JPH09107861A - 加熱蒸散装置 - Google Patents

加熱蒸散装置

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JPH09107861A
JPH09107861A JP15257596A JP15257596A JPH09107861A JP H09107861 A JPH09107861 A JP H09107861A JP 15257596 A JP15257596 A JP 15257596A JP 15257596 A JP15257596 A JP 15257596A JP H09107861 A JPH09107861 A JP H09107861A
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JP
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plug
liquid
container
outlet
heating
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JP15257596A
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English (en)
Inventor
Takuo Matsuhisa
卓生 松久
Jiyungo Nakatsuka
準悟 中塚
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Earth Corp
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱蒸散装置を上下方向に配列される複数段
式のコンセントで使用した場合に、他のコンセントが使
用不能となることのない加熱蒸散装置を得る。 【解決手段】 液体を収容する液体容器21を収納する
ための液体容器収納部を備えた器体33に設けられコン
セント29に着脱可能なプラグ27と、器体33に形成
され気化・蒸散した液体を器体外に排出する蒸散口35
とを具備した加熱蒸散装置51において、器体両側面の
いずれか一方から突出可能となるようにプラグ27を器
体33に移動自在に取り付け、上下方向に複数段配列さ
れるコンセントのいずれかにこのプラグ27が差し込ま
れた際、コンセント29の左右いずれかに液体容器21
及び蒸散口35が配置されように、液体容器収納部及び
蒸散口35をプラグ27の突出方向と偏心させて器体3
3に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬剤等の液体を気
化・蒸散させる加熱蒸散装置に関し、詳しくは、吸液芯
を発熱体によって加熱することにより、液体容器に収容
された薬剤等の液体を気化・蒸散させるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱蒸散装置1としては、図12
に示すように、発熱体3を発熱させることによって、吸
液芯5を液体容器7の外部で加熱させ、液体容器7内の
液体の薬剤等9を液体容器7外における吸液芯5付近で
気化・蒸散させるものがある。発熱体3は、器体11の
内部に設けられ、コンセント13に差し込まれたプラグ
15を介して通電されて発熱する。プラグ15は、コー
ド等を介在させることなく、器体11に直接設けられ
る。吸液芯5は、液体容器7内から液体容器7外に貫通
して設けられている。
【0003】このような加熱蒸散装置1は、液体容器7
内の薬剤等9が器体11上方に蒸散される関係上、2連
式又は3連式等の複数段式のコンセントでは、最上段の
コンセントに差し込まれて使用される。即ち、最上段の
コンセントにプラグ15が差し込まれると、発熱体3が
プラグ15を介してコンセント13に通電されて発熱
し、液体容器7外に突出された吸液芯5の上部が加熱さ
れる。吸液芯5が加熱されることにより、液体容器7内
の薬剤等9が液体容器7外における吸液芯5付近で気化
し、器体11上面に設けられた蒸散口17から器体11
上方に蒸散されることとなる。
【0004】この加熱蒸散装置1によれば、多量の薬剤
等9を液体のまま液体容器7に収容することが可能とな
るため、薬剤等9を平板状の固形マットに含浸させて加
熱するマット式の加熱蒸散装置に比較して、蒸散効果を
長期間に渡って持続させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マット
式加熱蒸散装置では、固形マットを加熱板上にほぼ水平
な状態で載置して加熱させる構造で、器体の垂直方向の
寸法を比較的小さく抑えることができるのに対し、上述
