JPH09114801A - 企業リスク診断支援装置 - Google Patents

企業リスク診断支援装置

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JPH09114801A
JPH09114801A JP26883395A JP26883395A JPH09114801A JP H09114801 A JPH09114801 A JP H09114801A JP 26883395 A JP26883395 A JP 26883395A JP 26883395 A JP26883395 A JP 26883395A JP H09114801 A JPH09114801 A JP H09114801A
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JP
Japan
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risk
company
insurance
information
diagnosis
Prior art date
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Application number
JP26883395A
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English (en)
Inventor
Takeshi Terasaki
崎 健 寺
Koichi Goto
藤 公 一 後
Akira Arai
井 朗 新
Katsuya Mimuro
室 克 哉 三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nomura Research Institute Ltd
Original Assignee
Nomura Research Institute Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定量的に企業のリスクを算出・表示でき、集
中的な画面表示によって企業のリスク診断を行え、さら
に顧客が保険を要望した場合に即時に保険引受の判断を
行う企業リスク診断支援装置を提供する。 【解決手段】 企業情報を入力する企業情報入力手段2
と、企業情報の特徴を抽出し、リスク洗い出し知識ベー
ス13を用いて企業のリスクを特定するリスク洗い出し
手段3と、リスク発生頻度知識ベース14と、リスク影
響度知識ベース15とによって各リスクの発生頻度およ
び影響度を評価するリスク発生頻度/影響度評価手段4
と、リスクヘッジ状況評価知識ベース16を用いてリス
クヘッジ状況を評価するリスクヘッジ状況評価手段5
と、リスク対策知識ベース17を用いてリスク対策を特
定するリスク対策特定手段6と、リスクデータ、リスク
の発生頻度/影響度、リスクヘッジ状況、リスク対策を
出力するプレゼンテーション手段7と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、企業診断において
企業のリスクを定量的に評価し、かつ、その診断結果を
視覚的に表示することができる企業リスク診断支援装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に保険販売業務、会計士、税理士等
のコンサルタント業務、経営コンサルタント業務等の業
務分野では、企業に対し不測の事故による経営上のリス
クを解析し、そのリスクに対する対策を助言することが
広く行われている。
【0003】特に、保険販売業務では、顧客となる企業
のリスクを解析し、それらのリスクへの対策として各種
の保険を勧めることが主な営業活動となっている。
【0004】本発明による企業リスク診断支援装置は、
保険販売業務への使用に限られないが、保険販売業務の
支援用ツールとして極めて適しており、かつ、保険販売
業務に適用した場合について説明することによって容易
に説明できるので、以下本明細書では保険販売業務に適
用した場合について説明する。
【0005】従来の保険販売業務では、保険会社の営業
マンはそれぞれ独自の方法によって顧客企業の企業診断
を行い、その企業診断の結果への対策として保険商品を
販売していた。すなわち、従来の保険会社の営業マン
は、顧客の企業の規模、財務情報、すでに加入している
保険に関する情報から、営業マニュアルあるいは独自の
営業経験に基づいて、顧客企業のリスクを想定し、それ
らのリスクをカバーするであろう保険商品を選んで顧客
企業に勧めていた。
【0006】上記保険商品を勧める際、保険会社の営業
マンは、リスクを想定した根拠、リスクが現実化した場
合の企業への影響、過去の事例、勧めている保険の内
容、保険をかけた場合のリスクヘッジ等について、パン
フレットや、新聞記事等の資料や、複雑な局面を説明す
るための色々な色の筆記用具と用紙等を用いて顧客に説
明するのが通常であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の企業診断の方法は、上述したように統計上のデータ
や営業マンの経験に頼っていたので、診断の結果として
把握されたリスクが、どの程度企業に影響を与えるもの
