JPH09113567A - プリント基板のパターンショート・オープン検査装置 - Google Patents

プリント基板のパターンショート・オープン検査装置

Info

Publication number
JPH09113567A
JPH09113567A JP7297847A JP29784795A JPH09113567A JP H09113567 A JPH09113567 A JP H09113567A JP 7297847 A JP7297847 A JP 7297847A JP 29784795 A JP29784795 A JP 29784795A JP H09113567 A JPH09113567 A JP H09113567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
printed circuit
circuit board
printed board
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7297847A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Kanai
敏彦 金井
Hirotaka Ishikawa
弘高 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP7297847A priority Critical patent/JPH09113567A/ja
Publication of JPH09113567A publication Critical patent/JPH09113567A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板に反りや厚みの差等の板厚方向
に変形があっても、同一パターン上の導通状態或いは異
なるパターン間の非導通状態に関する正確な検査を行な
えるようにする。 【解決手段】 プリント基板32と導体板28との間に
介在する絶縁物30の厚みをプリント基板32に発生す
る板厚方向の変形による静電容量への影響が無視できる
程小さくなるようにその変形量の最大値以上の厚みとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベアボードテスタ、
インサーキットテスタ等の基板検査装置に使用するプリ
ント基板のパターンショート・オープン検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の電子機器にはプリント基板
が多数使用されている。このプリント基板はプラスチッ
ク、セラミック、ガラス等の絶縁基板に配線パターンを
印刷により施し、各パターンに電子部品を取り付けるリ
ード穴等を設けたものである。通常、電子機器の組立て
に当り、前以てプリント基板の検査を実施している。そ
の際、電子部品を装着する前の裸のプリント基板に対し
てはベアボードテスタを用い、電子部品を装着したプリ
ント基板に対してはインサーキットテスタを使用する。
そして、それ等の各テスタに備えられているプリント基
板用パターンショート・オープン検査装置を用いると、
プリント基板に設けられている同一パターン上の各箇所
の導通状態や異なるパターン間の各箇所の非導通状態を
それぞれ検査することができる。
【0003】検査時、図2に示すように測定台の基板取
付部10の上に被検査基板12を設置する。その際、プ
リント基板12に設けられている各パターン14(14
a、14b、……)の特に内層配線パターン16(16
a、16b、……)と基板外の電極とで平行板コンデン
サを形成するため、基板取付部10の上に電極となる導
体板18を載せ、その上に0.1mm程の絶縁性フィル
ム20を載せ或いは絶縁性被膜を被覆し、更にその上に
被検査基板12を載せる。なお、絶縁性フィルム20等
はパターン14と導体板18とを絶縁してコンデンサを
形成するために介在する。
【0004】そして、検査の対象となっている例えばパ
ターン14bと導体板18とにそれぞれプロービング
し、両者間の静電容量Cb を測定する。すると、被検査
基板12と同一の良品基板によって測定した対応する箇
所の静電容量Cb0とを比較することによって、同一パタ
ーン14bの切断の有無或いはパターン14bと他のパ
ターン14とのブリッジの有無を判定できる。何故な
ら、一般に平行板コンデンサの静電容量Cは板の面積を
A、板間の距離をL、板間に介在する媒質の誘電率をε
とすると、それ等の間には数1の式で示す関係が成立し
ているため、同一パターン14bが切断していると、A
が小さくなるのでCが小さくなり、他のパターン14と
ブリッジしていると、Aが大きくなるのでCが大きくな
るからである。
【数1】
【0005】因みに、同一パターンの切断の有無を検査
する場合、本来ならパターン上の任意の2点間の導通状
態をパターンの全域に及ぶように多数回測定しなければ
ならないが、静電容量Cの測定によると、1つのパター
ンについて1回の測定で済む。又、1つのパターンと他
のパターン間のブリッジの有無についても、本来なら多
数回測定しなければならないが、静電容量Cの測定によ
ると、1つのパターンについて1回の測定で済む。しか
も、最近ではパターン間ピッチがますます狭くなり、狭
いものでは0.2mm程になっているため、プローブ同
士を接近させて立てられなくなってきているが、静電容
量Cの測定によるとプローブ同士を接近させて立てる必
要がなく、検査の対象となる基板の種類も多くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなプリント基板のパターンと導体板との間の静電容量
の測定により、プリント基板の同一パターン上の導通状
態或いは異なるパターン間の非導通状態の検査を実施す
ると、プリント基板と導体板間の距離が変化すると、静
電容量の値も変動するので、プリント基板に反りや厚み
の差等の板厚方向に変形が発生していると問題がある。
因みに、図3はプリント基板22の一部24に発生した
反りによる板厚方向の変形量Nを示している。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、プリント基板に反りや厚みの差
等の板厚方向に変形があっても、同一パターン上の導通
状態或いは異なるパターン間の非導通状態に関する正確
