JP3145227B2 - 可逆式圧延機による自動圧延方法 - Google Patents
可逆式圧延機による自動圧延方法Info
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- JP3145227B2 JP3145227B2 JP08423493A JP8423493A JP3145227B2 JP 3145227 B2 JP3145227 B2 JP 3145227B2 JP 08423493 A JP08423493 A JP 08423493A JP 8423493 A JP8423493 A JP 8423493A JP 3145227 B2 JP3145227 B2 JP 3145227B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可逆式圧延機を用いる
自動圧延に関し、特に、1回の工程として圧延される1
つの圧延材から、仕上厚などが互いに異なる複数種類の
成品を製造する場合の圧延動作の最適化に関する。
自動圧延に関し、特に、1回の工程として圧延される1
つの圧延材から、仕上厚などが互いに異なる複数種類の
成品を製造する場合の圧延動作の最適化に関する。
【0002】
【従来の技術】可逆式圧延機においては、圧延材を搬送
する方向を正方向と逆方向のいずれにも設定することが
できるので、圧延材を往復させながら複数パスの圧延を
実施することにより、1台の可逆式圧延機で粗圧延から
仕上圧延まで実施することができる。
する方向を正方向と逆方向のいずれにも設定することが
できるので、圧延材を往復させながら複数パスの圧延を
実施することにより、1台の可逆式圧延機で粗圧延から
仕上圧延まで実施することができる。
【0003】ところで最近では、1つの圧延材原板か
ら、仕上厚など仕様が異なる複数種類の成品を1回の工
程で圧延する場合が多い。例えば、1つの原板コイルを
3領域に区分し、各々の領域を互いに異なる厚みに圧延
することがある。また、互いに厚みの異なる複数のコイ
ルを溶接したものを原板コイルとして圧延する場合もあ
る。
ら、仕上厚など仕様が異なる複数種類の成品を1回の工
程で圧延する場合が多い。例えば、1つの原板コイルを
3領域に区分し、各々の領域を互いに異なる厚みに圧延
することがある。また、互いに厚みの異なる複数のコイ
ルを溶接したものを原板コイルとして圧延する場合もあ
る。
【0004】このような圧延を実施するためには、圧延
材の領域の区切り位置では、圧延材を搬送しながら、あ
るいは圧延材の搬送を一時的に中止して、可逆式圧延機
のロ−ル間間隙や圧下量を変更する必要がある。このよ
うな圧延材を搬送しながら可逆式圧延機の圧下を変更す
る「走間板厚変更」については、例えば、特開昭63−
144815号公報の技術が知られている。
材の領域の区切り位置では、圧延材を搬送しながら、あ
るいは圧延材の搬送を一時的に中止して、可逆式圧延機
のロ−ル間間隙や圧下量を変更する必要がある。このよ
うな圧延材を搬送しながら可逆式圧延機の圧下を変更す
る「走間板厚変更」については、例えば、特開昭63−
144815号公報の技術が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1つのコイ
ルあるいは厚みの異なる複数のコイルで構成される1本
の圧延材原板から、仕上厚等が異なる複数の成品を製造
する場合、高効率で圧延を実施しようとすれば、圧延パ
ス数は圧延材の領域毎に異なったものになる場合が多
い。
ルあるいは厚みの異なる複数のコイルで構成される1本
の圧延材原板から、仕上厚等が異なる複数の成品を製造
する場合、高効率で圧延を実施しようとすれば、圧延パ
ス数は圧延材の領域毎に異なったものになる場合が多
い。
【0006】図2は、原板の各領域の厚みと、各領域を
予め定めた仕上厚にするために必要な各パスの目標厚を
一例として示している。図2を参照すると、この例で
は、圧延材の左側の領域は7パスで1.000mmから仕上
厚0.300mmまで圧延され、中央の領域は5パスで1.000
mmから仕上厚0.400mmまで圧延され、右側の領域は
6パスで1.050mmから仕上厚0.350mmまで圧延され
る。
予め定めた仕上厚にするために必要な各パスの目標厚を
一例として示している。図2を参照すると、この例で
は、圧延材の左側の領域は7パスで1.000mmから仕上
厚0.300mmまで圧延され、中央の領域は5パスで1.000
mmから仕上厚0.400mmまで圧延され、右側の領域は
6パスで1.050mmから仕上厚0.350mmまで圧延され
る。
【0007】このように領域毎に圧延必要パス数が異な
る状況では、圧延上の様々な制約により、実際の圧延順
序の決定は非常に難しい。このような場合、従来は作業
オペレ−タが試行錯誤しながら、圧延順序を決定してい
たが、常に最も効率のよい圧延順序が選択されるわけで
はなかった。
る状況では、圧延上の様々な制約により、実際の圧延順
序の決定は非常に難しい。このような場合、従来は作業
オペレ−タが試行錯誤しながら、圧延順序を決定してい
たが、常に最も効率のよい圧延順序が選択されるわけで
はなかった。
【0008】圧延上の制約には、例えば次のようなもの
がある。
がある。
【0009】通常、可逆式圧延機に使用されるワ−クロ
−ル(WR)は、1組だけではなく、複数パス圧延の途
中でワ−クロ−ルを別の種類のものに組替える必要があ
る。即ち、ワ−クロ−ルの材質及び表面粗度が、その時
の圧延パスに最適なものを使用することによって、粗圧
延から仕上げ圧延までの全てのパスを1台の圧延機で圧
延することができる。例えば現在使用している設備にお
いては、1パス目,2〜n−3パス目,n−2パス目,
n−1パス目,n(最終)パス目で、それぞれワ−クロ
−ルの組替えが操業上可能になっている。また通常、最
終パスではワ−クロ−ルの組替えが必要になる。従っ
て、圧延材原板の領域毎に圧延パス数が図2のように異
なる場合、そのままの順番で圧延を実施すると、圧延材
原板の左側の領域の最終パス(7パス目),中央の領域
の最終パス(5パス目),及び右側の領域の最終パス
(6パス目)で、それぞれワ−クロ−ルの組替えが必要
になるので、組替えの回数が多くなり、作業の効率が低
下する。
−ル(WR)は、1組だけではなく、複数パス圧延の途
中でワ−クロ−ルを別の種類のものに組替える必要があ
る。即ち、ワ−クロ−ルの材質及び表面粗度が、その時
の圧延パスに最適なものを使用することによって、粗圧
延から仕上げ圧延までの全てのパスを1台の圧延機で圧
延することができる。例えば現在使用している設備にお