した液体式の加熱蒸散装置1では、薬剤等を液体のまま
液体容器に収容するため、薬剤等に浸漬させる吸液芯を
ほぼ垂直な状態で配置しなければならず、垂直方向の寸
法を小さく抑えることが極めて困難なものとなった。
【0006】これに加え、従来の加熱蒸散装置1では、
図13に示すように、発熱体3、吸液芯5、液体容器7
が同一垂直軸y方向に配置されるとともに、プラグ15
がこの垂直軸yに直交する水平軸x方向で突出されてい
るため、複数段式の最上段のコンセント13で加熱蒸散
装置1を使用した場合には、器体11又は液体容器7に
よって下段のコンセント(図示せず)が塞がれた状態と
なり、下段のコンセントを使用不能としてしまう問題が
あった。
【0007】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、例えば加熱蒸散装置を複数段式のコンセントで使用
した場合であっても、他のコンセントが使用不能となる
ことのない加熱蒸散装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る加熱蒸散装置の構成は、液体が充填され
容器内から容器外へ突出して設けられかつ容器内におい
て液体に浸漬される吸液芯を備える液体容器を収納する
ための液体容器収納部を備えた器体と、器体に設けられ
コンセントに着脱可能なプラグと、液体容器内から液体
容器外に突出して設けられ液体容器内において液体に浸
漬される吸液芯と、プラグを介してコンセントから通電
され吸液芯上部付近で加熱されて吸液芯から液体を気化
・蒸散させる発熱体と、器体に形成され気化・蒸散した
液体を器体外に排出する蒸散口とを具備した加熱蒸散装
置において、前記プラグが、器体両側面のいずれか一方
の側面から選択的に突出可能となるように移動自在に前
記器体へ取り付けられ、かつコンセントに差し込まれた
際に該コンセント近傍に配置されるように前記液体容器
収納部及び前記蒸散口が前記プラグの突出方向と偏心し
て前記器体に設けられたことを特徴とするものである。
【0009】加熱蒸散装置は、プラグが器体のいずれか
の側面から突出した状態となり、このプラグが例えば上
下3段となったコンセントの中段部に差し込まれると、
発熱体が通電されて発熱し、液体容器内の液体が気化さ
れ、蒸散口から器体上方に蒸散されることとなる。この
ような使用状態で、加熱蒸散装置は、液体容器及びその
上方の蒸散口が、上下方向に配列されたコンセントの左
右いずれかに偏心して配置されることになり、プラグが
差し込まれた中段コンセントに隣接する上段コンセント
及び下段コンセントの挿入空間が広く確保されることに
なる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る加熱蒸散装置
の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第一の実施例による加熱蒸散装置のコン
セントに取り付けられた状態を示す斜視図、図2は図1
の加熱蒸散装置の内部を透視した平面図、図3は図1の
加熱蒸散装置の縦断面図、図4は図1の加熱蒸散装置の
プラグ部分の回動方向を示す斜視図である。
【0011】液体容器21内において液体の薬剤等23
に浸漬された吸液芯25は、液体容器21外に突出され
た上部が、プラグ27を介してコンセント29から通電
される発熱体31によって加熱され、液体容器21内に
収容された薬剤等23を液体容器21外の上方へ蒸散さ
せる。吸液芯25の上方に蒸散された薬剤等23は、器
体33上面に設けられた蒸散口35から器体33上方に
蒸散される。
【0012】吸液芯25は、液体容器21中央にほぼ垂
直な状態で設けられており、下側ほぼ半分が液体容器2
1内において薬剤等23に浸漬されるとともに、上部が
液体容器21から上方に突出され、平面視にて環状に形
成された発熱体31中心部に挿入される。吸液芯25の
素材としては、フェルト、木綿、パルプ、不織布、石
綿、無機質成形物等が挙げられるが、フェルト芯(ポリ
アクリルなどの樹脂からなる焼結芯を含む)、素焼芯
(セラミック芯)、パルプ芯又は無機質成形芯が好適に
用いられる。
【0013】液体容器21は、殺虫剤、殺菌剤、殺ダニ
剤、忌避剤、芳香剤、医薬品又は化粧品等の液体の薬剤
等23を収容可能であり、内部が視認できる透明性を有
する。液体容器21の上部外周面には、雄ネジ部37が
形成され、この雄ネジ部37が器体33に形成された雌
ネジ部39に螺合されることにより、液体容器21は、
器体33に着脱自在に支持される。なお、液体容器21
を器体33に螺合させる他、器体33に段部を形成し、
この段部と液体容器21のネジ部37とを係合させて、
液体容器21を器体33に嵌合させるようにしても良
