JPH09107675A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH09107675A
JPH09107675A JP26151195A JP26151195A JPH09107675A JP H09107675 A JPH09107675 A JP H09107675A JP 26151195 A JP26151195 A JP 26151195A JP 26151195 A JP26151195 A JP 26151195A JP H09107675 A JPH09107675 A JP H09107675A
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Noritaka Murata
典隆 村田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力変換効率を向上させる。 【解決手段】 負荷電流検出回路10の負荷電流信号入
力端子11に入力されるMOSFETQ1のドレイン電
流に基づく電流を大きさを示す負荷電流信号を遅延回路
により遅延させる。負荷電流信号と遅延させた負荷電流
信号との信号レベルを比較回路により比較する。電圧調
整回路20は、負荷電流信号のレベル方が遅延させた負
荷電流信号よりも小さいとき、補助電源回路1より出力
される補助電源から、出力電圧のレベルが小さくなるよ
うに、また、負荷電流信号のレベル方が遅延させた負荷
電流信号よりも大きいとき、補助電源回路1より出力さ
れる補助電源から、出力電圧のレベルが大きくなるよう
に制御して、出力電圧を制御回路2に出力する。制御回
路2は、電圧調整回路20により調整された出力電圧が
パルスの高電圧となるパルスをMOSFETQ1のゲー
トに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置に関し、
特に電源装置の各動作条件において、電力変換効率が最
も高くなるように、補助電源回路の電源電圧に基づい
て、電源装置の出力電圧を制御するためのパルスのレベ
ルを可変にさせる電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電源装置において補助電源回路は、電源
装置の出力電圧を安定にするために安定化回路などで基
準電圧を供給するために設けられる。図2は、従来の電
源装置の構成図である。図2に示すように、パルス幅を
制御して出力電圧を一定にする安定化回路としての制御
回路2や図示しない保護回路などに電力は、補助電源回
路1により供給されている。この補助電源回路1は、電
源装置の電力変換回路に設けられる主トランスT1に付
加した補助巻線N3の両端の電圧をダイオードD1とキ
ャパシタC1で整流することによって、補助電源電圧を
得ている。その結果、制御回路2などの補助電源電圧V
CCは、V1 ÷N1×N3(V1 は入力電圧、N1は1次
巻線、N3は補助巻線)となり、ほぼ安定化された大き
さとなる。
【0003】制御回路2は、負荷回路3への出力電圧に
基づいて、出力電圧が所望の電圧になるように、電界効
果トランシジスタ(以下、MOSFETと記す)Q1の
ゲートに与えるパルスのパルス幅を制御する。この時、
MOSFETQ1の駆動電圧Vgsは、高電位時にはほぼ
補助電源電圧VCCである。MOSFETQ1は、制御回
路2よりパルスが与えられ、オン・オフ動作する。これ
により、入力電圧V1は、電力変換回路のトランスT1
の1次巻線に矩形波状の電圧となる。この矩形波状の電
圧は、トランスT1の2次巻線N2に伝達される。2次
巻線N2の伝達された電圧は、ダイオードD1とD2の
整流回路で整流され、インダクタL1とキャパシタC1
で平滑化されて、直流電圧に変換されて、負荷回路3に
出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電源装置には、次のような課題があった。MOSFET
Q1の駆動電力Pd は、次式(1)によって求まる。 Pd =Ciss ×Vgs 2 ×f (W) ・・・(1) ただし、Ciss :MOSFETQ1の入力容量 Vgs:MOSFETQ1の駆動電圧 f:MOSFETQ1の動作周波数 式(1)から分かるように、従来の補助電源回路を用い
ると常に一定の電圧で駆動しているため、MOSFET
Q1の駆動電力Pd も常に一定となり、電源電流の大き
さに依存しない。その結果、大きな入力容量のMOSF
ET1を高い周波数で動作させるような駆動電力が極め
て大きい場合は、軽負荷時における駆動電力の損失比率
(軽負荷時においては、駆動電力Pd はより小さくて済
むが、このように大きな一定の駆動電力の場合には、余
計な駆動電力はロスになる)を異常に高めることによ
り、効率の低下を招くという問題点があった。また、M
OSFETQ1の損失には、導通損失とスイッチング損
失とがある。これらは駆動電圧Vgsに依存する面があ
る。たとえば、駆動電圧Vgsが高いとMOSFETQ1
のオン抵抗が小さくなって導通損失は小さくなり、逆に
駆動電圧Vgsが低いとMOSFETQ1のオン抵抗が大