いては、1パス目,2〜n−3パス目,n−2パス目,
n−1パス目,n(最終)パス目で、それぞれワ−クロ
−ルの組替えが操業上可能になっている。また通常、最
終パスではワ−クロ−ルの組替えが必要になる。従っ
て、圧延材原板の領域毎に圧延パス数が図2のように異
なる場合、そのままの順番で圧延を実施すると、圧延材
原板の左側の領域の最終パス(7パス目),中央の領域
の最終パス(5パス目),及び右側の領域の最終パス
(6パス目)で、それぞれワ−クロ−ルの組替えが必要
になるので、組替えの回数が多くなり、作業の効率が低
下する。
【0010】また、ワ−クロ−ルの組替えが不要であっ
ても、ロ−ル間間隙の変更のために、圧延を一時的に停
止せざるを得ない場合がある。圧延パスの順番が不適切
であると、圧延停止回数が増えるので、作業効率が悪化
する。
ても、ロ−ル間間隙の変更のために、圧延を一時的に停
止せざるを得ない場合がある。圧延パスの順番が不適切
であると、圧延停止回数が増えるので、作業効率が悪化
する。
【0011】また、一般に圧延材原板を繰り出して可逆
式圧延機に供給する繰り出し側リ−ルと、可逆式圧延機
から送り出される圧延後の成品を巻き取る巻取り側リ−
ルとは、圧延機に対して互いに反対の位置に配置される
ので、圧延材が圧延機を通る全パス数は、通常奇数回に
なる。
式圧延機に供給する繰り出し側リ−ルと、可逆式圧延機
から送り出される圧延後の成品を巻き取る巻取り側リ−
ルとは、圧延機に対して互いに反対の位置に配置される
ので、圧延材が圧延機を通る全パス数は、通常奇数回に
なる。
【0012】更に、例えばステンレスを圧延する時に
は、圧延材に中間紙と呼ばれる紙を重ねて圧延材と中間
紙とをリ−ルで一緒に巻取る場合があるが、中間紙を重
ねるパスが圧延材の領域毎に異なるパスに割り当ててあ
ると、中間紙を重ねる作業を複数のパスで繰り返さなけ
ればならず、作業の効率が低下する。
は、圧延材に中間紙と呼ばれる紙を重ねて圧延材と中間
紙とをリ−ルで一緒に巻取る場合があるが、中間紙を重
ねるパスが圧延材の領域毎に異なるパスに割り当ててあ
ると、中間紙を重ねる作業を複数のパスで繰り返さなけ
ればならず、作業の効率が低下する。
【0013】そこで本発明は、複数圧延パスの順番を圧
延の効率を改善するように決定するとともに、その決定
の作業を自動化可能にすることを課題とする。
延の効率を改善するように決定するとともに、その決定
の作業を自動化可能にすることを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、1つの圧延材が複数の領域に区分さ
れ、区分された領域のそれぞれについて、少なくともそ
れの仕上厚が割り当てられ、区分された領域のそれぞれ
について、その仕上厚までの圧延に必要な圧延パス数と
各圧延パスの目標厚を含むスケジュ−ルが予め決定され
る、可逆式圧延機による自動圧延方法において:パス数
が偶数回の領域もしくはパス数が奇数回の領域に対する
スケジュ−ル中に、圧延が省略される空パスを新たに挿
入して、全ての領域のパス数を奇数回もしくは偶数回に
統一し;各領域のスケジュ−ルを初パスから順に並ぶ位
置にそれぞれ割り当てし;全パス数が奇数回で、先に仕
上がる領域の有効圧延パス数が多い時、もしくは、全パ
ス数が偶数回で、先に仕上がる領域の有効圧延パス数が
少ない時には、有効圧延パス数が少ない領域のスケジュ
−ルを修正し、少なくとも各領域の最終パスを含む一部
の後方パスを、パスの後方から順に揃えて再割り当て
し;全パス数が奇数回で、先に仕上がる領域の有効圧延
パス数が少ない時、もしくは、全パス数が偶数回で、先
に仕上がる領域の有効圧延パス数が多い時には、有効圧
延パス数が少ない領域のスケジュ−ルを修正し、少なく
とも各領域の最終パスとその前段パスを含む一部の後方
パスを、パスの後方から順に揃えて再割り当てする。
に、本発明では、1つの圧延材が複数の領域に区分さ
れ、区分された領域のそれぞれについて、少なくともそ
れの仕上厚が割り当てられ、区分された領域のそれぞれ
について、その仕上厚までの圧延に必要な圧延パス数と
各圧延パスの目標厚を含むスケジュ−ルが予め決定され
る、可逆式圧延機による自動圧延方法において:パス数
が偶数回の領域もしくはパス数が奇数回の領域に対する
スケジュ−ル中に、圧延が省略される空パスを新たに挿
入して、全ての領域のパス数を奇数回もしくは偶数回に
統一し;各領域のスケジュ−ルを初パスから順に並ぶ位
置にそれぞれ割り当てし;全パス数が奇数回で、先に仕
上がる領域の有効圧延パス数が多い時、もしくは、全パ
ス数が偶数回で、先に仕上がる領域の有効圧延パス数が
少ない時には、有効圧延パス数が少ない領域のスケジュ
−ルを修正し、少なくとも各領域の最終パスを含む一部
の後方パスを、パスの後方から順に揃えて再割り当て
し;全パス数が奇数回で、先に仕上がる領域の有効圧延
パス数が少ない時、もしくは、全パス数が偶数回で、先
に仕上がる領域の有効圧延パス数が多い時には、有効圧
延パス数が少ない領域のスケジュ−ルを修正し、少なく
とも各領域の最終パスとその前段パスを含む一部の後方
パスを、パスの後方から順に揃えて再割り当てする。
【0015】また本発明の好ましい態様では、有効圧延
パス数が少ない領域のスケジュ−ルを修正した時には、
その修正によって無効になった当該領域のパス位置に対
応して、その領域に隣接する他の領域のスケジュ−ルに
無効パスを挿入しそのスケジュ−ルを修正する。
パス数が少ない領域のスケジュ−ルを修正した時には、
その修正によって無効になった当該領域のパス位置に対
応して、その領域に隣接する他の領域のスケジュ−ルに
無効パスを挿入しそのスケジュ−ルを修正する。
【0016】また更に好ましい態様では、複数の各領域
の圧延パス数が互いに異なる場合、前記処理の前処理と
して;圧延パス数が同一の複数領域が存在するなら、ス
ケジュ−ルを修正し、それらの領域を互いに隣接する位
置に再割当てし;予定される空パスの挿入後の全パス数
が同一の複数領域が存在するなら、スケジュ−ルを修正
し、それらの領域を互いに隣接する位置に再割当てし;
全領域のスケジュ−ル中で、圧延パス数が最大の領域と
最小の領域とが隣接する時には、領域の並びを変更し;
全領域のスケジュ−ル中で、圧延パス数が最小の領域
は、領域の並びの先頭もしくは最後尾に再割当てする。
の圧延パス数が互いに異なる場合、前記処理の前処理と
して;圧延パス数が同一の複数領域が存在するなら、ス
ケジュ−ルを修正し、それらの領域を互いに隣接する位
置に再割当てし;予定される空パスの挿入後の全パス数
が同一の複数領域が存在するなら、スケジュ−ルを修正
し、それらの領域を互いに隣接する位置に再割当てし;
