JP3331518B2 - 内面フィン付き伝熱管及び熱交換器 - Google Patents

内面フィン付き伝熱管及び熱交換器

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JP3331518B2
JP3331518B2 JP00372997A JP372997A JP3331518B2 JP 3331518 B2 JP3331518 B2 JP 3331518B2 JP 00372997 A JP00372997 A JP 00372997A JP 372997 A JP372997 A JP 372997A JP 3331518 B2 JP3331518 B2 JP 3331518B2
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直毅 鹿園
麻理 内田
敏夫 畑田
弘 安田
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    • F28F13/18Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing by applying coatings, e.g. radiation-absorbing, radiation-reflecting; by surface treatment, e.g. polishing
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/10Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
    • F28F1/40Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only inside the tubular element

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば冷凍・空調
機に用いられる熱交換器に係わり、特に、伝熱促進のた
めのフィンを内面に備えたフィン付き伝熱管及びそれを
用いた熱交換器並びに冷凍・空調機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィンを内面に備えたフィン付き
伝熱管において、機械拡管時のフィンの変形を防止する
ための公知技術として、例えば、以下の2つがある。
【0003】特開平4−327792号公報 この公知技術は、すべての内面フィンが一定のねじり角
度を有している螺旋状連続フィン付き管において、フィ
ン内径側端部の平坦部の幅を0.06〜0.1mmにする
ことによって、拡管工程におけるフィン先端の変形防止
を図るものである。
【0004】特開平8−128793号公報 この公知技術は、伝熱管の内面に螺旋状に連続するフィ
ンを有するフィン付き管において、内径側端部の幅が広
いフィンと、先端部の幅が狭いフィンとを形成すること
により、拡管工程におけるフィン内径側端部の変形防止
を図るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知技術においては以下の問題点が存在する。すなわち、
公知技術においては、連続した螺旋フィン付き管につ
いては、機械拡管時の変形を防止するための有力な根拠
を与えるが、本発明で対象としている、フィン内径側先
端に微細な凹凸を有する形状については、なんら示唆を
与えるものではない。特に、連続フィンを断続フィンに
変えた場合に、どのような考えで平坦部の形状を決定し
たら良いかという点に関しては、なんら言及されていな
い。
【0006】一方、公知技術は、やはり連続したフィ
ン付き伝熱管に関する発明であるが、幅の広いフィンと
幅の狭いフィンという2種類のフィンを、断続フィンに
適用する場合に、1次フィンを2種類にするか、あるい
は微細な2次フィンを2種類にするかが不明である。
【0007】本発明の目的は、凝縮・沸騰熱伝達の伝熱
性能を向上できるとともに、機械拡管によって伝熱管を
伝熱管外部のフィンその他の部材と密着させる時に、伝
熱管内部に設けられた微細な断続フィンの変形を防止す
ることができるフィン付き伝熱管及び熱交換器並びに冷
凍・空調機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の手段は、伝熱管内面に設けられた連続
フィンの内径側端部に凹凸を設けた内面フィン付き伝熱
管において、この凹凸の凸部頂上をほぼ平坦にし、フィ
