JPH09113527A - 周期測定装置 - Google Patents

周期測定装置

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JPH09113527A
JPH09113527A JP26828195A JP26828195A JPH09113527A JP H09113527 A JPH09113527 A JP H09113527A JP 26828195 A JP26828195 A JP 26828195A JP 26828195 A JP26828195 A JP 26828195A JP H09113527 A JPH09113527 A JP H09113527A
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JP26828195A
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Hideo Watanabe
秀夫 渡辺
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 センサの検出特性の変化に適応して正確な検
出精度を維持することの可能な周期測定装置を提供す
る。 【解決手段】 歯車11に近接して設置されたセンサ1
2によって、歯車の回転速度に逆比例した周期の電圧パ
ルスがコンパレータ15に供給される。コンパレータで
マイクロコンピュータ(μP)16から出力される基準
値と比較され、その出力はμPのオートセーブレジスタ
(ASR)に印加される。ASRは電圧パルスの立ち上
がりを検出してフリーランタイマから実時刻を読み取
り、前回読み取った時刻との差から周期を算出する。な
お基準値を算出された周期に基づいて決定することによ
り精度よく周期を検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は周期測定装置に係わ
り、特にセンサの検出特性の変化、または雑音による誤
動作に適切に対応することの可能な周期測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の車輪の回転数を計測するため
に、シャフトに取り付けられた歯車が回転することによ
る磁束の変化を検出するものが公知である。図2は従来
の回転数測定装置の構成図であって、歯車21の近傍に
配置されたセンサ22の永久磁石221の発生する磁束
が歯車21の回転によって変化する。
【0003】この磁束の変化はセンサ22のコイル22
2によって検出される。なおコイル222は、断線検出
を容易にするために抵抗231を介して電圧バス232
に接続され一定の直流電圧にバイアスされている。セン
サ22の出力は、ノイズを除去するためのフィルタ24
およびバイアス電圧をカットするための結合コンデンサ
25を介して、第1のコンパレータ26に供給される。
【0004】第1のコンパレータ26は、第1の演算増
幅器261と基準値を設定するためのポテンショメータ
262から構成される。第1の演算増幅器261の一方
の入力端子にはセンサ22の出力が供給され、他の一方
の端子にはポテンショメータ262で設定される基準値
が供給される。即ち第1の演算増幅器261からは、セ
ンサ22の出力と基準値との大小に応じてレベルの反転
するパルスが出力される。
【0005】センサ22の出力はフィルタ24を介して
断線検出部27にも供給され、断線検出部27を構成す
る第2の演算増幅器271はセンサ22が正常であれば
“H”レベルを、センサ22が断線すれば“L”レベル
を出力する。第1の演算増幅器261および第2の演算
増幅器271の出力は、マイクロコンピュータシステム
である信号処理部28に供給される。
【0006】信号処理部28はデータバス281を中心
に、CPU282、メモリ283、オートセーブレジス
タ(ASR)284および入力インターフェイス285
から構成されており、第1の演算増幅器261はASR
284に、第2の演算増幅器271は入力インターフェ
イス285に接続される。ASR284は、第1の演算
増幅器261から出力されるパルスのエッジを検出を検
出しその検出時刻を信号処理部28に含まれるフリーラ
ンタイマから読み取りメモリ283に記憶する動作を行
う。
【0007】そしてCPU282で、2つのエッジ間の
周期の逆数に比例する値として回転数が算出される。ま
た第2の演算増幅器271は入力インターフェイス28
5に接続され、センサ22が断線しているか否かの診断
に使用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の回
転数測定装置にあってはフィルタ24の定数、基準値お
よび断線検出のためのしきい値は固定値であるため、セ
ンサ22の検出特性が周囲温度の変化あるいは経時的変
化により変動した場合には検出精度が悪化することは避
