JPH09112662A - 変速機の冷却装置 - Google Patents
変速機の冷却装置Info
- Publication number
- JPH09112662A JPH09112662A JP26970795A JP26970795A JPH09112662A JP H09112662 A JPH09112662 A JP H09112662A JP 26970795 A JP26970795 A JP 26970795A JP 26970795 A JP26970795 A JP 26970795A JP H09112662 A JPH09112662 A JP H09112662A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- radiator
- rod
- oil temperature
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0412—Cooling or heating; Control of temperature
- F16H57/0415—Air cooling or ventilation; Heat exchangers; Thermal insulations
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸入空気の温度上昇を抑制した変速機の冷却
装置を提供すること。 【解決手段】 ラジエータ６の周縁から後方へ延びラジ
エータファン３の回転円の外側近傍に達するファンシュ
ラウド８の後端にガイド板９ａ、９ｂが軸動可能に取り
付けられ、ガイド板９ａと９ｂはロッド１０に軸動可能
に取り付けられ、ロッド１０の一端がアクチュエータ１
１に取り付けられている。アクチュエータ１１は変速機
３に取り付けられた油温センサ３ａの検出した油温が予
め設定した値よりも高い場合にはロッド１０を押し出
し、ガイド板９ａ、９ｂを、ラジエータ通過風を吸気管
５および変速機３の側に排出されるように転向させ、逆
に低い場合には、ロッド１０を引き込み、ガイド板９ａ
を、ラジエータ通過風が吸気管５および変速機３が配置
されていない方の側に排出されるように転向させる。
装置を提供すること。 【解決手段】 ラジエータ６の周縁から後方へ延びラジ
エータファン３の回転円の外側近傍に達するファンシュ
ラウド８の後端にガイド板９ａ、９ｂが軸動可能に取り
付けられ、ガイド板９ａと９ｂはロッド１０に軸動可能
に取り付けられ、ロッド１０の一端がアクチュエータ１
１に取り付けられている。アクチュエータ１１は変速機
３に取り付けられた油温センサ３ａの検出した油温が予
め設定した値よりも高い場合にはロッド１０を押し出
し、ガイド板９ａ、９ｂを、ラジエータ通過風を吸気管
５および変速機３の側に排出されるように転向させ、逆
に低い場合には、ロッド１０を引き込み、ガイド板９ａ
を、ラジエータ通過風が吸気管５および変速機３が配置
されていない方の側に排出されるように転向させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は変速機の冷却装置に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】昨今の自動車においては、車両全体の大
きさを小さく抑えながら、客室容積を大きくするために
エンジンルームの容積は小さくされる傾向にあり、一
方、排気ガス対策や装備充実のためにエンジンルーム内
に配置すべき補機類は増える傾向にある。特に、エンジ
ンルーム内にエンジンと変速機を横置きにしたものにお
いては、変速機の配置場所が、ラジエータの斜め後方と
なり、走行風の当たりも弱く変速機の温度が上がりやす
いという問題があり、変速機の温度が上昇すると内部の
油温が上昇して粘度が低下して、摩擦ロスが増加して、
伝達効率が悪化する。そこで、ラジエータとエンジンの
間、変速機と客室隔壁の間の下面部分にアンダカバーを
配設してラジエータ通過風が変速機に良く当たるように
したものが公知である（特開平５−１５５２５６号公報
参照）。
きさを小さく抑えながら、客室容積を大きくするために
エンジンルームの容積は小さくされる傾向にあり、一
方、排気ガス対策や装備充実のためにエンジンルーム内
に配置すべき補機類は増える傾向にある。特に、エンジ
ンルーム内にエンジンと変速機を横置きにしたものにお
いては、変速機の配置場所が、ラジエータの斜め後方と
なり、走行風の当たりも弱く変速機の温度が上がりやす
いという問題があり、変速機の温度が上昇すると内部の
油温が上昇して粘度が低下して、摩擦ロスが増加して、
伝達効率が悪化する。そこで、ラジエータとエンジンの
間、変速機と客室隔壁の間の下面部分にアンダカバーを
配設してラジエータ通過風が変速機に良く当たるように
したものが公知である（特開平５−１５５２５６号公報
