JPH09105783A - 時計用年間カレンダ機構 - Google Patents

時計用年間カレンダ機構

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JPH09105783A
JPH09105783A JP8198086A JP19808696A JPH09105783A JP H09105783 A JPH09105783 A JP H09105783A JP 8198086 A JP8198086 A JP 8198086A JP 19808696 A JP19808696 A JP 19808696A JP H09105783 A JPH09105783 A JP H09105783A
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ファウハー フランク
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    • G04B19/24Clocks or watches with date or week-day indicators, i.e. calendar clocks or watches; Clockwork calendars
    • G04B19/243Clocks or watches with date or week-day indicators, i.e. calendar clocks or watches; Clockwork calendars characterised by the shape of the date indicator
    • G04B19/247Clocks or watches with date or week-day indicators, i.e. calendar clocks or watches; Clockwork calendars characterised by the shape of the date indicator disc-shaped
    • G04B19/253Driving or releasing mechanisms
    • G04B19/25333Driving or releasing mechanisms wherein the date indicators are driven or released mechanically by a clockwork movement
    • G04B19/25353Driving or releasing mechanisms wherein the date indicators are driven or released mechanically by a clockwork movement driven or released stepwise by the clockwork movement
    • G04B19/2536Driving or releasing mechanisms wherein the date indicators are driven or released mechanically by a clockwork movement driven or released stepwise by the clockwork movement automatically corrected at the end of months having less than 31 days

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 31日の月の表示と30日の月の表示とを切
換え可能な年間カレンダ機構を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 表示窓(3)を有する日リング(1)を
具えた時計である。日リング(1)は各月の終わりに1
2又は24個の外歯(9)と5個の内歯(10)を有す
る年リング(8)を駆動可能な係合手段(12,13)
を具えている。カレンダ駆動歯車セット(6)は日リン
グ(1)を駆動可能な第1フィンガ(7)と年リング
(8)を駆動可能な第2フィンガ(11)とを具えてい
る。日数が30日の月の終わりには、年リング(8)の
前記5個の内歯(10)の一つが第2フィンガの経路上
に出現し、該リングをその進行途中で駆動するので、該
リングは駆動車となり、係合システム(12,13)を
介して日リング(1)を次の月の最初の日まで進行させ
る。2月の終わりには、手動での修正が必要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内面に31個の内
歯を具え、毎月の日に対応する31個の数字が付与さ
れ、それが文字盤に設けられた窓を通じて順次に現れる
