JP2002282915A - 可逆式圧延機、及び、圧延方法 - Google Patents

可逆式圧延機、及び、圧延方法

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JP2002282915A
JP2002282915A JP2001081063A JP2001081063A JP2002282915A JP 2002282915 A JP2002282915 A JP 2002282915A JP 2001081063 A JP2001081063 A JP 2001081063A JP 2001081063 A JP2001081063 A JP 2001081063A JP 2002282915 A JP2002282915 A JP 2002282915A
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thickness
sheet
pass schedule
load
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JP2001081063A
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Katsuhiro Okura
克寛 大倉
Yuji Ikemoto
裕二 池本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧延作業の安定度、精度を向上させると共
に、省力化を図ることを目的とする。 【解決手段】 可逆式圧延機1は、予め定められた圧延
パススケジュールに従って板材Sを圧延するものであ
る。この可逆式圧延機1には、圧延パススケジュールに
従って板材を圧延する際の圧延荷重を実測するロードセ
ル14と、板材Sの圧延機入側における板厚を実測する
入側板厚計測装置15aと、板材Sの圧延機出側におけ
る板厚を実測する出側板厚計測装置15bと、ロードセ
ル14の計測値、入側板厚計測装置15aの計測値、及
び、出側板厚計測装置15bの計測値から、板材の変形
抵抗を算出し、算出した変形抵抗と、実測された出側板
厚とに基づいて、新たな圧延パススケジュールを再設定
する演算処理装置70とが備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可逆式圧延機、及
び、可逆式圧延機における圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば冷間可逆式圧延機等の圧延機を用
いて、金属製帯板等の板材を圧延するに際しては、予め
圧延パススケジュールを定めておき、この圧延パススケ
ジュールに従って作業を進めるのが一般的である。圧延
パススケジュールは、圧延作業中における圧延パス数、
入側板厚、出側板厚、圧下率、圧延荷重、ロールギャッ
プ、ベンディング圧力、張力、圧延速度といった各種パ
ラメータをテーブル化したものである。圧延パススケジ
ュールを定めるに際しては、母材板厚、鋼種といった既
知のパラメータをHillの式、Hitchcockの式といった数
式モデルに従って処理し、母材を目標板厚まで圧延する
ためのパス数が最少となるように、各パラメータを算出
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような圧延パススケジュールを予め定めた上で板材の
圧延を実施しても、実際の圧延荷重が、当初の圧延パス
スケジュールに定められている圧延荷重よりも大きくな
ってしまうことがある。この場合、予め定められた圧延
パススケジュールに従って圧延作業を行なったとして
も、所望厚さの板材が得られなくなってしまう。また、
圧延作業中の実際の圧延荷重が大きくなって許容上限値
を越えてしまうと、圧延機は設備保護上、自動停止して
しまう。この場合、オペレータの経験、感等により、当
初の圧延パススケジュールを見直し、新たな圧延パスス
ケジュールを手作業で再設定した上で、圧延作業を再開
する必要が生じる。これらの点で、従来の圧延機には、
圧延作業の安定性、精度、人的労力といった面で改善の
余地がある。
【0004】そこで、本発明は、安定かつ精度よい圧延
作業を可能とし、かつ、容易に省力化を図ることができ
る可逆式圧延機、及び、圧延方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
による可逆式圧延機は、予め定められた圧延パススケジ
