープを使用
し得る。
【0026】電線寄せ機56は、図2に示すように、コ
字状をしていて融着ブロック54、55を囲むように配
置されており、その前後の腕に寄せピン56a……を有
している。この寄せ機56は、常時は、下側に退去して
ピン56aが電線aの走行に支障がないようになってお
り、後述の電線aの寄せ作用を行う際には、左右動及び
上昇してピン56aを電線aに係止して電線aの寄せを
行う。すなわち、寄せ機56は図2矢印のごとく上下左
右に移動自在で、寄せる電線aの下面に位置されたの
ち、上昇してピン56a、56a間に電線aを挾み、そ
の後、左右に動くことによりその電線aを寄せる。
【0027】調尺・引き出しゾーン60は、調尺・引き
出し機61と製品排出コンベア65とから成る。調尺・
引き出し機61は、ねじ軸62に電線aのチャック63
をねじ合わせ、このチャック63によって電線aを挾持
し、モータ64によりねじ軸62を所要数回転させるこ
とにより、チャック63を所要長さ移動させ、電線aを
補強テープ融着機(融着ブロック54、55)から所要
長さ引き出す。すなわち、その引き出し量を調節するこ
とにより、調尺が行われ、切断機(カッター41、4
2)によって所要長さに切断される。切断された電線a
は、製品排出コンベヤ65でもって製品受けトレイ66
に払い出される。そのコンベヤ65は製品Pの幅だけ間
尺送りする。この間尺送りにより、コンベヤ65上でも
製品をストックし得る。
【0028】この実施形態は以上の構成であり、つぎに
その作用を図5乃至図9を参照して説明すると、まず、
サプライスタンド11から電線aが溝ガイド31を通っ
て切断機40まで導かれ、その先端がカッター41、4
2によって切り揃えられてグリップ35でもって挾持さ
れている。この状態を図5(a)に示し、この状態から
同図(b)のごとく溝ガイド31が前進して、並列電線
aの先端を調尺・引き出し機61のチャック63の待機
位置まで送り出し、同図(c)のごとく、その端をチャ
ック63で挾持するとともに補強テープ51を貼付して
一体に固定する。このとき、グリップを外した状態で溝
ガイド31は元の位置に退去する。このため、電線aは
容易に引き出し得る。
【0029】次に、同図(d)に示すようにチャック6
3を前進させて電線を引き出し、所要長さ引き出したと
ころで、補強テープ51を貼着し、さらに、製品として
の長さまで引き出し、同図(e)のごとくその時点で、
補強テープ51の貼付を行うとともに、電線aのカット
(切断)を行う。このとき、同図(f)のごとく、その
切断まで補強テープ51を貼付しないようにしてもよ
い。切断後は、同図(g)のごとく、チャック63を少
し前進させたのち、補強テープ51でもって一体化され
た並列電線aすなわちフラット電線Pを離してトレイ6
6に払い出し、チャック63は初期位置(同図(a))
に復帰するとともに、グリップ35で電線aを挾持した
状態で、溝ガイド31が前進してそのチャック63に電
線aを挾持させる。以上の作用が繰り返されて図6に示
すフラット電線Pが連続的に製造される。
【0030】そのフラット電線Pには、図6、図7で示
すように圧接型コネクタCを取付ける。そのコネクタC
は、図7(b)、(c)に示すように、本体70の圧接
続端子71を電線aに圧接し、カバー72を本体70に
嵌めたものである。
【0031】上記フラット電線Pは並列電線aの長さが
同じものであったが、図10に示すワイヤーハーネスW
を構成する場合には、前述のように電線a’が無駄とな
るため、その無駄の電線a’をなくす製造方法を図8に
示す。すなわち、同図(a)〜(c)までの、電線aを
チャック63で挾持するまでは前述と同じであり、同図
(d)のごとく、所要長さ(加工要求に応じた長さ)で
十分な電線aは、その長さまで引き出された(調尺され
た)時点で補強テープ51の貼付とともに、電線aの切
断を行う。同様に、同図(e)、(f)のごとく、それ
ぞれの電線aを所要長さで切断するとともに、補強テー
プ51を貼布し、同図(g)のごとく、段カットされた
フラット電線Pとする。
【0032】この段カットフラット電線Pにおいて、図
12(b)に示したように隣接する電線aが順々に短く
なるものでないもの、すなわち、圧接端子bが電線aを