日リングと、24時間で一回転するカレンダ駆動歯車セ
ットとを具えた時計用年間カレンダ機構であって、前記
歯車セットが、内歯の一つを介して一日に一ステップず
つ前記日リングを駆動することのできる第1フィンガを
有すると共に、カレンダの表示を制御するように構成さ
れたものに関する。
【0002】
【従来の技術】上に述べたような形式のカレンダ機構
は、例えばスイス特許538136や661171(米
国特許4676659)等で公知である。これらの文献
には、31個の指標が付与された日円板を駆動するフィ
ンガ即ち長い歯を具えた24時間カレンダ駆動車が開示
されている。しかし、このフィンガは円板を直接駆動す
るのではなくて、中間車セットを駆動し、該中間車セッ
トが円板を駆動するようになっている。勿論、この場合
は通常型カレンダ機構に関するものであり、年間カレン
ダ即ち永久カレンダに関するものではない。従って、日
付が狂わないようにするには、30日の月の終わりと2
月の終わりに、手動で修正を行う必要がある。
【0003】携帯用時計のカレンダ機構の種々のタイプ
についての説明は、Editions Scriptar S.A. Lausanne
から1953年に発行されたB. Humbertの「Les montre
s calendrier modernes 」(「Modern calendar watche
s 」1954年発行)に述べられている。ドイツ特許2
311539には、一年に一回転する月カムを用いたカ
レンダ機構が開示されている。このカムは深さの違う刻
みを具え、刻みの無い部分は31日の月に対応し、浅い
刻みは30日の月に対応し、最も深い刻みは平年の2月
(28日)に対応している。スプリングで付勢されたレ
バーの先端がこのカムに押し付けられている。この先端
の入り込む深さによって、各月の終わりに、日付の指標
をレバーを介してどれだけ進めるかが決められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】簡単に説明したこの機
構はレバーと復帰スプリングとを使用しているので、構
造が比較的複雑であり、従って比較的多くの部品点数を
要する。一方、このレバー機構は、時計にショックが加
わった場合等には必ずしも信頼性のある作動をしないと
言われている。
【0005】比較的部品点数の少ない永久カレンダ機構
が、ドイツ特許449081に開示されている。それぞ
れが、1〜15の日付、15〜31の日付、月及び年の
指標を付与された複数枚の同心的に重ねられた円板は、
特定の歯の高さが異なる歯列を具えた中央孔を有する。
この歯列は、前後に回動する可動部材に担持された二つ
の爪によって駆動される。一方の爪は、カムとして働く
高さの異なった歯列に対して押し付けられることによっ
て、月の最後の日に第2の日円板を駆動するか又は駆動
しない可撓性の湾曲した先端を有する。月の円板は、第
1日円板を駆動して月が変わった時に該円板を再び作動
させるようにする滑りスプリングを担持している。明ら
かに構造は簡単であったが、この機構は厚くて壊れ易
く、広く用いられるには至らなかった。更に、これは時
計に付加的な機構を必要とする往復駆運動が必要であっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の欠点を解消するた
めに、本発明は、レバーや揺動バーを用いず、時計にシ
ョックが加えられた場合にも間違った回転をせず、しか
も構成が簡単であって高さも低い歯車のみを使用してい
る。特に、本発明のカレンダは日数が30日の月の場合
の日付のみを自動的に進行させ、2月の終わりには手動
で日付のリセットを行うようにしているので、こうした
ことが可能である。従って、この機構は年間カレンダに
関するものであって、永久カレンダに関するものではな
い。
【0007】2月の終わりに手動の修正が必要な年間カ
レンダは、スイス特許684815に既に提案されてい
る。この文献の年間カレンダ機構は、毎日の終わりに1
ステップずつ日車を駆動することのできるフィンガを具
えたカレンダ駆動歯車を具えている。日車と噛み合って
いる中間歯車に担持された長い歯によって一ヵ月に2ス
テップずつ駆動される年歯車が、それぞれが31日より
少ない日数の月の一つに対応する5個の歯を有するプレ
ートを具えている。これらの5個の歯の一つがフィンガ
の経路内に現れたとき、年車は自らで駆動される駆動歯
車となり、中間車を介して日歯車を更に1ステップ駆動
する。
【0008】永久カレンダに比べて明らかに簡単な構成
と低い高さを持ってはいるが、上に要約したこの機構
は、多くの新たな部品を必要とする。更に、基本的なム
ーブメントを大幅に変更する必要もあるが、その変更は
可能な限り安価に行うことが望まれる。これらの欠点を
解消し、従来型のムーブメントに容易に適合可能で且つ
