JP3608675B2 - 加熱蒸散装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬剤等の薬液を気化及び/又は蒸散させる加熱蒸散装置に関し、詳しくは、吸液芯を発熱体によって加熱することにより、液体容器に収容された薬剤等の薬液を気化及び/又は蒸散させるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、加熱蒸散装置1としては、図9に示すように、発熱体3を発熱させることによって、吸液芯5を液体容器7の外部で加熱させ、液体容器7内の薬液の薬剤等9を液体容器7外における吸液芯5付近で気化及び/又は蒸散させるものがある。発熱体3は、器体11の内部に設けられ、コンセント13に差し込まれたプラグ15を介して通電されて発熱する。プラグ15は、コード等を介在させることなく、器体11に直接設けられる。吸液芯5は、液体容器7内から液体容器7外、該芯5の上部を突出して設けられている。
【0003】
この加熱蒸散装置1では、コンセントにプラグ15が差し込まれると、発熱体3がプラグ15を介してコンセント13に通電されて発熱し、液体容器7外に突出された吸液芯5の上部が加熱される。吸液芯5が加熱されることにより、液体容器7内の薬剤等9が液体容器7外における吸液芯5付近で気化し、器体11上面に設けられた蒸散口17から器体11上方に蒸散されることとなる。
【0004】
この加熱蒸散装置1によれば、多量の薬剤等9を薬液のまま液体容器7に収容することが可能となるため、薬剤等9を平板状の固形マットに含浸させて加熱するマット式の加熱蒸散装置に比較して、蒸散効果を長期間に渡って持続させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、マット式加熱蒸散装置では、固形マットを加熱板上にほぼ水平な状態で載置して加熱させる構造で、器体の垂直方向の寸法を比較的小さく抑えることができるのに対し、上述した液体式の加熱蒸散装置1では、薬剤等を液体のまま液体容器に収容するため、薬剤等に浸漬させる吸液芯をほぼ垂直な状態で配置しなければならず、垂直方向の寸法を小さく抑えることが極めて困難なものとなった。
【0006】
これに加え、従来の加熱蒸散装置1では、図9、図10に示すように、発熱体3、吸液芯5、液体容器7が同一垂直軸y方向に配置されるとともに、プラグ15がこの垂直軸yに直交する水平軸x方向で突出されているため、複数段式の最上段のコンセント13で加熱蒸散装置1を使用した場合には、液体容器7が下段のコンセント13bを塞ぎ、下段のコンセント13bを使用不能としてしまう問題があった。また、これと逆に最下段のコンセント13bで加熱蒸散装置1を使用した場合には、器体11が上段のコンセント13を塞ぎ、上段のコンセント13を使用不能としてしまう問題もあった。
【0007】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、例えば加熱蒸散装置を複数段式のコンセントで使用した場合であっても、上段又は下段のコンセントが使用可能となる加熱蒸散装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る加熱蒸散装置の構成は、内部に充填された薬液に浸漬され上方に突出する吸液芯を備えた液体容器を収容する器体と、該器体に設けられコンセントに着脱可能なプラグと、前記器体に設けられ該プラグを介してコンセントから通電されて発熱する発熱体とを備え、前記発熱体を発熱させて前記吸液芯を加熱し前記薬液を前記吸液芯を介して気化及び/又は蒸散させる加熱蒸散装置であって、コンセントと対向する前記器体の背面に前記薬液が蒸散する蒸散口と非整列かつ前記器体の背面の中心から偏心して上下方向に延びるプラグ可動溝が形成され、該プラグ可動溝に沿って前記プラグが上下方向にスライド自在に取付けられ、プラグがプラグ可動溝の下端にスライドされた際、前記液体容器の下面が下段のコンセントに干渉しない距離でプラグと前記液体容器の下面との間隔が形成されるとともにプラグがプラグ可動溝の上端にスライドされた際、前記器体の上面が上段のコンセントに干渉しない距離でプラグと前記器体の上面との間隔が形成されたことを特徴とするものである(請求項1)
