JPH09113313A - 線形測定装置およびそのプログラム方法ならびに装置 - Google Patents

線形測定装置およびそのプログラム方法ならびに装置

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JPH09113313A
JPH09113313A JP29057395A JP29057395A JPH09113313A JP H09113313 A JPH09113313 A JP H09113313A JP 29057395 A JP29057395 A JP 29057395A JP 29057395 A JP29057395 A JP 29057395A JP H09113313 A JPH09113313 A JP H09113313A
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JP
Japan
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program
sensor
input connector
input
cpu
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JP29057395A
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Inventor
Takahisa Kamihira
貴久 上平
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Original Assignee
Futaba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置を分解したり、あるいは、専用の端子を
設けることなく、プログラムメモリーをプログラムでき
るようにする。 【解決手段】 線形測定装置における通常の測定動作時
には表示・制御装置10のセンサ入力用コネクタ16に
は、リニアスケール部20が接続されている。プログラ
ムモードのときには、センサ入力用コネクタ16にプロ
グラム装置30が接続され、書き込むべきプログラムデ
ータが該プログラム装置30からセンサ入力用コネクタ
16を介して入力される。このデータはバッファ増幅器
15、ライン19を介して、CPU11のシリアル入力
端子18に入力され、プログラムメモリー12に書き込
まれる。また、プログラムデータをリニアスケール部2
0からのセンサ信号と同一の信号形態のデータに変換し
て、入力することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線形測定装置に関
し、特にその表示・制御装置に内蔵されているプログラ
ムメモリーのプログラム方法およびプログラム装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】工作機械などにおいて被加工物に対する
工具の相対移動量を正確に測定することは精密加工を行
う上で非常に重要である。また、工作機械に限らず、工
業用記録器などでは、入力信号に応じて記録媒体に対す
る記録ヘッドの動きを正確に制御するには両者間の相対
移動量を精密に測定することが必要である。そこで従来
より、相対移動する二物体間の移動量を正確に測定する
手段として、各種の方式による測定装置が提案され、実
用化されている。
【0003】その一つとして、光学格子を2枚重ね合わ
せることにより得られるモアレ縞を利用した線形測定装
置が知られている。この線形測定装置は、概略次のよう
に構成されている。すなわち、透光部と非透光部が所定
のピッチで配列されている光学格子を有する主スケール
と、同一ピッチの光学格子が形成されたインデックスス
ケールとを、微小間隔をもって、かつ、光学格子どうし
が微小角度をもって交差するように対面させ、両スケー
ルを挟んで一方の側に光源を配設して、両スケールを照
射することにより、形成されるモアレ縞を光源とは反対
側に設けられた受光素子により読み取るようにする。こ
の場合、両スケールの相対的な移動に伴い、前記モアレ
縞自体も上方あるいは下方に移動し、しかも、その移動
方向は両スケールの相対移動方向によって異なってい
る。そこで、前記受光素子により、発現したモアレ縞を
90゜位相の異なる位置から読み取り(この90゜位相
の異なる二つの信号をA相信号およびB相信号とい
う)、モアレ縞の移動方向とその移動個数を計数するこ
とにより、両スケールの相対移動量を知ることができる
というものである。なお、詳細については、例えば特開
昭62−132104号公報などを参照されたい。
【0004】上記した線形測定装置は、二枚の光学スケ
ールを用いたものであるが、そのほか磁気格子を用いた
測長装置、あるいは、電磁誘導方式の測長装置が知られ
ている。
【0005】図5にこのような線形測定装置のブロック
図を示す。この図において、200は前述した主スケー
ル、インデックススケールおよび受光素子などからなる
