JPH09112499A - 低騒音エゼクタ - Google Patents
低騒音エゼクタInfo
- Publication number
- JPH09112499A JPH09112499A JP29194895A JP29194895A JPH09112499A JP H09112499 A JPH09112499 A JP H09112499A JP 29194895 A JP29194895 A JP 29194895A JP 29194895 A JP29194895 A JP 29194895A JP H09112499 A JPH09112499 A JP H09112499A
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- Japan
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- ejector
- suction
- diffuser
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エゼクタを流下する流体により著しい騒音を
生じることのない、低騒音エゼクタを得ること。 【構成】 エゼクタ１１の外周に被覆部材４を密閉状に
取り付ける。被覆部材４内の空間２０と、エゼクタ１１
の吸引部１を、吸引通路６に接続した管路９と逆止弁１
０を介して連通する。
生じることのない、低騒音エゼクタを得ること。 【構成】 エゼクタ１１の外周に被覆部材４を密閉状に
取り付ける。被覆部材４内の空間２０と、エゼクタ１１
の吸引部１を、吸引通路６に接続した管路９と逆止弁１
０を介して連通する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエゼクタに関し、特に、
流体が流下する際に著しい騒音を発生することのない低
騒音エゼクタに関する。エゼクタは、ノズル部に水等の
駆動流体を循環ポンプ等の駆動力で噴出させ、その流体
の速度エネルギにより吸引力を発生し、吸引部からガス
や蒸気や温水等の流体を吸引して、混合流体となってデ
ィフュ―ザから所定箇所へ圧送されるもので、ポンプ機
能として用いられる。
流体が流下する際に著しい騒音を発生することのない低
騒音エゼクタに関する。エゼクタは、ノズル部に水等の
駆動流体を循環ポンプ等の駆動力で噴出させ、その流体
の速度エネルギにより吸引力を発生し、吸引部からガス
や蒸気や温水等の流体を吸引して、混合流体となってデ
ィフュ―ザから所定箇所へ圧送されるもので、ポンプ機
能として用いられる。
【０００２】
【従来の技術】従来のエゼクタ装置としては、例えば特
願平７−１４１２１４号として提案したものが用いられ
ていた。これは、エゼクタを鉛直方向の上から下方向に
配置し、ディフュ―ザの外周に隔壁部材を配置すると共
に、ディフュ―ザの出口部の下方に流体の衝突する衝突
部を取り付けたもので、エゼクタで充分な吸引力を確保
することができると共に、混合した気液を分離してポン
プ効率の低下を防止することができるものである。
願平７−１４１２１４号として提案したものが用いられ
ていた。これは、エゼクタを鉛直方向の上から下方向に
配置し、ディフュ―ザの外周に隔壁部材を配置すると共
に、ディフュ―ザの出口部の下方に流体の衝突する衝突
部を取り付けたもので、エゼクタで充分な吸引力を確保
することができると共に、混合した気液を分離してポン
プ効率の低下を防止することができるものである。
【０００３】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来のエゼクタ
装置では、吸引する流体によって著しい騒音を発生する
問題があった。例えば、吸引する流体が高温水である場
合、ノズル部での圧力降下によって発生した気泡がディ
フュ―ザ部での圧力回復に伴って破壊されて著しい騒音
を発生するのである。
装置では、吸引する流体によって著しい騒音を発生する
問題があった。例えば、吸引する流体が高温水である場
合、ノズル部での圧力降下によって発生した気泡がディ
フュ―ザ部での圧力回復に伴って破壊されて著しい騒音
を発生するのである。
【０００４】エゼクタの騒音は、エゼクタが設置される
場所により、特に工場等の作業者の近辺に設置された場
合や、あるいは、民家の近くに設置された場合等に特に
問題となる。
場所により、特に工場等の作業者の近辺に設置された場
合や、あるいは、民家の近くに設置された場合等に特に
問題となる。
【０００５】従って本発明の技術的課題は、著しい騒音
を発生することのないエゼクタを得ることである。
を発生することのないエゼクタを得ることである。
【０００６】
【課題を解決する為の手段】本発明の低騒音エゼクタの
構成は次の通りである。ノズル部と、当該ノズル部の周
囲に形成した吸引部と、当該吸引部とノズル部に連設し
たディフュ―ザ部とから成るものにおいて、少なくとも