ュールに従って板材を圧延する可逆式圧延機において、
圧延パススケジュールに従って板材を圧延する際の圧延
荷重を実測する圧延荷重計測手段と、板材の圧延機入側
における板厚を実測する入側板厚計測手段と、板材の圧
延機出側における板厚を実測する出側板厚計測手段と、
圧延荷重計測手段の計測値、入側板厚計測手段の計測
値、及び、出側板厚計測手段の計測値から、板材の変形
抵抗を算出する変形抵抗算出手段と、出側板厚計測手段
によって実測された出側板厚と、変形抵抗算出手段によ
って算出された変形抵抗とに基づいて、新たな圧延パス
スケジュールを再設定するパススケジュール設定手段と
を備えることを特徴とする。
【0006】この可逆式圧延機は、予め定められた圧延
パススケジュールに従って板材を圧延するものである。
このような可逆式圧延機では、圧延パススケジュールを
予め定めた上で板材の圧延を実施しても、実際の圧延荷
重が、当初の圧延パススケジュールに設定されている圧
延荷重よりも大きくなってしまうことがある。この場
合、予め定められた圧延パススケジュールに従って圧延
作業を行なうと、所望厚さの板材が得られなかったり、
圧延作業が中断してしまったりすることがある。
【0007】そこで、本発明者らは、圧延作業の安定
化、精度向上、省力化を図るべく鋭意研究を進めた。そ
の結果、圧延パススケジュールに定められた圧延荷重
と、実際の圧延荷重とに差を生じさせる要因となるの
は、主として、母材の公称板厚と実際の板厚との差、及
び、圧延パススケジュールに定められた板材の変形抵抗
と実際の変形抵抗との差であることが判明した。
【0008】このような結果を踏まえ、この可逆式圧延
機では、一旦、圧延開始前に設定された圧延パススケジ
ュールに従って板材を圧延し、その際の圧延荷重、板材
の圧延機入側板厚、及び、板材の圧延機出側板厚とを実
測した上で、新たな圧延パススケジュールを再設定する
こととした。このため、この可逆式圧延機には、圧延荷
重計測手段、入側板厚計測手段、出側板厚計測手段と、
変形抵抗算出手段、及び、パススケジュール設定手段が
備えられている。
【0009】すなわち、この可逆式圧延機では、当初の
圧延パススケジュールに定められているパスのうち、所
定のパス(例えば、第1番目のパス)における圧延が実
施される際に、圧延荷重、板材の入側板厚、及び、板材
の出側板厚が、圧延荷重計測手段、入側板厚計測手段、
及び、出側板厚計測手段によってそれぞれ実測される。
圧延荷重計測手段、入側板厚計測手段、及び、出側板厚
計測手段の計測値は、変形抵抗算出手段に送られる。変
形抵抗算出手段は、各計測値に基づいて、圧延対象であ
る板材の変形抵抗を所定のモデル式等を用いて算出す
る。
【0010】また、出側板厚計測手段の計測値は、パス
スケジュール設定手段にも送られる。そして、パススケ
ジュール設定手段は、出側板厚の実測値と、変形抵抗算
出手段によって算出された板材の変形抵抗とに基づい
て、新たな圧延パススケジュールを再設定する。このよ
うに新たな圧延パススケジュールが設定されると、以
降、可逆式圧延機は、新たな圧延パススケジュールに従
って板材を圧延する。
【0011】これにより、この可逆式圧延機によれば、
圧延作業中における実際の圧延荷重と、新たな圧延パス
スケジュールに定められている圧延荷重との差を極めて
小さくすることが可能となる。従って、圧延精度が向上
するので、所望厚さの板材を所定のパス数で確実に得る
ことができる。また、圧延作業中に圧延荷重が許容上限
値を上回ってしまう事態を確実に防止できるので、圧延
作業の安定性が向上する。更に、オペレータの手作業に
よる圧延パススケジュールの見直し作業等が不要となる
ので、圧延作業の省力化を容易に達成することができ
る。
【0012】請求項2に記載の本発明による圧延方法
は、予め定められた圧延パススケジュールに従って板材
を圧延する可逆式圧延機に適用される圧延方法におい
て、圧延パススケジュールに従って板材を圧延する際の
圧延荷重を実測すると共に、板材の入側板厚と出側板厚
とを実測し、圧延荷重の実測値、入側板厚の実測値、及
び、出側板厚の実測値から、板材の変形抵抗を算出し、
出側板厚の実測値と、算出した変形抵抗とに基づいて、
新たな圧延パススケジュールを再設定することを特徴と
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による圧
延機、及び、圧延方法の好適な実施形態について詳細に
説明する。
【0014】図1は、本発明による可逆式圧延機を示す
