JPH09106151A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH09106151A
JPH09106151A JP7289174A JP28917495A JPH09106151A JP H09106151 A JPH09106151 A JP H09106151A JP 7289174 A JP7289174 A JP 7289174A JP 28917495 A JP28917495 A JP 28917495A JP H09106151 A JPH09106151 A JP H09106151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing
latent image
electric field
carrier
bias
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7289174A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hirata
啓 平田
Tomio Onuki
富夫 大貫
Ikutaro Nagatsuka
育太郎 長束
Yoshiharu Suga
芳春 須賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP7289174A priority Critical patent/JPH09106151A/ja
Publication of JPH09106151A publication Critical patent/JPH09106151A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴースト等の原因となる現像剤担持体上のト
ナー付着を防止して出力画像の面内濃度が均一である高
品質画像を提供する画像形成装置を得る。 【解決手段】 潜像担持体1に近接する可動ハウジング
2に複数の現像剤担持体3を搭載する移動式現像装置を
備え、このうち一つを選択的に現像領域に配置した後、
潜像担持体1上の静電潜像を現像する画像形成装置にお
いて、現像開始時に、現像剤担持体3が潜像担持体1上
の非画像部対向領域で現像剤担持体3へのトナーの逆転
移阻止電界EAを形成した後、現像電界EBを形成する
電界可変手段4をタイミング制御手段5にて制御する。
また、電界可変手段4は、現像位置の現像剤担持体3に
印加される逆転移阻止バイアスVAと現像バイアスVB
とに可変設定されるバイアス可変手段である。更に、停
電検知手段6を設け、検知後と通常との電界レベルを変
え、停電後に酷くなるトナー付着を有効に除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いた複写機やプリンタ等の画像形成装置にに関するもの
で、特に、複数色の現像装置を搭載する移動式現像装置
を備えたタイプの画像形成装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年における電子写真技術を用いた画像
形成装置において、単色画像形成装置、多色画像形成装
置は問わないが、潜像担持体側に現像用開口が開設され
るハウジングを有し、この現像用開口に面した箇所に現
像ロールが潜像担持体と近接するように配設され、現像
ロールと潜像担持体との間の所定領域が現像領域として
機能する現像装置を有するものであって、カブリ防止用
の電界として現像ロールに現像バイアスが印加されてい
るタイプのものを用いて現像を行なう場合の問題点とし
て、現像ゴーストの原因にもなるトナーの局所的付着が
挙げられるが、これについて以下のような不具合があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】潜像担持体上の静電潜
像を可視像化すべく、カブリ防止用の電界として現像ロ
ールに現像バイアスが印加されている場合において、現
像動作が開始され、潜像担持体上の静電潜像以外の領
域、即ち、非画像部に対向する部位に現像バイアスが印
加される現像ロールが配置されると、潜像担持体表面
(非画像部)の電位と現像バイアスとの電位差によっ
て、潜像担持体から現像ロールへ向かう(画像部とは逆
向き)電界が作用する。
【0004】この時、現像装置の振動等により現像ハウ
ジング内部壁より剥離落下した浮遊トナー、あるいは、
磁気ブラシ中の穂立ちに付着するトナーが、前記電界に
沿って現像ロール側へと導かれ、トナーは現像ロール表
面に帯状に付着堆積するが、この付着トナーの持つ電荷
で次のサイクルの実効現像電位が不均一となり、出力画
像の面内濃度均一性が損なわれる不具合がある。
【0005】このような技術的課題を解決する手段とし
て、従来における公知技術としては、例えば正転現像方
式のアナログ電子写真装置において、画像領域外(非画
像部)への露光量を調節することにより潜像担持体表面
における非画像部の電位とカブリ防止用の現像バイアス
との電位差を必要以上大きくしないようにしたものがあ
る。
【0006】また、他の解決手段として、例えば特開昭
62−212676号公報所載のものが知られている。
この記載によれば、特殊な現像剤及びスリーブを用いる
時に前記公知技術によっては前記不具合が防止できない
場合は、現像バイアス切換え手段を設け、画像形成動作
以外のタイミングでスリーブ上の付着トナーを強制的に
潜像担持体側へ転移させるものが開示されている。
【0007】ところで、本発明者らは、潜像担持体に近
接して配設される可動ハウジングに複数の現像ロールを
搭載する移動式現像装置を有するタイプのカラー画像形
成装置を開発するにあたり、現像装置を現像時にのみ潜
像担持体に対向する部位に配置し、非現像時には別の部
