JPH09113152A - 熱交換器およびその製造方法 - Google Patents

熱交換器およびその製造方法

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JPH09113152A
JPH09113152A JP26329895A JP26329895A JPH09113152A JP H09113152 A JPH09113152 A JP H09113152A JP 26329895 A JP26329895 A JP 26329895A JP 26329895 A JP26329895 A JP 26329895A JP H09113152 A JPH09113152 A JP H09113152A
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heat exchanger
hole
spiral
casing
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山本  憲
Isao Azeyanagi
功 畔柳
Osamu Kobayashi
修 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換部(コア部)が渦巻き状に形成されて
いるものにおいて、耐圧強度の高い熱交換器を提供す
る。 【構成】 冷媒が流通する穴15およびこの穴15と平
行な突条16を有するように押出し成形された多穴チュ
ーブ14を、渦巻き状に曲げてケーシング10内に配置
する。そして、高圧冷媒を多穴チューブ14の穴15の
渦巻き中心側から外方に向けて流通させ、低圧冷媒をケ
ーシング10の渦巻き外方側に設けられた第1開口部2
6から多穴チューブ14間の渦巻き状の隙間に沿って渦
巻き中心側のケーシング10に設けられた第2開口部2
9に向けて流通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器の熱交換部
(コア部)が、渦巻き状に形成された熱交換器に関する
もので、二酸化炭素などを用いた作動圧力の高い冷凍サ
イクルに用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、熱交換部(コア部)を渦巻き状に
形成して、熱交換器の小型化を図ったものとして、特開
昭58−131000号公報に記載のように、複数枚の
金属板を互いに所要間隔を空けて渦巻き状形成し、それ
らをろう付け等によって接合して複数の冷媒の流れる流
路を形成する熱交換器が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の熱交換
器では、複数枚の金属板がろう付け等によって接合され
て流路が形成されているので、接合部の耐圧強度が低
い。そのため、二酸化炭素などを用いた作動圧力の高い
冷凍サイクル用の熱交換器には不向きであるという問題
があった。
【0004】因みに、冷媒として二酸化炭素を用いた場
合の高圧側圧力は約15MPaであり、従来の冷媒(R
134a)の高圧側圧力は約1.5MPaである。本発
明は、上記点に鑑み、熱交換部(コア部)が渦巻き状に
形成されているものにおいて、耐圧強度の高い熱交換器
を提供することを目的とする。
【0005】
【発明の概要】上記目的を達成するために、以下の技術
的手段を用いる。請求項1に記載の発明では、渦巻き状
に形成され、媒体が流通する穴(15)を有するように
押出しないし引抜き成形されたチューブ(14)をケー
シング(10)内に配置する。そして、高圧媒体をチュ
ーブ(14)の穴(15)に流通させ、低圧冷媒を第1
開口部(26)からチューブ(14)間の渦巻き状の隙
間に沿って第2開口部(29)まで連通する媒体流路
(32)に流通させることを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の熱交換器において、穴(15)を流れる媒体の流れ
方向と、媒体流路(32)を流れる媒体の流れ方向とは
対向することを特徴とする。請求項3に記載の発明で
は、請求項1または2に記載の熱交換器において、チュ
ーブ(14)の側面には、穴(15)と平行に突条(1
6)が一体に設けられていることを特徴とする。
【0007】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し3のいずれか1つに記載の熱交換器の穴に高温側熱交
換器(2)から流出した冷媒を流通させ、媒体流路(3
2)に低温側熱交換器(4)から流出した冷媒を流通さ
せるように構成されていることを特徴とする。請求項5
に記載の発明では、媒体が流通する穴を有するチューブ
を押出しないし引抜き成形することを特徴とする。