ブロック構成図である。同図に示す可逆式圧延機1は、
多段圧延機(12段)として構成されており、一対のワ
ークロール2を備える。圧延対象となる板材Sは、各ワ
ークロール2同士の隙間に通板される。そして、板材S
の両端部は、左右一対のデフレクタロール3a,3bを
介して、左右一対のテンションリール4a,4bに巻回
される。
【0015】また、可逆式圧延機1には、上側のワーク
ロール2の上方に位置する2体の上側中間ロール5と、
下側のワークロール2を支持する2体の下側中間ロール
6とが備えられている。各上側中間ロール5と各下側中
間ロール6とに対しては、図1に示すように、ベンディ
ング圧力調整装置7が設けられている。ベンディング圧
力調整装置7は、図示を省略する油圧シリンダ、比例電
磁弁、油圧ポンプ等を含む。このベンディング圧力調整
装置7を作動させ、各上側中間ロール5と各下側中間ロ
ール6との軸端に加えるベンディング圧力を変化させる
ことにより、各ワークロール2によって圧延される板材
の形状を修正可能となる。このベンディング圧力調整装
置7は、ベンダ制御装置20を介して、ライン制御装置
30によって制御される。
【0016】更に、可逆式圧延機1は、各上側中間ロー
ル5の上方に位置する3体の上側バックアップロール8
と、各下側中間ロール6の下方に位置する3体の下側バ
ックアップロール9とを備える。各上側バックアップロ
ール8に対しては、クラウン形状を調整するための上側
クラウン調整装置(図示省略)が設けられている。ま
た、各下側バックアップロール9に対しては、図示しな
い下側クラウン調整装置が設けられている。
【0017】加えて、可逆式圧延機1には、圧下装置1
0が備えられている。この圧下装置10を作動させるこ
とにより、各上側中間ロール5及び各上側バックアップ
ロール8を板材Sに対して一体的に上下動させることが
できる。同様に、各下側中間ロール6及び各下側バック
アップロール9も、この圧下装置10により、板材Sに
対して一体的に上下動させることができる。圧下装置1
0の圧下位置は、位置検出器11によって検出され、位
置検出器11の検出信号は、圧下制御装置40に減算入
力される。また、圧下制御装置40には、ライン制御装
置30、板厚制御装置50、及び、操作盤60から制御
信号が加算入力される。圧下制御装置40は、位置検出
器11、ライン制御装置30、板厚制御装置50、及
び、操作盤60から受け取った信号に基づいて、圧下装
置10のサーボ弁12を制御するための信号を生成す
る。
【0018】更に、可逆式圧延機1は、ロードセル(圧
延荷重計測手段)14、入側板厚計測装置15a、出側
板厚計測装置15b、圧延速度計測装置16a,16b
を備える。ロードセル14は、圧延作業中の圧延荷重を
計測し、計測値を示す信号をライン制御装置30と板厚
制御装置50とに送出する。また、入側板厚計測装置1
5aは、図1において左側に位置するデフレクタロール
3aと各ワークロール2との間に配置されており、板材
Sの圧延機入側における板厚を計測して、計測値を示す
信号をライン制御装置30と板厚制御装置50とに送出
する。一方、出側板厚計測装置15bは、図1において
右側に位置するデフレクタロール3bと各ワークロール
2との間に配置されており、板材Sの圧延機出側におけ
る板厚を計測して、計測値を示す信号をライン制御装置
30と板厚制御装置50とに送出する。
【0019】圧延速度計測装置16aは、図1において
左側に位置する入側板厚計測装置15aと各ワークロー
ル2との間に配置されており、圧延機入側における板材
Sの搬送速度を計測して、計測値を示す信号を板厚制御
装置50に送出する。一方、圧延速度計測装置16b
は、図1において右側に位置する出側板厚計測装置15
bと各ワークロール2との間に配置されており、圧延機
出側における板材Sの搬送速度を計測して、計測値を示
す信号を板厚制御装置50に送出する。
【0020】このように構成された可逆式圧延機1で
は、板厚制御装置50によって、いわゆる自動板厚制御
(AGC)が行なわれると共に、ライン制御装置30に
よって、圧延パススケジュールに基づくライン制御が行
われる。このため、この可逆式圧延機1には、圧延パス
スケジュールを設定するための演算処理装置70が備え
られている。演算処理装置70は、図1に示すように、
CPU、ROM、及び、RAMを有する。CPUは、マ
イクロプロセッサ等からなり、各種演算処理を行う。ま
た、ROMには、制御・演算処理のためのプログラムが
