JPH09112109A - カート連結錠の取付け構造及びカート連結錠 - Google Patents
カート連結錠の取付け構造及びカート連結錠Info
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- JPH09112109A JPH09112109A JP27007495A JP27007495A JPH09112109A JP H09112109 A JPH09112109 A JP H09112109A JP 27007495 A JP27007495 A JP 27007495A JP 27007495 A JP27007495 A JP 27007495A JP H09112109 A JPH09112109 A JP H09112109A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カートにカート連結錠を取付けるに際して、
一つのカート連結錠を以て種々の外形又は構造のカート
のハンドル等の被取付部に取付ることができる汎用性に
富んだカート連結錠の取付け構造及びカート連結錠を提
供することを課題とし、併せて、カート使用時に連結錠
のキーを保持してカート使用時に邪魔にならないカート
連結錠を提供するものである。 【解決手段】 ネスティング時に前後のカートを連結す
べく、錠本体1 に設けられた一定形状の把持体10を介し
てカートのハンドル等の被取付部11に取付けられるカー
ト連結錠の取付け構造であって、前記把持体10と被取付
部11との間には、該把持体10に非適合な被取付部11に錠
本体1 を取付けるために、該被取付部11の形状に適合し
うる中子体21が介装着されているカート連結錠の取付け
構造。
一つのカート連結錠を以て種々の外形又は構造のカート
のハンドル等の被取付部に取付ることができる汎用性に
富んだカート連結錠の取付け構造及びカート連結錠を提
供することを課題とし、併せて、カート使用時に連結錠
のキーを保持してカート使用時に邪魔にならないカート
連結錠を提供するものである。 【解決手段】 ネスティング時に前後のカートを連結す
べく、錠本体1 に設けられた一定形状の把持体10を介し
てカートのハンドル等の被取付部11に取付けられるカー
ト連結錠の取付け構造であって、前記把持体10と被取付
部11との間には、該把持体10に非適合な被取付部11に錠
本体1 を取付けるために、該被取付部11の形状に適合し
うる中子体21が介装着されているカート連結錠の取付け
構造。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スーパーマーケッ
トや空港等で使用されるショッピングカートや荷物台車
等のネスティング可能なカートに取り付けるカート連結
錠の取付け構造及びカート連結錠に関する
トや空港等で使用されるショッピングカートや荷物台車
等のネスティング可能なカートに取り付けるカート連結
錠の取付け構造及びカート連結錠に関する
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットや空港等で顧客に貸
し出されるネステング可能なショッピングカートや台車
等は、本来、使用後には元のカート収納場所に戻すべき
であるが、無造作に店内や駐車場等に放置されたままに
なっている。かかる場合、従業者が、カートを回収して
元の収納場所まで戻してカートをネステング(カートの
後方にカートを挿入してカート同士を重ねて一列にコン
パクトに収納すること)しなければならず、無用の人件
費を費やす結果となっていた。
し出されるネステング可能なショッピングカートや台車
等は、本来、使用後には元のカート収納場所に戻すべき
であるが、無造作に店内や駐車場等に放置されたままに
なっている。かかる場合、従業者が、カートを回収して
元の収納場所まで戻してカートをネステング(カートの
後方にカートを挿入してカート同士を重ねて一列にコン
パクトに収納すること)しなければならず、無用の人件
費を費やす結果となっていた。
【0003】そこで、ショッピングカートのハンドル等
の被取付部に、顧客がカートを元の収納場所に戻すよう
促すために硬貨と引換えに解錠されるカート連結錠を取
付けている。かかる連結錠は、図9に示すように、錠本
体40の一端側40a に鎖41を介して繋留されたキー42と、
他端側40b にキー42が挿入されるキー挿入口43と、硬貨
44が挿入される硬貨挿入口45とが設けられてなり、カー
ト収納場所に於いてネスティングする際には、前方のカ
ート46のキー42がその後方のカート46' の錠本体40に係
合されることにより、各カートは鎖41を介して相互に連
結される。一方、かかる連結錠が取付けられたカートを
使用する際には、所定硬貨を入れて解錠し、使用後に
は、カート収納場所に返却して前方のカートのキーを差
し込むことによって硬貨が顧客に返却されるものであ
る。
の被取付部に、顧客がカートを元の収納場所に戻すよう
促すために硬貨と引換えに解錠されるカート連結錠を取
付けている。かかる連結錠は、図9に示すように、錠本
体40の一端側40a に鎖41を介して繋留されたキー42と、
他端側40b にキー42が挿入されるキー挿入口43と、硬貨
44が挿入される硬貨挿入口45とが設けられてなり、カー
ト収納場所に於いてネスティングする際には、前方のカ
ート46のキー42がその後方のカート46' の錠本体40に係
合されることにより、各カートは鎖41を介して相互に連
結される。一方、かかる連結錠が取付けられたカートを
使用する際には、所定硬貨を入れて解錠し、使用後に
は、カート収納場所に返却して前方のカートのキーを差
し込むことによって硬貨が顧客に返却されるものであ
る。
【0004】ところで、上記連結錠は、以下のような手
段を以てカートの一対の縦支柱54の上端部に横設されて
構成されたハンドル51に取付け固定されている。即ち、
錠本体40の下方側に形成された半円状の左枠体47と、該
左枠体47に対向し、且つスライド自在に設けられた半円
