JP2001133189A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2001133189A
JP2001133189A JP31215199A JP31215199A JP2001133189A JP 2001133189 A JP2001133189 A JP 2001133189A JP 31215199 A JP31215199 A JP 31215199A JP 31215199 A JP31215199 A JP 31215199A JP 2001133189 A JP2001133189 A JP 2001133189A
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tube
header tank
heat exchanger
insertion hole
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JP31215199A
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Takehide Matsumoto
健秀 松本
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Zexel Valeo Climate Control Corp
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    • F28F9/0219Arrangements for sealing end plates into casing or header box; Header box sub-elements
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッダタンクにチューブ挿入孔を容易に設け
ることができる熱交換器を提供すること。 【解決手段】 冷媒を流通するチューブ2と、チューブ
2を接続したヘッダタンク4とを備え、チューブ2に伝
わる熱によって冷媒の熱交換を行う熱交換器において、
ヘッダタンク4は、複数の部材420,430,440
で構成されるとともに、チューブ2の端部を挿入するチ
ューブ挿入孔410を備え、チューブ挿入孔410は、
ヘッダタンク4を構成する複数の部材430,440に
それぞれ孔部411を設けるとともに、これらの孔部4
11を重ね合わせてなる構成の熱交換器である。又は、
チューブ挿入孔410は、ヘッダタンク4を構成する部
材470に開口部を設けるとともに、前記開口部にチュ
ーブ2の端部を案内するガイド部材480を設けてなる
構成の熱交換器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒を流通するチ
ューブと、チューブを接続したヘッダタンクとを備え、
チューブに伝わる熱によって冷媒の熱交換を行う熱交換
器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷凍サイクルにおける放熱器や
エバポレータ等の熱交換器は、冷媒を流通するチューブ
及びチューブを接続したヘッダタンクを備え、チューブ
に伝わる熱によって冷媒の熱交換を行うように構成され
ている。チューブとヘッダタンクとの接続は、ヘッダタ
ンクの要所にチューブ挿入孔を設け、チューブの端部を
チューブ挿入孔に挿入してなされている。
【0003】また、この種の熱交換器の冷媒としては、
フロン系のものが多く用いられてきたが、近年では、オ
ゾン層に対するフロンの影響を考慮し、二酸化炭素を主
な成分とする冷媒が用いられるようになりつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに二酸化炭素を冷媒に用いる熱交換器は、フロン系の
冷媒を用いるものと比較して、数倍から数十倍程度の非
常に高い耐圧性が要求される。
【0005】しかして、このような熱交換器にあって
は、所要の耐圧性を確保するべく、ヘッダタンクの肉厚
が大きく設定されるので、ヘッダタンクにおけるチュー
ブ挿入孔の加工が著しく困難になるという問題がある。
