JPH09112982A - 織布工場における換気システム - Google Patents
織布工場における換気システムInfo
- Publication number
- JPH09112982A JPH09112982A JP7294883A JP29488395A JPH09112982A JP H09112982 A JPH09112982 A JP H09112982A JP 7294883 A JP7294883 A JP 7294883A JP 29488395 A JP29488395 A JP 29488395A JP H09112982 A JPH09112982 A JP H09112982A
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- JP
- Japan
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- ventilation
- loom
- frame
- ventilation hole
- floor
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 床下に換気坑道を備えた織布工場において、
防振架台を使用する場合における換気効率の向上を図る
ことである。 【解決手段】 床2の織機据え付け位置に開口する換気
孔7を有する床下の換気坑道6を備えた織布工場で、床
2の織機据え付け位置に防振架台3を取り付け、この防
振架台3の架台4上に織機1を固定する場合の換気シス
テムであって、上記防振架台3の架台4に、上下に開通
する換気孔8を設けるとともに、上記架台4の振動を許
容する状態で、上記換気坑道6の織機側の換気孔7と上
記架台4の換気孔8とを間接に、または直接に連結す
る。
防振架台を使用する場合における換気効率の向上を図る
ことである。 【解決手段】 床2の織機据え付け位置に開口する換気
孔7を有する床下の換気坑道6を備えた織布工場で、床
2の織機据え付け位置に防振架台3を取り付け、この防
振架台3の架台4上に織機1を固定する場合の換気シス
テムであって、上記防振架台3の架台4に、上下に開通
する換気孔8を設けるとともに、上記架台4の振動を許
容する状態で、上記換気坑道6の織機側の換気孔7と上
記架台4の換気孔8とを間接に、または直接に連結す
る。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、織布工場において、織機
を防振架台を用いて据え付ける場合の換気システムに関
する。
を防振架台を用いて据え付ける場合の換気システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】織布工場の床は、通常、鉄筋コンクリー
トであり、織機は、その鉄筋コンクリート床面の据え付
け位置に取り付けられる。そして、床下に工場内の空気
の温度調節・風綿回収用の換気坑道が設けられ、その換
気坑道の換気孔は、織機の下方で、据え付け位置に開口
している。織布工場では、風綿の回収は、織物の品質向
上、織機のメンテナンス向上、火災防止などの面で非常
に重要である。
トであり、織機は、その鉄筋コンクリート床面の据え付
け位置に取り付けられる。そして、床下に工場内の空気
の温度調節・風綿回収用の換気坑道が設けられ、その換
気坑道の換気孔は、織機の下方で、据え付け位置に開口
している。織布工場では、風綿の回収は、織物の品質向
上、織機のメンテナンス向上、火災防止などの面で非常
に重要である。
【0003】
【従来技術の課題】ところで、床面の織機据え付け位置
に防振架台を取り付け、この防振架台の架台上に織機を
設置した場合、換気坑道の換気孔が床面にあっても、そ
れが防振台によって遮られてしまい、換気孔の開口部が
織機の下方で開口しなくなるため、換気効率は、非常に
小さなものとなってしまう。
に防振架台を取り付け、この防振架台の架台上に織機を
設置した場合、換気坑道の換気孔が床面にあっても、そ
れが防振台によって遮られてしまい、換気孔の開口部が
織機の下方で開口しなくなるため、換気効率は、非常に
小さなものとなってしまう。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、床下に換気坑道を備え
た織布工場において、防振架台を使用する場合における
換気効率の向上を図ることである。
た織布工場において、防振架台を使用する場合における
換気効率の向上を図ることである。
【0005】
【発明の解決手段】上記目的の下に、本発明は、床の織
機据え付け位置に開口する換気孔を有する床下の換気坑
道を備えた織布工場で、床の織機据え付け位置に防振架
台を取り付け、この防振架台の架台上に織機を固定する
場合の換気システムであって、上記防振架台の架台に、
上下に開通する換気孔を設けるとともに、上記架台の振
動を許容する状態で、上記換気坑道の織機側の換気孔と
上記架台の換気孔とを連結することによって、換気坑道
の換気作用を防振架台上の織機の下方に効率よく作用さ
せるようにしている。
機据え付け位置に開口する換気孔を有する床下の換気坑
道を備えた織布工場で、床の織機据え付け位置に防振架
台を取り付け、この防振架台の架台上に織機を固定する
場合の換気システムであって、上記防振架台の架台に、
上下に開通する換気孔を設けるとともに、上記架台の振
動を許容する状態で、上記換気坑道の織機側の換気孔と
上記架台の換気孔とを連結することによって、換気坑道
の換気作用を防振架台上の織機の下方に効率よく作用さ
せるようにしている。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の織布工場における換気シス
テムを示している。織機1は、床2の織機据え付け位置