きくなって導通損失は大きくなる。そのため、従来の補
助電源回路を用いると駆動電圧Vgsが一定のため、導通
損失とスイッチング損失を最小にすることができないと
いう問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、電圧源となる補助電源回路と、電圧
変換回路の出力電圧に基づいて、パルス幅を制御して、
パルスを出力する制御回路と、前記パルスに基づいて、
オン・オフ動作するトランジスタと、前記トランシジタ
がオン・オフ動作することにより、直流の入力電圧を直
流の出力電圧に変換する前記電力変換回路とを備えた電
源装置において、以下の回路を設けている。すなわち、
前記トランジスタに流れる電流に基づく電流を入力し
て、その入力電流の大きさを検出して、現在の入力電流
の大きさと一定の過去の入力電流の大きさとを比較する
電流検出回路と、前記現在の入力電流が前記一定の過去
の入力電流よりも小さいとき、前記補助電源の電圧源に
基づいて、出力する電圧をさらに減少させ、前記現在の
入力電流が一定の過去の入力電流よりも大きいとき、出
力する電圧を増加させるように調整する電圧調整回路と
を設けている。そして、前記制御回路は、前記パルスの
電圧レベルを、前記電圧調整回路の出力電圧に基づき設
定するようにしている。従って、前記課題を解決できる
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示す電源装置の構成
図であり、図2中の要素に共通する要素には共通の符号
を付してある。本第1の実施形態の電源装置が従来の電
源装置と異なる点は、MOSFETQ1の流れるドレイ
ン電流に基づく電流を入力して、その電流の大きさを検
出して、現在の電流の大きさと遅延回路により遅延させ
た電流とを比較する負荷電流検出回路20と、現在の電
流の方が遅延回路により遅延された電流より小さいけれ
ば、出力電圧を低くして、現在の電流の方が遅延回路に
より遅延された電流より大きければ、出力電圧を高くす
る電圧調整回路30とを設けて、制御回路2は、電圧調
整回路30の出力電圧をパルスの電圧としたことであ
る。図1に示すように、本第1の実施形態の電源回路
は、補助電源回路1、制御回路2、負荷電流検出回路1
0、負荷電流信号入力端子11、電源V1、キャパシタ
C1、1次巻線N1,2次巻線N2のトランスT1、ダ
イオードD1、D2、インダクタL1、キャパシタC
1、及び負荷回路3により構成されている。電圧源V1
のマイナス端子はGNDに接続され、電圧源V1のプラ
ス端子は、キャパシタC1の一方の端子が接続されてい
る。キャパシタC1の他方の端子は、GNDに接続され
ている。
【0007】電源源V1のプラス端子とキャパシタC1
の接続点は、主トランスT1の1次巻線N1の正極に接
続され、1次巻線N1の負極はMOSFETQ1のドレ
インが接続されている。MOSFETQ1のソースはG
NDに接続されている。主トランスT1の2次巻線N2
の正極はダイオードD1のアノードが接続され、ダイオ
ードD1のカソードは、ダイオードD2のカソードが接
続されている。主トランスT1の2次巻線N2の負極
は、ダイオードD2のアノードに接続されている。ダイ
オードD1のカソードは、インダクタL1の一方の端子
に接続され、インダクタL1の他方の端子は、キャパシ
タC2の一方の端子に接続されている。負荷回路3の一
方の端子は、インダクタL1の他方の端子に接続されて
いる。負荷回路3の他方の端子は、主トランスT1の2
次巻線N2の負極に接続されている。キャパシタC2の
他方の端子は、主トランスT1の2次巻線N2の負極に
接続されている。負荷電流信号入力端子11は、負荷電
流検出回路10が接続されている。負荷電流検出回路1
0、及び補助電源回路1の出力側は、電圧調整回路20
が接続されている。電圧調整回路20の出力側は、制御
回路2が接続されている。制御回路2の出力側は、MO
SFETQ1のゲートが接続されている。
【0008】図3は、図1中の負荷電流検出回路の構成
図である。図3に示すように、この負荷電流検出回路1
0は、遅延回路12と比較回路13により構成されてい
る。遅延回路12は、負荷電流信号入力端子11が接続
されている。比較回路13の入力側は、負荷電流信号入
力端子11、及び遅延回路12の出力側が接続され、比
較回路13の出力側は、出力端子14が接続されてい
る。以下、図1の動作の説明をする。電源装置の起動
時、制御回路2の電源電圧VCCは、補助電源回路1の電
源電圧に等しくなる。この電源電圧VCCは、MOSFE
TQ1に駆動電圧Vgsとして与えられる。電圧V1は、
この駆動電圧Vgsにより、トランスT1の1次巻線N1
で矩形波状の電圧となる。この矩形波状の電圧は、2次
巻線N2に伝達されて、ダイオードD1、D2で整流さ
れ、インダクタL1とキャパシタC1で平滑化され、負
荷回路3に出力電圧が与えられる。この電源装置の起動
時は、MOSFETQ1に与えられる駆動電圧Vgsは、
負荷回路3に一定の電力を供給するには、大きすぎて、
駆動ロスが発生する。ところで、MOSFETQ1のゲ