か、あるいはどの程度の頻度で発生するものかの定量的
な指標を与えることができなかった。
【0008】このため、問題となっているリスクがどの
程度重要なものかを、営業マンの説明を受ける側の企業
も、営業マン自身も、客観的に判断することができなか
った。このことは、企業のリスク対策の遅れ、および保
険販売業務等の業績低下の原因となっていた。
【0009】また、一般に企業診断は企業が持つ複雑な
要因をすべて考慮し、その中から特定の経営状態に対し
て重大な影響を与える要因を分析し、その対策を講じる
ものであるが、従来の企業診断の方法では、信頼性の向
上に限界があった。
【0010】すなわち、営業マン等の個人が企業の持つ
複雑な情報をすべて分析することは事実上不可能であっ
たため、従来の企業診断は、診断を行う者が着目した特
定の要因に対する企業診断に過ぎなかった。したがっ
て、企業診断のいわば品質にバラつきが生じ、企業診断
全体の信頼性の低下を招いていた。
【0011】さらに、従来の企業診断の方法では、判断
や説明するための資料が多岐にわたるため、企業診断自
体および企業診断に必要不可欠な説明をわかりやすく行
うことができなかった。たとえば、企業診断の根拠とな
る資産台帳、財務諸表等の企業情報資料、過去の事故事
例に関する資料、リスク対策としての保険に関する資料
等を集めて、営業マン等が種々の資料を顧客に提示しな
がら診断および説明をしても、顧客の理解を得ることは
困難であった。
【0012】また、上記企業診断とその説明の困難さの
ため、従来は種々ある保険のうち、加入すべき保険の優
先順位を挙げ、その場でどの保険に加入したらリスクヘ
ッジの状況が全体としてどのように変化するかを説明す
ることができなかった。このため、従来の保険会社は、
顧客の求めに応じて再度見積もりのやり直しをするか、
あるいは、顧客の要望に応えることができず、保険契約
の機会を逃してしまうなど、企業診断の助言が直ちに契
約に結びつかない問題があった。
【0013】また、従来の企業診断の方法では、顧客の
企業が保険をかけることを希望した場合に、実際に保険
による保障を実行する可能性の高い顧客か否かを営業マ
ンは即時に判断できず、引き受けることが危険な保険を
引き受けてしまう可能性があった。
【0014】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、定量的に企業のリスクを算出・表示し、企業診断を
行う者の経験・技量に関わらず正確に企業診断でき、ま
た、集中的な画面表示によって企業診断の内容を説明で
き、さらに顧客が保険を要望した場合に即時に保険を引
き受けるべきか否かの判断を行うことができる企業リス
ク診断支援装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願請求項1に係る企業リスク診断支援装置は、リ
スク診断を行う対象の企業の業種、規模を含む属性情報
と、財務情報と、既加入保険情報と含む企業情報を入力
する企業情報入力手段と、前記企業情報を解析してその
特徴を抽出し、企業情報の特徴と予想されるリスクの対
応ルールからなるリスク洗い出し知識ベースを参照する
ことにより、診断対象の企業のリスクを記述したリスク
データを生成するリスク洗い出し手段と、企業情報の特
徴と企業に生じる種々のリスクの発生頻度の対応ルール
からなるリスク発生頻度知識ベースと、所定のリスクが
現実化した場合の企業に対する影響度を判断するルール
からなるリスク影響度知識ベースとを参照し、前記リス
クデータ中の各リスクについてそれぞれの発生頻度およ
び影響度とを評価するリスク発生頻度/影響度評価手段
と、前記企業情報の既加入保険情報と、前記リスク発生
頻度/影響度評価手段の評価結果から、所定の保険によ
って企業のリスクが軽減される度合いを記述したルール
からなるリスクヘッジ状況評価知識ベースを参照し、診
断対象企業のリスクヘッジの状況を評価するリスクヘッ
ジ状況評価手段と、前記リスクヘッジ状況評価手段によ
る評価結果を参照し、企業のリスクに対する対策を判断
するルールからなるリスク対策知識ベースを参照して診
断対象企業のリスク対策を特定するリスク対策特定手段
と、前記リスクデータ、リスクの発生頻度/影響度、リ
スクヘッジ状況、リスク対策の少なくとも一つを出力す
るプレゼンテーション手段と、を備えていることを特徴
とするものである。
【0016】本願請求項2に係る企業リスク診断支援装
置は、前記請求項1の企業リスク診断支援装置におい
て、前記プレゼンテーション手段は、リスクの企業に対
する影響度を横軸、リスクの発生頻度を縦軸とするグラ
フ上に、前記リスクデータ中の各リスクを配して表示す
ることを特徴とするものである。
【0017】本願請求項3に係る企業リスク診断支援装
置は、前記請求項2の企業リスク診断支援装置におい
て、前記プレゼンテーション手段は、前記グラフ上に表
示したリスクを、当該企業においてリスクヘッジ度合い
が低いほど強調表示することを特徴とするものである。
【0018】本願請求項4に係る企業リスク診断支援装
置は、前記請求項1の企業リスク診断支援装置におい
て、前記プレゼンテーション手段は、企業リスクを評価
する複数の指標軸を放射状に配したレーダーチャート上
に、診断対象企業のリスク状況を多角形によって表示す