位に離間させるようにした上で、現像時においては、潜
像担持体に対向する部位に配置した後に現像ロールの回
転を開始させるようにした。
【0008】しかし、現像ロールが潜像担持体に対向す
る部位に配置されてから回転し始めるまでの僅かな時間
に、カブリ防止として作用する電位差による通常の現像
電界とは逆向きの電界の働きで現像ロール表面にトナー
が帯状に付着堆積してしまい、これによって、現像開始
直後の現像ロールの回動一周目に現像された、この帯状
に付着堆積したトナーに対応する出力画像部位におい
て、帯状の濃度不均一部が現れてしまった。
【0009】この帯状の濃度不均一部分は、通常の白黒
画像としては、ほとんど問題にならないレベルである
が、カラー画像としては色味の差となって現れるため、
これを完全に抑制する必要があった。
【0010】そこで、本発明者らは、この不具合を解決
するために、現像ロールが潜像担持体に対向する部位に
配置されてから現像を開始する前に、少なくとも現像ロ
ールを一回転させるようにしたものを検討してみた。こ
れによれば、現像ロールにトナーが付着堆積しても、現
像開始前における現像ロールが一回転する間において、
その付着トナーと現像装置内部に収容される現像剤との
摺擦により、その付着トナーが除去されることとなっ
た。
【0011】しかしながら、このタイプにあっては、現
像ロールを潜像担持体に対向させる時間が少なくとも現
像ロールを一回転させる分長くなるため、迅速な画像形
成動作を実現しようとする時代の要請に応えるには、他
色の現像器に切換るための可動ハウジング移動時間等の
現像動作以外の時間を短くしなければならず、これによ
って、切換え機構のコストアップにつながったり、潜像
担持体の小型化等が困難になったりする不具合が新たに
生じることになった。
【0012】また、解決しようとする本来の問題点こそ
違うが、例えば特開平6−214449号公報の記載に
よれば、べルト状感光体に近接して配設される現像ロー
ルを収納した複数の現像器を有するタイプのカラー画像
形成装置において、現像器が移動して現像ロールが前記
感光体に対向する部位に配置される以前までに、現像ロ
ール駆動を開始するようにしたものであり、本発明者ら
が解決しようとする不具合には有効である。
【0013】しかしながら、このようなタイプにあって
は、夫々の現像器に独立した駆動源を配置する必要があ
り、移動中にも駆動を伝達できる特殊な機構(例えばス
イングギア等の特殊ギア)が必要となり、いたずらに装
置を複雑化してしまうという問題がある。
【0014】そこで、本発明は、迅速な画像形成機能を
確保すると共に、特に複雑な装置機構を設けることな
く、しかも、装置の小型化という時代の要請に応えなが
ら、ゴースト等の画像乱れの原因となる帯状トナーの局
所的付着を防止することにより出力画像の面内濃度が均
一である高品質画像を提供する画像形成装置を得ること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明に係る画
像形成装置は、図1に示すように、静電潜像が担持され
る潜像担持体1に近接して配設される可動ハウジング2
に複数の現像剤担持体3を搭載し、この複数の現像剤担
持体3の一つを選択的に潜像担持体1に対向する部位に
配置する移動式現像装置を備え、この現像剤担持体3に
現像剤を担持させて現像領域まで搬送して潜像担持体1
上の静電潜像を可視像化する画像形成装置において、現
像位置に配置されるべき現像剤担持体3が潜像担持体1
上の非画像部と対向する領域で潜像担持体1から現像剤
担持体3へトナーが転移することを阻止する逆転移阻止
電界EAと通常の現像電界EBとに可変設定される電界
可変手段4と、現像剤担持体3が潜像担持体1に対向す
る部位に略配置される時点から現像剤担持体3上の現像
剤が現像領域に搬送されるまで逆転移阻止電界EAが形
成され、それ以降に通常の現像電界EBが形成されるよ
うに電界可変手段4を制御するタイミング制御手段5と
を備えたことを特徴としている。
【0016】このような技術的手段において、本発明の
対象としては、移動式現像装置を備えたタイプの画像形
成装置であればよく、移動式現像装置としてはロータリ
方式、リトラクト方式等その形式は問わない。
【0017】また、現像剤担持体2は、現像剤を担持搬
送し得るものであれば、回転可能な現像スリーブ内に複
数の磁極が配列された磁石部材を固定設置してもよい
し、逆に、固定現像スリーブ内に磁石部材を回転可能に
設けたものでもよい。更に、現像方式については、転移
電界形成用のバイアスを印加して静電的に転移させるも
のであれば、非接触方式、接触方式の別を問わない。
【0018】更にまた、電界可変手段4としては、現像
剤担持体3が潜像担持体1上の非画像部と対向する領域
で潜像担持体1から現像剤担持体3へトナーが転移する
ことを阻止する逆転移阻止電界EAと通常のカブリ防止
用の現像電界EBとに可変設定できるものであればよ
く、例えば、現像電界EBを形成する現像バイアスVB
を変えないで、潜像担持体に対する帯電レベルのみを可
変する手段を設けたもの、あるいは、前記帯電レベルを
可変する手段を設ける代わりに帯電レベルが可変可能な
露光レベルを可変する手段を設けたもの等適宜選定して
差し支えないが、より容易に本発明の効果を得ようとす
る観点からすれば、逆転移阻止電界EAを形成する逆転
移阻止バイアスVAと通常の現像電界EBを形成する現
像バイアスVBとに可変設定できるバイアス可変手段を
設けることが好ましい。
【0019】また、タイミング制御手段5は、現像剤担
持体3が潜像担持体1に対向する部位に配置される直前
の時点から現像剤担持体3上の現像剤が現像領域に搬送
される直前の時点まで逆転移阻止電界EAを形成し、現
像剤担持体3上の現像剤が現像領域に搬送されるのと同