ートに一定の周波数のパルスが印加される時、MOSF
ETQ1のドレイン電流は、伝達コンダクタンスと駆動
電圧Vgsとの積になる。伝達コンダクタンスは、駆動電
圧Vgsが小さくなるにつれて、大きくなるものである。
したがって、駆動電圧Vgsを起動時に大きくしておき、
徐々に小さくしていくと、MOSFETQ1のドレイン
電流は、徐々に下がっていくが、伝達コンダクタンスも
徐々に大きくなるため、一旦、最小電流となった後、徐
々に増加していく。
【0009】このドレイン電流が最小となる駆動電圧V
gsは、駆動電力の損失比率(駆動電圧Vgsを小さくする
と駆動ロスが少なくなる)の観点と導通損失(駆動電圧
gsを小さくするオン抵抗が大きくなり導通損失が大き
くなる)の観点から最も変換効率の良い電圧であるとい
える。そこで、ドレイン電流が最小電流となる駆動電圧
gsをMOSFETQ1与えるべく、負荷電流検出回路
10及び電圧調整回路20は、以下のように動作する。
負荷電流検出回路10中の遅延回路12は、負荷電流信
号入力端子11より入力されるドレイン電流に基づく電
流の大きさを示す負荷電流信号を遅延させる。そして、
比較回路13は、負荷電流信号と遅延回路12より遅延
させた負荷電流信号との信号レベルを比較する。電圧調
整回路20は、負荷電流検出回路10の比較結果から、
現在の負荷電流信号電流のレベルが遅延させた負荷電流
信号のレベルよりも低ければ、出力電圧が低くなるよう
に調整する。一方、現在の負荷電流信号のレベルが遅延
させた負荷電流信号のレベルの方よりも高ければ、出力
電圧が高くなるように調整する。電源装置の起動時に
は、制御回路2の電源電圧VCCが小さくなるように制御
する。
【0010】制御回路2の電源電圧VCCが徐々に小さく
なり、駆動電圧Vgsが小さくなるにつれて、ドレイン電
流が小さくなり、負荷電流信号のレベルが小さくなって
ゆく。そして、MOSFETQ1からのドレイン電流が
最小となるような最適な値を過ぎると、今度は、負荷電
流信号のレベルが徐々に増加するため、遅延回路13か
らの負荷電流信号のレベルの方が低くなる。電圧調整回
路20は、補助電源回路1からの補助電源を元に、出力
電圧を徐々に高くしてゆく。そして、制御回路2の電源
電圧VCCは徐々に高くなり、ドレイン電流が徐々に大き
くなり、負荷電流検出信号のレベルは徐々に大きくなる
が、再び、遅延回路13の出力電圧の方が高くなり、制
御回路2の電源電圧VCCは、下がってゆく。以上の動作
を繰り返すことにより、制御回路2の電源電圧VCCは、
入力電流が最小となる最適電圧に落ち着くが、電源装置
の入力電圧V1、出力電圧はともに安定されており、M
OSFETQ1の出力電流は負荷回路3に応じただけ必
要となる。そのため、負荷電流検出信号のレべルが最小
となるときが最も電力変換効率が高いときになる。以上
説明したように、第1の実施形態によれば、負荷回路3
の負荷電流を検出する負荷電流検出回路10、負荷電流
に応じて、電圧を調整する電圧調整回路20を設けたの
で、MOSFETや制御回路2に使用する部品の特性の
バラツキに起因する効率特性のバラツキを低く抑えるこ
とができ、常に高い電源装置の効率を得ることができ
る。
【0011】第2の実施形態 図4は、本発明の第2の実施形態を示す電源装置の具体
的な回路構成を示す構成図である。図4に示すように、
本第2の実施形態の電源回路は、補助電源回路1、制御
回路2、負荷電流検出回路30、電圧調整回路40、電
源V1、キャパシタC1、1次巻線N1,2次巻線N2
のトランスT1、ダイオードD1、D2、インダクタL
1、キャパシタC1、及び負荷回路3により構成されて
いる。補助電源回路1は、ダイオードD3、補助巻線N
3、キャパシタC3より構成されている。補助巻線N3
は主トランスT1に設けられている。この補助巻線N3
の正極は、ダイオードD4のアノードが接続され、負極
は、電圧源V1のマイナス端子が接続されている。ダイ
オードD4の出力側は、キャパシタC3の一方の端子が
接続され、キャパシタC3の他方の端子は、GNDに接
続されている。ダイオードD4のカソードは、電圧調整
回路40が接続されている。負荷電流検出回路30は、
抵抗R31、インダクタL31、キャパシタC31、及
び比較器IC31により構成されている。抵抗R31は
MOSFETQ1のソースとキャパシタC1との接続点
と電圧源V1のマイナス端子との間に接続されている。
MOSFETQ1のソースとキャパシタC1との接続点
は、インダクタL31の一方の端子、及び比較器IC3
1のプラス側端子が接続されている。インダクタL31
の他方の端子は、比較器IC31のマイナス側端子、キ
ャパシタC31の一方の端子、抵抗R32の一方の端子
が接続されている。キャパシタC31と抵抗32の他方
の端子は、電極V1のマイナス側が接続されている。比
較器IC31の出力側は、電圧調整回路40が接続され
ている。インダクタL31、抵抗R32、及びキャパシ
タC31は、遅延回路を構成している。
【0012】電圧調整回路40は、バイポーラトランジ
スタQ41、抵抗R40、R41、MOSFETQ4
2、キャパシタC41,C42、ダイオードD41、イ