飛ばして接続されるものでは、電線aも一側から順々に
切断されない。この場合は、図9に示すように、電線寄
せ機56でもって切断後の電線aを寄せて、並列電線a
の切断端の間隔を等ピッチとする。この等ピッチとする
ことにより、コネクタCの小型を図り得る。すなわち、
通常、圧接端子71は、本体70に等ピッチ間隔に設け
られているため、切断端が寄せられれば、その寄せた端
子ピッチ数のコネクタCでよくなるからである。寄せな
ければ、寄せないピッチ数だけ多い端子を有するコネク
タCを必要とする。
【0033】この実施形態では、グリップ35が一度に
並列した全ての電線aを挾持するが、それぞれの電線a
に対し、押圧子36aをそれぞれエアシリンダでもって
移動自在とし、各電線aを別々に挾持し得るようにして
もよい。このようにすると、図8、図9のごとく、途中
切断した電線aを挾持することにより、他の電線aの引
き出し時等のその電線aの妄りな動きを確実に防止し得
る。
【0034】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
安価なワイヤーハーネス用フラット電線となり、その電
線を円滑に得ることができる。
【0035】また、電線を寄せることにより、端子の圧
接接続作用も簡単となり、コネクタの小型化も図り得
て、コストダウンにつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造装置の一実施形態の概略斜視図
【図2】同実施形態の要部拡大斜視図
【図3】同実施形態の電線挾持ゾーンを示し、(a)は
正面図、(b)は要部切断斜視図
【図4】同実施形態の矯正機の概略斜視図
【図5】同実施形態のフラット電線製造説明図
【図6】フラット電線の一実施形態の一部欠如した斜視
【図7】図6の部分図であり、(a)は補強テープ貼付
部の切断側面図、(b)はコネクタ取付部切断側面図、
(c)は端子圧接部の切断要部正面図
【図8】他の実施形態のフラット電線の製造説明図
【図9】他の実施形態のフラット電線の製造説明図
【図10】従来のワイヤーハーネスの説明図
【図11】従来のフラット電線の斜視図
【図12】(a)、(b)ともにワイヤーハーネスの分
岐説明図
【符号の説明】
10 電線供給ゾーン 11 サプライスタンド 12 電線巻回束 20 電線矯正ゾーン 21、22 電線ガイド 23 矯正機 23a、23b 挾みローラ 30 電線挾持ゾーン 31 溝ガイド 32 溝 35 グリップ 36 押圧台 36a 押圧子 40 電線切断ゾーン 41 上カッター 41a 刃 42 下カッター 42a 溝 42b 刃 43 エアシリンダ 50 補強テープ貼付ゾーン 51 補強テープ 52 リール 53 送り出しローラ 54、55 融着ブロック 56 電線寄せ機 56a 寄せピン 60 調尺・引き出しゾーン 61 調尺・引き出し機 62 ねじ軸 63 チャック 65 製品排出コンベヤ 66 製品受けトレイ 70 コネクタ本体 71 圧接端子 72 コネクタカバー a 単芯絶縁被覆電線 B ジョイントボックス C コネクタ D 電装品 P、P’フラット電線 W ワイヤハーネス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 好信 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の単芯絶縁被覆電線aを一平面上に
    並列し、その長さ方向適宜個所において、並列幅方向全
    長に亘る補強テープ51を貼付して前記各電線aを一体
    に固定したワイヤーハーネス用フラット電線Pであっ
    て、 上記各電線aの一端は揃えられて上記補強テープ51に
    よって一体に固定され、各電線aの他端は、それぞれ所
    要長さで切断されて、前記補強テープ51によって一体
    に固定されていることを特徴とするワイヤーハーネス用
    フラット電線。
  2. 【請求項2】 上記複数の単芯絶縁被覆電線aの他端は
    等ピッチで並列されて上記補強テープ51により一体に
    固定されていることを特徴とする請求項1記載のワイヤ
    ーハーネス用フラット電線。
  3. 【請求項3】 複数の単芯絶縁被覆電線aを一平面上に