時に、即ち、潜像担持体1上の静電潜像が現像領域に突
入するのと同時に、通常の現像電界EBを形成するよう
に電界可変手段4を制御すればよい。
【0020】更に、停電時における付着トナーを確実に
除去しようとする観点からすれば、タイミング制御手段
5は、停電検知手段6にて停電を検知した直後の現像動
作における逆転移阻止電界EAが現像剤担持体3から潜
像担持体1へトナーが転移するような方向で働くものに
設定するか、又は、停電検知手段6にて停電を検知した
直後の現像動作における逆転移阻止電界EAの絶対値が
通常の現像動作時における逆転移阻止電界EAの絶対値
より大きく設定することが好ましい。
【0021】上述したような技術的手段において、図1
の装置発明の作用を説明する。通常の画像形成工程が開
始されると、以下のように、タイミング制御手段5は、
電界可変手段4を切り換えることにより、逆転移阻止電
界EA及び通常の現像電界EBの形成及びその停止のタ
イミングを制御する。
【0022】先ず、通常の画像形成工程が開始され、現
像剤担持体3が潜像担持体1に対向する部位に配置され
る直前までのタイミングで、電界可変手段4により現像
剤担持体3に逆転移阻止電界EAが形成されると、まも
なく、現像剤担持体3が潜像担持体1に対向する部位に
配置される。すると、現像剤担持体3は、潜像担持体1
上に書き込まれた静電潜像(画像部)が現像領域に突入
するまで非画像部に対向する部位に配置されることにな
るが、前記逆転移阻止電界EAの働きで、潜像担持体1
と現像剤担持体3とが近接する現像領域における現像剤
担持体3への現像剤トナーの転移が阻止される。
【0023】次に、潜像担持体1上の静電潜像(画像
部)を現像すべく、現像剤担持体3が現像剤トナーの搬
送を開始すると、現像剤トナーは現像剤担持体3上に磁
気ブラシを形成しながら、潜像担持体1と現像剤担持体
3とが近接対向する現像領域近傍まで連続的に搬送され
る。そして、潜像担持体1上の静電潜像(画像部)が現
像領域に突入するタイミングに合わせて、電界可変手段
4により現像領域に形成される電界が現像電界EBに切
換られるのと同時に、磁気ブラシ中のトナーは現像領域
において潜像担持体1上の静電潜像へ選択的に現像され
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいて本発明に係る画像形成装置について具体的に
説明する。 ◎実施の形態1 図2は、本発明が適用されたフルカラー画像形成装置を
示すものである。
【0025】同図において、符号11は感光ドラム等の
潜像担持体、12は潜像担持体11を予め帯電する一様
帯電器、13は帯電された潜像担持体11上に静電潜像
を書き込むレーザ露光器、14は夫々の色の現像剤を有
するブラック用現像器14a(現像ロール14e)、イ
エロ用現像器14b(現像ロール14f)、マゼンタ用
現像器14c(現像ロール14g)及びシアン用現像器
14d(現像ロール14h)が回転可能に搭載され、前
記潜像担持体11に対向する現像位置に所定の現像器1
4a〜14dが間欠的に回転移動する回転型現像装置、
15は潜像担持体11上の各色トナー像を用紙あるいは
透明シート等の転写材16に転写させる転写装置、17
はクリーニング処理し易いように潜像担持体11をクリ
ーニング工程前に除電あるいは帯電するクリーニング前
処理帯電器、18は潜像担持体11上の残留トナーを除
去するクリーニング装置、19は潜像担持体11の残留
電荷を除去する除電器、20は転写材16上の未定着ト
ナー像を定着する定着器である。
【0026】尚、符号21,22は所定サイズの転写材
16を供給する転写材供給トレイ、23は転写材16の
転写ドラム15aへの供給タイミングを規制するレジス
トレーションロール、24は転写工程が終了した転写材
16を定着器20へ搬送案内する搬送ガイド部材であ
る。
【0027】この実施の形態において、前記転写装置1
5は、周面に絶縁性シートが張設されて所定方向に回転
する転写ドラム15aを有し、この転写ドラム15aの
転写部位の回転方向上流側の吸着部位には転写材16が
転写ドラム15aに静電吸着される吸着用帯電器15
b,吸着用帯電ロール15cを転写ドラム15aを挟ん
で配設し、また、前記転写部位に対応する転写ドラム1
5a内には転写帯電器15dを配設し、更に、前記転写
ドラム15aの転写部位よりも回転方向下流側の剥離部
位には転写材16が転写ドラム15aから剥離される剥
離除電器15eを配設し、更にまた、転写ドラム15a
の更に回転方向下流側には一対の除電器15f,15g
を転写ドラム15aを挟んで配設し、また、転写ドラム
15aの更に回転方向下流側には転写ドラム15a上の
残留紙粉等を除去するクリーニング装置15hを配設し
たものである。
【0028】次に、この実施の形態に係るカラー画像形
成装置の一般的な作像プロセスについて説明する。先
ず、潜像担持体11は一様帯電器12によりその表面を
負極性に一様に帯電される。次に、レーザ露光器13に
より、一色目、例えばブラック画像に対応する像露光が
なされ、潜像担持体11の表面にはブラック画像に対す
る静電潜像が形成される。
【0029】また、回転型現像装置14は、前記ブラッ
ク画像に対応する静電潜像の先端が現像位置に到達する
以前にブラック用現像器14aの現像ロール14eを潜
像担持体11に対向配置し、その後磁気ブラシが静電潜
像を摺擦して前記潜像担持体11上にブラックトナー像
を形成する。
【0030】一方、前記転写材16は、トレイ21また
は22から搬送され、一度レジストレーションロール2
3で先端をせき止められた後、所定のタイミングで転写
ドラム15aのタックポイントへと送り出される。送り
出された転写材16は吸着用帯電器15b及び吸着用帯