けることができないだけでなく、外来雑音のレベルに対
して適切に対応することができない。
【0009】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、センサの検出特性あるいは外来雑音のレベルの変
化に適応して正確な検出精度を維持することの可能な周
期測定装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる周期測
定装置は、物理的状態量の変化を電気的状態量の変化と
して検出する検出手段と、基準値を発生する基準値発生
手段と、検出手段の出力と基準値発生手段で発生された
基準値とを比較し比較結果に応じて出力を反転する比較
手段と、比較手段の反転周期を測定する周期測定手段
と、からなる周期測定装置において、基準値発生手段が
基準値を可変とする基準値可変手段を具備する。
【0011】請求項2にかかる周期測定装置は、基準値
可変手段が検出手段が物理的状態量の変化を検出してい
ない場合の検出手段の出力に基づいて基準値を設定す
る。請求項3にかかる周期測定装置は、基準値可変手段
が検出手段の出力の平均値に基づいて基準値を設定す
る。請求項4にかかる周期測定装置は、基準値可変手段
が2つの基準値を有しており比較手段の出力が反転する
毎に基準値を切り替える。
【0012】請求項5にかかる周期測定装置は、2つの
基準値が、相互に検出手段の出力値の中心値の反対側の
対称位置に設定されるものである。請求項6にかかる周
期測定装置は、基準値可変手段が周期測定手段で測定さ
れた周期あるいは周期の変化率に基づいて基準値を定め
る。請求項7にかかる周期測定装置は、基準値可変手段
が周期測定手段で測定された周期あるいは周期の変化率
に基づいて基準値を定める。
【0013】請求項8にかかる周期測定装置は、物理的
状態量の変化を電気的状態量の変化として検出する検出
手段と、基準値を発生する基準値発生手段と、検出手段
の出力と基準値発生手段で発生された基準値とを比較し
比較結果に応じて出力を反転する比較手段と、比較手段
の反転周期を測定する周期測定手段と、からなる周期測
定装置において、比較手段と周期測定手段との間に比較
手段の出力の反転周期が所定周期より短い場合には比較
手段の出力を除去する除去手段が配される。
【0014】請求項9にかかる周期測定装置は、除去手
段の所定周期が周期測定手段で測定された周期あるいは
周期の変化率に基づいて定められる。請求項10にかか
る周期測定装置は、比較手段と周期測定手段との間に比
較手段の出力の反転周期が所定周期より短い場合には比
較手段の出力を除去する除去手段が配される。
【0015】請求項11にかかる周期測定装置は、基準
値可変手段が2つの基準値を有しており比較手段の出力
が反転する毎に基準値を切り替える。即ち、請求項1に
かかる周期測定装置にあっては、検出手段の検出特性の
経時変化があった場合あるいは検出手段を交換した場合
にも適切な基準値が設定される。
【0016】請求項2にかかる周期測定装置にあって
は、基準値が検出手段が検出動作をしていないときの検
出手段の出力に基づいて適切な基準値が設定される。請
求項3にかかる周期測定装置にあっては、基準値が検出
手段の出力の平均値に基づいて適切な基準値が設定され
る。請求項4にかかる周期測定装置にあっては、比較手
段の出力が反転する毎に基準値が切り替えられる。
【0017】請求項5にかかる周期測定装置にあって
は、2つの基準値が、相互に検出手段の出力値の中心値
の反対側の対称位置に設定される。請求項6にかかる周
期測定装置にあっては、基準値が測定された周期の関数
として設定される。請求項7にかかる周期測定装置にあ
っては、基準値が測定された周期の関数として決定され
る。
【0018】請求項8および10にかかる周期測定装置
にあっては、比較手段の出力が所定周期より短い周期で
反転した場合には、その反転が除去される。請求項9に
かかる周期測定装置にあっては、所定周期が測定された
周期の関数として決定される。請求項11にかかる周期
測定装置にあっては、比較手段の出力が反転する毎に基
準値が切り替えられる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明にかかる周期測定装
置の構成図であって、シャフトに設置された歯車11に
近接してセンサ12が配置される。センサ12は永久磁
石121にコイル122が巻回されており、コイル12
2の一方の端子は分割抵抗131および132を介して
電源バス14に接続される。なおコイル122の他の一
方の端子は接地される。
【0020】分割抵抗131と132との接続点はコン
パレータ15の一方の入力端子と接続され、コンパレー
タ15の出力はマイクロコンピュータ16に接続され
る。マイクロコンピュータ16はデータバス161を中
心に、CPU162、メモリ163、ディジタルフィル
タ164、ASR165、A/Dコンバータ166およ