測定部(リニアスケール部)、100は該リニアスケー
ル部200のセンサ(受光素子)からの出力信号が入力
され、所定の演算処理および測定結果の表示などを行う
表示・制御装置である。そして、前記リニアスケール部
200から前記表示・制御装置100に、A相信号、B
相信号およびZ相信号の3つの信号がセンサ入力用コネ
クタ106を介して入力されている。ここで、A相信号
およびB相信号は、前述したように、リニアスケール部
200内の90゜位相の異なる位置に配設された受光素
子からの出力信号であって、これを計数することにより
前記主スケールと前記インデックススケールとの間の相
対移動量が計測されるものであり、また、Z相信号は、
前記リニアスケール部200に設けられている原点刻線
に対応してセンサから出力される信号であって、原点を
検出したことを示す信号である。
【0006】前記表示・制御装置100には、CPU1
01、プログラムROM102、位置表示部103、ゲ
ートアレイ104、バッファ増幅器105、センサ入力
用コネクタ106が設けられている。また、107はC
PU101、プログラムROM102、位置表示部10
3およびゲートアレイ104間におけるデータ転送を行
うためのバスである。さらに、108はCPU101の
シリアル入力ポート、109は該シリアル入力ポート1
08に接続された入力端子であり、これらについては後
述する。
【0007】CPU101はプログラムROM102に
格納されているプログラムに従って、この線形測定装置
全体の制御を行う中央処理装置であり、例えばシングル
チップマイクロコンピュータなどにより構成されてい
る。102はプログラムが格納されているプログラムR
OMである。なお、このプログラムROM102は、図
示するようにCPU101の外部に設けられていてもよ
いし、あるいは、CPU101にPROMなどが内蔵さ
れている場合にはこのPROMなどがプログラムROM
102として使用されている場合もある。そして、この
プログラムROMとしては、通常、ワンタイムPROM
あるいはEPROMが使用されている。また、最近で
は、電気的に書き換え可能なフラッシュメモリーが使用
される場合もある。103はこの線形測定装置による測
定結果などを表示するための位置表示部である。ゲート
アレイ104はアップダウンカウンタとなされており、
前述したリニアスケール200からセンサ入力用コネク
タ106およびバッファ増幅器105を介して入力され
る前記A相信号およびB相信号を計数して、該計数値を
出力するようになされている。また、前記Z相信号が入
力されたときには当該カウンタはリセットされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
線形測定装置において、CPU101がプログラムRO
M102に格納されたプログラムに基づいて制御を行
い、前述したような測定処理が行われるのであるが、プ
ログラム開発時あるいは当該工作機械などに実装された
後においても、デバッグ、仕様の変更あるいはプログラ
ムのバージョンアップのためなどにより、プログラムR
OM102に格納されているプログラムを書き換えるこ
とが必要となる場合がある。
【0009】前述したように、通常、プログラムはEP
ROMまたはシングルチップマイクロコンピュータに内
蔵されているワンタイムPROMなどに書き込まれてお
り、それらの部品(ROMまたはシングルチップマイク
ロコンピュータなど)は基板のソケットに取り付けられ
ていたり、あるいは、基板に直に半田付けされている。
したがって、上記したようにプログラムを変更すること
が必要となった場合には、装置を分解して、ROMを抜
き取ってROMライターを使用して再プログラムを行っ
た後に再度取付をしたり、あるいは、基板からCPUを
取り外して、変更後のプログラムが書き込まれている新
たなCPUと交換したりされていた。
【0010】しかしながら、このような方法は、部品を
交換するために装置を分解しなければならない、ROM
の交換を行うときに該ROMの足を曲げてしまう恐れが
ある、CPU交換時に半田不良などの不具合を生じる恐
れがある、部品交換時に基板に対してストレスがかかり
不具合が生じる場合がある、交換終了後に動作させたと
きに取り付けミスなどにより動作不良が発生する恐れが
ある、などの問題点を有している。
【0011】また、プログラムメモリーとしてフラッシ
ュメモリーが使用されているときは、前記図5に破線で
示すように、書き込むべきプログラムデータを記憶する
記憶部301を有するプログラム装置300から表示・
制御装置100に設けられた入力端子109を介して、
新しいプログラムをCPU101に設けられているシリ
アル入力ポート108に転送して、フラッシュメモリー
102に新しいプログラムを書き込むようになされてい
た。しかしながら、この場合においても、表示・制御装
置100に外部からプログラムデータを転送するための
専用の入力端子109を設けることが必要であった。
【0012】そこで本発明は、装置を分解することや、
専用の端子を設けることなく、内蔵されているプログラ
