JPH09114640A - ビット操作回路 - Google Patents

ビット操作回路

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JPH09114640A
JPH09114640A JP7272475A JP27247595A JPH09114640A JP H09114640 A JPH09114640 A JP H09114640A JP 7272475 A JP7272475 A JP 7272475A JP 27247595 A JP27247595 A JP 27247595A JP H09114640 A JPH09114640 A JP H09114640A
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耕治 加藤
Harutsugu Fukumoto
晴継 福本
Hiroaki Tanaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビット操作を1サイクルで実行しながら、素
子数の増加或いはレイアウト面積の増大を抑制する。 【解決手段】 ビット選択回路16は、入力線11から
の複数の1ビットデータを並列入力する。アドレスデコ
ーダ17は、アドレスデータに基づいて複数のビット選
択回路16のうちの1つを選択する。論理演算回路18
は、論理演算入力線15から被演算データを入力すると
共に、その被演算データと1及び0と論理演算した結果
を論理演算ノード19から夫々出力する。ここで、ビッ
ト選択回路16は、アドレスデコーダにより選択された
ときは入力線11から入力する1ビットデータを判断
し、その1ビットデータが1か0かに応じて論理演算回
路18から出力される論理演算結果を選択して出力線1
2に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路で実現さ
れたマイクロコンピュータ等においてビット操作を実行
するビット操作回路に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばCPUにおける任意の1ビット操
作とは、任意の1ビットデータに対してセット、リセッ
ト、または他の信号との論理演算、或いは複数の1ビッ
トデータのうちから任意の1ビットデータを抽出するこ
とである。
【0003】従来より、CPUのセット、リセットに関
しては、演算処理装置(以下、ALUと称する)にて、
ソフト的手法で処理することが一般的である。例えば、
4ビットデータ“abcd”に対し、最下位1ビット
“d”をセットするには、4ビットデータ“abcd”
と4ビット定数“0001”をALUを用いてORすれ
ばよい。同様に、リセットするならば、4ビットデータ
“abcd”と4ビット定数“1110”をANDする
ことで処理できる。また、他の信号との論理演算、或い
は任意の1ビットを1ビットデータとして抽出するため
には、被演算数の各ビットを選択することができるビッ
ト選択回路と、選択されたビットに対して他の信号と論
理演算するための論理演算回路とを有する構成とするこ
とが一般的である。
【0004】また、被演算数の任意の1ビットに対して
論理演算するハード的手法も考えられており、その一例
として特公平5−45978号公報のものがある。この
ものは、図12に示すように、被演算数を記憶するテン
ポラリレジスタ1、アドレスデータを保持する選択レジ
スタ2、演算結果を記憶するセットリセット機能付きフ
リップフロップ3、任意ビットを選択するビット選択回
路4、論理演算回路5、前記各回路を制御する制御回路
6から構成される。
【0005】ここで、図12に示す実施例のデータ長は
8ビット長であり、8ビットのデータはテンポラリレジ
スタ1に保持されると共に、上位3ビットがアドレスと
して選択レジスタに保持される。ビット選択回路4は選
択レジスタの保持アドレスをデコードすることにより選
択するビットを決定し、テンポラリレジスタ1から1ビ
ットデータを取出して論理演算回路5に出力する。
【0006】そして、論理演算回路5において、セット
リセット機能付きフリップフロップ3の出力とテンポラ
リレジスタ1から取出した1ビットデータとを用いて論
理演算を行い、その結果を必要に応じてスイッチである
NMOS7、ビット選択回路4を介してテンポラリレジ
スタ1に出力する。以上のような処理手順によって、論
理演算回路5により様々なビット操作を行うことができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CPU
