JPH09110091A - キャッピングマシン - Google Patents
キャッピングマシンInfo
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- JPH09110091A JPH09110091A JP26596695A JP26596695A JPH09110091A JP H09110091 A JPH09110091 A JP H09110091A JP 26596695 A JP26596695 A JP 26596695A JP 26596695 A JP26596695 A JP 26596695A JP H09110091 A JPH09110091 A JP H09110091A
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- Japan
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- cap
- plastic container
- rotation
- capping machine
- container
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 キャップ螺着時の容器の揺動を防止するとと
もに、キャップ螺着時の容器の回転を確実に防止可能な
キャッピングマシンの提供。 【解決手段】 口部にネジ部が形成され首部にフランジ
部が形成されたプラスチック容器1のフランジ部1bを支
承することにより懸吊状態で保持する懸吊機構で搬送し
つつ、その口部にキャップ4を螺着するキャッピングマ
シンにおいて、前記懸吊機構が、容器のフランジを懸吊
状態で保持する複数の収容部が周縁に形成された回転式
搬送装置11であり、該回転式搬送装置の外周に、懸吊状
態で保持された容器の下部が揺動するのを防止するガイ
ド部20を配設し、かつ該ガイド部に、収容部に保持され
た容器の胴部に接触して該容器の回転を阻止する回転ス
トッパー21を設けたことを特徴とするキャッピングマシ
ンである。
もに、キャップ螺着時の容器の回転を確実に防止可能な
キャッピングマシンの提供。 【解決手段】 口部にネジ部が形成され首部にフランジ
部が形成されたプラスチック容器1のフランジ部1bを支
承することにより懸吊状態で保持する懸吊機構で搬送し
つつ、その口部にキャップ4を螺着するキャッピングマ
シンにおいて、前記懸吊機構が、容器のフランジを懸吊
状態で保持する複数の収容部が周縁に形成された回転式
搬送装置11であり、該回転式搬送装置の外周に、懸吊状
態で保持された容器の下部が揺動するのを防止するガイ
ド部20を配設し、かつ該ガイド部に、収容部に保持され
た容器の胴部に接触して該容器の回転を阻止する回転ス
トッパー21を設けたことを特徴とするキャッピングマシ
ンである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラスチック製
キャップなどのプレスクリューキャップをプラスチック
容器に装着するのに用いられるキャッピングマシンに関
する。
キャップなどのプレスクリューキャップをプラスチック
容器に装着するのに用いられるキャッピングマシンに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より二軸延伸ポリエチレンテレフタ
レート樹脂などのプラスチック材料で作られたプラスチ
ック製容器が丈夫で、軽いなどの点で広く採用されつつ
ある。このようなプラスチック製容器にプラスチックキ
ャップなどの予めネジが形成されているプレスクリュー
キャップを装着する場合には、トップロードを加えなが
ら、キャッピングマシンのスピニングヘッドセットでプ
レスクリューキャップを所定の締め付けトルク(閉栓ト
ルク)が得られるように螺着する。
レート樹脂などのプラスチック材料で作られたプラスチ
ック製容器が丈夫で、軽いなどの点で広く採用されつつ
ある。このようなプラスチック製容器にプラスチックキ
ャップなどの予めネジが形成されているプレスクリュー
キャップを装着する場合には、トップロードを加えなが
ら、キャッピングマシンのスピニングヘッドセットでプ
レスクリューキャップを所定の締め付けトルク(閉栓ト
ルク)が得られるように螺着する。
【0003】図5は従来のキャッピングマシンの一例と
して、特公平5−30712号公報に記載されたキャッ
ピングマシンを示すものである。このキャッピングマシ