ンの長手方向に沿う面での該凸部の断面形状が台形もし
くは長方形であることを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するための本発明の第2の
手段は、内面フィンの内径側端部に凹凸を設けた内面フ
ィン付き伝熱管において、この凹凸の頂上部をほぼ平坦
な矩形にし、フィンの長手方向に沿う面での該凸部の断
面形状が台形もしくは長方形であることを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するための本発明の第3の
手段は、内面フィンの上部に凹凸を設けた内面フィン付
き伝熱管において、この凹凸の頂上部を、内面フィン内
接円筒の曲率に沿って、わずかにへこませた矩形にし、
フィンの長手方向に沿う面での該凸部の断面形状が台形
もしくは長方形であることを特徴とする。
【0011】また、前記フィン付き伝熱管において、前
記フィン先端矩形部の縦横比(1次フィンに平行方向長
さ/1次フィンに垂直方向長さ)はほぼ1であることが
好ましい。
【0012】また前記フィン付き伝熱管において、前記
フィン先端矩形部の各辺の寸法は、100μm以下であ
ることが好ましい。
【0013】また上記目的を達成するために、本発明に
よれば、上記フィン付き伝熱管を備えたクロスフィンチ
ューブ形熱交換器が提供される。
【0014】また上記目的を達成するために、本発明に
よれば、少なくとも凝縮器及び蒸発器を含む複数の熱交
換器を備えた冷凍・空調機において、前記複数の熱交換
器のうち少なくとも1つが、上記熱交換器であることを
特徴とする冷凍・空調機が提供される。
【0015】伝熱管内面のフィン上部(内径側端部)に
設けられた凹凸形状は、凝縮熱伝達において、フィン全
体の有効伝熱面積を増大させることができるとともに、
フィン内径側先端(以下、フィン先端という)に形成さ
れ伝熱に最も寄与する薄い液膜領域を増大させ、かつ液
膜をさらに薄くすることができるので、伝熱性能を向上
させることができる。一方、蒸発熱伝達においては、毛
細管現象を利用してフィン先端凹部に液体を引き上げ、
伝熱管内面の濡れ面積を増大させることができるので、
伝熱性能を向上させることができる。
【0016】以上述べてきたように、断続フィン(フィ
ン先端に凹凸を断続的に形成した形状のフィン)は、連
続フィン(フィン先端に凹凸が形成されていない形状の
フィン)に比べて、高い性能を示す。しかしながら、断
続フィンには特有の欠点がある。
【0017】フィン付き伝熱管を図3に示すようなクロ
スフィン形空調用熱交換器として組み立てるためには、
フィン1006と伝熱管100を密着させなければなら
ない。その方法としては、図4に示すように、伝熱管1
00内部に、伝熱管内径(内面フィン内径)よりやや直
径の大きな拡管ヘッド40と呼ばれる先端が砲弾型にな
った棒を挿入し伝熱管100の外径を大きくしてフィン
1006と密着させることが行われている。この拡管方
法を機械拡管と呼んでいる。機械拡管をする場合に、従
来の連続フィン付き伝熱管150を拡管する場合と、断
続フィン付き伝熱管を拡管する場合の作用の違いについ
て考察すると、フィン先端に設けられた凹凸は、伝熱管
とフィンとを密着させるために、伝熱管内部に拡管ヘッ
ドを挿入する際、つぶれ易いという欠点があった。
【0018】そこで、本発明の内面フィン付き伝熱管に
おいては、機械拡管の際に、比較的大きな面積の矩形状
平坦部で拡管ヘッドから内面フィンに加わる力を受け持
つことにより、機械拡管による内面フィンの変形を防止
することができ、その結果微細な凹凸を有する内面フィ
ン付き伝熱管本来の高い伝熱性能を維持することができ
る。
【0019】以上により、伝熱管外部のフィン1006
と伝熱管を密着させるために、機械拡管方式を採用した
場合でも、内面フィンの変形を最小限に防止することが
でき、その結果微細な凹凸を有する断続フィン特有の高
い伝熱性能を維持する内面フィン付き伝熱管を得ること
ができる。
【0020】また、フィン先端矩形部が、伝熱管の内面
フィンの内径側先端に内接する円筒の曲率に一致したわ
ずかな凹面になっているということは、拡管ヘッドの外
周の曲率にほぼ一致していることを意味し、フィン先端
の変形が最も小さくなる。
【0021】また、フィン先端矩形部の縦横比(1次フ
ィンの長手方向に平行な方向の長さ/1次フィンの長手
方向にに垂直な方向の長さ)が1であるということは、
フィン先端部に形成される凝縮液膜が1次フィンに垂直
方向にも平行方向にも引っ張られることを意味し、3次
元フィンの効果が最も良く発揮される形状であり、高性