参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンと
変速機を横置きにし、変速機側に吸気系が配置された場
合、言い換えるとエンジン吸気系に近接して変速機が配
設された場合、上記のようにラジエータ通過風を変速機
に良く当たるようにするとエンジン吸気系にもラジエー
タ通過風が良く当たることになる。ところが、ラジエー
タ通過風は約８０°Ｃ位の温度に達するので、変速機に
対しては冷却効果があるものの、このラジエータ通過風
がエンジン吸気系に当たると吸気温度が上昇し、エンジ
ンの耐ノック性が悪化したり、あるいは、体積効率が低
下するという問題がある。
変速機を横置きにし、変速機側に吸気系が配置された場
合、言い換えるとエンジン吸気系に近接して変速機が配
設された場合、上記のようにラジエータ通過風を変速機
に良く当たるようにするとエンジン吸気系にもラジエー
タ通過風が良く当たることになる。ところが、ラジエー
タ通過風は約８０°Ｃ位の温度に達するので、変速機に
対しては冷却効果があるものの、このラジエータ通過風
がエンジン吸気系に当たると吸気温度が上昇し、エンジ
ンの耐ノック性が悪化したり、あるいは、体積効率が低
下するという問題がある。
【０００４】本発明は上記問題に鑑み、吸気温度の上昇
を抑制しながら、変速機の冷却をおこなう変速機冷却装
置を提供することを目的とする。
を抑制しながら、変速機の冷却をおこなう変速機冷却装
置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明によれ
ば、エンジンルーム内にエンジン吸気系に近接して配設
された変速機をラジエータ通過風により冷却する変速機
の冷却装置において、変速機の油温を検出する油温検出
手段と、前記油温検出手段が検出した油温が予め設定し
た値よりも高いときにはラジエータ通過風をエンジン吸
気系および変速機が配設された側に流し、油温が予め設
定した値よりも低いときにはラジエータ通過風をエンジ
ン吸気系および変速機が配設された側に流さないように
ラジエータ通過風の風向を切り換える切り換え手段を具
備することを特徴とする変速機の冷却装置が提供され
る。この様に構成された、変速機の冷却装置において
は、油温が高く変速機を冷却する必要があるときのみラ
ジエータ通過風が変速機に当てられ変速機が冷却され、
油温が低く変速機を冷却する必要がないときにはラジエ
ータ通過風はエンジン吸気系および変速機が配設されて
いる側には流れない。
ば、エンジンルーム内にエンジン吸気系に近接して配設
された変速機をラジエータ通過風により冷却する変速機
の冷却装置において、変速機の油温を検出する油温検出
手段と、前記油温検出手段が検出した油温が予め設定し
た値よりも高いときにはラジエータ通過風をエンジン吸
気系および変速機が配設された側に流し、油温が予め設
定した値よりも低いときにはラジエータ通過風をエンジ
ン吸気系および変速機が配設された側に流さないように
ラジエータ通過風の風向を切り換える切り換え手段を具
備することを特徴とする変速機の冷却装置が提供され
る。この様に構成された、変速機の冷却装置において
は、油温が高く変速機を冷却する必要があるときのみラ
ジエータ通過風が変速機に当てられ変速機が冷却され、
油温が低く変速機を冷却する必要がないときにはラジエ
ータ通過風はエンジン吸気系および変速機が配設されて
いる側には流れない。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下添付図面を用いて本発明の実
施の形態を説明する。図１は本発明による変速機の冷却
装置の第１の実施の形態を適用したエンジンルームを上
方から見た図であって図中下方側が前側である。図１に
おいて、ハッチングを施したのが車体側の部材であっ
て、これに囲まれてエンジンルーム１が形成されてい
る。エンジンルーム１内には、エンジン２と、エンジン
２に結合された変速機３が配置されている。また、４は
エアクリーナであって、エアクリーナ４で濾過された吸
入空気は吸入管５を通って、エンジン２に一体的に取り
付けられている吸気マニホールド２ａに達する。
施の形態を説明する。図１は本発明による変速機の冷却
装置の第１の実施の形態を適用したエンジンルームを上
方から見た図であって図中下方側が前側である。図１に
おいて、ハッチングを施したのが車体側の部材であっ
て、これに囲まれてエンジンルーム１が形成されてい
る。エンジンルーム１内には、エンジン２と、エンジン
２に結合された変速機３が配置されている。また、４は
エアクリーナであって、エアクリーナ４で濾過された吸
入空気は吸入管５を通って、エンジン２に一体的に取り
付けられている吸気マニホールド２ａに達する。
【０００７】一方、前記エンジンルーム１を形成する前
記車体側の部材は、前端の中央部分が切り欠かれ、そこ
にはラジエータ６が配設され、ラジエータ６の後側には