また、上記目的を達成するための本発明に係る加熱蒸散装置の構成は、内部に充填された薬液に浸漬され上方に突出する吸液芯を備えた液体容器を収容する器体と、該器体に設けられコンセントに着脱可能なプラグと、前記器体に設けられ該プラグを介してコンセントから通電されて発熱する発熱体とを備え、前記発熱体を発熱させて前記吸液芯を加熱し前記薬液を前記吸液芯を介して気化及び/又は蒸散させる加熱蒸散装置であって、コンセントと対向する前記器体の背面に上下方向に延びるプラグ可動溝が形成され、プラグ可動溝の対向する内壁に軸受穴がそれぞれ形成され、この軸受穴に支持板の基端に形成された軸部が回動自在に嵌合され、支持板の先端に前記プラグが回動自在に挟持されることで該プラグがプラグ可動溝の下端又は上端に回動可能となり、プラグがプラグ可動溝の下端に回動された際、前記液体容器の下面が下段のコンセントに干渉しない距離でプラグと前記液体容器の下面との間隔が形成されるとともにプラグがプラグ可動溝の上端に回動された際、前記器体の上面が上段のコンセントに干渉しない距離でプラグと器体の上面との間隔が形成されたことを特徴とするものである(請求項2)。
【0009】
そして、このように構成された加熱蒸散装置では、プラグ可動溝の下端にプラグがスライドされ、このプラグを介して加熱蒸散装置がコンセントに取り付けられると、液体容器が下段のコンセントのプラグ挿入空間から退避した位置に配置され、下段のコンセントにプラグが挿入可能となる。一方、プラグ可動溝の上端にプラグがスライドされ、このプラグを介して加熱蒸散装置がコンセントに取り付けられると、器体が上段のコンセントのプラグ挿入空間から退避した位置に配置され、上段のコンセントにプラグが挿入可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る加熱蒸散装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第一の実施の形態による加熱蒸散装置のコンセントに取り付けられた状態を示す側面図、図2は図1のA−A矢視図、図3は図1の背面図、図4は図1の加熱蒸散装置の器体を上方に移動させた状態を示す側面図、図5は図1の加熱蒸散装置の器体を下方に移動させた状態を示す側面図である。
【0011】
液体容器21内において薬液の薬剤等23に浸漬された吸液芯25は、液体容器21外に突出された上部が、プラグ27を介してコンセント29から通電される発熱体31によって加熱され、液体容器21内に収容された薬剤等23を液体容器21外の上方へ蒸散させる。吸液芯25の上方に蒸散された薬剤等23は、器体33上面に設けられた蒸散口35から器体33上方に蒸散される。
【0012】
吸液芯25は、液体容器21中央にほぼ垂直な状態で設けられており、下側ほぼ半分が液体容器21内において薬剤等23に浸漬されるとともに、上部が液体容器21から上方に突出され、平面視にて環状に形成された発熱体31中心部に挿入される。吸液芯25の素材としては、フェルト、木綿、パルプ、不織布、石綿、無機質成形物等が挙げられるが、フェルト芯(ポリアクリルなどの樹脂からなる焼結芯を含む)、素焼芯(セラミック芯)、パルプ芯又は無機質成形芯が好適に用いられる。
【0013】
液体容器21は、殺虫剤、殺菌剤、殺ダニ剤、忌避剤、芳香剤、医薬品又は化粧品等の薬液の薬剤等23を収容可能であり、内部が視認できる透明性を有する。液体容器21の上部外周面には、雄ネジ部37が形成され、この雄ネジ部37が器体33に形成された雌ネジ部39に螺合されることにより、液体容器21は、器体33に着脱自在に支持される。なお、液体容器21を器体33に螺合させる他、器体33に段部を形成し、この段部と液体容器21の雄ネジ部37とを係合させて、液体容器21を器体33に嵌合させるようにしても良い。また、充填された薬剤の劣化を防止するために、必要に応じて液体容器21には、紫外線防止剤が練り込まれる。
【0014】
発熱体31は、器体33内部における上端側中央部に設けられ、プラグ27を介してコンセント29から通電されることによって発熱し、中心部に下方から挿入される吸液芯25の上部を加熱させる。発熱体31としては、ニクロム線、半導体(正特性サーミスタ)等を利用したものが挙げられる。発熱体31による吸液芯25の加熱温度は、蒸散させる薬剤等23の種類に応じて適宜決定すればよく、特に限定されないが、通常、発熱体31の表面温度が約40〜150°Cで、且つ、吸液芯25の表面温度が30〜135°Cとなるように設定され、好ましくは発熱体31の表面温度が60〜145°Cで、且つ、吸液芯25の表面温度が40〜130°Cとなるように設定される。発熱体の形状は、リング形、馬蹄形若しくはコの字型を用いることができ、更には、長方形の中心に芯挿入口を設けてマット兼用としても良い。