ディフュ―ザ部の外周を密閉状に覆う被覆部材を取り付
けて、当該被覆部材内の空間をエゼクタの吸引部と連通
したものである。
構成は次の通りである。ノズル部と、当該ノズル部の周
囲に形成した吸引部と、当該吸引部とノズル部に連設し
たディフュ―ザ部とから成るものにおいて、少なくとも
ディフュ―ザ部の外周を密閉状に覆う被覆部材を取り付
けて、当該被覆部材内の空間をエゼクタの吸引部と連通
したものである。
【０００７】
【作用】ディフュ―ザ部の外周に被覆部材を取り付け
て、この被覆部材内の空間をエゼクタの吸引部と連通し
たことにより、エゼクタのノズル部に初期流体を流下さ
せると吸引力を生じ、被覆部材内の空間は減圧状態すな
わち真空状態となる。ディフュ―ザ部の外周が真空状態
となることによって、ディフュ―ザ部で発生した騒音が
外部へ伝わることが少なくなり、エゼクタ周辺の騒音を
低減することができる。
て、この被覆部材内の空間をエゼクタの吸引部と連通し
たことにより、エゼクタのノズル部に初期流体を流下さ
せると吸引力を生じ、被覆部材内の空間は減圧状態すな
わち真空状態となる。ディフュ―ザ部の外周が真空状態
となることによって、ディフュ―ザ部で発生した騒音が
外部へ伝わることが少なくなり、エゼクタ周辺の騒音を
低減することができる。
【０００８】
【実施例】図示の実施例を詳細に説明する。図１に低騒
音エゼクタの全体構成図を示す。ノズル部を内蔵した吸
引部１とディフュ―ザ部２でエゼクタ１１を形成し、エ
ゼクタ１１と直管状の接続管路３を、円筒状の被覆部材
４で密閉状に覆って低騒音エゼクタを構成する。
音エゼクタの全体構成図を示す。ノズル部を内蔵した吸
引部１とディフュ―ザ部２でエゼクタ１１を形成し、エ
ゼクタ１１と直管状の接続管路３を、円筒状の被覆部材
４で密閉状に覆って低騒音エゼクタを構成する。
【０００９】吸引部１に駆動流体を内部のノズル部へ流
下させる駆動流体管路５を接続すると共に、側方に吸引
通路６を接続して吸引管路７と開閉弁８を取り付ける。
吸引通路６を管路９で分岐して逆止弁１０を介して被覆
部材４内の空間２０と、エゼクタ１１の吸引部１を連通
する。逆止弁１０は矢印で示した方向のみの流体の流下
を許容するもので、反対方向の流体の通過は生じないも
のである。ディフュ―ザ２の接続管路３は通路１５を接
続して図示しないタンク等の混合流体の圧送箇所と連通
する。
下させる駆動流体管路５を接続すると共に、側方に吸引
通路６を接続して吸引管路７と開閉弁８を取り付ける。
吸引通路６を管路９で分岐して逆止弁１０を介して被覆
部材４内の空間２０と、エゼクタ１１の吸引部１を連通
する。逆止弁１０は矢印で示した方向のみの流体の流下
を許容するもので、反対方向の流体の通過は生じないも
のである。ディフュ―ザ２の接続管路３は通路１５を接
続して図示しないタンク等の混合流体の圧送箇所と連通
する。
【００１０】被覆部材４を金属材料等の振動伝達体で製
作した場合は、エゼクタ部１１の振動騒音を外部へ極力
伝達しないように、被覆部材４とエゼクタ１１との接触
部に合成ゴム等の防振材１２，１３，１４を取り付け
る。
作した場合は、エゼクタ部１１の振動騒音を外部へ極力
伝達しないように、被覆部材４とエゼクタ１１との接触
部に合成ゴム等の防振材１２，１３，１４を取り付け
る。
【００１１】次に作用を説明する。開閉弁８を閉弁状態
としてエゼクタ１１に駆動流体管路５から初期流体を通
過させると、吸引部１に吸引力を生じて被覆部材４内の
空間２０中の空気は吸引され減圧されることにより真空
状態となる。吸引部１へ吸引された空気は初期流体と混
合してディフュ―ザ２から系外へ至る。
としてエゼクタ１１に駆動流体管路５から初期流体を通
過させると、吸引部１に吸引力を生じて被覆部材４内の
空間２０中の空気は吸引され減圧されることにより真空
状態となる。吸引部１へ吸引された空気は初期流体と混
合してディフュ―ザ２から系外へ至る。
【００１２】エゼクタ１１の吸引力が充分に大きい場合
は開閉弁８は必ずしも必要ないと共に、エゼクタ１１の
吸引力が安定している場合は逆止弁１０は必ずしも必要
となるものではない。
は開閉弁８は必ずしも必要ないと共に、エゼクタ１１の
吸引力が安定している場合は逆止弁１０は必ずしも必要
となるものではない。
【００１３】被覆部材４内の空間２０が真空状態となる
と、エゼクタ１１が吸引通路６から高温水を吸引して気
泡を生じ、その気泡がディフュ―ザ部２で破壊されるこ
とによる騒音を発生しても、その真空により外部へ伝達
される騒音振動が少なくなり、低騒音のエゼクタとする
ことができる。
と、エゼクタ１１が吸引通路６から高温水を吸引して気
泡を生じ、その気泡がディフュ―ザ部２で破壊されるこ
とによる騒音を発生しても、その真空により外部へ伝達
される騒音振動が少なくなり、低騒音のエゼクタとする
ことができる。
【００１４】
【発明の効果】エゼクタの吸引力によってディフュ―ザ