    並列して、グリッパ30、切断機40および補強テープ
    貼付機50に通過させ、その通過端を、調尺・引き出し
    機60のチャック63で把持し、そのチャック63を前
    進させて前記並列電線aを前記補強テープ貼付機50か
    ら所要長さを引き出し、その後、補強テープ貼付機50
    により補強テープ51を並列電線幅方向全長に貼付して
    各電線aを一体に固定し、 上記各作用を繰り返して、並列電線aの長さ方向適宜位
    置に上記補強テープ51を貼付し、その各貼付の際、複
    数の電線aの内、任意の電線aに対し、加工要求に応じ
    て、上記切断機40により、その任意の電線aを補強テ
    ープ51の貼付部後側で切断し、 全ての並列電線aの切断後は、上記グリップ30でもっ
    て並列電線aを把持して、その並列電線aの切断端を上
    記調尺・引き出し機60のチャック位置まで移動させて
    上記チャック63により把持させ、以後、上記作用を繰
    り返して請求項1記載のワイヤーハーネス用フラット電
    線を製造する方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のワイヤーハーネス用フラ
    ット電線Pを製造する方法において、切断した電線aを
    寄せて各電線aの並列方向を所要ピッチにして上記補強
    テープ51の貼付を行い、請求項2記載のワイヤーハー
    ネス用フラット電線を製造する方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のワイヤーハーネス用フラ
    ット電線を製造する装置であって、 グリッパ30、切断機40、補強テープ貼付機50及び
    調尺・引き出し機60が直線上に配置され、複数の単芯
    絶縁被覆電線aが一平面上に並列にされて、前記グリッ
    プ30、切断機40、補強テープ貼付機50及び調尺・
    引き出し機60を通過し、 上記調尺・引き出し機60は、そのチャック63が上記
    並列電線aの通過端を把持して所要長さ引き出すもので
    あり、 上記補強テープ貼付機50は、補強テープ51を並列電
    線幅方向全長に貼付して各電線aを一体に固定するもの
    であり、 上記切断機40は、各電線aの内の任意の電線aを切断
    し得るようになっており、 上記グリップ30は、並列電線aが全て切断された際、
    並列電線aを把持してその切断端を上記調尺・引き出し
    機60のチャック位置まで移動させるものであることを
    特徴とするワイヤーハーネス用フラット電線Pの製造装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のワイヤーハーネス用フラ
    ット電線Pの製造装置において、 上記切断機44の後段に電線寄せ機56を配置し、この
    電線寄せ機56は、切断された電線aを寄せて各電線a
    の並列方向を所要ピッチにするものであることを特徴と
    する請求項2記載のワイヤーハーネス用フラット電線を
    製造する装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015060707A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 古河電気工業株式会社 フラットケーブルと接続端子の接続方法、フラットケーブル付きコネクタユニットの製造方法、コネクタ集合体、フラットケーブル付きコネクタ、及びフラットケーブル付きコネクタユニット

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JP2015060707A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 古河電気工業株式会社 フラットケーブルと接続端子の接続方法、フラットケーブル付きコネクタユニットの製造方法、コネクタ集合体、フラットケーブル付きコネクタ、及びフラットケーブル付きコネクタユニット

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