ることを特徴とするものである。
【0019】本願請求項5に係る企業リスク診断支援装
置は、前記請求項1の企業リスク診断支援装置におい
て、前記プレゼンテーション手段は、診断対象企業が加
入している保険、およびリスク対策として加入すべき保
険の種類と保険金額を表示することを特徴とするもので
ある。
【0020】本願請求項6に係る企業リスク診断支援装
置は、前記請求項1の企業リスク診断支援装置におい
て、過去に生じた事故事例を、発生した企業の企業情報
とともに格納した事故事例データベースと、前記診断対
象企業の企業情報を参照し、前記事故事例データベース
から類似の企業に発生した事故事例を検索する事故事例
検索手段と、を有し、前記プレゼンテーション手段は、
前記事故事例検索手段が検索した事故事例をテキスト表
示、あるいは静止画表示、あるいは動画表示、あるいは
音声出力することを特徴とするものである。
【0021】本願請求項7に係る企業リスク診断支援装
置は、前記請求項1の企業リスク診断支援装置におい
て、リスクが現実化する条件、およびリスクが現実化し
た場合の企業に対する影響を含むリスクの詳細情報を格
納したリスク詳細情報データベースと、ユーザーが指定
したリスクについて、前記リスク詳細情報データベース
を参照し、そのリスクの詳細情報を検索するリスク詳細
情報検索手段と、を有し、前記プレゼンテーション手段
は、前記リスク詳細情報検索手段が検索したリスクの詳
細情報をテキスト表示、あるいは静止画表示、あるいは
動画表示、あるいは音声出力することを特徴とするもの
である。
【0022】本願請求項8に係る企業リスク診断支援装
置は、前記請求項1の企業リスク診断支援装置におい
て、保険の適用範囲、適用条件、保障の内容を含む保険
の詳細情報を格納した保険詳細情報データベースと、ユ
ーザーが指定した保険について、前記保険詳細情報デー
タベースを参照し、その保険の詳細情報を検索する保険
詳細情報検索手段と、を有し、前記プレゼンテーション
手段は、前記保険詳細情報検索手段が検索した保険の詳
細情報をテキスト表示、あるいは静止画表示、あるいは
動画表示、あるいは音声出力することを特徴とするもの
である。
【0023】本願請求項9に係る企業リスク診断支援装
置は、前記請求項1の企業リスク診断支援装置におい
て、前記診断対象企業においてリスク対策として所定の
保険をかける場合、その保険の種類と保険金額とを入力
させ、必要な保険料を算出し、その保険が加わったこと
による診断対象企業のリスクヘッジの状況を評価するリ
スク対策シミュレーション手段を有し、前記プレゼンテ
ーション手段により、前記リスク対策シミュレーション
手段が模擬したリスクヘッジ状況と診断対象企業の実際
のリスクヘッジ状況とを比較できるように表示すること
を特徴とするものである。
【0024】本願請求項10に係る企業リスク診断支援
装置は、前記請求項1の企業リスク診断支援装置におい
て、保険を引き受けることの適否を判断するルールから
なる保険引受知識ベースと、前記診断対象企業の企業情
報を参照し、前記保険引受知識ベースの判断ルールに基
づいて前記診断対象企業が希望する保険を引き受けるべ
きか否かを判断する保険引受判断手段と、前記保険引受
判断手段の判断結果を出力する判断結果出力手段と、を
有していることを特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の一形態につ
いて添付の図面を用いて説明する。図1は、本発明の一
実施形態による企業リスク診断支援装置の構成とその処
理の流れを示している。
【0026】図1に示すように、本企業リスク診断支援
装置1は、企業情報入力手段2と、リスク洗い出し手段
3と、リスク発生頻度/影響度評価手段4と、リスクヘ
ッジ状況評価手段5と、リスク対策特定手段6と、プレ
ゼンテーション手段7と、リスク対策シミュレーション
手段8と、事故事例検索手段9と、リスク詳細情報検索
手段10と、保険詳細情報検索手段11と、保険引受判
断手段12とを有している。これらの手段の作用・機能
については後述する。
【0027】また、本企業リスク診断支援装置1は、リ
スク洗い出し手段3の処理用にリスク洗い出し知識ベー
ス13、リスク発生頻度/影響度評価手段4の処理用に
リスク発生頻度知識ベース14とリスク影響度知識ベー
ス15、リスクヘッジ状況評価手段5の処理用にリスク
ヘッジ状況評価知識ベース16、リスク対策特定手段6
の処理用にリスク対策知識ベース17、事故事例検索手
段9の処理用に事故事例データベース18、リスク詳細
情報検索手段10の処理用にリスク詳細情報データベー
ス19、保険詳細情報検索手段11の処理用に保険詳細
情報データベース20、保険引受判断手段12の処理用
に保険引受知識ベース21を有している。
【0028】ここで、本発明による企業リスク診断支援
装置は、上記各処理手段とデータベースあるいは知識ベ
ースを有していれば足り、物理的には企業のリスク診断
支援用に専用化した装置、あるいは汎用の情報処理装置
のいずれでもよい。
【0029】特に好ましくは、処理装置と入力手段と記
憶手段と出力手段とを備えた一般的な構成の情報処理装
置において、各手段の動作を規定したソフトウェアを起
動することにより、本発明の企業リスク診断支援装置を
実現する。
