JPH09113217A - 光ヘテロダイン式変位量検出装置 - Google Patents

光ヘテロダイン式変位量検出装置

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JPH09113217A
JPH09113217A JP29200895A JP29200895A JPH09113217A JP H09113217 A JPH09113217 A JP H09113217A JP 29200895 A JP29200895 A JP 29200895A JP 29200895 A JP29200895 A JP 29200895A JP H09113217 A JPH09113217 A JP H09113217A
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light
displacement amount
signal
wave
probe
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JP29200895A
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Masao Hirano
雅夫 平野
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Hoya Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 基準時間間隔より細かい位相を検出する手段
と取り扱い容易な小型のプローブを提供し、参照信号の
周波数を上げ、被測定物体の変位の高精度測定を可能に
し、微小振幅で高振動数で変動する物体の運動を解析す
る。 【解決手段】 参照光と測定光の両ビート信号のゼロク
ロス点の時刻を求めて電気的にメモリに蓄積し、蓄積さ
れたゼロクロス時刻に基づいて変位量を測定する。この
とき、水晶発振子のクロック周波数の時間間隔に基づい
てサンプリング信号を発生し、サンプリング信号発生時
におけるビート信号強度に対応した比例配分によりゼロ
クロス時点を決めることが好ましい。光干渉計部とプロ
ーブを偏波保持光ファイバーとマルチモード光ファイバ
ーで連結し、プローブと電気信号処理部分とをマルチモ
ード光ファイバーで連結して、プローブ部を小型にし離
隔して設置できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定物体の変位
を非接触で高精度に測定する変位量測定装置に係り、特
に微小振幅で高振動数で変動する物体の運動を解析する
ことができる光ヘテロダイン検波法を用いた変位量測定
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、精密研磨面の検査や物体の微少変
位の測定あるいは位置決めなどに必要な微少な距離を光
を用いて非接触で測定する装置が種々開発されてきた。
例えば、光波干渉法、フリンジスキャン法、三角測量
法、ホログラム干渉法、ドップラー速度計測法、スペッ
クル像移動計測法、光ヘテロダイン法などが知られてい
る。
【0003】光波干渉法とホログラム干渉法は、被測定
面の変位や凹凸を反映した反射光と基準面で反射した光
を干渉させて、干渉像の変化から被測定物の変位量や移
動量を求めるものである。フリンジスキャン法は、被測
定物が光軸方向に微少移動することにより生ずる干渉縞
をカウントすることにより非測定物の動きを測定するも
のである。これらの方法は干渉による縞状の光量変化を
利用するから、光路長の変化が使用するレーザ光の半波
長以上の分解能を得ることは難しい。半波長以上の分解
能を得るためには、参照面を圧電材料、例えばPZTな
ど、を使って振動させるなど特別の工夫が必要とされ
る。三角測量法は、照射光に対する被測定面の関係が変
化するために反射光の光軸が平行移動するのをCCDな
どのリニアセンサあるいはポジションセンサで捉えて被
測定面の変位を得る方法で、CCDなどのピクセルの大
きさが測定精度を決める。ドップラー速度計測法は、被
測定物が移動すると反射光の周波数がドップラー効果に
より僅かにシフトすることに基づいて、周波数を測定し
て移動量を求めるものである。高速で変動する物体の計
測に用いられる。スペックル像移動計測法は、被測定面
にある程度の粗さがあるときにその表面からの反射光が
スペックルを形成し、その表面が移動するとスペックル
も変化することからスペックルの変化量より移動量を測
定するもので、表面が滑らかでない場合に有効な方法で
ある。
【0004】光ヘテロダイン干渉法は、2つの偏光の間
に周波数偏移を与えて、両光波を干渉させたビート信号
で作る参照信号と、一方の偏光を被測定面に他方を基準
面に入射させ2つの反射光を干渉させたビート信号で作
る測定信号との間の位相のずれを求め、そのずれより被