びD/Aコンバータ167から構成される。
【0021】即ちコンパレータ15の出力はディジタル
フィルタ164とASR165を介してマイクロコンピ
ュータ16に読み込まれる。コンパレータ15の他の一
方の入力端子には、マイクロコンピュータ16のD/A
コンバータ167から基準値が供給される。さらに分割
抵抗131と132との接続点の電位は、A/Dコンバ
ータ166を介してマイクロコンピュータ16に読み込
まれる。
【0022】回転数測定装置の計測開始前にD/Aコン
バータ167を介してコンパレータ15の基準値Vr
設定する。例えば基準値Vr は、マイクロコンピュータ
16への電源投入直後のセンサ12が検出動作をしてい
ないとみなすことのできる期間の出力電圧Vsrの関数と
して決定することができる。
【0023】Vr =Vr (Vsr) 具体的な関数としては、センサ12が検出動作をしてい
ないときの出力電圧に所定値を加算するものを採用する
ことが可能である。 Vr = Vsr+α ここでαは所定値である。
【0024】即ちセンサ12の出力電圧Vs が基準値V
r 以上であればコンパレータ15は“H”レベルを出力
し、基準値Vr 以下であればコンパレータ15は“L”
レベルを出力する。図3はマイクロコンピュータで実行
される周期算出ルーチンのフローチャートであって、コ
ンパレータ15から出力されるパルスの立ち上がりを検
出する毎に、即ち“L”レベルから“H”レベルに移行
する毎に実行される。
【0025】ステップ31において、フリーランタイマ
からパルスの立ち上がりの検出時刻TU を読み取る。ス
テップ32において検出時刻TU と前回の検出時刻BT
U との差として周期ΔTU を算出し、ステップ33にお
いて検出時刻TU を前回の検出時刻BTU に記憶し次回
の実行に備える。
【0026】ΔTU =TU − BTU なおさらに周期ΔTU の逆数に比例する値として回転数
Nを算出することも可能である。またコンパレータ15
の基準値Vr は、上記によって検出された周期ΔT
U (n)に基づいて決定することも可能である。
【0027】Vr =Vr (ΔTU ) 具体的には、今回決定された周期ΔTU を含めた過去4
回の周期の平均値に反比例した値として基準値Vrを定
めることも可能である。 Vr =Vsr+β/{ΔTU (n−3)+ΔTU (n−
2)+ΔTU (n−1)+ΔTU (n)}/4 ここでβは比例定数である。
【0028】また回転数が高くなるとセンサ12の出力
電圧が高くなることは公知である。上記第1の実施例に
おいては、基準値Vr は1つの値であるためノイズによ
る短時間のコンパレータ15の出力の反転によっても周
期の検出が行われるため、周期および回転数の検出精度
が悪化することは避けることができない。そこで第2の
実施例においては、2つの基準値を定めることにより耐
ノイズ性を向上することを可能とする。即ち高基準値V
rUと低基準値VrLは次式により決定することが可能であ
る。
【0029】VrU=VrU(Vsr) VrL=VrL(Vsr) 具体的な関数としては、センサ12が検出動作をしてい
ないときの出力電圧に所定値を加算するものを採用する
ことが可能である。 VrU= Vsr+αUrL= Vsr+αL ここでαU およびαL は所定値で、αU >αL かつ0>
αL である。
【0030】さらに高基準値VrUと低基準値VrLを周期
ΔTU に基づいて決定することが可能である。 VrU=VrU(ΔTU ) VrL=VrL(ΔTU ) ここで高基準値VrUを周期ΔTU が小さくなるほど増大
することにより、低基準値VrLを周期ΔTU が小さくな
るほど減少することにより、周期が短くなった場合にも
耐ノイズ性を維持することが可能である。
【0031】図4は第2の実施例の動作説明図であっ
て、横軸に時間を、縦軸にセンサ12の出力、基準値お
よびコンパレータ15の出力をとる。即ちセンサ12の
出力電圧Vs が時刻T1 で高基準値VrU以上となれば、
コンパレータ15の基準値は低基準値VrLに切り換わ
る。またセンサ12の出力電圧Vs が時刻T3 で低基準
値VrL以下となれば、コンパレータ15の基準値は高基
準値VrUに切り換わる。
【0032】しかし時刻T20からT21までの間および時
刻T22からT3 までの間でセンサ12の出力電圧Vs
高基準値VrU以下に低下しても低基準値VrL以下に低下
していないため基準値の切り換えは行われない。従って
センサ12の出力電圧が振幅の小さい擾乱を受けた場合
にも、コンパレータが誤信号を出力することを防止する
ことが可能となる。
【0033】また、高基準値VrUおよび低基準値VrL
センサ12の出力の平均値VsMに関し対称位置に設定す
ることにより、コンパレータ15の出力のデューティ比
を50%に維持することができるため、コンパレータ1
5の出力が長時間変化しない状態を回避することが可能
となる。さらにコンパレータ15の後段に、所定時間間