ンダクタL41、三角波電圧源VOSC、比較器IC4
1により構成されている。パイポーラトランジスタQ4
1のベースは、負荷電流検出回路30中の比較器31の
出力側が接続されている。抵抗R41の一方の端子は、
補助電源回路2中のダイオードD4の出力側が接続さ
れ、他方の端子は、抵抗R42の一方の端子、キャパシ
タC42の一方の端子、及び比較器IC41のプラス側
入力端子が接続されている。抵抗R42の他方の端子
は、バイポーラトランジスタQ42のコレクタが接続さ
れている。バイポーラトランシスタQ42のエミッタは
電源V1のマイナス側が接続されている。キャパシタC
41の他方の端子は、電源V1のマイナス側が接続され
ている。比較器IC41のマイナス側入力端子は、三角
波生成回路VOSCの出力側が接続され、三角波電圧源
VOSCの入力側は、電圧源V1のマイナス側が接続さ
れている。
【0013】比較器IC41の出力側は、MOSFET
Q42のゲートが接続されている。MOSFETQ42
のソースは、補助電源回路1中のダイオードD4のアノ
ードが接続されている。MOSFETQ42のドレイン
はインダクタL41の一方の端子、及びダイオードD4
1のカソードが接続されている。ダイオードD41のア
ノードは、GNDに接続されている。インダクタL41
の他方の端子は、キャパシタC42の一方の端子、及び
制御回路2が接続されている。キャパシタC42の他方
の端子は、GNDに接続されている。インダクタL4
1、及びキャパシタC42は、平滑回路である。制御回
路1の基準端子は、キャパシタC1とMOSFETQ1
のソースとの接続点が接続されている。制御回路1の出
力側は、MOSFETQ1のゲートが接続されている。
電圧源V1のマイナス端子はGNDに接続され、電圧源
V1のプラス端子は、キャパシタC1の一方の端子が接
続されている。キャパシタC1の他方の端子は、GND
に接続されている。電源源V1のプラス端子とキャパシ
タC1の接続点は、主トランスT1の1次巻線N1の正
極に接続され、1次巻線N1の負極はMOSFETQ1
のドレインが接続されている。
【0014】MOSFETQ1のソースは制御回路1の
基準端子、キャパシタC1の他方の端子が接続されてい
る。主トランスT1の2次巻線N2の正極はダイオード
D1のアノードが接続され、ダイオードD1のカソード
は、ダイオードD2のカソードが接続されている。主ト
ランスT1の2次巻線N2の負極は、ダイオードD2の
アノードに接続されている。ダイオードD1のカソード
は、インダクタL1の一方の端子に接続され、インダク
タL1の他方の端子は、キャパシタC2の一方の端子に
接続されている。負荷回路3の一方の端子は、インダク
タL1の他方の端子に接続されている。負荷回路3の他
方の端子は、主トランスT1の2次巻線N2の負極に接
続されている。キャパシタC2の他方の端子は、主トラ
ンスT1の2次巻線N2の負極に接続されている。Aは
MOSFETQ1のソースとキャパシタC1の接続点の
電圧、Bは比較器IC31のマイナス側入力端子の電
圧、Cは比較器IC31の出力電圧、Dは比較器IC4
1のプラス側入力端子の電圧、Eは比較器IC41のマ
イナス側入力端子の電圧、Fは比較器IC41の出力電
圧、GはMOSFETQ42のドレインの電圧、Hはイ
ンダクタL41の出力電圧である。
【0015】図5は、図4の動作波形図である。以下、
図5を参照しつつ、図4の動作の説明をする。制御回路
2により与えられる矩形波の駆動電圧Vgsによって、M
OSFETQ1がオン・オフ動作をする。MOSFET
Q1がオン・オフすることによって、トランスT1の1
次巻線N1に矩形波電圧が発生する。図4中のキャパシ
タC1は電源V1からの電流を充電して、過電流が流れ
ることを抑制する。トランスT1の1次巻線N1の矩形
波電圧はトランスT1の2次巻線N2に伝達される。こ
の伝達された矩形波電圧は、ダイオードD1、D2によ
り整流されて、インダクタL1とキャパシタC2の平滑
回路によって平滑化され、負荷回路3に直流電圧が供給
される。負荷回路3に直流電圧が供給されると、その負
荷抵抗に応じた負荷電流が流れる。この時の負荷電流
は、1次巻線N1の電流に比例する。1次巻線N1に流
れる電流は、ドレイン電流としてMOSFETQ1を流
れて、負荷電流検出回路31中の抵抗R31の入力電流
となる。抵抗R41の両端には、その入力電流に比例し
た電圧Aが得られる。
【0016】ここで、電圧Aは、滑らかな波形となって
いるのは、キャパシタC1はMOSFETQ1がオンし
ている時は、ドレイン電流を充電して、MOSFETQ
1がオフしている時は、抵抗R41に放電するからであ
る。この電圧Aは、比較器IC31のプラス入力端子に
入力される。また、電圧Aは、インダクタL31、抵抗
R32、及びキャパシタC31で構成される遅延回路に
も入力される。この結果、遅延回路の出力には電圧Aよ
り位相の遅れた電圧Bが得られ、この電圧Bは比較器I
C31のマイナス入力端子に入力される。比較器IC3
1は、電圧Aと電圧Bを比較して、電圧Aが電圧Bより
大きいときは、高電位を出力信号Cとし、電圧Aが電圧