測定面の変位量を求める方法である。光ヘテロダイン干
渉法による計測は扱う信号が低周波であり、かつ検出す
る位相差が距離と比例関係にあるという利点を有してい
ることから、特に極微少な変位量を測定するのに適して
いる。光ヘテロダイン法による変位量測定装置は普通、
2偏光の分岐・合波を行う光干渉計部と、ビート信号を
検出する系と、それらの信号の位相差を求める回路と、
その位相差に基づいて変位量を算出する信号処理回路と
からなる。この光干渉計部は光学的精度を確保するため
一体に形成される。また、従来の信号処理方法は、参照
信号の周波数をPLL(フェーズロックドループ)回路
により逓倍し、その逓倍された周波数が作る基準時間間
隔を単位としてカウンタで計数することで位相差を計測
し結果を表示していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ヘテロダイン法による
変位量測定では、参照信号のビート周波数が高いほど被
測定物が高速で移動するのを検出でき、また参照信号を
逓倍して計数に用いる基準周波数が位相測定の分解能を
決めるが、従来のヘテロダイン法による変位量測定装置
は、参照信号を例えば64倍など、逓倍した後の周波数
の信号が電子回路の処理可能周波数内でなければならな
いという条件から、参照信号のビート周波数もまた逓倍
数も十分大きくすることができず、測定精度に制約があ
った。また、干渉計として多数の光学的素子を必要とし
光学系配置の精度要求が高いためプローブの構造は大型
になり堅牢さを要し、被測定物や測定時の姿勢等に制約
があった。
【0006】本発明はこれらの問題を解決するためにな
されたもので、基準時間間隔より細かい位相を検出する
手段を提供することにより、参照信号の周波数を上げて
高精度測定を可能にし、高速な変動を計測できるように
した変位量測定装置を提供する。また、光干渉計部を光
ファイバーを介在させることにより分割して被測定物に
対向するプローブ部分を小型に形成し、測定時の取り扱
いが容易な変位量測定装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の変位量測定装置は、参照光と測定光の両ビ
ート信号の位相差により微小変位量を測定する光ヘテロ
ダイン検出法において、参照光と測定光の両ビート信号
のゼロクロス点の時刻を求めて電気的にメモリに蓄積
し、蓄積されたゼロクロス時刻に基づいて変位量を測定
することを特徴とする。また、水晶発振子のクロック周
波数の時間間隔に基づいてサンプリング信号を発生し、
ビート信号光がゼロクロスした直前と直後のサンプリン
グ信号発生時におけるビート信号強度に対応した比例配
分によりゼロクロス時点を決めるようにすることが好ま
しい。なお、水晶発振子のクロック周波数の代わりに参
照光のビート周波数を基準にしてサンプリング信号を発
生するようにしてもよい。
【0008】さらに、本発明の第2の変位量測定装置
は、光干渉計部とプローブを備え、光干渉計部とプロー
ブを偏波保持光ファイバーとマルチモード光ファイバー
で連結し、光干渉計部の出射光を偏波保持光ファイバー
を介してプローブに伝達して被測定物へ出射し、被測定
物からの反射光をプローブを介してマルチモード光ファ
イバーに導き、マルチモード光ファイバーからの出射光
と干渉部内部で作られた基準光とを干渉させて測定光と
することを特徴とする。
【0009】また、本発明の変位量測定装置は、参照光
と測定光の両ビート信号の位相差により微小変位量を測
定する光ヘテロダイン検出法を用いる装置であって、レ
ーザ発振器と、偏光ビームスプリッターと、所定の変調
周波数で変調される少なくとも1個の音響光学素子と、
2本の偏波保持光ファイバーと、1/4波長板を備え、
レーザ発振器からの出射光を偏光ビームスプリッターで
P波とS波に分割した後、少なくともいずれかの光波を
音響光学素子を透過させてP波とS波が相対的に異なる
光周波数を有するようにし、各々偏波保持光ファイバー
に入射させ、該偏波保持光ファイバーから出射するP波
を分割し一方を1/4波長板透過後、被測定面に照射さ
せて反射してくる反射光を1/4波長板を透過させ、こ
の光波を偏波保持光ファイバーから出射するS波と干渉
させ測定信号を得る一方、反射光でないP波とS波を干
渉させ参照信号を得ることを特徴とするものであってよ
い。さらに、参照信号と測定信号を独立に一定周期の信
号でデジタル評価し、各々の位相を求め、その位相をメ
モリに独立に蓄積した後、位相差を求めて変位量を算出
する信号処理回路を備えることが好ましい。また、参照
信号と測定信号を独立に一定周期の信号でデジタル評価
し、各々の位相を求めて後、位相差を算出してその位相
差をメモリに蓄積した後、変位量を算出する信号処理回
路であってもよい。
【0010】本発明の変位量測定装置によれば、参照光
と測定光の両ビート信号のゼロクロス点の時刻を求めて