能な微細な凹凸を設けた内面フィン付き管を得ることが
できる。
【0022】また、内面フィン先端矩形部の各辺の寸法
を100μm以下とすることにより、フィン先端部の液
膜厚さを薄くし、平坦部を設けたことによる性能面への
悪影響(平坦部により液膜が厚くなり、伝熱性能が低下
する)を最小限に抑えている。これにより、高性能な微
細な凹凸を設けた内面フィン付き伝熱管を得ることがで
きる。
【0023】また、本発明の内面フィン付き伝熱管を複
数個備えたクロスフィンチューブ形熱交換器において
も、内面フィン付き伝熱管による冷媒側伝熱性能の向上
作用に基づき、熱通過率を向上することができる。
【0024】また、本発明のフィン付き伝熱管を備えた
熱交換器を蒸発器又は凝縮器として備えた冷凍・空調機
においても、熱交換器の熱通過率向上作用に基づき、動
作係数の向上作用を得ることができる。よって効率の高
い、コンパクトな冷凍・空調機を実現することができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ説明する。なお、構造の明確化のために一部の
斜視図に陰影を付している。
【0026】本発明の第1の実施例を図1〜図8により
説明する。本実施例による内面フィン付き伝熱管(以
下、フィン付き伝熱管という)の構造を図1及び図2に
示す。図1は、本実施例のフィン付き伝熱管の部分斜視
図であり、図2は、フィン付き伝熱管のフィン先端の詳
細構造を表す部分拡大図である。
【0027】本実施例のフィン付き伝熱管100の内面
には、図1に示すように多数条の1次フィン101が設
けられている。この1次フィンの内径側端部(以下先端
部という)には、微細な凹凸が設けられている。フィン
の凸部の頂面(以下頂部という)を102とし、フィン
の凹部の底面(以下、谷部という)を103とする。本
実施例の特徴は、図1、2に示すように、フィン頂部1
02が、ほぼ平坦な矩形状になっていることである。
【0028】本実施例の伝熱管100の大略の寸法を示
すと、管内径は3〜10mm、1次フィン101の高さ
は0.1〜0.3mm、1次フィンのピッチは0.2〜
0.6mm、1次フィンのらせん角度(溝のねじり角
度)は0〜25度、1次フィンの間の溝形状は台形、1
次フィンの先端角度αは10〜40度となっている。こ
の1次フィンの先端部に微細な2次溝を設けるが、2次
溝の中心線は1次溝中心線にほぼ直角とし、2次溝の深
さは0.02〜0.1mmとし、2次溝のピッチは0.
04〜0.15mmとする。フィン頂部102はほぼ平
坦な矩形状となり、その各辺の寸法は、0.1mm(1
00μm)以下となっている。そして、2次溝の形状
は、1次フィンをその長手方向中心線を含み伝熱管の壁
面に垂直な面で切ったときの、凸部の断面が台形となる
ようにしてある。これは必ずしも台形でなく長方形でも
よいが、少なくともフィン頂部102が谷部103にか
ぶさるような形状にするのは避ける。
【0029】次に、本実施例の作用を説明する。上記構
成の伝熱管100内を、単一冷媒(例えばHCFC−2
2)、疑似共沸混合冷媒(例えばHFC−32とHFC
−125の2種混合冷媒)あるいは非共沸混合冷媒(例
えばHFC−32、HFC−125及びHFC−134
aの3種混合冷媒)等の液体又はガスが流れ、凝縮熱伝
達あるいは沸騰熱伝達により伝熱管100外部と熱交換
を行う。
【0030】本実施例の比較例として、クロスインチュ
ーブ形熱交換器に用いられる、従来技術によるフィン付
き伝熱管(内面らせん溝付き伝熱管)150の横断面図
を図5の(a)に示す。図5の(a)において、伝熱管
150は、内面に複数のフィン152が螺旋状に連続し
て形成され、隣接するフィン152,152の間に螺旋
状の溝151が形成されている。また伝熱管150の管
内径は3〜10mm、溝深さは0.1〜0.3mm、溝
ピッチは0.2〜0.6mm、らせん溝角度(溝のねじ
り角度)が0〜25度、溝形状は台形、フィン先端角度
は10〜40度となっている。
【0031】ここで、このようなフィン付き伝熱管15
0内を機械拡管する場合の、フィンの変形について考察
する。フィン付き伝熱管を図3に示すようなクロスフィ
ン形空調用熱交換器として組み立てるためには、フィン
と伝熱管を密着させなければならない。その方法として
は、図4に示すように、伝熱管内部に、伝熱管の内面フ
ィン内径よりやや直径の大きな拡管ヘッドと呼ばれる先
端が砲弾型になった棒を挿入し伝熱管の外径を大きくし
てフィンと密着させることが行われている。この拡管方
法を機械拡管と呼んでいる。機械拡管をする場合に、拡