予め記憶されており、RAMは、制御・演算処理の際に
各種データを読み書きするために用いられる。
【0021】更に、演算処理装置70は、CPUと接続
された入出力ポート71を有する。この入出力ポート7
1を介して、CPUとライン制御装置30とが接続され
る。また、入出力ポート71には、図示を省略するキー
ボード等の入力装置が接続されている。加えて、演算処
理装置70は、記憶装置72を有する。この記憶装置7
2は、入出力ポート71を介してCPUと接続されてい
る。記憶装置72には、ライン制御装置30で用いられ
る圧延パススケジュールを設定するためのプログラムが
記憶されている。演算処理装置70のCPUは、記憶装
置72から当該プログラムを読み出し、入力装置を介し
て入力されたデータ、又は、ライン制御装置30等から
受け取ったデータ等に基づいて、圧延パススケジュール
を算出する。
【0022】図2を参照しながら、演算処理装置70に
よる圧延パススケジュール設定の基本的流れについて説
明する。この場合、演算処理装置70では、可逆式圧延
機1における生産効率を向上させる観点から、板材Sを
母材板厚H0から目標板厚hまで圧延するのに必要なパ
ス数が最少になるように、圧延パススケジュールが算出
される。また、この演算処理では、各パスにおける圧下
率の制約、圧延荷重の制約、及び、圧延機主機電動機の
トルク制約等を踏まえた上で、最小の出側板厚が求めら
れる。そして、1番目のパス(初パス)から順次パスを
進めて、出側板厚が目標板厚h以下になるまで計算を行
い、その後、仕上パスの出側板厚が目標板厚hと一致す
るように各パスの圧下率を修正する。更に、修正された
圧下率に基づいて各パスの出側板厚を決定し、各出側板
厚に対する圧延荷重、圧延トルク、ワークロールギャッ
プといった各パスにおけるプリセット値を算出する。
【0023】母材板厚H0から目標板厚hまで圧延する
ための圧延パススケジュールを設定するに際して、演算
処理装置70のCPUは、まず、パス数jを1に設定す
ると共に、初パスの入側板厚Hjを母材板厚H0に設定す
る(S2)。そして、CPUの処理は、当該パスにおけ
る圧下率の制約、圧延荷重の制約、及び、トルク制約を
踏まえながら最小の出側板厚hjを求める出側板厚算出
ルーチン(S4)に移行する。S4において、出側板厚
jが求められたならば、出側板厚hjが目標板厚hを下
回っているか否かの判定が行なわれる(S6)。出側板
厚hjが目標板厚hを下回っていると判断された場合、
最終パス数Jが決定され、CPUの処理は、圧下率修正
ルーチン(S12)に移行する。
【0024】一方、S6において、出側板厚hjが目標
板厚hを上回っていると判断された場合、S8におい
て、パス数jがj+1とされると共に、jパスの入側板
厚Hjが、前パス出側板厚hj-1に設定される。このよう
に、次パス演算処理のための前処理がなされると、新た
に設定されたパス数jが予め定められている最大許容パ
ス数Jmaxを上回っているか否かの判定が行なわれる
(S10)。S10において、パス数jが最大許容パス
数Jmaxを上回っていると判断されると、パス数jがJ
maxに設定され、CPUの処理は、S12における圧下
率修正ルーチンに移行する。
【0025】S12における圧下率修正ルーチンが終了
すると、S14にて、j=1とされた上で、S16とS
18とにおける処理がj=Jとなるまで繰り返され、圧
延単位荷重qj、圧延トルクTqj、及び、ワークロール
ギャップSjのプリセット値が算出される。すなわち、
まず、S16において、各パスの圧下率rjと母材板厚
0とから、各パスの出側板厚hjが決定される。また、
次パスの入側板厚Hj+1として前パス出側板厚hjが設定
される。
【0026】そして、S18において、決定された各パ
スの入側板厚Hjと出側板厚hjとから、圧延単位荷重q
j、圧延トルクTqj、及び、ワークロールギャップSj
プリセット値が算出される。ここで、ワークロールギャ
ップSjの計算式は、S=f(h,q,W,M,S0)と
表される。ただし、 S:ワークロールギャップ(mm) H:出側板厚(mm) q:圧延単位荷重(kg/mm) W:板幅(mm) M:ミル定数(ton/mm) S0:零調位置補正値(mm) である。すべてのパスについて上記各プリセット値が算
出されると、圧延パススケジュールの設定が完了する。
【0027】図3は、図2に示した出側板厚算出ルーチ
ン(S4)における出側板厚hjの算出手順を示すフロ
ーチャートである。同図を参照しながら、出側板厚算出
