JPH09108718A - 可逆式圧延機のパススケジュール決定方法 - Google Patents

可逆式圧延機のパススケジュール決定方法

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JPH09108718A
JPH09108718A JP7265716A JP26571695A JPH09108718A JP H09108718 A JPH09108718 A JP H09108718A JP 7265716 A JP7265716 A JP 7265716A JP 26571695 A JP26571695 A JP 26571695A JP H09108718 A JPH09108718 A JP H09108718A
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滋 菱川
Hiroyuki Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可逆式圧延機による圧延加工中に、付帯装置
により付帯加工を行う場合に、圧延効率が良く、良好な
製品品質が安定して得られるパススケジュールを少ない
手順で決定する。 【解決手段】 製品要求品質や設備能力に基づいて製品
目標板厚から順次各パスの圧下量を演算し、圧下量を積
算した積算板厚が初期材料板厚を超え、且つ、パス回数
が圧延後に圧延材が製品搬出側にあることになる回数に
なるまでのパススケジュールを求め (S10)、前述の積算
板厚と初期材料板厚で演算される余分圧下量を、所定ル
ールにより各パスに配分して、各パスの圧下量を減量補
正し (S20)、付帯装置側に圧延されるパスにおける板厚
と、付帯加工で要求される上下限板厚値とを比較して各
パスの圧下量を更に補正する補正方法を決定し (S30)、
付帯装置側に圧延されるパスの一つにおける板厚が前記
許容板厚範囲内になるように各パスの圧下量を補正する
(S40)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可逆式圧延機に隣
接して付帯装置が配設され、板材の圧延途中で付帯装置
による付帯加工が行われる場合のパススケジュール決定
方法に関する。
【0002】
【関連する背景技術】可逆式圧延機は、圧延ロール、圧
下制御装置、テ−ブルロール等を備えており、この圧延
機により板材を圧延する場合には、圧下制御装置により
圧延ロールを先ず最初の圧下位置に設定し、正転方向に
ロール及びテーブルロールを駆動させ、圧延材料を設定
した圧下量だけ圧延し、圧延機の反対側に抜けさせる。
次いで、圧延ロールを第2回目の圧下位置に設定し、逆
転方向にロール及びテーブルロールを駆動させ、上記と
同様にして圧延を行い、圧延機の材料搬入側に抜けさ
せ、このような圧延を繰り返し、所望の製品厚になるま
で圧延を行っている。
【0003】このような圧延加工を行う場合、効率良く
圧延を行うには、各パスの圧下量をできるだけ大きく
し、パス回数を減らすことが必要である。一方、製品品
質の要求からは、特に製品に近い下流パスの圧下量を上
流パスに比べて小に設定する必要がある。これらの圧延
効率や製品要求品質等を考慮して各パスの圧下量を最適
に設計する必要がある。
【0004】各パスの圧下量の配分(パススケジュー
ル)の決定方法としては、特開昭62-259605号公報等に
種々のものが提案されている。例えば、前述の公報に記
載される方法は、各パスにおける圧下量を圧延機の許容
最大荷重に設定することにし、圧延機出側の板厚を、1
パス目から所定の圧延数式モデルに従って順次計算し、
圧延板厚が要求製品厚以下になるまで、計算を繰り返し
パス数を決定している。そして、要求される製品厚と決
定したパス数での出側計算板厚との差を過剰圧下量とし
て、この過剰圧下量を各パスに均等に、或いは重み付け
をして割り付けるようにして各パスの圧下量を補正し、
パススケジュールを決定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧延機
の近傍に、シャー切断機、エッジャー、冷却装置等の付
帯装置が配設され、圧延加工中にこれらの装置により付
帯加工を行う場合には、付帯装置により付帯加工を行う
際の許容板厚範囲が規定されており、上述のような従来
の方法で各パスの圧下量を単純に補正すると、付帯装置
に適切な圧下量に補正することができないという問題が
生じる。一方、付帯装置で加工可能な板厚になるように
圧下量を無理やり補正すると、上流パスの圧延効率が悪
化したり、その補正が最終パス近くの下流パスにおいて
製品品質に悪影響を及ぼしたり、製品品質のばらつきを