ンは、口部にネジ部1aが形成され首部にフランジ部1
bが形成されたプラスチック容器1を、そのフランジ部
1bを支承することにより懸吊状態で保持する懸吊機構
5aと、この懸吊機構5aで保持されたプラスチック容
器1の口部にプレスクリューキャップ4を螺着するキャ
ップ螺着機構8と、前記懸吊機構5aに設けられ、プラ
スチック容器1のフランジ部1b下面に係止してプラス
チック容器1のキャップ螺着方向への回動を阻止する回
転止め刃部6とを備えている。
して、特公平5−30712号公報に記載されたキャッ
ピングマシンを示すものである。このキャッピングマシ
ンは、口部にネジ部1aが形成され首部にフランジ部1
bが形成されたプラスチック容器1を、そのフランジ部
1bを支承することにより懸吊状態で保持する懸吊機構
5aと、この懸吊機構5aで保持されたプラスチック容
器1の口部にプレスクリューキャップ4を螺着するキャ
ップ螺着機構8と、前記懸吊機構5aに設けられ、プラ
スチック容器1のフランジ部1b下面に係止してプラス
チック容器1のキャップ螺着方向への回動を阻止する回
転止め刃部6とを備えている。
【0004】そして、このキャッピングマシンによれ
ば、プラスチック容器1を懸吊機構5aによってフラン
ジ部1b下面を支承し、底面を浮かせた状態でキャップ
螺着機構8によってトップロードを加えながら口部に被
着されたプレスクリューキャップ4を閉栓方向に回転、
螺着するようになっている。
ば、プラスチック容器1を懸吊機構5aによってフラン
ジ部1b下面を支承し、底面を浮かせた状態でキャップ
螺着機構8によってトップロードを加えながら口部に被
着されたプレスクリューキャップ4を閉栓方向に回転、
螺着するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のキャッピングマシンは、プラスチック容器1を
懸吊機構5aによって懸吊し、底部を浮かせた状態でキ
ャップ螺着を行う方式であるので、懸吊されたプラスチ
ック容器1が揺動する場合がある。そのためプラスチッ
ク容器1が傾斜した状態でキャップ螺着が行われるおそ
れがあり、その結果、プラスチック容器1のフランジ部
1bが懸吊機構5aの回転止め刃部6に十分係止せず、
キャップ螺着時にプラスチック容器1が回ってしまい、
十分な閉栓トルクが得られなかったり、キャップ4の斜
め被り現象が発生するおそれがあった。
た従来のキャッピングマシンは、プラスチック容器1を
懸吊機構5aによって懸吊し、底部を浮かせた状態でキ
ャップ螺着を行う方式であるので、懸吊されたプラスチ
ック容器1が揺動する場合がある。そのためプラスチッ
ク容器1が傾斜した状態でキャップ螺着が行われるおそ
れがあり、その結果、プラスチック容器1のフランジ部
1bが懸吊機構5aの回転止め刃部6に十分係止せず、
キャップ螺着時にプラスチック容器1が回ってしまい、
十分な閉栓トルクが得られなかったり、キャップ4の斜
め被り現象が発生するおそれがあった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、キャップ螺着時の容器の揺動を防止するとともに、
キャップ螺着時の容器の回転を確実に防止可能なキャッ
ピングマシンの提供を目的としている。
で、キャップ螺着時の容器の揺動を防止するとともに、
キャップ螺着時の容器の回転を確実に防止可能なキャッ
ピングマシンの提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に係る発
明は、口部にネジ部が形成され首部にフランジ部が形成
されたプラスチック容器を、そのフランジ部を支承する
ことにより懸吊状態で保持する懸吊機構と、この懸吊機
構で保持されたプラスチック容器の口部にプレスクリュ
ーキャップを螺着するキャップ螺着機構と、前記懸吊機
構に設けられ、前記プラスチック容器のフランジ部下面
に係止してプラスチック容器のキャップ螺着方向への回
動を阻止する回転止め刃部とを備えたキャッピングマシ
ンにおいて、前記懸吊機構が、前記プラスチック容器の
フランジを懸吊状態で保持する複数の収容部が周縁に形
成された回転式搬送装置であり、該回転式搬送装置の外
周に、懸吊状態で保持されたプラスチック容器の下部が
揺動するのを防止するガイド部を配設し、かつ該ガイド
部に、収容部に保持されたプラスチック容器の胴部に接
触して該プラスチック容器の回転を阻止する回転ストッ
パーを設けたことを特徴とするキャッピングマシンであ
る。請求項2に係る発明は、前記回転ストッパーが、前
