JPH09105822A - 光ファイバ心線余長収納箱 - Google Patents

光ファイバ心線余長収納箱

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JPH09105822A
JPH09105822A JP7265678A JP26567895A JPH09105822A JP H09105822 A JPH09105822 A JP H09105822A JP 7265678 A JP7265678 A JP 7265678A JP 26567895 A JP26567895 A JP 26567895A JP H09105822 A JPH09105822 A JP H09105822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
optical fiber
book
frame body
opened
Prior art date
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Pending
Application number
JP7265678A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuo Tanabe
悦男 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP7265678A priority Critical patent/JPH09105822A/ja
Publication of JPH09105822A publication Critical patent/JPH09105822A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブック式トレイを用いた余長収納箱で、トレ
イを開くときの光ファイバ心線の「ひきつれ」を少なく
する。 【解決手段】 上下2段のブック式トレイ11A、11Bを
設ける。上段のブック式トレイ11Aは、支持枠体25によ
って下段のブック式トレイ11Bの上部に、下段のブック
式トレイ11Bとヒンジ部15側を反対にして支持する。支
持枠体25は、下段のブック式トレイ11Bの開閉側の上端
縁付近でヒンジ33により結合された回転枠体29と固定枠
体31で構成する。下段のブック式トレイ11Bを開くとき
は、留め具35を外して回転枠体27を開く。光ファイバ心
線引き込み口19の最大回転半径を従来より小さくでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブック式トレイを
用いた光ファイバ心線余長収納箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブック式トレイは、光ケーブルの接続部
などで多数の光ファイバ心線の余長を収納するのに使用
される(特公平6−3487号公報等)。従来のブック
式トレイは、図6に示すように、光ファイバ心線の余長
を収納するトレイ13を必要枚数積層し、上下に隣合う
トレイ13をヒンジ部15により連結し、ヒンジ部15
と反対側を開閉できるようにしたものである。
【0003】開閉側では上下に隣合うトレイ13が解除
可能なロック機構17により閉じた状態を保持できるよ
うになっている。トレイ13の開閉はロック機構17を
解除して行う。各トレイ13の端面のヒンジ側には光フ
ァイバ心線引き込み口19が形成されている。各トレイ
13には、この引き込み口19を通して、光ケーブル2
1から引き出された光ファイバ心線23が引き込まれ、
その余長が収納されるようになっている。
【0004】ブック式トレイは、本のページを開くよう
にして任意のトレイを開くことができる。例えばあるト
レイに収納された光ファイバ心線の接続状態を点検した
り、接続を切り替えたりする場合には、そのトレイのロ
ック機構を解除して、それより上のトレイを一括して開
く(ヒンジ部を中心に回転させる)ことにより、そのト
レイ内の点検や接続切替を簡単に行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしブック式トレイ
は、トレイを開いたときに、トレイの光ファイバ心線引
き込み口が回転し、光ケーブルの端部(これは移動しな
い)とトレイの光ファイバ心線引き込み口との距離が大
きくなるという問題がある。例えば図6において、光ケ
ーブル21から最上層のトレイ13に引き込まれる光フ
ァイバ心線23は、すべてのトレイが閉じているときは
aの状態にあるが、最下層のトレイ13で作業を行うた
め、それより上のトレイを一括して破線のように開く
と、bのようになる。すなわち、トレイを開くと、光フ
ァイバ心線23が大きな回転半径で回転するとともに、
光ケーブルの端部から開かれたトレイの光ファイバ心線
引き込み口までの距離が大きくなるため、その間の光フ
ァイバ心線が引っ張られて有害な「ひきつれ」を起こし
やすい。この傾向はトレイの積層枚数が多くなるほど顕
著になる。光ファイバ心線の「ひきつれ」はビットエラ