増加させる等の問題が生じる。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、可逆式圧延機及びその付帯装置によ
り圧延材を加工する場合、生産能率(圧延効率)が良
く、良好な製品品質が安定して得られる、可逆式圧延機
のパススケジュール決定方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、可逆式圧延機による圧延加工中に付帯
装置による付帯加工が組み込まれた、板材の圧延加工の
パススケジュール決定方法において、製品要求品質及び
圧延機の設備能力に基づいて、製品目標板厚から初期材
料板厚方向に順次各パスの圧下量を演算し、圧下量を演
算する毎に該圧下量を積算して求めた積算板厚が前記初
期材料板厚を超え、且つ、パス回数が圧延後に圧延材が
製品搬出側にあることになる回数になるまでのパススケ
ジュールを求める初期パススケジュール決定工程と、前
記初期パススケジュールでの積算板厚と初期材料板厚と
の差値として演算される余分圧下量を、所定のルールに
従って各パスに配分し、各パスの圧下量を減量補正する
圧下量第1補正工程と、前記初期パススケジュール決定
工程及び前記圧下量第1補正工程において演算又は補正
された、前記付帯装置側に圧延されるパスにおける板厚
と、前記付帯装置の加工可能な上限板厚値及び下限板厚
値とを比較し、比較結果に基づいて各パスの圧下量を更
に補正する補正方法を決定する圧下量補正方法決定工程
と、決定した補正方法に基づき、前記付帯装置側に圧延
されるパスの一つにおける板厚が前記加工可能な板厚範
囲内の値になるように各パスの圧下量を補正する圧下量
第2補正工程とを含んでなることを特徴とする。
【0008】本発明の可逆式圧延機のパススケジュール
決定方法の圧下量補正方法決定工程及び圧下量第2補正
工程の好ましい態様の一つは、請求項2に記載されると
おり、前記付帯装置側に圧延されるパスの一つにおけ
る、前記圧下量第1補正工程において補正された板厚が
前記上限板厚値と下限板厚値間の値であるとき、該圧下
量第1補正工程で補正された各パスの圧下量を最終パス
スケジュールとする。
【0009】又別の好ましい態様の一つは、請求項3に
記載されるとおり、初期パススケジュール決定工程にお
いて演算された、前記付帯装置側に圧延されるパスの一
つにおける第1板厚が前記上限板厚値と下限板厚値間の
値であり、前記圧下量第1補正工程において前記第1板
厚を補正した第2板厚が前記下限板厚値より小であると
き、当該パスの加工板厚を前記第1板厚に設定し、当該
パスより下流側の各パスの圧下量を、初期パススケジュ
ール決定工程で演算した値にそれぞれ設定する一方、当
該パスより上流側の各パスの、前記初期パススケジュー
ル決定工程で演算した圧下量を、前記余分圧下量差を前
記所定のルールに従って各パスに配分して減量補正す
る。
【0010】又別の好ましい態様の一つは、請求項4に
記載されるとおり、前記付帯装置側に圧延されるパスの
一つにおける、初期パススケジュール決定工程において
演算された第1板厚が前記上限板厚値より大であり、前
記圧下量第1補正工程において前記第1板厚を補正した
第2板厚が前記下限板厚値より小であるとき、当該パス
の加工板厚を前記上限板厚値と前記下限板厚値間の第3
板厚、好ましくは前記上限板厚値(請求項5)に設定
し、当該パスより下流側の各パスの、前記初期パススケ
ジュール決定工程で演算した圧下量を、前記第1板厚と
第3板厚との差値として演算される余分圧下量を前記所
定のルールに従って各パスに配分して減量補正する一
方、当該パスより上流側の各パスの圧下量を、前記第3
板厚を製品目標板厚として、前記初期パススケジュール
工程及び圧下量第1補正工程を再度実行することによっ
て決定する。
【0011】又別の好ましい態様の一つは、請求項6に
記載されるとおり、前記付帯装置側に圧延されるパスの
一つにおける、初期パススケジュール決定工程において
演算された第1板厚及び前記圧下量第1補正工程におい
て前記第1板厚を補正した第2板厚の何れもが前記上限
板厚値より大であり、当該パスより2回だけ下流側のパ
スにおける、初期パススケジュール決定工程において演
算された第3板厚及び前記圧下量第1補正工程において
前記第3板厚を補正した第4板厚の何れもが、前記下限
板厚値より小であるとき、2パス追加して前記初期パス
スケジュール決定工程の圧下量の演算からやり直す。
【0012】又別の好ましい態様は、請求項7に記載さ
れるように、前記付帯装置側に圧延されるパスの一つに
おける、初期パススケジュール決定工程において演算さ
れた第1板厚及び前記圧下量第1補正工程において前記
第1板厚を補正した第2板厚の何れもが前記上限板厚値