記回転式搬送装置の容器保持範囲の全周に配設されたこ
とを特徴とする請求項1のキャッピングマシンである。
請求項3に係る発明は、前記回転ストッパーが、前記回
転式搬送装置の容器保持範囲のうち、キャップ螺着位置
の周辺に配設されたことを特徴とする請求項1のキャッ
ピングマシンである。請求項4に係る発明は、前記回転
ストッパーが、ゴム板又は軟質樹脂板からなり、前記ガ
イド部の内側端から径方向内方に1〜6mm突出するよ
うに取り付けたことを特徴とする請求項1から3のいず
れかのキャッピングマシンである。
明は、口部にネジ部が形成され首部にフランジ部が形成
されたプラスチック容器を、そのフランジ部を支承する
ことにより懸吊状態で保持する懸吊機構と、この懸吊機
構で保持されたプラスチック容器の口部にプレスクリュ
ーキャップを螺着するキャップ螺着機構と、前記懸吊機
構に設けられ、前記プラスチック容器のフランジ部下面
に係止してプラスチック容器のキャップ螺着方向への回
動を阻止する回転止め刃部とを備えたキャッピングマシ
ンにおいて、前記懸吊機構が、前記プラスチック容器の
フランジを懸吊状態で保持する複数の収容部が周縁に形
成された回転式搬送装置であり、該回転式搬送装置の外
周に、懸吊状態で保持されたプラスチック容器の下部が
揺動するのを防止するガイド部を配設し、かつ該ガイド
部に、収容部に保持されたプラスチック容器の胴部に接
触して該プラスチック容器の回転を阻止する回転ストッ
パーを設けたことを特徴とするキャッピングマシンであ
る。請求項2に係る発明は、前記回転ストッパーが、前
記回転式搬送装置の容器保持範囲の全周に配設されたこ
とを特徴とする請求項1のキャッピングマシンである。
請求項3に係る発明は、前記回転ストッパーが、前記回
転式搬送装置の容器保持範囲のうち、キャップ螺着位置
の周辺に配設されたことを特徴とする請求項1のキャッ
ピングマシンである。請求項4に係る発明は、前記回転
ストッパーが、ゴム板又は軟質樹脂板からなり、前記ガ
イド部の内側端から径方向内方に1〜6mm突出するよ
うに取り付けたことを特徴とする請求項1から3のいず
れかのキャッピングマシンである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明に係る
キャッピングマシンの第1の実施形態を示すものであ
る。なお、このキャッピングマシンは、センタースター
11の各ポケット12の上方に昇降自在に配置されたキャ
ップ螺着機構8が、図示しないキャップ供給位置で整列
されたプレスクリューキャップ4を先端のチャックで掴
んで保持し、ポケット12に懸吊状態で収容されたプラ
ボトル1と一致するようにキャップ螺着機構8が回転
し、所定のキャップ装着位置に達するとキャップ螺着機
構8が降下して容器口部にプレスクリューキャップ4を
被せて回転螺着する方式のキャッピングマシンを例示し
ている。
キャッピングマシンの第1の実施形態を示すものであ
る。なお、このキャッピングマシンは、センタースター
11の各ポケット12の上方に昇降自在に配置されたキャ
ップ螺着機構8が、図示しないキャップ供給位置で整列
されたプレスクリューキャップ4を先端のチャックで掴
んで保持し、ポケット12に懸吊状態で収容されたプラ
ボトル1と一致するようにキャップ螺着機構8が回転
し、所定のキャップ装着位置に達するとキャップ螺着機
構8が降下して容器口部にプレスクリューキャップ4を
被せて回転螺着する方式のキャッピングマシンを例示し
ている。
【0009】これらの図中符号1はプラスチック容器
(以下、プラボトルという)である。このプラボトル1
は、ポリエチレンテレフタレート樹脂などの合成樹脂よ
りなり、その口部には図示略のネジ部が形成され、また
首部には鍔状のフランジ部1bが形成されており、口部
及び首部は胴部よりも厚肉となっており、十分な剛性を
有している。
(以下、プラボトルという)である。このプラボトル1
は、ポリエチレンテレフタレート樹脂などの合成樹脂よ
りなり、その口部には図示略のネジ部が形成され、また
首部には鍔状のフランジ部1bが形成されており、口部
及び首部は胴部よりも厚肉となっており、十分な剛性を
有している。
【0010】このプラボトル1は、図示しないスクリュ
ーコンベアなどの搬送手段によってキャッピングマシン
のインテークスターに順次送り込まれ、センタースター
11の各ポケット12に移送され、回転搬送される間に
口部に合成樹脂製のプレスクリューキャップ4を螺着嵌
合される。このプレスクリューキャップ4(以下、キャ