ラジエータファン７が配設されていて、ラジエータファ
ン７は電動モータ７ａにより駆動される。８はファンシ
ュラウドであって、ラジエータ６の周縁から後方へ延び
ラジエータファン３の回転円の外側近傍に達している。
９ａ、９ｂはファンシュラウド８の後端の左右両側に軸
動可能に取り付けられたガイド板である。
記車体側の部材は、前端の中央部分が切り欠かれ、そこ
にはラジエータ６が配設され、ラジエータ６の後側には
ラジエータファン７が配設されていて、ラジエータファ
ン７は電動モータ７ａにより駆動される。８はファンシ
ュラウドであって、ラジエータ６の周縁から後方へ延び
ラジエータファン３の回転円の外側近傍に達している。
９ａ、９ｂはファンシュラウド８の後端の左右両側に軸
動可能に取り付けられたガイド板である。
【０００８】ガイド板９ａと９ｂはロッド１０に軸動可
能に取り付けられておりロッド１０の動きにしたがって
同じ方向を向くようにされている。ロッド１０は一端が
アクチュエータ１１に取り付けられていて、アクチュエ
ータ１１は変速機３に取り付けられた油温センサ３ａの
検出した油温が予め設定した値よりも高い場合には、ロ
ッド１０を図中右側に押し出し、逆に予め設定した値よ
りも低い場合には、ロッド１０を図中左側に引き込む。
能に取り付けられておりロッド１０の動きにしたがって
同じ方向を向くようにされている。ロッド１０は一端が
アクチュエータ１１に取り付けられていて、アクチュエ
ータ１１は変速機３に取り付けられた油温センサ３ａの
検出した油温が予め設定した値よりも高い場合には、ロ
ッド１０を図中右側に押し出し、逆に予め設定した値よ
りも低い場合には、ロッド１０を図中左側に引き込む。
【０００９】上記のように構成されているので、変速機
３の内部の油温が予め設定した値よりも高くなった場合
にはガイド板９ａと９ｂはロッド１０が右側に押し出さ
れるのにともない後方の自由端側が右側に来るように回
動せしめられ、その結果、ラジエータ通過風は実線の矢
印で示される方向に流れる。逆に、変速機３の内部の油
温が予め設定した値よりも低くなった場合にはガイド板
９ａと９ｂはロッド１０が左側に引き込まれるのにとも
ない後方の自由端側が左側に来るように回動せしめら
れ、その結果、ラジエータ通過風は破線の矢印で示され
る方向に流れる。
３の内部の油温が予め設定した値よりも高くなった場合
にはガイド板９ａと９ｂはロッド１０が右側に押し出さ
れるのにともない後方の自由端側が右側に来るように回
動せしめられ、その結果、ラジエータ通過風は実線の矢
印で示される方向に流れる。逆に、変速機３の内部の油
温が予め設定した値よりも低くなった場合にはガイド板
９ａと９ｂはロッド１０が左側に引き込まれるのにとも
ない後方の自由端側が左側に来るように回動せしめら
れ、その結果、ラジエータ通過風は破線の矢印で示され
る方向に流れる。
【００１０】したがって、吸気管５にラジエータ通過風
が当たるのは、変速機３の内部の油温が高くなった場合
のみに限られ、その他の場合は当たらないので吸気管５
の内部を流れる吸入空気の温度上昇は最小限に抑制され
る。
が当たるのは、変速機３の内部の油温が高くなった場合
のみに限られ、その他の場合は当たらないので吸気管５
の内部を流れる吸入空気の温度上昇は最小限に抑制され
る。
【００１１】図２は本発明の第２の実施の形態を示す図
であって、第１の実施の形態ではガイド板でラジエータ
通過風の排出方向を変化せしめるのに対し、この第２の
実施の形態ではラジエータファン７を駆動する電動モー
タ７ａを回動型のアクチュエータ１２で回動させること
によってラジエータ通過風の排出方向を変化せしめるよ
うにしたものである。
であって、第１の実施の形態ではガイド板でラジエータ
通過風の排出方向を変化せしめるのに対し、この第２の
実施の形態ではラジエータファン７を駆動する電動モー
タ７ａを回動型のアクチュエータ１２で回動させること
によってラジエータ通過風の排出方向を変化せしめるよ
うにしたものである。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、変速機が冷却を必要と
する場合のみラジエータ通過風が変速機の方に排出さ
れ、変速機の前方に配置されているエンジン吸気系にも
ラジエータ通過風が当たるので吸入空気が暖められる
が、変速機が冷却を必要としない場合には、別の方向に
ラジエータ通過風が排出されるのでエンジン吸気系に当
たることはなく吸入空気が暖められることはない。した
がって、吸入空気の加熱は最小限に抑制される。
する場合のみラジエータ通過風が変速機の方に排出さ
れ、変速機の前方に配置されているエンジン吸気系にも
ラジエータ通過風が当たるので吸入空気が暖められる
が、変速機が冷却を必要としない場合には、別の方向に
ラジエータ通過風が排出されるのでエンジン吸気系に当
たることはなく吸入空気が暖められることはない。した
がって、吸入空気の加熱は最小限に抑制される。