においてALUを用いたソフト的手法では、ビット操作
をセット・リセットのみに限定すれば、回路を追加する
ことなく実施できる点で優れているものの、他の信号と
の論理演算、或いは任意の1ビットを1ビットデータと
して抽出することは難しく、実施することができたとし
ても、回路の追加、命令の複数サイクル化が必要とな
る。このため、ビット操作命令を含んで構成されるCP
U等のパフォーマンス(能率)を低下させるという問題
がある。
【0008】また、ハード的手法として、ビット選択回
路、選択されたビットに対し他の信号と論理演算する論
理演算回路を被演算データの各ビット毎に有する構成で
は、1ビット毎の回路が大きくなり、レイアウト面積が
増大する問題がある。特に、特公平5−45978号公
報のものでは、テンポラリレジスタ1及びフリップフロ
ップ3を構成要素としており、データ保持を必要としな
い用途から考えると、不必要に回路が大きくなると共に
レイアウト面積が増大する問題がある。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ビット操作を高速に実行しながら、素
子数の増加或いはレイアウト面積の増大を抑制すること
ができるビット操作回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、論理演算回路は、外部から与えられる1ビットデー
タに対して被演算データとしての1,0の両方に対して
所定の論理演算を実行すると共に両方の論理演算データ
を夫々出力する。このとき、ビット選択回路は、入力線
から入力する1ビットデータが1の場合は前記論理演算
回路から出力される被演算データが1に対応した論理演
算データを選択し、0の場合は被演算データが0に対応
した論理演算データを選択して出力線に出力する。従っ
て、1ビットデータの入出力動作と論理演算動作とを並
列に実行することができるので、1ビットデータ同士の
論理演算を高速に行え、ソフト的手法のように複数サイ
クルを要することなく実行することができる。
【0011】請求項2によれば、アドレスデコーダは、
入力するアドレスデータに基づいてビット選択回路のう
ちから所定のものを択一的に選択する。すると、アドレ
スデコーダにより選択されたビット選択回路は、入力線
から入力する1ビットデータに応じて論理演算回路から
の論理演算データを選択して出力線に出力する。従っ
て、複数のビットデータのうちの1ビットデータに対し
て1サイクルで高速に論理演算を実行することができ
る。
【0012】請求項3によれば、論理演算回路は、ビッ
ト抽出命令を受けたときは論理演算データとして1及び
0を夫々を出力する。このとき、アドレス選択回路によ
り選択されたビット選択回路は、入力線から入力する1
ビットデータを抽出データ線に出力する。また、入力線
から入力する1ビットデータが1のときは論理演算開路
から出力される1を選択し、0のときは0を選択して出
力する。
【0013】一方、アドレス選択回路により選択されな
かったビット選択回路は、入力線から入力する1ビット
データを出力線に出力すると共に抽出データ線を遮断す
る。ここで、各ビット選択回路の抽出データ線は全て1
本の抽出データ出力線に接続されているので、入力線か
ら入力する複数ビットデータのうちの任意の1ビットデ
ータを抽出データ出力線から抽出することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を図1を参照して説明す
る。図1は本発明の基本構成を示している。この図1
は、複数ビットのビット操作回路を示すものであり、信
号線としては、複数ビットデータを並列入力する入力線
11、この入力線11に対応して設けられ複数ビットデ
ータを並列出力する出力線12、nビットのアドレス線
13、選択された1ビットの論理演算内容を決定するm
ビットの論理演算制御線14、選択された1ビットと共
に論理演算される1ビットデータを入力する論理演算入
力線15が設けられている。
【0015】また、上記各信号線に接続された回路とし
ては、入力線11と出力線12との間に介在された複数
のビット選択回路16、アドレス線13と接続されたア
ドレスレコーダ17、論理演算制御線14及び論理演算
入力線15と接続された論理演算回路18が設けられて
いる。
【0016】論理演算回路18は、論理演算入力線15
から被演算データとして入力する1ビットデータと被演
算データとしての“1”及び“0”を論理演算制御線1
4で決定された論理演算により演算するもので、論理演