【0008】次に、作用効果を述べる。請求項1〜3に
記載の発明によれば、高圧の冷媒が流れる穴(15)を
有するチューブ(14)が押出しないし引抜き成形され
ているので、耐圧強度の向上を図ることができる。請求
項2に記載の発明によれば、穴(15)を流れる媒体の
流れ方向と、媒体流路(32)を流れる媒体の流れ方向
とは対向しているので、熱交換器の熱交換効率の向上を
図ることができる。
【0009】請求項3に記載の発明によれば、突条(1
6)がチューブ(14)と一体に形成されているので、
チューブ(14)の曲げ方向に直角な軸まわりに対する
(曲がり梁の)断面係数が大きくなる。したがって、チ
ューブ(14)内に作用する圧力よって発生するチュー
ブ(14)の曲率を小さくする方向の曲げモーメントに
対する剛性の向上を図ることができる。延いては、耐圧
性の向上を一層図ることができる。
【0010】請求項5に記載の発明によれば、媒体が流
通する穴を有するチューブを押出しないし引抜き成形す
るチューブ成形工程と、渦巻き状に曲げ加工する曲げ工
程とを有しているので、請求項1〜3に記載の熱交換器
を製造することがきる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施の形
態について説明する。 (実施形態)図1は二酸化炭素を冷媒として用いた冷凍
サイクルを示しており、1は冷媒を圧縮する圧縮機で、
圧縮機1で圧縮(本実施形態では、約15MPa)され
た気相冷媒は高温側熱交換器2で冷却される。そして、
減圧器3で減圧(本実施形態では、約5MPa)されて
気液2相状態となった冷媒は、空気冷却手段をなす低温
側熱交換器4で熱交換され気相冷媒となる。次にアキュ
ームレータ5にて気液分離され、再び圧縮機1にて圧縮
されて高温側熱交換器2に流れる。なお、2aは高温側
熱交換器2に於ける熱交換を促進するためのファンであ
る。
【0012】ところで、二酸化炭素は従来の冷媒(R1
34a)に比べて定圧比熱が大きいため、低温側熱交換
器4の入口側の乾き度が大きくなる。そのため、低温側
熱交換器4の入口側と出口側でのエンタルピ差が小さく
なり、低温側熱交換器4の空気冷却能力が低下する。そ
こで、本実施形態に係る熱交換器6を用いて高温側熱交
換器2で冷却された冷媒と低温側熱交換器4で熱交換を
終えた冷媒との間で熱交換をし、低温側熱交換器4の入
口側と出口側でのエンタルピ差を大きくして冷却能力の
向上を図っている。
【0013】次に、熱交換器6について述べる。図2は
本実施形態に係る熱交換器6の正面図を示しており、図
3は図2のA−A断面図を示している。10は熱交換器
6のケーシングで、このケーシング10は、アルミニウ
ム(本実施形態では、A3003)製の板を丸めて円筒
状に形成した外板11と、この外板11の軸方向両端側
にろう付けされた円盤状に形成されたアルミニウム製の
側板12、13とから構成されている。
【0014】ケーシング10の内部には、高温側熱交換
機2から流出した高圧冷媒が流れるアルミニウム(本実
施形態では、A1050)製の多穴チューブ(チュー
ブ)14が配置されており、この多穴チューブ14は図
2に示すように渦巻き状に形成され、その渦巻き外方側
端部を外板11の円筒面からケーシング10の外方に突
出させている。この多穴チューブ14には、図4に示す
ように、渦巻き中心側端部から渦巻き外方側端部まで貫
通する複数の穴15が並列に形成されており、高圧冷媒
はこの穴15内を流れる。
【0015】また、多穴チューブ14の側面のうち渦巻
き中心側の面には、渦巻き中心側から渦巻き外方側まで
渦巻きに沿って複数の突条16が一体に形成されており
(図4参照)、多穴チューブ14は、図2に示すよう
に、この突条16が隣合うチューブの面が接触するよう
に緻密に形成されている。なお、多穴チューブ14は、
穴15および突条16とともに押出し成形法により一体
に成形されている。
【0016】また、多穴チューブ14の側面のうち、渦
巻き外方部(図2のC部)の隣合うチューブの面と接触
しない部位と、渦巻き中心部(図2のD部)には、突条
16が設けられていない。なお、多穴チューブ14の幅
方向側面と側板12、13とはろう付けされており、外
板11の内面の一部と多穴チューブ14の渦巻き外方面
の一部がろう付けされている。
【0017】また、多穴チューブ14の渦巻き中心側端
部には、図2、3に示すように、多穴チューブ14に冷
媒を供給するパイプ状に形成された第1ヘッダタンク1
7が設けられている。この第1ヘッダタンク17は、ア
ルミニウム(本実施形態では、A3003)製のパイプ
18と、パイプ18の一方側端部を閉塞するアルミニウ
ム(本実施形態では、A3003)製の蓋19と、他端
側に設けられた配管を接続するためのユニオン20とか
