JPH09115286A - マルチポートメモリ - Google Patents

マルチポートメモリ

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JPH09115286A
JPH09115286A JP7268440A JP26844095A JPH09115286A JP H09115286 A JPH09115286 A JP H09115286A JP 7268440 A JP7268440 A JP 7268440A JP 26844095 A JP26844095 A JP 26844095A JP H09115286 A JPH09115286 A JP H09115286A
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memory
address
data
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memory cell
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JP7268440A
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Hiroaki Nanbu
博昭 南部
Kazuo Kanetani
一男 金谷
Su Yamazaki
枢 山崎
Takeshi Kusunoki
武志 楠
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチポートメモリにおいて、競合の発生する
確率を低減することと、消費電力及び占有面積を低減す
ることにある。また、半導体で構成した場合に、スイッ
チに競合が発生しても貫通電流が流れないようにして、
消費電力の増大を防止する 【解決手段】mポートメモリを、p(pはm+1以上の
整数)個のサブメモリに分割し、アドレス信号内のある
ビットの信号及び/またはサブメモリのアクセス・デー
タを用いて、p個のサブメモリの内の1つをそれぞれ選
択する。さらに、サブメモリを選択するスイッチを、ア
ドレスバッファとメモリセルアレーの間及び/またはメ
モリセルアレーと出力バッファの間に設ける。さらにス
イッチのオン・オフを制御する複数の信号に、優先順位
を付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチポート半導
体メモリに係り、特にアドレス信号がm(mは2以上の
整数)組入力され、これらアドレス信号に対応するm組
のメモリセルが選択され、情報の読み出し又は書き込み
が並列に行われるマルチポートメモリに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のメモリは、一般にアドレスバッフ
ァ、デコーダ、センス回路、出力回路等が1個ずつしか
配置されていなかったので、アクセスが複数存在して
も、同時には1つしかアクセスできなかった。例えば、
特開平2−166696号公報に記載のメモリが、この
ような例を示している。図2は、上記従来例を示すメモ
リの構成図であり、従来からよく知られているメモリの
構成を示している。図2において、A1〜A4はアドレ
ス入力端子、DOはデータ出力端子、DIはデータ入力
端子である。またABはアドレスバッファ、DECはデ
コーダ、MAはメモリセルアレー、SAはセンスアン
プ、WAは書き込み回路、OBは出力バッファ、WBは
データ入力信号DI及び書き込み信号WE(本図では省
略してある)用のバッファである。図2で括弧で示した
端子及び回路は、書き込み時に必要な端子及び回路であ
り、DI,WA,WBはそれぞれDO,SA,OBと並
列に設けるべきものであるが、ここでは省略して示して
いる。また、ドライバ回路の記載も図では省略されてい
る。ところで、近年プロセッサの高性能化を図るため
に、演算処理の並列化が進んでいる。演算処理の並列化
が進むと、演算に必要なデータの読み出し及び演算結果
の書き込みのため、メモリへのアクセスが頻繁に発生す
る。しかし、図2に示したメモリでは、入出力ポートが
1つしかないため、メモリへのアクセスを並列化するこ
とができず、プロセッサの性能を制限するようになって
きている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、発明者等は、
本発明に先立って、メモリへのアクセスを並列化するこ
とができる2ポートのメモリを検討した。図3は、本発
明に先立って検討したマルチポートメモリの例を示す構
成図である。図3で、A11〜A14、DO1、DI1
は第1のポートに対応するアドレス入力端子、データ出
力端子、データ入力端子であり、A21〜A24、DO
2、DI2は第2のポートに対応するアドレス入力端
子、データ出力端子、データ入力端子である。また、本
図ではアドレス入力信号A14及びA24で制御される
スイッチSW1,SW2,SW3,SW4を設けてい
る。例えば、スイッチSW1はA14が”0”の時、A
11〜A14がAB1に入力され、A24が”0”の
時、A21〜A24がAB1に入力されるように制御さ
れる。また、スイッチSW2はA14が”1”の時、A
11〜A14がAB2に入力され、A24が”1”の
時、A21〜A24がAB2に入力されるように制御さ
れる。また、スイッチSW3はA14が”0”の時、O
B1(WB1)がデータ出力端子DO1(データ入力端
子DI1)に接続され、A24が”0”の時、OB1