より大であり、当該パスより2回だけ下流側のパスにお
ける、初期パススケジュール決定工程において演算され
た第3板厚及び前記圧下量第1補正工程において前記第
3板厚を補正した第4板厚の何れもが、前記下限板厚値
より小であるとき、当該パスの加工板厚を前記上限板厚
値に設定し、当該パスより下流側の各パスの、前記初期
パススケジュール決定工程で演算した圧下量を、前記第
1板厚と上限板厚値との差値で演算される余分圧下量を
前記所定のルールに従って各パスに配分して減量補正す
る一方、当該パスより上流側の各パスの圧下量を、前記
上限板厚値を製品目標板厚として、前記初期パススケジ
ュール決定工程及び圧下量第1補正工程を再度実行する
ことによって決定する。
【0013】本発明方法は、初期パススケジュール決定
工程では、製品要求品質を優先して製品目標板厚から初
期材料板厚方向に順次各パスの圧延量が演算され、上流
側の圧下量は、圧延機の設備能力に基づき、高い圧延効
率が得られるように決定される。そして、圧下量第1補
正工程において、初期パススケジュール決定工程で演算
された各パスの圧下量を、余分圧下量を各パスに配分し
て減量補正した後、このように補正したパススケジュー
ルの各パスの加工板厚が付帯装置に受け入れ可能な板厚
であるかを検査するため、初期パススケジュール決定工
程、及び圧下量第1補正工程で演算又は補正された板厚
を、付帯装置の加工可能な上限板厚値及び下限板厚値と
比較して、各パスの圧下量を更に補正する補正方法が決
定される。次いで、圧下量第2補正工程において、各パ
スの圧下量が、決定した補正方法に基づいて補正され、
付帯装置側に圧延されるパスの一つにおける板厚が、同
装置に受け入れ可能な板厚範囲に設定される。かくし
て、少ない手順で、自動的にパススケジュールの決定を
なし得ることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して説明する。図1は、本発明方法を実施する可逆式
圧延機10と、これに付帯する付帯装置として幅圧下エ
ッジャー20が備えられた場合の概略全体構成を模式的
に示している。圧延機10は、圧延ロール11、圧下制
御装置12、テーブルロール13等を備えて構成されて
いる。圧延ロール11は、上下各一対の作業ロール11
aと、作業ロールより大径の補強ロール11bを備えて
いる。圧延ロール11は、ワークの圧延材15を挟み込
んで圧延するするもので、図中実線及び破線の矢印で示
すように可逆的に回転駆動される。圧延ロール11の圧
下量は、圧下制御装置12により制御され、補助ロール
11bを介して上下の作業ロール11aの離間距離(圧
下位置)を各パス毎に調整することにより、各パスの圧
下量を決定することができる。この各パスの圧下量、即
ちパススケジュールの詳細については後述する。
【0015】圧延材15は、図示しない搬入装置により
図中矢印A方向からテーブルロール13上に搬入され、
テーブルロール13によって圧延機10の材料搬入側か
ら製品搬出側に、或いは搬出側から搬入側に双方向に
(可逆的に)移動し、その間、圧延ロール11に関して
双方向の各パスで効率的に圧延が行われる。圧延を終え
た製品15は、ロール13により矢印B方向(製品出
側)に移動し、更に図示しない搬出装置により搬出させ
られる。
【0016】圧延機10の近傍には(この実施形態では
製品出側)これに隣接してエッジャー20が配設されて
おり、製品前の圧延加工中に圧延機10にて所定許容板
厚範囲内に(上下限板厚値範囲内に)圧延された圧延材
15を、一旦エッジャー20によって圧延方向の端縁を
整形した後、残りの圧延加工を行って、要求される製品
形状に加工するようにしている。
【0017】図1には示されないが、圧延機10にはパ
ススケジュールを管理する制御装置が備えられており、
この制御装置は、圧延材15の各パス毎の板厚Hn を検
出する板厚センサ、圧延材15の初期材料板厚Hinや要
求製品形状等を入力データとして入力する入力装置、初
期挿入板厚Hinや要求製品形状等に基づいてパススケジ
ュールを決定し、決定したパススケジュールに基づいて
圧延機10を制御し、圧延材15を自動的に圧延させる
コンピュータ装置、決定したパススケジュールや圧延材
15の圧延状況、圧延機10等の作動状況等を表示する
表示装置等により構成されている。
【0018】次に、上述のコンピュータ装置によるパス
スケジュール決定手順について、図2ないし図4に示す
フローチャートを参照して説明する。図2は、パススケ
ジュール決定のメインルーチンを示し、先ず、初期パス
スケジュール決定ルーチン(ステップS10)におい
て、製品要求品質及び圧延機10の設備能力に基づき、
製品目標板厚から初期材料板厚方向に順次各パスの圧下
