JPH09107512A - テレビジョン画像信号の階調表示方法 - Google Patents

テレビジョン画像信号の階調表示方法

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JPH09107512A
JPH09107512A JP7265156A JP26515695A JPH09107512A JP H09107512 A JPH09107512 A JP H09107512A JP 7265156 A JP7265156 A JP 7265156A JP 26515695 A JP26515695 A JP 26515695A JP H09107512 A JPH09107512 A JP H09107512A
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Japan
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subfield
light emission
image signal
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JP7265156A
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English (en)
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Takahiro Yamaguchi
高弘 山口
Akihiko Konoue
明彦 鴻上
Masaharu Ishigaki
正治 石垣
Shigeo Mikoshiba
茂生 御子柴
Kosaku Toda
幸作 戸田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビジョン信号の1フィ−ルドの時間幅を
複数のサブフィ−ルドに分割し、そのサブフィ−ルドの
発光の有無を制御することによってテレビジョン画像信
号の階調を表示する方法において、観測者の視線の移動
に伴う擬似輪郭状ノイズを大幅に低減する新しい階調表
示方法を提供する。 【解決手段】 図1に示すビット・サブフィ−ルド変換
器において、1フィ−ルド内のサブフィ−ルドの内、発
光時間幅が最も長く且つ概等しい最上位サブフィ−ルド
を4つとし、これら最上位サブフィ−ルドは2つ、もし
くは3つ発光する場合に連続して発光しない規則性をも
って、テレビジョン画像信号に応じてサブフィ−ルドの
発光を制御する。 【効果】 1フィ−ルド内の発光が分散されることによ
り、擬似輪郭状ノイズを大幅に低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン画像
信号の階調表示方法に係り、特にテレビジョン信号のフ
ィ−ルド内をいくつかのサブフィ−ルドに分割して、そ
のサブフィ−ルドの発光の有無を制御することにより、
発光の時間幅を変化させて、発光素子の輝度の階調を表
示する階調表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表示素子の輝度を制御してテレビ
ジョン画像信号の階調を表示する方法として、発光素子
の発光時間幅を制御する方法が知られている。
【0003】例えば、メモリ型プラズマディスプレイに
ついて、「AC形プラズマディスプレイによる中間調動
画表示」加治、他:電子通信学会画像工学研究会資料n
o.IT72−45(1973−03)で述べられてい
る。これは、図2に示すように、テレビジョン信号の1
フィ−ルドの時間幅を8つのサブフィ−ルドに分割し、
各々の8つのサブフィ−ルドの時間幅を2進符号で重み
付けし、各々のサブフィ−ルドの発光(b0からb7ま
で名前を付ける)の有無を制御することにより、輝度の
階調を表示するものである。ここで、図2に示したサブ
フィ−ルドは2進符号化された時間幅であるが、例えば
図3に示すように、そのサブフィ−ルド内の発光時間幅
はサブフィ−ルドの期間のほぼ全部(図3(a)ではデ
ュ−ティ比90%)ではなく、例えば図3(b)に示す
ように、サブフィ−ルドの時間幅の半分(デュ−ティ比
50%)の時間幅の発光としても良い。
【0004】また、このフィ−ルド内分割サブフィ−ル
ド方式によるテレビジョンの表示例として、「8形パル
スメモリ−方式放電パネルによるカラ−テレビ表示」村
上、他:テレビジョン学会誌vol.38,no.9
(1984)がある。これは、図4に示すように、テレ
ビジョン信号の1フィ−ルド期間を等間隔の8つのサブ
フィ−ルドに分割し、そのサブフィ−ルド内の発光の時
間幅を2進符号で重み付けし、これらのサブフィ−ルド
の発光の有無を制御することにより、テレビジョン画像
信号を表示したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、実
際にテレビジョン画像信号を表示した時、動画像に対し
て擬似輪郭状のノイズが生じることが知られている。例
えば、「パルス幅変調動画表示に見られる擬似輪郭状ノ
イズ」増田、他:信学技法、Vol.94,No.43
8,EI94−126(1995)では、従来の階調表
示方法で、特に人の顔の頬の部分や肌などの滑らかな階
調の変化で、それが移動した時、輪郭状の筋のノイズが
生じることが述べられている。その原理として、フィ−
ルド内のいくつかのサブフィ−ルドの発光の時間的パタ
−ンが、観測者の視線の移動に伴って、眼の網膜上の空
間的パタ−ンに変換されるためと述べられている。
【0006】このような動画像に対する擬似輪郭状のノ
イズの低減方法として、特開平04−211294号公
報で、複数のサブフィ−ルドの内、上位ビットのいくつ
かを分割分離して表示する方法が開示されている。しか
し、この方法においては擬似輪郭状ノイズの低減が十分
ではなく、速い動きの画像に対しては改善効果が少ない
という問題点がある。
【0007】従って、本発明の目的は、これら動画像に
対する擬似輪郭状ノイズを大幅に低減する新しい階調表
示方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、テレビジョ
ン信号の1フィ−ルドの時間幅を複数のサブフィ−ルド
に分割し、このサブフィ−ルドはある決められた発光の
時間幅を持ち、このサブフィ−ルドの発光の有無を制御
することによって、テレビジョン画像信号の階調を表示
する階調表示方法において、複数のサブフィ−ルドの
内、発光の時間幅が最も長く、且つ概等しいサブフィ−
ルド(最上位サブフィ−ルド)が4つ存在し、また最上
位サブフィ−ルド以外のサブフィ−ルド(下位サブフィ
−ルド)の発光時間幅が2進符号を形成し、複数の最上
位サブフィ−ルドの発光が最も階調の低いレベルから最
も階調の高いレベルまで昇順に表示した時、2つ以上同
時には発光が開始せず、4つの最上位サブフィ−ルドの
内、2つが発光する場合において、発光する2つの最上
位サブフィ−ルドがテレビジョン信号の1フィ−ルド内
で時間的に隣り合わないという規則性を持って、サブフ
ィ−ルドの発光をテレビジョン画像信号に応じて制御す
ることにより実現することができる。
【0009】また、この複数の下位サブフィ−ルドは時
間的に連続した位置に配置し、階調の昇順において、最
初に発光する最上位サブフィ−ルドの一つが、下位サブ
フィ−ルドの隣りの最上位サブフィ−ルドの一つとする
ことにより実現することもできる。
【0010】また、複数の下位サブフィ−ルドは時間的
に連続した位置に配置し、階調の昇順において、4つの