状の右枠体48とから把持体50が構成されてなり、該把持
体50にてカート46のハンドル51を挟着し、且つハンドル
51に穿設した孔と把持体50の孔にボルト52を挿通して螺
合することにより取付け固定されている。
段を以てカートの一対の縦支柱54の上端部に横設されて
構成されたハンドル51に取付け固定されている。即ち、
錠本体40の下方側に形成された半円状の左枠体47と、該
左枠体47に対向し、且つスライド自在に設けられた半円
状の右枠体48とから把持体50が構成されてなり、該把持
体50にてカート46のハンドル51を挟着し、且つハンドル
51に穿設した孔と把持体50の孔にボルト52を挿通して螺
合することにより取付け固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カート
のハンドルは、カートの大きさ、デザイン、使用目的等
に応じて種々の形状のもの、例えば、円形パイプ状、角
パイプ状、三角パイプ状等、又、円形状のものであって
も種々の径のパイプが用いられている。加えて、周囲に
合成樹脂等によって形成されたスベリ止め等が嵌着され
ているハンドルもある。つまり、ハンドルの外形はカー
トによって様々である。
のハンドルは、カートの大きさ、デザイン、使用目的等
に応じて種々の形状のもの、例えば、円形パイプ状、角
パイプ状、三角パイプ状等、又、円形状のものであって
も種々の径のパイプが用いられている。加えて、周囲に
合成樹脂等によって形成されたスベリ止め等が嵌着され
ているハンドルもある。つまり、ハンドルの外形はカー
トによって様々である。
【0006】従って、上記従来のカート連結錠によれ
ば、予め一定の外形のハンドルに適合するように把持体
50が形成されているので、外形の異なるハンドル、例え
ば径大のハンドルや径小のハンドルには適合せず、特
に、角パイプ状のハンドル等の被取付部には、無理やり
取付けようとしてでも取付けられないという問題点があ
った。
ば、予め一定の外形のハンドルに適合するように把持体
50が形成されているので、外形の異なるハンドル、例え
ば径大のハンドルや径小のハンドルには適合せず、特
に、角パイプ状のハンドル等の被取付部には、無理やり
取付けようとしてでも取付けられないという問題点があ
った。
【0007】また、径大ハンドルに強引に取付けれたと
しても、図10に示すように、右枠体48を最大限後方に
移動させて径大ハンドル53に挟着しなければならず、把
持体50と径大ハンドル53との間に隙間を生じ、且つ径大
ハンドル53の下方側53a が錠本体40から突出することと
なる。このような隙間を生じると、その隙間に塵等が溜
まり不衛生かつ不快感を顧客に与えるのみならず、ボル
ト52を挿通する孔をハンドルに穿設する際に、孔の穿設
位置がハンドルの中心から上方側へずれるため、ドリル
の歯が定まらないから非常に穿設し難く、結局大きな孔
が穿設され、ボルト52と孔との間に遊びが生じ、カート
連結錠の固定は不完全となってぐらつきを起こすという
問題点があった。
しても、図10に示すように、右枠体48を最大限後方に
移動させて径大ハンドル53に挟着しなければならず、把
持体50と径大ハンドル53との間に隙間を生じ、且つ径大
ハンドル53の下方側53a が錠本体40から突出することと
なる。このような隙間を生じると、その隙間に塵等が溜
まり不衛生かつ不快感を顧客に与えるのみならず、ボル
ト52を挿通する孔をハンドルに穿設する際に、孔の穿設
位置がハンドルの中心から上方側へずれるため、ドリル
の歯が定まらないから非常に穿設し難く、結局大きな孔
が穿設され、ボルト52と孔との間に遊びが生じ、カート
連結錠の固定は不完全となってぐらつきを起こすという
問題点があった。
【0008】一方、上記従来のカート連結錠はカートの
縦支柱54の上端部に横設されたハンドル51に取付ける場
合のものであり、例えば、図11に示すように、一対の
縦支柱54の上端からカート46の後方へ延設されて一対の
グリップとして構成されたハンドル55に上記カート連結
錠を取付けた場合は、錠本体40が90度回転した状態で固
定されることとなり、キー42がキー挿入口まで届かず、
鎖41を介してカート46' を連結することができない。勿
論、鎖41を長くすれば、自身のキー挿入口にキーが挿入
可能となるため、カート同士を連結するという目的が達
せられず、結局使用できない。従って、ハンドルが横設
されている構造のカートとハンドルが後方へ延設されて
いる構造のカートには、夫々異なるカート連結錠を製造
して取付けなければならなかった。
縦支柱54の上端部に横設されたハンドル51に取付ける場
合のものであり、例えば、図11に示すように、一対の
縦支柱54の上端からカート46の後方へ延設されて一対の
グリップとして構成されたハンドル55に上記カート連結
錠を取付けた場合は、錠本体40が90度回転した状態で固
定されることとなり、キー42がキー挿入口まで届かず、
鎖41を介してカート46' を連結することができない。勿
論、鎖41を長くすれば、自身のキー挿入口にキーが挿入
可能となるため、カート同士を連結するという目的が達
せられず、結局使用できない。従って、ハンドルが横設
されている構造のカートとハンドルが後方へ延設されて
いる構造のカートには、夫々異なるカート連結錠を製造
して取付けなければならなかった。
【0009】何れにしろ従来のカート連結錠は、カート
のハンドルの外形又は構造に合わせたものを個々に準備
しなければならず、汎用性に欠けるという重大なる問題
点を有していた。
のハンドルの外形又は構造に合わせたものを個々に準備
しなければならず、汎用性に欠けるという重大なる問題
点を有していた。
【0010】また、従来のカート連結錠は、解錠後にキ
ーが垂れ下がり、顧客が買物等に使用する際にキーが邪
魔になるという問題点を有していた。
ーが垂れ下がり、顧客が買物等に使用する際にキーが邪
魔になるという問題点を有していた。
【0011】本発明は、上記の如き従来の問題点に鑑み
てなされたもので、カートにカート連結錠を取付ける場
合に、一つのカート連結錠を以て種々の外形又は構造を