管に必要な力をFとする。Fは、拡管ヘッドから、拡管
ヘッドとフィン先端の接触部を介して、伝熱管の管壁に
伝えられる。拡管ヘッド40とフィン先端の接触部の面
積をAとする。F/Aが、フィン先端部に働く応力であ
る。F/Aが、フィン先端部の降伏応力より小さければ
フィン先端部は塑性変形しないが、F/Aが、フィン先
端部の降伏応力より大きいとフィン先端部は塑性変形す
る。どこまで塑性変形するかというと、塑性変形により
Aが大きくなって、F/Aがフィン先端部の降伏応力に
等しくなるまで変形する。従って、拡管後のフィン先端
部は、拡管ヘッド40の曲率と同じ曲率で、ある一定の
幅bを有している。この様子を図5の(b)に示す。図
5の(a)は拡管前のフィン形状を示し、図5の(b)
は、拡管後のフィン形状を示している。フィン先端部が
変形した時の、押し出されたり、削られたりしたバリ
は、フィンが連続であるため、あまり周囲にはみ出るこ
となく、図5の(b)に示すように、単に頂上が滑らか
な平滑面になるに過ぎなかった。この結果、従来の連続
フィンでは、機械拡管による変形が、大きな問題になる
ことはなかった。
【0032】しかし、本発明が対象としているフィン先
端に凹凸がある断続フィンについては、変形の様相が異
なる。先ず、凹凸があるために、拡管ヘッドとフィン先
端との接触面積は、凹凸がない場合のほぼ半分になる。
この事実を図6を用いて説明する。拡管ヘッドが伝熱管
内面に当たる長さ(伝熱管軸方向長さ)をLとすると、
Lの範囲内にある接触面積は、従来の連続フィンの場合
は図6の(a)の斜線部で示すように各内面フィンごと
に連続しているが、本発明の対象である凹凸のある断続
フィンの場合には、図6の(b)の斜線部に示すように
とぎれとぎれになり、フィン幅bが等しければ、従来連
続フィンの場合にくらべ接触面積は半分になってしま
う。
【0033】従って、拡管ヘッドとフィン先端との接触
面積Aが、F/Aが内面フィンの降伏応力以下となる大
きさに到達するためには、かなり変形しなければならな
い。しかも、変形によって押し出されたり、削られたり
したバリは、フィン先端の凹部を埋め立てるのに使われ
る。その結果、機械拡管後のフィン先端の凹凸はほとん
ど無くなり、従来の連続フィン付き伝熱管とほとんど変
わらないほど、性能が低下してしまう。この様子を図7
に示す。図7の(a)は、従来の連続フィンと同じ1次
フィン形状で、断続フィンを製作した場合の、拡管前の
フィン形状である。フィン先端は、丸みを帯びた先細形
状となっている。この伝熱管を機械拡管した後の形状を
図7の(b)に示す。断続フィンの先端部は大きくつぶ
れ、つぶされたフィン材料が、フィンの両側にはみ出す
だけでなく、後ろに続く溝の部分を埋めてしまい、断続
フィンが連続フィンのようになってしまう。
【0034】その結果、拡管後の性能は大きく低下して
しまう。図8には、単一冷媒HCFC−22で測定した
凝縮熱伝達率の変化を示す。図8中の棒グラフaが図7
の(a)に示した拡管前の伝熱管の性能であり、棒グラ
フbが図7の(b)に示した拡管後の伝熱管の性能であ
る。棒グラフbの性能は、同じフィン高さを有する従来
連続フィンとほとんど変わり無く、断続フィンの効果が
失われていることが判った。
【0035】本発明は、これを防止するためになされた
もので、その方法は、第1に、拡管ヘッドとフィン先端
の接触面積を初めから大きなものとすること、第2に、
バリの量を減らして凹部を確保することである。
【0036】そこで、本発明では、図2に示すように、
断続フィンの凸部の頂部102を拡管前に、ほぼ平坦な
矩形状にしておくことにより、拡管力を受ける面積Aを
大きくするとともに、変形によるバリの量を減らして、
性能低下を防止した。頂部102の形を矩形にした理由
は、2次溝の幅が一定の時、2次溝を1次フィンに垂直
に設けることにより、頂部に細い突出した鋭角部分がで
きるのを避けられるからである。なお、1次フィンの形
状を伝熱管軸線に対して螺旋状に配置し、2次溝をその
軸線が伝熱管軸線に対して垂直になるように形成した
り、1次フィンの形状を伝熱管軸線に対して平行に配置
し、2次溝をその軸線が伝熱管軸線に対して傾斜するよ
うに形成したりすることで、頂部102の各辺がなす角
度が90度以外の角度になっても、頂部102の面積
は、1次フィンの形状,ピッチ、2次溝の幅,ピッチが
同じなら前記矩形の場合と同じであり、これらの場合
も、頂部102の形状は矩形に含めてあるとして、以下
の説明を進める。
【0037】原理的には、図6の(a)で示した斜線部
の面積に等しい面積が、断続フィンの拡管前に確保でき