い。また、充填された薬剤の劣化を防止するために、必
要に応じて液体容器21には、紫外線防止剤が練り込ま
れる。
【0014】器体33は、平面視にて矩形状に形成さ
れ、液体容器21を支持する上述の雌ネジ部39が、器
体33長手方向の一端側に設けられている。また、器体
33長手方向の他端側の下面には、器体33の長手方向
と直交する方向で器体33を横断する凹溝41が形成さ
れている。凹溝41にはプラグ27が設けられ、プラグ
27は凹溝41と直交する水平方向の支持軸43によ
り、基端が凹溝41中央部に回動自在に支持されてい
る。従って、プラグ27は、支持軸43を中心に回動さ
れることで、凹溝41の両端側に回動され、器体33両
側面のいずれか一方から突出可能となっている。
【0015】また、凹溝41の形成された器体33の他
端側部分は、プラグ27が差し込まれた際、上下に隣接
する他のコンセント29と干渉しない厚み(他のコンセ
ント29の使用に支障をきたさない厚み)で薄厚に形成
されている。従って、凹溝41のいずれか一方に回動さ
れて器体33から突出したプラグ27が複数段式のコン
セントに差し込まれた状態では、器体33一端側に配設
された発熱体31、吸液芯25、液体容器21、蒸散口
35が、図1に示すように、上下方向に複数段配列され
るコンセント29の配列中心の左右いずれかに偏心され
た状態で配置されることになる。つまり、発熱体31、
吸液芯25、液体容器21、蒸散口35は、プラグ27
の突出方向に対して偏心して器体33に配設されてい
る。
【0016】発熱体31は、器体33内部における一端
側中央部に設けられ、プラグ27を介してコンセント2
9から通電されることによって発熱し、中心部に下方か
ら挿入される吸液芯25の上部を加熱させる。発熱体3
1としては、ニクロム線、半導体(正特性サーミスタ)
等を利用したものが挙げられる。発熱体31による吸液
芯25の加熱温度は、蒸散させる薬剤等23の種類に応
じて適宜決定すればよく、特に限定されないが、通常、
発熱体31の表面温度が約40〜150°cで、且つ、
吸液芯25の表面温度が30〜135°cとなるように
設定され、好ましくは発熱体31の表面温度が60〜1
45°cで、且つ、吸液芯25の表面温度が40〜13
0°cとなるように設定される。発熱体の形状は、リン
グ形、馬蹄形若しくはコの字型を用いることができ、、
さらには、長方形の中心に芯挿入口を設けてマット兼用
としても良い。
【0017】また、器体33の例えば上面にはスイッチ
45が設けられ、スイッチ45はプラグ27と発熱体3
1との接続回路を開閉するようになっている。器体33
内部には照明手段であるネオン球47が設けられ、ネオ
ン球47は電源の印加にともなって点灯される回路配線
で接続され、視覚的に加熱蒸散装置の使用状態を確認可
能なものとしている。照明手段としては、他にも発光ダ
イオードを用いることができる。
【0018】このように構成された第一の実施例による
加熱蒸散装置51の作用を説明する。
【0019】加熱蒸散装置51は、プラグ27が支持軸
43を中心に回動され、凹溝41のいずれか一方に配置
されることで、器体33のいずれかの側面から突出した
状態となる。このプラグ27が例えば図1に示すように
上下3段となったコンセント29の中段部に差し込まれ
ると、発熱体31が通電されて発熱し、液体容器21外
において器体33の上部が加熱される。これにより、液
体容器21内の薬剤等23は、器体33の上部付近にお
いて気化され、蒸散口35から器体33上方に蒸散され
ることとなる。
【0020】このような使用状態で、加熱蒸散装置51
は、器体33の他端側に設けられた液体容器21及びそ
の上方の蒸散口35が、上下方向に配列されたコンセン
ト29の左右いずれかに偏心して配置されることにな
り、且つ、プラグ27の突出された器体33の他端側
が、上下に隣接する他のコンセント29の使用に支障を
きたさない厚みDで形成されることから、プラグ27が
差し込まれた中段コンセント29aに上下に隣接する上
段コンセント29b及び下段コンセント29cの挿入空
間が広く確保されることとなる。即ち、加熱蒸散装置5
1は、いずれのコンセント29に差し込まれた場合であ
っても、他のコンセント29のプラグ挿入空間を占有す
ることがなく、他のコンセント29が全て使用可能な状
態となる。
【0021】上述の加熱蒸散装置51によれば、プラグ
27がコンセント29に差し込まれた際、液体容器21
及び蒸散口35部分がコンセント29の左右いずれかに
偏心して配置されるため、複数段式のコンセント29の
いずれのコンセント29にプラグ27が差し込まれた場
合においても、他のコンセント29を使用不能にするこ
とがない。
