JPH09105570A - オゾン氷製造装置 - Google Patents
オゾン氷製造装置Info
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- JPH09105570A JPH09105570A JP28240495A JP28240495A JPH09105570A JP H09105570 A JPH09105570 A JP H09105570A JP 28240495 A JP28240495 A JP 28240495A JP 28240495 A JP28240495 A JP 28240495A JP H09105570 A JPH09105570 A JP H09105570A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 青果類や鮮魚の保存、輸送などにおける殺
菌、脱色、脱臭などに有利に適用できるオゾンを高濃度
で含むオゾン氷を容易に連続的に製造できるオゾン氷製
造装置を提供する。 【解決手段】 冷却器により周りから冷却され、内部に
オーガーを回転自在に内挿した冷凍シリンダと、冷凍シ
リンダの上部開口内に固設され、オーガーの軸支とオー
ガーによる削氷片を圧縮し氷片とする上部軸受と、氷片
を外部に導出する氷シューターとを備えるオーガー式製
氷機の前記冷凍シリンダ内にオゾンあるいはオゾンを含
む気体を供給しつつ削氷片を圧縮してオゾンを含む氷片
を作る。
菌、脱色、脱臭などに有利に適用できるオゾンを高濃度
で含むオゾン氷を容易に連続的に製造できるオゾン氷製
造装置を提供する。 【解決手段】 冷却器により周りから冷却され、内部に
オーガーを回転自在に内挿した冷凍シリンダと、冷凍シ
リンダの上部開口内に固設され、オーガーの軸支とオー
ガーによる削氷片を圧縮し氷片とする上部軸受と、氷片
を外部に導出する氷シューターとを備えるオーガー式製
氷機の前記冷凍シリンダ内にオゾンあるいはオゾンを含
む気体を供給しつつ削氷片を圧縮してオゾンを含む氷片
を作る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオゾン氷製造装置に
関し、更に詳しくは青果類や鮮魚などの保存、輸送など
の分野、ブロイラ、ビール、タンク、ジュース貯蔵タン
ク、弁当箱等食器、食物加工用機器、缶づめ、びんづめ
用設備のような食品分野、養魚池、養殖池などの水産分
野、下水、し尿処理排水、プール水、上水道処理などの
水処理分野などの各分野における殺菌、脱色、脱臭など
のほか土壌の殺菌、パルプの漂泊などに有利に適用する
ことができるオゾンを高濃度で含むオゾン氷を容易に連
続的に製造できるオゾン氷製造装置に関する。
関し、更に詳しくは青果類や鮮魚などの保存、輸送など
の分野、ブロイラ、ビール、タンク、ジュース貯蔵タン
ク、弁当箱等食器、食物加工用機器、缶づめ、びんづめ
用設備のような食品分野、養魚池、養殖池などの水産分
野、下水、し尿処理排水、プール水、上水道処理などの
水処理分野などの各分野における殺菌、脱色、脱臭など
のほか土壌の殺菌、パルプの漂泊などに有利に適用する
ことができるオゾンを高濃度で含むオゾン氷を容易に連
続的に製造できるオゾン氷製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オゾンのもつ強力な殺菌作用と自己分解
して酸素となるため、他の殺菌剤、例えば次亜塩素ソー
ダなどの塩素系、殺菌剤の代替として広く使用されるよ
うになっている。しかしながら、オゾンは気体であり、
その取扱いに不便であることから、オゾン氷としてその
利用がなされるようになってきている。一方、食品を低
温に保って、食品に付着している腐敗菌等の繁殖を低減
することにより食品を保存する氷詰法が広く用いられて
いるが、この氷詰法は保存期間が短いという問題があ
る。そこで食品分野では氷自体にオゾンを含有させ、冷
熱の利用ならびに、食品と接触しているときは直接、食
品と接触していない場合には融解水または融解によって
発生するオゾンが食品に作用し、腐敗菌等の繁殖を長期