新規部品の数が少なくてすむ年間カレンダ機構を提供す
るために、本発明は、本明細書の最初の節に記載した公
知の構成の機構において、日リングに重なって配置さ
れ、一年に一回転し、年間の12の月に対応する位置に
設けられた外歯と、31日より少ない日数の月に対応す
る位置に設けられた5個の内歯とを具えて、年リングを
具え、該年リングは日リングに対して偏心してカレンダ
駆動歯車セットに隣接し、31日より少ない日数の月の
終わりにカレンダ駆動歯車セットの第2フィンガによっ
て作動せしめられ、該第2フィンガが年リングの前記5
個の内歯の一つに作用し、日リングに固定された係合手
段が、各月の終わりに前記日リングを前記外歯の少なく
とも一つを介して前記年リングに噛み合わせることを特
徴としている。
【0009】これによって、可動部品は、駆動歯車セッ
ト,日リング,年リングの三点のみであってすべて回転
可能な機構が得られる。これらの可動部品は、日リング
の高さと、この上又は下の位置にある年リングの高さの
二つの高さに配置されている。これによって、厚さの薄
いモジュール形状のカレンダ機構の実現が可能となり、
通常の時計用ムーブメントの上に重ねることができる。
更に、年リングを偏心させて配置したことにより、この
リングに月の表示が付与されている場合に、これらの表
示が出現する窓の位置に関して選択の自由度が大きくな
り、時計のムーブメントと文字盤の中心から種々の距離
に窓を設けることが可能になる。特に、年リングは中心
からずれて配置され、該中心の周囲、即ち従来型のアナ
ログ表示の針のシャフトの周囲を通るように十分に大き
くすることができる。
【0010】以下の説明と実施例を示す添付図面を参照
して、本発明を更に詳細に述べる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1の平面図は、時針70、分針
71、秒針72の他に、文字盤5に形成された窓4を通
じて出現する日付3の形式の日付表示を具えている。時
刻設定は、制御用竜頭61によって行われる。文字盤を
時計から取り外し、本発明を実現するのに役立つエレメ
ントのみを残すと、図2,3,4の平面図のようにな
り、ここには4月から5月に変わる際の三つの瞬間にお
ける本願の主題の機構の状態が示されている。
【0012】図2と図5の断面図とを参照すると、本発
明の年間カレンダ機構を理解するのに役立つであろう。
この機構は、31個の歯2を具えた日リング1を具えて
いる。それぞれが各月の日に対応する31個の番号3が
日リング1に付与されている。これらの番号は、図1に
示された文字盤5に形成された窓4を通じて順次に現れ
る。全体として符号6で示されたカレンダ駆動歯車セッ
トは、日リングの内歯2の一つを介して日に一度、日リ
ング1を1ステップずつ駆動することのできる第1フィ
ンガ7を具えている。図2に示す特定の場合には、第1
フィンガ7は歯2aと丁度接触した所で、図3に示すよ
うに日リング1を30から31に1ステップ進めようと
している。図2〜4及び図5の断面図に示すように、駆
動歯車セット6は、これをムーブメント(図示しない)
に接続して24時間で一回転させる駆動歯車21を具え
ている。図5の断面図は、駆動歯車セット6の第1フィ
ンガ7が日リング1に付属する歯2aの経路に位置して
いることを示している。第1フィンガ7はシャフト23
に圧入された円板22の突起であり、駆動歯車21が同
シャフト23に固定されている。シャフト23は時計の
底板17に取付けられたベアリング25内に、枢軸24
によって回転自在に支持されている。
【0013】上に述べた説明は、従来技術の水準から周
知のことである。これは日リングの従来の駆動方法に関
するものであり、日リングは文字盤1の歯2と噛み合う
急速日付け修正装置20(図2参照)によって日付を設
定可能になっており、該急速日付け修正装置20は手動
の制御用竜頭61(図1)によって制御される。この従
来型のシステムでは、31日より少ない日数の月、即ち
2月,4月,6月,9月,11月の終わりには、日付の
設定が必要である。
【0014】次に、本発明によって、この従来型機構に
付加して、31日より少ない日数の月の終わりに日付を
30から1に飛ばす形式の年機構と称される機構に改造
するかについて説明する。上に述べた事柄に加えて、本
発明の機構は、図2〜6に示した年リング8を具えてい
る。この年リング8は日リング1の上に重ねられ、1年
に一回転する。年リング8は、その外周に均等に設けら
れた24個の歯を具え、これらの外歯9は一対ずつで年
の各月に対応している。更に、その内周には5個の歯1
0が設けられ、これらの内歯10は31日よりも少ない
日数の月にそれぞれ対応している。図2〜4は、年リン
グ8が日リング1に対して偏心して配置されていること
を示している。年リング8は、31日よりも少ない日数
の月の終わりに、リング8の前記5個の内歯10の一つ