全領域のスケジュ−ル中で、圧延パス数が最大の領域と
最小の領域とが隣接する時には、領域の並びを変更し;
全領域のスケジュ−ル中で、圧延パス数が最小の領域
は、領域の並びの先頭もしくは最後尾に再割当てする。
【0017】
【作用】本発明では、まず最初に、圧延材の全ての領域
のパス数を奇数回もしくは偶数回に統一するために、ス
ケジュ−ル中に、圧延が省略される空パスを新たに挿入
する(図4参照)。これによって、パス数を奇数回に統
一する時には、例えば左側の供給リ−ルから巻戻したコ
イルを所定奇数パス圧延した後、そのまま右側の巻取リ
−ルで巻取ることができる。またパス数を偶数回に統一
する時には、例えば左側の供給リ−ルから巻戻したコイ
ルを所定偶数パス圧延した後、そのまま左側の巻取リ−
ルで巻取ることができる。
のパス数を奇数回もしくは偶数回に統一するために、ス
ケジュ−ル中に、圧延が省略される空パスを新たに挿入
する(図4参照)。これによって、パス数を奇数回に統
一する時には、例えば左側の供給リ−ルから巻戻したコ
イルを所定奇数パス圧延した後、そのまま右側の巻取リ
−ルで巻取ることができる。またパス数を偶数回に統一
する時には、例えば左側の供給リ−ルから巻戻したコイ
ルを所定偶数パス圧延した後、そのまま左側の巻取リ−
ルで巻取ることができる。
【0018】次に、各領域のスケジュ−ルを初パスから
順に並ぶ位置にそれぞれ割り当てする。これによって、
例えば図4に示すように、各領域のスケジュ−ルは、総
パス数が7である領域1ではパス1からパス7までに目
標厚が大きい順に並べられ、総パス数が5である領域2
ではパス1からパス5までに目標厚が大きい順に並べら
れ、総パス数が7(空パスを含む)である領域3ではパ
ス1からパス7までに目標厚が大きい順に並べられる。
順に並ぶ位置にそれぞれ割り当てする。これによって、
例えば図4に示すように、各領域のスケジュ−ルは、総
パス数が7である領域1ではパス1からパス7までに目
標厚が大きい順に並べられ、総パス数が5である領域2
ではパス1からパス5までに目標厚が大きい順に並べら
れ、総パス数が7(空パスを含む)である領域3ではパ
ス1からパス7までに目標厚が大きい順に並べられる。
【0019】全パス数が奇数回で、先に仕上がる領域の
有効圧延パス数が多い時、もしくは、全パス数が偶数回
で、先に仕上がる領域の有効圧延パス数が少ない時に
は、有効圧延パス数が少ない領域のスケジュ−ルを修正
し、少なくとも各領域の最終パスを含む一部の後方パス
を、パスの後方から順に揃えて再割り当てする。例え
ば、図5はパス数が奇数回の例であるが、領域1は領域
2に比べて、先に仕上がり、圧延パス数が多いので、有
効圧延パス数が少ない領域2のスケジュ−ルを修正す
る。この修正によって、最終パス等の目標厚が領域毎に
変化するので、最終パスにおいて、領域の切換り点で目
標厚の変更を行なう必要が生じる。しかし、その不都合
を考慮しても、前述のように、最終パスではワ−クロ−
ルの組替えは避けられないので、複数の領域に対して異
なるパスでワ−クロ−ルの組替えを繰り返し実施するよ
りも、同一パスで複数領域のワ−クロ−ル組替えを実施
する方が、組替え必要回数が減り、作業効率が高くな
る。
有効圧延パス数が多い時、もしくは、全パス数が偶数回
で、先に仕上がる領域の有効圧延パス数が少ない時に
は、有効圧延パス数が少ない領域のスケジュ−ルを修正
し、少なくとも各領域の最終パスを含む一部の後方パス
を、パスの後方から順に揃えて再割り当てする。例え
ば、図5はパス数が奇数回の例であるが、領域1は領域
2に比べて、先に仕上がり、圧延パス数が多いので、有
効圧延パス数が少ない領域2のスケジュ−ルを修正す
る。この修正によって、最終パス等の目標厚が領域毎に
変化するので、最終パスにおいて、領域の切換り点で目
標厚の変更を行なう必要が生じる。しかし、その不都合
を考慮しても、前述のように、最終パスではワ−クロ−
ルの組替えは避けられないので、複数の領域に対して異
なるパスでワ−クロ−ルの組替えを繰り返し実施するよ
りも、同一パスで複数領域のワ−クロ−ル組替えを実施
する方が、組替え必要回数が減り、作業効率が高くな
る。
【0020】更に、全パス数が奇数回で、先に仕上がる
領域の有効圧延パス数が少ない時、もしくは、全パス数
が偶数回で、先に仕上がる領域の有効圧延パス数が多い
時には、有効圧延パス数が少ない領域のスケジュ−ルを
修正し、少なくとも各領域の最終パスとその前段パスを
含む一部の後方パスを、パスの後方から順に揃えて再割
り当てする。例えば、図6はパス数が奇数回の例である
が、領域2は領域3に比べて、先に仕上がり、圧延パス
数が少ないので、有効圧延パス数が少ない領域2のスケ
ジュ−ルを修正する。この修正によって、最終パス等の
目標厚が領域毎に変化するので、最終パスにおいて、領
域の切換り点で目標厚の変更を行なう必要が生じる。し
かし、その不都合を考慮しても、前述のように、最終パ
スではワ−クロ−ルの組替えは避けられないので、複数
の領域に対して異なるパスでワ−クロ−ルの組替えを実
施するよりも、同一パスで複数領域のワ−クロ−ル組替
えを実施する方が、組替え必要回数が減り、作業効率が
高くなる。
領域の有効圧延パス数が少ない時、もしくは、全パス数
が偶数回で、先に仕上がる領域の有効圧延パス数が多い
時には、有効圧延パス数が少ない領域のスケジュ−ルを
修正し、少なくとも各領域の最終パスとその前段パスを
含む一部の後方パスを、パスの後方から順に揃えて再割
り当てする。例えば、図6はパス数が奇数回の例である
が、領域2は領域3に比べて、先に仕上がり、圧延パス
数が少ないので、有効圧延パス数が少ない領域2のスケ
ジュ−ルを修正する。この修正によって、最終パス等の
目標厚が領域毎に変化するので、最終パスにおいて、領
域の切換り点で目標厚の変更を行なう必要が生じる。し
かし、その不都合を考慮しても、前述のように、最終パ
スではワ−クロ−ルの組替えは避けられないので、複数
の領域に対して異なるパスでワ−クロ−ルの組替えを実
施するよりも、同一パスで複数領域のワ−クロ−ル組替
えを実施する方が、組替え必要回数が減り、作業効率が
高くなる。
【0021】また、上記処理によって、有効圧延パス数
が少ない領域のスケジュ−ルを修正した時には、その修
正によって無効になったパスが生じる(図5参照:中
段)が、この無効パスを空パスにするよりも、それに隣
接する他の領域のスケジュ−ルにも無効パスを挿入して
それらを揃える(図5参照:下段)方が作業効率が高く
なる。
が少ない領域のスケジュ−ルを修正した時には、その修
正によって無効になったパスが生じる(図5参照:中