最上位サブフィ−ルドの内、3つの最上位サブフィ−ル
ドが発光する場合において、発光する3つの最上位サブ
フィ−ルドが時間的に連続しないようにすることにより
実現することもできる。
【0011】また、サブフィ−ルドの数が10であり、
このサブフィ−ルドの発光時間幅の比が概ね1:2:
4:8:16:32:48:48:48:48とするこ
とにより実現することもできる。
【0012】また、階調の昇順において発光時間幅の比
が48である最上位サブフィ−ルドの発光する数を最大
とすることにより実現することもできる。
【0013】また、この場合において、階調のレベルが
47から64までの間、あるいは95から112までの
間、あるいは143から160までの間、あるいは19
1から208までの間で昇順に階調を変えた時、発光の
時間幅の比が48の最上位サブフィ−ルドの発光を1度
のみ変化させることにより実現することもできる。
【0014】また、下位サブフィ−ルドの発光時間幅の
比が16と32のサブフィ−ルドが、下位サブフィ−ル
ドの時間的位置で、下位サブフィ−ルドの並びの時間的
最初(最後)と最後(最初)とすることにより実現する
こともできる。
【0015】また、最上位サブフィ−ルドの発光を変化
させる階調のレベルが、表示装置の隣接する画素あるい
は隣接するラインで異なるようにすることにより実現す
ることもできる。
【0016】また、最上位サブフィ−ルドの発光を変化
させる階調のレベルが、テレビジョン信号のフィ−ルド
で異なるようにすることで実現することもできる。
【0017】また、最上位サブフィ−ルドの発光を変化
させる階調のレベルが、表示装置の隣接する画素あるい
はラインおよびテレビジョン信号のフィ−ルドの両方で
異ならせることにより実現することもできる。
【0018】また、テレビジョン信号の時間幅を複数の
サブフィ−ルドに分割し、サブフィ−ルドはある決めら
れた発光の時間幅を持ち、サブフィ−ルドの発光の有無
を制御することによって、テレビジョン画像信号の階調
を表示する階調表示方法において、複数のサブフィ−ル
ドの内、発光の時間幅が最も長く且つ概等しいサブフィ
−ルド(最上位サブフィ−ルド)が3つ以上存在し、階
調の最も低いレベルから階調の最も高いレベルまで昇順
に階調が変化した時、全ての階調の変化に対して、テレ
ビジョン信号の1フィ−ルド期間程度の時間帯に渡る発
光の時間積分値が、任意の時間位置における1フィ−ル
ドの時間幅に渡って、最も一定となる規則性を持って、
サブフィ−ルドの発光をテレビジョン画像信号に応じて
制御することにより実現することもできる。
【0019】また、テレビジョン信号の時間幅を複数の
サブフィ−ルドに分割し、このサブフィ−ルドはある決
められた発光の時間幅を持ち、サブフィ−ルドの発光の
有無を制御することによって、テレビジョン画像信号の
階調を表示する階調表示方法において、複数のサブフィ
−ルドの内、発光の時間幅が最も長く且つ概等しいサブ
フィ−ルド(最上位サブフィ−ルド)が3つ以上存在
し、階調の変化に対して、階調の変化の前後の2つのフ
ィ−ルドの発光するサブフィ−ルドの発光パタ−ンの相
関を求め、その相関が最も高くなるような規則性を持っ
て、サブフィ−ルドの発光をテレビジョン画像信号に応
じて制御することにより実現することもできる。
【0020】また、テレビジョン信号の時間幅を複数の
サブフィ−ルドに分割し、このサブフィ−ルドはある決
められた発光の時間幅を持ち、サブフィ−ルドの発光の
有無を制御することによって、テレビジョン画像信号の
階調を表示する階調表示方法において、複数のサブフィ
−ルドの内、発光の時間幅が最も長く且つ概等しいサブ
フィ−ルド(最上位サブフィ−ルド)が3つ以上存在
し、階調の変化に対して、階調の変化の前後において、
観測者の視線の移動を伴う時の画素の見え方の相関を求
め、その画素の見え方の相関が最も高くなるような規則
性を持って、サブフィ−ルドの発光をテレビジョン画像
信号に応じて制御することにより実現することもでき
る。
【0021】また、テレビジョン信号の時間幅を複数の
サブフィ−ルドに分割し、このサブフィ−ルドはある決
められた発光の時間幅を持ち、サブフィ−ルドの発光の
有無を制御することによって、テレビジョン画像信号の
階調を表示する階調表示方法において、複数のサブフィ
−ルドの内、発光の時間幅が最も長く且つ概等しいサブ
フィ−ルド(最上位サブフィ−ルド)が3つ以上存在
し、階調の変化に対して、階調の変化の前後の2つのフ
ィ−ルドの発光するサブフィ−ルドの発光パタ−ンの相
関を求め、階調の最も低いレベルから階調の最も高いレ
ベルまで昇順に階調が変化した時の階調の変化の相関の
全ての和が最も高くなるような規則性を持って、サブフ
ィ−ルドの発光をテレビジョン画像信号に応じて制御す
ることにより実現することもできる。
【0022】また、テレビジョン信号の時間幅を複数の
サブフィ−ルドに分割し、このサブフィ−ルドはある決
められた発光の時間幅を持ち、サブフィ−ルドの発光の
有無を制御することによって、テレビジョン画像信号の
階調を表示する階調表示方法において、複数のサブフィ
−ルドの内、発光の時間幅が最も長く且つ概等しいサブ
フィ−ルド(最上位サブフィ−ルド)が3つ以上存在
し、階調の変化に対して、階調の変化の前後において、
観測者の視線の移動を伴う時の画素の見え方の相関を求
め、階調の最も低いレベルから階調の最も高いレベルま
で昇順に階調が変化した時の画素の見え方の相関の全て
の和が最も高くなるような規則性を持って、サブフィ−
ルドの発光をテレビジョン画像信号に応じて制御するこ
とにより実現することもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】先ず、動画像における擬似輪郭状
ノイズの発生原理を説明し、その後に本発明がこの擬似
輪郭状ノイズの低減に有効であることを説明する。
【0024】図5と図6は、視線の移動による画素の見
え方を説明する図である。
【0025】図5では、視線が右方向に移動する時の発
光セルAと発光セルBの網膜上のパタ−ンを示した図で
ある。今、発光セルAと発光セルBとが、図3(a)に
示す256階調の表示方式であり、発光セルAは第1フ
ィ−ルドで127のレベルの輝度(b0〜b6の発光)
で発光し、第2フィ−ルドでは128のレベルの輝度
(b7の発光)でほぼ第1フィ−ルドと第2フィ−ルド
で明るさが変わらないとする。また、発光セルBは第1
フィ−ルドと第2フィ−ルドで共に127のレベルの輝
度(b0〜b6の発光)とする。この時、図5に示すよ
うに、発光セルAの発光は、第1フィ−ルドではフィ−
ルドの前半部分で発光し、第2フィ−ルドではフィ−ル
ドの後半部分で発光することになる。この時、観測者の
視線が図5で右方に移動したとすると、網膜上に映る発
光セルAと発光セルBの明るさは、第1フィ−ルドでは
T1の間隔であり、第2フィ−ルドではT2の間隔とな
る。この第2フィ−ルドの発光セルAと発光セルBの間
隔T2は第1フィ−ルドのT1よりも広くなる。
【0026】今、このような発光パタ−ンが表示画像の
移動に伴って、つぎつぎと発光セルで移動し、それを観
測者が視線で追従すれば、網膜上のパタ−ンはT2の間
隔で像が移動したように観測される。従って、このよう
な時には発光セルの間隔が広がった暗い縞模様として観
測される。これが擬似輪郭状ノイズと呼ばれるものであ
る。
【0027】一方、図6は視線が左方向に移動する場合
の発光セルAと発光セルBの見え方を示した図である。
発光セルAと発光セルBとは図5と同じ発光パタ−ンで
あるとすれば、発光セルAと発光セルBの網膜上の明る