電ロール15cにて転写ドラム15aへ静電的に保持さ
れ、転写ドラム15aと潜像担持体11とが対向する転
写部位へ搬送される。そこで、前記転写材16は潜像担
持体11上のブラックトナー像と密着し、転写帯電器1
5dの作用でブラックトナー像が転写材16上に転写さ
れ、前記転写ドラム15aは転写材16を保持したまま
次の工程に備える。
【0031】また、ブラックトナー像の転写を終えた前
記潜像担持体11については、その後、必要に応じてク
リーニング前処理が施された後、クリーニング装置18
により表面に残ったブラックトナーが掻き取られ、更に
除電器19で表面に残った電荷が除電される。
【0032】次に、二色目、例えばイエロの画像形成工
程のため、前記潜像担持体11は、一様帯電器12によ
りその表面を負極性に一様に帯電され、レーザ露光器1
3によりイエロ画像に対応する像露光がなされ、潜像担
持体11の表面にはイエロ画像の静電潜像が形成され
る。
【0033】また、現像装置14は、ブラックトナー像
の形成が終了した後で、イエロ用現像器14bの現像ロ
ール14fが前記潜像担持体11に対向するように切換
えられており、前記イエロ画像に対応する静電潜像はイ
エロ用の磁気ブラシで現像される。そして、前記転写ド
ラム15a上に保持されていた転写材16が再び転写部
位へと搬送され、転写帯電器15dの作用で、今度はブ
ラックトナー像の上にイエロトナー像が多重転写され
る。
【0034】イエロトナー像の転写を終えた前記潜像担
持体11については、その後、ブラック画像形成工程と
同様にして、表面の残留トナーのクリーニングと残留電
荷の除電が行われ、一方で、イエロトナーの転写を終え
た転写材16は転写ドラム15aに保持されたまま次の
工程に備える。
【0035】その後、イエロの画像形成工程同様、三色
目、例えばマゼンタの画像形成工程が行われ、最後に四
色目、例えばシアンの画像形成工程が行われるわけだ
が、最後のシアンの画像形成工程では転写材16の搬送
が前記三色目までの工程と異なる。
【0036】即ち、四色目の転写を終えた転写材16
は、剥離除電器15e及び搬送ガイド部材24の先端の
図示しない剥離フィンガにより、転写ドラム15aから
分離され、定着器20で多重トナー像が転写材16に定
着された後、画像形成装置の外へと搬出される。
【0037】また、転写材の分離を終えた転写ドラム1
5aは、その表面を除電器15f,15gで除電された
後、クリーニング装置15hで表面のクリーニングが行
われ、次の転写材16の供給を待つことになる。
【0038】この実施の形態1における移動式現像装置
14は、以下のようなバイアスの供給機構及び現像ロー
ル駆動機構が設けられているが、これについては、図3
及び図4を用いて説明する。
【0039】図3はバイアスの供給機構及び現像ロール
駆動機構を示す斜視図であり、同図において、符号31
は回転ハウジング、32a〜32dは所望の現像器にバ
イアスを供給する接点であって夫々の色の現像器14a
〜14d(図2参照)に対応するブラック用ブラシ32
a、イエロ用ブラシ32b、マゼンタ用ブラシ32c、
シアン用ブラシ32d、33は前記潜像担持体11(図
2参照)に対向する現像位置に所定の現像器14a〜1
4d(図2参照)が配置されると、その現像器に対応す
る前記ブラシ32a〜32dに接触するようになってい
るバイアス給電プレート、34はバイアス電源(図示
外)からのバイアス電圧を給電プレート33へと供給す
るコード、35a〜35dは夫々の現像器14a〜14
d(図2参照)の現像ロールを駆動するためのブラック
用ギヤ35a、イエロ用ギヤ35b、マゼンタ用ギヤ3
5c、シアン用ギヤ35d、36は現像ロールを駆動さ
せるための駆動装置、37は現像ロールの駆動源である
駆動モータ、38は駆動モータ36の駆動力を現像ロー
ルへと伝達するための伝動べルト、39は前記潜像担持
体11(図2参照)に対向する現像位置に所定の現像器
が配置されると、これに追従して、離接機構(図示外)
により、その現像器の現像ロールを駆動させるべく前記
ギヤと噛み合うようになっている駆動ギヤである。ま
た、図4は図3の側面を示す図であり、同図において、
符号40は画像形成装置本体である本体ハウジングであ
る。
【0040】また、この実施の形態では、通常の画像形
成工程を制御する制御系として、図5に示すマイクロコ
ンピュータが用いられる。同図において、基準信号41
等の各出力が入力インターフェース51を介して、タイ
ミング制御部50にデータとして入力されるようになっ
ている。そして、このタイミング制御部50は、中央演
算処理装置(以下CPUという)52、ランダムアクセ
スメモリ(以下RAMという)53及びリードオンリー
メモリ(以下ROMという)54からなり、前記ROM
54には、通常の画像形成工程を実行するためのプログ
ラムが格納されており、前記CPU52は、入力インタ
ーフェース51を介して、与えられたデータに基づいて
前記プログラムを実行し、出力インターフェース55を
介して、可変式バイアス電源56、回転ハウジング駆動
用モータ57、現像ロール駆動用モータ37等を制御す
るようになっている。
【0041】更に、本実施の形態1においては、現像ロ
ールが潜像担持体に対向する部位に略配置される時点か
ら現像ロールが回動を開始するまでの間に逆転移阻止バ
イアス(LEVEL−2)が印加され、現像剤現像ロー
ルの回動開始以降に通常の現像バイアス(LEVEL−
1)が印加されるようにした。
【0042】即ち、この実施の形態に係る通常の一色分
の現像動作は、タイミング制御部50により、(a)回
転ハウジング駆動モータ57ON、(b)ブラシ32a
と給電プレート33との接点CLOSE、(c)逆転移
阻止バイアス(LEVEL−2)印加開始、(d)回転
ハウジング駆動モータ57OFF、(e)現像ロール駆