【0006】すなわち、チューブ挿入孔は、プレス成形
によれば短時間のうちに効率よく設けることができる
が、ヘッダタンクの肉厚が大きくなると、そのようなプ
レス成形が非常に困難又は不可能になるため、切削形成
せざるを得ず、これが熱交換器の生産能率の低下やコス
トの上昇等を招く原因となっている。
【0007】そこで本発明は、このような現状に鑑み、
ヘッダタンクにチューブ挿入孔を容易に設けることがで
きる熱交換器を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項に記載し
た発明は、冷媒を流通するチューブと、前記チューブを
接続したヘッダタンクとを備え、前記チューブに伝わる
熱によって前記冷媒の熱交換を行う熱交換器において、
前記ヘッダタンクは、複数の部材で構成されるととも
に、前記チューブの端部を挿入するチューブ挿入孔を備
え、前記チューブ挿入孔は、前記ヘッダタンクを構成す
る複数の部材にそれぞれ孔部を設けるとともに、これら
の孔部を重ね合わせてなる構成の熱交換器であり、この
ような構成によると、ヘッダタンクには、チューブ挿入
孔が容易に設けられる。
【0009】例えば、冷媒として二酸化炭素を用いる熱
交換器においては、非常に高い耐圧性が要求されるた
め、肉厚の大きなヘッダタンクが用いられる。
【0010】従来では、このようなヘッダタンクのチュ
ーブ挿入孔は、プレス成形するのが非常に困難又は不可
能であることから、切削形成せざるを得ず、これが熱交
換器の生産能率の低下やコストの上昇を招く原因となっ
ていた。
【0011】しかし本発明では、ヘッダタンクを構成す
る各部材毎に孔部をプレス成形することが可能であり、
そのような不都合が回避される。
【0012】本願第2請求項に記載した発明は、請求項
1において、前記ヘッダタンクを構成する複数の部材と
しては、半円筒形状の部材と、互いに密着され且つ前記
半円筒形状の部材に装着される複数の板状の部材とを備
え、前記孔部は、前記複数の板状の部材にそれぞれ設け
た構成の熱交換器であり、このような構成によると、各
部材には孔部を効率よく設けることが可能であるととも
に、ヘッダタンクを簡便に構成することが可能である。
【0013】本願第3請求項に記載した発明は、請求項
1において、前記ヘッダタンクを構成する複数の部材と
しては、薄肉部を設けた円筒形状の部材と、前記円筒形
状の部材の薄肉部に密着される板状の部材とを備え、前
記孔部は、前記円筒形状の部材の薄肉部、及び前記板状
の部材にそれぞれ設けた構成の熱交換器であり、このよ
うな構成によると、各部材には孔部を効率よく設けるこ
とが可能であるとともに、ヘッダタンクを簡便に構成す
ることが可能である。
【0014】本願第4請求項に記載した発明は、請求項
1乃至3のいずれかにおいて、前記孔部には、前記ヘッ
ダタンクの外側に向うテーパーを設けた構成の熱交換器
であり、このような構成によると、チューブ挿入孔に
は、チューブの端部を容易に挿入することが可能であ
る。
【0015】また特に、チューブの端部とチューブ挿入
孔とをろう付けする場合には、溶融したろう材がテーパ
ーに溜まることにより、これらのろう付けがより確実に
行われ、これらの支持強度及び密閉性が満足に確保され
る。
【0016】本願第5請求項に記載した発明は、冷媒を
流通するチューブと、前記チューブを接続したヘッダタ
ンクとを備え、前記チューブに伝わる熱によって前記冷
媒の熱交換を行う熱交換器において、前記ヘッダタンク
は、前記チューブの端部を挿入するチューブ挿入孔を備
え、前記チューブ挿入孔は、前記ヘッダタンクを構成す
る部材に開口部を設けるとともに、前記開口部に前記チ
ューブの端部を案内するガイド部材を設けてなる構成の
熱交換器であり、このような構成によると、ヘッダタン
クには、チューブ挿入孔が容易に設けられる。
【0017】例えば、冷媒として二酸化炭素を用いる熱
交換器においては、非常に高い耐圧性が要求されるた
め、肉厚の大きなヘッダタンクが用いられる。
【0018】従来では、このようなヘッダタンクのチュ
ーブ挿入孔は、プレス成形するのが非常に困難又は不可
能であることから、切削形成せざるを得ず、これが熱交
換器の生産能率の低下やコストの上昇を招く原因となっ