間に渡って低減できることを利用して、青果類や鮮魚の
保存ならびに輸送などへの運用が試みられるようになっ
ている。
して酸素となるため、他の殺菌剤、例えば次亜塩素ソー
ダなどの塩素系、殺菌剤の代替として広く使用されるよ
うになっている。しかしながら、オゾンは気体であり、
その取扱いに不便であることから、オゾン氷としてその
利用がなされるようになってきている。一方、食品を低
温に保って、食品に付着している腐敗菌等の繁殖を低減
することにより食品を保存する氷詰法が広く用いられて
いるが、この氷詰法は保存期間が短いという問題があ
る。そこで食品分野では氷自体にオゾンを含有させ、冷
熱の利用ならびに、食品と接触しているときは直接、食
品と接触していない場合には融解水または融解によって
発生するオゾンが食品に作用し、腐敗菌等の繁殖を長期
間に渡って低減できることを利用して、青果類や鮮魚の
保存ならびに輸送などへの運用が試みられるようになっ
ている。
【0003】従来、オゾン氷を製造する方法としては、
清水にオゾンを溶解させ急速冷凍する方法(特開昭6
3−302273号公報)、純酸素に紫外線や遠紫外
線を照射して生成したオゾンを清水中に溶解させて急速
冷凍する方法(特開昭61−228275号公報)、
植物酸中のオキシ酸や第二鉄化合物をオゾン氷中に共存
させる方法(特開昭60−260401号公報)、あ
らかじめ炭酸あるいは炭酸化合物を溶解させた水にオゾ
ンを吸収させたオゾン水を冷却してオゾン氷を作る方法
(特開平3−217294号公報)、降雪を収容体に
入れ減圧してオゾンを送入して、圧縮してオゾン氷を作
る装置(特開平3−186174号公報)などが提案さ
れている。
清水にオゾンを溶解させ急速冷凍する方法(特開昭6
3−302273号公報)、純酸素に紫外線や遠紫外
線を照射して生成したオゾンを清水中に溶解させて急速
冷凍する方法(特開昭61−228275号公報)、
植物酸中のオキシ酸や第二鉄化合物をオゾン氷中に共存
させる方法(特開昭60−260401号公報)、あ
らかじめ炭酸あるいは炭酸化合物を溶解させた水にオゾ
ンを吸収させたオゾン水を冷却してオゾン氷を作る方法
(特開平3−217294号公報)、降雪を収容体に
入れ減圧してオゾンを送入して、圧縮してオゾン氷を作
る装置(特開平3−186174号公報)などが提案さ
れている。
【0004】図7に一般的なオゾン氷の製造工程を示
す。オゾン発生器21より得られた気体のオゾン22と
水23を混合器24で混合してオゾンを水に溶解してオ
ゾン水を作り、製氷機25で急速に冷却してオゾン氷2
6を製造するものである。しかし従来のオゾン水の製造
方法やのように単に水にオゾンを溶解させるだけで
は、オゾンの水中への溶解度が低く、また製氷工程に至
るまでに水の温度が上昇してオゾンが放出されてしま
い、高濃度のオゾン氷が得られない欠点がある。また、
水中へのオゾンの溶解度が低いことを補充するために、
純酸素を用いたり、高価な薬剤を利用する方法はコスト
アップになる欠点があり、前記の方法における第二鉄
化合物は氷解した際に、鉄イオンの着色や鉄が食品に混
入するなど不都合な問題を引き起こす恐れがあり、前記
の方法によるオゾン氷はpHの低い酸性の氷になるの
で用途が限定される欠点があり、また、前記の装置で
は天然の降雪を利用するので、必要に応じて清潔なオゾ
ン氷を作れない欠点があった。
す。オゾン発生器21より得られた気体のオゾン22と
水23を混合器24で混合してオゾンを水に溶解してオ
ゾン水を作り、製氷機25で急速に冷却してオゾン氷2
6を製造するものである。しかし従来のオゾン水の製造
方法やのように単に水にオゾンを溶解させるだけで
は、オゾンの水中への溶解度が低く、また製氷工程に至
るまでに水の温度が上昇してオゾンが放出されてしま
い、高濃度のオゾン氷が得られない欠点がある。また、
水中へのオゾンの溶解度が低いことを補充するために、
純酸素を用いたり、高価な薬剤を利用する方法はコスト
アップになる欠点があり、前記の方法における第二鉄
化合物は氷解した際に、鉄イオンの着色や鉄が食品に混
入するなど不都合な問題を引き起こす恐れがあり、前記
の方法によるオゾン氷はpHの低い酸性の氷になるの