量を演算して初期パススケジュールを決定する。
【0019】図3は、初期パススケジュール決定ルーチ
ンの詳細を示し、ステップS11において、製品目標板
厚(上がり目標厚)Ho 、圧延材の初期材料板厚Hin等
を入力する。尚、圧延機10の最大荷重等の設備能力デ
ータは初期値として記憶されている。次いで、ステップ
S12においてプログラム制御変数iに初期値1を設定
した後、i値に対応して第1番目のパス(実際には、製
品に仕上がる最終パス)の圧下量ΔH1 を演算・決定す
る(ステップS13)。各パスの圧下量ΔHの演算方法
は、設備の能率(圧延効率)、品質を重視した経験則や
圧延理論モデルに基づく種々のものが適用可能である。
【0020】次いで、ステップS14に進み、次式(A1)
に基づき、ステップS13で求めた圧下量ΔHから圧延
機入側の板厚Hiを求める。 Hi=Hi-1+ΔHi ……(A1) ここに、Hi-1 は、i番目のパスにおいて圧延機10に
より圧下した後の板厚、即ち圧延機出側板厚である。こ
の初期値H0 は、製品目標板厚であり、ステップS11
で入力した値を用いる。即ち、本発明では、圧下量ΔH
及び板厚Hi は、下流側の製品目標板厚H0を基準に上
流側に向かって順次演算されていく。
【0021】圧下量ΔH及び板厚Hi の演算が終わる
と、ステップS15に進み、今回演算した板厚Hi が圧
延材の初期材料板厚Hinより大であるか否か判別した
後、i値を1だけインクリメントして(ステップS1
6)、ステップS13に戻り、第2番目のパスの圧下量
ΔH2 を演算する。このように、板厚Hi が素材の初期
材料板厚Hinより大になり、ステップS15の判別が肯
定(Yes)になるまで、ステップS13及び14の演
算を繰り返し実行する。
【0022】演算した板厚Hi が圧延材の初期材料板厚
Hinより大になると、ステップS18に進み、現在のi
値が圧延後に圧延材が製品搬出側にあることになる値で
あるか否か、即ちこの実施例では奇数であるか否かを判
別する。i値が奇数でなければ、第i番目に圧下する圧
延材の位置は、製品搬出側にあることを意味し、圧下後
には材料搬入側に位置することになる。即ち、圧延材の
圧延機への最初の挿入は常に材料搬入側になければなら
ないので、ステップS16、ステップS13,14を実
行して、もう1パス分余分に圧下量ΔH及び板厚Hi の
演算を行って当該サブルーチンを終了する。
【0023】このように初期パススケジュールを決定す
ると、図1のステップS20に進み、圧下量の第1補正
工程(ルーチン)を実行する。初期パススケジュールで
決定した総圧下量(ΣΔHi )は、(初期材料板厚−製
品目標板厚)でなければならない。即ち、この第1補正
工程は、初期パススケジュール決定工程で演算された材
料挿入時の板厚Hi が初期挿入厚Hinに等しくなるよう
に、その差値で演算される余分圧下量(=Hi −Hin)
を各パスに割り付けるための工程である。初期パススケ
ジュールを決定する場合、一般的に、製品に近い下流側
の圧下量は、製品要求品質により圧下量を小に決定さ
れ、上流側では圧延機のロールへの噛み込み性、設備能
力(最大荷重、モータ電流等)により高能率化のために
圧下量をできるだけ大に決定される。従って、圧下量を
補正する場合、できるだけ下流側の圧下量を変更せず、
上流側ではパス数が増えないように若干圧下量を小にす
るように補正することがが好ましい。
【0024】本発明では、上述のような考えに基づいて
次式(A2)により、初期パススケジュールで決定した各パ
スの出側板厚に応じて各パス圧下量補正量を決定する。
【0025】
【数1】
【0026】ここに、ΔHi は、初期パススケジュール
で決定した各パスの圧下量、ΔHi'は、本補正工程で決
定される各パスの圧下量、Hj は、初期パススケジュー
ルで決定した各パスの出側板厚、Hj'は、補正後の各パ
スの出側板厚である。式(A2)中、ΣΔHi'は、値(Hin
− Ho)に等しい。nは、総パス数、λは、上流側パ
ス、下流側パスへの圧下量の配分を決定する配分係数で
ある。
【0027】図4は、λと補正量(ΔHi −ΔHi')と
の関係を示し、図より判明するようにλが大であるほ
ど、下流側での補正量が小になる。しかし、λが大であ
るほど、補正量(ΔHi −ΔHi')が上流側で非常に小
になる可能性がある。従って、λの初期値として基準値
(例えば、2)に予め設定し、この基準値で演算した上
流側の圧下量が許容最小圧下量以下の場合には、λ値を
基準値より順次小に設定していき、圧下量が許容最小圧
下量を満たすλ値を求めるようにすればよい。このよう
にすれば、初期パススケジュール決定工程での決定を尊
重し、できるだけ下流側の圧下量を変更せずに合理的に