ルーチンにおける演算処理について説明すると、この場
合、演算処理装置70のCPUは、まず、各パスにおけ
る入側板厚Hjと圧下率上限値rmaxjとから出側板厚hj
を算出する(S41)。ここで、圧下率上限値rmax j
は、鋼種、入側板厚、ワークロールの種類、パス数等の
それぞれについて層別された定数のテーブルが予め記憶
装置72に記憶されており、CPUによって、該当条件
に対応する圧下率上限値rmaxjが記憶装置72から読み
出される。
【0028】次に、CPUは、出側単位張力σfjと、
入側単位張力σbjとを算出する(S42)。この場
合、出側単位張力σfjは、鋼種、パス出側板厚、パス
数等について層別された定数のテーブルが予め記憶装置
72に記憶されており、CPUは、該当条件に対応する
出側単位張力σfjを記憶装置72から読み出す。ま
た、入側単位張力σbjは、張力係数Cbtより σbj=σfj×Cbt として定められる。
【0029】更に、S43において、ワークロール偏平
半径R’との収束計算によって圧延単位荷重qjが求め
られる。この場合、まず、R’の仮定値Ra’を与えた
上で、Hillの式によって圧延単位荷重が求められ、Hill
の式による圧延単位荷重から、Hitchcockの式を用いて
R’が求められる。そして、Ra’と R’との誤差が
許容値以下となるまで収束計算を繰り返すことにより、
圧延単位荷重qjを求める。
【0030】圧延単位荷重は、Hillの式により、 q=f(kM,σf,σb,R’,H,μ) と表される。ここで、変形抵抗kM(kg/mm2
は、圧延開始前における圧延パススケジュール設定に際
しては、 kM=f(C,n,ε0,H0,h) と表されるものが用いられる。ただし、σf:出側単位
張力(kg/mm2)、σb:入側単位張力(kg/m
2)、R’:ワークロール偏平半径(mm)、H: 入
側板厚(mm)、μ:摩擦係数、C:変形抵抗係数(k
g/mm2)、n:歪み硬化指数、ε0:初期歪み、
0:母材板厚 (mm)である。
【0031】摩擦係数μは鋼種、ワークロール種類、圧
延速度のそれぞれについて層別されたテーブルが予め記
憶装置72に記憶されており、CPUは、該当条件に対
応する値を記憶装置72から読み出して使用する。ま
た、C,n,ε0は、鋼種別に層別されたテーブルが予
め記憶装置72に記憶されており、CPUは、該当条件
に対応する各値を記憶装置72から読み出して使用す
る。
【0032】一方、ワークロール偏平半径はHitchcock
の式により、 R’=f(R,ν,ER,q,H,h) と表される。ただし、R:ワークロール半径 (m
m),ν:ワークロールのポアソン比、ER:ワークロ
ールのヤング率 (kg/mm)であり、ν,ERは、ワ
ークロール種類別に層別されたテーブルが予め記憶装置
72に記憶されており、CPUは、該当条件に対応する
各値を記憶装置72から読み出して使用する。
【0033】このようして、圧延単位荷重qjが求めら
れると、求められた圧延単位荷重qjが荷重上限値qmax
を下回っているか否かの判定が行なわれる(S44)。
圧延単位荷重qjが荷重上限値qmaxを下回っている場
合、CPUは、S46における処理を開始する。一方、
圧延単位荷重qjが荷重上限値qmaxを上回っている場
合、CPUは、S45において、圧延荷重が荷重上限値
max以下となる出側板厚hjを収束計算する。ここで、
荷重上限値qmaxは、ワークロールの直径から求められ
るロール間ヘルツ面圧の上限値と、常用最大荷重の上限
値(定数)とのうちの最小値である。
【0034】そして、CPUは、S46において、圧延
トルクTqjを計算する(S46)。圧延トルクTqjはHi
llの式により、 Tqj=f(W,kM,σf,σb,R,R’,H,h,
μ)(kg/m) と表される。圧延トルクTqjが求められると、求められ
た圧延トルクTqjが圧延トルク上限値Tqmaxを下回って
いるか否かの判定が行なわれる(S47)。圧延トルク
qjが圧延トルク上限値Tqmaxを下回っている場合、出
側板厚hjの算出は終了となる。
【0035】一方、圧延トルクTqjが圧延トルク上限値
qmaxを上回っている場合、S48において、圧延トル
クTqjがTqmax以下となる出側板厚hjが収束計算され
る。この場合、圧延トルク上限値Tqmaxは、主機電動機
トルクの上限値と、ロール間スリップ限界トルクとのう
ちの最小値である。そして、S49において、S43と
同様の手順によって圧延単位荷重qjが求められる。
【0036】図4は、図2に示した圧下率修正ルーチン