(WB1)がデータ出力端子DO2(データ入力端子D
I2)に接続されされるように制御される。また、スイ
ッチSW4はA14が”1”の時、OB2(WB2)が
データ出力端子DO1(データ入力端子DI1)に接続
され、A24が”1”の時、OB2(WB2)がデータ
出力端子DO2(データ入力端子DI2)に接続されさ
れるように制御される。メモリをこのように構成する
と、メモリへのアクセスを並列化することができるの
で、プロセッサの性能向上が期待できる。
【0004】しかしながら、本図のメモリを用いた場合
の性能を概算したところ、当初期待した程、性能が向上
しないことが明らかとなった。その原因を調べた結果、
A14及びA24が共に”0”または”1”になったと
き、すなわち、競合の発生する確率(競合率)が50%
であるため、メモリへのアクセスの並列化が実質的には
半分しか行えないためであることがわかった。また、本
図の構成では、アドレスバッファ、デコーダ、センスア
ンプ、出力バッファ等が2セット必要であるため、消費
電力及び占有面積が増加することがわかった。また、上
記スイッチSW1,SW2,SW3,SW4をMOSト
ランジスタで構成した場合、上記競合が発生すると貫通
電流が流れ、消費電力が増大することがわかった。本発
明の目的は、このような従来の課題を解決し、上記アク
セス競合の発生する確率を低減し、かつ消費電力及び占
有面積の増加を低減することが可能なマルチポートメモ
リを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明が用いる第1の手段は、n(nは2以上の整
数)ビットのアドレス信号がm(mは2以上の整数)組
入力され、これらアドレス信号に対応するm組のメモリ
セルが選択され、情報の読み出し又は書き込みが並列に
行われるマルチポートメモリにおいて、上記マルチポー
トメモリを、p(pはm+1以上の整数)個のサブメモ
リに分割し、上記m組のアドレス信号が入力された時、
それぞれのアドレス信号のnビット内のあるq(qは1
以上の整数)ビットの信号及び/またはそれぞれのサブ
メモリのアクセス・データを用いて、p個のサブメモリ
の内の1つをそれぞれ選択するようにすることである。
また、第2の手段は、アドレス入力端子とメモリセルア
レーの間及びメモリセルアレーとデータ出力端子の間に
それぞれスイッチを設け、上記qビットの信号でこれら
スイッチのオン・オフを制御することにより、p個のサ
ブメモリの内の1つをそれぞれ選択するようにする。さ
らに、第3の手段は、上記アドレス入力端子とメモリセ
ルアレーの間に設けるスイッチを、アドレスバッファと
メモリセルアレーの間に設けるとともに、上記メモリセ
ルアレーとデータ出力端子の間に設けるスイッチを、メ
モリセルアレーと出力バッファの間に設けることであ
る。さらに、第4の手段は、上記スイッチのオン・オフ
を制御する複数の信号に、優先順位を付加することであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、上記第1の手段
を用いた場合、pを分割されたサブメモリの数、mを入
力ポートの数、p^mをpのm乗とすると、競合の発生
する確率Pは、P=1−p!/(p−m)!/p^mと
なる。pはm+1以上の整数なので、例えば2ポートの
メモリ(m=2)ではP<0.5、すなわち、競合の発
生する確率を50%未満にできる。また、上記第2の手
段および第3の手段を用いた場合、アドレスバッファ、
デコーダ、センスアンプ、出力バッファ等がmセットし
か必要でないため、消費電力及び占有面積の増加を低減
できる。また、上記第4の手段を用いた場合、上記スイ
ッチをMOSトランジスタで構成したとき、上記競合が
発生しても貫通電流が流れないので、消費電力の増大を
防止することができる。結局、本発明においては、競合
の発生する確率を50%未満にでき、消費電力及び占有
面積の増加を低減できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の第1の実施例を示すマルチ
ポートメモリの構成図である。ここでは、nビットのア
ドレス信号が2組入力され、これらアドレス信号に対応
する2組のメモリセルが選択され、情報の読み出し又は
書き込みが並列に行われる2ポートメモリを示してい
る。本図で、A11〜A1n、DO1、DI1は第1の
ポートに対応するアドレス入力端子、データ出力端子、
データ入力端子であり、A21〜A2n、DO2、DI
2は第2のポートに対応するアドレス入力端子、データ
出力端子、データ入力端子である。本実施例では、マル
チポートメモリを4個のサブメモリMA1〜MA4に分
割し、上記2組のアドレス信号が入力された時、それぞ
れのアドレス信号のA13〜A1n及びA23〜A2n
を用いて、4個のサブメモリの内の1つをそれぞれ選択
するようにしている(請求項1参照)。具体的には、ア
ドレス入力端子A11〜A1n,A21〜A2nとメモ
リセルアレーMA1〜4の間及びメモリセルアレーMA
1〜4とデータ出力端子D01,D02の間にスイッチ
SW1〜SW8を設け、アドレス入力信号A13〜A1
n及びA23〜A2nでこれらのスイッチのオン・オフ
を制御することにより、4個のサブメモリMA1〜MA
4の内の1つをそれぞれ選択するようにしている(請求
項2参照)。メモリをこのように構成すると、メモリへ
のアクセスを並列化することができるので、プロセッサ
の性能向上が期待できる。さらに、競合の発生する確率
Pは、入力ポート数m=2,分割サブメモリ数p=4な
ので、P=1−p!/(p−m)!/p^m=1−4!