【0030】次に上記構成の企業リスク診断支援装置1
による処理について以下に説明する。本装置では、最初
に企業に潜在するリスクの洗い出しを行う。具体的には
企業情報入力手段2により、起動後の初期の段階でユー
ザーにリスク診断対象企業の業種、規模、立地条件等か
らなる企業の属性情報、資産台帳データ、財務諸表デー
タ等からなる企業の財務情報、既加入の保険情報(これ
らをまとめて以下「企業情報」という)を入力させる。
入力された企業情報は、以下のリスク評価、リスク対
策、リスク対策のシミュレーション、過去の事故事例の
検索、保険引受判断の諸処理の基本データとして装置内
に参照可能に記憶される。
【0031】ここで、企業情報入力手段2は好ましく
は、表示装置に入力用画面を表示し、対話形式によっ
て、ユーザーに必要な情報を入力させる。この入力用画
面は、たとえば財務諸表データの入力を求める場合に
は、財務諸表のフォーマットを表示し、そのフォーマッ
ト上の空欄をユーザーに入力させる等、入力が容易な画
面とする。
【0032】次に、診断対象企業のリスクの洗い出しを
行う。企業情報を入力すると、リスク洗い出し手段3
は、企業情報からその企業の特徴を抽出した上で、企業
の特徴を判断条件として、予想されるリスクを判断する
ルールからなるリスク洗い出し知識ベース13を参照
し、その企業に潜在するリスクをパターンマッチングの
手法によって推論する。
【0033】企業の特徴の抽出は、たとえば、企業所有
の資産とそれらの資産に対してかけている保険額の比
率、あるいは生産物に対する賠償保険の額、収益減少に
対する対策等の種々のリスクの指標を抽出することによ
って行う。この場合、この企業の特徴抽出用に、企業情
報とそれに対応する企業の特徴の判断ルールからなる特
徴抽出知識ベースを用いて、企業情報からその企業の特
徴を抽出してもよい。
【0034】リスクの洗い出しは、リスク洗い出し知識
ベース13の判断ルールに対して企業情報の特徴を当て
はめ、その企業のリスクを特定する。このように特定さ
れた企業のリスクはリスクデータとしてリスク洗い出し
手段3からリスク発生頻度/影響度評価手段4へ送られ
る。
【0035】リスク発生頻度/影響度評価手段4は、上
記リスクデータ中の各リスクが現実的に発生する頻度、
および各リスクが発生した場合の企業に対する影響度を
数値として算出する。
【0036】リスクが発生する頻度は、リスク発生頻度
知識ベース14の判断ルールに基づいて算出される。リ
スク発生頻度知識ベース14の判断ルールは、企業の業
種、規模、立地条件等からなる属性情報に対する事故の
発生件数の情報を格納している。リスク発生頻度/影響
度評価手段4は、診断対象企業の属性情報を、リスク発
生頻度知識ベース14の判断ルールに当てはめ、リスク
発生頻度として所定の数値を算出する。
【0037】同様に、リスクが発生した場合の企業に対
する影響度は、リスク影響度知識ベース15の判断ルー
ルに基づいて算出される。このリスク影響度知識ベース
15の判断ルールは、企業の財務情報から推定される予
想最大被害額の情報を格納している。リスク発生頻度/
影響度評価手段4は、診断対象企業の財務情報を、リス
ク影響度知識ベース15の判断ルールに当てはめ、リス
クが発生した場合の影響度を数値として算定する。
【0038】このように算出されたリスク発生頻度およ
び影響度は、リスク発生頻度/影響度評価手段4からリ
スクヘッジ状況評価手段5へ送られる。
【0039】リスクヘッジ状況評価手段5は、上記リス
ク発生頻度および影響度とともに、企業情報中の既加入
保険情報を入力し、リスクヘッジ状況評価知識ベース1
6を参照し、診断対象の企業におけるリスクヘッジ状況
を数値的に評価する。
【0040】具体的には、リスクヘッジ状況評価知識ベ
ース16には所定の保険によって所定のリスクが軽減さ
れる度合いを規定したルールが格納されている。リスク
ヘッジ状況評価手段5は、診断対象企業に潜在するリス
クと既加入の保険とを対応させ、リスクヘッジ状況評価
知識ベース16の判断ルールに当てはめて各リスクのヘ
ッジ状況を算出する。
【0041】さらに、リスクヘッジ状況評価手段5は、
企業に存在するリスクを分野別に分類し、各分野におけ
るリスクヘッジの状況を評価し、総合的な企業リスクの
評価を行う。たとえば、企業のリスクを資産に関するリ
スク、自動車事故に関するリスク、賠償責任に関するリ
スク、人材・労災に関するリスク、収益低下に関するリ
スクの5分野に分類し、各分野ごとのリスクヘッジを算
出し、企業の全体的なリスク状況を評価することができ
る。
【0042】このように算出された診断対象企業のリス
クヘッジ状況は、リスクヘッジ状況評価手段5からリス
ク対策特定手段6へ送られ、リスク対策の特定に供され
る。
【0043】リスク対策特定手段6は、上記企業のリス
ク状況と企業情報とを入力し、リスク対策知識ベース1
7を参照して各リスクへの対策を特定する。
【0044】リスク対策知識ベース17には、リスク項
目と企業の属性情報を判断条件としてリスク対策を特定
するルールが格納されている。リスク対策特定手段6
は、診断対象の企業のリスク項目と属性情報をリスク対
策知識ベース17の判断ルールに当てはめ、必要とされ
るリスク対策を特定する。ここで、リスク対策は、企業
の内部における施策と、各リスクに対してかけるべき保