電気的にメモリに蓄積し、蓄積されたゼロクロス時刻に
基づいて変位量を測定するため、計時の分解能はパルス
間隔に関わらず原理的には無限小になり、またパルスを
カウントする必要が無くビート信号の周波数を高くする
ことできるから、従来法が信号周期を参照光と連動した
所定時間間隔のパルス数で評価するのと比較して、高い
精度と高速な変動検出性能を有するものとなる。また、
水晶発振子のクロック周波数の時間間隔に基づいてサン
プリング信号を発生し、ビート信号光がゼロクロスした
直前と直後のサンプリング信号発生時におけるビート信
号強度に対応した比例配分によりゼロクロス時点を決め
るようにすることにより、ビート信号の周波数と独立し
た安定な周期信号を用いて、極めて少ない情報から簡単
な演算で変位量を算出することができ、記憶容量と演算
能力を節約することができる。なお、水晶発振子のクロ
ック周波数の代わりに参照光のビート周波数を基準にし
てサンプリング信号を発生するようにすれば、従来装置
に用いられていた要素を活用して装置を組み上げること
ができる利点がある。
【0011】さらに、光干渉計部とプローブを偏波保持
光ファイバーとマルチモード光ファイバーで連結したこ
とを特徴とする変位量測定装置は、プローブ部分には僅
かな光学系のみが搭載されており、また光ファイバーが
柔軟であるため、プローブが極めて小型に形成され、ま
た光干渉計部から離隔して自由な位置・姿勢で設置する
ことができ利便性が向上する。また、2本の偏波保持光
ファイバーを備え、レーザ発振器からの出射光をP波と
S波に分割して相対的に異なる光周波数を有するように
した後、各々偏波保持光ファイバーに入射させ、該偏波
保持光ファイバーから出射するP波とS波をプローブ部
で処理して測定光と参照光を得るようにしたものは、被
測定物に対向して設置するプローブ部で測定光と共に参
照光の生成をするようにしたため、干渉させる光同士の
光路の環境差が少なく、良質な信号を得ることができ
る。また、測定光と参照光をそれぞれマルチモード光フ
ァイバーで遠隔の光検出器に伝達するようにすれば、プ
ローブ部の構造はさらに簡単になり重量も小さくなるば
かりか、信号が環境中の電磁ノイズに影響を受けにくく
なる。さらに、参照信号と測定信号を独立に一定周期の
信号でデジタル評価し、各々の位相を求め、その位相を
メモリに独立に蓄積した後、位相差を求めて変位量を算
出する信号処理回路は記憶容量も演算能力も高度なもの
である必要が無く、装置全体を経済的に構成することが
できる。また、参照信号と測定信号を独立に一定周期の
信号でデジタル評価し、各々の位相を求めて後、位相差
を算出してその位相差をメモリに蓄積した後、変位量を
算出する信号処理回路も、装置全体を経済的に構成する
ことに貢献する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の変位量測定装置は、参照
光と測定光の両ビート信号の位相差により微小変位量を
測定する光ヘテロダイン検出法を用いるもので、参照光
と測定光の両ビート信号のゼロクロス点の時刻を求めて
電気的にメモリに蓄積し、蓄積されたゼロクロス時刻に
基づいて変位量を測定する。このため、参照信号と測定
信号共に一定のサンプリング時間毎にアナログデジタル
変換してその値をメモリに収納し、その後メモリに記憶
された参照信号と測定信号の値からそれぞれのゼロクロ
ス点の時刻を補間して求め、両者の差から変位量を算出
するようにすることができる。また、参照信号と測定信
号共に一定のサンプリング時間毎にアナログデジタル変
換してその差をメモリに収納し、その後メモリに記憶さ
れた参照信号と測定信号の差から位相差を求め変位量を
算出することも可能である。また、光回路を分割してそ
の間を偏波保持光ファイバーあるいはマルチモード光フ
ァイバーで連絡するように構成することにより、被測定
物の近くに設置するプローブ部分の構成要素を少なく
し、軽量化と取り扱い容易性を向上させる。以下、実施
例について図面を参照して説明する。
【0013】
【実施例1】図1は、本発明の変位量測定装置の第1実
施例を示すブロック図である。図中、1は測定対象とな
る被測定面、2は安定化NeHeレーザ発振器、3は光
干渉計部、4はプローブ、5は増幅器、6はインジケー
タ、7は信号処理回路、8はディスプレーである。ま
た、11はシングルモード光ファイバー、12は偏波保
持光ファイバー、13はマルチモード光ファイバーであ
る。安定化NeHeレーザ発振器2から発射された光周
波数f0のコヒーレントなレーザ光は、シングルモード
光ファイバー11内を伝搬して、光干渉計部3に入射す
る。光干渉計部3は、第1偏光ビームスプリッター2
1、第1音響光学変調器(AOM)22、第1無偏光ビ
ームスプリッター23、第1反射鏡24、第2音響光学
変調器25、第2無偏光ビームスプリッター26、第2
反射鏡27、第3無偏光ビームスプリッター28、偏光