ムを容易に変更することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプログラム方法は、装置全体の動作を制御
するCPU、プログラムを格納するプログラムメモリ
ー、測定部からのセンサ信号が入力されるセンサ入力用
コネクタ、および、測定結果を表示する表示部を有する
線形測定装置のプログラム方法であって、(イ)プログ
ラムデータを記憶している記憶部を有するプログラム装
置を前記センサ入力用コネクタに接続するステップ、
(ロ)前記プログラムデータを順次読み出して、前記プ
ログラム装置からシリアルに出力するステップ、(ハ)
前記センサ入力用コネクタを介してシリアルに入力され
る前記プログラムデータを前記CPUのシリアル入力端
子を介して読み込むステップ、および、(ニ)前記ステ
ップ(ハ)において読み込んだプログラムデータを前記
プログラムメモリーに書き込むステップからなる方法で
ある。
【0014】また、本発明の他のプログラム方法は、装
置全体の動作を制御するCPU、プログラムを格納する
プログラムメモリー、測定部からのセンサ信号が入力さ
れるセンサ入力用コネクタ、センサ入力用コネクタから
入力されるセンサ信号を計数するゲートアレイ、およ
び、測定結果を表示する表示部を有する線形測定装置の
プログラム方法であって、(イ)プログラムデータを記
憶している記憶部を有するプログラム装置を前記センサ
入力用コネクタに接続するステップ、(ロ)前記プログ
ラムデータを所定ビット数ずつ順次読み出し、該読み出
された所定ビット数のプログラムデータに対応する数の
パルス信号を前記プログラム装置から前記センサ入力用
コネクタに出力するステップ、(ハ)前記センサ入力用
コネクタから入力されるパルス信号を前記ゲートアレイ
において計数するステップ、および、(ニ)前記ゲート
アレイからの計数出力を前記プログラムメモリーに書き
込むステップからなる方法である。
【0015】さらに、本発明の線形測定装置は、装置全
体の動作を制御するCPU、プログラムを格納するプロ
グラムメモリー、測定部からのセンサ信号が入力される
センサ入力用コネクタおよび測定結果を表示する表示部
を有する表示・制御装置とセンサを有する測定部とから
なる線形測定装置であって、前記センサ入力用コネクタ
からの入力ラインのうちの少なくとも1本のラインは前
記CPUのシリアル入力端子にも接続されており、プロ
グラムモードにおいて、前記CPUは、前記センサ入力
用コネクタの前記1本のラインを介して装置外部から転
送されるプログラムデータを前記プログラムメモリーに
格納するように動作するものである。
【0016】さらにまた、本発明のプログラム装置は、
装置全体の動作を制御するCPU、プログラムを格納す
るプログラムメモリー、測定部からのセンサ信号が入力
されるセンサ入力用コネクタ、センサ入力用コネクタか
ら入力されるセンサ信号を計数するゲートアレイおよび
測定結果を表示する表示部を有する表示・制御装置とセ
ンサを有する測定部とからなる線形測定装置のためのプ
ログラム装置であって、その出力が前記センサ入力用コ
ネクタに接続されるようになされており、また、前記プ
ログラムメモリーに書き込むべきプログラムデータを前
記センサ信号と同一の信号形態に変換して出力するよう
になされているものである。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
を説明するためのブロック図である。この図において、
11はCPU、12はプログラムメモリー、13は位置
表示部、14はゲートアレイ、15はバッファ増幅器、
16はセンサ入力用コネクタ、17はバスであり、これ
らにより、表示・制御装置10が構成されている。CP
U11は前述したCPU101と同様に装置全体の制御
を行う中央処理装置であり、シングルチップマイクロコ
ンピュータなどにより構成されている。そして、該CP
U11にはシリアル入力ポート18が設けられている。
【0018】プログラムメモリー12は、プログラムが
格納されているメモリーであり、本発明においては、フ
ラッシュメモリーなどの電気的に書き換え可能な不揮発
性メモリーあるいはバッテリバックアップされたRAM
などが採用されている。なお、このプログラムメモリー
12は、CPU11に内蔵されているものであってもよ
く、あるいは、図示するようにCPU11とは別個に設
けられているものであってもよい。
【0019】図2に、このプログラムメモリー12にお
けるメモリーマップの一例を示す。この図に示すよう
に、プログラムメモリー12には、(a)電源投入時の
装置全体の初期設定を行い、また、動作モードを決定す
る初期設定ルーチン、(b)外部に接続されたプログラ
ム装置から転送されるプログラムデータを読み込んでプ
ログラムメモリー12に書き込む処理を行うモニタープ
ログラム、および(c)演算や表示制御などの線形測定
装置のための処理用のプログラムの3つのプログラムが
格納されている。
【0020】位置表示部13、ゲートアレイ14、バッ