動モータ37ON、(f)現像バイアス(LEVEL−
1)印加開始、(g)潜像担持体上の画像部現像開始、
(h)一色分のコピーサイクル現像終了、という工程に
制御されているが、これについて図6に示すタイミング
チャートに基づいて説明する。
【0043】(a)回転ハウジング駆動モータ57ON 任意の一色分のコピーサイクルを実行するため、転写ド
ラムが一周ごとに発する基準信号を基準にして、回転ハ
ウジング31の駆動用モータ57がONされて、例えば
ブラックトナー像を形成すべく現像器14aが潜像担持
体11に対向する部位に配置されるべく移動を開始す
る。一方、潜像担持体11は、等速で回動しながら、一
様帯電器12によりその表面を負極性に一様に帯電され
た後、レーザー露光器13によりブラック画像に対応す
る静電潜像が形成される。
【0044】(b)ブラシ32aと給電プレート33と
の接点CLOSE 回転ハウジング31が潜像担持体11に対向する部位に
配置される少し前のタイミングにおいて、潜像担持体1
1に対向する部位に配置されるはずの現像器14aにバ
イアス(現像バイアスLEVEL−1又は逆転移阻止バ
イアスLEVEL−2)を供給するために、ブラシ32
aと本体ハウジング40に固設された給電プレート33
との接点がCLOSEする。これによって、現像ロール
14eへのバイアスの印加が可能となる。
【0045】(c)逆転移阻止バイアス(LEVEL−
2)印加開始 現像器14aが潜像担持体11に対向する部位に配置さ
れる直前までのタイミングで、可変式バイアス電源56
により、逆転移阻止バイアス(LEVEL−2)印加開
始され、現像ロール14eと潜像担持体11とが近接す
る現像領域で、潜像担持体11表面の感光体層下にあっ
て接地された電極との間に交番電界が生じるようになっ
ている。
【0046】(d)回転ハウジング駆動モータ57OF
F 逆転移阻止バイアス(LEVEL−2)の印加開始後、
まもなく、回転ハウジング31の駆動用モータ57がO
FFされて、現像ロール14eが潜像担持体11に対向
する部位に配置される。この時、回転が停止するのに伴
い生じる機械的振動により、ハウジング内に付着堆積し
ていたトナーが落下等し、更に、静電潜像が現像領域に
突入する以前のタイミングにおいては、現像ロール14
eが潜像担持体11上の非画像部に対向する部位に配置
されることになるが、現像領域には逆転移阻止バイアス
(LEVEL−2)の印加により、現像ロール14eか
ら潜像担持体11へ向かう交番電界が生じているため、
現像ロール14eへトナーが転移することはない。
【0047】(e)現像ロール駆動モータ37ON 潜像担持体11上の静電潜像(画像部)が現像領域に突
入してくるタイミングに合わせて、現像ロール14eの
駆動モータ37がONされて、静電潜像をブラックトナ
ー像として可視像化すべく、現像ロール14eの回転運
動を開始する。これにより、現像ロール14e表面には
磁気ブラシ形成しながら現像領域にブラックトナーを連
続的に搬送するようになる。
【0048】(f)現像バイアス(LEVEL−1)印
加開始 潜像担持体11上の静電潜像が現像領域に突入する直前
までのタイミングで、可変式バイアス電源56により、
逆転移阻止バイアス(LEVEL−2)から現像バイア
ス(LEVEL−1)へと印加するバイアスが切換ら
れ、現像ロール14eと潜像担持体11とが近接する現
像領域で、潜像担持体11表面の感光体層下にあって接
地された電極との間にカブリ防止用の現像電界が生じる
ようになっている。
【0049】(g)潜像担持体上の画像部現像開始 潜像担持体11上の静電潜像が現像領域に突入してくる
と、現像ロール14eの磁気ブラシ中のブラックトナー
が現像バイアス(LEVEL−1)によるカブリ防止用
の現像電界によって、磁気ブラシの穂立ちより剥離し
て、潜像担持体11表面の静電潜像に転移することによ
り、ブラックトナー像が形成される。
【0050】(h)一色分のコピーサイクル現像終了 所望の現像器14aによる現像が終了すると、本実施の
形態においては、現像前における各部の動作の逆を実行
させることとする。
【0051】即ち、現像が終了しバイアスを現像バイア
ス(LEVEL−1)から逆転移阻止バイアス(LEV
EL−2)へと切換え、現像ロール14eの駆動モータ
57を停止した後、他の色のコピーサイクルを実行すべ
く、回転ハウジング31の移動を開始し、バイアスの印
加を停止すれば、回転ハウジング31の回転に伴い、ブ
ラシと給電プレートとがOPENになるという具合であ
る。
【0052】尚、この現像終了後における各動作タイミ
ングについては、現像ロールを回転させながら、現像器
を離間させることが可能であるため、特に本実施の形態
におけるタイミングに限定されるものではない。
【0053】以上によって、本実施の形態1のような移
動式現像装置を用いる場合、現像開始時に、潜像担持体
上の非画像部に現像ロールが対向しても、画像部とは逆
向きの潜像担持体から現像ロールへ向かう電界が作用す
ることはなくなり、また、作用するとしても前記電界の
大きさを小さく抑えることによって、現像ロール表面に
機械的振動等に起因する落下トナーが付着することはな
くなり、よって、この付着トナーの持つ電荷で次のサイ
クルの実効電位が不均一となる事態は回避されるため、
出力画像の面内濃度が均一である高品質画像の提供が可
能となる。
【0054】一方、このような技術的手段において、例
えば現像ロール14eが潜像担持体11上の非画像部に
対向する部位に配置される場合、単にトナーが現像ロー
ル14eに転移するのを阻止するというだけでなく、積
極的に潜像担持体11側に放出するような電界が形成さ
れる逆転移阻止バイアス(LEVEL−2)を印加すれ
ば、一色分の現像動作が終了する毎に現像ロール14e