(S12)における処理手順を示すフローチャートであ
る。同図を参照しながら、圧下率修正ルーチンにおける
演算処理について説明すると、まず、CPUは、各パス
の修正前圧下率から対数歪み量εjを求める(S12
1)。ここで、対数歪み量εjは、εj=−ln(1−r
j)と表される。次に、CPUは、母材板厚H0から目標
板厚hまでの目標対数歪みと、各パスの対数歪み量の総
和Σεjとの差から必要修正歪み量△εを △ε=ln(H/h)−Σεj として求める(S122)。
【0037】更に、CPUは、S123において、各パ
スの圧延荷重差が小さくなるように、圧下率修正前の圧
延荷重qjに基づいて、圧下率修正重み係数αjを、 αj=(qj−qmin)/qmin として求める。この場合、重み係数αjは、圧下率修正
前の圧延荷重が大きいほど修正量を大きくするように定
められる。これにより、各パスにおける圧延荷重差が小
さくなるように圧下率rjを修正可能となる。なお、q
minは 全パス中の圧延荷重最小値×調整係数である。
CPUは、圧下率修正重み係数αjを求めると、各パス
の圧下率修正配分量を定めるために、圧下率修正重み係
数の総和Sα=Σαjを算出する(S124)。
【0038】S121〜S124の処理が完了すると、
S125にて、j=1とされ、S127における処理が
繰り返され、各ステップで求められた計算値から、各パ
スの圧下率rjが rj=1−1/exp(εj+△ε×αj/Sα) として求められる。
【0039】以下、図5及び図6を参照しながら、上述
したように構成された可逆式圧延機1の動作について説
明する。
【0040】まず、圧延開始に先立って、圧延対象とな
る板材Sの公称板厚、鋼種、Hillの式に基づく変形抵抗
kM等に基づいて、演算処理装置70によって圧延パス
スケジュール(当初パススケジュール)が設定される。
この当初パススケジュールは、演算処理装置70からラ
イン制御装置30に送られ、ライン制御装置30は、当
初パススケジュールに従って、1番目のパスを開始す
る。1番目のパス(初パス)では、図5に示すように、
圧延開始からしばらくの間、板材Sは、当初パススケジ
ュールに定められている当初圧延荷重P1で定圧圧延さ
れる(定圧圧延モード)。この定圧圧延モードは、圧延
速度が板厚制御装置50による自動板厚制御(AGC)
が開始される圧延速度V1(例えば、30mpm)に達
するまで継続される。
【0041】定圧圧延モードの間、ロードセル14は、
圧延荷重を検出し(S50)、ライン制御装置30に計
測値を示す信号を送出する。ライン制御装置30は、ロ
ードセル14によって計測される圧延荷重が当初圧延荷
重P1となるように、圧下制御装置40を介して圧下装
置10を制御する。また、この定圧圧延モードの間、圧
延機入側における板材Sの板厚(入側板厚)が入側板厚
計測装置15aによって計測され、圧延機出側における
板材Sの板厚(出側板厚)が出側板厚計測装置15bに
よって計測される(S50)。
【0042】なお、圧延速度が所定値V1に達すると、
図5に示すように、ライン制御装置30は、定圧圧延を
終了させ、圧下位置を固定した定位圧延を開始させる。
また、この段階から、板厚制御装置50による自動板厚
制御(AGC)が開始される。これにより、定常圧延部
の板厚変動をできるだけ少なくすることができる。板厚
制御装置50は、所定の段階で自動板厚制御(AGC)
を停止し、この段階から、当初パススケジュールに従っ
て所定時間だけ定位圧延を継続させた後、可逆式圧延機
1における初パスを終了させる。
【0043】一方、図6に示すように、定圧圧延モード
の間、ロードセル14によって計測された圧延荷重、入
側板厚計測装置15aによって計測された入側板厚、出
側板厚計測装置15bによって計測された出側板厚に対
しては、ライン制御装置30によって次のような演算処
理が施される。すなわち、ライン制御装置30は、図示
しない記憶装置に記憶されている所定のプログラムを読
み出し、まず、定圧圧延モード中に、ロードセル14、
入側板厚計測装置15a、及び、出側板厚計測装置15
bによって計測された圧延荷重、入側板厚、及び、出側
板厚の平均をとり、圧延荷重の平均値Pa、入側板厚の
平均値Ha、及び、出側板厚の平均値haを算出する(S
52)。
【0044】次に、ライン制御装置30は、圧延荷重の
平均値Pa、入側板厚の平均値Ha、及び、出側板厚の平
均値haから、板材Sの塑性係数Qaを Qa=Pa/(Ha−ha)×β として近似的に算出する。ここで、βは補正係数であ