るならば(すなわち、図6の(b)の斜線部が図6の
(a)の斜線部と等しければ)、拡管によるフィン先端
部の変形はほとんど無いと予想される(従来連続フィン
の場合には拡管による性能低下はみられない)。
【0038】次に本発明の伝熱管の製造方法について説
明する。
【0039】現在のところ、図7の(a)に示す2次溝
付伝熱管は、板を丸めて溶接する方法で作っている。す
なわち、薄板の上に、外周面に1次フィン形状を溝状に
形成した第1のロール(第1ロール)を押しつけながら
ころがして、1次フィンを立てる。次に、別のロール
(第2ロール)を押しつけながらころがして、1次フィ
ンの先端に微細な溝を成形する。加工した面を内側にし
て、薄板を丸め、合わせ目を溶接し、溶接部のバリをと
ると完成である。この時のフィンの頂部は、図7の
(a)に示すように、曲率を持った半円状になってい
る。
【0040】では、本発明のように、頂上が平らな微細
2次溝はどのようにしたらつくれるか?2つの方法があ
る。第1の方法は、第1ロールで立てる1次フィンを、
初めから頂上が平らな台形状のフィンにし、次いで従来
と同様に、第2ロールで1次フィンの先端に微細な溝を
成形する方法である。これを実現するためには、第1ロ
ールの溝底を平らにするとともに、ロールの押しつけ力
を増して、薄板の材料が十分にロールの溝部に入るよう
にする必要がある。
【0041】第2の方法は、1次フィンの形成は従来と
同じ方法でおこない、第2ロールで微細2次溝を形成す
る時、押しつけ力を強くし、1次フィンの先端を平らに
つぶしながら、2次溝を加工する方法である。この時、
1次フィンの高さは、現在よりも高くする必要がある。
また、第2ロールの凹部の底を平らにする必要がある。
できうるならば、頂上の平坦部は、加工硬化をおこし
て、強度が増し、つぶれにくくなっていることが望まし
い。
【0042】前記第1の方法において、第1ロールでフ
ィン頂部の形状を平らにする代わりに、フィン頂部の形
状が、内面フィンの内径面に内接する円筒の曲率にほぼ
等しい曲率のくぼみを持つ面となるように、第1ロール
表面の溝形状を形成しておいてもよい。同様に、第2の
方法において、第2ロールで1次フィンに形成された凹
凸の凸部の頂部を第2ロールで平らにつぶす代わりに、
凸部の頂部が、内面フィンの内径面に内接する円筒の曲
率にほぼ等しい曲率のくぼみを持つ面となるように、第
2ロール表面の形状を形成しておいてもよい。
【0043】本発明の第2の実施例を図9により説明す
る。本実施例は、フィンの先端部の形状が異なる伝熱管
の例である。すなわち、フィンの頂部をほぼ平らではな
く、初めから拡管ヘッドの形状に一致させて伝熱管のフ
ィン先端部に内接する円筒にほぼ等しい曲率を有する凹
面形状としたものである。その他の構造は、第1の実施
例とほぼ同様である。本実施例によっても、第1の実施
例と同様の効果が得られる。
【0044】本発明の第3の実施例を図10により説明
する。本実施例は、フィンの頂部の形状を第1の実施例
よりさらに限定した例である。図10に示すように、平
らな矩形の頂部の、1次フィンに平行方向の長さをaと
し、それに垂直方向の長さをbとした時、a/bをほぼ
1としたことを特徴としている。このような構造にする
ことによって、1次フィンに平行方向にも垂直方向に
も、凝縮液膜が流れ落ちやすく、高い性能が確保でき
る。その他の構造は、第1の実施例とほぼ同様である。
本実施例によっても、第1の実施例と同様の効果を得る
ことができる。
【0045】本発明の第4の実施例を、同じ図10を使
って説明する。本実施例は、フィンの頂部の形状を第1
の実施例よりさらに限定した伝熱管の実施例である。す
なわち、1次フィンに平行方向の頂部の長さaも、垂直
方向の長さbもともに0.1mm以下すなわち100μ
m以下にしたことを特徴としている。このようにするこ
とにより、表面張力と毛細管現象を利用した微細2次溝
の効果が維持され、高い伝熱性能が得られる。その他の
構造は前記第1の実施例とほぼ同様であり、第1の実施
例と同様の効果を得ることができる。発明者らは寸法
a,bを100μm以下の値で種々に変えてテストした
が、50μm程度でも微細2次溝の効果が維持されるこ
とを確認できた。
【0046】更に別の実施例を図11、図12により説
明する。図11は、1次フィンの幅を2種類にした場合
である。幅広1次フィンの先端部の幅b1は、幅狭1次
フィンの先端部の幅b2より大きくとることができる。
幅広1次フィンは、拡管には強いが、性能が低い。これ
に対し、幅狭1次フィンは、拡管には弱いが、性能は高
い。幅広1次フィンと幅狭1次フィンの割合を最適値に