算結果を演算結果ノード19として各ビット選択回路1
6に出力する。この場合、演算結果ノード19は、論理
演算入力線15から入力する1ビットデータと“1”と
の論理演算結果を示す演算結果1ノードと1ビットデー
タと“0”との論理演算結果を示す演算結果0ノードと
からなる。
【0017】アドレスデコーダ17はnビットのアドレ
スデータをデコードし、各ビット選択回路16と接続さ
れたビット選択ノードのうちの1つのみをセットし、他
のビット選択ノードをリセットする。
【0018】ビット選択回路16は、アドレスレコーダ
17からのビット選択ノード20がセットされたときは
対応する入力線11から入力する1ビットデータが
“1”か“0”かに応じて論理演算回路18からの演算
結果1ノード若しくは演算結果0ノードを選択し、選択
した演算結果1ノード若しくは演算結果0ノードを入力
線11からの入力データに代えて出力線12から出力す
る。つまり入力ビットが“1”の場合は演算結果1ノー
ドが出力線12から出力され、入力ビットが“0”の場
合は演算結果0ノードが出力線12から出力される。こ
の場合、アドレスレコーダ17からのビット選択ノード
20がリセットされているビット選択回路16は、入力
線11からの入力データを出力線12に出力する。
【0019】従って、論理演算回路18が被演算データ
としての1ビットデータと“1”及び“0”との論理演
算を実行すると同時に、ビット選択回路16が入力線1
1から入力する被演算データとしての1ビットデータに
応じて論理演算回路18からの論理結果ノード19を選
択して出力線12に出力するので、1ビットデータの入
出力動作と論理演算動作という2つの動作を高速に実行
することができる。従って、任意の入力線11から入力
した1ビットデータに対する論理演算を1サイクルで完
了することができる。
【0020】次に、本発明の第1実施例を図2乃至図8
を参照して説明する。図2は4ビットのビット操作回路
を示すものであり、図1に示す構成と同一部分には同一
符号を付して説明を省略する。このビット操作回路はC
PUの論理回路として構成されている。ここで、入力線
11は、一般的にはレジスタファイルの出力(リードさ
れたデータが出力されるバス)に接続されている。ま
た、出力線12は、ALUの一方の入力に接続されてい
るが、CPUの構成により一概には規定されない。
【0021】一方、論理演算入力線15からはフラグ
(オーバーフロー、キャリー、ネガティブ、ゼロ等)、
或いはイミーデート(オペランドから直接入力されるデ
ータ)が入力されるが、CPUの構成により一概に規定
されない。尚、入力線11及び出力線12と接続される
回路、並びに論理演算入力線15から入力されるデータ
は一例であり、それらに規定されるものではない。
【0022】さて、入力線11は4ビットデータを並列
入力するために4本、出力線12は4ビットデータを並
列出力するために4本、アドレス線は4ビットのうちの
1ビットを選択するために2本、論理演算制御線14は
複数の論理演算内容から1つの論理演算内容を決定する
ために2本設けられている。
【0023】この場合、アドレスデコーダ17は2ビッ
トのアドレスデータをデコードすることにより4個のビ
ット選択ノード20のうちの1つをセットする。ビット
選択回路16は、アドレスデコーダ17からのビット選
択ノードがセットされている場合は、対応する入力線1
1からのデータに代えて論理演算回路18からの演算結
果ノード19を選択して出力線12から出力する。
【0024】次に上記各回路について説明する。図3及
び図4はビット選択回路16の一例を示している。これ
らの図3及び図4において、ビット選択回路16には、
入力線11及び出力線12が接続されていると共に、ビ
ット選択ノード20、演算結果1ノード19a及び演算
結果0ノード19bが接続されている。
【0025】ここで、ビット選択回路16は、演算結果
セレクタ21及び出力セレクタ22から構成されてい
る。演算結果セレクタ21は2個のアナログスイッチ2
3及び1個のインバータ24から構成されており、入力
線11からの入力ビットデータが“1”の場合は演算結
果1ノード19aを演算結果ノード25に接続し、
“0”の場合は演算結果0ノード19bを演算結果ノー
ド25に接続する。
【0026】また、出力セレクタ22は2個のアナログ
スイッチ26及び1個のインバータ27から構成されて
おり、ビット選択ノード20が“1”、即ちこのビット
選択回路16が選択されている場合は演算結果セレクタ
21の出力である演算結果ノード25を出力線12に接