板29、第1光検出器30、第3反射鏡31、第4無偏
光ビームスプリッター32、第2光検出器33を備えて
いる。
【0014】光干渉計部3に入射したレーザ光は第1偏
光ビームスプリッター21で互いに直交するP波とS波
のふたつの偏波成分に分離される。第1偏光ビームスプ
リッター21を直進するP波は微小な変調周波数f1
周波数変調を施すように制御された第1音響光学変調器
22を通過する間に周波数(f0+f1)の偏光になる。
この偏光は第1無偏光ビームスプリッター23で垂直方
向に屈折する成分と直進する成分に分離する。屈折成分
は第3無偏光ビームスプリッター28に入射し、直進成
分は偏波保持光ファイバー12に入射しプローブ4に伝
搬される。
【0015】第1偏光ビームスプリッター21で屈折し
たS波は第1反射鏡24で反射して第1音響光学変調器
22と平行に配設された第2音響光学変調器(AOM)
25を通過し周波数(f0+f2)の偏光になって、第2
無偏光ビームスプリッター26で反射して第2反射鏡2
7を経由して第3無偏光ビームスプリッター28に進む
成分と直進して第3反射鏡31に進みここで反射して第
4無偏光ビームスプリッター32に入射する成分とに分
かれる。第3無偏光ビームスプリッター28にそれぞれ
入射するP波とS波は偏光板29を介して干渉すると、
両波の光路長差に基づいて決まる位相を有する周波数
(f1−f2)=fBのビート光となる。このビート光
は、第1光検出器30に受光され、アバランシェフォト
ダイオード(APD)により電気信号に変換されて増幅
器5に供給される。
【0016】第1無偏光ビームスプリッター23で直進
して偏波保持光ファイバー12に入射した周波数(f0
+f1)のP波偏光成分は位相を保持したままプローブ
4に伝搬される。プローブ4は第2偏光ビームスプリッ
ター34、1/4波長板35、第4反射鏡36を備えて
いる。プローブ4に入射したP波偏光成分は第2偏光ビ
ームスプリッター34を直進し1/4波長板35を透過
して円偏光光となり、被測定物1に投射されてそこで反
射し、一部がプローブ4に戻ってくる。光線はプローブ
4と被測定物1の間を往復する光線はその光路長に対応
するだけの位相変化を生ずる。プローブ4に戻ってきた
光は、再び1/4波長板35を透過しP波に変換し、第
2偏光ビームスプリッター34で垂直に屈折して第4反
射鏡36で再度屈折し、マルチモード光ファイバー13
に入射する。マルチモード光ファイバー13は移相して
位相分布も緩んだ光の光量をできるだけ損なわないよう
にして測定光を光干渉計部3に伝搬する。プローブ4と
光干渉計部3の間は柔軟な光ファイバーを介して連結さ
れているため、プローブ4の取り付け位置や姿勢は自由
に選択することができる。また被測定物に対向するよう
に据えられる部分はプローブ4の部分だけであるから、
従来プローブ部分まで一体に形成されていた検出端と比
較すると格段に小型軽量で自由なプローブが得られ、取
り扱いも容易になる。
【0017】マルチモード光ファイバー13を経由して
戻ってきた測定光は第4無偏光ビームスプリッター32
で、第3反射鏡31で反射して入射する周波数(f0
2)のS波成分と干渉して周波数fBのビート光にな
る。第2光検出器33はこのビート光を受光しアバラン
シェフォトダイオードにより電気信号に変換し測定信号
として増幅器5に供給する。測定信号は第1偏光ビーム
スプリッター21で分割されて以来ふたつの偏光が辿っ
た光学的な光路差を反映する位相を有し、測定装置内の
固定的な光路以外にプローブ4と被測定面1間の往復光
路に係る情報が含まれる。しかし、測定信号自体を観測
しても基準位相が定まらないためこれら情報を取り出す
ことはできない。そこで、位相の基準とするため同じ周
波数を有する参照信号を用いて測定信号との位相差をと
ることにより、被測定面との距離変化を知ることを可能
とする。
【0018】増幅器5は、参照信号と測定信号をそれぞ
れ十分な信号水準まで増幅し、信号処理回路7に供給す
ると共に、インジケータ6に表示して操作者が計測状態
を監視できるようにする。信号処理回路7は各信号の位
相検出と演算処理をして、位相差に基づき被測定面の変
位量を求めて、変位量を表示するLCD駆動出力、アナ
ログ出力、デジタル出力、プリンタ出力、GPIB適合
出力などとして出力する。ディスプレー8はLCD表示
器を備え、信号処理回路7で算出された被測定面の変位
量を操作者が容易に理解し判断できる形態で表示する。
【0019】図2は、信号処理回路7の内部構成を詳細
に示すブロック図である。図中、71はクロック信号発
生回路、72はサンプリング信号発生回路、73は第1
の位相検出回路、74は第1のメモリ、75は第2の位
相検出回路、76は第2のメモリ、77は位相差検出回
路、78は変動量算出回路である。クロック信号発生回
路71は水晶発振子の安定した振動に基づいてメモリな
ど各回路の動きを制御するクロック信号を発生する。サ