な検査を行なえるプリント基板のパターンショート・オ
ープン検査装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるプリント基板のパターンショート・オ
ープン検査装置では、プリント基板と導体板との間に介
在する絶縁物の厚みをプリント基板に発生する板厚方向
の変形による静電容量への影響が無視できる程小さくな
るようにその変形量の最大値以上の厚みとすることを特
徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態を説明する。図1は本発明を適用したプ
リント基板のパターンショート・オープン検査装置の基
板取付部上における検査時の状態を示す図である。図
中、26は測定台の基板取付部、28はその上に載る導
体板、30はその上に載る絶縁物、32はその上に載る
プリント基板である。これ等の基板取付部26、導体板
28等の構造等は従来の基板取付部10、導体板18等
とそれぞれ同一である。しかし、絶縁物30は従来の絶
縁物20と材質的に同一にしても、その厚みをはるかに
厚くする。なお、プリント基板32には複数個例えば2
個のパターン34(34a、34b)が設けられてお
り、そのパターン34aの内層配線パターン36aはC
層にあり、パターン34bの内層配線パターン36bは
B層にある。
【0010】検査時、対象となる例えばパターン34b
の切断の有無或いはパターン34bとパターン34aと
のブリッジの有無を検査するため、パターン34bと導
体板28とにそれぞれプロービングし、両者間の静電容
量CB を測定する。その際、パターン34bの特に内層
配線パターン36bとパターン34aの特に内層配線パ
ターン36aと、それ等の間に介在する基板構成絶縁物
の一部とで形成される静電容量をC1 とし、パターン3
4aの特に内層配線パターン36aと導体板28と、そ
れ等の間に介在する基板構成絶縁物の一部、絶縁物30
等とで形成される静電容量をC2 とすると、静電容量C
B は直列接続した静電容量C1 、C2の合成静電容量に
当るため、数2の式によって算出できる。
【数2】
【0011】しかし、静電容量C1 は内層配線パターン
36a、b間の距離L1 が一定であることより一定であ
るのに対し、静電容量C2 はプリント基板32に板厚方
向の変形による反りや厚みの差等があると、内層配線パ
ターン36aと導体板28との間の距離L2 が変化する
ことにより変動する。そこで、プリント基板32に発生
する反り等により変化する内層配線パターン36aと導
体板28との間の距離L2 が静電容量CB に与える影響
の量を反り等のない時の静電容量CB0より十分小さく
し、無視できる程にするとよい。そのためには、平行板
コンデンサの静電容量は上述したように板間の距離に反
比例するので、絶縁物30の厚みをプリント基板32に
発生する反り等の板厚方向変形量の最大値以上にして十
分厚くする。そして、プリント基板32に発生する反り
等の板厚方向変形量の最大値が例えば0.1mmの場
合、絶縁物30の厚みを1mm以上例えば1.6mmに
する。この結果、プリント基板32に反りや厚みの差等
の板厚方向に変形があっても、パターン34bと導体板
28との間の静電容量CB を測定し、同一の良品プリン
ト基板の対応箇所の静電容量CB0と比べることにより、
パターン34b上の導通状態或いはパターン34bとパ
ターン34aとの間の非導通状態に関する正確な検査を
実施できる。
【0012】次に、パターン34aの切断の有無或いは
パターン34aとパターン34bとのブリッジの有無を
検査するため、パターン34aと導体板28とにそれぞ
れプロービングし、両者間の静電容量CA を測定する。
この場合、パターン34aとパターン34bとのブリッ
ジの有無については、既に先の検査で明らかになってい
るので、実際にはパターン34aの切断の有無について
検査する。尤も、静電容量CA はC2 と等しい。それ
故、プリント基板32に反りや厚みの差等の板厚方向に
変形があっても、静電容量CA を測定し、同一の良品プ
リント基板の対応箇所の静電容量CA0と比べることによ
り、パターン34aの切断の有無に関する正確な検査を
実施できる。
【0013】このように絶縁物30を厚くし、距離L2
を長くして行くと、従来の測定法(絶縁物の厚みが0.
1mmの場合)によって得られる静電容量が大きいもの
は、距離L2 の影響を受け易く、静電容量CA (C2 )
の値が大きく減少して行く。しかし、従来の測定法によ
って得られる静電容量が小さいものは距離の影響を受け
難く、静電容量CA (C2 )の減少値が小さいので、本
発明の測定法によっても不都合はない。通常、プリント
基板には大小種々の面積を有するパターンが設けられて
おり、面積の小さいパターンのみからなるものは実際に
は存在しない。
【0014】なお、絶縁物30として通常プラスチック
板、ゴム板、ガラス板等の板体を使用するが、単に空気
中でプリント基板32と導体板28との間に必要なギャ
ップを形成し、空気を絶縁物として使用してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、プリント
基板と導体板との間に介在する絶縁物の厚みをプリント
基板に発生する板厚方向の変形による静電容量への影響
が無視できる程小さくなるようにその変形量の最大値以
上の厚みとし、そのプリント基板のパターンと導体板間
の静電容量を測定するため、プリント基板に板厚方向の
変形があっても、そのプリント基板の同一パターン上の
導通状態或いは異なるパターン間の非導通状態に関する
正確な検査を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプリント基板のパターンショ
ート・オープン検査装置の基板取付部上における検査時
の状態を示す図である。
【図2】従来のプリント基板のパターンショート・オー
プン検査装置の基板取付部上における検査時の位置関係
を示す図である。
【図3】同プリント基板のパターンショート・オープン
検査装置の基板取付部上に絶縁物等を介して反りの発生
したプリント基板を載せた状態を示す図である。
【符号の説明】
26…基板取付部 28…導体板 30…絶縁物 32
…プリント基板 34…パターン 36…内層配線パタ
ーン C1 、C2 …静電容量 L1 、L2 …距離