段)が、この無効パスを空パスにするよりも、それに隣
接する他の領域のスケジュ−ルにも無効パスを挿入して
それらを揃える(図5参照:下段)方が作業効率が高く
なる。
【0022】また、複数の各領域の圧延パス数が互いに
異なる場合、前記処理の前処理として;圧延パス数が同
一の複数領域が存在するなら、スケジュ−ルを修正し、
それらの領域を互いに隣接する位置に再割当てし
(1);予定される空パスの挿入後の全パス数が同一の
複数領域が存在するなら、スケジュ−ルを修正し、それ
らの領域を互いに隣接する位置に再割当てし(2);全
領域のスケジュ−ル中で、圧延パス数が最大の領域と最
小の領域とが隣接する時には、領域の並びを変更し
(3);全領域のスケジュ−ル中で、圧延パス数が最小
の領域は、領域の並びの先頭もしくは最後尾に再割当て
する(4)。例えば図3においては、領域1のパス数と
領域3に空パスを挿入したパス数とが同一になるので上
記(2)に該当し、またパス数が最大の領域1と最小の
領域2とが隣接するので、上記(3)に該当し、更にパ
ス数が最小の領域2が上記(4)に該当するので、領域
2と領域1のスケジュ−ル(作業指示)を交換し、図3
のスケジュ−ルを上段から下段のように修正する。この
前処理を実施することによって、更に作業効率が改善さ
れる。
異なる場合、前記処理の前処理として;圧延パス数が同
一の複数領域が存在するなら、スケジュ−ルを修正し、
それらの領域を互いに隣接する位置に再割当てし
(1);予定される空パスの挿入後の全パス数が同一の
複数領域が存在するなら、スケジュ−ルを修正し、それ
らの領域を互いに隣接する位置に再割当てし(2);全
領域のスケジュ−ル中で、圧延パス数が最大の領域と最
小の領域とが隣接する時には、領域の並びを変更し
(3);全領域のスケジュ−ル中で、圧延パス数が最小
の領域は、領域の並びの先頭もしくは最後尾に再割当て
する(4)。例えば図3においては、領域1のパス数と
領域3に空パスを挿入したパス数とが同一になるので上
記(2)に該当し、またパス数が最大の領域1と最小の
領域2とが隣接するので、上記(3)に該当し、更にパ
ス数が最小の領域2が上記(4)に該当するので、領域
2と領域1のスケジュ−ル(作業指示)を交換し、図3
のスケジュ−ルを上段から下段のように修正する。この
前処理を実施することによって、更に作業効率が改善さ
れる。
【0023】
【実施例】可逆式圧延機を用いる圧延設備の構成例を図
1に示す。図1を参照して説明する。この設備において
は、圧延前のコイル状の圧延材は圧延機の左側に配置さ
れたテンションリ−ル(左TR)に装填される。そし
て、左側テンションリ−ルから巻き戻された圧延材は、
圧延機を通って、右側のテンションリ−ル(右TR)に
巻き取られ、圧延機を通る時に圧延される。これが第1
圧延パスである。次に、各テンションリ−ルと圧延機の
駆動方向を逆転し、右側のテンションリ−ルから巻き戻
された圧延材を、圧延機を通して、左側のテンションリ
−ルで巻き取る。これが第2圧延パスである。以下同様
に、圧延材を往復搬送しながら、第3圧延パス,第4圧
延パス,・・・の圧延を実施する。最終圧延パスが終了
した圧延材は、右側のテンションリ−ル側にある所定の
搬出設備により、次の工程に送られる。従ってこの設備
では、奇数回の圧延パスで圧延を完了するのが望まし
い。単一の鋼種の圧延材(シングルコイルと呼ぶ)を圧
延する場合もあるが、この設備では、複数種類の圧延材
を溶接して連結した圧延材(ダブルコイル)を1回の圧
延工程で圧延することもできる。また、1つの圧延材を
複数の領域に区分し、区分された領域の各々について互
いに異なる仕上厚を設定することもできる。従って、圧
延の途中でも、領域間の区切り位置では、目標板厚(圧
下量)の変更が必要な場合が生じる。圧下量の変更は、
圧延材を搬送したまま実施(走間板厚変更)できる場合
と、圧延材を停止した状態で実施(停止板厚変更)せざ
るを得ない場合とがある。
1に示す。図1を参照して説明する。この設備において
は、圧延前のコイル状の圧延材は圧延機の左側に配置さ
れたテンションリ−ル(左TR)に装填される。そし
て、左側テンションリ−ルから巻き戻された圧延材は、
圧延機を通って、右側のテンションリ−ル(右TR)に
巻き取られ、圧延機を通る時に圧延される。これが第1
圧延パスである。次に、各テンションリ−ルと圧延機の
駆動方向を逆転し、右側のテンションリ−ルから巻き戻
された圧延材を、圧延機を通して、左側のテンションリ
−ルで巻き取る。これが第2圧延パスである。以下同様
に、圧延材を往復搬送しながら、第3圧延パス,第4圧
延パス,・・・の圧延を実施する。最終圧延パスが終了
した圧延材は、右側のテンションリ−ル側にある所定の
搬出設備により、次の工程に送られる。従ってこの設備
では、奇数回の圧延パスで圧延を完了するのが望まし
い。単一の鋼種の圧延材(シングルコイルと呼ぶ)を圧
延する場合もあるが、この設備では、複数種類の圧延材
を溶接して連結した圧延材(ダブルコイル)を1回の圧
延工程で圧延することもできる。また、1つの圧延材を
複数の領域に区分し、区分された領域の各々について互
いに異なる仕上厚を設定することもできる。従って、圧
延の途中でも、領域間の区切り位置では、目標板厚(圧
下量)の変更が必要な場合が生じる。圧下量の変更は、
圧延材を搬送したまま実施(走間板厚変更)できる場合
と、圧延材を停止した状態で実施(停止板厚変更)せざ
るを得ない場合とがある。
【0024】また、複数パスの圧延の途中では、圧延機
のワ−クロ−ルの組替えが必要な場合がある。このため
実施例の設備では、1パス目,2〜n−3パス目,n−
2パス目,n−1パス目,n(最終)パス目で、それぞ
れワ−クロ−ルの組替えが操業上可能になっている。但
し、通常、最終パスではワ−クロ−ルの組替えが必要で
あるが、その他のパスでは常に組替えが必要なわけでは
ない。
のワ−クロ−ルの組替えが必要な場合がある。このため
実施例の設備では、1パス目,2〜n−3パス目,n−
2パス目,n−1パス目,n(最終)パス目で、それぞ
れワ−クロ−ルの組替えが操業上可能になっている。但
し、通常、最終パスではワ−クロ−ルの組替えが必要で
あるが、その他のパスでは常に組替えが必要なわけでは
ない。
【0025】図1を参照すると、この設備の最上位に位
置するビジネスコンピュ−タ(生産管理計算機)は、必
要なコイルデ−タ(作業指示)を順次にプロセスコンピ
ュ−タに入力する。プロセスコンピュ−タは、入力され
るコイルデ−タに基づいて、各種制御設備、即ち主幹制
御用PLC,荷重検出器,位置検出器,油圧圧下制御用
PLC,AGC制御用PLC,形状検出器,形状制御用