することにより、拡管変形が少なく、性能の高い伝熱管
を得ることができる。1次フィンの幅は、2種類に限ら
ず、3種類以上に増やすことも可能である。その時の基
本的な設計指針は、平坦部(頂部)の面積の総和Aが、
F/σ(σ:降伏応力)に近い値になることである。
【0047】図12は、2次フィンの長さ(頂部102
の長さ)をa1,a2の2種類に変えた場合の実施例で
ある。a1>a2と仮定する。長さがa1である頂部の
割合が多いと、拡管には強くなるが性能は悪くなる。一
方、長さがa2である頂部の割合が多くなると、拡管に
は弱いが性能は良くなる。長さがa1である頂部の数と
長さがa2である頂部の数を最適と思われる比率に設定
する。その時の基本的な設計指針は、平坦部(頂部)の
面積の総和Aが、F/σに近い値になることである。こ
の場合にも、2次フィンの長さは2種類に限らず、3種
類以上に増やすことができる。
【0048】更に、1次フィンの幅と2次フィンの長さ
の両方を変化させたものを組み合わせることも可能であ
る。その時の基本的な設計指針は、やはり、平坦部の面
積の総和Aが、F/σに近い値になることである。
【0049】本発明の第5の実施例を図3により説明す
る。本実施例は、第1の実施例の伝熱管100を備えて
構成された熱交換器である。第1の実施例と同等の部材
には同一の符号を付してある。図3は本実施例の熱交換
器1000の概略構造を表す部分斜視図である。図3に
示す熱交換器1000は、クロスフィンチューブ形熱交
換器と呼ばれるものであり、多数の平行に置かれた平行
フィン1006と、この平行フィン1006に貫通挿入
されている第1の実施例に示す伝熱管100とを含んで
構成されている。平行フィン1006の表面には、空気
側熱伝達率を向上させるために、ルーバ1008が設け
られている。伝熱管100は、特に詳細構造を図示しな
いが、第1の実施例において説明したように、内面に形
成されているそれぞれのフィンが、先端に凹凸を持つ断
続フィンとなっており、しかもその頂部がほぼ平らな矩
形となるように構成されている。
【0050】上記構成の熱交換器において、空気流10
05が、伝熱管100の管軸と直角な方向から流入して
複数の平行フィン1006の間を流れ、この空気流10
05は、伝熱管100内を流れる冷媒によって、平行フ
ィン1006を介して、冷却される。
【0051】本実施例の熱交換器1000によれば、第
1の実施例の内面フィン付き伝熱管100の冷媒側伝熱
性能の向上作用に基づき、熱交換器の総合伝熱性能を表
す指標である熱通過率を向上することができる。なおこ
の熱通過率には、空気側熱伝達率、冷媒側熱伝達率及び
接触熱抵抗などが含まれている。熱交換器1000のこ
の熱通過率向上効果を具体的に図13により説明する。
【0052】図13は、フィン付き伝熱管100を備え
た本実施例による熱交換器1000と、前述した従来の
フィン付き伝熱管150(図5の(a)参照)を備えた
熱交換器のそれぞれに対し、単一冷媒(HCFC−2
2)を流した場合、及び非共沸混合冷媒を流した場合の
熱通過率を推定した結果を比較して概念的に示すもので
ある。
【0053】図13において、曲線b5が従来の熱交換
器に単一冷媒を流した場合、曲線b6が従来の熱交換器
に非共沸混合冷媒を流した場合であり、また曲線a5が
本実施例の熱交換器1000に単一冷媒を流した場合、
曲線a6が本実施例の熱交換器1000に非共沸混合冷
媒を流した場合であり、横軸に空気流速を、縦軸に熱通
過率をとって表している。
【0054】図13に示されるように、本実施例の熱交
換器1000は、単一冷媒の場合でも非共沸混合冷媒の
場合でも、従来の熱交換器に対し広い空気流速の範囲で
熱通過率が向上することがわかる。
【0055】また、曲線a6と曲線b5とが比較的近接
していることから、本実施例の熱交換器1000に非共
沸混合冷媒を用いた場合は、従来の熱交換器に単一冷媒
を流した場合に近い熱通過率を得ることができることが
わかる。したがって、第1の実施例の伝熱管100は非
共沸混合冷媒用熱交換器の伝熱管として極めて優れてい
ることがわかる。
【0056】なお、上記第5の実施例の熱交換器100
0は、伝熱管として第1の実施例の伝熱管100を備え
ていたが、これに限られず、第2〜第4の実施例の伝熱
管でもよい。これらの場合も同様の効果を得る。
【0057】本発明の第6の実施例を図14により説明
する。図14に示す実施例は、第5の実施例の熱交換器
1000を備えた空調機である。第5の実施例と同等の
部材には同一の符号を付してある。
【0058】図14は、本実施例の空調機1100の全