で用途が限定される欠点があり、また、前記の装置で
は天然の降雪を利用するので、必要に応じて清潔なオゾ
ン氷を作れない欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、青果
類や鮮魚の保存、輸送などの各分野における殺菌、脱
色、脱臭などに有利に適用することができるオゾンを高
濃度で含むオゾン氷を容易に連続的に製造できるオゾン
氷製造装置を提供することにある。
類や鮮魚の保存、輸送などの各分野における殺菌、脱
色、脱臭などに有利に適用することができるオゾンを高
濃度で含むオゾン氷を容易に連続的に製造できるオゾン
氷製造装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するため鋭意研究を重ねた結果、食堂・喫茶・ホテル
・レストラン・スナックなどの飲食・営業施設の厨房室
に設置され、ジュース・コーラなど飲用冷却用として、
使用される氷を製造する主として業務用に用いられるオ
ーガー式製氷機を改造して、冷凍シリンダ内にオゾンあ
るいはオゾンを含む気体を送入しつつオーガーによる削
氷片を圧縮してオゾンを含む氷片を作ることにより、オ
ゾンを高濃度で含むオゾン氷を効率的に容易に連続的に
製造できることを見出し、本発明を完成させた。
決するため鋭意研究を重ねた結果、食堂・喫茶・ホテル
・レストラン・スナックなどの飲食・営業施設の厨房室
に設置され、ジュース・コーラなど飲用冷却用として、
使用される氷を製造する主として業務用に用いられるオ
ーガー式製氷機を改造して、冷凍シリンダ内にオゾンあ
るいはオゾンを含む気体を送入しつつオーガーによる削
氷片を圧縮してオゾンを含む氷片を作ることにより、オ
ゾンを高濃度で含むオゾン氷を効率的に容易に連続的に
製造できることを見出し、本発明を完成させた。
【0007】本発明の請求項1の発明は、冷却器により
周りから冷却され、内部にオーガーを回転自在に内挿し
た冷凍シリンダと、冷凍シリンダの上部開口内に固設さ
れ、オーガーの軸支とオーガーによる削氷片を圧縮し氷
片とする上部軸受と、前記冷凍シリンダに結合装着さ
れ、氷片を受け入れると共に、内部に設けたインペラー
等により氷片を外部に導出する氷シューターとを備える
オーガー式製氷機の前記冷凍シリンダ内にオゾンあるい
はオゾンを含む気体を供給しつつ削氷片を圧縮してオゾ
ンを含む氷片を作ることを特徴とするオゾン氷製造装置
である。
周りから冷却され、内部にオーガーを回転自在に内挿し
た冷凍シリンダと、冷凍シリンダの上部開口内に固設さ
れ、オーガーの軸支とオーガーによる削氷片を圧縮し氷
片とする上部軸受と、前記冷凍シリンダに結合装着さ
れ、氷片を受け入れると共に、内部に設けたインペラー
等により氷片を外部に導出する氷シューターとを備える
オーガー式製氷機の前記冷凍シリンダ内にオゾンあるい
はオゾンを含む気体を供給しつつ削氷片を圧縮してオゾ
ンを含む氷片を作ることを特徴とするオゾン氷製造装置
である。
【0008】本発明の請求項2の発明は、冷却器により
周りから冷却され、内部にオーガーを回転自在に内挿し
た冷凍シリンダと、冷凍シリンダの上部開口内に固設さ
れ、オーガーの軸支とオーガーによる削氷片を圧縮し氷
片とする上部軸受と、前記冷凍シリンダに結合装着さ
れ、氷片を受け入れると共に、内部に設けたインペラー
等により氷片を外部に導出する氷シューターとを備える
オーガー式製氷機に、オゾンを吸収させたオゾン水を供
給してあらかじめオゾンを含む削氷片を作るとともに、
前記冷凍シリンダ内にオゾンあるいはオゾンを含む気体
を供給しつつオゾンを含む前記削氷片を圧縮して高濃度
のオゾンを含む氷片を作ることを特徴とするオゾン氷製
造装置である。
周りから冷却され、内部にオーガーを回転自在に内挿し
た冷凍シリンダと、冷凍シリンダの上部開口内に固設さ
れ、オーガーの軸支とオーガーによる削氷片を圧縮し氷
片とする上部軸受と、前記冷凍シリンダに結合装着さ
れ、氷片を受け入れると共に、内部に設けたインペラー
等により氷片を外部に導出する氷シューターとを備える
オーガー式製氷機に、オゾンを吸収させたオゾン水を供