PLC,及びベンダ制御盤を制御し、圧延プロセスを実
行する。
置するビジネスコンピュ−タ(生産管理計算機)は、必
要なコイルデ−タ(作業指示)を順次にプロセスコンピ
ュ−タに入力する。プロセスコンピュ−タは、入力され
るコイルデ−タに基づいて、各種制御設備、即ち主幹制
御用PLC,荷重検出器,位置検出器,油圧圧下制御用
PLC,AGC制御用PLC,形状検出器,形状制御用
PLC,及びベンダ制御盤を制御し、圧延プロセスを実
行する。
【0026】プロセスコンピュ−タに入力されるコイル
デ−タには、作業指示番号(圧延後コイル毎の番号),
圧延材全体のコイル外径,圧延鋼種コ−ド,仕上区分
(表面品質等),コイル巻状(溶接点に対するコイルの
外側/内側),板幅,圧延後板厚,圧延前実測板厚,圧
延前圧下率,ワ−クロ−ルの使用区分,圧延形状目標
値,材料変形抵抗,圧延前形状等が含まれている。これ
らのコイルデ−タと予め用意されたミル・ロ−ル情報と
に基づいて、プロセスコンピュ−タは、パススケジュ−
ル計算処理を実施して、スケジュ−ル情報を生成し、こ
の情報に基づいて実際の圧延制御を実施する。
デ−タには、作業指示番号(圧延後コイル毎の番号),
圧延材全体のコイル外径,圧延鋼種コ−ド,仕上区分
(表面品質等),コイル巻状(溶接点に対するコイルの
外側/内側),板幅,圧延後板厚,圧延前実測板厚,圧
延前圧下率,ワ−クロ−ルの使用区分,圧延形状目標
値,材料変形抵抗,圧延前形状等が含まれている。これ
らのコイルデ−タと予め用意されたミル・ロ−ル情報と
に基づいて、プロセスコンピュ−タは、パススケジュ−
ル計算処理を実施して、スケジュ−ル情報を生成し、こ
の情報に基づいて実際の圧延制御を実施する。
【0027】パススケジュ−ル計算処理によって生成さ
れる情報には、圧延材全体に対する作業指示番号と最大
パス数、ならびに圧延後コイル毎の、作業指示番号,ト
−タルパス数,目標板厚、ならびに各コイルのパス毎
の、パス数,空パス指示,ワ−クロ−ル組替指示,溶接
点指示,入側板厚,出側板厚,板幅,圧延荷重,ミル定
数,ロ−ルギャップ,・・・を含んでいる。
れる情報には、圧延材全体に対する作業指示番号と最大
パス数、ならびに圧延後コイル毎の、作業指示番号,ト
−タルパス数,目標板厚、ならびに各コイルのパス毎
の、パス数,空パス指示,ワ−クロ−ル組替指示,溶接
点指示,入側板厚,出側板厚,板幅,圧延荷重,ミル定
数,ロ−ルギャップ,・・・を含んでいる。
【0028】パススケジュ−ル計算処理の概要を図8に
示す。図8を参照すると、ステップ11では「ゲ−ジス
ケジュ−ル計算」処理を実行し、ステップ12では「異
厚順決定」処理を実行し、ステップ13では「空パス設
定」処理を実行し、ステップ14では「各パス圧延順決
定」処理を実行し、ステップ15では「異厚点,溶接点
の圧延方法決定」処理を実行し、ステップ16では「ワ
−クロ−ル組替指示付与」処理を実行し、ステップ17
では「初期設定計算」処理を実行する。
示す。図8を参照すると、ステップ11では「ゲ−ジス
ケジュ−ル計算」処理を実行し、ステップ12では「異
厚順決定」処理を実行し、ステップ13では「空パス設
定」処理を実行し、ステップ14では「各パス圧延順決
定」処理を実行し、ステップ15では「異厚点,溶接点
の圧延方法決定」処理を実行し、ステップ16では「ワ
−クロ−ル組替指示付与」処理を実行し、ステップ17
では「初期設定計算」処理を実行する。
【0029】ステップ11の「ゲ−ジスケジュ−ル計
算」処理では、原板厚,仕上厚,及び最大圧下率に基づ
いて、各コイルの領域毎のパススケジュ−ルを生成す
る。これによって、例えば図2に示すようなパススケジ
ュ−ルが得られる。図2を参照すると、この例では、1
回の工程で圧延される圧延材原板が、2つのコイルの溶
接により構成されており、この原板上の3つに区分され
た領域の各々に、それぞれ仕上厚が割り当てられてい
る。領域1は原板厚が1.000mm、仕上厚が0.3
00mmであり、領域2は原板厚が1.000mm、仕
上厚が0.400mmであり、領域3は原板厚が1.0
50mm、仕上厚が0.350mmである。圧延パス回
数は、領域1が7、領域2が5、領域3が6になってい
る。
算」処理では、原板厚,仕上厚,及び最大圧下率に基づ
いて、各コイルの領域毎のパススケジュ−ルを生成す
る。これによって、例えば図2に示すようなパススケジ
ュ−ルが得られる。図2を参照すると、この例では、1
回の工程で圧延される圧延材原板が、2つのコイルの溶
接により構成されており、この原板上の3つに区分され
た領域の各々に、それぞれ仕上厚が割り当てられてい
る。領域1は原板厚が1.000mm、仕上厚が0.3
00mmであり、領域2は原板厚が1.000mm、仕
上厚が0.400mmであり、領域3は原板厚が1.0
50mm、仕上厚が0.350mmである。圧延パス回
数は、領域1が7、領域2が5、領域3が6になってい
る。
【0030】ステップ12の「異厚順決定」処理では、
入力された指示情報の並び(図2の領域1,領域2,領
域3の各コイルの並び)をそれらの厚みに基づき、必要
に応じて並び替える。この処理の実際の内容は、図9,
図10,図11及び図12に示されている通りであるの
で、詳細な説明は省略するが、基本的には、次の規則に
従うように指示情報の並びが変更される。
入力された指示情報の並び(図2の領域1,領域2,領
域3の各コイルの並び)をそれらの厚みに基づき、必要
に応じて並び替える。この処理の実際の内容は、図9,
図10,図11及び図12に示されている通りであるの
で、詳細な説明は省略するが、基本的には、次の規則に
従うように指示情報の並びが変更される。
【0031】(1)圧延パス数が同一の複数領域が存在
するなら、スケジュ−ルを修正し、それらの領域を互い
に隣接する位置に再割当てする。
するなら、スケジュ−ルを修正し、それらの領域を互い
に隣接する位置に再割当てする。
【0032】(2)予定される空パスの挿入後の全パス
数が同一の複数領域が存在するなら、スケジュ−ルを修
正し、それらの領域を互いに隣接する位置に再割当てす
る。
数が同一の複数領域が存在するなら、スケジュ−ルを修
正し、それらの領域を互いに隣接する位置に再割当てす
る。
【0033】(3)全領域のスケジュ−ル中で、圧延パ
ス数が最大の領域と最小の領域とが隣接する時には、領
域の並びを変更する。
ス数が最大の領域と最小の領域とが隣接する時には、領
域の並びを変更する。
【0034】(4)全領域のスケジュ−ル中で、圧延パ
ス数が最小の領域は、領域の並びの先頭もしくは最後尾
に再割当てする。
ス数が最小の領域は、領域の並びの先頭もしくは最後尾
に再割当てする。