体構造を表す系統概念図である。図14において、空調
機1100は、非共沸混合冷媒を用いたヒートポンプ式
冷凍サイクルを構成しており、室内に配置される室内熱
交換器1126と、室外に配置される室外熱交換器11
24と、これらに接続される圧縮機1122と、冷・暖
房における冷媒の流れを切り換える四方弁1123と、
膨張弁1125とを含んで構成されている。
【0059】室内熱交換器1126及び室外熱交換器1
124はいずれも第5の実施例の熱交換器1000で構
成されている。そして、四方弁1123が図示実線の位
置に切り換えられている冷房時には、室内熱交換器11
26が蒸発器として、室外熱交換器1124は凝縮器と
して、それぞれ機能し、四方弁1123が図示破線の位
置に切り換えられている暖房時には、室内熱交換器11
26が凝縮器として、室外熱交換器1124は蒸発器と
して、それぞれ機能する。
【0060】本実施例の空調機1100によれば、第5
の実施例の熱交換器1000の熱通過率向上作用に基づ
き、冷房能力(あるいは暖房能力)を全電気入力で除し
た値である動作係数(COP)の向上効果を得ることが
できる。この動作係数向上効果を具体的に図15により
説明する。図15は、内面フィン付き伝熱管100(図
1参照)を備えた熱交換器1000を室内熱交換器11
26及び室外熱交換器1124として用いる本実施例の
空調機1100と、従来の内面フィン付き伝熱管150
(図5参照)を備えた熱交換器を室内熱交換器1126
及び室外熱交換器1124として用いる従来の空調機の
それそれに対し、単一冷媒(HCFC−22)を用いた
ときの動作係数を測定し、これらの値の比を算出した結
果を比較して示している。
【0061】図15に示されるように、冷房時、暖房時
のいずれの場合でも、本発明の空調機の動作係数が従来
の空調機のものに比べ向上している。よって、本発明の
内面フィン付き伝熱管を用いることで効率の高い、コン
パクトな冷凍・空調機を得ることができることがわか
る。
【0062】なお、上記第6の実施例においては、熱交
換器1000を単純な冷凍サイクルの空調機に適用した
実施例を説明したが、マルチエアコンあるいは冷凍機に
対しても同様に適用して効果が得られることはいうまで
もない。
【0063】
【発明の効果】本発明の内面フィン付き伝熱管によれ
ば、伝熱管内面のフィンの内径側先端部に設けられた凹
凸形状の凸部の頂部をほぼ平坦な矩形としたので、機械
拡管時におけるフィンのつぶれを最小限に抑えることが
でき、その結果高い凝縮・蒸発伝熱性能を維持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である内面フィン付き伝
熱管の構造を表す部分拡大斜視図である。
【図2】図1に示した実施例のフィン詳細を示す斜視図
である。
【図3】本発明の第5の実施例である熱交換器を示す部
分斜視図である。
【図4】本発明の内面フィン付き伝熱管を熱交換器に組
み込む際の機械拡管を説明する断面図である。
【図5】従来技術による内面フィン付き伝熱管の拡管前
と拡管後の状態を示す断面斜視図である。
【図6】拡管時に力を受けるフィン先端部の面積を示す
概念図である。
【図7】従来の断続内面フィン付き伝熱管の拡管前と拡
管後の状態を示す断面斜視図である。
【図8】HCFC−2を用いて測定した従来の断続内面
フィン付き伝熱管の拡管前と拡管後の凝縮熱伝達率を比
較して示す図である。
【図9】本発明の第2の実施例である内面フィン付き伝
熱管の構造を表す部分拡大斜視図である。
【図10】本発明の第3、第4の実施例のフィン先端近
傍を示す斜視図である。
【図11】本発明の内面フィン付き伝熱管の他の実施例
を示す断面斜視図である。
【図12】本発明の内面フィン付き伝熱管の他の実施例
を示す断面斜視図である。
【図13】図1に示された伝熱管を備えた熱交換器と、
図5に示された従来の伝熱管を備えた熱交換器の熱通過
率を比較して示す概念図である。
【図14】本発明の第6の実施例である空調機を示す系
統概念図である。
【図15】図1に示された伝熱管を備えた熱交換器を用
いる空調機と、図5に示された従来の伝熱管を備えた熱
交換器を用いる空調機の動作係数を比較して示す概念図
である。
【符号の説明】