ていた。
【0019】しかし本発明では、チューブ挿入孔は、切
削形成せずとも、ヘッダタンクを構成する部材に開口部
を設けるとともに、開口部にガイド部材を設けてなるの
で、そのような不都合が回避される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の具体例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0021】図1に示すように、本例の熱交換器は、車
内空調装置用の冷凍サイクルにおける放熱器又はエバポ
レータであって、複数のチューブ2と複数のフィン3と
を交互に積層するとともに、各チューブ2の端部を一対
のヘッダタンク4にそれぞれそ連通接続して構成してい
る。
【0022】冷媒は、一方のヘッダタンク4に設けられ
た入口部5から内部に取り入れられて、チューブ2及び
フィン3に伝わる熱によって熱交換をしつつチューブ2
を流通した後、他方のヘッダタンク4に設けられた出口
部6から外部に排出される。尚、冷媒としては、二酸化
炭素を採用している。
【0023】チューブ2及びフィン3からなる層の上下
には、補強部材たるサイドプレート7をそれぞれ設けて
おり、各サイドプレート7の端部は、ヘッダタンク4に
支持している。
【0024】また、チューブ2、フィン3、ヘッダタン
ク4、入口部5、出口部6、及びサイドプレート7は、
これらを構成する各部材を組み付けて、この組み付け体
を炉中で加熱処理することによって一体に形成してい
る。各部材の要所には、予め、ろう材のクラッド及びフ
ラックスの塗布等を施している。
【0025】図2に示すように、本例のチューブ2は、
アルミニウム合金を押し出し成形してなる偏平状のもの
であり、幅方向に亘って、適宜間隔で複数の冷媒流路2
10が設けられている。
【0026】当該チューブ2は、幅方向の両脇に、複数
の空孔220が設けられた部位を備えている。この両脇
の部位によれば、チューブ2の伝熱面積が拡大されて、
冷媒の熱交換性が一層向上される。
【0027】特に、空孔220は、冷媒を流通しない孔
であり、押し出し成形時において、冷媒流路210を設
ける部位と両脇の部位との圧力をおよそ均等に保つため
に設けられる。すなわち、押し出し成形性を維持するた
めのものである。
【0028】また、チューブ2の端部には、ヘッダタン
ク4の内部に挿入する挿入部230を設けている。挿入
部230は、押し出し成形の後、前述した両脇の部位を
削除して設けている。
【0029】図3乃至図5に示すように、本例のヘッダ
タンク4は、チューブ2の端部を挿入するチューブ挿入
孔410を長手方向に亘って複数設けたものであり、所
定の素材を押し出し成形又はロール成形してなる半円筒
形状の部材420に、複数の板状の部材430,440
を組み付けて円筒形状とし、更にその両端部をキャップ
で閉鎖して構成している。
【0030】板状の各部材430,440は、所要の曲
率を有し、互いに密着されるとともに、半円筒形状の部
材420に対しては、それぞれ長手方向に亘る縁部同士
を付き合わせて装着される。
【0031】チューブ挿入孔410は、板状の各部材4
30,440にそれぞれ設けた孔部411を重ね合わせ
て構成している。孔部411は、各部材430,440
毎に、プレス成形によって設けている。
【0032】このような構成によれば、チューブ挿入孔
410は、切削形成せずとも設けることができ、ヘッダ
タンク4の肉厚に対し、比較的容易に設けることができ
る。
【0033】また、本例の各孔部411には、ヘッダタ
ンク4の外側に向うテーパー412をそれぞれ設けてい
る。これらのテーパー411によれば、チューブ挿入孔
410には、チューブ2の端部を容易に挿入することが
できる。
【0034】また、ろう付けの際には、溶融したろう材
がテーパーに溜まるので、これらのろう付けをより確実
に行うことができる。
【0035】尚本例では、チューブ2としては、押し出
し成形してなるものを用いたが、或いは、プレートをロ
ール成形してなるチューブを用いてもよい。
【0036】以上説明したように、本例の熱交換器によ
ると、ヘッダタンクは、複数の部材で構成されるととも
に、チューブの端部を挿入するチューブ挿入孔を備え、