/(4−2)!/4^2=0.25(25%)となり、
競合の発生率を図3に示すマルチポートメモリの場合の
1/2に減少できる。
【0008】図4は、本発明の第2の実施例を示すマル
チポートメモリの構成図である。図4が図1と異なる第
1点目は、図4では、アドレス入力端子とメモリセルア
レーの間に設けるスイッチSW1〜SW4を、アドレス
バッファAB1,AB2とデコーダDEC1〜DEC4
の間に設けた点である(請求項3参照)。このようにメ
モリを構成すると、アドレスバッファの数を低減できる
ので(図4の例では4個から2個に低減)、その分だけ
消費電力及び占有面積を低減できる。図4が図1と異な
る第2点目は、図4では、メモリセルアレーとデータ出
力端子の間に設けるスイッチSW5〜SW8を、センス
アンプSA1〜SA4と出力バッファOB1,OB2の
間に設けた点である(請求項4参照)。このようにメモ
リを構成すると、出力バッファの数を低減できるので
(図4の例では4個から2個に低減)、その分だけ消費
電力及び占有面積を低減できる。
【0009】図5は、本発明の第3の実施例を示すマル
チポートメモリの構成図である。図5が図1と異なる第
1点目は、図5では、アドレス入力端子とメモリセルア
レーの間に設けるスイッチSW1〜SW4を、デコーダ
DEC1〜DEC2とメモリセルアレーMA1〜MA4
の間に設けた点である(請求項3参照)。このようにメ
モリを構成すると、アドレスバッファ及びデコーダの数
を低減できるので(図5の例ではそれぞれ4個から2個
に低減)、その分だけ消費電力及び占有面積を低減でき
る。図5が図1と異なる第2点目は、図5では、メモリ
セルアレーとデータ出力端子の間に設けるスイッチSW
5〜SW8を、メモリセルアレーMA1〜MA4とセン
スアンプSA1〜SA2の間に設けた点である(請求項
4参照)。このようにメモリを構成すると、センスアン
プ及び出力バッファの数を低減できるので(図5の例で
はそれぞれ4個から2個に低減)、その分だけ消費電力
及び占有面積を低減できる。
【0010】図6は、本発明の第4の実施例を示すマル
チポートメモリのスイッチの構成図である。すなわち、
図6(a)は上記スイッチの1個を示しており、図6
(b)は(a)に示したスイッチをMOSトランジスタ
で構成した例を示している。図6の例では、通常のMO
SトランジスタのスイッチM1,M2にインバータNO
T1とAND回路AND1を付加し、制御信号CNT1
がCNT2に優先するようにしている(請求項5参
照)。もし、NOT1とAND1が無いと、例えばA
=”1”(すなわち高電位)、B=”0”(すなわち低
電位)で、競合(すなわちCNT1及びCNT2の両方
が高電位)が発生すると、Aの端子からM1,C,M2
を介してBの端子に貫通電流が流れ、消費電力が著しく
増大する。しかし、インバータNOT1とAND回路A
ND1を付加すると、CNT1が高電位の時、M2は必
ずオフするので、貫通電流が流れ消費電力が増大するの
を防止することができる。
【0011】図7は、本発明の第5の実施例を示すマル
チポートメモリのスイッチの他の構成図である。図7で
は、図6(a)に示したスイッチを複数のMOSトラン
ジスタで構成した場合である。MOSトランジスタM1
〜M8及びインバータNOT1,NOT2で構成された
インバータ・タイプのスイッチにインバータNOT3と
AND回路AND1を付加し、制御信号CNT1がCN
T2に優先するようにしている(請求項5参照)。も
し、NOT3とAND1が無いと、例えばA=”1”
(すなわち高電位)、B=”0”(すなわち低電位)
で、競合(すなわちCNT1及びCNT2の両方が高電
位)が発生すると、電源端子VDDからM5,M6,/
C,M3,M4を介して電源端子VSSに貫通電流が流
れ、消費電力が著しく増大する。しかし、NOT3とA
ND1を付加すると、CNT1が高電位の時、M6,M
7は必ずオフするので、貫通電流が流れ消費電力が増大
するのを防止することができる。
【0012】図8は、本発明の第6の実施例を示すマル
チポートメモリの構成図である。図8の例では、図1、
図4、および図5に示したメモリセルアレーMA1の他
の構成を示している。図8が図4と異なる点は、図8で