続し、ビット選択ノード20が“0”、即ちこのビット
選択回路16が選択されていない場合は入力線11を出
力線12に接続するので、入力線11から入力する1ビ
ットデータが出力線12に出力される。
【0027】従って、アドレスデコーダ17により選択
されたビット選択回路16は、入力線11から入力する
1ビットデータが“1”の場合は演算結果1ノード19
aを出力線12に出力し、“0”の場合は演算結果0ノ
ード19bを出力線12に出力する。
【0028】図5及び図6はアドレスデコーダ17の一
例を示している。これらの図5及び図6において、アド
レスレコーダ17には2本のアドレス線13が接続され
ている。このアドレスレコーダ17は、4個の2入力N
OR28と2個のインバータ29とから構成される。2
入力NOR28は、全ての入力が“0”の場合のみ出力
を“1”とし、それ以外は全て出力を“0”とするの
で、2ビットのアドレス線13のうち図中の上側のアド
レス線13が“1”、下側のアドレス線13が“0”の
場合はNOR28の出力線のうち図示左から2本目のみ
が“1”を出力する。
【0029】図7及び図8は論理演算回路18の一例を
示している。これらの図7及び図8において、論理演算
回路18はAND回路30及びOR回路31から構成さ
れている。AND回路30は2個のアナログスイッチ3
2と1個のインバータ33とから構成されており、図示
上側の論理演算制御線14が“1”の場合はアナログス
イッチ32がオンすることによりANDを実行すること
ができる。また、OR回路31は2個のアナログスイッ
チ34と1個のインバータ35とから構成されており、
図示下側の論理演算制御線14が“1”の場合はアナロ
グスイッチ34がオンすることによりORを実行するこ
とができる。
【0030】ここで、論理演算入力線15に対するもう
一方の被演算データである入力線11からの入力データ
は“1”若しくは“0”であるので、論理演算回路18
は、入力データを1,0と仮定し、論理演算入力線15
から入力する1ビットデータと“1”及び“0”とを先
見的に同時に演算する。従って、論理演算回路18から
の出力は2出力となり、入力データを“1”と仮定した
場合の結果を演算結果1ノード19a、“0”と仮定し
た結果を演算結果0ノード19bとする。
【0031】この場合、入力線11からの入力データを
1,0と仮定するため、論理演算回路18の構成を簡素
化することができる。つまり、例えば論理演算としてA
NDを実行する場合、入力データが“0”と仮定すれ
ば、もう一方の被演算データがいかなる値でも演算結果
は“0”となり、入力データが“1”と仮定すれば、も
う一方の被演算データが演算結果となる。
【0032】同様に、論理演算としてORを実行する場
合は、入力データが“0”と仮定すれば、もう一方の被
演算データが演算結果となり、入力データが“1”と仮
定すれば、“1”が演算結果となる。
【0033】従って、全てのデータを先見的に論理演算
を実行する場合は、論理演算回路18は通常の2倍の演
算回路を必要とするのが一般的であるが、前記のように
論理演算回路18を論理的に簡素化できるため、回路規
模としては先見しない場合とほぼ同程度に抑制すること
ができる。
【0034】次に、作用の一例として入力線11からの
4ビット目のデータをセットする場合を説明する。尚、
論理演算回路18の回路例である図18は、この説明の
内容に該当しない。CPUがメモリに記憶されている命
令を読取って図示しないデコーダにラッチすると、デコ
ーダは、入力線の4ビット目を指し示すアドレスをアド
レスデコーダ17へ渡すと共に、データをセットする指
示を論理演算回路18へ渡す。
【0035】すると、アドレスデコーダ17は、アドレ
スから4ビット目のビット選択回路16へのビット選択
ノード20のみセットし、それ以外のビットのビット選
択ノード20をリセットする。また、同時に、論理演算
回路18は、論理演算制御線14による指示に応じて入
力線11からの入力する1ビットデータを“1”若しく
は“0”と夫々仮定した2つの論理演算を実行すると共
に、2つの演算結果ノード19a,19bを出力する。
ここでの論理演算では、2つの演算結果ノード19a,
19bを共に“1”とする。
【0036】さらに、同時に、4ビット目のビット選択
回路16は、入力線11からの入力データ“1”若しく
は“0”に応じて演算結果1ノード19a若しくは演算
結果0ノード19bを択一的に選択して出力線12に出
力する。つまり、入力線11からの入力データが“1”
の場合は演算結果1ノード19aを出力線12に接続