Bよりも小さいときは、低電位を出力信号Cとする。比
較器IC31の出力信号Cが高電位のときは、トランジ
スタQ41が導通状態になることから、キャパシタC4
1は抵抗R42との時定数τ1 によって放電する。その
結果、比較器IC41のプラス側入力端子の電圧Eが徐
々(e-t/τ 1 に比例)に小さくなる。比較器IC31
の出力信号Cが低電位のときは、トランジスタQ41が
非導通状態になることから、キャパシタC41は抵抗R
41との時定数τ2 によって充電する。その結果、比較
器IC41のプラス側入力端子の電圧Eが徐々に大きく
なる。
【0017】比較器IC41は、キャパシタC41の充
電電圧Dが三角波電圧源VOSCの電圧Eよりも大きい
ときに、MOSFETQ42が導通状態になるように高
電位を出力信号Fとして、キャパシタC41の充電電圧
Dが三角波電圧源VOSCの電圧Eよりも小さいとき
に、MOSFETQ42が非導通状態になるように低電
位を出力信号Fとする。この結果、電圧Aが電圧Bより
も大きいときは、比較器IC41の出力信号Fが高電圧
となる期間が長くなり、電圧Aが電圧Bよりも小さいと
きは、比較器IC41の出力信号Fが高電圧となる期間
が短くなる。電圧Fによって、MOSFETQ41はス
イッチングを行い、トランスT1の補助巻線N3に得ら
れた電圧をチョッピングして、矩形波電圧Gを得る。そ
して、電圧Gを平滑することにより、制御回路2の電源
電圧VCCとして、電圧Fが得られる。この電圧FがMO
SFETQ1のゲートに駆動電圧Vgsとして与えられ
て、駆動電圧Vgsにしたがって、MOSFETQ1はス
イッチング動作をして、トランスT1の1次巻線N1の
矩形波電圧を発生して、その矩形波電圧を2次巻線N2
に伝達する。そして、ダイオードD1、D2で整流し、
インダクタL1、キャパシタC2で平滑化して、負荷回
路3に直流電圧を供給する。
【0018】ところで、電源装置の起動時、制御回路2
の電源電圧VCCは、ほぼトランスT1の補助巻線N3に
得られた電圧となる。キャパシタC41が抵抗R41に
よって徐々に充電されると、MOSFETQ42の導通
期間が徐々に短くなる。つまり、制御回路2の電源電圧
CCは徐々に低くなる。このとき、抵抗R31の印加電
圧Aと遅延回路の出力電圧Bの関係は、遅延回路の出力
電圧Bが抵抗R31の印加電圧Aより高くなる。よっ
て、比較器IC31の出力Cは低電圧となり、トランジ
スタQ41は非導通状態となる。制御回路2の電源電圧
CCが、上述した、MOSFETQ1からの入力電流が
最小となるような最適な値を過ぎると、今度は、入力電
流が徐々に増加するため、抵抗R31の印加電圧Aと遅
延回路の出力電圧Bの関係は、抵抗R31の印加電圧A
が遅延回路の出力電圧よりも高くなる。よって、比較器
IC31の出力Cは、高電位となり、トランジスタQ4
1は導通状態となる。その結果、キャパシタC41と抵
抗R42との時定数によって放電され、比較器IC31
はMOSFETQ42の導通期間が長くなるような電圧
を出力する。
【0019】そして、制御回路2の電源電圧VCCは徐々
に高くなり、入力電流も大きくなり、抵抗R31の印加
電圧Aは徐々(e-t/τ1 に比例)に大きくなるが、再
び、遅延回路の出力電圧Bが抵抗R31の印加電圧Aよ
り高くなり、比較器IC31の出力Cは低電圧となり、
MOSFETQ42は非導通状態となって、制御回路2
の電源電圧VCCは、下がってゆく。以上の動作を繰り返
すことにより、制御回路2の電源電圧VCCは、入力電流
が最小となる最適電圧に落ち着くが、電源装置の入力電
圧V1、出力電圧はともに安定されており、MOSFE
TQ1の出力電流は負荷回路3に応じただけ必要とな
る。そのため、入力電流が最小となるときが最も電力変
換効率が高いときになる。以上説明したように、第2の
実施形態によれば、電源装置の動作状態に応じて入力電
流が最小となるように制御回路2の電源電圧を変化させ
るため、MOSFETや制御回路2に使用する部品の特
性バラツキに起因する効率特性のバラツキを低く抑える
ことができ、常に高い電源装置の効率を得ることができ
る。
【0020】第3の実施形態 図6は、本発明の第3の実施形態を示す電源装置の具体
的な回路構成を示す構成図であり、図4中の要素に共通
する要素には共通の符号を付してある。本第3の実施形
態の電源装置が第2の実施形態の電源装置と異なる点
は、負荷電流検出回路50を回路構成を変更したことで
ある。図6に示すように、本第3の実施形態の電源回路
は、補助電源回路1、制御回路2、負荷電流検出回路5
0、電圧調整回路40、電源V1、キャパシタC1、1
次巻線N1,2次巻線N2のトランスT1、ダイオード
D1、D2、インダクタL1、キャパシタC2、及び負
荷回路3により構成されている。補助電源回路1は、ダ
イオードD3、補助巻線N3、キャパシタC3より構成
されている。補助巻線N3は主トランスT1に設けられ
ている。この補助巻線N3の正極は、ダイオードD4の
アノードが接続され、負極は、電圧源V1のマイナス端
子が接続されている。ダイオードD4の出力側は、キャ
パシタC3の一方の端子が接続され、キャパシタC3の