チューブ挿入孔は、ヘッダタンクを構成する複数の部材
にそれぞれ孔部を設けるとともに、これらの孔部を重ね
合わせてなるので、ヘッダタンクには、チューブ挿入孔
を容易に設けることができる。
【0037】例えば、冷媒として二酸化炭素を用いる熱
交換器においては、非常に高い耐圧性が要求されるた
め、肉厚の大きなヘッダタンクが用いられる。
【0038】従来では、このようなヘッダタンクのチュ
ーブ挿入孔は、プレス成形するのが非常に困難又は不可
能であることから、切削形成せざるを得ず、これが熱交
換器の生産能率の低下やコストの上昇を招く原因となっ
ていた。
【0039】しかし本例では、ヘッダタンクを構成する
各部材毎に孔部をプレス成形することができ、そのよう
な不都合を回避することができる。
【0040】更に、本例の熱交換器によると、ヘッダタ
ンクを構成する複数の部材としては、半円筒形状の部材
と、互いに密着され且つ半円筒形状の部材に装着される
複数の板状の部材とを備え、孔部は、複数の板状の部材
にそれぞれ設けたので、各部材には孔部を効率よく設け
ることができるとともに、ヘッダタンクを簡便に構成す
ることができる。
【0041】更に、本例の熱交換器によると、孔部に
は、ヘッダタンクの外側に向うテーパーを設けたので、
チューブ挿入孔には、チューブの端部を容易に挿入する
ことができる。
【0042】また特に、チューブの端部とチューブ挿入
孔とをろう付けする場合には、溶融したろう材がテーパ
ーに溜まることにより、これらのろう付けがより確実に
行われ、これらの支持強度及び密閉性を満足に確保する
ことができる。
【0043】次に、本発明の第2具体例を図6乃至図7
に基づいて説明する。
【0044】これらの図に示すように、本例のヘッダタ
ンク4は、所定の素材を押し出し成形してなる円筒形状
の部材450に、板状の部材460を組み付けて構成し
ている。尚、その他の構成は、前述した具体例と同様で
あるので、その説明は省略する。
【0045】円筒形状の部材450には、長手方向に亘
って薄肉部451を設けている。この薄肉部451は、
耐圧性に関してヘッダパイプ4が必要とする肉厚より
も、ある程度薄く形成された部位である。
【0046】そして、板状の部材460は、薄肉部45
1に密着する曲率を有し、円筒形状の部材450に対し
ては、薄肉部451に装着して組み付けられている。
【0047】チューブ挿入孔410は、薄肉部451及
び板状の部材460にそれぞれ設けた孔部411を重ね
合わせて構成している。孔部411は、各部材450,
460毎に、プレス成形によって設けている。
【0048】このような構成によれば、チューブ挿入孔
410は、切削形成せずとも設けることができ、ヘッダ
タンク4の肉厚に対し、比較的容易に設けることができ
る。
【0049】以上説明したように、本例の熱交換器によ
ると、ヘッダタンクを構成する複数の部材としては、薄
肉部を設けた円筒形状の部材と、円筒形状の部材の薄肉
部に密着される板状の部材とを備え、孔部は、円筒形状
の部材の薄肉部、及び板状の部材にそれぞれ設けたの
で、各部材には孔部を効率よく設けることができるとと
もに、ヘッダタンクを簡便に構成することができる。
【0050】次に、本発明の第3具体例を図8乃至図1
2に基づいて説明する。
【0051】図8乃至図10に示すように、本例のヘッ
ダタンク4は、所定の素材を押し出し成形又はロール成
形してなる半円筒形状の部材470の開口部に、チュー
ブ2の端部を案内する複数のガイド部材480を組み付
けて構成している。すなわち、ガイド部材480は、半
円筒形状の部材470の長手方向に亘る開口部におい
て、その部材470の縁部に当接されつつ積層され、チ
ューブ挿入孔410は、積層された複数のガイド部材4
80の間に形成される。また、チューブ2の挿入部23
0は、半円筒形状の部材470の内面に密着される平坦
な側面を有するものである。尚、その他の構成について
は、前述した具体例と同様であるので、その説明を省略
する。
【0052】本例のガイド部材480は、押し出し成形
部材に加工を施したもの、又は鍛造成形したものであ
り、その両脇が半円筒形状の部材470の縁部に当接さ
れるブロック部481と、ヘッダタンク4の内面を構成