ー等の回線障害の原因となるので、出来るだけ回避する
必要がある。
【0006】トレイを開いたときに、光ケーブルの端部
から光ファイバ心線引き込み口までの距離の増大幅を小
さくするためには、ブック式トレイを2つに分け、2つ
のブック式トレイを開閉側を内側に向けて平行配置する
ことも有効である(実開平5−45604号公報)。し
かしこの構造ではブック式トレイの設置面積が大きくな
るので光ファイバ心線余長収納箱が大型化するという難
点がある。
【0007】本発明の目的は、以上のような問題点に鑑
み、トレイを開いたときに、光ケーブルの端部から光フ
ァイバ心線引き込み口までの距離の増大幅を小さくで
き、しかも全体をコンパクトにできる光ファイバ心線余
長収納箱を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバ心線
余長収納箱は、光ファイバ心線の余長を収納するトレイ
を所要枚数積層し、上下に隣合うトレイを一方の側でヒ
ンジ結合し、他方の側が開閉できるようにしたブック式
トレイを、上下2段に有し、上段のブック式トレイは、
支持枠体によって下段のブック式トレイの上部に支持さ
れており、支持枠体は、上段のブック式トレイの最下層
のトレイが固定された回転枠体と、下段のブック式トレ
イが固定された固定枠体とを備え、回転枠体と固定枠体
は、上段のブック式トレイのヒンジ結合された側の下端
縁付近でヒンジ結合され、回転枠体が固定枠体に対し開
閉可能になっている、ことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1および図2は本発明に係
る光ファイバ心線余長収納箱の一実施形態を示す。図に
おいて、11Aは上段のブック式トレイ、11Bは下段
のブック式トレイ、25は支持枠体である。上段および
下段のブック式トレイ11A、11Bはそれぞれ従来の
ブック式トレイと同様の構造であり、光ファイバ心線余
長収納用のトレイ13を所要枚数積層し、上下に隣合う
トレイ13をヒンジ部15で連結することにより、ヒン
ジ部15と反対側を開閉できるようにしたものである。
【0010】開閉側では上下に隣合うトレイ13が解除
可能なロック機構17により閉じた状態を保持できるよ
うになっている。トレイ13の開閉はロック機構17を
解除して行う。なお上段および下段のブック式トレイ1
1A、11Bの最上層のトレイ13の上にはそれぞれ蓋
板27が被せられている。この蓋板27もトレイ13と
同様の機構で開閉可能になっている。
【0011】上段のブック式トレイ11Aは支持枠体2
5によって下段のブック式トレイ11Bの上部に設置さ
れている。ただし上段のブック式トレイ11Aは下段の
ブック式トレイ11Bとヒンジ側の位置が反対になって
いる。各トレイ13の端面のヒンジ側には光ファイバ心
線引き込み口19が形成されている。各トレイ13に
は、この引き込み口19を通して、光ケーブル21から
引き出された光ファイバ心線23が引き込まれ、その余
長が収納されるようになっている。
【0012】支持枠体25は、L字形の回転枠体29と
固定枠体31を下段のブック式トレイ11Bを囲むよう
に組み合わせ、上段のブック式トレイのヒンジ結合され
た側の下端縁付近(換言すると下段のブック式トレイ1
1Bの開閉側の上端縁付近)で両枠体29、31の端部
同士をヒンジ33で連結し、かつ下段のブック式トレイ
11Bのヒンジ側の下端縁付近で両枠体29、31の端
部同士をねじ等の留め具35で連結したものである。こ
れにより回転枠体29は、留め具35を外せば、固定枠
体31に対してヒンジ33を軸にして回転可能となる。
なお留め具35による連結部は図3のような構造にする
こともできる。
【0013】上段のブック式トレイ11Aの最下層のト
レイ13はねじ等の固定具37により回転枠体29に固
定されている。また下段のブック式トレイ11Bの最下
層のトレイ13はねじ等の固定具39により固定枠体3
1および連結棒41に固定されている。連結棒41は図
1に示すように下段のブック式トレイ11Bの下に、両
端が下段のブック式トレイ11Bの両端から突出するよ
うに設置されている。連結棒41の両端にはクランプ4
3が固定されており、このクランプ43で光ケーブル2
1のシースを把持するようになっている。また連結棒4
1の両端より少し内側には把持金具45が固定されてお
り、この把持金具45で光ケーブル21のテンションメ
ンバー47を把持するようになっている。
【0014】この光ファイバ心線余長収納箱は以上のよ
うな構成であるから、例えば上段のブック式トレイ11
Aの最下層のトレイ13で接続切替などの作業を行う場
合には、図4に示すように、それより上のトレイを一括
して開けばよい。この場合、最上層のトレイに引き込ま
れている光ファイバ心線23は図2のaの状態から図4
のcの状態になり、若干引き伸ばされるが、その程度は
従来と同じである。
【0015】次に、例えば下段のブック式トレイ11B
の最下層のトレイ13で接続切替などの作業を行う場合
には、留め具35を外して図5のように回転枠体29を