他方の端子は、GNDに接続されている。ダイオードD
4のカソードは、電圧調整回路40が接続されている。
負荷電流検出回路50は、抵抗R51、ダイオードD5
1、キャパシタC51、抵抗R52、インダクタL3
1、キャパシタC31、及び比較器IC31により構成
されている。
【0021】抵抗R31はMOSFETQ1のソースと
電源V1のマイナス側との間に接続されている。MOS
FETQ1のソースは、ダイオードD51のアノードが
接続され、ダイオードD51のカソードは、キャパシタ
C51及び抵抗R52の一方の端子と、インダクL31
の一方の端子が接続されている。キャパシタC51は抵
抗R51により決まる時定数により充放電して、インダ
クタL31及び比較器IC31のプラス入力端子への入
力信号を平滑化するためのものである。インダクタL3
1の他方の端子は、比較器IC31のマイナス側端子、
キャパシタC31の一方の端子、抵抗R32の一方の端
子が接続されている。キャパシタC31と抵抗32の他
方の端子は、電極V1のマイナス側が接続されている。
比較器IC31の出力側は、電圧調整回路40が接続さ
れている。インダクタL31、抵抗R32、及びキャパ
シタC31は、遅延回路を構成している。電圧調整回路
40は、バイポーラトランジスタQ41、抵抗R40、
R41、MOSFETQ42、キャパシタC41,C4
2、ダイオードD41、インダクタL41、三角波電圧
源VOSC、比較器IC41により構成されている。
【0022】パイポーラトランジスタQ41のベース
は、負荷電流検出回路30中の比較器31の出力側が接
続されている。抵抗R41の一方の端子は、補助電源回
路2中のダイオードD4の出力側が接続され、他方の端
子は、抵抗R42の一方の端子、キャパシタC42の一
方の端子、及び比較器IC41のプラス側入力端子が接
続されている。抵抗R42の他方の端子は、バイポーラ
トランジスタQ42のコレクタが接続されている。バイ
ポーラトランシスタQ42のエミッタは電源V1のマイ
ナス側が接続されている。キャパシタC41の他方の端
子は、電源V1のマイナス側が接続されている。比較器
IC41のマイナス側入力端子は、三角波生成回路VO
SCの出力側が接続され、三角波電圧源VOSCの入力
側は、電圧源V1のマイナス側が接続されている。比較
器IC41の出力側は、MOSFETQ42のゲートが
接続されている。MOSFETQ42のソースは、補助
電源回路1中のダイオードD4のアノードが接続されて
いる。MOSFETQ42のドレインはインダクタL4
1の一方の端子、及びダイオードD41のカソードが接
続されている。ダイオードD41のアノードは、GND
に接続されている。インダクタL41の他方の端子は、
キャパシタC42の一方の端子、及び制御回路2が接続
されている。キャパシタC42の他方の端子は、GND
に接続されている。インダクタL41、及びキャパシタ
C42は、平滑回路である。
【0023】制御回路1の基準端子は、キャパシタC1
とMOSFETQ1のソースとの接続点が接続されてい
る。制御回路1の出力側は、MOSFETQ1のゲート
が接続されている。電圧源V1のマイナス端子はGND
に接続され、電圧源V1のプラス端子は、キャパシタC
1の一方の端子が接続されている。キャパシタC1の他
方の端子は、GNDに接続されている。電源源V1のプ
ラス端子とキャパシタC1の接続点は、主トランスT1
の1次巻線N1の正極に接続され、1次巻線N1の負極
はMOSFETQ1のドレインが接続されている。MO
SFETQ1のソースは制御回路1の基準端子、キャパ
シタC1の他方の端子が接続されている。主トランスT
1の2次巻線N2の正極はダイオードD1のアノードが
接続され、ダイオードD1のカソードは、ダイオードD
2のカソードが接続されている。主トランスT1の2次
巻線N2の負極は、ダイオードD2のアノードに接続さ
れている。ダイオードD1のカソードは、インダクタL
1の一方の端子に接続され、インダクタL1の他方の端
子は、キャパシタC2の一方の端子に接続されている。
【0024】負荷回路3の一方の端子は、インダクタL
1の他方の端子に接続されている。負荷回路3の他方の
端子は、主トランスT1の2次巻線N2の負極に接続さ
れている。キャパシタC2の他方の端子は、主トランス
T1の2次巻線N2の負極に接続されている。AはMO
SFETQ1のソースの電圧、Bは抵抗R52の印加電
圧、Cは比較器IC31のマイナス側入力端子の電圧、
Dは比較器IC31の出力電圧、Eは比較器IC41の
プラス側入力端子の電圧、Fは比較器IC41のマイナ
ス側入力端子の電圧、Gは比較器IC41の出力電圧、
HはMOSFETQ42のドレインの電圧、Iはインダ
クタL41の出力電圧である。図7は、図6の動作波形
図である。以下、図7を参照しつつ、図6の動作の説明
をする。抵抗R51の両端にはMOSFETQ1のドレ
イン電流(ドレイン電流は、インダクタL1、及び1次
巻線N1に蓄積されたエネルギーにより傾きを持つ)に
比例した電圧Aが印加される。ダイオードD51は、M
OSFETQ1が導通状態になると、順バイアスされて