100 内面フィン付き伝熱管 101 1次フィン 102 頂部 103 谷部 150 伝熱管 151 溝 152 フィン 1000 熱交換器 1005 空気流 1006 フィン 1008 ルーバ 1100 空調機 1122 圧縮機 1123 四方弁 1124 室外熱交換器 1125 膨張弁 1126 室内熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 弘 静岡県清水市村松390番地 株式会社 日立製作所 空調システム事業部内 (72)発明者 小暮 博志 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社 日立製作所 冷熱事業部内 審査官 佐野 遵 (56)参考文献 特開 平8−75384(JP,A) 特開 平4−327792(JP,A) 特開 平7−190663(JP,A) 特開 昭59−119192(JP,A) 特開 昭58−18092(JP,A) 特開 平8−128793(JP,A) 特開 昭63−61895(JP,A) 特開 平5−203382(JP,A) 実開 昭63−179471(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28F 1/40 F25B 39/00 F28F 1/00 F28F 1/32

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面フィンの上部に凹凸を設けた内面フ
    ィン付き伝熱管において、この凹凸の頂上部の拡管を行
    う前の形状を、内面フィン内接円筒の曲率に沿って、わ
    ずかにへこませた矩形にし、フィンの長手方向に沿う面
    での該凸部の断面形状が台形もしくは長方形であること
    を特徴とする内面フィン付き伝熱管。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内面フィン付き伝熱管に
    おいて、頂上矩形部の縦横比(1次フィンに沿った長さ
    /1次フィンに垂直方向の長さ)をほぼ1にしたことを
    特徴とする内面フィン付き伝熱管。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の内面フィン付き伝熱管に
    おいて、頂上矩形部の各辺の寸法を100μm以下にし
    たことを特徴とする内面フィン付き伝熱管。
  4. 【請求項4】 伝熱管内面に設けられた連続フィンの内
    径側端部に凹凸を設けた内面フィン付伝熱管において、
    複数種類の幅の一次フィンを設け、一次フィンの先端部
    を平面に形成したことを特徴とする内面フィン付伝熱
    管。
  5. 【請求項5】 伝熱管内面に設けられた連続フィンの内
    径側端部に凹凸を設けた内面フィン付伝熱管において、
    一次フィンの内径側端部に設けた凸部の頂部を長方形の
    平面に形成すると共に、該平面の一次フィン方向の長さ
    を複数種類の長さとしたことを特徴とする内面フィン付
    伝熱管。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の内面フィン付き伝熱管を
    備えたクロスフィンチューブ形熱交換器。
  7. 【請求項7】 少なくとも凝縮器及び蒸発器を含む複数
    の熱交換器を備えた冷凍・空調機において、前記複数の
    熱交換器のうち少なくとも1つが、請求項6記載の熱交
    換器であることを特徴とする冷凍・空調機。
  8. 【請求項8】 板材にフィン形状の溝を備えた第1ロー
    ルを押しつけながら転がして1次フィンを形成し、次に
    第2ロールにより1次フィンの上部に凹凸を設け、次い
    で該板材を管状に成形して内面フィンの上部に凹凸を設
    けた内面フィン付き伝熱管を製造する方法において、前
    記第1ロールにより、頂部が内面フィンの内径に内接す
    る円筒の曲率にほぼ等しい曲率のくぼみを持つ台形のフ
    ィンを形成することを特徴とする内面フィン付き伝熱管
    製造方法。
  9. 【請求項9】 板材にフィン形状の溝を備えた第1ロー
    ルを押しつけながら転がして1次フィンを形成し、次に
    第2ロールにより1次フィンの上部に凹凸を設け、次い
    で該板材を管状に成形して内面フィンの上部に凹凸を設
    けた内面フィン付き伝熱管を製造する方法において、前
    記第2ロールにより1次フィンの上部に凹凸を設けると
    同時に凸部となる1次フィンの上部を押しつけて頂部が
    内面フィンの内径に内接する円筒の曲率にほぼ等しい曲
    率のくぼみを持つ台形のフィンを形成することを特徴と
    する内面フィン付き伝熱管製造方法。
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