【0022】また、加熱蒸散装置51では、プラグ27
が支持軸43により回動可能に設けられ、器体33両側
面のいずれへも突出できるようになっているため、プラ
グ27を凹溝41両端のいずれかに配置することで、液
体容器21及び蒸散口35部分をコンセント29の左右
いずれでも偏心して配置させることができる。
【0023】なお、図示は省略するが、加熱蒸散装置5
1は、プラグ27を凹溝41の中央部において垂直方向
に姿勢させた状態で、プラグ27の先端が液体容器21
の下面より下方に突出するようにプラグ27の全長を形
成すれば、水平状態に配置されたコンセント若しくはテ
ーブルタップへもプラグ27の差し込みを可能にするこ
とができる。この場合、プラグ27が垂直位置で位置決
めされるように、垂直位置で例えばクリック感を持たせ
るようにする。
【0024】次に、本発明による加熱蒸散装置の第二の
実施例を図5に基づき説明する。図5は第二の実施例に
よる加熱蒸散装置のプラグ部分の回動方向を示す斜視図
である。
【0025】この実施例による加熱蒸散装置61では、
器体33の他端側が例えば下面側を欠切することにより
薄厚に形成されている。この薄厚部63にはプラグ27
が設けられ、プラグ27は基部が垂直方向の支持手段と
しての支持軸65により回動自在に薄厚部63に支持さ
れている。即ち、プラグ27は、器体33の薄厚部63
と、重なった状態で、支持軸65回りにほぼ180°の
角度で水平方向に回動可能となっている。この薄厚部6
3とプラグ27との合計の厚みは、上述した加熱蒸散装
置51の場合と同様、プラグ27が差し込まれた際、上
下に隣接する他のコンセント29の使用に支障をきたさ
ない厚みで形成される。他の構造は、上述した加熱蒸散
装置51と同様のものとなっている。
【0026】この加熱蒸散装置61によれば、プラグ2
7が支持軸65回りで水平面方向に回動され、器体33
両側のいずれへも突出可能であるため、上述の加熱蒸散
装置51と同様、液体容器21及び蒸散口35部分がコ
ンセント29の左右いずれかに偏心して配置されるた
め、複数段式のコンセント29のいずれのコンセント2
9にプラグ27が差し込まれた場合においても、他のコ
ンセント29を使用不能にすることがない。
【0027】更に、この加熱蒸散装置61では、器体3
3から突出されるプラグ27が垂直方向の支持軸65回
りで回動されるため、コンセント29にプラグ27が差
し込まれた状態においても、液体容器21及び蒸散口3
5部分をコンセント29の左右いずれかに配置変えする
ことが可能となる。
【0028】次に本発明による加熱蒸散装置の第三の実
施例を図6に基づき説明する。図6は第三の実施例によ
る加熱蒸散装置のプラグ部分を示す要部斜視図である。
先の図4及び図5に示した各実施例と異なる点は、プラ
グが全方向に回動可能である点にある。すなわち、第一
及び第二の実施例では、プラグは垂直若しくは水平方向
に規定された支持軸により一軸回りに回動可能である
が、第三の実施例である加熱蒸散装置71は、器体33
の一部分に設けれた球面座と係合するボールジョイント
73にプラグ27を設け、ボールジョイント73が回転
して軸が傾くことにより、プラグ27が全方向に回動可
能となる。なお、第三の実施例においても、プラグ27
の先端が液体容器の下面より下方に突出するようにプラ
グ27の全長を形成し、かつプラグ27が垂直位置で位
置決めされるように、垂直位置で例えばクリック感を持
たせるようにして、水平状態に配置されたコンセント若
しくはテーブルタップへのプラグの差込みを可能とす
る。
【0029】次に、本発明による加熱蒸散装置の第四の
実施例を図7に基づき説明する。図7は第四の実施例に
よる加熱蒸散装置のプラグ部分を示す要部斜視図であ
る。この加熱蒸散装置81では、上述の加熱蒸散装置5
1と同様、液体容器21及び蒸散口35部分がコンセン
ト29の左右いずれかに偏心するようにして器体33に
配置されるとともに、器体33他端側の一方の側面から
プラグ27が突出状態で固設される。プラグ27が突設
された器体33他端側の厚みは、上述した加熱蒸散装置
51の場合と同様、プラグ27が差し込まれた際、上下
に隣接する他のコンセント29の使用に支障をきたさな
い厚みで形成される。
【0030】また、器体33の上面にはプラグ27と導
通したコンセント部83が設けられ、コンセント部83
には他のプラグが差し込めるようになっている。つま
り、プラグ27が差し込まれることにより、使用可能数
が一つ減ったコンセント29は、コンセント部83が新
たに使用可能となることで、加熱蒸散装置81の使用状
態においても、全数分のコンセント29が使用可能とな
る。
【0031】この加熱蒸散装置81によれば、上述の加
熱蒸散装置51と同様、液体容器21及び蒸散口35部