する突部482と、チューブ2の幅方向の側面を保持す
るチューブ保持部483とを備えている。
【0053】複数のガイド部材480は、チューブ2を
間に挟むとともに、互いにチューブ保持部483同士を
付き合わせて積層される。
【0054】このような構成によれば、チューブ挿入孔
410は、切削形成せずとも設けることができ、ヘッダ
タンク4の肉厚に対し、比較的容易に設けることができ
る。
【0055】尚、ガイド部材410としては、図11乃
至図12に示すように、チューブ保持部483がないも
のを用いてもよい。
【0056】以上説明したように、本例の熱交換器によ
ると、ヘッダタンクは、チューブの端部を挿入するチュ
ーブ挿入孔を備え、チューブ挿入孔は、ヘッダタンクを
構成する部材に開口部を設けるとともに、開口部にチュ
ーブの端部を案内するガイド部材を設けてなるので、ヘ
ッダタンクには、チューブ挿入孔を容易に設けることが
できる。
【0057】例えば、冷媒として二酸化炭素を用いる熱
交換器においては、非常に高い耐圧性が要求されるた
め、肉厚の大きなヘッダタンクが用いられる。
【0058】従来では、このようなヘッダタンクのチュ
ーブ挿入孔は、プレス成形するのが非常に困難又は不可
能であることから、切削形成せざるを得ず、これが熱交
換器の生産能率の低下やコストの上昇を招く原因となっ
ていた。
【0059】しかし本例では、チューブ挿入孔は、切削
形成せずとも、ヘッダタンクを構成する部材に開口部を
設けるとともに、開口部にガイド部材を設けてなるの
で、そのような不都合を回避することができる。
【0060】
【発明の効果】本願第1請求項に記載した発明は、冷媒
を流通するチューブと、前記チューブを接続したヘッダ
タンクとを備え、前記チューブに伝わる熱によって前記
冷媒の熱交換を行う熱交換器において、前記ヘッダタン
クは、複数の部材で構成されるとともに、前記チューブ
の端部を挿入するチューブ挿入孔を備え、前記チューブ
挿入孔は、前記ヘッダタンクを構成する複数の部材にそ
れぞれ孔部を設けるとともに、これらの孔部を重ね合わ
せてなる構成の熱交換器であり、このような構成による
と、ヘッダタンクには、チューブ挿入孔を容易に設ける
ことができる。
【0061】本願第2請求項に記載した発明は、請求項
1において、前記ヘッダタンクを構成する複数の部材と
しては、半円筒形状の部材と、互いに密着され且つ前記
半円筒形状の部材に装着される複数の板状の部材とを備
え、前記孔部は、前記複数の板状の部材にそれぞれ設け
た構成の熱交換器であり、このような構成によると、各
部材には孔部を効率よく設けることができるとともに、
ヘッダタンクを簡便に構成することができる。
【0062】本願第3請求項に記載した発明は、請求項
1において、前記ヘッダタンクを構成する複数の部材と
しては、薄肉部を設けた円筒形状の部材と、前記円筒形
状の部材の薄肉部に密着される板状の部材とを備え、前
記孔部は、前記円筒形状の部材の薄肉部、及び前記板状
の部材にそれぞれ設けた構成の熱交換器であり、このよ
うな構成によると、各部材には孔部を効率よく設けるこ
とができるとともに、ヘッダタンクを簡便に構成するこ
とができる。
【0063】本願第4請求項に記載した発明は、請求項
1乃至3のいずれかにおいて、前記孔部には、前記ヘッ
ダタンクの外側に向うテーパーを設けた構成の熱交換器
であり、このような構成によると、チューブ挿入孔に
は、チューブの端部を容易に挿入することができる。
【0064】また特に、チューブの端部とチューブ挿入
孔とをろう付けする場合には、溶融したろう材がテーパ
ーに溜まることにより、これらのろう付けをより確実に
行うことができ、これらの支持強度及び密閉性を満足に
確保することができる。
【0065】本願第5請求項に記載した発明は、冷媒を
流通するチューブと、前記チューブを接続したヘッダタ
ンクとを備え、前記チューブに伝わる熱によって前記冷
媒の熱交換を行う熱交換器において、前記ヘッダタンク
は、前記チューブの端部を挿入するチューブ挿入孔を備
え、前記チューブ挿入孔は、前記ヘッダタンクを構成す
る部材に開口部を設けるとともに、前記開口部に前記チ
ューブの端部を案内するガイド部材を設けてなる構成の