ップという)としては、開栓時にキャップ本体筒部の下
部に設けられたタンパーエビデンスリング部が切り離さ
れて開栓を表示する機能を有する合成樹脂製キャップな
どが使用される。
ーコンベアなどの搬送手段によってキャッピングマシン
のインテークスターに順次送り込まれ、センタースター
11の各ポケット12に移送され、回転搬送される間に
口部に合成樹脂製のプレスクリューキャップ4を螺着嵌
合される。このプレスクリューキャップ4(以下、キャ
ップという)としては、開栓時にキャップ本体筒部の下
部に設けられたタンパーエビデンスリング部が切り離さ
れて開栓を表示する機能を有する合成樹脂製キャップな
どが使用される。
【0011】このセンタースター11は、回転する支柱
13と、この支柱13に取り付けられたターンテーブル
14と、同じく支柱13のターンテーブル14の上方に
固定された上部スターホイール15と下部スターホイー
ル16とを備えている。これら上部スターホイール15
と下部スターホイール16とは支柱13に固定された支
持部材18を介して固定されている。
13と、この支柱13に取り付けられたターンテーブル
14と、同じく支柱13のターンテーブル14の上方に
固定された上部スターホイール15と下部スターホイー
ル16とを備えている。これら上部スターホイール15
と下部スターホイール16とは支柱13に固定された支
持部材18を介して固定されている。
【0012】上部スターホイール15の各ポケット12
には、図3に示すように3つの回転止め刃部17が取り
付けられている。これらの回転止め刃部17は、上方に
向けて突出する刃を有し、上部スターホイール15の各
ポケット12に収容されるプラボトル1のフランジ部1
b下面にその刃が係止し、プラボトル1の回動を防止す
るようになっている。
には、図3に示すように3つの回転止め刃部17が取り
付けられている。これらの回転止め刃部17は、上方に
向けて突出する刃を有し、上部スターホイール15の各
ポケット12に収容されるプラボトル1のフランジ部1
b下面にその刃が係止し、プラボトル1の回動を防止す
るようになっている。
【0013】このセンタースター11の外周部には、懸
吊状態で保持されたプラボトル1の下部が揺動するのを
防止するガイド部20が配設されている。また、このガ
イド部20の上面側には、下部スターホイール16のポ
ケット12bに保持されたプラボトル1の胴部に接触し、
プラボトル1の回転を阻止するための回転ストッパー2
1が、ガイド部20のほぼ全周にわたって取り付けられ
ている。上記ガイド部20は、下部スターホイール16
の周縁に設けられたポケット12bにプラボトル1を収容
した状態で、その内側面が該プラボトル1の外周面に弱
接触ないし僅かな隙間が生じる程度に下部スターホイー
ル16に近接配置されている。
吊状態で保持されたプラボトル1の下部が揺動するのを
防止するガイド部20が配設されている。また、このガ
イド部20の上面側には、下部スターホイール16のポ
ケット12bに保持されたプラボトル1の胴部に接触し、
プラボトル1の回転を阻止するための回転ストッパー2
1が、ガイド部20のほぼ全周にわたって取り付けられ
ている。上記ガイド部20は、下部スターホイール16
の周縁に設けられたポケット12bにプラボトル1を収容
した状態で、その内側面が該プラボトル1の外周面に弱
接触ないし僅かな隙間が生じる程度に下部スターホイー
ル16に近接配置されている。
【0014】上記回転ストッパー21は、ゴム板又は軟
質樹脂、好ましくはウレタン樹脂、シリコーンゴム、天
然ゴム、合成ゴムなどの材料からなる板材が用いられ
る。この回転ストッパー21は、前記ガイド部20の内
側端から径方向内方に1〜6mm突出するように取り付
けることが望ましい。この突出長さが1mmより小さい
と、回転ストッパー21によるプラボトル1の回転防止
効果が十分に得られなくなる。また突出長さが6mmよ
り大きいと、プラボトル1に対する回転ストッパー21
の押圧力が強くなり、センタースター11の回転が悪化
したり、内容液の漏洩などの不都合を生じるおそれがあ
る。
質樹脂、好ましくはウレタン樹脂、シリコーンゴム、天
然ゴム、合成ゴムなどの材料からなる板材が用いられ
る。この回転ストッパー21は、前記ガイド部20の内
側端から径方向内方に1〜6mm突出するように取り付
けることが望ましい。この突出長さが1mmより小さい
と、回転ストッパー21によるプラボトル1の回転防止
効果が十分に得られなくなる。また突出長さが6mmよ
り大きいと、プラボトル1に対する回転ストッパー21