隔以下のパルスの通過を阻止するディジタルフィルタ1
64を挿入することにより、ノイズを確実に除去するこ
とが可能となる。
【0034】図はディジタルフィルタ164の1実施
例であり、シフトレジスタ164aとラッチ164bを
具備する。シフトレジスタ164aがすべて "1" とな
ればASR165に "1" が出力される。逆にシフトレ
ジスタ164aがすべて "0" であればASR165に
"0" が出力される。
【0035】そしてCPU162からラッチ164bの
8ビットすべてに "1" を書き込むとシフトレジスタ1
64aは8ビットのシフトレジスタとなり、ラッチ16
4bのLSBから2ビットに "1" を書き込むとシフト
レジスタ164aは2ビットのシフトレジスタとして動
作する。これによりCPU162によって通過を阻止す
るパルスの時間幅を制御することが可能となる。
【0036】即ちディジタルフィルタ164の出力を前
記のASRに入力することにより、コンパレータ15の
出力X(t)から所定周期より短い反転を除去した信号
に基づいて正確に周期を検出することが可能となる。さ
らにCPU162からディジタルフィルタのラッチにデ
ータを書き込むことによりディジタルフィルタの通過パ
ルス幅を周期ΔTU に応じて可変とすることができ、ノ
イズを一層確実に除去することが可能となる。
【0037】これにより周期の変動に係わらず、ノイズ
を確実に除去することが可能となる。図6は第3の実施
例の動作説明図であって、横軸に時間を、縦軸にセンサ
12の出力、コンパレータ15の出力およびディジタル
フィルタ164の出力をとる。
【0038】即ち、時刻T10、T20、T30においてセン
サ12の出力が基準値Vr 以上に上昇し、時刻T11、T
21、T31においてセンサ12の出力が基準値Vr 以下に
下降する。しかし時刻T10から時刻T11まで、および時
刻T20から時刻T21までの時間は周期ΔTU 以下である
ため、ディジタルフィルタ164の出力は変化しない。
【0039】時刻T30から時刻T31までの時間は周期Δ
U 以上であるため、ディジタルフィルタ164の出力
は反転する。従ってセンサ出力にインパルス状のノイズ
が生じた場合に、このノイズを除去することが可能とな
る。図7は第4の実施例の動作説明図であって、第2お
よび第3の実施例を組み合わせた構成を有する。
【0040】即ちセンサ12の出力に生じたインパルス
状のノイズを除去することが可能となるだけでなく、セ
ンサ12の出力に生じた小振幅の擾乱をも除去すること
が可能となる。図8は第4の実施例の構成図であって、
D/Aコンバータ167を介して高基準値VrUおよび低
基準値VrLが出力される。
【0041】高基準値VrUと低基準値VrLとはディジタ
ルフィルタ164の出力によって制御されるスイッチ1
68によって切り換えられ、コンパレータ15の他の一
方の端子に基準値として供給される。
【0042】
【発明の効果】請求項1にかかる周期測定装置によれ
ば、検出手段の検出特性の経時変化があった場合あるい
は検出手段を交換した場合にも適切な基準値を設定する
ことにより検出精度を維持することが可能となる。請求
項2にかかる周期測定装置によれば、基準値が検出手段
が検出動作をしていないときの検出手段の出力に基づい
て適切な基準値を設定することにより、検出手段の直流
抵抗値が変動する検出特性の変化に対しても検出精度を
維持することが可能となる。
【0043】請求項3にかかる周期測定装置によれば、
基準値を検出手段の出力に平均値に基づいて設定するこ
とにより、検出手段の中心値が変動する検出特性の変化
に対しても検出精度を維持することが可能となる。請求
項4にかかる周期測定装置によれば、比較手段の出力の
デューティ比を50%に維持することができ、比較手段
の出力が長時間反転しない状況を回避することが可能と
なる。
【0044】請求項5にかかる周期測定装置によれば、
比較手段の出力が反転する毎に基準値を切り替えること
により、ノイズが重畳した場合にもノイズを除去して検
出精度を維持することが可能となる。請求項6にかかる
周期測定装置によれば、基準値を測定された周期あるい
は周期の変化率の関数として設定することにより、反転
周期が変化した場合にもノイズを除去して検出精度を維
持することが可能となる。
【0045】請求項7にかかる周期測定装置によれば、
基準値を測定された周期あるいは周期の変化率の関数と
して決定することにより、反転周期が変化した場合にも
ノイズを除去して検出精度を維持することが可能とな
る。請求項8および10にかかる周期測定装置によれ
ば、比較手段の出力が所定周期より短い周期で反転した
場合にその反転を除去することにより、ノイズを確実に
除去して検出精度を維持することが可能となる。
【0046】請求項9にかかる周期測定装置によれば、
所定周期を測定された周期の関数として決定することに
より、ノイズを確実に除去して検出精度を維持すること