【0015】
コンセント29と対向する器体33の背面には、プラグ可動溝41が器体33の上下方向に形成されている。図2に示すように、プラグ可動溝41の対向する内壁には、器体33の上下方向に係止溝43がそれぞれ形成されている。係止溝43は、溝開口部の幅より溝底部の幅が広く形成されている。この係止溝43には、プラグ27の両側面に突設された係止突起45が係合される。プラグ可動溝41の溝底部には、器体33の上下方向に長いスリット47が形成される。スリット47には、プラグ27と発熱体31とを接続する電線49が挿通される。電線49は、プラグ27のスライドに支障を及ぼさない余長を有している。
【0016】
プラグ27は、係止突起45を係止溝43に係合させた状態で、プラグ可動溝41内を上下方向にスライド可能となる。言い換えれば、プラグ27に対して、器体33は上下方向に移動可能となっている。器体33の背面の上下方向に形成される係止溝43は、蒸散口35と一軸上に整列せず、かつ器体33の中心軸から偏心するように形成される。また、図4に示すように、プラグ27と液体容器21の下面との間隔は、プラグ27がプラグ可動溝41の下端にスライドされた際液体容器21の下面が下段のコンセント29Lに干渉しない距離aで形成される。また、図5に示すように、プラグ27と器体33の上面との間隔は、プラグ27がプラグ可動溝41の上端にスライドされた際器体33の上面が上段のコンセント29Uに干渉しない距離bで形成される。
【0017】
即ち、プラグ27がプラグ可動溝41の下端にスライドされた際、つまり、器体33がプラグ27に対して上端に移動された状態では、液体容器21の下面が下段のコンセント29Lのプラグ挿入空間に干渉しないようになっている。また、プラグ27がプラグ可動溝41の上端にスライドされた際、つまり、器体33がプラグ27に対して下端に移動された状態では、器体33の上面が上段のコンセント29Uのプラグ挿入空間に干渉しないようになっている。
【0018】
このように構成された加熱蒸散装置51の作用を説明する。
プラグ可動溝41の下端にプラグ27がスライドされ、このプラグ27を介して加熱蒸散装置51がコンセント29に取り付けられると、図4に示すように、液体容器21が下段のコンセント29Lのプラグ挿入空間から退避した位置に配置され、下段のコンセント29Lにプラグ27Lが挿入可能となる。
【0019】
一方、プラグ可動溝41の上端にプラグ27がスライドされ、このプラグ27を介して加熱蒸散装置51がコンセント29に取り付けられると、図5に示すように、器体33が上段のコンセント29Uのプラグ挿入空間から退避した位置に配置され、上段のコンセント29Uにプラグ27Uが挿入可能となる。
なお、プラグ27のスライドは、プラグ27がコンセント29に差し込まれた状態で、器体33を上下移動させることにより行うことができる。また、可動溝41が器体33の中心軸から偏心しているため、プラグ27がコンセント29に差し込まれた状態でコンセント29に捻じり応力が加わる。
【0020】
従って、この加熱蒸散装置51によれば、プラグ27を器体33にスライド自在に設け、プラグ27に対して器体33を上端に移動させた状態では、液体容器21を下段コンセント29Lに干渉させないようにし、また、プラグ27に対して器体33を下端に移動させた状態では、器体33を上段コンセント29Uに干渉させないようにしたので、例えば複数段式の最上段のコンセント29Uで加熱蒸散装置51を使用した場合においても、器体33を上端に移動させることで、液体容器21を下段のコンセント29Lのプラグ挿入空間から退避させることができ、加熱蒸散装置51の垂直方向の寸法を小さくせずとも、下段のコンセント29Lを使用可能にすることができる。また、これとは逆に、最下段のコンセント29Lで加熱蒸散装置51を使用した場合でも、器体33を下端に移動させることで、器体33を上段のコンセント29Uのプラグ挿入空間から退避させることができ、上段のコンセント29Uを使用可能にすることができる。また、プラグ27がコンセント29に差し込まれた状態で、コンセント29に捻り応力が加わるため、プラグ27がコンセント29から抜け難くくなる。さらに、可動溝41の上下方向には蒸散口35が位置しないため、プラグ27がコンセント29に差し込まれた状態で、蒸散口35から蒸散される薬液が、上段のプラグ27Uに邪魔されることなく、所望の蒸散を得ることができる。