各パスの圧下量の補正を行うことができる。
【0028】図5は、上述のようにして決定した初期パ
ススケジュール及び圧下量第1補正パススケジュールの
典型的な事例(ケース1)を示す。図5に示すケース1
では、7回のパスで製品が仕上げられ、実線で初期パス
スケジュールが、波線で第1補正パススケジュールがそ
れぞれ示されている。そして、エッジャ20に挿入され
る第1補正後の板厚H4'は、エッジャ20が受け入れ可
能な上限板厚値Hmaxと下限板厚値Hmin の範囲内にあ
る。
【0029】このように、第1補正パススケジュールの
パスの一つおけるエッジャ20側への出側板厚Hi'がエ
ッジャ20に受け入れ可能な板厚であるか否かを判別
し、そして受け入れ不可である場合の圧下量補正方法
を、図2に示すステップS30において決定する。図6
に示す圧下量補正方法決定手順について説明すると、先
ずステップS31において、エッジャ20側に圧延され
るパスの一つの出側板厚(圧下量第1補正工程で補正し
た値)Hi'がエッジャ20に受け入れ可能な上限Hmax
より小で、且つ、下限Hmin より大であるか否かを判別
する。判別結果が肯定の場合には、ステップS32に進
み、上述したケース1と判別される。この場合、圧下量
第1補正工程で決定された第1補正パススケジュール
は、エッジャ20における加工に対しても受け入れ可能
な板厚に圧下されており、適正な補正がなされたと判定
し、図2のステップS40における圧下量第2補正を実
施することなく、第1補正パススケジュールを最終スケ
ジュールとして設定する(図2のステップS40)。
【0030】図6のステップS31における判別結果が
否定(No)の場合、ステップS33に進み、今度は、
初期パススケジュールにおけるエッジャ20側への出側
板厚Hi がエッジャ20に受け入れ可能な上限板厚値H
max より小で、且つ、下限板厚値Hmin より大であるか
否かを判別する。ステップS33における判別結果が肯
定の場合には、ステップS34に進み、ケース2と判定
し、この場合、各パスの第1補正値は以下のようにして
補正する。
【0031】図7は、ケース2の典型的な事例を示す。
図7に示すケース2の場合には、ケース2に適合する以
下のような方法により各パスの圧下量を第2補正する
(図2のステップS40)。即ち、初期パススケジュー
ルにおけるエッジャ20側に圧延されるパスの一つの出
側板厚H2 がエッジャ20に受け入れ可能な上限Hmax
より小で、且つ、下限Hmin より大であるので、エッジ
ャ20より下流側のパススケジュールを、初期パススケ
ジュール決定工程で決定したスケジュール(H2〜H0)
に設定し、初期パススケジュール決定工程で決定した板
厚H2〜H7について圧下量の補正をやり直す。この圧下
量の補正は、上述した式(A2)と同じ考えに基づく演算方
法で補正を行えば良く、i,jの初期値を2に、製品目
標板厚をH2 に置き換えれば、式(A2)がそのまま使用す
ることができる。初期パススケジュール決定工程で決定
した板厚H2 〜H7 について補正した第2補正パススケ
ジュールの出側板厚H2"〜H7"は、図7で一点鎖線で示
されている。
【0032】図6に戻って、ステップS33における判
別結果が否定の場合、初期パススケジュールにおけるエ
ッジャ20側への出側板厚Hi がエッジャ20に受け入
れ可能な上限板厚値Hmax より大で(ステップS3
5)、且つ、その板厚Hi に対応する第1補正値Hi'が
下限Hminより小であるか(ステップS36)を判別す
る。いずれの判別結果も肯定の場合、ステップS37に
進んでケース3と判別される。
【0033】図8は、ケース3の典型的な事例を示す。
ケース3の場合には、ケース3に適合する以下のような
方法により各パスの圧下量を第2補正する(図2のステ
ップS40)。即ち、初期パススケジュールによる出側
板厚H4が上限値Hmaxより大で、且つ、第1補正による
出側板厚H4'が下限値Hmin より小であるから、当該パ
スの出側板厚が上下限値Hmax〜Hmin間の値H4"になる
ように第2補正し、第2補正した出側板厚H4"を基準と
して、それより下流側及び上流側の圧下量をそれぞれ上
述した式(A2)と同様な補正式により第2補正圧下量Hi"
を演算すれば良い。この際、下流側の演算には出側板厚
H4"を初期材料板厚として、上流側の演算には同板厚H
4"を製品目標厚として同式(A2)により演算すれば良い。
【0034】尚、ケース3において、上述の第2補正し
た出側板厚H4"を、上限値Hmax に設定するようにして
もよく、この場合の出側板厚H4"は、製品の要求品質を
考慮して決定された初期パススケジュールの出側板厚H
4 に最も近い値であるから、製品要求品質を満足させる