分がコンセント29の左右いずれかに偏心して配置され
るため、複数段式のコンセント29のいずれのコンセン
ト29にプラグ27が差し込まれた場合においても、他
のコンセント29を使用不能にすることがない。
【0032】更に、プラグ27と導通するコンセント部
73を器体33に設けたので、加熱蒸散装置71のプラ
グ27を差し込むことにより、使用可能数が一つ減った
コンセント29において、使用可能なコンセント部73
を新たに増やすことができ、プラグ27が差し込まれて
いない場合と同様の全数分のコンセント29を使用可能
にすることができる。
【0033】次に、本発明による加熱蒸散装置の第五の
実施例を図8に基づき説明する。図8は第五の実施例に
よる加熱蒸散装置のプラグ部分を示す要部斜視図であ
る。この加熱蒸散装置91では、上述の加熱蒸散装置5
1と同様、液体容器21及び蒸散口35部分がコンセン
ト29の左右いずれかに偏心するようにして器体33に
配置されるとともに、器体33他端側の一方の側面から
プラグ27が突出状態で固設される。プラグ27が突設
された器体33他端側の厚みは、上述した加熱蒸散装置
51の場合と同様、プラグ27が差し込まれた際、上下
に隣接する他のコンセント29の使用に支障をきたさな
い厚みで形成される。
【0034】また、プラグ27が突設された器体33の
他端側部分33aは、水平方向の支持手段としての支持
軸93により器体33一端側に対して回動自在に取り付
けられている。即ち、プラグ27が突出された他端側部
分33aが支持軸93回りに回動されることで、プラグ
27は、器体33のいずれの側面へも配置可能となって
いる。
【0035】この加熱蒸散装置91によれば、上述の加
熱蒸散装置51と同様、複数段式のコンセント29のい
ずれのコンセント29にプラグ27が差し込まれた場合
においても、他のコンセント29を使用不能にすること
がない。更に、加熱蒸散装置91では、器体33の他端
側部分33aを回動させてプラグ27が配置変えできる
ようにしたので、プラグ配置変えの操作性を良好なもの
とすることができる。
【0036】次に、本発明による加熱蒸散装置の第六の
実施例を図9乃至図11に基づき説明する。図9は第六
の実施例による加熱蒸散装置のプラグ部分を示す要部斜
視図であり、図10は図9の底面を示す要部斜視図、図
11は図9の断面を示す要部断面図である。この加熱蒸
散装置101は、上述の加熱蒸散装置51と同様、液体
容器21及び蒸散口35部分がコンセント29の左右い
ずれかに偏心するようにして器体33に配置されてい
る。また、自重による応力を最小限に押さえるため、器
体33は、プラグ27が取り付けられる側が絞りこまれ
ている。この場合、器体が卵形を有しているが他の形態
でも良い。さらに、コンセントに差し込まれた際、器体
33の側面を壁面に密着させるために、プラグ27の取
付け部が曲げられ、かつプラグ27が器体33の両側面
のいずれか一方から器体33の両側面に対して垂直方向
に突出するように形成されている。プラグ27が突設さ
れた器体33の他端側の厚みは、上述した加熱蒸散装置
51の場合と同様、プラグ27が差し込まれた際、上下
に隣接する他のコンセント29の使用に支障をきたさな
い厚みで形成されても良い。
【0037】なお、上記各実施例では、液体容器及び蒸
散口部分がコンセントの配列中心の左右いずれかに偏心
した状態で配置されているが、コンセントの配列中心か
ら斜め上方若しくは斜め後方等、放射方向に偏心した状
態にし、コンセントの干渉を避けるようにしても良い。
また、器体の他端側部分を薄厚に形成して、コンセント
の干渉を避けるようにしているが、他端側部分がコンセ
ントを覆う形状とし、コンセントの配置に対応して他端
側部分に切欠き若しくは穴を設けるようにしても良い。
【0038】また、上記各実施例では、プラグの回転に
よりプラグの突出位置を変える構成について説明した
が、プラグをスライドしてその突出位置を変えるように
しても良い。さらに、不使用時に突出するプラグを器体
内に収納するようにしても良い。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る加熱蒸散装置によれば、プラグがコンセントに差し込
まれた際、液体容器収納部及び蒸散口部分がコンセント
近傍に偏心して配置されるため、複数段式のコンセント
のいずれのコンセントにプラグが差し込まれた場合にお
いても、他のコンセントを使用不能にすることがない。
また、プラグが器体両側面のいずれへも突出できるた
め、液体容器収納部に収納された液体容器及び蒸散口部
分をコンセント近傍に偏心して配置させることができ