さは、観測者が視線を左方に移動すれば、図6にあるよ
うに、第2フィ−ルドの発光セルAと発光セルBの間隔
はT2となる。これは第1フィ−ルドの発光セルAと発
光セルセルBの間隔T1よりも狭くなる。このような発
光パタ−ンが表示画像の移動に伴って、つぎつぎと発光
セルを移動し、観測者が視線で追従すれば、網膜上のパ
タ−ンはT2の狭い間隔で像が移動したように観測され
る。このことは、画像の移動に伴って視線が移動する
と、明るい縞模様として観測される。
【0028】このような視線の移動に伴って擬似輪郭状
ノイズが生じる理由は、ほぼ同じ輝度(127レベルの
輝度と128レベルの輝度)の変化にもかかわらず、発
光するサブフィ−ルドの時間的位置が大きく変化するた
めである。
【0029】そこで、この擬似輪郭状ノイズの現われ方
を分析し、実験を行った所、発光するサブフィ−ルドの
分布が1フィ−ルド内で分散させることで、この擬似輪
郭状ノイズを大幅に低減させることができることが分か
った。
【0030】階調の表示を2進符号の発光時間幅を持つ
サブフィ−ルドで構成する限りにおいて、この発光を分
散させることはできない。そこで、最上位サブフィ−ル
ドを4つとし、この4つの最上位サブフィ−ルドの発光
の分布を可能な限り分散させるようにすれば良い。
【0031】本発明は、最上位サブフィ−ルドを4つと
し、その内2つが発光する場合において、1フィ−ルド
内で時間的に隣合わないような分散した発光とすること
により、動画の階調の変化による視線の移動をした場合
でも擬似輪郭状のノイズを低減させるものである。
【0032】また、4つの最上位サブフィ−ルドの内、
3つが発光する場合において、時間的に連続とせず、飛
び飛びの発光とすることにより、輝度の明るい時のフィ
−ルド内の発光の分布を分散させるものである。
【0033】また、輝度の低い時に、4つの最上位サブ
フィ−ルドの内、最初に発光するものを下位サブフィ−
ルドの両どなりのものとすることにより、発光の変化を
少なくして、擬似輪郭状ノイズを少なくするものであ
る。
【0034】テレビジョン信号は256の階調が必要で
あると言われている。この時、4つの最上位サブフィ−
ルドは発光比を48とし、下位サブフィ−ルドは1:
2:4:8:16:32の6ビットの2進符号の発光比
とする。この時、サブフィ−ルドの数は合計10とな
る。
【0035】この下位サブフィ−ルドでは階調のレベル
が0から63までの表示が可能となる。そこで、下位サ
ブフィ−ルドが0レベルから47までの表示をし、つぎ
の48のレベルでは最上位サブフィ−ルド(発光比4
8)を発光させて、最上位サブフィ−ルドの発光を最大
とすることにより、より発光の分布を分散させるもので
ある。
【0036】また、下位サブフィ−ルドが階調のレベル
0から63まで表示が可能であることから、このレベル
の間で最上位サブフィ−ルドの発光を任意の階調のレベ
ルで変化させることができる。そこで、画素あるいはラ
インあるいはフィ−ルドでこの最上位サブフィ−ルドの
発光の変化の階調のレベルをランダムにすれば、画面上
の擬似輪郭状ノイズをランダムにすることができ、目立
たなくすることができる。この場合、階調のレベルが4
8から63までの間、あるいは96から111までの
間、あるいは144から159までの間、あるいは19
2から207までの間のどの階調のレベルでも最上位サ
ブフィ−ルドの発光を変化させることができる。従っ
て、隣接する画素あるいはラインあるいはフィ−ルドで
この最上位サブフィ−ルドの発光の変化のレベルを変え
ることにより、擬似輪郭状ノイズを画面上に分散させて
観測者に目立たなくすることができる。この場合、最上
位サブフィ−ルドは変化が少ない方が擬似輪郭状ノイズ
が少ないことから、上で述べた階調のレベルの間で、最
上位サブフィ−ルドの発光の変化を1度のみとする。
【0037】下位サブフィ−ルドは時間的に連続の配置
をしている方が画質的に良いことが実験から得られてい
る。その場合、発光比が16と32の最も発光比の大き
い下位サブフィ−ルド2つを、下位サブフィ−ルドの並
びの両端に配置すれば、発光の分布を最も分散させるこ
とができる。
【0038】フィ−ルド内の各サブフィ−ルドの発光が
最も分散している状態は、1フィ−ルドの時間幅で任意
の時間位置からの発光時間の積分値がほぼ一定となる時
である。静止画の場合はこの関係は常に成立する。動画
の場合のサブフィ−ルドの発光が変化する時、この発光
時間の積分値が1フィ−ルドの時間帯に渡ってどの時点
から測定しても最も一定となるような規則性があれば、
動画像の擬似輪郭状ノイズを最も最小にすることができ
る。この場合、最上位サブフィ−ルドの数が3つ以上の
場合に適用される。
【0039】また、動画像におけるサブフィ−ルドの発
光の変化が最も少ない時に擬似輪郭状ノイズは低減され
る。この場合、階調変化の前後のフィ−ルドで発光する
サブフィ−ルドの相関が最も大きくなれば良い。その方
法は、テレビジョン画像信号に、従って変化する階調の
フィ−ルド前後の発光パタ−ンの相関が最大となるよう
に常に演算する場合と、階調が最も低いレベルから最も
高いレベルまで昇順に変化した時の各相関の総和を最大
とするように階調の表示の仕方を固定する場合の2通り
の方法がある。
【0040】これと同等のことであるが、観測者の視線
が移動した時、時間的発光パタ−ンが空間的発光パタ−
ンに変換される。従って、画素の見え方も時間的発光パ
タ−ンによって違って来る。その時、テレビジョン画像
信号の階調の変化による画素の見え方の相関を最大とす
る時、擬似輪郭状ノイズは低減される。また、階調を昇
順に変化させた時の画素の見え方の相関の総和が最も大
きくなるような画素の配列およびサブフィ−ルドの発光
のパタ−ンとする方法もある。
【0041】次に、本発明をプラズマディスプレイパネ
ルに応用した実施例を述べる。
【0042】先ず、プラズマディスプレイパネルの構造
を説明する。図7はプラズマディスプレイパネル700
の電極配線を示す図である。ここでは、陽極A700と
補助陽極S702と陰極K703の3電極構造の例を示
してある。陽極701と陰極703は共に水平に配線
し、補助陽極703は垂直に配線してある。この陽極
A、陰極Kと補助陽極Sとの交点が1つのセル704を
構成する。各セルには、R(赤)、G(緑)、B(青)
の三色の蛍光体が各々独立に塗布されており、3つのセ
ルで1画素を構成する。
【0043】図8は1つのセルの断面を示す図である。
ガラス基板800上に陰極801を印刷、焼成して形成
する。陰極801には抵抗を同時に形成しても良い。放
電空間806は、複数の穴の開いたスペ−サを重ねるこ
とで形成し、その途中に補助陽極802を形成する。一
方、ガラス面板805には陽極803を印刷、焼成して
形成する。また、放電空間806の壁面にはR、G、B
どれかの蛍光体を塗布する。これらで構成された放電セ
ルは気密に封じられて、真空排気された後、Xe、Ne
−Xe、He−Xeなどのガスを封入する。
【0044】次に図9を用いて各電極に印加する電圧波
形を示し、セル内の放電状態を説明する。陰極Kには走
査パルス900を印加する。この走査パルスのパルス幅
は、1H(テレビジョン信号の水平走査期間)をサブフ
ィ−ルドの数で割った時間幅とする。一方、補助陽極に
はこの陰極に印加する走査パルスに同期し、テレビジョ
ン画像信号に応じた書き込みパルス901を印加する。
この書き込みパルスはテレビジョン画像信号に従って有
無が異なる。一方陽極には陰極の走査パルス900の直
後から維持パルス902を印加する。この維持パルスは