ら構成されている。なお、蓋19およびユニオン20
は、それぞれパイプ18にろう付けされている。
【0018】パイプ18の円筒面には、図示されていな
い長穴が設けられており、多穴チューブ14の渦巻き中
心側端部が、この長穴に挿入された状態でパイプ18に
ろう付けされている。これにより、穴15と第1ヘッダ
タンク17(パイプ18)内の穴とが連通している。ま
た、多穴チューブ14の渦巻き外方側端部には、多穴チ
ューブ14の穴15を通過した冷媒を回収するパイプ状
に形成された第2ヘッダタンク21がろう付けされてい
る。この第2ヘッダタンク21は、第1ヘッダタンク1
7と同様にアルミニウム製のパイプ22と、パイプ22
の一方側端部を閉塞するアルミニウム製の蓋23と、他
端側に設けられた配管を接続するためのユニオン24と
から構成されている。なお、蓋23およびユニオン24
は、それぞれパイプ22にろう付けされている。
【0019】パイプ22の円筒面には、図示されていな
い長穴が設けられており、多穴チューブ14の渦巻き外
方側端部が、この長穴に挿入された状態でパイプ22と
ろう付けされている。これにより、穴15と第2ヘッダ
タンク24(パイプ22)内の穴とが連通している。以
上の構成により、図5(冷媒流れを示す図2の模式図)
に示すように、第1ヘッダタンク17から多穴チューブ
14の穴15を経て第2ヘッダタンク21へと高圧の冷
媒が流れる高圧冷媒流路25が形成されている。
【0020】また、図2、3に示すように、ケーシング
10のうち多穴チューブ14によって形成された渦巻き
外方側に相当する部位の外板11の円筒面には、高圧冷
媒と熱交換を行う低圧冷媒が流入する第1開口部26が
設けられており、この第1開口部26にはアルミニウム
製のパイプ27がろう付けされ、その先端には、配管を
接続するためのユニオン28がろう付けされている。
【0021】そして、ケーシング10のうち多穴チュー
ブ14によって形成された渦巻き中心側に相当する側板
13の中央部には、低圧冷媒が流出する第2開口部29
が設けられており、この第2開口部29にはアルミニウ
ム製のパイプ30がろう付けされ、その先端には、配管
を接続するためのユニオン31がろう付けされている。
【0022】以上の構成により、図5に示すように、第
1開口部26から多穴チューブ14の渦巻き状の隙間に
沿って第2開口部29へと低圧の冷媒が流れる低圧冷媒
流路32が形成されている。なお、図5から明らかなよ
うに、高圧冷媒の流れと低圧冷媒の流れとは対向してい
る。次に、本実施形態に係る熱交換器の製造方法につい
て、その工程毎に述べる。
【0023】1.多穴チューブ成形工程 アルミニウム製のチューブ材料から、図4に示すよう
に、穴15と突条16とが一体に形成されるように押出
し成形し、多穴チューブ材を作成する。 2.曲げ工程 多穴チューブ成形工程で成形された多穴チューブ材を、
図2に示すように渦巻き状に曲げ加工する。
【0024】具体的には、先ず、多穴チューブ材の一端
(渦巻きの中心)側から所定寸法だけ、突条16を切削
等の手段で削り取る。次に、図6に示すように、多穴チ
ューブ材33の一端(渦巻きの中心)側を円筒状の芯金
100に仮固定する。そして、この芯金100を回転さ
せ、ローラ101を多穴チューブ材33の渦巻き外方に
相当する側から芯金100方向に所定の力で押しつけ
て、隣合うチューブの面に突条16が接触するように緻
密に多穴チューブ材33を芯金100に巻き付けながら
渦巻き状に曲げていく。
【0025】このとき、ローラ101は、芯金100の
回転とともにその回転中心が、渦巻き外方側に移動する
ように構成されており、これにより、多穴チューブ材3
3は、突条16が隣合うチューブの面に接触するように
緻密に曲げられていく。そして、多穴チューブ材33を
芯金100に所定回数巻き付けた後、渦巻き終端部の寸
法が所定寸法となるように切断する。次に、渦巻き終端
部の突条16を切削等の手段で削り取り、図2に示すよ
うに、渦巻き終端部を渦巻き半径外方向に曲げる。
【0026】3.第1および第2ヘッダタンク形成工程 アルミニウム製のパイプ材を所定長さに切断し、その円
筒面に多穴チューブ14が挿入される長穴を設けパイプ
18、22を作成する。そして、両パイプ18、22の
一端側にそれぞれアルミニウム製の蓋19、23をろう
付けする。次に、両パイプ18、22の他端側にそれぞ
れユニオン20、24をろう付けする。
【0027】4.ケーシング形成工程 アルミニウム製の板を所定形状に切断し、第1開口部2
6を打ち抜いて外板材を形成する。次に、この外板材を
円筒状に曲げ加工して外板11を成形する。なお、外板
11の円筒内面にはろう材が被覆されている。また、外
板11の端面突き合わせ部には、図7に示すように、多