は、アドレス信号A01,A02を追加し、メモリセル
アレーの縦方向の選択を可能にしている点である。すな
わち、A01,A02の2ビットで、メモリセルアレー
MAを縦方向に00,01,10,11の最大4つに分
割することができるので、A11〜A1nから入力され
る同じアドレス信号でも、A01,A02のアドレス信
号により異なった領域をアクセスすることができる。こ
のようにメモリセルアレーを構成すると、同じアドレス
でも縦方向に異なった領域をアクセスできるので、メモ
リ構成の変更が容易に行えるという長所がある。なお、
アドレス入力端子A01,A02とメモリセルアレーM
A1〜4の間に上記スイッチSWを設けてもよい。すな
わち、スイッチSWを切り替えることにより、縦方向の
アドレス指定をMA1〜MA4のいずれかに入力するこ
とができる。
【0013】図9は、本発明の第7の実施例を示すマル
チポートメモリの構成図である。図9では、図1、図
4、および図5に示したメモリセルアレーMA1の他の
構成例を示している。図9が図4と異なる点は、図9で
は、メモリセルアレーを通常のデータ・アレーMA1と
アクセス・データ・アレーAD1とで構成している点で
ある(請求項6参照)。ここで、アクセス・データ・ア
レーAD1には、データ・アレー内のデータが有効か無
効かを示す有効ビット、またはデータ・アレー内のデー
タが最近アクセスされたかどうかを示すMRU(Most R
ecently Used)またはLRU(Least Recently Used)
情報、またはデータ・アレー内のデータに対する保護情
報、またはセット・アソシアティブ方式のメモリで必要
となるアドレス・タグ等が記憶されている。通常、これ
らの情報を基に、アクセスされたデータ・アレーMA1
内のデータを処理するので、これらの情報をデータ・ア
レーMA1内のデータと並列にアクセスすると、同時に
1回のアクセスで済むので、メモリシステム全体の高性
能化が可能となる。
【0014】図10は、本発明の第8の実施例を示すマ
ルチポートメモリの構成図である。図10では、図1、
図4、および図5に示したメモリセルアレーMA1の他
の構成例を示している。図10が図9と異なる点は、図
10では、アドレス信号A01,A02を追加し、メモ
リセルアレーの縦方向の選択を可能にしている点であ
る。すなわち、図9と同じように、アクセス・データ・
アレーAD1を設けるとともに、データ・アレーMA1
の縦方向に最大4つまで分割して、A11〜A1nとは
別のアドレス信号A01,A02を入力することによ
り、分割された領域の1つを指定することができる。こ
のようにメモリセルアレーを構成すると、メモリ構成の
変更が容易に行えるという長所がある。なお、アドレス
入力端子A01,A02とメモリセルアレーMA1〜4
の間に上記スイッチを設けてもよい。
【0015】図11は、本発明の第9の実施例を示すマ
ルチポートメモリのスイッチ制御回路の構成図である。
図11では、図1、図4、および図5に示したスイッチ
制御回路CNTの構成例を示している。ここでは、2組
のアドレス信号(A11〜A14,A21〜A24)が
入力された時、それぞれのアドレス信号の4ビット内の
ある2ビット(A13,A14及び、A23,A24)
をデコードすることにより、4個のサブメモリの内の1
つをそれぞれ選択するようにしている(請求項7参
照)。また、CONFDは競合の有無を検出する回路で
あり、競合が発生すると出力CONFが”1”となる。
CONF出力は、このメモリアレーを制御するメモリ制
御回路(図示省略)に送出されることにより、メモリ制
御回路の制御でアクセスを中止させる。
【0016】図12は、本発明の第10の実施例を示す
マルチポートメモリのスイッチ制御回路の構成図であ
る。図12では、図1、図4、および図5に示したスイ
ッチ制御回路CNTの他の構成例を示している。ここで
は、2組のアドレス信号(A11〜A16,A21〜A
26)が入力された時、それぞれのアドレス信号の6ビ
ット内のある4ビット(A13〜A16,A23〜A2
6)と、4個のサブメモリが保持しているデータに対応
するアドレス・タグ(TAG11,TAG21)とを比