ファ増幅器15、センサ入力用コネクタ16およびバス
17は、それぞれ、前述した位置表示部103、ゲート
アレイ104、バッファ増幅器105、センサ入力用コ
ネクタ106およびバス107と同一のものである。ま
た、この実施形態においては、図示するように、バッフ
ァ増幅器105からの3本の出力ラインのうち1本(図
1においてはA相信号のライン)と前記シリアルポート
108との間にライン19が設けられている。
【0021】20はリニアスケール部であり、前述した
リニアスケール部200と同様に、主スケール、インデ
ックススケールおよび受光素子などからなる測定部であ
る。そして、該リニアスケール部20からは前述したよ
うにA相信号、B相信号およびZ相信号の3本の信号線
が導出されている。
【0022】さらに、30はプログラム装置であり、表
示・制御装置10のプログラムメモリー12に格納され
ているプログラムを書き換えるときに該表示・制御装置
10に接続されるものである。また、31は前記表示・
制御装置10のプログラムメモリー12に書き込むべき
プログラムデータを記憶しているマスターROMであ
る。そして、このプログラム装置30の出力aは、前記
表示・制御装置10のセンサ入力用コネクタ16の前記
A相信号用の端子に接続される。
【0023】このように構成された線形測定装置におい
て、通常動作時には、前記センサ入力用コネクタ16は
リニアスケール部20と接続されており、該リニアスケ
ール部20のセンサからの3つの入力信号(A相信号、
B相信号およびZ相信号)が該センサ入力用コネクタ1
6を介してバッファ増幅器15に入力される。そして、
該バッファ増幅器15において増幅された後、各入力信
号は、それぞれ、ゲートアレイ14のA、B、Z入力に
入力される。ゲートアレイ14において、入力されたA
相信号およびB相信号の立ち上がりおよび立ち下がりの
回数が計数され、該計数値は例えば8ビットのデータと
されてゲートアレイ14から出力される。該8ビットの
計数値は、バス17を介してCPU11により読み取ら
れ、前述した処理用のプログラムに基づいて所定の処理
を施されて位置表示部13に測定結果情報が表示され
る。なお、リニアスケール部からZ相信号が入力された
ときは、原点であることを意味しており、ゲートアレイ
14の計数値はリセットされる。このようにして、線形
測定装置としての通常の動作が行われる。
【0024】また、前述したようにバージョンアップな
どにより、プログラムメモリー12に格納されているプ
ログラムを書き換える場合には、まず、前記センサ入力
用コネクタ16から前記リニアスケール部20からのセ
ンサ入力信号線を取り外して、センサ入力用コネクタ1
6のA相信号入力ピンに前記プログラム装置30の出力
aを接続する。そして、当該表示・制御装置10の動作
モードをプログラム書き換えモードとする。これは、例
えば、特定の操作キーを押圧しながら電源を投入するこ
となどにより行うことができ、このプログラム書き換え
モードにおいては前記モニタープログラムが起動され
る。
【0025】このような状態において、前記プログラム
装置30が起動されると、前記マスターROM31から
書き込むべきプログラムデータが順次読み出され、出力
端子aから順次シリアルに出力される。この出力された
プログラムデータは表示・制御装置10のセンサ入力用
コネクタ16に供給され、バッファ増幅器15により増
幅されて、ライン19上に出力される。このライン19
上のプログラムデータは、前記モニタプログラムの制御
のもとに、CPU11のシリアル入力ポート18からC
PU11に読み込まれ、プログラムメモリー12の所定
の領域、すなわち、前記処理用のプログラムの領域に順
次書き込まれる。
【0026】これにより、測定動作時にリニアスケール
部20からのセンサ入力が接続されるセンサ入力用コネ
クタを使用して、内蔵するプログラムを書き換えること
が可能となる。したがって、当該線形測定装置がユーザ
のもとに備え付けられ、稼働している状態にあっても、
当該装置を分解することなく、また、特別の端子を予め
設けておくことなく、プログラムの変更を行うことがで
きる。
【0027】なお、上記実施形態においては、センサ入
力用コネクタ16の3本の入力信号線のうちA相信号に
対応する入力信号線を用いてプログラムデータを入力し
ているが、これに限らず、どの入力信号線を使用しても
よいことは明らかである。
【0028】次に、本発明の他の実施形態について図3
を参照して説明する。この図において、表示・制御装置
10、CPU11、プログラムメモリー12、位置表示
部13、ゲートアレイ14、バッファ増幅器15、セン
サ入力用コネクタ16およびリニアスケール部20は、
いずれも、前述したものと同一のものであり、その詳細
な説明については省略する。また、40は、表示・制御
装置10のプログラムメモリー12に格納されているプ
ログラムを書き換えるときに該表示・制御装置10に接
続されるプログラム装置であり、このプログラム装置4
0からは3本の出力ライン(a、b、z)が導出されて