【0035】例えば図3においては、領域1のパス数と
領域3に空パスを挿入したパス数とが同一になるので上
記(2)に該当し、またパス数が最大の領域1と最小の
領域2とが隣接するので、上記(3)に該当し、更にパ
ス数が最小の領域2が上記(4)に該当するので、領域
2と領域1のスケジュ−ル(作業指示)を交換し、図3
のスケジュ−ルを上段から下段のように修正する。この
前処理を実施することによって、作業効率が改善され
る。
領域3に空パスを挿入したパス数とが同一になるので上
記(2)に該当し、またパス数が最大の領域1と最小の
領域2とが隣接するので、上記(3)に該当し、更にパ
ス数が最小の領域2が上記(4)に該当するので、領域
2と領域1のスケジュ−ル(作業指示)を交換し、図3
のスケジュ−ルを上段から下段のように修正する。この
前処理を実施することによって、作業効率が改善され
る。
【0036】ステップ13の「空パス設定」処理では、
スケジュ−ルに「空パス」を挿入し、各領域のパス数を
設備に合わせて奇数もしくは偶数に統一する。図1に示
す設備では、奇数回のパスで圧延終了するのが望ましい
ので、パス数が偶数回の領域のスケジュ−ル中に、圧延
が省略される空パスを新たに挿入して、全ての領域のパ
ス数を奇数回に統一する。偶数回に統一する場合には、
パス数が奇数回の領域のスケジュ−ル中に空パスを挿入
すればよい。図4の例では、パス数を奇数回に統一する
ために、圧延パス数が6の領域3のスケジュ−ル中に、
1つの空パスを挿入している。空パスを挿入する位置
は、この例では、仕上パス(n)の前々パス(n−2)
に固定してある。
スケジュ−ルに「空パス」を挿入し、各領域のパス数を
設備に合わせて奇数もしくは偶数に統一する。図1に示
す設備では、奇数回のパスで圧延終了するのが望ましい
ので、パス数が偶数回の領域のスケジュ−ル中に、圧延
が省略される空パスを新たに挿入して、全ての領域のパ
ス数を奇数回に統一する。偶数回に統一する場合には、
パス数が奇数回の領域のスケジュ−ル中に空パスを挿入
すればよい。図4の例では、パス数を奇数回に統一する
ために、圧延パス数が6の領域3のスケジュ−ル中に、
1つの空パスを挿入している。空パスを挿入する位置
は、この例では、仕上パス(n)の前々パス(n−2)
に固定してある。
【0037】ステップ14の「各パス圧延順決定」処理
では、互いに隣接する全ての領域のスケジュ−ルについ
て、次のように処理する。
では、互いに隣接する全ての領域のスケジュ−ルについ
て、次のように処理する。
【0038】(9−1)各領域のスケジュ−ルを初パス
から順に並ぶ各パス位置にそれぞれ割り当てる。
から順に並ぶ各パス位置にそれぞれ割り当てる。
【0039】(9−2)全パス数が奇数回で、先に仕上
がる領域の有効圧延パス数が多い時には、有効圧延パス
数が少ない領域のスケジュ−ルを修正し、各領域の最終
パス(nパス),最終前パス(n−1パス)及び最終前
々パス(n−2パス)を、パスの後方から順に揃えて再
割り当てする。
がる領域の有効圧延パス数が多い時には、有効圧延パス
数が少ない領域のスケジュ−ルを修正し、各領域の最終
パス(nパス),最終前パス(n−1パス)及び最終前
々パス(n−2パス)を、パスの後方から順に揃えて再
割り当てする。
【0040】(9−3)全パス数が偶数回で、先に仕上
がる領域の有効圧延パス数が少ない時には、有効圧延パ
ス数が少ない領域のスケジュ−ルを修正し、各領域の最
終パス(nパス),最終前パス(n−1パス)及び最終
前々パス(n−2パス)を、パスの後方から順に揃えて
再割り当てする。
がる領域の有効圧延パス数が少ない時には、有効圧延パ
ス数が少ない領域のスケジュ−ルを修正し、各領域の最
終パス(nパス),最終前パス(n−1パス)及び最終
前々パス(n−2パス)を、パスの後方から順に揃えて
再割り当てする。
【0041】(9−4)全パス数が奇数回で、先に仕上
がる領域の有効圧延パス数が少ない時には、有効圧延パ
ス数が少ない領域のスケジュ−ルを修正し、各領域の最
終パスとその前段パスを、パスの後方から順に揃えて再
割り当てする。
がる領域の有効圧延パス数が少ない時には、有効圧延パ
ス数が少ない領域のスケジュ−ルを修正し、各領域の最
終パスとその前段パスを、パスの後方から順に揃えて再
割り当てする。
【0042】(9−5)全パス数が偶数回で、先に仕上
がる領域の有効圧延パス数が多い時には、有効圧延パス
数が少ない領域のスケジュ−ルを修正し、各領域の最終
パスとその前段パスを、パスの後方から順に揃えて再割
り当てする。
がる領域の有効圧延パス数が多い時には、有効圧延パス
数が少ない領域のスケジュ−ルを修正し、各領域の最終
パスとその前段パスを、パスの後方から順に揃えて再割
り当てする。
【0043】図5に示すスケジュ−ルの例では、領域2
よりも先に仕上がる領域1の有効圧延パス数が多く、ま
たこの例では全パス数が奇数回に統一してあり、上記(9
-2)の条件に該当するので、有効圧延パス数が少ない領
域2のスケジュ−ルが修正される。即ち、領域2の最終
パス(nパス),最終前パス(n−1パス)及び最終前
々パス(n−2パス)が、それぞれパス7,パス6及び
パス5の位置に再割り当てされる。
よりも先に仕上がる領域1の有効圧延パス数が多く、ま
たこの例では全パス数が奇数回に統一してあり、上記(9
-2)の条件に該当するので、有効圧延パス数が少ない領
域2のスケジュ−ルが修正される。即ち、領域2の最終
パス(nパス),最終前パス(n−1パス)及び最終前
々パス(n−2パス)が、それぞれパス7,パス6及び
パス5の位置に再割り当てされる。
【0044】またこの修正に伴なって、領域2のパス3
及びパス4が無効になるが、これらを空パスにすると無
駄が多くなるので、それらの空パスをなくするために、
次のようにする。即ち、領域2に隣接する領域3のスケ
ジュ−ルが、領域2に揃うように、領域3のパス3以降
を後方に移動し、パス3及びパス4を無効にする。
及びパス4が無効になるが、これらを空パスにすると無
駄が多くなるので、それらの空パスをなくするために、
次のようにする。即ち、領域2に隣接する領域3のスケ
ジュ−ルが、領域2に揃うように、領域3のパス3以降
を後方に移動し、パス3及びパス4を無効にする。
【0045】更に、図6に示すスケジュ−ルの例では、
領域3よりも先に仕上がる領域2の有効圧延パス数が少
なく、またこの例では全パス数が奇数回に統一してあ
り、上記(9-4)の条件に該当するので、有効圧延パス数
が少ない領域2のスケジュ−ルが修正される。即ち、領
域2の最終パス(nパス)及び最終前パス(n−1パ
ス)が、それぞれパス9及びパス8の位置に再割り当て