給してあらかじめオゾンを含む削氷片を作るとともに、
前記冷凍シリンダ内にオゾンあるいはオゾンを含む気体
を供給しつつオゾンを含む前記削氷片を圧縮して高濃度
のオゾンを含む氷片を作ることを特徴とするオゾン氷製
造装置である。
【0009】本発明の請求項3の発明は、請求項1ある
いは請求項2記載のオゾン氷製造装置において、オゾン
発生器を内蔵していることを特徴とする。
いは請求項2記載のオゾン氷製造装置において、オゾン
発生器を内蔵していることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4の発明は、請求項2記載
のオゾン氷製造装置において、オゾン発生器およびオゾ
ン水製造装置を内蔵していることを特徴とする。
のオゾン氷製造装置において、オゾン発生器およびオゾ
ン水製造装置を内蔵していることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項5の発明は、請求項1ない
し請求項4記載のオゾン氷製造装置において、前記冷凍
シリンダ内にオゾンあるいはオゾンを含む気体を複数の
箇所から供給しつつ削氷片を圧縮してオゾンを含む氷片
を作ることを特徴とする。
し請求項4記載のオゾン氷製造装置において、前記冷凍
シリンダ内にオゾンあるいはオゾンを含む気体を複数の
箇所から供給しつつ削氷片を圧縮してオゾンを含む氷片
を作ることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項6の発明は、請求項1ない
し請求項5記載のオゾン氷製造装置において、前記冷凍
シリンダ内にオゾンあるいはオゾンを含む気体を圧入し
つつ削氷片を圧縮してオゾンを含む氷片を作ることを特
徴とする。
し請求項5記載のオゾン氷製造装置において、前記冷凍
シリンダ内にオゾンあるいはオゾンを含む気体を圧入し
つつ削氷片を圧縮してオゾンを含む氷片を作ることを特
徴とする。
【0013】
【作用】本発明のオゾン氷製造装置の削氷片の圧縮部の
中に押上げられた削氷片(薄氷、フレークアイス)は、
冷凍シリンダ中に圧送されたオゾンガスを包含しながら
圧縮されてオゾンを含む氷片(氷塊、チップアイス)と
なる。本発明のオゾン氷製造装置の冷凍シリンダや削氷
片の圧縮部は低温であるのでオゾンの分解が抑制され、
揮散も抑制される。そして、オゾンガス雰囲気中で加圧
することによりオゾンガスを氷中に含有させるので、オ
ゾンガスを効率的に高濃度で氷中に含有させることがで
きる。更にオゾンを高濃度で含むオゾン氷を製造する場
合は、原料水としてオゾンを吸収させたオゾン水を供給
してあらかじめオゾンを含む削氷片を作り、この削氷片
をオゾンガス雰囲気中で加圧、圧縮する。低温の水にオ
ゾンを吸収させてオゾン水を作り、低温でこのオゾン水
を供給すればオゾンの分解、揮散が抑制されるので好ま
しい。本発明のオゾン氷製造装置に、オゾン発生器、あ
るいはオゾン発生器およびオゾン水製造装置を内蔵させ
れば装置が簡素になり、オゾンの発生、オゾン水の製造
が容易になる。前記冷凍シリンダ内に、オゾンあるいは
オゾンを含む気体を複数の箇所から供給しつつ削氷片を
圧縮すればより高濃度のオゾンを均一に含むオゾン氷を
作ることができる。また、前記冷凍シリンダ内に、オゾ
ンあるいはオゾンを含む気体を圧入しつつ削氷片を圧縮
すれば更により高濃度のオゾンを均一に含むオゾン氷を
作ることができる。
中に押上げられた削氷片(薄氷、フレークアイス)は、
冷凍シリンダ中に圧送されたオゾンガスを包含しながら
圧縮されてオゾンを含む氷片(氷塊、チップアイス)と
なる。本発明のオゾン氷製造装置の冷凍シリンダや削氷
片の圧縮部は低温であるのでオゾンの分解が抑制され、
揮散も抑制される。そして、オゾンガス雰囲気中で加圧
することによりオゾンガスを氷中に含有させるので、オ
ゾンガスを効率的に高濃度で氷中に含有させることがで
きる。更にオゾンを高濃度で含むオゾン氷を製造する場
合は、原料水としてオゾンを吸収させたオゾン水を供給
してあらかじめオゾンを含む削氷片を作り、この削氷片
をオゾンガス雰囲気中で加圧、圧縮する。低温の水にオ