上で最も好ましい。エッジャ20側に圧延されるパスの
一つにおける、初期パススケジュール決定工程において
演算された板厚及び圧下量第1補正工程において補正さ
れた板厚のいずれもが、上述の上限値Hmax より大であ
るか(図6のステップS35の判別結果が肯定、且つ、
ステップS36の判別結果が否定の場合)、下限値Hmi
n より小であるとき(ステップS35の判別結果が否定
の場合)、ステップS38に進み、ケース4と判定され
る。
【0035】図9は、ケース4の典型的な事例を示し、
エッジャ20側に圧延されるパスの一つ(i=4)にお
ける、初期パススケジュール決定工程で演算された加工
板厚H4 及び圧下量第1補正工程で補正された板厚H4'
が何れも上限板厚値Hmax より大であり、当該パスより
2回だけ下流側のパス(i=2)における、初期パスス
ケジュール決定工程で演算された加工板厚H2 及び圧下
量第1補正工程で補正された板厚H2'が何れも上限板厚
値Hmin より小である。ケース4の場合には、ケース4
に適合する以下のような2つの何れかの方法により各パ
スの圧下量を第2補正する(図2のステップS40)。
【0036】第2補正する第1番目の方法は、図9に一
点鎖線で示す補正方法である。この方法は、エッジャ2
0側に圧延されるパスの一つ(i=4)における、圧下
量第1補正工程において補正された加工板厚H4'が、上
限値Hmax より大であるが、この板厚H4'を上限値Hma
x になるように第2補正する方法である。この場合、下
流側の各パスの圧下量は更にその値を減少させる方向に
補正されるので、設備制約上は問題はない。一方、上流
側の各パスの圧下量は、第1補正に対してはその値を増
加させる方向に補正されるが、初期パススケジュールで
決定した圧下量に対して減少させる方向に補正される可
能性もあり、その場合には、総パス数を増やすことなく
この方法を採用することができる。
【0037】より詳しくこの第1番目の方法を説明する
と、当該パス(i=4)の加工板厚を上限板厚値Hmax
に設定し、下流側の各パスの、初期パススケジュール決
定工程において演算された圧下量を、図9に示す、初期
パススケジュールで決定された板厚H4 と上記上限板厚
値Hmax との差値で求められる余分圧下量(板厚H4−
Hmax )を各パスに割り付けるようにすれば良く、この
割付は、前式(A2)を使用して行うことができる。一方、
上流側の各パスの圧下量の決定は、製品目標厚を前記上
限板厚値Hmax として図2に示すステップS10の初期
パススケジュール決定工程から演算をやり直し、式(A2)
により圧下量第1補正を行えば最終的に上流側のパスス
ケジュールを決定することができる。
【0038】第2補正する第2番目の方法は、先に図2
のステップS10で決定された初期パススケジュールに
対して、更に上流側に2パス余分に追加するように当該
ステップS10を再度実行し直し、次いでステップS2
0以下の各ルーチンを実行する方法である。この第2番
目の方法を採用する多くの場合は、再度実行するステッ
プS30において、ケース1或いはケース2に分類され
るので、前述した方法によりそれらのケースに適合する
補正を行えばよい。
【0039】上述したとおり、第2補正する第1番目の
方法によれば、総パス数を増やすことなく補正する可能
性があり、製造効率上第2番目の方法より第1番目の方
法を採用する方が好ましい。しかしながら、第1番目の
方法により上流側の各パスの圧下量の補正を行うと、結
果的に2パス余分に追加する必要がある場合も生じる。
このような場合には、上流側のパスで最小圧下量の条件
を満足できないことも想定されるので、第1番目の方法
よりも第2番目の方法を採用する方が好ましい。従っ
て、上述の第1番目の方法を採用するか、第2番目の方
法を採用するかは、このような基準で選択すればよい。
【0040】上述の実施例では、付帯装置としてエッジ
ャを例に説明したが、付帯装置としては、圧延材の端面
を切断するクロップカットシャー装置や冷却装置であっ
てもよく、その装置に受け入れ可能な(加工可能な)板
厚が要求される装置が付帯装置として付帯される可逆式
圧延機であれば本発明方法が適用可能である。又、初期
パススケジュール工程で決定される総パス数は、奇数で
あっても偶数であっても良く、圧延機に対する圧延材の
搬入方向や圧延された製品の搬出方向によって適宜決め
ればよい。更に、付帯装置が圧延機に関して材料搬入側
に配設したものにも本発明方法が適用できることは勿論
のことである。
【0041】更に又、上述の実施例では、付帯装置で1
回のみ加工する事例について説明したが、付帯装置での
加工回数が増えても、又、複数の付帯装置で加工する場
合についても本発明方法の適用は可能である。