おり、それぞれ、前記センサ入力用コネクタ16のA
相、B相、Z相入力に接続されるようになされている。
41は表示・制御部10に書き込むべきプログラムデー
タを記憶しているマスターROMである。
【0029】このように構成された線形測定装置におい
て、測定動作時には、センサ入力用コネクタ16にリニ
アスケール部20が接続され、該リニアスケール部20
からのA相、B相およびZ相信号が該センサ入力用コネ
クタを介して入力され、前述した場合と同様に測定動作
が実行される。
【0030】また、プログラムを書き換える場合には、
前記センサ入力用コネクタ16から前記リニアスケール
部20からのセンサ入力信号線を取り外して、センサ入
力用コネクタ16のA相信号、B相信号およびZ相信号
入力に前記プログラム装置40の出力端子a、bおよび
zをそれぞれ接続する。そして、前述した場合と同様
に、動作モードをプログラム書き換えモードに変更し
て、前記モニタープログラムを起動する。次いで、プロ
グラム装置40の動作を開始させると、プログラム装置
40は、まず、前記マスターROM41から所定ビット
数、例えば1バイト分のプログラムデータを読み出す。
そして、該読み出した1バイト分のプログラムデータを
8ビットの数値データと解釈して、前記ゲートアレイ1
4が該数値に対応する計数値を計数するためのA相信号
およびB相信号に相当する信号を出力端子aおよびbか
ら出力し、次いで、区切りを表すためにZ相信号に相当
する信号をz端子から出力する。次に再び前記マスター
ROM41から所定ビット数のプログラムデータを読み
出し、同様にして、A相、B相、Z相信号に相当する信
号を出力する。以下、この動作を転送すべきプログラム
データがなくなるまで繰り返す。
【0031】図4に、このようにして前記出力端子a、
bおよびzから出力される信号の一例を示す。この図
は、前記マスターROM41から読み出した1バイトの
データが「08H」(Hは16進数表示であることを示
す)である場合の例を示すものである。マスターROM
41から読み出したデータが「08H」であるときに
は、図示するように、まず、端子aの出力をハイレベル
とし、続いて、所定時間t後に端子bをハイレベルとす
る。そして、t時間後に端子aをローレベルとし、さら
にt時間経過後に端子bをローレベルに下げる。これを
立ち上がりおよび立ち下がりの回数が前記1バイトデー
タの表す回数になるまで繰り返したのちに、端子zにパ
ルスを出力する。この処理は、データ変換を行うための
専用のハードウエア、あるいは、ソフトウエアにより実
行される。なお、各端子から出力される信号のレベル
は、通常のリニアスケールから出力される信号のレベル
と同じレベルとなるようになされている。
【0032】このようにして、プログラム装置40の出
力端子a、bおよびzから出力された信号は、前記セン
サ入力用コネクタ16を介して表示・制御装置10に入
力され、バッファ増幅器15において所定のレベルに増
幅された後、ゲートアレイ14に入力される。ゲートア
レイ14においては、リニアスケール部20からのA相
信号、B相信号およびZ相信号入力の場合と同様に、前
記プログラム装置40から入力される信号aおよびbが
計数され、該計数結果データがバス17に出力される。
また、信号zが入力されたときは、ゲートアレイ14の
計数値はリセットされる。
【0033】このゲートアレイ14からの計数出力は、
前記モニタープログラムの制御の元にCPU11により
読み込まれ、プログラムメモリー12の所定のアドレス
に順次書き込まれる。これにより、前述した場合と同様
に、専用の入力端子を設けることなく、また、装置を分
解することなく新しいプログラムを格納することが可能
となる。
【0034】以上の説明においては、リニアスケールを
例にとって説明したが、本発明はこれに限られることは
なく、例えば、ロータリーエンコーダなどの、入力され
る2相信号を計数してその結果を表示する形式の装置で
あれば同様に適用することが可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、線形測定装置を分解し
てプログラムROMあるいはCPUを取り外したり、あ
るいは、プログラム入力用の専用端子を設けたりするこ
となく、表示・制御装置に内蔵されているプログラムメ
モリーをプログラムすることが可能となり、メンテナン
ス性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための図である。
【図2】プログラムメモリーにおけるメモリーマップを
示す図である。
【図3】本発明の他の実施形態を説明するための図であ
る。
【図4】本発明の他の実施形態における信号の例を示す
図である。
【図5】従来の技術を説明するための図である。
【符号の説明】