の軸方向全体に亘る帯状付着トナーが潜像担持体11上
へ転移することになる。
【0055】この潜像担持体11上に付着した帯状付着
トナーは、潜像担持体11の回動に伴いクリーニング装
置18近傍へと搬送される。その後、帯状付着トナーが
クリーニング装置18のブレード(図示外)の当接によ
り潜像担持体11表面より剥離除去されることにより、
潜像担持体11表面が清掃される。
【0056】一般に、ブレードを用いるタイプのクリー
ニング装置においては、記録媒体の大きさ等の関係か
ら、同じブレードを用いて潜像担持体上の付着トナーを
剥離除去するものであっても、常にトナーが付着する領
域に当接する部分と、常に付着トナーのない領域に当接
する部分とができる。また、潜像担持体上の付着トナー
は、ブレードの摩擦抵抗を減じる役割、即ち、潤滑剤と
しての役割を果たしている。更に、常に潜像担持体上の
付着トナーのない領域に当接するブレードの一部分は、
他の部分に比べて、摩擦抵抗が大きく、摩耗も酷くなる
傾向にあるため、特にブレードの端部においてブレード
がめくれ上がってしまう問題が従来より指摘されてい
た。
【0057】このような訳で、本実施の形態において
は、現像ロール軸方向全体に亘って付着する帯状トナー
を各色の現像動作毎に潜像担持体11上に転移させた
後、潜像担持体11の軸方向全体に亘って付着する帯状
トナーをクリーニング装置18のブレード(図示外)に
より剥離除去することにしているため、クリーニング装
置18に配設されるブレード(図示外)がめくれ上がっ
てしまうという事態を防止するという副次的な効果があ
る。
【0058】本実施の形態1における逆転移阻止電界と
しては、現像ロールから潜像担持体へ向かう電界を発生
させる逆転移阻止バイアス(LEVEL−2)を用いた
が、本実施の形態の変形例として、例えば逆転移阻止バ
イアス(LEVEL−2’)のように非画像部における
帯電電位との電位差が小さいければ、前記電界と逆向き
の電界であっても、電界の力が微弱であるために現像ロ
ールへのトナーの転移を阻止することができる。
【0059】但し、このような方向の電界の場合には、
一旦現像ロールに付着したトナーを潜像担持体へ転移さ
せることが不可能となるため、現像ロールが潜像担持体
に対向する部位に配置される前の時点から、逆転移阻止
バイアス(LEVEL−2’)の印加を開始するように
タイミング制御する必要がある。
【0060】◎実施の形態2 図7は、この発明が適用されたフルカラー画像形成装置
の実施の形態2における可変設定バイアスのタイミング
チャートを示す。尚、実施の形態1と同様な構成要素に
ついては実施の形態1と同様な符号を付してここではそ
の詳細な説明を省略する。この実施の形態2に係る現像
装置は、実施の形態1と略同様であるが、実施の形態1
に加え、フルカラー画像形成装置の停電検知用の停電検
知器42を装置機体内に有している。
【0061】この停電検知器42からの検知情報は、図
5に示す制御部50への入力信号として取り込まれ、本
実施の形態の制御部50は、停電を検知した直後の現像
動作に限って、逆転移阻止バイアス(LEVEL−2)
ではなく、特に、現像ロールから潜像担持体11へトナ
ーが強制的に転移するような交番電界を生じさせる停電
時バイアス(LEVEL−3)が印加されるようにして
いる。この理由は以下のとおりである。
【0062】即ち、現像動作中に停電が発生すると、バ
イアスがOFFレベル(接地レベル)になり、且つ、現
像ロールは潜像担持体に対向する部位に配置されたまま
停止し、一方、潜像担持体上には一様帯電されて電位の
絶対値が大きい部分が残存しており、この潜像担持体と
現像ロールとの間に電界が発生するため、磁気ブラシ中
の穂立ちに付着しているトナーが現像ロール表面に吸引
されて堅固に付着し、このトナー付着は通常時に比べて
かなり酷いものとなり、逆転移阻止バイアス(LEVE
L−2)による電界の強さでは十分ではないからであ
る。
【0063】従って、本実施の形態2によれば、停電時
に現像ロール表面に堅固に帯状トナーが付着しても、次
の画像部を現像する前までに帯状トナーを現像ロールか
ら除去することが可能になる。尚、現像ロール表面から
剥離、転移した帯状トナーは、潜像担持体11上を搬送
路としてクリーニング装置18にて清掃される。
【0064】◎実施の形態3 図8はこの発明が適用されたフルカラー画像形成装置の
実施の形態3を示す。尚、実施の形態1と同様な構成要
素については実施の形態1と同様な符号を付してここで
はその詳細な説明を省略する。この実施の形態に係るフ
ルカラー画像形成装置は、実施の形態1と略同様である
が、実施の形態1と異なり、可変式バイアス電源56の
代わりに現像バイアス電源61を配設した上で、一様帯
電器12の帯電レベルを可変設定できる帯電レベル可変
器58を新たに用いたものである。尚、本実施の形態3
においては、現像バイアス電源61により通常の現像バ
イアス(LEVEL−1)のみ印加するようにしてい
る。
【0065】また、この実施の形態3に係る通常の一色
分の帯電レベル可変器58の帯電動作は、タイミング制
御部50により制御されているが、図9のタイミングチ
ャートに示すとおり、実施の形態1における逆転移阻止
バイアス(LEVEL−2)あるいは逆転移阻止バイア
ス(LEVEL−2’)を印加する代わりに、一様帯電
器12の帯電出力レベルを変化するように制御される。
【0066】従って、現像ロールに通常の現像バイアス
(LEVEL−1)のみを印加する一方で、実施の形態
1において、逆転移阻止バイアス(LEVEL−2)あ
るいは逆転移阻止バイアス(LEVEL−2’)を印加
していたタイミングで、潜像担持体11表面の帯電電位
をV2とすることにより、潜像担持体11上の非画像部
に現像ロールが対向しても、画像部とは逆向きの潜像担