表示の発光に寄与する。
【0045】次に、図9のI、II、IIIの期間の放電の状
態を説明する。陰極Kに走査パルスが印加すると、Iの
期間で陰極−補助陽極間で補助放電が発生する。この補
助放電は図8で面板から観測した時にスペ−サで隠れた
位置で生じるため、表示には寄与しない。次にIIの期間
で補助陽極Sに書き込みパルス901が印加されると、
放電は陰極−陽極間に転移する。この放電の転移によっ
て、放電空間図8の806には電子や荷電粒子が多数発
生する。次に、IIIの期間で陽極Aに維持パルス902
を印加すると、IIの期間で発生した放電空間806内の
荷電粒子が残留していることから、陽極Aの維持パルス
902は陽極−陰極間で放電する。この最初の維持パル
ス902が放電すると、さらに放電空間806内に荷電
粒子が発生し、次の維持パルス903も放電する。この
維持パルスの放電は維持パルスがとぎれるか、または陰
極に新たな消去パルスが印加されるまで続く。この維持
パルスが放電すると、放電空間806内のXeガスから
紫外線が発生し、蛍光体804を励起発光させる。この
陽極Aに印加する維持パルスを放電させない(セルが発
光しない)時には、補助陽極Sに書き込みパルス901
を印加しない。その時にはIIの期間で陽極−陰極間の放
電の転移は生ぜず、放電空間806には荷電粒子は発生
しないことから、陽極に維持パルス902を印加しても
放電しない。この維持パルス902が放電しないと、放
電空間806には荷電粒子が発生せず、次の維持パルス
903も放電しない。このように、走査パルス900の
直後の維持パルスが放電すれば、それ以後の維持パルス
も自動的に放電するような機能をパルスメモリと呼んで
いる。
【0046】次に階調の表示方法を説明する。維持パル
スが放電することによって、蛍光体が発光されて表示が
おこなわれるが、この維持パルスが印加される期間をサ
ブフィ−ルドに割り当てられた発光の期間とする。この
サブフィ−ルドの発光の制御は補助陽極に印加される書
き込みパルスの有無によって行う。従って、この書き込
みパルスをテレビジョン画像信号に応じて有無を制御す
ることによって、サブフィ−ルドの発光が制御でき、サ
ブフィ−ルドの発光期間の組合せによって階調を制御す
ることができる。
【0047】次に、図1を用いて、本発明をプラズマデ
ィスプレイテレビ装置に適用した場合を説明する。テレ
ビジョン画像信号の各3原色のアナログ信号100は、
A/D変換器101によりディジタル信号に変換され
る。ここで、放送のテレビジョン画像信号にはγ特性が
かかっており、プラズマディスプレイパネルが画像信号
に対して線形であるため、γの逆補正が必要である。そ
れは、図1では省略されているが、3原色のアナログ信
号で補正しても良いし、A/D変換後のディジタル信号
で補正しても良い。A/D変換器でディジタル2進符号
に変換されたテレビジョン画像信号は、サブフィ−ルド
で構成される階調との対応した符号に変換するため、本
発明の構成要素の1つであるビット・サブフィ−ルド変
換器109でプラズマテレビの階調表示に合った信号に
変換される。この符号化された信号はフレ−ムメモリ1
02に一旦格納される。次に、テレビジョン信号から作
られたクロック信号と、テレビジョン信号のV(垂直同
期信号)とH(水平同期信号)からカウンタ103を介
してフレ−ムメモリ読みだしROM104を駆動する。
読みだしROM104はフレ−ムメモリ内のテレビジョ
ン信号をプラズマディスプレイパネル110の動作に合
った時間にどの情報を読みだすかのデ−タが書き込まれ
ており、フレ−ムメモリのアドレスを駆動する。フレ−
ムメモリ102から読みだされたテレビジョン画像信号
は、シフトレジスタ105を介して直並列変換され、ド
ライバ106によって高電圧パルスに変換されてプラズ
マディスプレイパネル110の補助陽極に印加される。
一方、陰極の走査パルスと陽極の維持パルスの信号はA
ROM107とKROM108によりプラズマディスプ
レイパネル110の動作に合った時間で読みだされ、各
々シフトレジスタとドライバを介して高電圧パルス信号
に変換された後、プラズマディスプレイパネル110の
陰極と陽極に印加される。
【0048】次に、本発明の階調表示方法の実施例を図
10から図27までと表1を用いて説明する。
【0049】図10は、最上位サブフィ−ルドを4つ
(b61〜b64)とし、下位サブフィ−ルド(b0〜
b5)の発光時間幅を2進符号として、下位サブフィ−
ルドを1フィ−ルドの先頭に配置したものである。b0
〜b5およびb61〜b64までの発光時間幅の比は、
b0:b1:b2:b3:b4:b5:b61:b6
2:b63:b64=1:2:4:8:16:32:4
8:48:48:48とする。 図10では各階調の変
化点(階調47レベルと48レベル、95レベルと96
レベル、143レベルと144レベル、191レベルと
192レベル)で最上位サブフィ−ルドの発光状態が変
化する。この場合、図10で斜線を示した部分が発光す
ることを表す。
【0050】階調が0レベルから47レベルまでの昇順
に変化する場合は、下位サブフィ−ルドの発光のみの2
進符号の組合せで表わす。階調が48レベルの時、下位
サブフィ−ルドの隣りの最上位サブフィ−ルドであるb
61が発光する。次に、階調が49レベルから95レベ
ルまでは、b61の発光と下位サブフィ−ルドの発光の
組合せにより、階調を表示する。次の階調が96レベル
の時、最上位サブフィ−ルドの内、b61とb63を発
光させる。このb61とb63は発光が連続せず、1フ
ィ−ルド内で発光が分散している。階調が97レベルか
ら143レベルまではb61とb63の発光と下位サブ
フィ−ルドの発光の組合せにより表示する。次に階調が
144レベルになった時、最上位サブフィ−ルドの内、
b61とb63とb64の3つを発光させる。この3つ
の最上位サブフィ−ルドは時間的に連続しておらず、b
62の発光しない最上位サブフィ−ルドの一つを挟む。
階調が145レベルから191レベルまでは、b61、
b63、b64の3つの最上位サブフィ−ルドの発光と
下位サブフィ−ルドの発光の組合せで表示する。次に階
調が192レベルでは、最上位サブフィ−ルドを4つ全
て発光させる。階調が193レベルから255レベルま
では4つの最上位サブフィ−ルド全ての発光と下位サブ
フィ−ルドの発光の組合せで表示する。
【0051】このように、最上位サブフィ−ルドが2つ
あるいは3つ発光する場合においては、連続的に発光さ
せず、1フィ−ルド内で分散した発光とする。
【0052】図11は、下位サブフィ−ルドを1フィ−
ルドの先頭に配置した時の図10とは異なる最上位サブ
フィ−ルドの発光状態を示している。図10と異なる点
は、階調が96レベルでb61とb64を発光させてい
る点にある。従って、階調が97レベルから143レベ
ルまではb61とb64の発光と下位サブフィ−ルドの
発光の組合せで表示する。階調が144レベルから25
5レベルまでは図10の方法と同じである。
【0053】図12は、下位サブフィ−ルドを1フィ−
ルドの先頭に配置した時の、図10と図11とは異なる
最上位サブフィ−ルドの発光状態を示している。ここで
は、階調が48レベルで下位サブフィ−ルドの隣りでは
ないb62の最上位サブフィ−ルドを発光させている。
階調が96レベルから255レベルまでは図10の方法
と同じである。この実施例では、階調の低い段階で発光
の状態を大きく変化させて、中間以上の階調のレベルで
最も発光を分散させたものである。
【0054】図13は、最上位サブフィ−ルドの発光順
番は図10と同じであるが、最上位サブフィ−ルドの発