り、 Y=K0(K1×ε+ε0n なる二次元変形抵抗式を用いて決定し、 β=σY/δε となる。ただし、Y:二次元変形抵抗、K0:二次元変
形抵抗係数、ε:対数歪みε=ln(H/h)、ε0
初期歪み、n:歪み硬化指数、K1:定数(通常2/√
3=1.1547)である。
【0045】そして、ライン制御装置30は、初パス中
における板材Sの変形抵抗の実績値kMaを、 kMa=Qa/W として求める(S54)。すなわち、ライン制御装置3
0は、ロードセル14の計測値、入側板厚計測装置15
aの計測値、及び、出側板厚計測装置15bの計測値か
ら、板材Sの変形抵抗(実績値)kMaを算出する変形
抵抗算出手段として機能する。
【0046】このようにして、板材Sの変形抵抗kMa
を算出すると、ライン制御装置30は、出側板厚計測装
置15bによって実測された出側板厚の平均値haを示
す信号と、求めた変形抵抗の実績値kMaを示す信号と
を演算処理装置70のCPUに送出する。演算処理装置
70のCPUは、変形抵抗の実績値kMaと、出側板厚
計測装置15bによって実測された出側板厚の平均値h
aとを用いて、図2〜図4に示したパススケジュール設
定手順に従って、2番目以降の各パスについての新たな
圧延パススケジュールを再設定する(S56)。
【0047】具体的には、実測された出側板厚haの平
均値は、図2に示したS4において用いられ、変形抵抗
の実績値kMaは、図3に示したS43において用いら
れる。このような新たな圧延パススケジュールの設定
は、可逆式圧延機1の初パスが終了するまでの間に行な
われる。演算処理装置70は、新たなパススケジュール
を設定すると、そのデータをライン制御装置30に送出
する。そして、ライン制御装置30は、再設定された新
たなパススケジュールに従って対象機器を制御する。
【0048】このように、一旦、圧延開始前に設定され
た当初パススケジュールに従って板材Sを圧延し、その
際の圧延荷重、板材Sの入側板厚、及び、板材Sの出側
板厚とを実測した上で、新たな圧延パススケジュールを
再設定することにより、圧延作業中における実際の圧延
荷重と、新たな圧延パススケジュールに定められている
圧延荷重との差を極めて小さくすることが可能となる。
従って、圧延精度が向上するので、所望形状の板材を確
実に得ることができる。また、圧延作業中に圧延荷重が
許容上限値を上回ってしまう事態を確実に防止できるの
で、圧延作業の安定性が向上する。更に、オペレータの
手作業による圧延パススケジュールの見直し作業等が不
要となるので、圧延作業の省力化を容易に達成すること
が可能となる。
【0049】なお、上述した可逆式圧延機1について
は、1番目のパスが実施される際に、圧延荷重、板材S
の入側板厚、及び、板材Sの出側板厚を実測した上で、
2番目以降の各パスについて新たな圧延パススケジュー
ルを再設定するものとして説明したが、これに限られる
ものではない。すなわち、2番目以降、任意のパスま
で、当初パススケジュールに従って板材Sを圧延すると
共に、その間、適宜、圧延荷重、板材Sの入側板厚、及
び、板材Sの出側板厚を実測し、当該任意のパス以降の
各パスについて新たな圧延パススケジュールを再設定す
ることも可能である。また、板材Sの変形抵抗の実績値
を算出するに際しては、上述したモデル式以外の式や、
事前に計測または算出した値をテーブル化しておいて、
このテーブルに基づいて板材Sの変形抵抗を定めてもよ
い。
【0050】
【発明の効果】本発明による可逆式圧延機は、当初の圧
延パススケジュールに従って板材を圧延する際の圧延荷
重を実測する圧延荷重計測手段と、板材の圧延機入側に
おける板厚を実測する入側板厚計測手段と、板材の圧延
機出側における板厚を実測する出側板厚計測手段と、圧
延荷重計測手段の計測値、入側板厚計測手段の計測値、
及び、出側板厚計測手段の計測値から、板材の変形抵抗
を算出する変形抵抗算出手段と、出側板厚計測手段によ
って実測された出側板厚と、変形抵抗算出手段によって
算出された変形抵抗とに基づいて、新たな圧延パススケ
ジュールを再設定するパススケジュール設定手段とを備
える。そして、本発明による圧延方法では、当初の圧延
パススケジュールに従って板材を圧延する際の圧延荷重
を実測すると共に、板材の入側板厚と出側板厚とを実測
し、圧延荷重の実測値、入側板厚の実測値、及び、出側
板厚の実測値から、板材の変形抵抗を算出し、出側板厚
の実測値と、算出した変形抵抗とに基づいて、新たな圧