される。
領域3よりも先に仕上がる領域2の有効圧延パス数が少
なく、またこの例では全パス数が奇数回に統一してあ
り、上記(9-4)の条件に該当するので、有効圧延パス数
が少ない領域2のスケジュ−ルが修正される。即ち、領
域2の最終パス(nパス)及び最終前パス(n−1パ
ス)が、それぞれパス9及びパス8の位置に再割り当て
される。
【0046】またこの修正に伴なって、領域2のパス6
及びパス7が無効になるが、これらを空パスにすると無
駄が多くなるので、それらの空パスをなくするために、
次のようにする。即ち、領域2に隣接する領域1のスケ
ジュ−ルが、領域2に揃うように、領域1のパス6以降
を後方に移動し、パス6及びパス7を無効にする。
及びパス7が無効になるが、これらを空パスにすると無
駄が多くなるので、それらの空パスをなくするために、
次のようにする。即ち、領域2に隣接する領域1のスケ
ジュ−ルが、領域2に揃うように、領域1のパス6以降
を後方に移動し、パス6及びパス7を無効にする。
【0047】これらの処理によって生成されるパススケ
ジュ−ルによる実際の圧延順及び圧延時の圧延材搬送方
向が図7に示されている。図7を参照すると、このスケ
ジュ−ルではワ−クロ−ル(WR)の組替回数が少な
く、停止板厚変更の回数も少なく、空パスも少ないの
で、非常に効率良く圧延を実施しうることが分かる。な
お図7のスケジュ−ルは、図3に示す作業指示の入替を
実施しない時のものであり、実際には、図3に示す処理
が実行されるので、図7より更に最適化されたスケジュ
−ルが得られる。
ジュ−ルによる実際の圧延順及び圧延時の圧延材搬送方
向が図7に示されている。図7を参照すると、このスケ
ジュ−ルではワ−クロ−ル(WR)の組替回数が少な
く、停止板厚変更の回数も少なく、空パスも少ないの
で、非常に効率良く圧延を実施しうることが分かる。な
お図7のスケジュ−ルは、図3に示す作業指示の入替を
実施しない時のものであり、実際には、図3に示す処理
が実行されるので、図7より更に最適化されたスケジュ
−ルが得られる。
【0048】図8を再び参照する。ステップ15の「異
厚点,溶接点の圧延方法決定」処理では、圧延材の領域
間の境界での、厚みの違いに応じて、「走間板厚変更」
と「停止板厚変更」のいずれかを選択する。ステップ1
6の「ワ−クロ−ル組替指示付与」処理では、必要に応
じて、ワ−クロ−ル組替指示をスケジュ−ル中のパス切
換点又は領域切換点に挿入する。ステップ17の「初期
設定計算」処理では、圧延に必要なロ−ルギャップ,張
力,荷重などの初期値を計算して求める。
厚点,溶接点の圧延方法決定」処理では、圧延材の領域
間の境界での、厚みの違いに応じて、「走間板厚変更」
と「停止板厚変更」のいずれかを選択する。ステップ1
6の「ワ−クロ−ル組替指示付与」処理では、必要に応
じて、ワ−クロ−ル組替指示をスケジュ−ル中のパス切
換点又は領域切換点に挿入する。ステップ17の「初期
設定計算」処理では、圧延に必要なロ−ルギャップ,張
力,荷重などの初期値を計算して求める。
【0049】なお、前記ステップ14の(9−2)及び
(9−3)では、nパス,n−1パス及びn−2パスを
揃えているが、ワ−クロ−ルの組替えを最終パスのみで
する場合には、nパスのみを揃えるだけでもよい。また
ワ−クロ−ルの組替え回数が多い時には、必要に応じて
更に後方から2パスずつ、前パスに向かって順にスケジ
ュ−ルを揃えればよい。同様に、ステップ14の(9−
4)及び(9−5)では、nパスとn−1パスを揃えて
いるが、ワ−クロ−ルの組替え回数が多い時には、必要
に応じて更に後方から2パスずつ、前パスに向かって順
にスケジュ−ルを揃えればよい。
(9−3)では、nパス,n−1パス及びn−2パスを
揃えているが、ワ−クロ−ルの組替えを最終パスのみで
する場合には、nパスのみを揃えるだけでもよい。また
ワ−クロ−ルの組替え回数が多い時には、必要に応じて
更に後方から2パスずつ、前パスに向かって順にスケジ
ュ−ルを揃えればよい。同様に、ステップ14の(9−
4)及び(9−5)では、nパスとn−1パスを揃えて
いるが、ワ−クロ−ルの組替え回数が多い時には、必要
に応じて更に後方から2パスずつ、前パスに向かって順
にスケジュ−ルを揃えればよい。
【0050】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、互いに
圧延パス数が異なる複数領域に区分された圧延材を圧延
する場合であっても、複数圧延パスのスケジュ−ルを適
切に決定するので圧延の作業効率が改善される。しかも
スケジュ−ル決定の作業は自動化しうるので、作業者の
負担が軽減される。
圧延パス数が異なる複数領域に区分された圧延材を圧延
する場合であっても、複数圧延パスのスケジュ−ルを適
切に決定するので圧延の作業効率が改善される。しかも
スケジュ−ル決定の作業は自動化しうるので、作業者の
負担が軽減される。
【図1】 圧延設備の構成の一例を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】 作成途中のパススケジュ−ルを示すマップで
ある。
ある。
【図3】 作成途中のパススケジュ−ルの変化を示すマ
ップである。
ップである。
【図4】 作成途中のパススケジュ−ルの変化を示すマ
ップである。
ップである。
【図5】 作成途中のパススケジュ−ルの変化を示すマ
ップである。
ップである。
【図6】 作成途中のパススケジュ−ルの変化を示すマ
ップである。
ップである。
【図7】 作成されたパススケジュ−ルを示すマップで
ある。
ある。
【図8】 処理の一部分を示すフロ−チャ−トである。
【図9】 処理の一部分を示すフロ−チャ−トである。
【図10】 図9の一部分を詳細に示すフロ−チャ−ト
である。
である。
【図11】 図9の一部分を詳細に示すフロ−チャ−ト
である。
である。
【図12】 図11の一部分を詳細に示すフロ−チャ−
トである。
トである。
11:ゲ−ジスケジュ−ル計算 12:異厚順決定 13:空パス設定 14:各パス圧延順決定 15:異厚点,溶接点の圧延方法決定 16:WR組替指示付与 17:初期設定計算
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大 塚 利 秋 光市大字島田3434番地 新日本製鐵株式 会社 光製鐵所内 (56)参考文献 特開 平8−117825(JP,A) 特開 平7−256319(JP,A) 特開 平7−112205(JP,A) 特開 平7−80520(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 37/00