に作用するカレンダ駆動歯車セット6の第2フィンガ1
1によって動かされるように配置されている。図3に示
す場合には、丁度、第2フィンガ11が年リング8の歯
10aに接触し、図4に示すように、年リング8をIV
からVまで一ステップ(1/24回転、即ち15°)進
行させようとしている。図5の断面図に示すように、駆
動歯車セット6の第2フィンガ11は、シャフト23に
圧入された円板26の突起であり、該円板26は既に説
明した円板22の上方に取付けられ、スペーサ27を介
してこれと分離されている。図5の断面図は、駆動歯車
セット6の第2フィンガ11が年リング8に付属する歯
10aの経路上に位置していることを示している。しか
し、この第2フィンガ11は、部材26、27を省略す
るために第1フィンガ7と同じ円板22に担持されても
よい。
【0015】図2〜4は、各月の終わりに、24個の外
歯9の一つを介して日リング1を年リング8と係合又は
接続させるために、日リング1に固定された係合手段1
2、13が使用されることを示している。上述の係合手
段12,13は、日リング1の周縁に取付けられた一本
のピン、又は該リングの縁に設けた切断・折り畳み部で
構成され、該ピン又は折り畳み部は年リングの周縁に設
けられた12個のスリットに係合し、該スリット同士は
歯として働く完全な部分によって分離されている。しか
し、2本のピンの間の円周方向の長さX(図2参照)が
年リング8の隣り合う外歯9aと9bを隔てる空間Yと
実質的に等しくなるように、リング1の周縁に直角方向
に取付けられた2本のピン又はキャッチ12、13を使
用することが望ましい。いずれの場合でも、リング1と
8の直径は、各月の変り目において、年リング8が日リ
ング1によって2/24回転(30°)ずつ駆動される
ように、選択される。同じように、年リング8の内径
は、内歯10が第2フィンガ11と協働して第1フィン
ガ7と日リング1の歯2との協働を可能にするように、
選択される。
【0016】図2〜5は、年リング8が、2本のねじ2
8と29(図2〜4参照)によって底板17上に固定さ
れたガイド円板16の周囲を回動することを示してい
る。同図は、第1ジャンプスプリング18が日リング1
の隣り合う二つの歯2の間に当接し、第2ジャンプスプ
リング19が年リング8の隣り合う二つの外歯9の間に
当接していることも示している。これらのジャンプスプ
リングによって、日リング1と年リング8は角度的に休
止位置を占めることが可能になる。24箇所の位置を規
定するのに年リング8が24個の外歯9を有し、一方で
はピン12と13と協働するのに12個の歯で充分な理
由は、ジャンプスプリング19にある。この例ではロー
マ数字で表されている24個の指標14が、一対で年の
各月を識別するように年リング8に付与され、この指標
は図1に示すように文字盤5に設けられた窓15を通じ
て出現するように構成されていることに留意されたい。
これらの図において、日は3時の位置に、月は9時の位
置に出現する。この表示は、他の位置に出現させること
も可能で、例えば日を12時の位置に、月も12時の位
置の下の方に現れるようにしてもよい。
【0017】図2は、年リング8の外歯9と噛み合う二
つの歯を有する急速月修正装置40を設け、該修正装置
が一回転する毎にリングを2ステップずつ逆転させるよ
うにすることが可能なことも示している。制御用竜頭6
1が引き出された位置にある場合、これを第1方向に回
転させると修正装置40が作動し、逆方向に回転させる
と修正装置20が作動する。こられの修正機構は公知で
あり、ここでの説明は不要であろう。
【0018】別の実施例によれば、ガイド円板16が固
定のガイドリング32(図2にその一部が点線で示され
ている)に取り替えられており、該ガイドリングは部分
的に歯9を被覆するように年リング8の周縁を取り囲み
且つガイドしている。この例では、ムーブメントの内側
に位置するねじ28と29が、ムーブメントとカレンダ
機構の周縁に位置するねじその他の固定エレメントに置
き換えられている。これによって、本発明にかかる前記
機構を別体のモジュールの形で、異なるムーブメント特
に異なる底板を有するムーブメント上に容易に取付ける
ことが可能になる。
【0019】上述の二つのガイド形式においては、偏心
した年リング8は、日リング1の回転軸33(図5)の
周囲まで達する大きさを有し、従って図示のように従来
型の時計の秒針、分針、時針を担持した中心シャフト3
4、35、36の周囲にまで達している。このため、日
と月が現れる窓4と15の相対位置の種々の組合せが可
能になる。更に、年リング8は各月の名称をフルネーム
又は省略形で書くのに充分な幅を有している。フィンガ
11は、フィンガ10の半径よりも小さな半径上に位置
している。
【0020】各月を表示する別のやり方として、例え