る。また、上記構成により器体に経たりが生じなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例による加熱蒸散装置のコ
ンセントに取り付けられた状態を示す斜視図である。
【図2】図1の加熱蒸散装置の内部を透視した平面図で
ある。
【図3】図1の加熱蒸散装置の縦断面図である。
【図4】図1の加熱蒸散装置のプラグ部分の回動方向を
示す斜視図である。
【図5】第二の実施例による加熱蒸散装置のプラグ部分
の回動方向を示す斜視図である。
【図6】第三の実施例による加熱蒸散装置のプラグ部分
の回動方向を示す斜視図である。
【図7】第四の実施例による加熱蒸散装置のプラグ部分
の要部斜視図である。
【図8】第五の実施例による加熱蒸散装置のプラグ部分
の要部斜視図である。
【図9】第六の実施例による加熱蒸散装置のプラグ部分
の要部斜視図である。
【図10】図9の底面を示す要部斜視図である。
【図11】図9の断面を示す要部断面図である。
【図12】従来の加熱蒸散装置の一部分を切り欠いた側
面図である。
【図13】従来の加熱蒸散装置の平面図である。
【符号の説明】
21 液体容器 25 吸液芯 27 プラグ 29 コンセント 31 発熱体 33 器体 35 蒸散口 43、65、93 支持軸 51、61、71、81、91、101 加熱蒸散装置 73 ボールジョイント 83 コンセント部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体が充填され容器内から容器外へ突出
    して設けられかつ容器内において液体に浸漬される吸液
    芯を備える液体容器を収納するための液体容器収納部を
    備えた器体と、 器体に設けられコンセントに着脱可能なプラグと、 液体容器内から液体容器外に突出して設けられ液体容器
    内において液体に浸漬される吸液芯と、 プラグを介してコンセントから通電され吸液芯上部付近
    で加熱されて吸液芯から液体を気化・蒸散させる発熱体
    と、 器体に形成され気化・蒸散した液体を器体外に排出する
    蒸散口とを具備した加熱蒸散装置において、 前記プラグが、器体両側面のいずれか一方の側面から選
    択的に突出可能となるように移動自在に前記器体へ取り
    付けられ、かつコンセントに差し込まれた際に該コンセ
    ント近傍に配置されるように前記液体容器収納部及び前
    記蒸散口が前記プラグの突出方向と偏心して前記器体に
    設けられたことを特徴とする加熱蒸散装置。
  2. 【請求項2】 前記プラグが突出する器体部分の厚み
    が、上下に隣接する他のコンセントと干渉しない厚みで
    形成されたことを特徴とする請求項1記載の加熱蒸散装
    置。
  3. 【請求項3】 前記プラグが水平方向の支持手段を介し
    て前記器体に垂直面方向に回動自在に取付けられ、前記
    プラグが器体両側面のいずれか一方から突出可能にした
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱蒸散装置。
  4. 【請求項4】 前記プラグが垂直方向の支持手段を介し
    て前記器体に水平面方向に回動自在に取付けられ、前記
    プラグが器体両側面のいずれか一方から突出可能にした
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱蒸散装置。
  5. 【請求項5】 前記プラグが全方向の支持手段を介して
    前記器体に垂直面及び水平面方向に回動自在に取り付け
    られ、前記プラグが器体両側面のいずれか一方から突出
    可能にしたことを特徴とする請求項1記載の加熱蒸散装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000247807A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Fumakilla Ltd 害虫の飛来及び/又は吸血行動抑制剤
US6553711B1 (en) * 2000-03-22 2003-04-29 Long Well Electronics Corp. Switchable mosquito expelling/killing device

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JP2000247807A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Fumakilla Ltd 害虫の飛来及び/又は吸血行動抑制剤
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