光変化点の階調のレベルが異なる場合を示したものであ
る。下位サブフィ−ルドはb0〜b5の2進符号で構成
されているため、階調の表示は63レベルまで可能であ
る。そこで、階調が64レベルになった時、最上位サブ
フィ−ルドの一つ(b61)と下位サブフィ−ルドのb
4を同時に発光させる。同様に、階調が112レベル、
160レベル、208レベルでは、最上位サブフィ−ル
ドを2つ、3つ、4つと発光させると同時に下位サブフ
ィ−ルドのb4を発光させる。
【0055】図14は、下位サブフィ−ルドの1フィ−
ルド内の配置が、最上位サブフィ−ルドの1つであるb
61の次に位置する場合の最上位サブフィ−ルドの発光
状態を示したものである。階調が48レベルの時、b6
2を発光させる。これは1フィ−ルドのほぼ中央に位置
する。階調が96レベルの時、b61とb63を発光さ
せ、2つの最上位サブフィ−ルドの発光を大きく離す。
次に階調が144レベルでは、b61とb62とb63
を発光させ、3つの最上位サブフィ−ルドの発光は連続
しないようにする。階調が192レベルでは、4つの全
ての最上位サブフィ−ルドを発光させる。これらの最上
位サブフィ−ルドの変化点以外の階調のレベルは下位サ
ブフィ−ルドとの組合せで表示する。この例では、下位
サブフィ−ルドを1フィ−ルドの2番目に配置すること
で、最上位サブフィ−ルドの発光を可成り分散させるこ
とができる。
【0056】図15では、下位サブフィ−ルドの1フィ
−ルド内の配置が図14と同じ2番目とし、最上位サブ
フィ−ルドの発光状態を変えたものである。図14と異
なる点は、階調が144レベルでb61とb63を発光
させる点にある。これにより、階調の高いレベルの時に
最上位サブフィ−ルドの発光を分散させることができ
る。
【0057】図16は、下位サブフィ−ルドの1フィ−
ルド内の配置が図14および図15と同じ2番目である
が、階調が96レベルで最上位サブフィ−ルドの内、b
61とb62を発光させる点が異なる。このような発光
の順番とすることで、階調が144レベルで最上位サブ
フィ−ルドの発光がb61とb62とb64の3つが最
も分散した形となる。従って、この例では階調の中間の
レベルで最も擬似輪郭状ノイズを低減することができ
る。
【0058】図17では、図16の方法と少し異なり、
階調が96レベルでb62とb64を発光させる場合で
ある。この例では、階調が95レベルから96レベルの
変化で連続して発光しない部分が1フィ−ルドのほぼ4
/5期間あるため、擬似輪郭状ノイズは生じ易い。
【0059】図18では、図14〜図17の方法と異な
り、階調が48レベルで下位サブフィ−ルドの両どなり
の最上位サブフィ−ルドではないb63を発光させるも
のである。この例では、階調の低いレベルで発光の空き
が大きな期間であるため、階調の低いレベルで擬似輪郭
状ノイズを生じるが、階調の中間から高いレベルで最上
位サブフィ−ルドの発光が分散しているため、この階調
の領域で擬似輪郭状ノイズは少ない。
【0060】図19は、下位サブフィ−ルドの1フィ−
ルド内の配置が、最上位サブフィ−ルドの2つであるb
61とb62の次に位置する場合の最上位サブフィ−ル
ドの発光状態を示したものである。階調が48レベルで
最上位サブフィ−ルドの一つである、下位サブフィ−ル
ドの隣りのb63が発光する。次に階調が96レベルに
なった時、最上位サブフィ−ルドは1フィ−ルドの先頭
の位置にあるb61と、1フィ−ルドの後半に位置する
b63が発光する。次に階調が144レベルでは、最上
位サブフィ−ルドのb61とb62とb63の3つが発
光し、この3つの最上位サブフィ−ルドは下位サブフィ
−ルドに挟まれているため連続することはない。次に階
調が192レベルでは全ての最上位サブフィ−ルドであ
るb61とb62とb63とb64が発光する。
【0061】図20は、図19と同じ下位サブフィ−ル
ドが1フィ−ルドの中間に位置する場合の最上位サブフ
ィ−ルドの発光状態の他の例を示したものである。図1
9と異なる点は、階調が144レベルでb61とb63
とb64が発光する点にある。
【0062】図21は、図19と同じ下位サブフィ−ル
ドが1フィ−ルドの中間に位置する場合の最上位サブフ
ィ−ルドの発光状態の他の例を示したものである。図1
9および図20と異なる点は、階調が96レベルでb6
1とb64の1フィ−ルド内の両端が発光する点にあ
る。従って、階調が144レベルではb61とb63と
b64が発光する。
【0063】図22は、図19と同じ下位サブフィ−ル
ドが1フィ−ルドの中間に位置する場合の最上位サブフ
ィ−ルドの発光状態の他の例を示したものである。ここ
では、階調が48レベルで下位サブフィ−ルドより時間
的前のb62が発光し、階調が96レベルでb62とb
64が発光する。階調が144レベルではb62とb6
3とb64が発光する。
【0064】これら図10から図22までを用いて、最
上位サブフィ−ルドの発光の変化点の状態について実施
例を述べたが、これら全ての例では、最上位サブフィ−
ルドが2つ発光する場合には必ず離れており、最上位サ
ブフィ−ルドが3つ発光する場合には連続しないという
規則性がある。従って、これらで述べた例以外でも、こ
の規則性があれば本発明に含まれることは明らかであ
る。
【0065】また、最上位サブフィ−ルドの発光の変化
点を、主に階調が48レベル、96レベル、144レベ
ル、192レベルについて述べたが、後述するように下
位サブフィ−ルドの階調の表示範囲を変えることによ
り、この最上位サブフィ−ルドの発光の変化点の階調レ
ベルを変えられるので、これらの階調のレベルに限定さ
れるものではない。
【0066】また、下位サブフィ−ルドの位置を、1フ
ィ−ルド内の先頭、2番目、3番目の3つの例について
述べたが、下位サブフィ−ルドの位置が1フィ−ルド内
で4番目と最後の位置とすることは、今まで述べた例を
時間反転すれば良く、それらの場合も本発明に含まれる
ことは明らかである。
【0067】図23は、下位サブフィ−ルド内の各サブ
フィ−ルドの配置の例を示したものである。下位サブフ
ィ−ルドはb0からb5までの6つのサブフィ−ルドで
構成され、各サブフィ−ルドの発光時間幅は2進符号を
形成している。図23(a)に示す下位サブフィ−ルド
内の配置は、b5、b0、b1、b2、b3、b4の順
番とする。また、図23(b)では下位サブフィ−ルド
内の順番を、b4、b2、b0、b1、b3、b5の順
番とする。これらの例では、下位サブフィ−ルドの内で
最も発光時間幅の大きい2つのサブフィ−ルドを、下位
サブフィ−ルドの並びの両端に配置するという規則性を
持っている。このように配置することで、下位サブフィ
−ルドの階調の昇順において、発光するサブフィ−ルド
を分散させることができる。
【0068】次に、表1を用いて、最上位サブフィ−ル
ドの発光の変化点を表示装置の画素あるいはラインある
いはフィ−ルドで変える場合の実施例を述べる。
【0069】
【表1】
【0070】下位サブフィ−ルドはb0からb5まで発
光の時間幅が2進符号を形成し、表示可能な階調のレベ
ルは0レベルから63レベルまでである。一方、最上位
サブフィ−ルドの一つの発光時間幅の比は48である。
従って、表1に示すように、階調が48レベルから63
レベルまでは表示方法が2通りある。表1の表示Iの方
法は、階調が48レベルから63レベルまでを下位サブ
フィ−ルドのみで表示するものであり、表示IIでは最上
位サブフィ−ルドの一つを発光させて下位サブフィ−ル
ドとの組合せにより階調を表示する。従って、階調の昇
順において、この表示Iから表示IIへの移行は階調が4