が可能となる。請求項11にかかる周期測定装置によれ
ば、所定周期より短い周期で反転したノイズを除去した
後の信号により基準値可変手段の基準値を比較手段の出
力が反転する毎に切り替えることにより、ノイズが重畳
した場合にもノイズを除去して検出精度を維持すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる周期定装置の構成図である。
【図2】従来の回転数測定装置の構成図である。
【図3】周期算出ルーチンのフローチャートである。
【図4】第2の実施例の動作説明図である。
【図5】フィルタの構成図である。
【図6】第3の実施例の動作説明図である。
【図7】第4の実施例の動作説明図である。
【図8】第4の実施例の構成図である。
【符号の説明】
11…歯車 12…センサ 131、132…分割抵抗 14…電源バス 15…コンパレータ 16…マイクロコンピュータ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理的状態量の変化を電気的状態量の変
    化として検出する検出手段と、 基準値を発生する基準値発生手段と、 前記検出手段の出力と前記基準値発生手段で発生された
    基準値とを比較し、比較結果に応じて出力を反転する比
    較手段と、 前記比較手段の反転周期を測定する周期測定手段と、か
    らなる周期測定装置において、 前記基準値発生手段が、基準値を可変とする基準値可変
    手段を具備する周期測定装置。
  2. 【請求項2】 前記基準値可変手段が、前記検出手段が
    物理的状態量の変化を検出していない場合の前記検出手
    段の出力に基づいて基準値を設定するものである請求項
    1に記載の周期測定装置。
  3. 【請求項3】 前記基準値可変手段が、前記検出手段の
    出力の平均値に基づいて基準値を設定するものである請
    求項1に記載の周期測定装置。
  4. 【請求項4】 前記基準値可変手段が、2つの基準値を
    有しており、前記比較手段の出力が反転する毎に前記基
    準値を切り替えるものである請求項1に記載の周期測定
    装置。
  5. 【請求項5】 前記2つの基準値が、相互に前記検出手
    段の出力値の中心値の反対側の対称位置に設定されるも
    のである請求項4に記載の周期測定装置。
  6. 【請求項6】 前記基準値可変手段が、前記周期測定手
    段で測定された周期あるいは周期の変化率に基づいて基
    準値を定めるものである請求項1に記載の周期測定装
    置。
  7. 【請求項7】 前記基準値可変手段が、前記周期測定手
    段で測定された周期あるいは周期の変化率に基づいて基
    準値を定めるものである請求項4に記載の周期測定装
    置。
  8. 【請求項8】 物理的状態量の変化を電気的状態量の変
    化として検出する検出手段と、 基準値を発生する基準値発生手段と、 前記検出手段の出力と前記基準値発生手段で発生された
    基準値とを比較し、比較結果に応じて出力を反転する比
    較手段と、 前記比較手段の反転周期を測定する周期測定手段と、か
    らなる周期測定装置において、 前記比較手段と前記周期測定手段との間に、前記比較手
    段の出力の反転周期が所定周期より短い場合には前記比
    較手段の出力を除去する除去手段が配置される周期測定
    装置。
  9. 【請求項9】 前記除去手段の所定周期が、前記周期測
    定手段で測定された周期あるいは周期の変化率に基づい
    て定められるものである請求項に記載の周期測定装
    置。
  10. 【請求項10】 前記比較手段と前記周期測定手段との
    間に、前記比較手段の出力の反転周期が所定周期より短
    い場合には前記比較手段の出力を除去する除去手段が配
    置される請求項1に記載の周期測定装置。
  11. 【請求項11】 前記基準値可変手段が、2つの基準値
    を有しており、前記比較手段の出力が反転する毎に前記
    基準値を切り替えるものである請求項10に記載の周期
    測定装置。
JP26828195A 1995-10-17 1995-10-17 周期測定装置 Withdrawn JPH09113527A (ja)

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US6384594B1 (en) 1999-07-26 2002-05-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Revolution speed detecting apparatus for extracting signal corresponding to revolution speed
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