有するカートのハンドル等の被取付部に取付可能な汎用
性に富んだカート連結錠の取付け構造及びカート連結錠
を提供することを課題とし、併せて、カート使用時に連
結錠のキーを保持してカート使用時に邪魔にならないカ
ート連結錠を提供するものである。
てなされたもので、カートにカート連結錠を取付ける場
合に、一つのカート連結錠を以て種々の外形又は構造を
有するカートのハンドル等の被取付部に取付可能な汎用
性に富んだカート連結錠の取付け構造及びカート連結錠
を提供することを課題とし、併せて、カート使用時に連
結錠のキーを保持してカート使用時に邪魔にならないカ
ート連結錠を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、その課題を解決する手段
としては、カート連結錠の取付け構造に関するものであ
り、ネスティング時に前後のカートを連結すべく、錠本
体1 に設けられた一定形状の把持体10を介してカートの
ハンドル等の被取付部11に取付けられるカート連結錠の
取付け構造であって、前記把持体10と被取付部11との間
には、該把持体10に非適合な被取付部11に錠本体1 を取
付けるために、該被取付部11の形状に適合しうる中子体
21が介装着されていることにある。かかる手段によれ
ば、被取付部11の外形が円形パイプ状であれば、該円形
パイプに適合する中子体21を把持体10と被取付部11との
間に介装させることにより把持体10は被取付部11に確実
に取付けることができ、又、被取付部11が角パイプ状で
あればその形状に適合する中子体21を介装させれば同様
に把持体10を介して錠本体1 をカートに取付けることが
できる。即ち、中子体21を交換するだけで一定形状の把
持体10を有する錠本体1 を種々の形状の被取付部11に取
付けることができるのである。
決するためになされたもので、その課題を解決する手段
としては、カート連結錠の取付け構造に関するものであ
り、ネスティング時に前後のカートを連結すべく、錠本
体1 に設けられた一定形状の把持体10を介してカートの
ハンドル等の被取付部11に取付けられるカート連結錠の
取付け構造であって、前記把持体10と被取付部11との間
には、該把持体10に非適合な被取付部11に錠本体1 を取
付けるために、該被取付部11の形状に適合しうる中子体
21が介装着されていることにある。かかる手段によれ
ば、被取付部11の外形が円形パイプ状であれば、該円形
パイプに適合する中子体21を把持体10と被取付部11との
間に介装させることにより把持体10は被取付部11に確実
に取付けることができ、又、被取付部11が角パイプ状で
あればその形状に適合する中子体21を介装させれば同様
に把持体10を介して錠本体1 をカートに取付けることが
できる。即ち、中子体21を交換するだけで一定形状の把
持体10を有する錠本体1 を種々の形状の被取付部11に取
付けることができるのである。
【0013】さらに、請求項2記載の手段は、ネスティ
ング時に前後のカートを連結すべく、錠本体1 に設けら
れた一定形状の把持体10を介してカートのハンドル等の
被取付部11に取付けられるカート連結錠の取付け構造で
あって、前記把持体10が、一対の枠体7,8 からなり、且
つ該一対の枠体7,8 を挟着することにより前記被取付部
11に取付可能で、しかも、該枠体7,8 の挟着面には、着
脱自在な一対の中子体21,21 が夫々嵌合され、該中子体
21,21 を装着した状態で前記枠体7,8 を被取付部11に挟
着することにより、前記枠体7,8 の挟着面に非適合な被
取付部11に錠本体1 が取付けられることにある。かかる
手段からなるカート連結錠の取付け構造であれば、把持
体10が、一対の枠体7,8 に分割されているので、被取付
部11への取付けも容易である。加えて、夫々に中子体2
1,21 が装着されているので、上述のように種々の被取
付部11に錠本体1 を取付けることができる。
ング時に前後のカートを連結すべく、錠本体1 に設けら
れた一定形状の把持体10を介してカートのハンドル等の
被取付部11に取付けられるカート連結錠の取付け構造で
あって、前記把持体10が、一対の枠体7,8 からなり、且
つ該一対の枠体7,8 を挟着することにより前記被取付部
11に取付可能で、しかも、該枠体7,8 の挟着面には、着
脱自在な一対の中子体21,21 が夫々嵌合され、該中子体
21,21 を装着した状態で前記枠体7,8 を被取付部11に挟
着することにより、前記枠体7,8 の挟着面に非適合な被
取付部11に錠本体1 が取付けられることにある。かかる
手段からなるカート連結錠の取付け構造であれば、把持
体10が、一対の枠体7,8 に分割されているので、被取付
部11への取付けも容易である。加えて、夫々に中子体2
1,21 が装着されているので、上述のように種々の被取
付部11に錠本体1 を取付けることができる。
【0014】また、請求項5記載の手段はカート連結錠
に関し、ネスティング時に前後のカートを連結すべく、
錠本体1 に設けられた把持体10を介してカートのハンド
ル等の被取付部11に取付けられるカート連結錠に於い
て、前記錠本体1 が、前記把持体10に対して着脱自在に
構成され、しかも、該錠本体1 は、前記把持体10の所定
位置A と該所定位置A から錠本体1 を略90度自転させた
位置B とに少なくとも装着可能に構成されてなることに
ある。従来のように錠本体と把持体とが一体的に設けら
れていれば、カートの後支柱の上端部に横設された構造
のハンドル等の被取付部に取付けられるカート連結錠で
は、後支柱の上端部から後方に延出された一対のグリッ
プ構造のハンドル等の被取付部、換言すれば、被取付部
が横設された構造からなるものに対して直交する方向に
設けられた構造からなる被取付部には使用できない。し
かし、請求項5記載の手段によれば錠本体1 と把持体10
とが着脱自在で、しかも、該錠本体1 は、前記把持体10
の所定位置A から錠本体1 を略90度自転させた位置B に
装着することができるので、一のカート連結錠にて横設