8レベルから63レベルの間の任意の階調レベルで行う
ことができる。
【0071】一方、擬似輪郭状ノイズは最上位サブフィ
−ルドの発光の変化する階調のレベルで顕著に現われる
ことが知られている。また、この擬似輪郭状ノイズはテ
レビ画像の階調のなだらかに変化する部分のある特定の
階調レベル(最上位サブフィ−ルドの発光が変化するレ
ベル)であり、画像の限られた部分に集中するため、観
測者に目立つものである。
【0072】そこで、本発明ではこの最上位サブフィ−
ルドの発光の変化する階調のレベルを画像の広い領域に
ランダムに分散させることによって観測者に目立たなく
させるものである。それには、表示装置の隣接する画素
あるいは隣接するラインで最上位サブフィ−ルドの発光
の変化する階調レベルを異なるようにする。また、この
擬似輪郭状ノイズは観測者の視線の移動を伴うヒトの感
知するに十分な時間で生じる。そこで、テレビジョン信
号のフィ−ルドごとにこの最上位サブフィ−ルドの発光
の変化する階調レベルを変えることによって、非常に短
い時間のみ擬似輪郭状ノイズを発生させ、観測者に感知
されないものとする。
【0073】以上の例と表1では、階調のレベルが48
レベルから63レベルの間について述べたが、同様の事
柄が最上位サブフィ−ルドが2つ、3つ、4つ発光する
場合にも当てはまる。その階調のレベルは96レベルか
ら111レベルの間、144レベルから159レベルの
間、192レベルから207レベルの間である。これら
の階調の範囲において、表示装置の画素あるいはライ
ン、あるいはフィ−ルド、あるいはそれらの両方におい
て最上位サブフィ−ルドの発光の変化する階調のレベル
をランダムに変化させる。
【0074】図24は、1フィ−ルドに渡る時間帯の発
光の積分値が最も一定となるようなサブフィ−ルドの発
光の仕方の例を示す図である。今、図24に示すよう
に、下位サブフィ−ルドをb0〜b5の2進符号の発光
時間幅を持つとし、最上位サブフィ−ルドを3つ(b6
1、b62、b63)としてその発光時間幅の比を64
とする。今、下位サブフィ−ルドの1フィ−ルド内の配
置を2番目とし、第1フィ−ルドでは階調レベルが63
レベルであり、第2フィ−ルドでは階調レベルが64レ
ベルとして第1フィ−ルドの階調レベルよりわずかに変
化したとする。この時、第1フィ−ルドでは下位サブフ
ィ−ルドは全て発光し、第2フィ−ルドではb62を発
光させる。この時、1フィ−ルドに渡る時間帯を図24
に示すように少しずつずらせて行き、その時間帯の発光
時間の積分値の比を求めると、63、63、0、64、
64となる。この例では発光時間の積分値が0となる所
が1か所存在するが、その他の部分ではほぼ一定の値と
なる。
【0075】ところが、図25に示すように、下位サブ
フィ−ルドの配置を1フィ−ルドの先頭とし、図24と
同じ階調レベルの表示をして、第2フィ−ルドの発光を
b63とすれば、1フィ−ルドに渡る時間帯の発光時間
の積分値の比は、この時間帯をずらせて行くと、63、
0、0、0、64となり、0の部分が3つ連続する。こ
の例では1フィ−ルドに渡る発光時間の積分値は大きく
変動している。この場合には擬似輪郭状ノイズが顕著に
現われる。
【0076】また、図26に示すように、下位サブフィ
−ルドの配置を1フィ−ルドの最後とし、図24と同じ
階調レベルを表示した時、第2フィ−ルドでb61を発
光させた場合、1フィ−ルドに渡る時間帯の発光時間の
積分値の比は、この時間帯をずらせて行くと、63、1
27、127、127、64となる。この場合も1フィ
−ルドに渡る発光時間の積分値が大きく変動しており、
擬似輪郭状ノイズが顕著に発生する。
【0077】以上の図24から図26までで示すよう
に、1フィ−ルドに渡る発光時間の積分値が最も一定に
なり、その値が本来表示しようとする階調のレベルにほ
ぼ等しくなるように、各サブフィ−ルドの発光を制御す
ることにより、擬似輪郭状ノイズを低減することができ
る。
【0078】図27は、発光する画素の1フィ−ルド前
の発光するサブフィ−ルドのパタ−ンと、次のフィ−ル
ドの発光するサブフィ−ルドのパタ−ンとの相関を求
め、その相関が最も高くなるように、次のフィ−ルドの
発光するサブフィ−ルドを制御する方法を示す信号処理
ブロック図である。
【0079】ビット・サブフィ−ルド変換器109から
出力された各サブフィ−ルドの発光パタ−ンは、1フィ
−ルド遅延メモリ2700からの1フィ−ルド前のサブ
フィ−ルドの発光パタ−ンとの相関を求める。次に相関
演算回路2701により、最も相関の高くなるサブフィ
−ルドの発光パタ−ンを求める。その出力信号をサブフ
ィ−ルド符号化回路2702により、サブフィ−ルドの
発光する符号に変換した後、フレ−ムメモリ102に格
納する。これらの回路構成は、図1に示すビット・サブ
フィ−ルド変換器109とフレ−ムメモリ102の間に
挿入する。
【0080】次に、観測者の視線の移動を伴う時の画素
の見え方の相関を求め、その相関が最も高くなるように
次のフィ−ルドの発光するサブフィ−ルドを決めるその
方法を説明する。
【0081】今、1つの画素の1フィ−ルド内の発光す
る時間関数をf(t)とする。その時、速度vで視線が
移動したとすれば、その画素の見え方の空間関数g
(x)は g(x)=vf(t) で与えられる。次のフィ−ルドの発光の時間関数がf'
(t)に変化したとすれば、その時の画素の見え方の空
間関数g'(x)は g'(x)=vf'(t) で与えられる。今、画素の見え方の相関関数をPとすれ
ば、 P=∫│g(x)−g'(x)│dx =v2∫│f(t)−f'(t)│dt で与えられる。従って、視線が移動した時の画素の見え
方の相関は次のフィ−ルドの発光する時間的パタ−ンと
の相関と、係数は異なるが同じであることになる。 こ
こで、画素の配列が図28に示すように、ピッチがpの
デルタ配列とする。この場合、視線が移動した時の画素
の見え方が、偶数ラインと奇数ラインとで異なって来
る。その時、偶数のラインの画素が奇数のラインの画素
とその見え方で大きな相関があれば、擬似輪郭状ノイズ
は見えずらくなる。そのような時は、視線が移動した時
に発光する画素が、画素のピッチpの半分だけずれた見
え方であれば良い。今、g(x)を偶数ラインの画素の
見え方、h(x)を奇数ラインの画素の見え方とすれ
ば、 h(x)=g(x−p/2) で表される。今、次のフィ−ルドの発光の時間関数が偶
数ラインの画素でf'(t)とすれば、視線が移動する
時の隣接するラインの発光する画素の見え方の相関Ph
は Ph=∫│h(x)−g'(x)│dx =∫│g(x−p/2)−g'(x)│dx =∫│f(t−p/2v)−f'(t)│dt で表され、この相関関数Phが最も小さくなるような
f'(t)を次のフィ−ルドの発光時間関数とする。そ
のためには、1フィ−ルド内の最上位サブフィ−ルドの
数を3つ以上とし、その発光する最上位サブフィ−ルド
の位置をこの相関関数Phが最も小さくするものとすれ
ば良い。
【0082】次に、階調の最も低いレベルから最も高い
レベルまで昇順に階調が変化した時の、発光パタ−ンの
相関の全ての和が最も高くなるようなサブフィ−ルドの
発光制御方法を説明する。
【0083】今、階調がkレベルの1フィ−ルド内の発
光時間関数をfk(t)とする。階調がkレベルとk+
1レベルの相関関数をPkとすれば、 Pk=∫│fk(t)−fk+1(t)│dt で表せられる。従って、階調の全ての昇順の時の相関関
数の和をPとすれば、 P=ΣPk となる。ここで、和の記号Σはk=0からK=254ま
でである。この和の相関関数Pが最も最小となるよう