延パススケジュールを再設定する。これにより、安定か
つ精度よい圧延作業を可能とし、かつ、容易に省力化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による可逆式圧延機を示すブロック構成
図である。
【図2】パススケジュールを設定する手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図3】図2のフローチャートにおける出側板厚算出ル
ーチンを説明するためのフローチャートである。
【図4】図2のフローチャートにおける圧下率修正ルー
チンを説明するためのフローチャートである。
【図5】図1の可逆式圧延機を用いて板材を圧延する場
合の初パスにおける制御手順を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図6】本発明による圧延方法を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
1…可逆式圧延機、2…ワークロール、5…上側中間ロ
ール、6…下側中間ロール、7…ベンディング圧力調整
装置、8…上側バックアップロール、9…下側バックア
ップロール、10…圧下装置、11…位置検出器、12
…サーボ弁、14…ロードセル、15a…入側板厚計測
装置、15a…入側板厚計測装置、16a,16b…圧
延速度計測装置、20…ベンダ制御装置、30…ライン
制御装置、40…圧下制御装置、50…板厚制御装置、
60…操作盤、70…演算処理装置、71…入出力ポー
ト、72…記憶装置、S…板材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E024 AA01 BB01 BB02 EE02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた圧延パススケジュールに
    従って板材を圧延する可逆式圧延機において、 前記圧延パススケジュールに従って前記板材を圧延する
    際の圧延荷重を実測する圧延荷重計測手段と、 前記板材の圧延機入側における板厚を実測する入側板厚
    計測手段と、 前記板材の圧延機出側における板厚を実測する出側板厚
    計測手段と、 前記圧延荷重計測手段の計測値、前記入側板厚計測手段
    の計測値、及び、前記出側板厚計測手段の計測値から、
    前記板材の変形抵抗を算出する変形抵抗算出手段と、 前記出側板厚計測手段によって実測された出側板厚と、
    前記変形抵抗算出手段によって算出された変形抵抗とに
    基づいて、新たな圧延パススケジュールを再設定するパ
    ススケジュール設定手段とを備えることを特徴とする可
    逆式圧延機。
  2. 【請求項2】 予め定められた圧延パススケジュールに
    従って板材を圧延する可逆式圧延機に適用される圧延方
    法において、 前記圧延パススケジュールに従って前記板材を圧延する
    際の圧延荷重を実測すると共に、前記板材の入側板厚と
    前記出側板厚とを実測し、前記圧延荷重の実測値、前記
    入側板厚の実測値、及び、前記出側板厚の実測値から、
    前記板材の変形抵抗を算出し、前記出側板厚の実測値
    と、算出した変形抵抗とに基づいて、新たな圧延パスス
    ケジュールを再設定することを特徴とする圧延方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101733289B (zh) * 2009-12-23 2012-07-04 北京理工大学 一种热轧板带连轧轧制规程动态设定的方法
US8302440B2 (en) 2007-04-12 2012-11-06 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation Thickness control apparatus of reversing rolling mill
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JP2021058923A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 日本製鉄株式会社 冷間圧延における材料特性の推定方法および計算装置、制御方法および制御装置、冷間圧延板の製造方法および製造設備

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