し、入力データが“0”の場合は演算結果0ノード19
bを出力線12に接続する。この場合、4ビット目以外
のビット選択回路16は、入力線11を出力線12に接
続する。以上の動作により、入力線11のうちの4ビッ
ト目に入力する1ビットデータのみをセットした状態で
出力線12から出力することができる。
【0037】上記構成のものによれば、CPUのデコー
ダが命令を解読するサイクルに続くサイクルで、アドレ
スデコーダ17、論理演算回路18及びビット選択回路
16が同時に動作するので、ビット操作を1サイクルで
実行することが可能となる。換言すれば、アドレスデコ
ーダ17、論理演算回路18及びビット選択回路16は
データの入力タイミングで出力結果が決定されるセレク
タのように機能させることができる。
【0038】図9乃至図11は本発明の第2実施例を示
しており、第1実施例と同一部分には同一符号を付して
説明を省略する。この第2実施例は、入力線11からの
入力データのうち被演算データとして選択された入力デ
ータを1ビットデータとして抽出して出力する機能を付
加したことを特徴とする。
【0039】図9及び図10はビット選択回路16を示
している。これらの図9及び図10において、ビット選
択回路16は、1ビットデータの出力機能を付加して構
成されている。即ち、出力セレクタ22にアナログスイ
ッチ36を新規に設け、アナログスイッチ36がオンし
た状態で入力線11からの入力データを1ビットデータ
の抽出データ線37に出力する。このアナログスイッチ
36はビット選択ノード20に応じてオンオフするの
で、ビット選択ノード20が“1”となることにより選
択されたビット選択回路16では、アナログスイッチ3
6がオンして入力線11からの入力データが抽出データ
線37に出力される。また、選択されていないビット選
択回路16では、アナログスイッチ36がオフして抽出
データ線37は遮断状態(ハイインピーダンス)にな
る。
【0040】図11において、各ビット選択回路16の
抽出データ線37は全て抽出データ出力線38に接続さ
れており、1ビットデータとして抽出データ出力線38
から出力されている。従って、抽出データ出力線38に
は、選択されたビット選択回路16に対応する入力線1
1から入力する1ビットデータが出力されるので、入力
線11からの入力する複数の1ビットデータのうちの任
意の1ビットデータを抽出することができる。
【0041】次に、演算動作の一例として、図11に基
づいて入力線11からの入力データのうちの4ビット目
のデータを抽出する場合を説明する。ビット選択回路1
6としては図10に示す回路を用いる。
【0042】図示しないデコーダが4ビット目のデータ
抽出を実行する命令を読込むと、デコーダは、入力線1
1の4ビット目を指し示すアドレスをアドレスデコーダ
17へ渡すと共に、データをスルーする指示を論理演算
回路18へ渡す。すると、アドレスデコーダ17は、ア
ドレスから4ビット目のビット選択回路16へのビット
選択ノード20のみをセットし、それ以外のビットのビ
ット選択ノード20をリセットする。同時に論理演算回
路18では、論理演算制御線14による指示に応じて選
択ビットを“1”,“0”と夫々仮定した2つの演算結
果ノード19a,19bを夫々“1”,“0”とする。
【0043】さらに、4ビット目のビット選択回路16
は、入力線11からの入力データが“1”か“0”かに
応じて2つの演算結果ノード19a,19bを選択して
出力線12に出力する。つまり、入力が1の場合は1を
仮定した側の演算結果1ノード19aを選択して出力す
るので1となり、入力が0の場合は0を仮定した側の演
算結果0ノード19bを選択して出力するので0とな
る。即ち、入力線11からの入力データを出力線12に
スルーしたのと同義となる。
【0044】このとき、ビット選択ノード20により選
択された4ビット目のビット選択回路16は、アナログ
スイッチ36を介して入力データを抽出データ線37に
出力する。また、4ビット目以外のビット選択回路16
では、入力線11のデータを出力線12に出力する。
【0045】以上の動作の結果、入力線11からの入力
データが出力線12に出力データとして出力されると同
時に、4ビット目の1ビットデータが抽出データ出力線
38から出力される。
【0046】このようにして抽出された1ビットデータ
の利用方法としては、例えば内部バス32ビットのCP
Uにおいて、特定のレジスタが各種外部装置の所定の状
態を“1”若しくは“0”で表していると仮定した場合
には、この特定のレジスタは32個の外部装置に関する