に、fk(t)内の3つ以上の最上位サブフィ−ルドの
発光するものを選べば良いことになる。
【0084】次に、階調の変化に対して、観測者の視線
の移動を伴う時の画素の見え方の相関を求め、階調の最
も低いレベルから最も高いレベルまで昇順に階調が変化
した時の画素の見え方の相関の全ての和が最も相関が高
くなるサブフィ−ルドの発光の制御の仕方を説明する。
【0085】今、画素の配列を図28に示す画素ピッチ
がpのデルタ配列とする。階調レベルがkレベルの時の
1フィ−ルド内の発光時間関数をfk(t)、視線が移
動した時の画素の見え方をgk(x)とする。隣接ライ
ン間で、視線が移動した時の画素の見え方の相関を求め
るためには、次の相関関数Phkを定義する。
【0086】 Phk=∫│gk(x−p/2)−gk+1(x)│dx =v2∫│fk(t−p/2v)−fk+1(t)│dt 全ての階調の昇順における和をPhとすればPh=ΣP
hkここで、和の記号Σでは、k=0からk=254ま
でとする。階調の昇順の和の相関関数Phが最も小さく
なるように、fk(t)の最上位サブフィ−ルドの発光
を制御する。
【0087】以上述べた相関関数の定義では、視線が移
動した時の画素の見え方の関数をg(x)と変数をxの
みとしたが、勿論画像が空間的に2次元であるために、
g(x,y)としてxとyの2次元関数と定義しても良
い。その場合には積分はxとyの2重積分となる。ま
た、相関関数の定義を2つの関数の差の絶対値の積分と
して定義したが、2つの関数の差の2乗値の積分として
も良い。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、テレビジョン信号の1
フィ−ルドの時間幅を複数のサブフィ−ルドに分割し、
そのサブフィ−ルドの発光の有無を制御することによっ
て、テレビジョン画像信号の階調を表示する方法におい
て、観測者の視線の移動に伴う擬似輪郭状ノイズを大幅
に低減させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路構成図である。
【図2】従来の階調表示方法を示す図である。
【図3】従来のサブフィ−ルドの構成図である。
【図4】従来の他の階調表示方法を示す図である。
【図5】擬似輪郭状ノイズの発生原理を説明する図であ
る。
【図6】擬似輪郭状ノイズの発生原理を説明する図であ
る。
【図7】プラズマディスプレイパネルの電極配線を示す
図である。
【図8】プラズマディスプレイパネルのセルの断面を示
す図である。
【図9】プラズマディスプレイパネルの駆動電圧波形図
である。
【図10】本発明の階調表示方法の一実施例を示す図で
ある。
【図11】本発明の階調表示方法の他の実施例を示す図
である。
【図12】本発明の階調表示方法の他の実施例を示す図
である。
【図13】本発明の階調表示方法の他の実施例を示す図
である。
【図14】本発明の階調表示方法の他の実施例を示す図
である。
【図15】本発明の階調表示方法の他の実施例を示す図
である。
【図16】本発明の階調表示方法の他の実施例を示す図
である。
【図17】本発明の階調表示方法の他の実施例を示す図
である。
【図18】本発明の階調表示方法の他の実施例を示す図
である。
【図19】本発明の階調表示方法の他の実施例を示す図
である。
【図20】本発明の階調表示方法の他の実施例を示す図
である。
【図21】本発明の階調表示方法の他の実施例を示す図
である。
【図22】本発明の階調表示方法の他の実施例を示す図
である。
【図23】本発明の下位サブフィ−ルドの発光順番の実
施例を示す図である。
【図24】本発明の階調の制御方法を説明する図であ
る。
【図25】階調制御の悪い例を示す図である。
【図26】階調制御の悪い例を示す他の図である。
【図27】本発明の階調制御を行う回路ブロック図であ
る。
【図28】表示装置の画素の配列の例を示す図である。
【符号の説明】
100……テレビジョン画像信号、101……A/D変
換器、102……フレ−ムメモリ、104……読みだし
ROM、109……ビット・サブフィ−ルド変換器、1
10……プラズマディスプレイパネル
フロントページの続き (72)発明者 山口 高弘 東京都渋谷区東2−14−21 (72)発明者 鴻上 明彦 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 石垣 正治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 御子柴 茂生 東京都杉並区和泉2−43−17 (72)発明者 戸田 幸作 京都府竹野郡網野町浜詰257

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン信号の1フィ−ルドの時間幅
    を複数のサブフィ−ルドに分割し、上記サブフィ−ルド
    はある決められた発光の時間幅を持ち、上記サブフィ−
    ルドの発光の有無を制御することによって、テレビジョ
    ン画像信号の階調を表示する階調表示方法において、上
    記複数のサブフィ−ルドの内、発光の時間幅が最も長
    く、且つ概等しいサブフィ−ルド(最上位サブフィ−ル
    ド)が4つ存在し、また上記最上位サブフィ−ルド以外
    のサブフィ−ルド(下位サブフィ−ルド)の発光時間幅
    が2進符号を形成し、上記複数の最上位サブフィ−ルド
    の発光が最も階調の低いレベルから最も階調の高いレベ
    ルまで昇順に表示した時、2つ以上同時には発光が開始
    せず、上記4つの最上位サブフィ−ルドの内、2つが発
    光する場合において、上記発光する2つの最上位サブフ
    ィ−ルドがテレビジョン信号の1フィ−ルド内で時間的
    に隣り合わないという規則性を持って、上記サブフィ−
    ルドの発光をテレビジョン画像信号に応じて制御するこ
    とを特徴とするテレビジョン画像信号の階調表示方法。
  2. 【請求項2】上記複数の下位サブフィ−ルドは時間的に
    連続した位置に配置し、上記階調の昇順において、最初
    に発光する上記最上位サブフィ−ルドの一つが、上記下
    位サブフィ−ルドの隣りの最上位サブフィ−ルドの一つ
    であることを特徴とする請求項1記載のテレビジョン画
    像信号の階調表示方法。
  3. 【請求項3】上記複数の下位サブフィ−ルドは時間的に
    連続した位置に配置し、上記階調の昇順において、上記
    4つの最上位サブフィ−ルドの内、3つの最上位サブフ
    ィ−ルドが発光する場合において、上記発光する3つの
    最上位サブフィ−ルドが時間的に連続しないことを特徴
    とする請求項1記載のテレビジョン画像信号の階調表示
    方法。
  4. 【請求項4】上記サブフィ−ルドの数が10であり、上
    記サブフィ−ルドの発光時間幅の比が概ね1:2:4:
    8:16:32:48:48:48:48であることを
    特徴とする請求項1記載のテレビジョン画像信号の階調
    表示方法。
  5. 【請求項5】上記階調の昇順において発光時間幅の比が
    48である最上位サブフィ−ルドの発光する数を最大と
    することを特徴とする請求項4記載のテレビジョン画像
    信号の階調表示方法。
  6. 【請求項6】上記階調のレベルが47から64までの
    間、あるいは95から112までの間、あるいは143
    から160までの間、あるいは191から208までの
    間で昇順に上記階調を変えた時、発光の時間幅の比が4
    8の最上位サブフィ−ルドの発光を1度のみ変化させる