された構造からなる被取付部に取付け使用できるだけで
なく、把持体10に対して錠本体1 を略90度自転させた位
置B に装着することによって直交する方向に設けられた
構造からなる被取付部にも同じカート連結錠を使用する
ことができる。従って、一のカート連結錠によって種々
の構造の被取付部11に取付け、何ら問題なく使用するこ
とができるのである。
に関し、ネスティング時に前後のカートを連結すべく、
錠本体1 に設けられた把持体10を介してカートのハンド
ル等の被取付部11に取付けられるカート連結錠に於い
て、前記錠本体1 が、前記把持体10に対して着脱自在に
構成され、しかも、該錠本体1 は、前記把持体10の所定
位置A と該所定位置A から錠本体1 を略90度自転させた
位置B とに少なくとも装着可能に構成されてなることに
ある。従来のように錠本体と把持体とが一体的に設けら
れていれば、カートの後支柱の上端部に横設された構造
のハンドル等の被取付部に取付けられるカート連結錠で
は、後支柱の上端部から後方に延出された一対のグリッ
プ構造のハンドル等の被取付部、換言すれば、被取付部
が横設された構造からなるものに対して直交する方向に
設けられた構造からなる被取付部には使用できない。し
かし、請求項5記載の手段によれば錠本体1 と把持体10
とが着脱自在で、しかも、該錠本体1 は、前記把持体10
の所定位置A から錠本体1 を略90度自転させた位置B に
装着することができるので、一のカート連結錠にて横設
された構造からなる被取付部に取付け使用できるだけで
なく、把持体10に対して錠本体1 を略90度自転させた位
置B に装着することによって直交する方向に設けられた
構造からなる被取付部にも同じカート連結錠を使用する
ことができる。従って、一のカート連結錠によって種々
の構造の被取付部11に取付け、何ら問題なく使用するこ
とができるのである。
【0015】また、請求項6記載の手段は、鎖15を介し
てキー16の設けられた錠本体1 が、ネスティング可能な
カートのハンドル等の被取付部11に取付けられ、ネステ
ィング時には前方のカートの錠本体1 のキー16が後方の
カートの錠本体1 に係合されて各カートが鎖15を介して
連結され、一方、カートの使用時には所定硬貨を挿入す
ることによりキー16の係合が解除されるカート連結錠に
於いて、前記錠本体1には、カート使用時にキー16を保
持するキー保持部6 が設けられていることにある。かか
る手段によれば、カート使用時、錠本体1 にキー16を保
持でき、カートを移動する際等にキー16が邪魔になるこ
ともない。
てキー16の設けられた錠本体1 が、ネスティング可能な
カートのハンドル等の被取付部11に取付けられ、ネステ
ィング時には前方のカートの錠本体1 のキー16が後方の
カートの錠本体1 に係合されて各カートが鎖15を介して
連結され、一方、カートの使用時には所定硬貨を挿入す
ることによりキー16の係合が解除されるカート連結錠に
於いて、前記錠本体1には、カート使用時にキー16を保
持するキー保持部6 が設けられていることにある。かか
る手段によれば、カート使用時、錠本体1 にキー16を保
持でき、カートを移動する際等にキー16が邪魔になるこ
ともない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカート連結錠
の取付け構造及びカート連結錠の実施形態について、図
面を参照しながら説明する。 <第1実施形態>図1に於いて、1 は、側面1aに百円玉
等の所定の硬貨を保持可能な嵌合孔2 を有する硬貨ホル
ダー3 と、前面1bにキーが挿入されるキー挿入口5 とが
設けられた箱型形状の錠本体を示し、該硬貨ホルダー3
に硬貨が嵌められた状態で錠本体1 内に硬貨ホルダー3
を押し込むと、錠本体1 内の係合手段(図示せず)によ
ってキーの係合が解除され、且つ硬貨ホルダー3 が錠本
体1 内にて係合する構成である。反対に硬貨ホルダー3
が押し込まれた状態でキーを差し込むと、キーが錠本体
1 内にて係合し、且つ硬貨ホルダー3 の係合が解除され
て外方へ突出し、硬貨が返却されるものである。また、
錠本体1 の後面1dには、上方が開口された有底箱状のキ
ー保持部6 が突設されてなり、キーはそのキー保持部6
の上方から挿入脱可能である。
の取付け構造及びカート連結錠の実施形態について、図
面を参照しながら説明する。 <第1実施形態>図1に於いて、1 は、側面1aに百円玉
等の所定の硬貨を保持可能な嵌合孔2 を有する硬貨ホル
ダー3 と、前面1bにキーが挿入されるキー挿入口5 とが
設けられた箱型形状の錠本体を示し、該硬貨ホルダー3
に硬貨が嵌められた状態で錠本体1 内に硬貨ホルダー3
を押し込むと、錠本体1 内の係合手段(図示せず)によ
ってキーの係合が解除され、且つ硬貨ホルダー3 が錠本
体1 内にて係合する構成である。反対に硬貨ホルダー3
が押し込まれた状態でキーを差し込むと、キーが錠本体
1 内にて係合し、且つ硬貨ホルダー3 の係合が解除され
て外方へ突出し、硬貨が返却されるものである。また、
錠本体1 の後面1dには、上方が開口された有底箱状のキ
ー保持部6 が突設されてなり、キーはそのキー保持部6
の上方から挿入脱可能である。
【0017】10は、錠本体1 をカートの被取付部11であ
るハンドル11に取付けるための把持体を示し、一対の枠
体、即ち上枠体7 と下枠体8 とからなる。かかる上枠体
7 は、錠本体1 の下面1c側に当接する方形の板状部12の
下方にトンネル状の上把持枠部13が設けられた形状を成
し、該板状部12の3辺には長状凸部14,14,14が夫々設け
られ、且つ、残る1辺には鎖15を介してキー16が繋留さ
れている。さらに、板状部12の略中央部には、上把持枠
部13に沿って2ケ所の孔17,17 が穿設されている。
るハンドル11に取付けるための把持体を示し、一対の枠
体、即ち上枠体7 と下枠体8 とからなる。かかる上枠体
7 は、錠本体1 の下面1c側に当接する方形の板状部12の
下方にトンネル状の上把持枠部13が設けられた形状を成
し、該板状部12の3辺には長状凸部14,14,14が夫々設け