【0021】
次に、本発明による加熱蒸散装置の第二の実施の形態を図6〜図8に基づき説明する。図6は本発明による加熱蒸散装置の第二の実施の形態による加熱蒸散装置のコンセントに取り付けられた状態を示す側面図、図7は図6のB−B矢視図、図8は図6の加熱蒸散装置の器体を下方に移動させた状態を示す側面図である。
【0022】
コンセント29と対向する器体33の背面には、上述の加熱蒸散装置51と同様に、プラグ可動溝41が器体33の上下方向に形成されている。図7に示すように、プラグ可動溝41の上下方向中央部の対向する内壁には、軸受穴61がそれぞれ形成されている。この軸受穴61には、支持体63の基端に形成された軸部65が回動自在に嵌合されている。
【0023】
支持体63の先端には支持穴67が穿設され、支持穴67にはプラグ27の両側面から突出した支持軸69が回動自在に挿入されている。従って、基端が軸受穴61に回動自在に支持された支持体63は、先端でプラグ27を回動自在に挟持した状態で、プラグ可動溝41内に収納可能となる。支持体63の先端に挟持されたプラグ27は、支持体63の基端が回動されることにより、プラグ可動溝41の下端又は上端に回動可能となっている。言い換えれば、プラグ27に対して、器体33は、上下方向に移動可能となっている。
【0024】
プラグ27と液体容器21の下面との間隔は、図6に示すように、プラグ27がプラグ可動溝41の下端に回動された際液体容器21の下面が下段のコンセント29Lに干渉しない距離aで形成される。また、プラグ27と器体33の上面との間隔は、図8に示すように、プラグ27がプラグ可動溝41の上端に回動された際器体33の上面が上段のコンセント29Uに干渉しない距離bで形成される。
【0025】
即ち、器体33がプラグ27に対して上端に回動された状態(図6の状態)では、液体容器21が下段のコンセント29Lのプラグ挿入空間に干渉しないようになっている。また、器体33がプラグ27に対して下端に回動された状態(図8の状態)では、器体33が上段のコンセント29Uのプラグ挿入空間に干渉しないようになっている。
【0026】
このように構成された加熱蒸散装置71では、支持体63が回動されることにより、プラグ可動溝41の下端にプラグ27が回動され、このプラグ27を介して加熱蒸散装置71がコンセント29に取り付けられると、図6に示すように、液体容器21が下段のコンセント29Lのプラグ挿入空間から退避した位置に配置され、下段のコンセント29Lにプラグ27Lが挿入可能となる。
【0027】
一方、プラグ可動溝41の上端にプラグ27が回動され、このプラグ27を介して加熱蒸散装置71がコンセント29に取り付けられると、図8に示すように、器体33が上段のコンセント29Uのプラグ挿入空間から退避した位置に配置され、上段のコンセント29Uにプラグ27Uが挿入可能となる。
【0028】
この加熱蒸散装置71によれば、プラグ27を支持体63を介して回動させることで、プラグ27をプラグ可動溝41の上端又は下端に回動可能に設けたので、上述の加熱蒸散装置51と同様に、複数段式の最上段のコンセント29Uで加熱蒸散装置71を使用した場合においても、器体33を上端に移動させることで、液体容器21を下段のコンセント29Lのプラグ挿入空間から退避させることができ、下段のコンセント29Lを使用可能にすることができる。また、これとは逆に、最下段のコンセント29Lで加熱蒸散装置71を使用した場合でも、器体33を下端に移動させることで、器体33を上段のコンセント29Uのプラグ挿入空間から退避させることができ、上段のコンセント29Uを使用可能にすることができる。
【0029】
なお、上記第一及び第二の実施の形態において、プラグ27が可動溝41の下端にあるときに90°回動して、プラグ27が下方に突出する回動式プラグを用い、テーブルタップへの適用を可能としても良い。