ンプリング信号発生回路72はクロック信号を受けて加
工し、参照信号等のビート波形を適当数に分けてサンプ
リングできるような一定間隔のパルス信号列を発生す
る。このパルス信号列をサンプリング時間信号とする。
【0020】第1位相検出回路73は、増幅器5で増幅
された参照信号を取り込んで、サンプリング時間信号に
より決められたタイミングで参照信号をサンプリングし
てデジタル信号に変換し、第1メモリ74に収納する。
第2位相検出回路75は、増幅器5で増幅された測定信
号を取り込んで、サンプリング時間信号に従ったサンプ
リングをしてデジタル信号に変換し、第2メモリ76に
収納する。位相差検出回路77は、第1メモリ74と第
2メモリ76に格納された各値から信号がゼロクロスし
た時刻を算出して両者を比較することにより、参照信号
と測定信号の位相差を検出する。変動量算出回路78
は、位相差検出回路77が検出した位相差から被測定物
の変位量を算出して、変位量を表示するLCD駆動出力
など各種信号を出力する
【0021】図3は、基準信号と測定信号の間の位相差
を求める方法について説明する図である。図中、上段の
波形は参照信号のもので、強度はビート周波数fBで時
間的に変化し、時間変化の位相は干渉した2つの光の位
相差と同じである。また、下段の波形は被測定物が一定
速度で動く場合の測定信号である。参照信号は、時刻t
0を始点として1周期毎にdt0ずつ時間経過し、測定信
号は時刻t1を起点としてdt1ずつ増加する。両者の差
(dt0−dt1)が位相差Δψに相当し被測定物の変位
量ΔLに比例する。
【0022】すなわち、 Δψ=2π(dt0−dt1)/dt0 また、光がΔLを往復することから波長をλとして、 Δψ=4πΔL/λ となるから、 ΔL=2π(dt0−dt1)/dt0×λ/4π =(dt0−dt1)/dt0×λ/2 で被測定物の変位量が求まる。従って両者のゼロクロス
点が正確に検出できれば、両者の位相差を簡単に求める
ことができて、被測定物の変位量も算出できる。
【0023】従来は、このような測定は参照光の周波数
を基準にこれを逓倍したパルスを生成させて、ゼロクロ
スする間に存在するパルスを計数して求めるので、逓倍
数が分解能を左右していた。また、逓倍数が決まってい
る場合は、参照光の周波数を上げれば電気回路の処理速
度が不足することになるので、高速な変動をする被測定
物には適用することができなかった。本発明における位
相検出方法は、波形を一定時間毎にサンプリングしてデ
ジタル値に変換し、一旦メモリに収納してから記憶され
たデータに基づいて、補間法でゼロクロス点を算定す
る。このため、分解能がパルス間隔で規制されることが
なく検出精度が向上する。また、ビート周波数と計数パ
ルスを関連づけることがないので、必要に応じた周波数
偏移量を選択することができ、高速度で変動する対象の
測定も可能である。
【0024】図4は、本発明における波形処理の方法を
説明する図面である。上段のグラフはビート信号であ
り、下段の波形はクロック信号から生成されるサンプリ
ング信号である。サンプリング信号の立ち上がり毎にビ
ート信号をサンプルしてアナログデジタル変換しメモリ
に収納する。図では10番目のサンプリング時刻では負
の値であったものが、11番目では正の値に変化した。
従ってサンプリング時刻10と11の間にゼロクロス点
があることが分かる。ここで、ビート信号は本来正弦波
であるが、サンプリング間隔ΔSが小さいのでこの間を
直線近似して、ゼロクロス時刻を補間法により求める。
【0025】図5は、ゼロクロス時刻を求める補間法に
ついて説明する図面である。図中、ゼロクロス時刻をS
0とし、ゼロクロスする直前のサンプリング時刻をSと
する。ゼロクロスした直後のサンプリング時刻はS+Δ
Sとなる。サンプリング時刻Sにおける波形値をAと
し、サンプリング時刻S+ΔSにおける波形値をBとす
れば、ゼロクロス時刻をS0は下の数式で表現できる。 S0=S+(A/(A+B))ΔS こうして求めた参照信号と測定信号のゼロクロス時刻S
0から両者の位相差を求める。この方法では、ゼロクロ
スする前後のデータ以外は不必要であるから、メモリに
記憶するデータもゼロクロス付近のものに限っても良
い。そうすることは、記憶容量と演算能力の節約となる
ため、好ましい。なお、参照信号等は正弦波であって直
線近似が成立しうる範囲が大きいので、ゼロクロスを検
出するためのゼロのレベルは厳密に振幅の中央値である
必要はなく、処理回路は簡単なもので十分である。な
お、上記説明ではサンプリング信号を水晶発振子の周波
数に基づいて生成させるものとしたが、回路の節約のた
め従来と同じように参照信号の周波数を基準としてもよ
い。本発明の装置では、計時方法としてパルス間隔の補
間を用いるため、検出精度はサンプリングのタイミング
によらないからである。
【0026】図6は、図2に示したと別の態様の信号処