【図１】第１の実施の形態を示す図である。
【図２】第２の実施の形態を示す図である。
１…エンジンルーム ２…エンジン ３…変速機 ４…（変速機の）油温センサ ５…吸気管 ６…ラジエータ ７…ラジエータファン ８…シュラウド ９ａ、９ｂ…ガイド板 １０…ロッド １１…アクチュエータ（第１の実施の形態） １２…アクチュエータ（第２の実施の形態）
Claims (1)
- 【請求項１】 エンジンルーム内にエンジン吸気系に近
接して配設された変速機をラジエータ通過風により冷却
する変速機の冷却装置において、 変速機の油温を検出する油温検出手段と、 前記油温検出手段が検出した油温が予め設定した値より
も高いときにはラジエータ通過風をエンジン吸気系およ
び変速機が配設された側に流し、油温が予め設定した値
よりも低いときにはラジエータ通過風をエンジン吸気系
および変速機が配設された側に流さないようにラジエー
タ通過風の風向を切り換える切り換え手段を具備するこ
とを特徴とする変速機の冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26970795A JPH09112662A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 変速機の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26970795A JPH09112662A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 変速機の冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09112662A true JPH09112662A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17476069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26970795A Pending JPH09112662A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 変速機の冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09112662A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0887524A3 (en) * | 1997-06-26 | 2000-06-28 | New Holland Belgium N.V. | Fire protected agricultural machine |
| GB2541920A (en) * | 2015-09-04 | 2017-03-08 | Jaguar Land Rover Ltd | System and method for cooling an electric vehicle |
| CN108105335A (zh) * | 2018-01-05 | 2018-06-01 | 哈尔滨理工大学 | 一种高效散热齿轮减速器 |
| US10082068B2 (en) | 2014-11-25 | 2018-09-25 | Hyundai Motor Company | Radiator having air guide for preventing heat damage in a vehicle |
-
1995
- 1995-10-18 JP JP26970795A patent/JPH09112662A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0887524A3 (en) * | 1997-06-26 | 2000-06-28 | New Holland Belgium N.V. | Fire protected agricultural machine |
| US10082068B2 (en) | 2014-11-25 | 2018-09-25 | Hyundai Motor Company | Radiator having air guide for preventing heat damage in a vehicle |
| GB2541920A (en) * | 2015-09-04 | 2017-03-08 | Jaguar Land Rover Ltd | System and method for cooling an electric vehicle |
| CN108105335A (zh) * | 2018-01-05 | 2018-06-01 | 哈尔滨理工大学 | 一种高效散热齿轮减速器 |
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