ば、年リングの上方の文字盤に配置された不連続な円形
スリット又は円形に並んだ孔の列を通して眼で見える一
つの色付きのインデックスを年リング8上に付与し、文
字盤上に各月の名称又は番号を記入することもできる。
この表示装置は文字盤上に偏心して設置することができ
るので、装飾性と美的外観に優れた興味ある多くの可能
性を提供する。
【0021】本発明を構成する種々のエレメントとこれ
らの相互作用の仕方について上に述べたが、この年間カ
レンダ機構の作用については説明を保留している。31
日より少ない日数の月か31日の月かによって、二つの
場合が生じる。31日より少ない日数の月の場合、30
日から次の月の最初の日に変わる状況が図2、3、4に
示されている。図2は、4月(日数が30日の月)30
日に、時針70と分針71が23時と45分を指してい
る時の前記機構を示す。この時点で、表示されている日
は30であり、表示されている月は第1の指標IV(4
月)である。リング1のピン12と13は、年リング8
の歯9aと9bの間に殆ど係合している。同様に、駆動
車セット6の第1フィンガ7は日リング1の歯2aに接
触している。図3は、前記機構の時針70と分針71が
5月1日の0時15分を指している状況が示されてい
る。駆動歯車セット6の第1フィンガ7は、歯2aを介
して日リング1を1ステップ駆動し、該リングは日付3
1を(瞬間的に)表示する。年リング8は歯9bに作用
しているピン12によって1ステップ進行させられ、該
リングは第2のVIを(瞬間的に)表示する。駆動歯車
セット6の第2フィンガ11はリング8の歯10aに接
触する。図4には、前記機構の時針70と分針71が5
月1日の4時0分を指している状況が示されている。年
リング8は駆動歯車セット6の第2フィンガ11によっ
て1ステップ進行させられ、第1指標V(5月)を表示
している。前記年リング8はリング1によって正常に駆
動されるので、第2フィンガ11の作用を通じて駆動歯
車となり、その歯9aを介してピン13によって日リン
グ1を駆動する。日リング1はその進行の終点で、第1
の指標を表示する。この位相が終了すると、ピン12と
13は歯9aと9bから離れ、日リング1は毎日その回
転を継続する。時計の装着者が間違わないように、31
日より少ない日数の月の第2の指標(即ちII,IV,
VI,IX及びXI)を色の点又は空白と置き換えても
よい。
【0022】日数が31日の月の場合に、31日から次
の月の最初の日に変わる状況は図示されていない。この
場合には、年リング8の5個の歯10のいずれもが駆動
車セット6の第2フィンガ11の経路上に位置している
ものと理解される。例えば、年リング8は、図4に示さ
れるように、5月即ち第1のVを表示している。5月3
0日の夜の12時に、日リング1は(第1フィンガ7の
作用によって)31までジャンプして年リング8を1ス
テップ進行させ、該リングは(ピン12の作用によっ
て)第2のVを表示する。5月31日の夜の12時に
は、日リング1は第1フィンガ7の作用によって6月1
日までジャンプし、年リング8を新たに1ステップ進行
させ、年リング8はピン12の作用によって第1のVI
を表示する。
【0023】図6は、図2の部分図である。この図は年
リング8の全体と、日リング及び駆動車セット6の一部
を示している。リング8の内歯10は該リングの内周に
沿って順次に60°、60°、90°、60°、90°
の間隔で配置されていることが判る。2月、4月、6
月、9月、11月を表すこれらの歯10が駆動歯車セッ
ト6の第2フィンガ11の経路上に位置している場合、
前述した通り、これらの月の終わりにおいて日付は30
から31に高速で変わり、次いで31から次の月の最初
の日に変わる。
【0024】このシステムは前記スイス特許68481
5に述べられているのと同じ目的を追求しているが、こ
の先行技術の文献に比べて使用部品点数が少なくてすむ
と共に、大きな空間を必要とせず、構造が大幅に簡単に
なる。事実、重要な新規部品は年リング8と第2駆動フ
ィンガ11のみである。従って、このシステムは年リン
グの厚さ分だけ時計を厚くするのみであることが判る。
更に、一枚の日リングを具えた従来型のムーブメントを
非常に容易に改造して新たなカレンダとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の年間カレンダを有する携帯用時計の平
面図である。
【図2】図1の時計の付属している年間カレンダ機構の
平面図であり、4月30日の23時45分の車の状況を
示している。
【図3】図2と同様の図であり、5月1日の0時15分
の車の状況を示している。
【図4】図2と同様の図であり、5月1日の4時の車の
状況を示している。
【図5】図2の線V−Vに沿った断面図である。
【図6】図2の年用丸穴車の平面図であり、各月に関し
て該丸穴車の機能を説明している。