られ、且つ、残る1辺には鎖15を介してキー16が繋留さ
れている。さらに、板状部12の略中央部には、上把持枠
部13に沿って2ケ所の孔17,17 が穿設されている。
【0018】また、下枠体8 は、前記上枠体7 の下方に
位置して上枠体7 の上把持枠部13と共にハンドル11を包
囲すべく逆トンネル状の下把持枠部19が設けられてお
り、その略中央部には2ケ所の孔20,20 が穿設されてい
る。かかる上保持枠部13と下保持枠部19から把持体10の
枠体7,8 の挟着面が構成される。
位置して上枠体7 の上把持枠部13と共にハンドル11を包
囲すべく逆トンネル状の下把持枠部19が設けられてお
り、その略中央部には2ケ所の孔20,20 が穿設されてい
る。かかる上保持枠部13と下保持枠部19から把持体10の
枠体7,8 の挟着面が構成される。
【0019】21は、ハンドル11と把持体10の上・下把持
枠部13,19 との間に介装着される中子体を示し、上下一
対の半円管からなる。かかる中子体21は、内側がハンド
ル11の外形に適合し、且つ外側が上・下保持枠部13,19
に嵌合し、しかも、ハンドル11と把持体10の上・下把持
枠部13,19 との間の隙間を埋める程度の肉厚をもって形
成されている。尚、中子体21の略中央部にも、2ケ所の
孔23,23 が夫々穿設されている。
枠部13,19 との間に介装着される中子体を示し、上下一
対の半円管からなる。かかる中子体21は、内側がハンド
ル11の外形に適合し、且つ外側が上・下保持枠部13,19
に嵌合し、しかも、ハンドル11と把持体10の上・下把持
枠部13,19 との間の隙間を埋める程度の肉厚をもって形
成されている。尚、中子体21の略中央部にも、2ケ所の
孔23,23 が夫々穿設されている。
【0020】上記構成からなるカート連結錠をハンドル
11に取付け固定する方法は、先ず、把持体10をハンドル
11に固定する。即ち、中子体21をハンドル11に添装し、
その周囲に上枠体7 及び下枠体8 を上下から挟着させる
と共に、予めハンドル11に穿設した2ケ所の孔と、上枠
体7 、中子体21及び下枠体8 の孔17,23,20とに上枠体7
からボルト24,24 を挿通して下枠体8 の下方のナット2
5,25 に締め付ける。次に、把持体10の板状部12に設け
られた長状凸部14, …に、錠本体1 の側面1a,1a 及び前
面1b下部に夫々設けられた3ケ所の長状凹部(図示せ
ず)を嵌挿し、且つ板状部12の隅部下方から錠本体1 の
下面1cにボルト26,26 を螺合することによって錠本体1
を把持体10に完全に固定する(図2参照)。
11に取付け固定する方法は、先ず、把持体10をハンドル
11に固定する。即ち、中子体21をハンドル11に添装し、
その周囲に上枠体7 及び下枠体8 を上下から挟着させる
と共に、予めハンドル11に穿設した2ケ所の孔と、上枠
体7 、中子体21及び下枠体8 の孔17,23,20とに上枠体7
からボルト24,24 を挿通して下枠体8 の下方のナット2
5,25 に締め付ける。次に、把持体10の板状部12に設け
られた長状凸部14, …に、錠本体1 の側面1a,1a 及び前
面1b下部に夫々設けられた3ケ所の長状凹部(図示せ
ず)を嵌挿し、且つ板状部12の隅部下方から錠本体1 の
下面1cにボルト26,26 を螺合することによって錠本体1
を把持体10に完全に固定する(図2参照)。
【0021】このようにカート連結錠の取付け構造は、
錠本体1 を取付ける把持体10に中子体21が嵌合されるこ
とにより、ハンドル11と上・下把持枠部13,19 との間に
隙間が生ずることもなく把持体10をハンドル11に固定で
きる、即ち、錠本体1 をハンドル11に固定することがで
き、図3に示すように、カート連結錠を介して各カート
は相互に連結できるのである。さらに、ハンドル11の外
形が異なる場合、例えば径小の場合は、中子体21の厚み
厚くし、反対に径大の場合は中子体21の厚みが薄いもの
に交換するだけで錠本体1 を確実にハンドル11に固定す
ることができる。従って、把持体10を構成する上枠体7
及び下枠体8 に予め大きめの上・下把持枠部13,19 を形
成しておけば、中子体21を交換するか、或いは複数の中
子体21を重合させて介装着するだけで種々の外形の被取
付部11に同一のカート連結錠を固定できるのである。
錠本体1 を取付ける把持体10に中子体21が嵌合されるこ
とにより、ハンドル11と上・下把持枠部13,19 との間に
隙間が生ずることもなく把持体10をハンドル11に固定で
きる、即ち、錠本体1 をハンドル11に固定することがで
き、図3に示すように、カート連結錠を介して各カート
は相互に連結できるのである。さらに、ハンドル11の外
形が異なる場合、例えば径小の場合は、中子体21の厚み
厚くし、反対に径大の場合は中子体21の厚みが薄いもの
に交換するだけで錠本体1 を確実にハンドル11に固定す
ることができる。従って、把持体10を構成する上枠体7
及び下枠体8 に予め大きめの上・下把持枠部13,19 を形
成しておけば、中子体21を交換するか、或いは複数の中
子体21を重合させて介装着するだけで種々の外形の被取
付部11に同一のカート連結錠を固定できるのである。
【0022】また、カート使用時には、キー16をキー保
持部6 に挿入して係合保持させることにより、キー16が
垂れ下がって邪魔になることもなく、更に、図2のよう
に、例えば、セカンドバック28の輪状のストラップ29を
掛止することもできる。
持部6 に挿入して係合保持させることにより、キー16が
垂れ下がって邪魔になることもなく、更に、図2のよう
に、例えば、セカンドバック28の輪状のストラップ29を
掛止することもできる。
【0023】尚、第1実施形態に於いて、錠本体1 と把
持体10の上枠体7 とは別体で構成されているが、必ずし
も別体でなければならないわけではなく、図4に示すよ
うに、錠本体1 として一体的に構成されていてもよい。
また、把持体10の上枠体7 と下枠体8 も別体で構成され