に取り付けられた防振架台3により据え付けられてい
る。防振架台3は、長方形状の架台4により組み立てら
れており、その架台4は、四隅位置で例えばコイルばね
や空気ばねなどの組み合わせ型式のばね5によって織機
1の振動を吸収する状態で床2の上に取り付けられてい
る。このため、架台4は、床2の上面より適当な空間を
形成しながら浮いた状態となっている。
テムを示している。織機1は、床2の織機据え付け位置
に取り付けられた防振架台3により据え付けられてい
る。防振架台3は、長方形状の架台4により組み立てら
れており、その架台4は、四隅位置で例えばコイルばね
や空気ばねなどの組み合わせ型式のばね5によって織機
1の振動を吸収する状態で床2の上に取り付けられてい
る。このため、架台4は、床2の上面より適当な空間を
形成しながら浮いた状態となっている。
【0007】そして、床2の下には、換気坑道6が形成
されており、換気坑道6の換気孔7は、織機1の据え付
け位置で、床2の上面に向け、架台4に設けられた換気
孔8に向けて形成されている。図2ないし図7は、換気
孔7と換気孔8との具体的な連結態様を示している。
されており、換気坑道6の換気孔7は、織機1の据え付
け位置で、床2の上面に向け、架台4に設けられた換気
孔8に向けて形成されている。図2ないし図7は、換気
孔7と換気孔8との具体的な連結態様を示している。
【0008】図2の具体例は、換気坑道6の換気孔7に
筒状の剛体により接続ダクト9を取り付け、この接続ダ
クト9を架台4の換気孔8に対して適当な空間を形成し
ながら、換気孔8の内部に入り込ませ、接続ダクト9の
上側の開口面と架台4の上面とをフェルトまたはゴムな
どの環状の柔軟部材10によって連結し、接続ダクト9
と架台4との間の隙間を柔軟部材10により塞いでい
る。
筒状の剛体により接続ダクト9を取り付け、この接続ダ
クト9を架台4の換気孔8に対して適当な空間を形成し
ながら、換気孔8の内部に入り込ませ、接続ダクト9の
上側の開口面と架台4の上面とをフェルトまたはゴムな
どの環状の柔軟部材10によって連結し、接続ダクト9
と架台4との間の隙間を柔軟部材10により塞いでい
る。
【0009】このようにすると、換気坑道6の吸引また
は排気の換気作用は、床2と架台4との間に作用せず、
織機1の下方に対して直接に作用するため、必要にして
充分な換気効率が確保できる。また、換気孔8と接続ダ
クト9との間に織機1の振動を吸収するのに必要な空間
(隙間)が形成されているから、防振架台3は、従来通
り、防振機能を果たす。
は排気の換気作用は、床2と架台4との間に作用せず、
織機1の下方に対して直接に作用するため、必要にして
充分な換気効率が確保できる。また、換気孔8と接続ダ
クト9との間に織機1の振動を吸収するのに必要な空間
(隙間)が形成されているから、防振架台3は、従来通
り、防振機能を果たす。
【0010】図3の具体例は、換気孔7、8にそれぞれ
独立の接続ダクト11、12を固定し、それらの接続ダ
クト11、12の対応部分をフェルトまたはゴムなどの
柔軟部材13によって連結する例である。この具体例で
も、図2のものと同様の作用効果が得られる。
独立の接続ダクト11、12を固定し、それらの接続ダ
クト11、12の対応部分をフェルトまたはゴムなどの
柔軟部材13によって連結する例である。この具体例で
も、図2のものと同様の作用効果が得られる。
【0011】次に、図4の具体例は、図2の改良例であ
り、柔軟部材10を用いないで、換気孔8の内部で、換
気孔8の内周壁面と接続ダクト9の外周壁面との間に環
状のチューブ15を取り付け、このチューブ15の内部
に空気または水や油などの流体を封入し、その内部圧力
によって、チューブ15を両壁面に密着させた例であ
る。この例によると、チューブ15の内部の流体が両壁
面での密着度を確保するため、柔軟材の疲労劣化の問題
がなくなる。
り、柔軟部材10を用いないで、換気孔8の内部で、換
気孔8の内周壁面と接続ダクト9の外周壁面との間に環
状のチューブ15を取り付け、このチューブ15の内部
に空気または水や油などの流体を封入し、その内部圧力
によって、チューブ15を両壁面に密着させた例であ
る。この例によると、チューブ15の内部の流体が両壁
面での密着度を確保するため、柔軟材の疲労劣化の問題
がなくなる。
【0012】次に、図5の例は、図4の具体例におい
て、チューブ15に代えてスポンジなどの柔軟部材14
を用いて、換気孔8の内部で接続ダクト9の振動を許容
する状態で閉じる例である。また図6の例は、換気ダク
ト9を換気孔8の側に固定し、その外周壁面と換気孔7
の内周壁面との間に柔軟部材16を介在させて、隙間を
閉塞する例である。
て、チューブ15に代えてスポンジなどの柔軟部材14
を用いて、換気孔8の内部で接続ダクト9の振動を許容
する状態で閉じる例である。また図6の例は、換気ダク
ト9を換気孔8の側に固定し、その外周壁面と換気孔7
の内周壁面との間に柔軟部材16を介在させて、隙間を
閉塞する例である。
【0013】そして、図7の具体例は、図3の具体例の
改良であり、接続ダクト11、12を用いないで、換気
孔7、8の部分を可撓性ダクト17により直接連結した
例である。この具体例でも、図3の具体例のものと同様
の作用効果が得られる。
改良であり、接続ダクト11、12を用いないで、換気
孔7、8の部分を可撓性ダクト17により直接連結した
例である。この具体例でも、図3の具体例のものと同様
の作用効果が得られる。
【0014】なお、接続ダクト9を用いた例で、柔軟部
材10、14、16またはチューブ15を省略すること
もできる。それらを省略した場合に、換気坑道6の換気
空気は、接続ダクト9と換気孔7または換気孔8との隙
間を経て、一部外部に漏れるが、架台4の水平方向の振
動量が少なければ、隙間も小さくできるので、実用上支