較することにより、4個のサブメモリの内の1つをそれ
ぞれ選択するようにしている(請求項8参照)。すなわ
ち、アドレス信号の内の特定の4ビットはアドレス・タ
グTAG11からセンスアンプSA11を介して読み出
されたデータとエクスクルッシブNORゲートでそれぞ
れ比較され、ANDゲートを介してスイッチSW1〜S
W8に出力されて、これらスイッチSW1〜8を制御す
ることにより4個のサブメモリの1つを選択している。
アドレス信号とアドレス・タグのデータとが一致した場
合には、そのアドレス信号に該当するデータがサブメモ
リ内の1つに格納されていることを意味している。ま
た、CONFDは競合の有無を検出する回路であり、競
合が発生すると出力CONFが”1”となる。CONF
出力は、マルチポートメモリを制御するメモリ制御回路
に送出される。
【0017】図13は、本発明の第11の実施例を示す
マルチポートメモリのスイッチ制御回路の構成図であ
る。図13では、図1、図4、および図5に示したスイ
ッチ制御回路CNTの他の構成例を示している。図13
が図12と異なる点は、図13では、アドレス・タグT
AG11を2組のアドレス信号(A13〜A16,A2
3〜A26)に対して共通に1個設けている点である。
各アドレス信号の特定の4ビットがアドレス・タグのデ
ータと一致すれば、サブメモリの1つに該当するデータ
が格納されているので、該当するスイッチSW1〜8の
1つを制御することにより該当サブメモリをアクセスす
る。このようにスイッチ制御回路を構成すると、回路の
占有面積及び消費電力を小さくできる。
【0018】図14は、本発明の第12の実施例を示す
スイッチ制御回路の構成図である。図14では、図1、
図4、および図5に示したスイッチ制御回路CNTの他
の構成例を示しており、特に、図11の構成と図12の
構成を組み合わせた構成になっている。すなわち、2組
のアドレス信号(A11〜A17,A21〜A27)が
入力された時、それぞれのアドレス信号の7ビット内の
ある1ビット(A13及びA23)をデコードし、さら
に、それぞれのアドレス信号の7ビット内のある4ビッ
ト(A14〜A17,A24〜A27)と、4個のサブ
メモリが保持しているデータに対応するアドレス・タグ
(TAG11,TAG12及びTAG21,TAG22
(TAG21,TAG22は図示してない))とを比較
することにより、4個のサブメモリの内の1つをそれぞ
れ選択するようにしている。すなわち、ここでは、アド
レス信号の1ビットA13をデコーダDEC11,DE
C12に入力してデコードするとともに、そのA13を
他のデコーダDEC21に入力してデコードしている。
前者のデコーダDEC11,12では、アドレス・タグ
TAG11,TAG12内の2つに分割された区域のい
ずれか一方を選択し、その区域のデータをセンスアンプ
SA11,12を介して読み出す。後者のデコーダDE
C21では、スイッチSW1〜SW8のいずれを制御す
るかをデコードして選択する。アドレス信号の特定ビッ
トがアドレス・タグのデータと一致したものを選択する
とともに、デコーダDEC21でデコードし、それらの
結果の組合わせによりスイッチSW1〜8を制御するこ
とになる。
【0019】図15は、本発明の第13の実施例を示す
マルチポートメモリのスイッチ制御回路の構成図であ
る。図15では、図12、図13、および図14に示し
たスイッチ制御回路CNT内のスイッチSW1,SW5
を制御する部分の他の構成例を示している。ここでは、
アドレス・タグTAG11の他にアクセス・データ・ア
レーAD11’を設けている。なお、アクセス・データ
・アレーには、データ・アレー(メモリアレー)内のデ
ータが有効か無効かを示す有効ビット、またはデータ・
アレー内のデータが最近アクセスされたかどうかを示す
MRU(Most Recently Used)またはLRU(Least Re
cently Used)情報、またはデータ・アレー内のデータ
に対する保護情報等が記憶されている。通常、これらの
情報を基に、アクセスされたデータ・アレー内のデータ
を処理するので、これらの情報のアクセスをデータ・ア
レー内のデータにアクセスする前に、アドレス・タグへ