険の種目と、予想最大被害額をカバーできる保険金額等
の具体的な提案からなる。
【0045】上記企業情報入力手段2ないしリスク対策
特定手段6の処理結果は、プレゼンテーション手段7に
送られ、プレゼンテーション手段7によって視覚的に表
示あるいは出力される。以下にプレゼンテーション手段
7による表示について説明する。
【0046】プレゼンテーション手段7は主に、リスク
診断、リスク評価、リスク対策、リスク対策シミュレー
ション、詳細説明の表示を行う。
【0047】リスク診断の表示では、たとえば図2に示
すような画面を表示する。図2に示すように、本装置の
プレゼンテーション手段7は、リスクの企業に対する影
響度を横軸、リスクの発生頻度を縦軸とするグラフ22
上に、診断対象企業の各リスク項目23a〜23gをそ
の発生頻度および影響度に応じて配置して表示する。
【0048】各リスク項目23a〜23gは、当該企業
においてリスクヘッジ度合いが低いほど濃い赤色で表示
される。この段階的な強調表示と、各リスク項目23a
〜23gのグラフ22上の位置により、ユーザーは対策
を講じるべきリスクの優先度が一目で把握することがで
きる。
【0049】また、プレゼンテーション手段7は、グラ
フ22上に保険をかけるべきリスクの領域24をも表示
する。領域24より発生頻度/影響度が低い領域は、企
業が自己負担した方が経済的なリスクを示している。ま
た、領域24より発生頻度/影響度が高い領域は、保険
等による対策ではなく、その存在を回避すべきリスクを
示している。
【0050】これにより、ユーザーは、採るべきリスク
対策の大まかな種類を一目で把握することができる。
【0051】さらに、このリスク診断の画面では、各リ
スク項目23a〜23gが詳細説明の起動ボタンになっ
ており、リスク項目23a〜23gをマウスでクリック
等することにより、過去の事故事例や、リスクの詳細情
報を表示する。これらの過去の事故事例やリスクの詳細
情報の表示についてはさらに後述する。
【0052】また、図2のリスク診断画面の下方のソフ
トボタンのうち、「リスク評価」のボタンをクリックす
ることにより、図3に示すようなリスク評価の画面に切
り替えることができる。
【0053】図3のリスク評価画面は、診断対象企業の
総合的なリスク状況を表したレーダーチャート25と、
レーダーチャート25が示す各分野におけるリスクを表
示したリスク表示ウィンドウ26a〜26eとを表示し
ている。
【0054】レーダーチャート25の各指標軸は、前述
した企業の総合的なリスクヘッジ状況を評価するための
分野、この例では、企業のリスクを資産に関するリス
ク、自動車事故に関するリスク、賠償責任に関するリス
ク、人材・労災に関するリスク、収益低下に関するリス
クの5分野と対応している。これらの指標軸上に、診断
対象企業の各分野のリスクヘッジ状況の数値をプロット
し、5角形のリスクヘッジ状況を表示する。各指標軸の
先端が100%のリスクヘッジを示しており、各分野で
100%のリスクヘッジ(この場合、リスクヘッジ状況
は正五角形になる)をしていることが理想となる。
【0055】このレーダーチャート25により、ユーザ
ーは企業の各分野におけるリスクヘッジ状況、すなわ
ち、対策を講じるべき分野、保険等をかけすぎている分
野等を一目で把握することができる。図3の例では、診
断を受けた企業「中山食品」は資産に関するリスク、企
業責任に関するリスク、営業休止時の利益確保に関する
リスクについては至急対策を講じるべきであるが、逆
に、人材・労務に関するリスクについては保険等の軽減
を考慮すべきであることがわかる。
【0056】さらに、ユーザーは、リスク表示ウィンド
ウ26a〜26eにより、容易に各分野に存在するリス
クの詳細を知ることができる。このことは、ユーザーに
具体的なリスクの内容を知らせ、具体的な対策をたてる
のに役立つ。
【0057】上記図3のリスク対策画面の下方のソフト
ボタンのうち、「リスク対策」のボタンをクリックする
ことにより、図4に示すようなリスク対策の画面に切り
替えることができる。
【0058】図4は、リスク対策画面の一例を示してい
る。図4のリスク対策画面は、リスク評価用のレーダー
チャート25と、実施すべきリスク対策を表示したリス
ク対策ウィンドウ27と、加入すべき保険を示したリス
ク対策用保険表28とを表示している。
【0059】リスク対策ウィンドウ27は、リスクに対
する企業の施策と、保険に関する助言とを含むリスク対
策の一覧を示している。リスク対策用保険表28は、加
入すべき保険の種類、金額、保険料等を示している。
【0060】このリスク対策画面により、ユーザーは、
企業のリスクヘッジの状況と、実施すべきリスク対策
と、保険をかける場合の最適な保険の種類および金額等
を迅速に把握することができる。また、この画面によっ
て保険会社の営業マンが顧客の企業に保険を勧める場
合、顧客企業はその保険を勧められる根拠を明確に理解
でき、不足している保険については補強し、逆にかけ過
ぎている保険については経費の節減を図ることができ
る。
【0061】なお、上記リスク対策用保険表28の各保
険は、保険の詳細情報を説明するための起動ボタンにな
っている。すなわち、さらに詳しく知りたい保険をマウ
スでクリック等することにより、保険詳細情報検索手段