状態を表現することができるので、例えば24ビット目
に相当する装置の状態に応じて特定の処理を実行するに
は、32ビットのデータの中から24ビット目の1ビッ
トデータを抽出し、その抽出した1ビットデータに応じ
て条件分岐等の命令を用いて処理する。換言すれば、抽
出したビットデータは、フラグのように利用することが
できる。
【0047】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、次のように変形または拡張できる。入力線11
及び出力線12を1本ずつ設け、それに対応してビット
選択回路16を1個だけ設けた上で、アドレスデコーダ
17を省略するようにしてもよい。CPU以外のICに
適用するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1実施例を示す図1相当図
【図3】ビット選択回路を示すブロック図
【図4】ビット選択回路の構成を示す電気回路図
【図5】アドレスデコーダを示すブロック図
【図6】アドレスデコーダの構成を示す電気回路図
【図7】論理演算回路を示すブロック図
【図8】論理演算回路の構成を示す電気回路図
【図9】本発明の第2実施例を示す図3相当図
【図10】図4相当図
【図11】図2相当図
【図12】従来例を示す図2相当図
【符号の説明】
11は入力線、12は出力線、16はビット選択回路、
17はアドレスデコーダ、18は論理演算回路、37は
抽出データ線、38は抽出データ出力線である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ビットデータが入力する入力線と、1
    ビットデータを出力する出力線とを備え、前記入力線か
    ら入力する1ビットデータと外部から与えられる1ビッ
    トデータとを論理演算した論理演算データを前記出力線
    に出力するビット操作回路において、 外部から与えられる1ビットデータに対して被演算デー
    タとしての1,0の両方に対して所定の論理演算を実行
    すると共に両方の論理演算データを夫々出力する論理演
    算回路と、 前記入力線から入力する1ビットデータが1の場合は前
    記論理演算回路から出力される被演算データが1に対応
    した論理演算データを選択し、0の場合は被演算データ
    が0に対応した論理演算データを選択して前記出力線に
    出力するビット選択回路とを備えたことを特徴とするビ
    ット操作回路。
  2. 【請求項2】 前記入力線及び出力線は複数本設けられ
    ていると共に、前記ビット選択回路は前記入力線及び出
    力線に対応して複数設けられ、 入力するアドレスデータに基づいて前記ビット選択回路
    のうちから所定のものを択一的に選択するアドレスデコ
    ーダを設け、 前記ビット選択回路は、前記アドレスデコーダにより選
    択された場合は前記入力線から入力する1ビットデータ
    に応じて前記論理演算回路からの論理演算データを選択
    して前記出力線に出力すると共に、選択されない場合は
    前記入力線から入力する1ビットデータを前記出力線に
    出力するように構成されていることを特徴とする請求項
    1記載のビット操作回路。
  3. 【請求項3】 前記論理演算回路は、ビット抽出命令を
    受けたときは論理演算データとして1及び0を夫々出力
    するように構成され、 前記ビット選択回路は、前記アドレスデコーダにより選
    択された場合は前記入力線から入力する1ビットデータ
    を抽出データ線に出力すると共に前記入力線から入力す
    る1ビットデータが1のときは前記論理演算回路から出
    力される1を選択し、0のときは0を選択して前記出力
    線に出力し、且つ選択されない場合は前記入力線から入
    力する1ビットデータを前記出力線に出力すると共に抽
    出データ線を遮断状態(ハイインピーダンス)とするよ
    うに構成され、 前記各ビット選択回路からの抽出データ線を全て1本の
    抽出データ出力線に接続したことを特徴とする請求項2
    記載のビット操作回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100847209B1 (ko) * 2000-10-17 2008-07-17 엔엑스피 비 브이 데이터 비트 선택 방법 및 장치

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