理回路7の内部構成を詳細に示すブロック図である。図
6の信号処理回路が図2のものと違うところは、位相検
出回路でサンプルした波形を一旦メモリに記憶して、記
憶した値から位相差を検出する代わりに、位相検出する
と同時にその間の位相の差を検出して位相差自体ををメ
モリに記憶し、記憶した位相差から変動量を算出する点
である。図6中、81は位相差検出回路、82はメモリ
である。他の要素は図2と機能を等しくするので、同じ
参照番号を使用して説明を省略した。クロック信号発生
回路71は各回路の動きを制御するクロック信号を発生
する。サンプリング信号発生回路72はクロック信号か
ら、参照信号等のビート波形をサンプリングするサンプ
リング時間信号を発生する。第1位相検出回路73は、
増幅器5から取り込む参照信号をサンプリングしてデジ
タル信号に変換し、第2位相検出回路75は、測定信号
をサンプリングしてデジタル信号に変換する。位相差検
出回路81はデジタル化された参照信号と測定信号の位
相差を検出してその結果をメモリ82に収納する。変動
量算出回路78は、メモリ82から取得した位相差デー
タから被測定物の変位量を算出して、変位量を表示する
信号を出力する。この信号処理回路によれば、回路要素
が少なく、より経済的に測定装置を構成することができ
る。
【0027】
【実施例2】図7は、本発明の変位量測定装置の第2の
実施例を示すブロック図である。第2実施例が第1実施
例と大きく違うところは、光干渉計部のうちコヒーレン
ト光を分割して周波数偏移を与える部分から後を物理的
に分離してプローブ部分に一体化し、かつ光検出器をプ
ローブ内に収めず増幅回路に付属させたところにある。
こうして、参照ビート光と測定ビート光を生成する部分
を一体とし、両者を可能な限り同じ環境下に置くことに
より環境の差により発生するノイズを抑制すると共に、
プローブ部分を軽量小型化して取り扱いをより容易にし
ようとしたものである。また、測定装置本体とプローブ
間の信号伝達を光に限ることは電磁的ノイズの影響を受
けにくくする効果もある。
【0028】このため、第1実施例の光干渉計部3とプ
ローブ4は、本実施例では光回路9とプローブ10に代
替されている。光回路9とプローブ10の間は偏波保持
光ファイバー14と15で連絡されており、プローブ1
0と増幅回路5に付属する光検出器30と33の間はマ
ルチモード光ファイバー16と17で連絡されている。
従って第2実施例のプローブ10は他の部分と分離して
いて、被測定物に対応して自由に位置や姿勢を選択する
ことが可能になる。また、プローブ内の光学系は多少複
雑になったが、光検出器を搭載しないため十分小型で軽
量なプローブとすることができる。なお、第1実施例の
光干渉計部3の一部とプローブ4とが一体化したため、
測定ビーム光を生成する光学回路が若干簡単化してい
る。第4無偏光ビームスプリッター32の後ろに偏光板
53を挿入して干渉が検出しやすくしてある。第2偏光
ビームスプリッター34には第1の1/4波長板35が
密着させられると共に第2の1/4波長板51と反射板
52が密着させられている。また、それぞれの光ファイ
バーの両端部分にはコリメートレンズ41から48が用
いられている。
【0029】以下、第2実施例について図7を参照して
説明する。なお、図7では、図1と機能を等しくする部
分について同じ参照番号を使用して説明を省略した。安
定化NeHeレーザ発振器2から発射された光周波数f
0のコヒーレントなレーザ光は光回路9に入射する。光
回路9に入射したレーザ光は第1偏光ビームスプリッタ
ー21でP波とS波の偏波成分に分離される。第1偏光
ビームスプリッター21を直進するP波は第1音響光学
変調器22を通過する間に周波数(f0+f1)の偏光に
なる。このP波偏光は集束レンズ41で第2の偏波保持
光ファイバー14のコアに集光されて、偏波方向を変え
ないようにしてプローブ10に伝達される。第1偏光ビ
ームスプリッター21で屈折したS波は第1反射鏡24
で反射して第2音響光学変調器25を通過し周波数(f
0+f2)の偏光になって、集束レンズ42で第3の偏波
保持光ファイバー15のコアに集光されプローブ10に
伝達される。第2偏波保持光ファイバー14と第3偏波
保持光ファイバー15は細くて柔軟なため、プローブ1
0の位置姿勢は光回路9に制約を受けない。
【0030】プローブ10に入射したP波とS波は、そ
れぞれコリメートレンズ43と44で平行光に戻され
る。周波数(f0+f1)のP波は第1無偏光ビームスプ
リッター23で垂直方向に屈折する成分と直進する成分
に分離し、屈折成分は第3無偏光ビームスプリッター2
8に入射し、直進成分は第2偏光ビームスプリッター3
4に入射する。周波数(f0+f2)のS波は第2無偏光
ビームスプリッター26で反射して第2反射鏡27を経
由して第3無偏光ビームスプリッター28に進む成分と
直進して第4無偏光ビームスプリッター32に入射する