導通状態となり、電圧Aは、キャパシタC51と抵抗R
52との時定数によって、キャパシタC51を充電し
て、ドレイン電流に比例した電圧Bとなり、比較器IC
31のプラス入力端子に入力される。一方、MOSFE
TQ1が非導通状態になると、ドレイン電流が流れなく
なりり、ダイオードD51は逆バイアスされて、非導通
状態になり、キャパシタC51がGNDに放電するのを
阻止する。キャパシタC51に充電された電荷により、
電圧Bは平滑化される。
【0025】また、電圧Bは、インダクタL31、抵抗
R32、及びキャパシタC31で構成される遅延回路に
も入力される。この結果、遅延回路の出力には電圧Aよ
り位相の遅れた電圧Cが得られ、この電圧Cは比較器I
C31のマイナス入力端子に入力される。比較器IC3
1は、電圧Bと電圧Cを比較して、電圧Bが電圧Cより
大きいときは、高電位を出力信号Dとし、電圧Bが電圧
Cよりも小さいときは、低電位を出力信号Dとする。こ
れにより、出力信号Dが高電位のときは、電圧Bが減少
しつつ、つまり入力電流が減少しつつあることが分か
り、出力信号Dが低電位のときは、電圧Bが増加してい
ること、つまり入力電流が増加していることが分かる。
比較器IC31の出力信号Dが高電位のときは、トラン
ジスタQ41が導通状態になることから、キャパシタC
41は抵抗R42との時定数τ1 によって放電する。比
較器IC31の出力信号Dが低電位のときは、トランジ
スタQ41が非導通状態になることから、キャパシタC
41は抵抗R41との時定数τ2 によって充電する。
【0026】比較器IC41は、キャパシタC41の充
電電圧Eが三角波電圧源VOSCの電圧Fよりも大きい
ときに、MOSFETQ42が導通状態になるように高
電位を出力信号Gとして、キャパシタC41の充電電圧
Eが三角波電圧源VOSCの電圧Fよりも小さいとき
に、MOSFETQ42が非導通状態になるように低電
位を出力信号Gとする。この結果、電圧Bが電圧Cより
も大きいときは、比較器IC41の出力信号Hが高電圧
となる期間が長くなり、電圧Bが電圧Cよりも小さいと
きは、比較器IC41の出力信号Gが高電圧となる期間
が短くなる。電圧Gによって、MOSFETQ41はス
イッチングを行い、トランスT1の補助巻線N3に得ら
れた電圧をチョッピングして、矩形波電圧Hを得る。そ
して、電圧Hを平滑することにより、制御回路2の電源
電圧VCCとして、電圧Iが得られる。この電圧IがMO
SFETQ1のゲートに駆動電圧Vgsとして与えられ
て、駆動電圧Vgsにしたがって、MOSFETQ1はス
イッチング動作をして、トランスT1の1次巻線N1の
矩形波電圧を発生して、その矩形波電圧を2次巻線N2
に伝達する。そして、ダイオードD1、D2で整流し、
インダクタL1、キャパシタC2で平滑化して、負荷回
路3に直流電圧を供給する。
【0027】ところで、電源装置の起動時、制御回路2
の電源電圧VCCは、ほぼトランスT1の補助巻線N3に
得られた電圧となる。キャパシタC41が抵抗R41に
よって徐々に充電されると、MOSFETQ42の導通
期間が徐々に短くなる。つまり、制御回路2の電源電圧
CCは徐々に低くなる。このとき、抵抗R52の印加電
圧Bと遅延回路の出力電圧Cの関係は、遅延回路の出力
電圧Cが抵抗R31の印加電圧Bより高くなる。よっ
て、比較器IC31の出力Dは低電圧となり、トランジ
スタQ41は非導通状態となる。制御回路2の電源電圧
CCが、上述した、MOSFETQ1のオン抵抗と駆動
ロスとのバランスによって決まる入力電流が最小となる
ような最適な値を過ぎると、今度は、入力電流が徐々に
増加するため、抵抗R52の印加電圧Bと遅延回路の出
力電圧Cの関係は、抵抗R52の印加電圧Bが遅延回路
の出力電圧よりも高くなる。よって、比較器IC31の
出力Dは、高電位となり、トランジスタQ41は導通状
態となる。その結果、キャパシタC41と抵抗R42と
の時定数τ1 によって放電され、比較器IC31はMO
SFETQ42の導通期間が長くなるような電圧を出力
する。そして、制御回路2の電源電圧VCCは徐々に高く
なり、ドレイン電流も大きくなり、抵抗R52の印加電
圧Bは徐々(e-t/τ1 に比例)に大きくなるが、再
び、遅延回路の出力電圧Cが抵抗R31の印加電圧Bよ
り高くなり、比較器IC31の出力Dは低電圧となり、
トランジスタQ41は非導通状態となって、制御回路2
の電源電圧VCCは、下がってゆく。
【0028】以上の動作を繰り返すことにより、制御回
路2の電源電圧VCCは、入力電流が最小となる最適電圧
に落ち着くが、電源装置の入力電圧V1、出力電圧はと
もに安定されており、MOSFETQ1の出力電流は負
荷回路3に応じただけ必要となる。そのため、入力電流
が最小となるときが最も電力変換効率が高いときにな
る。以上説明したように、第3の実施形態によれば、第
1の実施形態と同様の利点がある上に、MOSFETQ
1のドレイン電流を検出しているため、ドレイン電流が
最小となるように制御しているので、過電流保護回路の
機能を持たせることも容易に行える。なお、本発明は、
上記実施形態に限定されず種々の変形が可能である。そ