【0030】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る加熱蒸散装置によれば、プラグを器体にスライド自在に設け、器体を上端に移動させた状態では液体容器を下段コンセントに干渉させないようにし、また、器体を下端に移動させた状態では器体を上段コンセントに干渉させないようにしたので、複数段式の最上段のコンセントで加熱蒸散装置を使用した場合においても、液体容器を下段のコンセントのプラグ挿入空間から退避させることができ、下段のコンセントを使用可能にすることができる。また、これとは逆に、最下段のコンセントで加熱蒸散装置を使用した場合でも、器体を上段のコンセントのプラグ挿入空間から退避させることができ、上段のコンセントを使用可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態による加熱蒸散装置のコンセントに取り付けられた状態を示す側面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】図1の背面図である。
【図4】図1の加熱蒸散装置の器体を上方に移動させた状態を示す側面図である。
【図5】図1の加熱蒸散装置の器体を下方に移動させた状態を示す側面図である。
【図6】本発明による加熱蒸散装置の第二の実施の形態による加熱蒸散装置のコンセントに取り付けられた状態を示す側面図である。
【図7】図6のB−B矢視図である。
【図8】図6の加熱蒸散装置の器体を下方に移動させた状態を示す側面図である。
【図9】従来の加熱蒸散装置のコンセントに取り付けた状態を示す側面図である。
【図10】図9に示す加熱蒸散装置の平面図である。
【符号の説明】
21 液体容器
25 吸液芯
27 プラグ
29 コンセント
29U 上段のコンセント
29L 下段のコンセント
31 発熱体
33 器体
41 プラグ可動溝
51、71 加熱蒸散装置
61 軸受穴
63 支持体
65 軸部
a プラグと液体容器の下面との間隔
b プラグと器体の上面との間隔

Claims (2)

  1. 内部に充填された薬液に浸漬され上方に突出する吸液芯を備えた液体容器を収容する器体と、
    該器体に設けられコンセントに着脱可能なプラグと、
    前記器体に設けられ該プラグを介してコンセントから通電されて発熱する発熱体とを備え、前記発熱体を発熱させて前記吸液芯を加熱し前記薬液を前記吸液芯を介して気化及び/又は蒸散させる加熱蒸散装置であって、
    コンセントと対向する前記器体の背面に前記薬液が蒸散する蒸散口と非整列かつ前記器体の背面の中心から偏心して上下方向に延びるプラグ可動溝が形成され、該プラグ可動溝に沿って前記プラグが上下方向にスライド自在に取付けられ、プラグがプラグ可動溝の下端にスライドされた際、前記液体容器の下面が下段のコンセントに干渉しない距離でプラグと前記液体容器の下面との間隔が形成されるとともにプラグがプラグ可動溝の上端にスライドされた際、前記器体の上面が上段のコンセントに干渉しない距離でプラグと前記器体の上面との間隔が形成されたことを特徴とする加熱蒸散装置。
  2. 内部に充填された薬液に浸漬され上方に突出する吸液芯を備えた液体容器を収容する器体と、
    該器体に設けられコンセントに着脱可能なプラグと、
    前記器体に設けられ該プラグを介してコンセントから通電されて発熱する発熱体とを備え、前記発熱体を発熱させて前記吸液芯を加熱し前記薬液を前記吸液芯を介して気化及び/又は蒸散させる加熱蒸散装置であって、
    コンセントと対向する前記器体の背面に上下方向に延びるプラグ可動溝が形成され、プラグ可動溝の対向する内壁に軸受穴がそれぞれ形成され、この軸受穴に支持板の基端に形成された軸部が回動自在に嵌合され、支持板の先端に前記プラグが回動自在に挟持されることで該プラグがプラグ可動溝の下端又は上端に回動可能となり、プラグがプラグ可動溝の下端に回動された際、前記液体容器の下面が下段のコンセントに干渉しない距離でプラグと前記液体容器の下面との間隔が形成されるとともにプラグがプラグ可動溝の上端に回動された際、前記器体の上面が上段のコンセントに干渉しない距離でプラグと器体の上面との間隔が形成されたことを特徴とする加熱蒸散装置。
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