上段のブック式トレイ11Aと共に開いた後、下段のブ
ック式トレイ11Bの最下層より上のトレイを一括して
開くことになる。これが光ファイバ心線が最も大きく動
くケースであるが、この場合でも、上段のブック式トレ
イ11Aの最上層のトレイに引き込まれている光ファイ
バ心線23は図2のaの状態から図5のdの状態になる
だけであり、従来(図6のb)より光ファイバ心線引き
込み口の最大回転半径が小さく、光ファイバ心線の引き
伸ばしの程度も小さくて済む。したがって「ひきつれ」
の問題が起こり難くなる。
【0016】なお前記実施例では、下段のブック式トレ
イが複数枚の例を示したが、下段のブック式トレイは1
枚でもよい。また下段のブック式トレイの最下段のトレ
イには(下段のブック式トレイが1枚のときはその1枚
のトレイには)光ファイバ心線の余長を収納するのでは
なく、例えばカップラー等の光部品を収納することもで
きる。この場合、トレイの深さは必要に応じて光ファイ
バ心線の余長を収納するものより深くすることもでき
る。このようにあまり取り出す機会のない光部品を下段
のブック式トレイの最下段のトレイに収納すると光部品
の保護の面からも好ましい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明による光ファ
イバ心線余長収納箱は、トレイを開いて保守点検や接続
切替などを行う際に、トレイの光ファイバ心線引き込み
口の回転半径を小さくでき、光ケーブル端からトレイの
心線引き込み口までの距離の増大幅を小さくできるの
で、光ファイバ心線に「ひきつれ」等の問題が起こりに
くく、したがってビットエラー等の回線障害の発生確率
を低くすることができる。また2つのブック式トレイを
上下に配置する構造であるので、全体をコンパクトにで
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明による光ファイバ心線余長収納
箱の一実施形態を示す斜視図。
【図2】 図1のA−A線矢視図。
【図3】 図1の余長収納箱の一部の構造の変形例を示
す端面図。
【図4】 図1の余長収納箱の上段のブック式トレイを
開いた状態を示す端面図。
【図5】 図1の余長収納箱の下段のブック式トレイを
開いた状態を示す端面図。
【図6】 従来の光ファイバ心線余長収納箱を示す端面
図。
【符号の説明】
11A:上段のブック式トレイ 11B:下段のブック式トレイ 13:トレイ 15:ヒンジ部 17:ロック機構 19:光ファイバ心線引き込み口 21:光ケーブル 23:光ファイバ心線 25:支持枠体 29:回転枠体 31:固定枠体 33:ヒンジ 35:留め具 41:連結棒 43:クランプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバ心線の余長を収納するトレイを
    所要枚数積層し、上下に隣合うトレイを一方の側でヒン
    ジ結合し、他方の側が開閉できるようにしたブック式ト
    レイを、上下2段に有し、 上段のブック式トレイは、支持枠体によって下段のブッ
    ク式トレイの上部に支持されており、 支持枠体は、上段のブック式トレイの最下層のトレイが
    固定された回転枠体と、下段のブック式トレイが固定さ
    れた固定枠体とを備え、回転枠体と固定枠体は、上段の
    ブック式トレイのヒンジ結合された側の下端縁付近でヒ
    ンジ結合され、回転枠体が固定枠体に対し開閉可能にな
    っている、 ことを特徴とする光ファイバ心線余長収納箱。
JP7265678A 1995-10-13 1995-10-13 光ファイバ心線余長収納箱 Pending JPH09105822A (ja)

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JP7265678A JPH09105822A (ja) 1995-10-13 1995-10-13 光ファイバ心線余長収納箱

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JP7265678A Pending JPH09105822A (ja) 1995-10-13 1995-10-13 光ファイバ心線余長収納箱

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JP (1) JPH09105822A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001350029A (ja) * 2000-06-09 2001-12-21 Sankosha Corp 光ファイバ心線配線装置
WO2012067998A1 (en) * 2010-11-15 2012-05-24 Adc Telecommunications, Inc. Tray assembly for a fiber optic enclosure

Cited By (3)

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