の押圧力が強くなり、センタースター11の回転が悪化
したり、内容液の漏洩などの不都合を生じるおそれがあ
る。
【0015】この回転ストッパー21は、スターホイー
ル11に収容されて回転搬送されるプラボトル1の胴部
に接触することにより、プラボトル1の口部にキャップ
4を巻締めて装着する際に、プラボトル1が時計方向
(キャップ4の閉栓方向)に回転するのを防止し、その
結果キャップ螺着機構8によってキャップ4を確実に、
かつ一定の締めトルクで装着可能にしている。
ル11に収容されて回転搬送されるプラボトル1の胴部
に接触することにより、プラボトル1の口部にキャップ
4を巻締めて装着する際に、プラボトル1が時計方向
(キャップ4の閉栓方向)に回転するのを防止し、その
結果キャップ螺着機構8によってキャップ4を確実に、
かつ一定の締めトルクで装着可能にしている。
【0016】上記構成のキャッピングマシンによるキャ
ップ装着操作を説明する。内容液を充填したプラボトル
1は、センタースター11のポケット12,12bに収容さ
れ、図1中の矢印で示す回転方向に回転搬送される。プ
ラボトル1は、首部のフランジ部1bの下面を上部スタ
ーホイール15のポケット12の上面側周縁部に配置さ
れた回転止め刃部17に係止して、懸吊状態とされる。
また、プラボトル1の胴部は、下部スターホイール16
のポケット12bに収容され、その外側をガイド部20の
上面に取り付けられた回転ストッパー21で押さえるこ
とにより、プラボトル1の下部が揺動することなく保持
される。そして、スターホイール11での回転搬送の途
中で、キャップ螺着機構8が下降し、その先端のチャッ
クで保持したキャップ4を容器口部に被せて閉栓方向
(時計方向)に回すことによって口部にキャップ4を螺
着嵌合し、一定の締めトルクで巻締めて装着する。
ップ装着操作を説明する。内容液を充填したプラボトル
1は、センタースター11のポケット12,12bに収容さ
れ、図1中の矢印で示す回転方向に回転搬送される。プ
ラボトル1は、首部のフランジ部1bの下面を上部スタ
ーホイール15のポケット12の上面側周縁部に配置さ
れた回転止め刃部17に係止して、懸吊状態とされる。
また、プラボトル1の胴部は、下部スターホイール16
のポケット12bに収容され、その外側をガイド部20の
上面に取り付けられた回転ストッパー21で押さえるこ
とにより、プラボトル1の下部が揺動することなく保持
される。そして、スターホイール11での回転搬送の途
中で、キャップ螺着機構8が下降し、その先端のチャッ
クで保持したキャップ4を容器口部に被せて閉栓方向
(時計方向)に回すことによって口部にキャップ4を螺
着嵌合し、一定の締めトルクで巻締めて装着する。
【0017】このキャップ4の巻締めの際、プラボトル
1は、フランジ部1bの下面に回転止め刃部17が係止
しているとともに、胴部に回転ストッパー21が接触
し、プラボトル1がキャップ4の巻締めに伴って時計方
向に回転するのを防止している。その結果、プラボトル
1にキャップ4を巻締めて装着する際に、プラボトル1
が閉栓方向に回って閉栓トルクを減じることがなくな
り、キャップ4を確実かつ一定の締めトルクで装着可能
することができる。
1は、フランジ部1bの下面に回転止め刃部17が係止
しているとともに、胴部に回転ストッパー21が接触
し、プラボトル1がキャップ4の巻締めに伴って時計方
向に回転するのを防止している。その結果、プラボトル
1にキャップ4を巻締めて装着する際に、プラボトル1
が閉栓方向に回って閉栓トルクを減じることがなくな
り、キャップ4を確実かつ一定の締めトルクで装着可能
することができる。
【0018】このキャッピングマシンは、プラボトル1
のフランジ部1b下面を回転止め刃部17で係止して支
承することにより、プラボトル1を懸吊状態で回転搬送
するセンタースター11の外周に、懸吊状態で保持され
たプラボトル1の下部が揺動するのを防止するガイド部
20を配設し、かつガイド部20に、ポケット12bに保
持されたプラボトル1の胴部に接触してその回転を阻止
する回転ストッパー21を設けた構成としたので、プラ
ボトル1にキャップ4を巻締めて装着する際に、プラボ
トル1の下部が揺動することがなく、プラボトル1が閉
栓方向に回って閉栓トルクを減じることがなくなり、キ
ャップ4を確実に、かつ一定の締めトルクで装着するこ
とができる。また、このキャッピングマシンは、プラボ
トル1のフランジ部1b下面に回転止め刃部17を係止
させるとともに、プラボトル1の胴部に回転ストッパー