10、100 表示・制御装置 11、101 CPU 12 プログラムメモリー 13、103 位置表示部 14、104 ゲートアレイ 15、105 バッファ増幅器 16、106 センサ入力用コネクタ 17、107 バス 18、108 シリアル入力ポート 19 ライン 20、200 リニアスケール部 30、40、300 プログラム装置 31、41 マスターROM 102 プログラムROM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置全体の動作を制御するCPU、プロ
    グラムを格納するプログラムメモリー、測定部からのセ
    ンサ信号が入力されるセンサ入力用コネクタおよび測定
    結果を表示する表示部を有する表示・制御装置と、セン
    サを有する測定部とからなる線形測定装置のプログラム
    方法であって、次の(イ)から(ニ)のステップからな
    る方法。 (イ)プログラムデータを記憶している記憶部を有する
    プログラム装置を前記センサ入力用コネクタに接続する
    ステップ (ロ)前記プログラムデータを順次読み出して、前記プ
    ログラム装置からシリアルに出力するステップ (ハ)前記センサ入力用コネクタを介してシリアルに入
    力される前記プログラムデータを前記CPUのシリアル
    入力端子を介して読み込むステップ (ニ)前記ステップ(ハ)において読み込んだプログラ
    ムデータを前記プログラムメモリーに書き込むステップ
  2. 【請求項2】 装置全体の動作を制御するCPU、プロ
    グラムを格納するプログラムメモリー、測定部からのセ
    ンサ信号が入力されるセンサ入力用コネクタ、センサ入
    力用コネクタから入力されるセンサ信号を計数するゲー
    トアレイおよび測定結果を表示する表示部を有する表示
    ・制御装置とセンサを有する測定部とからなる線形測定
    装置のプログラム方法であって、次の(イ)から(ニ)
    のステップからなる方法。 (イ)プログラムデータを記憶している記憶部を有する
    プログラム装置を前記センサ入力用コネクタに接続する
    ステップ (ロ)前記プログラムデータを所定ビット数ずつ順次読
    み出し、該読み出された所定ビット数のプログラムデー
    タに対応する数のパルス信号を前記プログラム装置から
    前記センサ入力用コネクタに出力するステップ (ハ)前記センサ入力用コネクタから入力されるパルス
    信号を前記ゲートアレイにおいて計数するステップ (ニ)前記ゲートアレイからの計数出力を前記プログラ
    ムメモリーに書き込むステップ
  3. 【請求項3】 装置全体の動作を制御するCPU、プロ
    グラムを格納するプログラムメモリー、測定部からのセ
    ンサ信号が入力されるセンサ入力用コネクタおよび測定
    結果を表示する表示部を有する表示・制御装置とセンサ
    を有する測定部とからなる線形測定装置であって、 前記センサ入力用コネクタからの入力ラインのうちの少
    なくとも1本のラインは前記CPUのシリアル入力端子
    にも接続されており、プログラムモードにおいて、前記
    CPUは、前記センサ入力用コネクタの前記1本のライ
    ンを介して装置外部から転送されるプログラムデータを
    前記プログラムメモリーに格納するように動作すること
    を特徴とする線形測定装置。
  4. 【請求項4】 装置全体の動作を制御するCPU、プロ
    グラムを格納するプログラムメモリー、測定部からのセ
    ンサ信号が入力されるセンサ入力用コネクタ、センサ入
    力用コネクタから入力されるセンサ信号を計数するゲー
    トアレイおよび測定結果を表示する表示部を有する表示
    ・制御装置とセンサを有する測定部とからなる線形測定
    装置のためのプログラム装置であって、 該プログラム装置は、その出力が前記センサ入力用コネ
    クタに接続されるようになされており、また、前記プロ
    グラムメモリーに書き込むべきプログラムデータを前記
    センサ信号と同一の信号形態に変換して出力するように
    なされていることを特徴とする線形測定装置のためのプ
    ログラム装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8742956B2 (en) 2009-04-08 2014-06-03 Renishaw Plc Position encoder apparatus
JP2015064349A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 ドクトル・ヨハネス・ハイデンハイン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツングDr. Johannes Heidenhain Gesellschaft Mitbeschrankter Haftung アブソリュートエンコーダ
US10132657B2 (en) 2009-04-08 2018-11-20 Renishaw Plc Position encoder apparatus

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