成分とに分かれる。第3無偏光ビームスプリッター28
にそれぞれ入射するP波とS波は偏光板29を介して干
渉し、両波の光路長差に基づいて決まる位相を有する周
波数fB=(f1−f2)の参照用のビート光となる。こ
のビート光は、集束レンズ45で集光され第2のマルチ
モード光ファイバー16を伝搬して他端から放射され、
コリメートレンズ47で平行光になって第1光検出器3
2に入射し、ここで光電変換して参照信号になる。
【0031】第2偏光ビームスプリッター34に入射し
た周波数(f0+f1)のP波成分は、直進して第2偏光
ビームスプリッター34に付設された第1の1/4波長
板35を透過し、被測定物1に投射される。被測定物1
で反射してプローブ10に戻ってきた光は、再び第1の
1/4波長板35を透過し結局S波に変換し、第2偏光
ビームスプリッター34で垂直に上方に屈折する。ここ
で屈折したS波は、第2偏光ビームスプリッター34に
付設されている第2の1/4波長板51を透過し、反射
板52で反射して再度第2の1/4波長板51を透過
し、再びP波になるため、今度は第2偏光ビームスプリ
ッター34を下方に直進して第4無偏光ビームスプリッ
ター32に入射する。第4無偏光ビームスプリッター3
2で、第2無偏光ビームスプリッター26から入射する
周波数(f0+f2)のS波と合波し、偏光板53を透過
して、プローブ10と被測定物1間の距離変化を含む光
路長差に基づく位相を有する周波数fBの測定用のビー
ト光となる。この測定ビート光は、集束レンズ46と第
3マルチモード光ファイバー17とコリメートレンズ4
8を経由して第2光検出器33に入射し、ここで光電変
換して測定信号になる。増幅器5以降の電気的な回路部
分は第1実施例におけるものと差はない。増幅器5は、
参照信号と測定信号を増幅し、信号処理回路7に供給す
る。信号処理回路7は各信号の位相検出と演算処理をし
て、位相差に基づき被測定面の変位量を求めて、変位量
出力信号を出力する。
【0032】上で説明したとおり、プローブ10と光回
路9とは第2偏波保持光ファイバー14と第3偏波保持
光ファイバー15を介して、プローブ10と光検出器3
2、33以降の電気回路とは第2マルチモード光ファイ
バー16と第3マルチモード光ファイバー17を介して
連結されている。このように、プローブ10は測定装置
の他の部分と柔軟な光ファイバーで繋がっているだけな
ので、装置の他の部分からは遠くに離して自由な姿勢で
設置することができる。
【0033】上記ふたつの実施例において、被測定面に
照射するコヒーレントな光ビームを1個の安定化レーザ
発振器の出力から分割して得ているが、信号処理上、適
当な基準ビート信号を仲介としているため、それぞれが
周波数の近い可干渉性を有するコヒーレントな光線であ
ればよく、同じ発振器からの光に限られるわけではな
い。また、レーザ光を分割したP波とS波の両方を周波
数偏移させているが、両波が干渉してビート信号を発生
するためには両者に僅かな光周波数差があればよいか
ら、いずれか一方だけを周波数偏移させるのであっても
良いことは勿論である。なお説明を容易にするため、光
回路を構成する光素子を具体的に配列しているが、本発
明は記載された配列例に限られず、本発明の構成を満た
す種々の変形が可能なことはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の変位量測定
装置により、基準時間間隔に制約されないで、正確な位
相差を検出するため、参照信号の周波数を上げて高精度
測定を可能にし、高速な変動を計測できるようになっ
た。また、光干渉計部を光ファイバーを介在させること
により分割したため、被測定物に対向するプローブ部分
を小型・軽量に形成し、かつ検出装置本体から分離して
設置することが可能になり、測定時の取り扱いが容易に
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変位量測定装置の第1実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の変位量測定装置に用いる信号処理回路
の内部構成を詳細に示すブロック図である。
【図3】本発明における基準信号と測定信号の間の位相
差を求める方法について説明する図である。
【図4】本発明における波形処理の方法を説明する図面
である。
【図5】本発明におけるゼロクロス時刻を求める補間法
について説明する図面である。
【図6】本発明に用いる別の態様の信号処理回路の内部
構成を詳細に示すブロック図である。