21を接触させてプラボトル1の回転を防止する構成と
したので、プラボトル1がキャップ4の巻締めに伴って
閉栓方向に回転するのを確実に防止でき、回転止め刃部
17による回転止めの負担が減じられることにより、回
転止め刃部17の寿命を延長することができ、回転止め
刃部17の交換等のメンテナンスを簡素化することがで
きる。
のフランジ部1b下面を回転止め刃部17で係止して支
承することにより、プラボトル1を懸吊状態で回転搬送
するセンタースター11の外周に、懸吊状態で保持され
たプラボトル1の下部が揺動するのを防止するガイド部
20を配設し、かつガイド部20に、ポケット12bに保
持されたプラボトル1の胴部に接触してその回転を阻止
する回転ストッパー21を設けた構成としたので、プラ
ボトル1にキャップ4を巻締めて装着する際に、プラボ
トル1の下部が揺動することがなく、プラボトル1が閉
栓方向に回って閉栓トルクを減じることがなくなり、キ
ャップ4を確実に、かつ一定の締めトルクで装着するこ
とができる。また、このキャッピングマシンは、プラボ
トル1のフランジ部1b下面に回転止め刃部17を係止
させるとともに、プラボトル1の胴部に回転ストッパー
21を接触させてプラボトル1の回転を防止する構成と
したので、プラボトル1がキャップ4の巻締めに伴って
閉栓方向に回転するのを確実に防止でき、回転止め刃部
17による回転止めの負担が減じられることにより、回
転止め刃部17の寿命を延長することができ、回転止め
刃部17の交換等のメンテナンスを簡素化することがで
きる。
【0019】図4は本発明のキャッピングマシンの第2
の実施形態を示すものである。このキャッピングマシン
は、第1の実施形態のキャッピングマシンとほぼ同様の
構成要素を備えている。このキャッピングマシンの特徴
は、ガイド部20のキャップ螺着位置の周辺(図4にお
いてガイド部の右側部分)のみに回転ストッパー21を
取り付けた点である。このキャッピングマシンは、先の
第1の実施形態と同様の効果を奏し得るとともに、回転
ストッパー21をガイド部20のキャップ螺着位置の周
辺のみに取り付けたことにより、キャップ螺着前のプラ
ボトル1が回転ストッパー21に当り、内容液が漏洩す
る不都合がなくなり、回転ストッパー21の突出長さを
増加して回転止めを強化することが可能となる。
の実施形態を示すものである。このキャッピングマシン
は、第1の実施形態のキャッピングマシンとほぼ同様の
構成要素を備えている。このキャッピングマシンの特徴
は、ガイド部20のキャップ螺着位置の周辺(図4にお
いてガイド部の右側部分)のみに回転ストッパー21を
取り付けた点である。このキャッピングマシンは、先の
第1の実施形態と同様の効果を奏し得るとともに、回転
ストッパー21をガイド部20のキャップ螺着位置の周
辺のみに取り付けたことにより、キャップ螺着前のプラ
ボトル1が回転ストッパー21に当り、内容液が漏洩す
る不都合がなくなり、回転ストッパー21の突出長さを
増加して回転止めを強化することが可能となる。
【0020】
【実施例】図1および図2に示すキャッピングマシンに
よって、プラボトルのキャッピング試験を行った。キャ
ッピングマシンの下部スターホイール16の外周に図2
に示すようにガイド部20を設け、このガイド部20の
上面に、厚さ5mmのシリコンゴムからなる回転ストッ
パー21を、図1に示すようにガイド部20のほぼ全周
にわたり固定した。回転ストッパー21の突出長さ(ガ
イド部の内側端部からの突出長さ)を1mm〜6mmの
範囲で適宜設定し、水を入れた1.5リットルプラボトル
(口径28mm)を連続して100本流し、その口部に
合成樹脂製プレスクリューキャップを閉栓トルク設定値
(19kgfcm)にて巻締めて装着した。なお、比較
のために回転ストッパーの突出長さを0mmとした場
合、および突出長さを7mmとした場合についても同様
に試験した。そして回転ストッパー21の突出長さを適
宜に変更し、キャップの開栓トルク値を測定した。その
結果を表1に示す。
よって、プラボトルのキャッピング試験を行った。キャ
ッピングマシンの下部スターホイール16の外周に図2
に示すようにガイド部20を設け、このガイド部20の
上面に、厚さ5mmのシリコンゴムからなる回転ストッ
パー21を、図1に示すようにガイド部20のほぼ全周
にわたり固定した。回転ストッパー21の突出長さ(ガ
イド部の内側端部からの突出長さ)を1mm〜6mmの
範囲で適宜設定し、水を入れた1.5リットルプラボトル