持体から現像ロールへ向かう電界が作用することはな
く、実施の形態1と同様、出力画像の面内濃度が均一で
ある高品質画像の提供が可能となる。
【0067】◎実施の形態4 図10はこの発明が適用されたフルカラー画像形成装置
の実施の形態4を示す。尚、実施の形態1と同様な構成
要素については実施の形態1と同様な符号を付してここ
ではその詳細な説明を省略する。この実施の形態に係る
フルカラー画像形成装置は、実施の形態1と略同様であ
るが、実施の形態1と異なり、可変式バイアス電源56
の代わりに現像バイアス電源61を配設した上で(実施
の形態3と同様)、レーザ露光器13の露光レベルを可
変設定できる露光レベル可変器59を新たに用いたもの
である。尚、本実施の形態4においては、現像バイアス
電源61により通常の現像バイアス(LEVEL−1)
のみ印加するようにしている。
【0068】また、この実施の形態4に係る通常の一色
分の帯電レベル可変器58の帯電動作は、タイミング制
御部50により制御されているが、図11のタイミング
チャートに示すとおり、実施の形態1における逆転移阻
止バイアス(LEVEL−2)あるいは逆転移阻止バイ
アス(LEVEL−2’)を印加する代わりに、一様帯
電器12により一定の帯電出力レベルに保持される潜像
担持体11表面に対して、レーザ露光器13の露光出力
レベルを変化させるように制御される。
【0069】従って、現像ロールに通常の現像バイアス
(LEVEL−1)のみを印加する一方で、実施の形態
1において、逆転移阻止バイアス(LEVEL−2)あ
るいは逆転移阻止バイアス(LEVEL−2’)を印加
していたタイミングで、一様帯電器12により帯電レベ
ルV1に保持される潜像担持体11表面の帯電電位を露
光レベルを変えて帯電レベルV2とすることにより、潜
像担持体11上の非画像部に現像ロールが対向しても、
画像部とは逆向きの潜像担持体から現像ロールへ向かう
電界が作用することはなく、実施の形態1と同様、出力
画像の面内濃度が均一である高品質画像の提供が可能と
なる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
形成装置によれば、現像開始時に、現像剤担持体が潜像
担持体上の非画像部と対向する領域で現像剤担持体への
トナー転移を阻止する電界を形成した後、通常の現像電
界を形成して現像動作を実行することにより、ゴースト
等の画像乱れの原因となる帯状トナーの局所的付着を防
止するようにしたので、迅速な画像形成機能を確保しな
がら、特に複雑な装置機構を設けることもなく、出力画
像の面内濃度が均一である高品質画像を提供することが
できる。
【0071】また、潜像担持体の帯電電位の絶対値が小
さい部分にトナーが現像されるタイプの現像装置におい
ては、現像動作中に停電があった場合、帯状トナーの付
着が特に酷くなるが、停電検知直後の現像動作時におけ
る逆転移阻止電界のレベルと通常の現像時における逆転
移阻止電界のレベルとを変えることによって有効に対応
することができる。
【0072】更に、潜像担持体上の非画像部に対向する
部位において、単にトナーが現像剤担持体方向に転移す
るのを阻止するだけでなく、積極的に潜像担持体側に転
移させるような電界を形成して、潜像担持体軸方向全体
に亘ってトナーを転移させた後、ブレードを用いるタイ
プのクリーニング装置により清掃するようにすれば、ク
リーニング装置のブレードがめくれ上がってしまうとい
う従来の問題点を防止するという副次的な効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の概略図である。
【図2】 本発明の実施の形態1におけるフルカラー画
像形成装置を示す概略図である。
【図3】 本発明の実施の形態1におけるバイアスの供
給機構及び現像ロール駆動機構の概略を示す斜視図であ
る。
【図4】 本発明の実施の形態1におけるバイアスの供
給機構及び現像ロール駆動機構の概略を示す側面図であ
るである。
【図5】 本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の
制御系を示すブロック図である。
【図6】 本発明の実施の形態1における現像装置への
バイアス印加動作を経時的に示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態2における現像装置への
バイアス印加動作を経時的に示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態3におけるフルカラー画
像形成装置の概略図である。
【図9】 本発明の実施の形態3における潜像担持体へ
の帯電動作を経時的に示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態4におけるフルカラー
画像形成装置の概略図である。
【図11】 本発明の実施の形態4における潜像担持体
への露光動作を経時的に示す図である。
【符号の説明】
1…潜像担持体,2…可動ハウジング,3…現像剤担持
体,4…電界可変手段,5…タイミング制御手段,6…
停電検知手段,EA…逆転移阻止電界,EB…現像電界
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須賀 芳春 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が担持される潜像担持体(1)
    に近接して配設される可動ハウジング(2)に複数の現
    像剤担持体(3)を搭載し、この複数の現像剤担持体
    (3)の一つを選択的に潜像担持体(1)に対向する部
    位に配置する移動式現像装置を備え、この現像剤担持体