【図7】本発明の変位量測定装置の第2実施例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】 1 被測定面 2 安定化NeHeレーザ発振器 3 光干渉計部 4、10 プローブ 5 増幅器 6 インジケータ 7 信号処理回路 8 ディスプレー 9 光回路 11 シングルモード光ファイバー 12、14、15 偏波保持光ファイバー 13、16、17 マルチモード光ファイバー 21、34、 偏光ビームスプリッター 22、25 音響光学変調器 23、26、28、32 無偏光ビームスプリッター 24、27、31、36 反射鏡 29、53 偏光板 30、33 光検出器 35、51 1/4波長板 41から48 コリメートレンズ 52 反射板 71 クロック信号発生回路 72 サンプリング信号発生回路 73、75 位相検出回路 74、76、82 メモリ 77、81 位相差検出回路 78 変動量算出回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 参照光と測定光の両ビート信号の位相差
    により微小変位量を測定する光ヘテロダイン検出法を用
    いる変位量検出装置において、 参照光と測定光の両ビート信号のゼロクロス点の時刻を
    求めて、電気的にメモリに蓄積して、蓄積されたゼロク
    ロス時刻に基づいて変位量を測定することを特徴とする
    変位量検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の変位量検出装置におい
    て、 水晶発振子のクロック周波数の時間間隔に基づいてサン
    プリング信号を発生し、 ビート信号光がゼロクロスした直前と直後のサンプリン
    グ信号発生時におけるビート信号強度に対応した比例配
    分によりゼロクロス時点を決める変位量検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の変位量検出装置におい
    て、 水晶発振子のクロック周波数の代わりに参照光のビート
    周波数を基準にしてサンプリング信号を発生する変位量
    検出装置。
  4. 【請求項4】 参照光と測定光の両ビート信号の位相差
    により微小変位量を測定する光ヘテロダイン検出法を用
    いる変位量検出装置において、 光干渉計部とプローブを備え、 該光干渉計部とプローブを偏波保持光ファイバーとマル
    チモード光ファイバーで連結し、 該光干渉計部の出射光を偏波保持光ファイバーを介して
    プローブに伝達して被測定物へ出射し、 該被測定物からの反射光をプローブを介してマルチモー
    ド光ファイバーに導き、 該マルチモード光ファイバー
    からの出射光と干渉部内部で作られた基準光とを干渉さ
    せて測定光とする変位量検出装置。
  5. 【請求項5】 参照光と測定光の両ビート信号の位相差
    により微小変位量を測定する光ヘテロダイン検出法を用
    いる変位量検出装置であって、 レーザ発振器と、偏光ビームスプリッターと、所定の変
    調周波数で変調される少なくとも1個の音響光学素子
    と、2本の偏波保持光ファイバーと、1/4波長板を備
    え、 レーザ発振器からの出射光を偏光ビームスプリッターで
    P波とS波に分割した後、少なくともいずれかの光波を
    音響光学素子を透過させてP波とS波が相対的に異なる
    光周波数を有するようにし、各々偏波保持光ファイバー
    に入射させ、該偏波保持光ファイバーから出射するP波
    を分割し一方を1/4波長板透過後、被測定面に照射さ
    せて反射してくる反射光を1/4波長板を透過させ、こ
    の光波を偏波保持光ファイバーから出射するS波と干渉
    させ測定光を得る一方、反射光でないP波とS波を干渉
    させ参照光を得る変位量検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の変位量検出装置であっ
    て、 さらに、2本のマルチモード光ファイバーと、2個の光
    検出器を有する信号処理部を備え、マルチモード光ファ
    イバーがそれぞれ測定光と参照光を各光検出器に伝達す
    ることを特徴とする変位量検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の変位量検出装置におい
    て、 参照信号と測定信号を独立に一定周期の信号でデジタル
    評価し、各々の位相を求め、その位相をメモリに独立に
    蓄積した後、位相差を求めて変位量を算出する信号処理
    回路を備える変位量検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の変位量検出装置におい
    て、 参照信号と測定信号を独立に一定周期の信号でデジタル
    評価し、各々の位相を求めて後、位相差を算出してその
    位相差をメモリに蓄積した後、変位量を算出する信号処
    理回路を備える変位量検出装置。
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