ているが、必ずしも別体でなければならないわけではな
く、例えば蝶番構造などによって一体的に構成されてい
てもよく、又、上記従来の技術に例示したスライド構造
によって一体的に構成されていてもよい。また、枠体
は、上下から構成されているが、必ずしも上下から構成
されていなければならないわけではなく、錠本体1 の形
状・構造等によって左右一対の枠体で構成されていても
よい。
持体10の上枠体7 とは別体で構成されているが、必ずし
も別体でなければならないわけではなく、図4に示すよ
うに、錠本体1 として一体的に構成されていてもよい。
また、把持体10の上枠体7 と下枠体8 も別体で構成され
ているが、必ずしも別体でなければならないわけではな
く、例えば蝶番構造などによって一体的に構成されてい
てもよく、又、上記従来の技術に例示したスライド構造
によって一体的に構成されていてもよい。また、枠体
は、上下から構成されているが、必ずしも上下から構成
されていなければならないわけではなく、錠本体1 の形
状・構造等によって左右一対の枠体で構成されていても
よい。
【0024】さらに、第1実施形態に於いては、被取付
部11が円形パイプ状のものであったが、図4に示すよう
な、角パイプ状のものであれば、中子体21の形状をその
ハンドル11の外形に合致させるように形成すればよい。
要は、中子体21は、被取付部11の外形に略適合し、且つ
把持体10に略嵌合するように形成されていればよいので
ある。従って、中子体21は必ずしも上下一対の半円管で
ある必要もなく、蝶番構造等によって一体的に構成され
ていてもよく、又、図5に示すように、ハンドル11に嵌
入可能な帯状の開口部21a を有する略C字状に形成され
た中子体21であってもよい。尚、被取付部11はハンドル
に限定されるものではなく、カートのフレームに取付け
てもよい。
部11が円形パイプ状のものであったが、図4に示すよう
な、角パイプ状のものであれば、中子体21の形状をその
ハンドル11の外形に合致させるように形成すればよい。
要は、中子体21は、被取付部11の外形に略適合し、且つ
把持体10に略嵌合するように形成されていればよいので
ある。従って、中子体21は必ずしも上下一対の半円管で
ある必要もなく、蝶番構造等によって一体的に構成され
ていてもよく、又、図5に示すように、ハンドル11に嵌
入可能な帯状の開口部21a を有する略C字状に形成され
た中子体21であってもよい。尚、被取付部11はハンドル
に限定されるものではなく、カートのフレームに取付け
てもよい。
【0025】また、中子体21を例えばゴム等の弾性体で
形成すれば、ハンドル11との密着性が増すと共に、ハン
ドル11の外形に僅かに合致しない中子体21であっても、
中子体21が弾性変形することにより取付け流ことが可能
となる。さらに、中子体21を弾性体で構成すると、上記
第1実施例のように、把持体10をハンドル11に固定する
に際して、ハンドル11に孔を穿設して固定する必要もな
い。即ち、図4に示すように、下枠体8 の上端部8aを上
方に延出し、且つ錠本体1の下面1cにボルト30によって
下枠体8 を螺着することによって、弾性体からなる中子
体21が加圧されハンドル11に密着して位置ずれを起こさ
ないからである。また、中子体21に溝部21a を設け、且
つ上枠体7 の上把持枠部13及び下枠体8の下把持枠部19
に該溝部21a に嵌合しうる突起部7b,8b を夫々設けれ
ば、更に、位置ずれが起こりにくい。
形成すれば、ハンドル11との密着性が増すと共に、ハン
ドル11の外形に僅かに合致しない中子体21であっても、
中子体21が弾性変形することにより取付け流ことが可能
となる。さらに、中子体21を弾性体で構成すると、上記
第1実施例のように、把持体10をハンドル11に固定する
に際して、ハンドル11に孔を穿設して固定する必要もな
い。即ち、図4に示すように、下枠体8 の上端部8aを上
方に延出し、且つ錠本体1の下面1cにボルト30によって
下枠体8 を螺着することによって、弾性体からなる中子
体21が加圧されハンドル11に密着して位置ずれを起こさ
ないからである。また、中子体21に溝部21a を設け、且
つ上枠体7 の上把持枠部13及び下枠体8の下把持枠部19
に該溝部21a に嵌合しうる突起部7b,8b を夫々設けれ
ば、更に、位置ずれが起こりにくい。
【0026】また、第1実施形態に於いて、キー保持部
6 は、有底箱状に形成されているが、必ずしもかかる形
状に限定されるものではなく、例えば孔が穿設されたキ
ーであれば、フック状のもので該キーを掛止してもよ
く、又、磁性体によって磁着してもよい。又、かかるキ
ー保持部6 を設ける位置も錠本体1 の後面1dに限定され
ず、鎖との関係に於いてキーが届く位置に設けられてい
ればよい。要は、キー保持部6 はカートの使用時にキー
を保持できればよいのである。
6 は、有底箱状に形成されているが、必ずしもかかる形
状に限定されるものではなく、例えば孔が穿設されたキ
ーであれば、フック状のもので該キーを掛止してもよ
く、又、磁性体によって磁着してもよい。又、かかるキ
ー保持部6 を設ける位置も錠本体1 の後面1dに限定され
ず、鎖との関係に於いてキーが届く位置に設けられてい
ればよい。要は、キー保持部6 はカートの使用時にキー
を保持できればよいのである。
【0027】<第2実施形態>第2実施形態について
は、上記第1実施形態と異なる点を説明する。図6に於
いて、錠本体1 の後面1dには鎖15を介してキー16が繋留
されている。また、把持体10の板状部12には、長状凸部
は設けられておらず、板状部12の四隅には孔31, …が穿
設されている。さらに、把持体10の上枠体7 及び下枠体
8 の長さは略半分であり、中子体21も同様である。錠本
体1 は、把持体10に対して一方向の位置A と、図6の二
点鎖線に示すように鉛直軸L に対して90度回転させ、且
つ板状部12の孔31にボルト等を螺合することにより前記
位置A に対して90度位相した位置B との少なくとも2方
向に装着脱可能である。
は、上記第1実施形態と異なる点を説明する。図6に於