Claims (3)
- 【請求項1】 1つの圧延材が複数の領域に区分され、
区分された領域のそれぞれについて、少なくともそれの
仕上厚が割り当てられ、区分された領域のそれぞれにつ
いて、その仕上厚までの圧延に必要な圧延パス数と各圧
延パスの目標厚を含むスケジュ−ルが予め決定される、
可逆式圧延機による自動圧延方法において:パス数が偶
数回の領域もしくはパス数が奇数回の領域に対するスケ
ジュ−ル中に、圧延が省略される空パスを新たに挿入し
て、全ての領域のパス数を奇数回もしくは偶数回に統一
し、 各領域のスケジュ−ルを初パスから順に並ぶ各パス位置
にそれぞれ割り当て、 全パス数が奇数回で、先に仕上がる領域の有効圧延パス
数が多い時、もしくは、全パス数が偶数回で、先に仕上
がる領域の有効圧延パス数が少ない時には、有効圧延パ
ス数が少ない領域のスケジュ−ルを修正し、少なくとも
各領域の最終パスを含む一部の後方パスを、パスの後方
から順に揃えて再割り当てし、 全パス数が奇数回で、先に仕上がる領域の有効圧延パス
数が少ない時、もしくは、全パス数が偶数回で、先に仕
上がる領域の有効圧延パス数が多い時には、有効圧延パ
ス数が少ない領域のスケジュ−ルを修正し、少なくとも
各領域の最終パスとその前段パスを含む一部の後方パス
を、パスの後方から順に揃えて再割り当てする、ことを
特徴とする可逆式圧延機による自動圧延方法。 - 【請求項2】 有効圧延パス数が少ない領域のスケジュ
−ルを修正した時には、その修正によって無効になった
当該領域のパス位置に対応して、その領域に隣接する他
の領域のスケジュ−ルに無効パスを挿入しそのスケジュ
−ルを修正する、前記請求項1記載の可逆式圧延機によ
る自動圧延方法。 - 【請求項3】 複数の各領域の圧延パス数が互いに異な
る場合、前記処理の前処理として、 圧延パス数が同一の複数領域が存在するなら、スケジュ
−ルを修正し、それらの領域を互いに隣接する位置に再
割当てし、 予定される空パスの挿入後の全パス数が同一の複数領域
が存在するなら、スケジュ−ルを修正し、それらの領域
を互いに隣接する位置に再割当てし、 全領域のスケジュ−ル中で、圧延パス数が最大の領域と
最小の領域とが隣接する時には、領域の並びを変更し、 全領域のスケジュ−ル中で、圧延パス数が最小の領域
は、領域の並びの先頭もしくは最後尾に再割当てする、
前記請求項1記載の可逆式圧延機による自動圧延方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08423493A JP3145227B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 可逆式圧延機による自動圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08423493A JP3145227B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 可逆式圧延機による自動圧延方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06292914A JPH06292914A (ja) | 1994-10-21 |
JP3145227B2 true JP3145227B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=13824788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08423493A Expired - Fee Related JP3145227B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 可逆式圧延機による自動圧延方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3145227B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7899430B2 (en) | 1998-04-23 | 2011-03-01 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Mobile radio communication system, communication apparatus applied in mobile radio communication system, and mobile radio communication method |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7147423B2 (ja) * | 2018-09-27 | 2022-10-05 | 日本製鉄株式会社 | 冷間圧延金属帯を製造するパススケジュールの設定方法および設定装置 |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP08423493A patent/JP3145227B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7899430B2 (en) | 1998-04-23 | 2011-03-01 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Mobile radio communication system, communication apparatus applied in mobile radio communication system, and mobile radio communication method |
US7912015B2 (en) | 1998-04-23 | 2011-03-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Mobile radio communication system, communication apparatus applied in mobile radio communication system, and mobile radio communication method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06292914A (ja) | 1994-10-21 |
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