穴チューブ14から突条16を取り除いた厚み(図4の
L寸法)とほぼ等しい隙間34を設ける。
【0028】さらに、アルミニウム製の板から所定形状
にプレス成形して側板12、13を形成し、側板13に
は、側板13のプレスとともに第2開口部29を形成す
る。なお、側板12、13の内面側はろう材が被覆され
ている。 5.ろう付け工程 第1ヘッダタンク17の長穴に、多穴チューブ14の渦
巻き中心側端部を挿入し、ろう付けする。同様に、第2
ヘッダタンク21の長穴に、多穴チューブ14の渦巻き
外方側端部を挿入し、ろう付けする。
【0029】次に、両ヘッダタンク17、21がろう付
けされた多穴チューブ14を、多穴チューブ14の渦巻
き外方側端部が外板11の隙間34に挿入されるように
外板11内に挿入する。そして、治具などを用いて、側
板12、13をそれぞれ外板11の端部に組付けるとと
もに、パイプ27、30およびユニオン28、31を組
付ける。そして、炉内で加熱してろう付けを行う。
【0030】6.検査工程 ろう付けが完了した熱交換器を炉内から取り出し、寸法
およびろう付け不良の有無等を検査する。 以上の6つ工程より熱交換器の製造が完了する。なお、
製造工程の順序は、上述の1〜5の順序に限られるもの
ではなく、1〜4工程までを平行(同時)に行ってもよ
い。
【0031】次に、本実施形態に係る熱交換器および製
造方法の作用効果を述べる。高圧冷媒流路25を形成す
る穴15は、多穴チューブ14と一体に押出し成形され
ているので、板等をろう付けして冷媒流路を形成したも
のに比べて、耐圧性の向上を図ることができる。したが
って、二酸化炭素等の高圧冷媒を流すことができる。
【0032】また、高圧冷媒流路25の冷媒流れは、渦
巻き中心から渦巻き外方に向かう流れであり、低圧冷媒
流路32の冷媒流れは、渦巻き外方から渦巻き中心に向
かう流れであるので、両冷媒流路の冷媒流れは対向す
る。したがって、両冷媒間の熱交換効率の向上を図るこ
とができる。また、多穴チューブ14には突条16が設
けられているので、多穴チューブ14の表面積が増加す
るので、両冷媒間の熱交換効率の向上を図ることができ
る。
【0033】また、突条16が多穴チューブ14と一体
に形成されているので、多穴チューブ14の曲げ方向に
直角な軸まわりに対する(曲がり梁の)断面係数が大き
くなる。したがって、多穴チューブ14内に作用する圧
力よって発生する多穴チューブ14の曲率を小さくする
方向の曲げモーメントに対する剛性の向上を図ることが
できる。延いては、耐圧性の向上を一層図ることができ
る。また、突条16は、多穴チューブ14の側面のうち
渦巻き中心側に設けられているので、多穴チューブ14
を渦巻き状に曲げ加工する際に、隣合う多穴チューブ1
4の渦巻き外方の側面に突条16を接触するように曲げ
れば良い。したがって、突条16が設けられていない場
合、もしくは突条16を当接させないで場合に比べて、
低圧冷媒流路32をなす多穴チューブ間の隙間を容易に
形成することができる。
【0034】ところで、上述の実施形態では、多穴チュ
ーブ14の側面のうち渦巻き中心側に突条16が設けら
れていたが、突条16を渦巻き外方側に設けるのはもち
ろん、突条16の一部もしくは全体を廃止しても本発明
を実施することができる。また、高圧冷媒流路25の冷
媒流れと低圧冷媒流路32の冷媒流れとを上述の実施形
態と反対方向流れとするのはもちろん、同方向流れとし
ても本発明を実施することができる、また、上述の実施
形態では、多穴チューブ14に複数の穴15が並列に形
成されていたが、穴を1つとしたチューブを渦巻き状に
形成し、このチューブを並列に複数並べても本発明を実
施することができる。なお、この場合、チューブの断面
形状は、上述の実施形態(図4)に比べて単純な形状と
なるので、チューブを引抜き成形してもよい。
【0035】また、上述の実施形態では、ケーシング1
0は、外板11と側板12、13とから構成されていた
が、ケーシングをしぼり形成して側板12ないし側板1
3のいずれか一方を省略してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱交換器を用いた冷凍サイクルの
模式図である。
【図2】本実施形態に係る熱交換器の正面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図3のB部詳細図である。
【図5】冷媒流れを示す模式図である。
【図6】本実施形態に係る熱交換器製造方法の曲げ工程
を説明するための説明図である。
【図7】外板11の側面図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…高温側熱交換器、3…減圧器、4…低
温側熱交換器、5…アキュームレータ、6…熱交換器、