11が起動され、その保険の詳細情報が表示される。こ
の保険の詳細情報の表示についてはさらに後述する。
【0062】次に、上記企業診断の結果のプレゼンテー
ション以降の処理について図1に戻って以下に説明す
る。プレゼンテーション手段7によって、診断対象企業
のリスクヘッジの状況およびその対策を表示した場合、
提案されている保険をかけた場合の効果を知りたい場合
がある。
【0063】このような場合、本企業リスク診断支援装
置1は、プレゼンテーション手段7による表示画面から
リスク対策シミュレーション手段8を起動してリスク対
策シミュレーションを行うことができる。
【0064】リスク対策シミュレーション手段8は、リ
スク対策として所定の保険をかけた場合を想定し、ユー
ザーに保険の種類と保険金額とを入力させ、必要な保険
料を算出し、その保険が加わったことによるリスクヘッ
ジの状況を算出する。この新たなリスクヘッジ状況の算
出は、上述したリスクヘッジ状況評価手段5の処理と同
様に行う。
【0065】次にリスク対策シミュレーション手段8
は、プレゼンテーション手段7へ命令を送ってリスク対
策として保険をかけた場合と保険をかけない場合のリス
クヘッジ状況を比較できるように表示させる。
【0066】これにより、顧客の企業は新たに保険をか
けた場合の効果を瞬時に把握できるので、新たな保険契
約への強い動機づけとすることができる。
【0067】次に、事故事例、リスクの詳細情報、保険
の詳細情報の表示について説明する。プレゼンテーショ
ン手段7によって、診断対象企業のリスクヘッジの状況
およびその対策を表示した場合、同様な企業における過
去の事故事例、リスクの詳細情報、保険の詳細情報等に
ついて顧客から説明を求められる場合がある。
【0068】本企業リスク診断支援装置1では、プレゼ
ンテーション手段7による表示画面から事故事例検索手
段9を起動することができる。事故事例検索手段9は起
動されると、企業情報に基づいて、テキストデータ、動
画・静止画情報、音声情報で表現された事故事例データ
ベース18を検索し、同様な業種、規模、立地条件等を
有する企業で発生した事故事例を検出し、プレゼンテー
ション手段7によってこれら過去の事故事例を、テキス
ト表示、あるいは静止画表示、あるいは動画表示、ある
いは音声出力する。
【0069】これにより、顧客が知りたい実際の事故事
例を直ちに示すことができ、顧客の理解を深めてリスク
診断の効果を高めることができる。
【0070】また、本企業リスク診断支援装置1では、
先に説明したようにプレゼンテーション手段7によるリ
スク診断画面から、リスク項目をクリック等することに
より、リスク詳細情報検索手段10を起動することがで
きる。
【0071】起動されたリスク詳細情報検索手段10
は、リスクの詳細情報のテキストデータ、動画・静止画
情報を格納したリスク詳細情報データベース19を検索
し、プレゼンテーション手段7によって、所定のリスク
が現実化する条件、現実化した場合の企業に対する影響
等の詳細情報を、テキスト表示、あるいは静止画表示、
あるいは動画表示、あるいは音声出力する。
【0072】上記リスク詳細情報の表示により、顧客は
リスクについてさらに深い理解を得られ、リスク対策を
講じる必要性について実感することができる。これによ
り、リスク診断の効果を高めることができる。
【0073】同様に本企業リスク診断支援装置1では、
すでに説明したようにプレゼンテーション手段7による
リスク対策画面上の所定の保険項目をクリック等するこ
とにより、保険詳細情報検索手段11を起動することが
できる。
【0074】保険詳細情報検索手段11は起動される
と、保険詳細情報データベース20を検索し、該当する
保険の詳細情報を検出し、プレゼンテーション手段7に
よってこの保険詳細情報を、テキスト表示、あるいは静
止画表示、あるいは動画表示、あるいは音声出力する。
【0075】この保険詳細情報の表示により、顧客は、
関心がある保険の適用範囲、適用条件、保障の内容等を
含む詳細情報について動画・静止画を含む説明を受けら
れ、パンフレットによる説明に比べて容易に保険の内容
を理解することができる。したがって、リスク診断の成
果として保険契約に結びつく可能性を高めることができ
る。
【0076】最後に、本企業リスク診断支援装置1で
は、顧客が所定の保険契約を希望した場合の、保険引受
に関する判断を支援することができる。
【0077】企業のリスク診断を行った結果、顧客企業
が所定の保険契約を希望した場合、本装置では営業マン
の命令により、保険引受判断手段12を起動することが
できる。
【0078】保険引受判断手段12は起動されると、保
険を引き受けることの適否を判断するルールを格納した
保険引受知識ベース21を参照し、その判断ルールによ
って保険引受の適否の判断を行う。
【0079】保険引受知識ベース21には、企業情報と
保険の種類・金額を判断条件として、過去の実績に基づ
く保険引受の適否を判断するルールが多数格納されてい
る。保険引受判断手段12は、すでに入力されているそ
の企業の企業情報を取得し、かつ、顧客が希望する保険
に関する情報を入力し、該当する判断ルールに当ては
め、保険引受の適否を判定する。判定後、保険引受知識
ベース21は、上記判断結果を判断結果出力手段29に