(口径28mm)を連続して100本流し、その口部に
合成樹脂製プレスクリューキャップを閉栓トルク設定値
(19kgfcm)にて巻締めて装着した。なお、比較
のために回転ストッパーの突出長さを0mmとした場
合、および突出長さを7mmとした場合についても同様
に試験した。そして回転ストッパー21の突出長さを適
宜に変更し、キャップの開栓トルク値を測定した。その
結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】表1の結果から明らかなように、下部スタ
ーホイール16の外周にガイド部20を設け、このガイ
ド部20の上面に回転ストッパー21を設け、かつその
突出長さを1〜6mmとすることによって、キャップ装
着時の容器の揺動が防止されるとともに、容器の回動が
確実に防止でき、製品の開栓トルク値が安定した。一
方、回転ストッパーの突出長さを7mmとした場合に
は、ボトルの搬送時の抵抗が大きくなって、キャップの
斜め被り現象が2〜3%発生した。また、回転ストッパ
ーを設けない場合(突出長さ0mm)では、開栓トルク
値が低く、バラツキが大きくなるとともに、ボトルの回
転止めが係止爪のみで行われる結果、長時間運転時に係
止爪の寿命が短くなる傾向が見られた。
ーホイール16の外周にガイド部20を設け、このガイ
ド部20の上面に回転ストッパー21を設け、かつその
突出長さを1〜6mmとすることによって、キャップ装
着時の容器の揺動が防止されるとともに、容器の回動が
確実に防止でき、製品の開栓トルク値が安定した。一
方、回転ストッパーの突出長さを7mmとした場合に
は、ボトルの搬送時の抵抗が大きくなって、キャップの
斜め被り現象が2〜3%発生した。また、回転ストッパ
ーを設けない場合(突出長さ0mm)では、開栓トルク
値が低く、バラツキが大きくなるとともに、ボトルの回
転止めが係止爪のみで行われる結果、長時間運転時に係
止爪の寿命が短くなる傾向が見られた。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のキャッピ
ングマシンは、プラボトルのフランジ部下面を回転止め
刃部で係止して支承することにより、プラボトルを懸吊
状態で回転搬送する回転式搬送装置の外周に、懸吊状態
で保持されたプラボトルの下部が揺動するのを防止する
ガイド部を配設し、かつガイド部に、収容部に保持され
たプラボトルの胴部に接触してその回転を阻止する回転
ストッパーを設けた構成としたので、プラボトルにキャ
ップを巻締めて装着する際に、プラボトルの下部が揺動
することがなく、プラボトルが閉栓方向に回って閉栓ト
ルクを減じることがなくなり、キャップを確実にかつ一
定の締めトルクで装着することができる。また、このキ
ャッピングマシンは、プラボトルのフランジ部下面に回
転止め刃部を係止させるとともに、プラボトルの胴部に
回転ストッパーを接触させてプラボトルの回転を防止す
る構成としたので、プラボトルがキャップの巻締めに伴
って閉栓方向に回転するのを確実に防止でき、回転止め
刃部による回転止めの負担が減じられることにより、回
転止め刃部の寿命を延長することができ、回転止め刃部
の交換等のメンテナンスを簡素化することができる。
ングマシンは、プラボトルのフランジ部下面を回転止め
刃部で係止して支承することにより、プラボトルを懸吊
状態で回転搬送する回転式搬送装置の外周に、懸吊状態
で保持されたプラボトルの下部が揺動するのを防止する
ガイド部を配設し、かつガイド部に、収容部に保持され
たプラボトルの胴部に接触してその回転を阻止する回転
ストッパーを設けた構成としたので、プラボトルにキャ
ップを巻締めて装着する際に、プラボトルの下部が揺動
することがなく、プラボトルが閉栓方向に回って閉栓ト
ルクを減じることがなくなり、キャップを確実にかつ一
定の締めトルクで装着することができる。また、このキ
ャッピングマシンは、プラボトルのフランジ部下面に回
転止め刃部を係止させるとともに、プラボトルの胴部に
回転ストッパーを接触させてプラボトルの回転を防止す
る構成としたので、プラボトルがキャップの巻締めに伴
って閉栓方向に回転するのを確実に防止でき、回転止め
刃部による回転止めの負担が減じられることにより、回
転止め刃部の寿命を延長することができ、回転止め刃部
の交換等のメンテナンスを簡素化することができる。
【図1】図1は本発明のキャッピングマシンの第1の実
施形態を示す下部スターホイール部分の平面図である。
施形態を示す下部スターホイール部分の平面図である。