障のない換気効率が維持できる。
材10、14、16またはチューブ15を省略すること
もできる。それらを省略した場合に、換気坑道6の換気
空気は、接続ダクト9と換気孔7または換気孔8との隙
間を経て、一部外部に漏れるが、架台4の水平方向の振
動量が少なければ、隙間も小さくできるので、実用上支
障のない換気効率が維持できる。
【0015】
【発明の効果】本発明では、防振用の架台に換気孔が設
けられており、この換気孔が床下の換気坑道の換気孔と
連結されているので、換気坑道の換気作用力が織機の下
方に対して、効率よく作用するため、防振架台の存在に
よる換気効率の低下が改善できる。
けられており、この換気孔が床下の換気坑道の換気孔と
連結されているので、換気坑道の換気作用力が織機の下
方に対して、効率よく作用するため、防振架台の存在に
よる換気効率の低下が改善できる。
【図1】本発明の換気システムの側面図である。
【図2】換気坑道の換気孔と架台側の換気孔との連結部
分の拡大断面図である。
分の拡大断面図である。
【図3】換気坑道の換気孔と架台側の換気孔との連結部
分の拡大断面図である。
分の拡大断面図である。
【図4】換気坑道の換気孔と架台側の換気孔との連結部
分の拡大断面図である。
分の拡大断面図である。
【図5】換気坑道の換気孔と架台側の換気孔との連結部
分の拡大断面図である。
分の拡大断面図である。
【図6】換気坑道の換気孔と架台側の換気孔との連結部
分の拡大断面図である。
分の拡大断面図である。
【図7】換気坑道の換気孔と架台側の換気孔との連結部
分の拡大断面図である。
分の拡大断面図である。
1 織機 2 床 3 防振架台 4 架台 5 ばね 6 換気坑道 7 換気孔 8 換気孔 9 接続ダクト 10 柔軟部材 11 接続ダクト 12 接続ダクト 13 柔軟部材 14 柔軟部材 15 チューブ 16 柔軟部材 17 可撓性ダクト
Claims (3)
- 【請求項1】 床の織機据え付け位置に開口する換気孔
を有する換気坑道を床下に備えた織布工場で、床の織機
据え付け位置に防振架台を取り付け、この防振架台の架
台上に織機を固定する場合の換気システムであって、 上記防振架台の架台に、上下に開通する換気孔を設ける
とともに、上記架台の振動を許容する状態で、上記換気
坑道の織機側の換気孔と上記架台の換気孔とを連結する
ことを特徴とする織布工場における換気システム。 - 【請求項2】 床の織機据え付け位置に開口する換気孔
を有する換気坑道を床下に備えた織布工場で、床の織機
据え付け位置に防振架台を取り付け、この防振架台の架
台上に織機を固定する場合の換気システムであって、 上記防振架台の架台に、上下に開通する換気孔を設ける
とともに、上記架台の振動を許容する状態で、上記換気
坑道の織機側の換気孔と上記架台の換気孔とを一方の換
気孔に取り付けた接続ダクト、および他方の換気孔と上
記接続ダクトとの隙間を塞ぐ柔軟部材により連結するこ
とを特徴とする織布工場における換気システム。 - 【請求項3】 床の織機据え付け位置に開口する換気孔
を有する換気坑道を床下に備えた織布工場で、床の織機
据え付け位置に防振架台を取り付け、この防振架台の架
台上に織機を固定する場合の換気システムであって、 上記防振架台の架台に、上下に開通する換気孔を設ける
とともに、上記架台の振動を許容する状態で、上記換気
坑道の織機側の換気孔と上記架台の換気孔とを両換気孔
に取り付けた可撓性ダクトにより連結することを特徴と
する織布工場における換気システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7294883A JPH09112982A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 織布工場における換気システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7294883A JPH09112982A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 織布工場における換気システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09112982A true JPH09112982A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17813489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7294883A Pending JPH09112982A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 織布工場における換気システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09112982A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106969463A (zh) * | 2017-04-28 | 2017-07-21 | 上海市政工程设计研究总院(集团)有限公司 | 一种地下构筑物举升式通风口 |
-
1995
- 1995-10-18 JP JP7294883A patent/JPH09112982A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106969463A (zh) * | 2017-04-28 | 2017-07-21 | 上海市政工程设计研究总院(集团)有限公司 | 一种地下构筑物举升式通风口 |
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