よって出力する。このように、判断結果出力手段29に
よって保険引受の判断結果を出力するのは、この保険引
受の判断結果は通常そのまま顧客に見せるのが不都合だ
からである。したがって、顧客に見せてもよい場合等
は、プレゼンテーション手段7によって判断結果出力手
段29を兼ねることができる。
【0080】この保険引受判断手段12の機能により、
保険会社の営業マンはリスクの高い保険を引き受ける危
険を回避でき、健全な保険販売業務を行うことができ
る。
【0081】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による企業リスク診断支援装置によれば、リスク洗い出
し手段により、複雑な企業情報から正確にその企業に潜
在するリスクをすべて洗い出すことができ、かつ、リス
ク発生頻度/影響度評価手段とプレゼンテーション手段
によって各リスクの発生頻度/影響度を数値として算定
し、視覚的に表示することができる。
【0082】これにより、保険会社の営業マンと顧客企
業の双方で企業に潜在するリスクを定量的に把握でき、
リスクの重大性、対策を講ずべき優先順位等を客観的か
つ容易に把握することができる。
【0083】さらに、本発明の装置は、リスクヘッジ状
況評価手段とプレゼンテーション手段により、顧客企業
のリスクヘッジの状況をレーダーチャートによって図形
的に表示し、顧客企業のリスク対策のバランスおよび程
度を視覚的に訴えることができる。これにより、顧客企
業は補強すべきリスク対策と、軽減すべきリスク対策、
リスク対策の優先順位を容易に把握することができる。
【0084】さらにまた、本発明による企業リスク診断
支援装置1は、リスク対策特定手段とプレゼンテーショ
ン手段により、リスク対策を一覧できるような形で表示
し、かつ、各リスク対策の根拠がプレゼンテーション手
段のリスク対策画面から容易に理解させることができ
る。これにより、リスク診断の成果を高めることができ
る。
【0085】また、事故事例検索手段と、リスク詳細情
報検索手段と、保険詳細情報検索手段とにより、必要な
ときに過去の事故事例と、リスクの詳細情報と、保険の
詳細情報とをその場で提示し、これに説明を加えること
ができるので、企業のリスク診断に伴う説明作業を効率
よく行うことができる。
【0086】また、リスク対策シミュレーション手段に
よって、所定の保険を新たにかけた場合の効果を、その
場でシミュレートして顧客に示すことができるので、保
険契約の成立をさらに強く促すことができる。
【0087】最後に、本発明の企業リスク診断支援装置
は、保険引受判断手段により、顧客が希望した保険を引
き受けるべきか否かの判断を正確に、かつ、即座に行う
ことができ、健全な保険販売業務を行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による企業リスク診断支援装置の全体構
成とその処理の流れを示したブロック図。
【図2】本発明の企業リスク診断支援装置によるリスク
診断結果の画面を例示した図。
【図3】本発明の企業リスク診断支援装置によるリスク
ヘッジ状況の診断結果の画面を例示した図。
【図4】本発明の企業リスク診断支援装置によるリスク
対策の診断結果の画面を例示した図。
【符号の説明】
1 企業リスク診断支援装置 2 企業情報入力手段 3 リスク洗い出し手段 4 リスク発生頻度/影響度評価手段 5 リスクヘッジ状況評価手段 6 リスク対策特定手段 7 プレゼンテーション手段 8 リスク対策シミュレーション手段 9 事故事例検索手段 10 リスク詳細情報検索手段 11 保険詳細情報検索手段 12 保険引受判断手段 13 リスク洗い出し知識ベース 14 リスク発生頻度知識ベース 15 リスク影響度知識ベース 16 リスクヘッジ状況評価知識ベース 17 リスク対策知識ベース 18 事故事例データベース 19 リスク詳細情報データベース 20 保険詳細情報データベース 21 保険引受知識ベース 22 グラフ 23 リスク項目 24 領域 25 レーダーチャート 26 リスク表示ウィンドウ 27 リスク対策ウィンドウ 28 リスク対策用保険表 29 判断結果出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三 室 克 哉 神奈川県横浜市保土ケ谷区神戸町134番地 株式会社野村総合研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リスク診断を行う対象の企業の業種、規模
    を含む属性情報と、財務情報と、既加入保険情報と含む
    企業情報を入力する企業情報入力手段と、 前記企業情報を解析してその特徴を抽出し、企業情報の
    特徴と予想されるリスクの対応ルールからなるリスク洗
    い出し知識ベースを参照することにより、診断対象の企
    業のリスクを記述したリスクデータを生成するリスク洗
    い出し手段と、 企業情報の特徴と企業に生じる種々のリスクの発生頻度
    の対応ルールからなるリスク発生頻度知識ベースと、所
    定のリスクが現実化した場合の企業に対する影響度を判
    断するルールからなるリスク影響度知識ベースとを参照
    し、前記リスクデータ中の各リスクについてそれぞれの
    発生頻度および影響度とを評価するリスク発生頻度/影