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板と導体板との間に絶縁物を
    介在し、そのプリント基板のパターンと導体板間の静電
    容量を測定することにより、そのプリント基板の同一パ
    ターン上の導通状態或いは異なるパターン間の非導通状
    態を検査するプリント基板のパターンショート・オープ
    ン検査装置において、上記絶縁物の厚みをプリント基板
    に発生する板厚方向の変形による静電容量への影響が無
    視できる程小さくなるようにその変形量の最大値以上の
    厚みとすることを特徴とするプリント基板のパターンシ
    ョート・オープン検査装置。
JP7297847A 1995-10-19 1995-10-19 プリント基板のパターンショート・オープン検査装置 Pending JPH09113567A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7297847A JPH09113567A (ja) 1995-10-19 1995-10-19 プリント基板のパターンショート・オープン検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7297847A JPH09113567A (ja) 1995-10-19 1995-10-19 プリント基板のパターンショート・オープン検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09113567A true JPH09113567A (ja) 1997-05-02

Family

ID=17851927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7297847A Pending JPH09113567A (ja) 1995-10-19 1995-10-19 プリント基板のパターンショート・オープン検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09113567A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000206169A (ja) * 1999-01-11 2000-07-28 Hioki Ee Corp 回路基板検査装置
WO2001096890A1 (en) * 2000-06-16 2001-12-20 Oht Inc. Device and method for inspection
JP2003207535A (ja) * 2002-01-17 2003-07-25 Nec Corp プリント基板検査方法及びプリント基板検査装置
KR101363608B1 (ko) * 2013-08-26 2014-02-19 주식회사 포스텔 번인보드 테스트용 지그

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000206169A (ja) * 1999-01-11 2000-07-28 Hioki Ee Corp 回路基板検査装置
WO2001096890A1 (en) * 2000-06-16 2001-12-20 Oht Inc. Device and method for inspection
JP2003207535A (ja) * 2002-01-17 2003-07-25 Nec Corp プリント基板検査方法及びプリント基板検査装置
KR101363608B1 (ko) * 2013-08-26 2014-02-19 주식회사 포스텔 번인보드 테스트용 지그

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0294925A2 (en) Coplanarity testing device for surface mounted components
US6316949B1 (en) Apparatus and method for testing electric conductivity of circuit path ways on circuit board
JPH09113567A (ja) プリント基板のパターンショート・オープン検査装置
US6143355A (en) Print alignment method for multiple print thick film circuits
JPH11101841A (ja) 導電性ペーストスルーホール型両面プリント配線基板及びその電気特性試験装置
JP4467027B2 (ja) 電気回路の断線検査方法
KR20000017073A (ko) 플렉서블 배선판 및 플렉서블 배선판의 검사 방법
JPH02198186A (ja) プリント配線板シールド層検査方法と検査手段
JP4292013B2 (ja) 回路基板検査装置
JPH0239496A (ja) プリント基板のスルーホール検査方法
JPH10190181A (ja) プリント基板及びその検査方法
US5749049A (en) Method and apparatus for measuring the inherent capacitance of a circuit supporting substrate
JPH05226429A (ja) 実装基板検査用シートおよびこれを用いた実装基板の検査方法
JPH0621180A (ja) プリント配線板のソルダーレジスト層の位置ずれ検査方法
JPH05299900A (ja) 回路基板および当該回路基板を用いた混成集積回路装置並びに回路基板における欠損検出方法
JPH07202375A (ja) 厚膜回路基板の製造方法
JPH08110362A (ja) 微細パターンを含むプリント配線板の導通検査方法
JP2002202335A (ja) 回路基板検査装置
KR980012185A (ko) 웨이퍼의 전기적 테스트 장치
JPS61170090A (ja) 印刷配線板
JPH08105884A (ja) プリント回路配線板
JPH02297993A (ja) 膜回路装置の製造方法
JPH1038969A (ja) 導電シートを用いる電子回路素子検査装置
JPH0660924B2 (ja) Icカードの検査方法
JPS63100383A (ja) 電気回路網の検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040622

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041026