いて、錠本体1 の後面1dには鎖15を介してキー16が繋留
されている。また、把持体10の板状部12には、長状凸部
は設けられておらず、板状部12の四隅には孔31, …が穿
設されている。さらに、把持体10の上枠体7 及び下枠体
8 の長さは略半分であり、中子体21も同様である。錠本
体1 は、把持体10に対して一方向の位置A と、図6の二
点鎖線に示すように鉛直軸L に対して90度回転させ、且
つ板状部12の孔31にボルト等を螺合することにより前記
位置A に対して90度位相した位置B との少なくとも2方
向に装着脱可能である。
【0028】第2実施形態に於いては、上記第1実施形
態同様、図7に示すように、カートの縦支柱33,33 の上
端部に横設された構造のハンドル11に把持体10を固定
し、且つ錠本体1 を取付けることができ、且つネスティ
ング時に前後のカートを連結できる。
態同様、図7に示すように、カートの縦支柱33,33 の上
端部に横設された構造のハンドル11に把持体10を固定
し、且つ錠本体1 を取付けることができ、且つネスティ
ング時に前後のカートを連結できる。
【0029】さらに、図8に示すように、一対の縦支柱
33,33 の上端からカートの後方へ延設されて構成された
一対のグリップ構造のハンドル11,11 にも、同一のカー
ト連結錠を使用することができる。即ち、後方に延出さ
れたハンドル11に把持体10を固定し、且つ錠本体1 を90
度回転させて該把持体10にボルト等で取付ければ、一つ
のカート連結錠にて横設されたハンドルと後方へ延出し
たハンドルの何れにも取付け固定でき、前後のカートを
連結できるという極めて大なる効果を奏する。尚、中子
体21を交換することにより、種々の外形のハンドルに固
定できるのは、上記第1実施形態と同様である。
33,33 の上端からカートの後方へ延設されて構成された
一対のグリップ構造のハンドル11,11 にも、同一のカー
ト連結錠を使用することができる。即ち、後方に延出さ
れたハンドル11に把持体10を固定し、且つ錠本体1 を90
度回転させて該把持体10にボルト等で取付ければ、一つ
のカート連結錠にて横設されたハンドルと後方へ延出し
たハンドルの何れにも取付け固定でき、前後のカートを
連結できるという極めて大なる効果を奏する。尚、中子
体21を交換することにより、種々の外形のハンドルに固
定できるのは、上記第1実施形態と同様である。
【0030】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係るカート連結
錠の取付け構造及びカート連結錠は、中子体を交換する
だけで一つのカート連結錠をもって、種々の外形の被取
付部に取付け固定することができる。従って、従来のよ
うに、カートの被取付部の外形によってカート連結錠の
取付けが不安定になることもなく、汎用性に富んだカー
ト連結錠を提供することができるに至った。
錠の取付け構造及びカート連結錠は、中子体を交換する
だけで一つのカート連結錠をもって、種々の外形の被取
付部に取付け固定することができる。従って、従来のよ
うに、カートの被取付部の外形によってカート連結錠の
取付けが不安定になることもなく、汎用性に富んだカー
ト連結錠を提供することができるに至った。
【0031】さらに、請求項2記載の手段によれば、把
持体が一対の枠体からなるので、その枠体にて被取付部
を挟着することにより錠本体を取付けることができる。
従って、錠本体を取付ける際、一体の把持体に比して取
付け易いという利点がある。
持体が一対の枠体からなるので、その枠体にて被取付部
を挟着することにより錠本体を取付けることができる。
従って、錠本体を取付ける際、一体の把持体に比して取
付け易いという利点がある。
【0032】また、請求項5記載の手段によれば、カー
トの被取付部の向きが異なるもの、例えば、カートの縦
支柱に横設された構造のもの及び縦支柱の後方へ延出さ
れた構造のものに同一のカート連結錠を以て、前後のカ
ートを連結するという目的を果たすことができる。即
ち、種々の構造の被取付部を有するカートに使用できる
極めて汎用性に富んだカート連結錠となるのである。
トの被取付部の向きが異なるもの、例えば、カートの縦
支柱に横設された構造のもの及び縦支柱の後方へ延出さ
れた構造のものに同一のカート連結錠を以て、前後のカ
ートを連結するという目的を果たすことができる。即
ち、種々の構造の被取付部を有するカートに使用できる
極めて汎用性に富んだカート連結錠となるのである。
【0033】さらに、請求項6記載の手段によれば、カ
ート使用時、錠本体にキーを保持でき、カートを移動す
る際等にキーが垂れ下がって邪魔になることがない。
尚、キー保持部にキーを保持した際に、そのキーが繋留
された鎖にカバン等を掛止することも可能となる。
ート使用時、錠本体にキーを保持でき、カートを移動す
る際等にキーが垂れ下がって邪魔になることがない。
尚、キー保持部にキーを保持した際に、そのキーが繋留
された鎖にカバン等を掛止することも可能となる。
【図1】本発明に係るカート連結錠の取付け構造の第1
実施形態を示す分解斜視図。
実施形態を示す分解斜視図。
【図2】カートの縦支柱に横設された被取付部にカート
連結錠を取付けた状態を示す斜視図。
連結錠を取付けた状態を示す斜視図。
【図3】カート連結錠を取付けたカートのネスティング
状態を示す一部断面側面図。
状態を示す一部断面側面図。
【図4】カート連結錠の取付け構造の他実施形態を示す
分解斜視図。
分解斜視図。
【図5】中子体の他実施形態を示す斜視図。
【図6】カート連結錠の第2実施形態を示す分解斜視
図。
図。
【図7】縦支柱に横設された被取付部にカート連結錠を
取付けたカートのネスティング状態を示す斜視図。
取付けたカートのネスティング状態を示す斜視図。
【図8】縦支柱の後方に延出された被取付部にカート連
結錠を取付けたカートのネスティング状態を示す斜視
図。
結錠を取付けたカートのネスティング状態を示す斜視
図。
【図9】従来のカート連結錠を縦支柱に横設された被取
付部に取付けたカートのネスティング状態を示す一部断