    響度評価手段と、 前記企業情報の既加入保険情報と、前記リスク発生頻度
    /影響度評価手段の評価結果から、所定の保険によって
    企業のリスクが軽減される度合いを記述したルールから
    なるリスクヘッジ状況評価知識ベースを参照し、診断対
    象企業のリスクヘッジの状況を評価するリスクヘッジ状
    況評価手段と、 前記リスクヘッジ状況評価手段による評価結果を参照
    し、企業のリスクに対する対策を判断するルールからな
    るリスク対策知識ベースを参照して診断対象企業のリス
    ク対策を特定するリスク対策特定手段と、 前記リスクデータ、リスクの発生頻度/影響度、リスク
    ヘッジ状況、リスク対策の少なくとも一つを出力するプ
    レゼンテーション手段と、を備えていることを特徴とす
    る企業リスク診断支援装置。
  2. 【請求項2】前記プレゼンテーション手段は、リスクの
    企業に対する影響度を横軸、リスクの発生頻度を縦軸と
    するグラフ上に、前記リスクデータ中の各リスクを配し
    て表示することを特徴とする請求項1記載の企業リスク
    診断支援装置。
  3. 【請求項3】前記プレゼンテーション手段は、前記グラ
    フ上に表示したリスクを、当該企業においてリスクヘッ
    ジ度合いが低いほど段階的に強調表示することを特徴と
    する請求項2に記載の企業リスク診断支援装置。
  4. 【請求項4】前記プレゼンテーション手段は、企業リス
    クを評価する複数の指標軸を放射状に配したレーダーチ
    ャート上に、診断対象企業のリスク状況を多角形によっ
    て表示することを特徴とする請求項1に記載の企業リス
    ク診断支援装置。
  5. 【請求項5】前記プレゼンテーション手段は、リスク対
    策として診断対象企業が加入すべき保険の種類と保険金
    額を表示することを特徴とする請求項1に記載の企業リ
    スク診断支援装置。
  6. 【請求項6】過去に生じた事故事例を、発生した企業の
    企業情報とともに格納した事故事例データベースと、 前記診断対象企業の企業情報を参照し、前記事故事例デ
    ータベースから類似の企業に発生した事故事例を検索す
    る事故事例検索手段と、を有し、 前記プレゼンテーション手段は、前記事故事例検索手段
    が検索した事故事例をテキスト表示、あるいは静止画表
    示、あるいは動画表示、あるいは音声出力することを特
    徴とする請求項1に記載の企業リスク診断支援装置。
  7. 【請求項7】リスクが現実化する条件、およびリスクが
    現実化した場合の企業に対する影響を含むリスクの詳細
    情報を格納したリスク詳細情報データベースと、 ユーザーが指定したリスクについて、前記リスク詳細情
    報データベースを参照し、そのリスクの詳細情報を検索
    するリスク詳細情報検索手段と、を有し、 前記プレゼンテーション手段は、前記リスク詳細情報検
    索手段が検索したリスクの詳細情報をテキスト表示、あ
    るいは静止画表示、あるいは動画表示、あるいは音声出
    力することを特徴とする請求項1に記載の企業リスク診
    断支援装置。
  8. 【請求項8】保険の適用範囲、適用条件、保障の内容を
    含む保険の詳細情報を格納した保険詳細情報データベー
    スと、 ユーザーが指定した保険について、前記保険詳細情報デ
    ータベースを参照し、その保険の詳細情報を検索する保
    険詳細情報検索手段と、を有し、 前記プレゼンテーション手段は、前記保険詳細情報検索
    手段が検索した保険の詳細情報をテキスト表示、あるい
    は静止画表示、あるいは動画表示、あるいは音声出力す
    ることを特徴とする請求項1に記載の企業リスク診断支
    援装置。
  9. 【請求項9】前記診断対象企業においてリスク対策とし
    て所定の保険をかける場合、その保険の種類と保険金額
    とを入力させ、必要な保険料を算出し、その保険が加わ
    ったことによる診断対象企業のリスクヘッジの状況を評
    価するリスク対策シミュレーション手段を有し、 前記プレゼンテーション手段により、前記リスク対策シ
    ミュレーション手段が模擬したリスクヘッジ状況と診断
    対象企業の実際のリスクヘッジ状況とを比較できるよう
    に表示することを特徴とする請求項1に記載の企業リス
    ク診断支援装置。
  10. 【請求項10】保険を引き受けることの適否を判断する
    ルールからなる保険引受知識ベースと、 前記診断対象企業の企業情報を参照し、前記保険引受知
    識ベースの判断ルールに基づいて前記診断対象企業が希
    望する保険を引き受けるべきか否かを判断する保険引受
    判断手段と、 前記保険引受判断手段の判断結果を出力する判断結果出
    力手段と、を有していることを特徴とする請求項1に記
    載の企業リスク診断支援装置。
JP26883395A 1995-10-17 1995-10-17 企業リスク診断支援装置 Pending JPH09114801A (ja)

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