のアクセスと並列に行うと、メモリシステム全体の高性
能化が可能となる。ここでは、スイッチSW1〜8のう
ちのSW1とSW5のうちの1つを制御する回路を示し
ており、他のスイッチSW2〜4,SW6〜8を制御す
る回路は別に設けられている。なお、本図のANAは、
アクセス・データ・アレーAD11′が記憶している上
記情報を解析し、その結果を基にスイッチSW1,SW
5を制御する信号の一部を発生する回路である。
【0020】図16は、本発明の第14の実施例を示す
マルチポートメモリのスイッチ制御回路の構成図であ
る。図16では、図12、図13、および図14に示し
たスイッチ制御回路CNT内のスイッチSW1,SW5
を制御する部分の他の構成例を示している。ここでは、
アドレス・タグTAG11の代わりにアクセス・データ
・アレーAD11’を設けている。ここで、アクセス・
データ・アレーAD11′には、有効ビット、またはM
RUまたはLRU情報、または保護情報等が記憶されて
いる。通常、これらの情報を基に、アクセスされたデー
タ・アレー内のデータを処理するので、これらの情報の
アクセスをデータ・アレー内のデータにアクセスする前
に行うと、メモリシステム全体の高性能化が可能とな
る。データが有効であれば、次に別個のアドレス・タグ
等と比較することにより、サブメモリの1つを選択す
る。ここでは、スイッチSW1〜8のうちのSW1とS
W5のうちの1つを制御する回路を示しており、他のス
イッチSW2〜4,SW6〜8を制御する回路は別に設
けられている。なお、本図のANAは、アクセス・デー
タ・アレーAD11′が記憶している上記情報を解析
し、その結果を基にスイッチSW1,SW5を制御する
信号を発生する回路である。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、競
合の発生する確率Pは、P=1−p!/(p−m)!/
p^mで示され、pはm+1以上の整数であるため、例
えば2ポートのメモリ(m=2)ではP<0.5、つま
り競合の発生する確率を50%未満にすることができ
る。また、アドレスバッファ、デコーダ、センスアン
プ、出力バッファ等がmセットしか必要でないため、消
費電力及び占有面積の増加を低減できる。さらに、スイ
ッチをMOSトランジスタで構成した場合、上記競合が
発生しても貫通電流が流れないので、消費電力の増大を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すマルチポートメモ
リの構成図である。
【図2】従来例を示すメモリの構成図である。
【図3】本発明に先立って検討したマルチポートメモリ
の構成例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すマルチポートメモ
リの構成図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示すマルチポートメモ
リの構成図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示すスイッチの構成図
である。
【図7】本発明の第5の実施例を示すスイッチの構成図
である。
【図8】本発明の第6の実施例を示すマルチポートメモ
リの構成図である。
【図9】本発明の第7の実施例を示すマルチポートメモ
リの構成図である。
【図10】本発明の第8の実施例を示すマルチポートメ
モリの構成図である。
【図11】本発明の第9の実施例を示すスイッチ制御回
路の構成図である。
【図12】本発明の第10の実施例を示すスイッチ制御
回路の構成図である。
【図13】本発明の第11の実施例を示すスイッチ制御
回路の構成図である。
【図14】本発明の第12の実施例を示すスイッチ制御
回路の構成図である。
【図15】本発明の第13の実施例を示すスイッチ制御
回路の構成図である。
【図16】本発明の第14の実施例を示すスイッチ制御
回路の構成図である。
【符号の説明】
A11〜A2n……アドレス入力端子、DO1〜DO2
……データ出力端子、DI1〜DI2……データ入力端
子、AB1〜AB4……アドレスバッファ、DEC1〜
DEC21……デコーダ、MA1〜MA4……メモリセ