面側面図。
付部に取付けたカートのネスティング状態を示す一部断
面側面図。
【図10】従来のカート連結錠を径大ハンドルに取付け
状態を示す一部断面側面図。
状態を示す一部断面側面図。
【図11】従来のカート連結錠を縦支柱の後方に延出さ
れた被取付部に取付けたカートのネスティング状態を示
す側面図。
れた被取付部に取付けたカートのネスティング状態を示
す側面図。
1 …錠本体、6 …キー保持部、7 …枠体、8 …枠体、10
…把持体、11…被取付部、15…鎖、16…キー、21…中子
体、A …所定位置、B …略90度自転させた位置
…把持体、11…被取付部、15…鎖、16…キー、21…中子
体、A …所定位置、B …略90度自転させた位置
Claims (6)
- 【請求項1】 ネスティング時に前後のカートを連結す
べく、錠本体(1) に設けられた一定形状の把持体(10)を
介してカートのハンドル等の被取付部(11)に取付けられ
るカート連結錠の取付け構造であって、前記把持体(10)
と被取付部(11)との間には、該把持体(10)に非適合な被
取付部(11)に錠本体(1) を取付けるために、該被取付部
(11)の形状に適合しうる中子体(21)が介装着されている
ことを特徴とするカート連結錠の取付け構造。 - 【請求項2】 ネスティング時に前後のカートを連結す
べく、錠本体(1) に設けられた一定形状の把持体(10)を
介してカートのハンドル等の被取付部(11)に取付けられ
るカート連結錠の取付け構造であって、前記把持体(10)
が、一対の枠体(7),(8) からなり、且つ該一対の枠体
(7),(8) を挟着することにより前記被取付部(11)に取付
可能で、しかも、該枠体(7),(8) の挟着面には、着脱自
在な一対の中子体(21),(21) が夫々嵌合され、該中子体
(21),(21) を装着した状態で前記枠体(7),(8) を被取付
部(11)に挟着することにより、前記枠体(7),(8) の挟着
面に非適合な被取付部(11)に錠本体(1) が取付けられる
ことを特徴とするカート連結錠の取付け構造。 - 【請求項3】 前記錠本体(1) が、把持体(10)に対して
着脱自在に構成されている請求項1又は2記載のカート
連結錠の取付け構造。 - 【請求項4】 ネスティング時に前後のカートを連結す
べく、錠本体(1) に設けられた一定形状の把持体(10)を
介してカートのハンドル等の被取付部(11)に取付けられ
るカート連結錠に於いて、前記把持体(10)の被取付部(1
1)に取付けられる部分には、該被取付部(11)の形状に適
合しうる中子体(21)が着脱自在に設けられてなることを
特徴とするカート連結錠。 - 【請求項5】 ネスティング時に前後のカートを連結す
べく、錠本体(1) に設けられた把持体(10)を介してカー
トのハンドル等の被取付部(11)に取付けられるカート連
結錠に於いて、前記錠本体(1) が、前記把持体(10)に対
して着脱自在に構成され、しかも、該錠本体(1) は、前
記把持体(10)の所定位置(A) と該所定位置(A) から錠本
体(1) を略90度自転させた位置(B) とに少なくとも装着
可能に構成されてなることを特徴とするカート連結錠。 - 【請求項6】 鎖(15)を介してキー(16)の設けられた錠
本体(1) が、ネスティング可能なカートのハンドル等の
被取付部(11)に取付けられ、ネスティング時にー前方の
カートの錠本体(1) のキー(16)が後方のカートの錠本体
(1) に係合されて各カートが鎖(15)を介して連結され、
一方、カートの使用時には所定硬貨を挿入することによ
りキー(16)の係合が解除されるカート連結錠に於いて、
前記錠本体(1) には、カート使用時にキー(16)を保持す
るキー保持部(6) が設けられてなることを特徴とするカ
ート連結錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27007495A JPH09112109A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | カート連結錠の取付け構造及びカート連結錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27007495A JPH09112109A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | カート連結錠の取付け構造及びカート連結錠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09112109A true JPH09112109A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17481169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27007495A Pending JPH09112109A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | カート連結錠の取付け構造及びカート連結錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09112109A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108824997A (zh) * | 2018-08-02 | 2018-11-16 | 罗朋鹏 | 购物车锁 |
-
1995
- 1995-10-18 JP JP27007495A patent/JPH09112109A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108824997A (zh) * | 2018-08-02 | 2018-11-16 | 罗朋鹏 | 购物车锁 |
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