の外周を真空状態とすることができ、ディフュ―ザ内で
発生した騒音を外部へ伝えることが少なくなり、低騒音
のエゼクタとすることができる。
の外周を真空状態とすることができ、ディフュ―ザ内で
発生した騒音を外部へ伝えることが少なくなり、低騒音
のエゼクタとすることができる。
【図１】本発明の低騒音エゼクタの実施例の一部断面構
成図である。
成図である。
１ 吸引部 ２ ディフュ―ザ部 ４ 被覆部材 ５ 駆動流体管路 ６ 吸引通路 ９ 管路 １０ 逆止弁 １１ エゼクタ ２０ 空間
Claims (1)
- 【請求項１】 ノズル部と、当該ノズル部の周囲に形成
した吸引部と、当該吸引部とノズル部に連設したディフ
ュ―ザ部とから成るものにおいて、少なくともディフュ
―ザ部の外周を密閉状に覆う被覆部材を取り付けて、当
該被覆部材内の空間をエゼクタの吸引部と連通したこと
を特徴とする低騒音エゼクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29194895A JP3892069B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 低騒音エゼクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29194895A JP3892069B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 低騒音エゼクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09112499A true JPH09112499A (ja) | 1997-05-02 |
| JP3892069B2 JP3892069B2 (ja) | 2007-03-14 |
Family
ID=17775539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29194895A Expired - Fee Related JP3892069B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 低騒音エゼクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3892069B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017152168A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | 株式会社ケーヒン | 燃料ガス循環装置 |
| CN109723684A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-05-07 | 浙江温兄机械阀业有限公司 | 一种蒸汽喷射低噪音热压泵 |
| WO2024019683A1 (en) * | 2022-07-20 | 2024-01-25 | Repg Enerji Sistemleri Sanayi Ve Ticaret Anonim Sirketi | An ejector used for carrying fluid |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP29194895A patent/JP3892069B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017152168A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | 株式会社ケーヒン | 燃料ガス循環装置 |
| CN109723684A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-05-07 | 浙江温兄机械阀业有限公司 | 一种蒸汽喷射低噪音热压泵 |
| WO2024019683A1 (en) * | 2022-07-20 | 2024-01-25 | Repg Enerji Sistemleri Sanayi Ve Ticaret Anonim Sirketi | An ejector used for carrying fluid |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3892069B2 (ja) | 2007-03-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060613 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060731 |
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