ルアレー、SA1〜SA11……センスアンプ、WA1
〜WA4……書き込み回路、OB1〜OB4……出力バ
ッファ、SW1〜SW8……スイッチ、WB1〜WB4
……データ入力信号及び書き込み信号用のバッファ、A
01,A02……別のアドレス入力端子、CNT1,2
……制御信号、NOT1,2,3……インバータ、AN
D1…アンド回路、TAG11,12……アドレス・タ
グ、AD11′……アクセスデータアレー、ANA……
アクセスデータアレー解析部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楠 武志 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】n(nは2以上の整数)ビットのアドレス
    信号がm(mは2以上の整数)組、アドレスバッファに
    入力され、これらアドレス信号に対応するm組のメモリ
    セルが選択され、出力バッファへの情報の読み出し又は
    入力バッファからメモリセルへの書き込みが並列に行わ
    れるマルチポートメモリにおいて、 p(pはm+1以上の整数)個のサブメモリに分割され
    たメモリ部と、 上記m組のアドレス信号が入力された時、それぞれのア
    ドレス信号のnビット内のあるq(qは1以上の整数)
    ビットの信号及び/またはそれぞれのサブメモリのアク
    セス・データを用いて、上記p個のサブメモリの内の1
    つをそれぞれ選択するアクセス制御部とを備えたことを
    特徴とするマルチポートメモリ。
  2. 【請求項2】前記アクセス制御部には、アドレス入力端
    子とメモリセルアレーの間及びメモリセルアレーとデー
    タ出力端子の間にスイッチを設け、上記qビットの信号
    でこれらスイッチのオン・オフを制御することにより、
    p個のサブメモリの内の1つをそれぞれ選択することを
    特徴とする請求項1記載のマルチポートメモリ。
  3. 【請求項3】前記アドレス入力端子とメモリセルアレー
    の間に設けたスイッチを、アドレスバッファとメモリセ
    ルアレーの間に設けたことを特徴とする請求項2記載の
    マルチポートメモリ。
  4. 【請求項4】前記メモリセルアレーとデータ出力端子の
    間に設けたスイッチを、メモリセルアレーと出力バッフ
    ァの間に設けたことを特徴とする請求項2記載のマルチ
    ポートメモリ。
  5. 【請求項5】前記スイッチのオン・オフを制御する複数
    の信号に、優先順位を付加したことを特徴とする請求項
    2記載のマルチポートメモリ。
  6. 【請求項6】前記サブメモリは、通常のデータ・アレー
    と、該データ・アレーのデータが有効か否かを示す有効
    ビット、該データのMRUあるいはLRU情報、あるい
    は保護情報、あるいは、アドレス・タグが記憶されてい
    るアクセス・データ・アレーとで構成されていることを
    特徴とする請求項1記載のマルチポートメモリ。
  7. 【請求項7】前記m組のアドレス信号が入力された時、
    それぞれのアドレス信号のnビット内のあるq(p≧2
    ^q=2のq乗。qは2以上の整数)ビットをデコード
    することにより、上記p個のサブメモリの内の1つをそ
    れぞれ選択するようにしたことを特徴とする請求項1記
    載のマルチポートメモリ。
  8. 【請求項8】前記m組のアドレス信号が入力された時、
    それぞれのアドレス信号のnビット内のあるqビット
    と、上記p個のサブメモリが保持しているデータに対応
    するアドレス・タグとを比較することにより、上記p個
    のサブメモリの内の1つをそれぞれ選択するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載のマルチポートメモリ。
JP7268440A 1995-10-17 1995-10-17 マルチポートメモリ Pending JPH09115286A (ja)

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