10…ケーシング、11…外板、12、13…側板、1
4…多穴チューブ、15…穴、16…突条、17…第1
ヘッダタンク、21…第2ヘッダタンク、25…高圧冷
媒流路、26…第1開口部、29…第2開口部、32…
低圧冷媒流路、100…芯金、101…ローラ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の隙間を設けて渦巻き状に形成さ
    れ、媒体が流通する穴を有するチューブ(14)と、 前記チューブ(14)を収納し、密閉空間を形成するケ
    ーシング(10)と、 前記ケーシング(10)のうち、前記チューブ(14)
    によって形成された渦巻き外方側に相当する部位で開口
    する第1開口部(26)と、 前記ケーシング(10)のうち、前記チューブ(14)
    によって形成された渦巻き中心側に相当する部位で開口
    する第2開口部(29)と、 前記ケーシング(10)内に形成され、前記第1開口部
    (26)から前記チューブ(14)間の渦巻き状の隙間
    に沿って前記第2開口部(29)まで連通し、媒体が流
    れる媒体流路(32)とを具備し、 前記チューブ(14)は、前記穴(15)を有するよう
    に押出しないし引抜き成形されており、 前記チューブ(14)内の穴(15)を流れる媒体の圧
    力は、前記媒体流路(32)を流れる媒体の圧力に比べ
    て高いことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記穴(15)を流れる媒体の流れ方向
    と、前記媒体流路(32)を流れる媒体の流れ方向とは
    対向することを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記チューブ(14)の側面には、前記
    穴(15)と平行に突条(16)が一体に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換
    器。
  4. 【請求項4】 冷媒を圧縮する圧縮機(1)と、 前記圧縮機(1)で圧縮された冷媒の冷却を行う高温側
    熱交換器(2)と、 前記高温側熱交換器(2)で冷却された冷媒を減圧する
    減圧器(3)と、 前記減圧器(3)で減圧された冷媒と空気との間で熱交
    換をし、空気を冷却する低温側熱交換器(4)と、 前記高温側熱交換器(2)から流出した冷媒と、前記低
    温側熱交換器(4)から流出した冷媒との間で熱交換す
    る熱交換器(6)とを具備し、 前記熱交換器(6)は、請求項1ないし3のいずれか1
    つに記載の熱交換器であり、 前記高温側熱交換器(2)から流出した冷媒を前記穴
    (15)に流通させ、前記低温側熱交換器(4)から流
    出した冷媒を前記媒体流路(32)に流通させることを
    特徴とする冷凍サイクル。
  5. 【請求項5】 チューブ材料から媒体が流通する穴を有
    するチューブを押出しないし引抜き成形するチューブ成
    形工程と、 前記チューブ成形工程で成形されたチューブを渦巻き状
    に曲げ加工する曲げ工程と、 ケーシング材料から前記チューブを収納するケーシング
    を形成する工程と、 前記曲げ工程で渦巻き状に曲げ加工された前記チューブ
    と、前記ケーシングとを組付け、接合する工程とを具備
    することを特徴とする熱交換器の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004025199A1 (ja) * 2002-09-10 2004-03-25 Tokyo Electron Limited 処理装置,および,処理装置のメンテナンス方法
ITVR20090159A1 (it) * 2009-10-02 2011-04-03 Renato Montini Struttura di serpentino particolarmente per lo scambio termico tra fluidi e relativo procedimento per la sua produzione
KR20160108985A (ko) * 2015-03-09 2016-09-21 한온시스템 주식회사 내부 열교환기
US9920999B2 (en) 2008-03-20 2018-03-20 Valeo Systemes Thermiques Heat exchanger and integrated air-conditioning assembly including such exchanger

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