【0042】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、隣接して
付帯装置が配設され、板材の圧延加工途中で付帯装置に
よる付帯加工が行われる可逆式圧延機の、本発明のパス
スケジュール決定方法に依れば、製品要求品質及び圧延
機の設備能力に基づいて、製品目標板厚から初期材料板
厚方向に順次各パスの圧下量を演算し、圧下量を演算す
る毎に該圧下量を積算して求めた積算板厚が前記初期材
料板厚を超え、且つ、パス回数が圧延後に圧延材が製品
搬出側にあることになる回数になるまでのパススケジュ
ールを求める初期パススケジュール決定工程と、前記初
期パススケジュールでの積算板厚と初期材料板厚との差
値として演算される余分圧下量を、所定のルールに従っ
て各パスに配分し、各パスの圧下量を減量補正する圧下
量第1補正工程と、前記初期パススケジュール決定工程
及び前記圧下量第1補正工程において演算又は補正され
た、前記付帯装置側に圧延されるパスにおける板厚と、
前記付帯装置の加工可能な上限板厚値及び下限板厚値と
を比較し、比較結果に基づいて各パスの圧下量を更に補
正する補正方法を決定する圧下量補正方法決定工程と、
決定した補正方法に基づき、前記付帯装置側に圧延され
るパスの一つにおける板厚が前記加工可能な板厚範囲内
の値になるように各パスの圧下量を補正する圧下量第2
補正工程とを含んで構成したので、付帯装置で加工すべ
き板厚範囲が制限される場合であっても、必要最小限の
パス数で、少ない手順で合理的に、且つ、自動的にパス
スケジュールを決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する、可逆式圧延機及びそれ
に付帯する付帯装置の概略構成図である。
【図2】本願発明方法によりパススケジュールを決定す
る手順を示すメインフローチャートである。
【図3】図2に示すフローチャートの内、初期パススケ
ジュール決定の詳細手順を示すサブルーチンのフローチ
ャートである。
【図4】各パスの出側板厚と、余分圧下量の配分を決定
するλ値との関係を示すグラフである。
【図5】ケース1の典型事例を示すパススケジュールの
グラフである。
【図6】図2のフローチャートの内、圧下量補正方法を
決定する詳細手順を示すサブルーチンのフローチャート
である。
【図7】ケース2の典型事例を示すパススケジュールの
グラフである。
【図8】ケース3の典型事例を示すパススケジュールの
グラフである。
【図9】ケース4の典型事例を示すパススケジュールの
グラフである。
【符号の説明】
10 可逆式圧延機 11 圧延ロール 15 圧延材料 20 付帯装置(エッジャ)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可逆式圧延機による圧延加工中に付帯装
    置による付帯加工が組み込まれた、板材の圧延加工のパ
    ススケジュール決定方法において、 製品要求品質及び圧延機の設備能力に基づいて、製品目
    標板厚から初期材料板厚方向に順次各パスの圧下量を演
    算し、圧下量を演算する毎に該圧下量を積算して求めた
    積算板厚が前記初期材料板厚を超え、且つ、パス回数が
    圧延後に圧延材が製品搬出側にあることになる回数にな
    るまでのパススケジュールを求める初期パススケジュー
    ル決定工程と、 前記初期パススケジュールでの積算板厚と初期材料板厚
    との差値として演算される余分圧下量を、所定のルール
    に従って各パスに配分し、各パスの圧下量を減量補正す
    る圧下量第1補正工程と、 前記初期パススケジュール決定工程及び前記圧下量第1
    補正工程において演算又は補正された、前記付帯装置側
    に圧延されるパスにおける板厚と、前記付帯装置の加工
    可能な上限板厚値及び下限板厚値とを比較し、比較結果
    に基づいて各パスの圧下量を更に補正する補正方法を決
    定する圧下量補正方法決定工程と、 決定した補正方法に基づき、前記付帯装置側に圧延され
    るパスの一つにおける板厚が前記加工可能な板厚範囲内
    の値になるように各パスの圧下量を補正する圧下量第2
    補正工程とを含んでなることを特徴とする、可逆式圧延
    機のパススケジュール決定方法。
  2. 【請求項2】 前記付帯装置側に圧延されるパスの一つ
    における、前記圧下量第1補正工程において補正された
    板厚が前記上限板厚値と下限板厚値間の値であるとき、
    該圧下量第1補正工程で補正された各パスの圧下量を最
    終パススケジュールとすることを特徴とする、請求項1
    記載の可逆式圧延機のパススケジュール決定方法。