【符号の説明】
1…日リング 3…日付 4…窓 5…文字盤 6…カレンダ駆動歯車セット 7…第1フィンガ 8…年リング 9…歯 10…歯 11…第2フィンガ 12,13…係合手段 15…第2の窓

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に31個の内歯(2)を具え、毎月
    の日に対応する31個の数字(3)が付与され、それが
    文字盤(5)に設けられた窓(4)を通じて順次に現れ
    る日リング(1)と、24時間で一回転するカレンダ駆
    動歯車セット(6)とを具え、前記駆動歯車セットが、
    内歯(2)の一つを介して一日に一ステップずつ前記日
    リング(1)を駆動することのできる第1フィンガ
    (7)を有すると共に、カレンダの表示を制御するよう
    に構成された時計用年間カレンダ機構であって、日リン
    グ(1)と重なって配置され、一年に一回転し、年間の
    12ヵ月に対応する位置に設けられた外歯(9)と、3
    1日より少ない日数の月に対応する位置に設けられた5
    個の内歯(10)とを具えた年リング(8)を具え、該
    年リング(8)は日リング(1)に対して偏心してカレ
    ンダ駆動歯車セット(6)に隣接し、31日より少ない
    日数の月の終わりにカレンダ駆動歯車セット(6)の第
    2フィンガ(11)によって作動せしめられ、該第2フ
    ィンガ(11)は年リング(8)の前記5個の内歯(1
    0)の一つに作用し、日リング(1)に固定された係合
    手段(12,13)が、各月の終わりに前記日リング
    (1)を前記外歯(9)の少なくとも一つを介して前記
    年リング(8)に噛み合わせることを特徴とする時計用
    年間カレンダ機構。
  2. 【請求項2】 日リング(1)に固定された前記係合手
    段が、前記日リング(1)の周縁に垂直方向に取付けら
    れた2本のピン又は突起(12,13)からなり、該2
    本のピンの間の円周方向の長さ(X)が、各月の終わり
    に前記ピンが前記年リング(8)の隣り合う二つの外歯
    (9a,9b)を分離している空間(Y)に係合するよ
    うに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の
    機構。
  3. 【請求項3】 年間の各月を識別する指標(14)が年
    リング(8)に付与され、該指標は文字盤(5)に設け
    られた第2の窓(15)を通じて順次に現れることを特
    徴とする請求項1に記載の機構。
  4. 【請求項4】 前記年リング(8)の外歯(9)の数が
    24個であり、前記年リングの24か所の分角位置を規
    定するジャンプスプリング(19)と協働するように構
    成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の機構。
  5. 【請求項5】 少なくとも、前記指標(14)の中の日
    数が31日の月を識別するものが、前記年リング(8)
    に二つずつ付与され、該リングの引き続く二つの位置に
    おいて前記窓(15)に現れることを特徴とする請求項
    3又は4に記載の機構。
  6. 【請求項6】 前記年リング(8)が固定ガイド円板
    (16)の周囲に取付けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の機構。
  7. 【請求項7】 前記年リング(8)が固定ガイドリング
    (32)の内側に取付けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の機構。
  8. 【請求項8】 前記年リング(8)が日リング(1)の
    回転軸(33)から偏心していることを特徴とする請求
    項1〜7のいずれか1項に記載の機構。
  9. 【請求項9】 日リング(1)の内歯(2)と係合する
    急速日付修正装置(20)を具え、該修正装置は時計の
    制御用竜頭(61)によって作動させられることを特徴
    とする請求項1に記載の機構。
  10. 【請求項10】 年リング(8)の外歯(9)と係合す
    る急速月修正装置(40)を具え、該修正装置は制御用
    竜頭(61)によって作動させられることを特徴とする
    請求項9に記載の機構。
  11. 【請求項11】 年リング(8)の5個の内歯(10)
    が、該年リングの内周に沿って順次に60°、60°、
    90°、60°、90°の間隔で配置されていることを
    特徴とする請求項1に記載の機構。
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