    (3)に現像剤を担持させて現像領域まで搬送して潜像
    担持体(1)上の静電潜像を可視像化する画像形成装置
    において、 現像位置に配置されるべき現像剤担持体(3)が潜像担
    持体(1)上の非画像部と対向する領域で潜像担持体
    (1)から現像剤担持体(3)へトナーが転移すること
    を阻止する逆転移阻止電界(EA)と通常の現像電界
    (EB)とに可変設定される電界可変手段(4)と、 現像剤担持体(3)が潜像担持体(1)に対向する部位
    に略配置される時点から現像剤担持体(3)上の現像剤
    が現像領域に搬送されるまで逆転移阻止電界(EA)が
    形成され、それ以降に通常の現像電界(EB)が形成さ
    れるように電界可変手段(4)を制御するタイミング制
    御手段(5)とを備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、電界可変
    手段(4)は、逆転移阻止電界(EA)を形成する逆転
    移阻止バイアス(VA)と通常の現像電界(EB)を形
    成する現像バイアス(VB)とに可変設定されるバイア
    ス可変手段であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、停電を検
    知する停電検知手段(6)を設け、この停電検知手段
    (6)にて停電を検知した直後の現像動作における前記
    逆転移阻止電界(EA)が現像剤担持体(3)から潜像
    担持体(1)へトナーが転移するような方向で働くもの
    であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のものにおいて、停電検知
    手段(6)にて停電を検知した直後の現像動作における
    逆転移阻止電界(EA)の絶対値が通常の現像動作時に
    おける逆転移阻止電界(EA)の絶対値より大きくなる
    ようにしたことを特徴とする画像形成装置。
JP7289174A 1995-10-12 1995-10-12 画像形成装置 Pending JPH09106151A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7289174A JPH09106151A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7289174A JPH09106151A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09106151A true JPH09106151A (ja) 1997-04-22

Family

ID=17739731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7289174A Pending JPH09106151A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09106151A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8626032B2 (en) 2010-11-10 2014-01-07 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus that sets a bias supplied to a developer carrying member

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8626032B2 (en) 2010-11-10 2014-01-07 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus that sets a bias supplied to a developer carrying member

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3814628B2 (ja) 画像形成装置
JP3279523B2 (ja) 画像形成装置
JPH0915976A (ja) 現像装置
JP4773710B2 (ja) 画像形成装置
KR20150143351A (ko) 화상 형성 장치
JP3110539B2 (ja) 画像形成装置
JP5142505B2 (ja) 画像形成装置
JPH11311906A (ja) 画像形成装置
JP2001356570A (ja) 画像形成装置
JPH08137368A (ja) 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2002341678A (ja) 画像形成装置
US6941095B2 (en) Image forming apparatus using image carrier cleanerless system
JP2004191766A (ja) 画像形成装置
JPH07301981A (ja) 画像形成装置
JP4211294B2 (ja) 画像形成装置
JPH09106151A (ja) 画像形成装置
JP2020020920A (ja) 画像形成装置
JPH1115246A (ja) 現像装置
JPH0962107A (ja) 現像装置
JPH09218576A (ja) 移動式現像装置
JPH0764445A (ja) 電子写真装置
JP3391882B2 (ja) 画像形成装置
JP3330474B2 (ja) 画像形成装置
JP2004085753A (ja) 画像形成方法、及び画像形成装置
JPH05249819A (ja) 一成分乾式トナー現像装置