  3. 【請求項3】 初期パススケジュール決定工程において
    演算された、前記付帯装置側に圧延されるパスの一つに
    おける第1板厚が前記上限板厚値と下限板厚値間の値で
    あり、前記圧下量第1補正工程において前記第1板厚を
    補正した第2板厚が前記下限板厚値より小であるとき、
    当該パスの加工板厚を前記第1板厚に設定し、当該パス
    より下流側の各パスの圧下量を、初期パススケジュール
    決定工程で演算した値にそれぞれ設定する一方、当該パ
    スより上流側の各パスの、前記初期パススケジュール決
    定工程で演算した圧下量を、前記余分圧下量差を前記所
    定のルールに従って各パスに配分して減量補正すること
    を特徴とする、請求項1記載の可逆式圧延機のパススケ
    ジュール決定方法。
  4. 【請求項4】 前記付帯装置側に圧延されるパスの一つ
    における、初期パススケジュール決定工程において演算
    された第1板厚が前記上限板厚値より大であり、前記圧
    下量第1補正工程において前記第1板厚を補正した第2
    板厚が前記下限板厚値より小であるとき、当該パスの加
    工板厚を前記上限板厚値と前記下限板厚値間の第3板厚
    に設定し、当該パスより下流側の各パスの、前記初期パ
    ススケジュール決定工程で演算した圧下量を、前記第1
    板厚と第3板厚との差値として演算される余分圧下量を
    前記所定のルールに従って各パスに配分して減量補正す
    る一方、当該パスより上流側の各パスの圧下量を、前記
    第3板厚を製品目標板厚として、前記初期パススケジュ
    ール工程及び圧下量第1補正工程を再度実行することに
    よって決定することを特徴とする、請求項1記載の可逆
    式圧延機のパススケジュール決定方法。
  5. 【請求項5】 前記第3板厚が前記上限板厚値に実質的
    に等しいことを特徴とする、請求項4記載の可逆式圧延
    機のパススケジュール決定方法。
  6. 【請求項6】 前記付帯装置側に圧延されるパスの一つ
    における、初期パススケジュール決定工程において演算
    された第1板厚及び前記圧下量第1補正工程において前
    記第1板厚を補正した第2板厚の何れもが前記上限板厚
    値より大であり、当該パスより2回だけ下流側のパスに
    おける、初期パススケジュール決定工程において演算さ
    れた第3板厚及び前記圧下量第1補正工程において前記
    第3板厚を補正した第4板厚の何れもが、前記下限板厚
    値より小であるとき、2パス追加して前記初期パススケ
    ジュール決定工程の圧下量の演算からやり直すことを特
    徴とする、請求項1記載の可逆式圧延機のパススケジュ
    ール決定方法。
  7. 【請求項7】 前記付帯装置側に圧延されるパスの一つ
    における、初期パススケジュール決定工程において演算
    された第1板厚及び前記圧下量第1補正工程において前
    記第1板厚を補正した第2板厚の何れもが前記上限板厚
    値より大であり、当該パスより2回だけ下流側のパスに
    おける、初期パススケジュール決定工程において演算さ
    れた第3板厚及び前記圧下量第1補正工程において前記
    第3板厚を補正した第4板厚の何れもが、前記下限板厚
    値より小であるとき、当該パスの加工板厚を前記上限板
    厚値に設定し、当該パスより下流側の各パスの、前記初
    期パススケジュール決定工程で演算した圧下量を、前記
    第1板厚と上限板厚値との差値で演算される余分圧下量
    を前記所定のルールに従って各パスに配分して減量補正
    する一方、当該パスより上流側の各パスの圧下量を、前
    記上限板厚値を製品目標板厚として、前記初期パススケ
    ジュール決定工程及び圧下量第1補正工程を再度実行す
    ることによって決定することを特徴とする、請求項1記
    載の可逆式圧延機のパススケジュール決定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000271622A (ja) * 1999-03-26 2000-10-03 Sumitomo Metal Ind Ltd 圧延機の圧延条件算出方法及び圧延条件算出装置
JP2006272439A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Sumitomo Metal Ind Ltd 厚鋼板の製造方法及びその製造装置

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