熱交換器であり、このような構成によると、ヘッダタン
クには、チューブ挿入孔を容易に設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の具体例に係り、熱交換器を示す正面
図である。
【図2】 本発明の具体例に係り、チューブを示す斜視
図である。
【図3】 本発明の具体例に係り、ヘッダタンクの要部
を示す斜視図である。
【図4】 本発明の具体例に係り、ヘッダタンクの要部
を示す分解斜視図である。
【図5】 本発明の具体例に係り、ヘッダタンク及びチ
ューブを示す断面図である。
【図6】 本発明の具体例に係り、ヘッダタンクの要部
を示す斜視図である。
【図7】 本発明の具体例に係り、ヘッダタンクの要部
を示す分解斜視図である。
【図8】 本発明の具体例に係り、チューブを示す斜視
図である。
【図9】 本発明の具体例に係り、ヘッダタンクの要部
を示す斜視図である。
【図10】 本発明の具体例に係り、ガイド部材を示す
斜視図である。
【図11】 本発明の具体例に係り、ヘッダタンクの要
部を示す斜視図である。
【図12】 本発明の具体例に係り、ガイド部材を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 チューブ 3 フィン 4 ヘッダタンク 5 入口部 6 出口部 7 サイドプレート 210 冷媒流路 220 空孔 230 挿入部 410 チューブ挿入孔 411 孔部 412 テーパー 420 部材 430 部材 440 部材 450 部材 451 薄肉部 460 部材 470 部材 480 ガイド部材 481 ブロック部 482 突部 483 チューブ保持部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を流通するチューブと、前記チュー
    ブを接続したヘッダタンクとを備え、前記チューブに伝
    わる熱によって前記冷媒の熱交換を行う熱交換器におい
    て、 前記ヘッダタンクは、複数の部材で構成されるととも
    に、前記チューブの端部を挿入するチューブ挿入孔を備
    え、前記チューブ挿入孔は、前記ヘッダタンクを構成す
    る複数の部材にそれぞれ孔部を設けるとともに、これら
    の孔部を重ね合わせてなることを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記ヘッダタンクを構成する複数の部材
    としては、半円筒形状の部材と、互いに密着され且つ前
    記半円筒形状の部材に装着される複数の板状の部材とを
    備え、前記孔部は、前記複数の板状の部材にそれぞれ設
    けたことを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記ヘッダタンクを構成する複数の部材
    としては、薄肉部を設けた円筒形状の部材と、前記円筒
    形状の部材の薄肉部に密着される板状の部材とを備え、
    前記孔部は、前記円筒形状の部材の薄肉部、及び前記板
    状の部材にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1記
    載の熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記孔部には、前記ヘッダタンクの外側
    に向うテーパーを設けたことを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか記載の熱交換器。
  5. 【請求項5】 冷媒を流通するチューブと、前記チュー
    ブを接続したヘッダタンクとを備え、前記チューブに伝
    わる熱によって前記冷媒の熱交換を行う熱交換器におい
    て、 前記ヘッダタンクは、前記チューブの端部を挿入するチ
    ューブ挿入孔を備え、前記チューブ挿入孔は、前記ヘッ
    ダタンクを構成する部材に開口部を設けるとともに、前
    記開口部に前記チューブの端部を案内するガイド部材を
    設けてなることを特徴とする熱交換器。
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