の変形例としては、例えば次のようなものがある。
【0029】(1) 電源装置の主スイッチを制御する
回路に適用したが、これに限るものではなく、各種保護
回路や同期整流のスイッチを制御(駆動)する回路など
にも適用できる。 (2) 1石フォーワード型の電源装置に限るものでは
なく、ハーフブリッジ型やフルブリッジ型にも適用でき
る。 (3) 降圧型に限るものではなく、昇圧型や昇降圧型
にも、適用では、絶縁、非絶縁にもこだわらない。 (4) 第2の実施形態では、MOSFETQ1のドレ
イン電流の検出に抵抗R51を用いたが、抵抗R51の
代わりに、両端をダイオードD51とGNDに接続した
カレントトランスを用いることもできる。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1〜第3
の発明によれば、トランジスタの出力電流に基づく電流
を入力して、その入力電流の大きさを検出して、入力電
流の大きさと一定の過去の入力電流の大きさとを比較し
て、その比較結果に基づいて、トランジスタを駆動する
パルスの電圧レベルを調整するようにしたので、電力変
換効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の電源装置の構成図で
ある。
【図2】従来の電源装置の構成図である。
【図3】図1中の負荷電流検出回路の構成図である。
【図4】本発明の第2の実施形態の電源装置の構成図で
ある。
【図5】図4の動作波形図である。
【図6】本発明の第3の実施形態の電源装置の構成図で
ある。
【図7】図6の動作波形図である。
【符号の説明】
1 補助電源回路 2 制御回路 3 負荷回路 10,30 負荷電流検出回路 20,40 電圧調整回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧源となる補助電源回路と、 電圧変換回路の出力電圧に基づいて、パルス幅を制御し
    て、パルスを出力する制御回路と、 前記パルスに基づいて、オン・オフ動作するトランジス
    タと、 前記トランシジタがオン・オフ動作することにより、直
    流の入力電圧を直流の出力電圧に変換する前記電力変換
    回路とを、備えた電源装置において、 前記トランジスタに流れる電流に基づく電流を入力し
    て、その入力電流の大きさを検出して、現在の入力電流
    の大きさと一定の過去の入力電流の大きさとを比較する
    電流検出回路と、 前記現在の入力電流が前記一定の過去の入力電流よりも
    小さいとき、前記補助電源の電圧源に基づいて、出力す
    る電圧をさらに減少させ、前記現在の入力電流が一定の
    過去の入力電流よりも大きいとき、出力する電圧を増加
    させるように調整する電圧調整回路とを設け、 前記制御回路は、 前記パルスの電圧レベルを、前記電圧調整回路の出力電
    圧に基づき設定するようにしたことを特徴とする電源装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電力変換回路は、 前記トランジスタの出力電流を充電し、前記トランジス
    タがオフした時に、負荷抵抗に放電するキャパシタを備
    え、 前記負荷電流検出回路は、 前記トランジスタの出力電流を入力して、その出力電流
    に対応する電圧を両端に発生し、前記トランジスタがオ
    フした時、前記キャパシタから放電される前記負荷抵抗
    と、 前記負荷抵抗に発生した電圧を入力して、遅延させる遅
    延回路と、 前記遅延回路の前記負荷抵抗に発生した電圧と前記負荷
    抵抗から直接出力される電圧とを比較する比較回路と
    を、 備えたことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記負荷電流検出回路は、 前記トランジスタの出力電流を入力して、その出力電流
    に対応する電圧を両端に発生する第1の負荷抵抗と、 前記負荷抵抗に発生した電圧を入力するダイオードと、 前記ダイオードの出力を入力するキャパシタ、及び第2
    の負荷抵抗と、 前記キャパシタと前記第2の負荷抵抗の接続点の信号を
    入力する遅延回路と、 前記遅延回路の出力信号と前記キャパシタと第2の負荷
    抵抗の接続点の信号のレベルを比較する比較回路とを、 備えたことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006341731A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Fuji Denki Kogyo Kk オートライト制御装置
US8058748B2 (en) * 2003-09-05 2011-11-15 Sanyo Electric Co., Ltd. Power supply converter/s with controller/s responsive to voltage, current, and power

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