【図2】図2は同じキャッピングマシンの断面図であ
る。
る。
【図3】図3は同じキャッピングマシンの上部スターホ
イール部分の平面図である。
イール部分の平面図である。
【図4】図4は本発明のキャッピングマシンの第2の実
施形態を示す下部スターホイール部分の平面図である。
施形態を示す下部スターホイール部分の平面図である。
【図5】図5は従来のキャッピングマシンを示す正面図
である。
である。
1……プラボトル(プラスチック容器)、1b……フラ
ンジ部、4……プレスクリューキャップ、8……キャッ
プ螺着機構、11……センタースター(懸吊機構)、1
2,12b……ポケット(収容部)、15……上部スタ
ーホイール、16……下部スターホイール、20……ガ
イド部、21……回転ストッパー。
ンジ部、4……プレスクリューキャップ、8……キャッ
プ螺着機構、11……センタースター(懸吊機構)、1
2,12b……ポケット(収容部)、15……上部スタ
ーホイール、16……下部スターホイール、20……ガ
イド部、21……回転ストッパー。
Claims (4)
- 【請求項1】 口部にネジ部が形成され首部にフランジ
部が形成されたプラスチック容器を、そのフランジ部を
支承することにより懸吊状態で保持する懸吊機構と、こ
の懸吊機構で保持されたプラスチック容器の口部にプレ
スクリューキャップを螺着するキャップ螺着機構と、前
記懸吊機構に設けられ、前記プラスチック容器のフラン
ジ部下面に係止してプラスチック容器のキャップ螺着方
向への回動を阻止する回転止め刃部とを備えたキャッピ
ングマシンにおいて、 前記懸吊機構が、前記プラスチック容器のフランジ部を
懸吊状態で保持する複数の収容部が周縁に形成された回
転式搬送装置であり、該回転式搬送装置の外周に、懸吊
状態で保持されたプラスチック容器の下部が揺動するの
を防止するガイド部を配設し、かつ該ガイド部に、収容
部に保持されたプラスチック容器の胴部に接触して該プ
ラスチック容器の回転を阻止する回転ストッパーを設け
たことを特徴とするキャッピングマシン。 - 【請求項2】 前記回転ストッパーが、前記回転式搬送
装置の容器保持範囲の全周に配設されたことを特徴とす
る請求項1のキャッピングマシン。 - 【請求項3】 前記回転ストッパーが、前記回転式搬送
装置の容器保持範囲のうち、キャップ螺着位置の周辺に
配設されたことを特徴とする請求項1のキャッピングマ
シン。 - 【請求項4】 前記回転ストッパーが、ゴム板又は軟質
樹脂板からなり、前記ガイド部の内側端から径方向内方
に1〜6mm突出するように取り付けたことを特徴とす
る請求項1から3のいずれかのキャッピングマシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26596695A JPH09110091A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | キャッピングマシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26596695A JPH09110091A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | キャッピングマシン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09110091A true JPH09110091A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17424529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26596695A Pending JPH09110091A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | キャッピングマシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09110091A (ja) |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP26596695A patent/JPH09110091A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050111 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050517 |