    ことを特徴とする請求項4記載のテレビジョン画像信号
    の階調表示方法。
  7. 【請求項7】上記下位サブフィ−ルドの発光時間幅の比
    が16と32のサブフィ−ルドが、下位サブフィ−ルド
    の時間的位置で、下位サブフィ−ルドの並びの時間的最
    初(最後)と最後(最初)であることを特徴とする請求
    項4記載のテレビジョン画像信号の階調表示方法。
  8. 【請求項8】上記最上位サブフィ−ルドの発光を変化さ
    せる階調のレベルが、表示装置の隣接する画素で異なる
    ことを特徴とする請求項6記載のテレビジョン画像信号
    の階調表示方法。
  9. 【請求項9】上記最上位サブフィ−ルドの発光を変化さ
    せる階調のレベルが、表示装置の隣接するラインで異な
    ることを特徴とする請求項6記載のテレビジョン画像信
    号の階調表示方法。
  10. 【請求項10】上記最上位サブフィ−ルドの発光を変化
    させる階調のレベルが、テレビジョン信号のフィ−ルド
    で異なることを特徴とする請求項6記載のテレビジョン
    画像信号の階調表示方法。
  11. 【請求項11】上記最上位サブフィ−ルドの発光を変化
    させる階調のレベルが、表示装置の隣接する画素あるい
    は隣接するラインおよび/あるいはテレビジョン信号の
    フィ−ルドの両方で異なることを特徴とする請求項6記
    載のテレビジョン画像信号の階調表示方法。
  12. 【請求項12】テレビジョン信号の時間幅を複数のサブ
    フィ−ルドに分割し、上記サブフィ−ルドはある決めら
    れた発光の時間幅を持ち、上記サブフィ−ルドの発光の
    有無を制御することによって、テレビジョン画像信号の
    階調を表示する階調表示方法において、上記複数のサブ
    フィ−ルドの内、発光の時間幅が最も長く且つ概等しい
    サブフィ−ルド(最上位サブフィ−ルド)が3つ以上存
    在し、階調の最も低いレベルから階調の最も高いレベル
    まで昇順に階調が変化した時、全ての階調の変化に対し
    て、テレビジョン信号の1フィ−ルド期間程度の時間帯
    に渡る発光の時間積分値が、任意の時間位置における1
    フィ−ルドの時間幅に渡って、最も一定となる規則性を
    持って、上記サブフィ−ルドの発光をテレビジョン画像
    信号に応じて制御することを特徴とするテレビジョン画
    像信号の階調表示方法。
  13. 【請求項13】テレビジョン信号の時間幅を複数のサブ
    フィ−ルドに分割し、上記サブフィ−ルドはある決めら
    れた発光の時間幅を持ち、上記サブフィ−ルドの発光の
    有無を制御することによって、テレビジョン画像信号の
    階調を表示する階調表示方法において、上記複数のサブ
    フィ−ルドの内、発光の時間幅が最も長く且つ概等しい
    サブフィ−ルド(最上位サブフィ−ルド)が3つ以上存
    在し、階調の変化に対して、階調の変化の前後の2つの
    フィ−ルドの発光するサブフィ−ルドの発光パタ−ンの
    相関を求め、その相関が最も高くなるような規則性を持
    って、上記サブフィ−ルドの発光をテレビジョン画像信
    号に応じて制御することを特徴とするテレビジョン画像
    信号の階調表示方法。
  14. 【請求項14】テレビジョン信号の時間幅を複数のサブ
    フィ−ルドに分割し、上記サブフィ−ルドはある決めら
    れた発光の時間幅を持ち、上記サブフィ−ルドの発光の
    有無を制御することによって、テレビジョン画像信号の
    階調を表示する階調表示方法において、上記複数のサブ
    フィ−ルドの内、発光の時間幅が最も長く且つ概等しい
    サブフィ−ルド(最上位サブフィ−ルド)が3つ以上存
    在し、階調の変化に対して、階調の変化の前後におい
    て、観測者の視線の移動を伴う時の画素の見え方の相関
    を求め、その相関が最も高くなるような規則性を持っ
    て、上記サブフィ−ルドの発光をテレビジョン画像信号
    に応じて制御することを特徴とするテレビジョン画像信
    号の階調表示方法。
  15. 【請求項15】テレビジョン信号の時間幅を複数のサブ
    フィ−ルドに分割し、上記サブフィ−ルドはある決めら
    れた発光の時間幅を持ち、上記サブフィ−ルドの発光の
    有無を制御することによって、テレビジョン画像信号の
    階調を表示する階調表示方法において、上記複数のサブ
    フィ−ルドの内、発光の時間幅が最も長く且つ概等しい
    サブフィ−ルド(最上位サブフィ−ルド)が3つ以上存
    在し、階調の変化に対して、階調の変化の前後の2つの
    フィ−ルドの発光するサブフィ−ルドの発光パタ−ンの
    相関を求め、階調の最も低いレベルから階調の最も高い
    レベルまで昇順に階調が変化した時の階調の変化の相関
    の全ての和が最も高くなるような規則性を持って、上記
    サブフィ−ルドの発光をテレビジョン画像信号に応じて
    制御することを特徴とするテレビジョン画像信号の階調
    表示方法。
  16. 【請求項16】テレビジョン信号の時間幅を複数のサブ
    フィ−ルドに分割し、上記サブフィ−ルドはある決めら
    れた発光の時間幅を持ち、上記サブフィ−ルドの発光の
    有無を制御することによって、テレビジョン画像信号の
    階調を表示する階調表示方法において、上記複数のサブ
    フィ−ルドの内、発光の時間幅が最も長く且つ概等しい
    サブフィ−ルド(最上位サブフィ−ルド)が3つ以上存
    在し、階調の変化に対して、階調の変化の前後におい
    て、観測者の視線の移動を伴う時の画素の見え方の相関
    を求め、階調の最も低いレベルから階調の最も高いレベ
    ルまで昇順に階調が変化した時の上記画素の見え方の相
    関の全ての和が最も高くなるような規則性を持って、上
    記サブフィ−ルドの発光をテレビジョン画像信号に応じ
    て制御することを特徴とするテレビジョン画像信号の階
    調表示方法。
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CA002185592A CA2185592A1 (en) 1995-09-20 1996-09-16 Tone display method of tv image signal and apparatus therefor
KR1019960040773A KR100454786B1 (ko) 1995-09-20 1996-09-19 텔레비젼화상신호의계조표시방법및그장치
CNB961128380A CN1146228C (zh) 1995-09-20 1996-09-20 电视图象信号的色调显示方法及其装置
US09/634,734 US6333766B1 (en) 1995-09-20 2000-08-08 Tone display method and apparatus for displaying image signal

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009069859A (ja) * 1997-04-25 2009-04-02 Thomson Multimedia Sa プラズマ表示器用の交代コードアドレス装置及び方法

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