ゾンを吸収させてオゾン水を作り、低温でこのオゾン水
を供給すればオゾンの分解、揮散が抑制されるので好ま
しい。本発明のオゾン氷製造装置に、オゾン発生器、あ
るいはオゾン発生器およびオゾン水製造装置を内蔵させ
れば装置が簡素になり、オゾンの発生、オゾン水の製造
が容易になる。前記冷凍シリンダ内に、オゾンあるいは
オゾンを含む気体を複数の箇所から供給しつつ削氷片を
圧縮すればより高濃度のオゾンを均一に含むオゾン氷を
作ることができる。また、前記冷凍シリンダ内に、オゾ
ンあるいはオゾンを含む気体を圧入しつつ削氷片を圧縮
すれば更により高濃度のオゾンを均一に含むオゾン氷を
作ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図5に本発明の製氷装置を用いた
オゾン氷の製造工程の例を示す。空気あるいは酸素など
をオゾン発生器21に供給して得られた気体のオゾン
を、製氷装置1aの製氷機の図示しない冷凍シリンダ内
にポンプPにより供給してオゾン雰囲気中で削氷片(薄
氷、フレークアイス)27aを圧縮部28で圧縮してオ
ゾン氷(氷塊、チップアイス)29を製造する。図5に
一点鎖線で囲って示すようにオゾン発生器21やポンプ
Pなどは製氷装置1a内に一体的に組み込んでもよい
が、製氷装置1aの外に置いてもよい。
オゾン氷の製造工程の例を示す。空気あるいは酸素など
をオゾン発生器21に供給して得られた気体のオゾン
を、製氷装置1aの製氷機の図示しない冷凍シリンダ内
にポンプPにより供給してオゾン雰囲気中で削氷片(薄
氷、フレークアイス)27aを圧縮部28で圧縮してオ
ゾン氷(氷塊、チップアイス)29を製造する。図5に
一点鎖線で囲って示すようにオゾン発生器21やポンプ
Pなどは製氷装置1a内に一体的に組み込んでもよい
が、製氷装置1aの外に置いてもよい。
【0015】図6に本発明の製氷装置を用いたオゾン氷
の製造工程の他の例を示す。空気あるいは酸素などをオ
ゾン発生器21bに供給して得られた気体のオゾンを水
23と混合器(オゾン水製造装置)24で混合してオゾ
ンを水に吸収させてオゾン水を作り、このオゾン水を製
氷機に供給してオゾンを含む削氷片(薄氷、フレークア
イス)27bを作る。一方、空気あるいは酸素などをオ
ゾン発生器21aに供給して得られた気体のオゾンを製
氷機の図示しない冷凍シリンダ内にポンプPにより供給
してオゾン雰囲気中で前記オゾンを含む削氷片27bを
圧縮部28で圧縮してオゾン濃度の高いオゾン氷(氷
塊、チップアイス)30を製造する。図6に一点鎖線で
囲って示すように、オゾン発生器21a、オゾン発生器
21b、混合器24やポンプPなどは製氷装置1b内に
一体的に組み込まれていてもよく、また、これらは製氷
装置1b外に置かれていても差し支えない。また、オゾ
ン発生器21aとオゾン発生器21bを用いる例を示し
たが、オゾン発生器21aあるいはオゾン発生器21b
のいずれか一方を用い発生したオゾンをオゾン水の製造
と、製氷機への供給の両方に用いることもできる。本発
明で用いるオゾン発生器は特に限定されない。例えば市
販のものをを使用することもできる。
の製造工程の他の例を示す。空気あるいは酸素などをオ
ゾン発生器21bに供給して得られた気体のオゾンを水
23と混合器(オゾン水製造装置)24で混合してオゾ
ンを水に吸収させてオゾン水を作り、このオゾン水を製
氷機に供給してオゾンを含む削氷片(薄氷、フレークア
イス)27bを作る。一方、空気あるいは酸素などをオ
ゾン発生器21aに供給して得られた気体のオゾンを製
氷機の図示しない冷凍シリンダ内にポンプPにより供給
してオゾン雰囲気中で前記オゾンを含む削氷片27bを
圧縮部28で圧縮してオゾン濃度の高いオゾン氷(氷
塊、チップアイス)30を製造する。図6に一点鎖線で
囲って示すように、オゾン発生器21a、オゾン発生器
21b、混合器24やポンプPなどは製氷装置1b内に
一体的に組み込まれていてもよく、また、これらは製氷
装置1b外に置かれていても差し支えない。また、オゾ
ン発生器21aとオゾン発生器21bを用いる例を示し
たが、オゾン発生器21aあるいはオゾン発生器21b
のいずれか一方を用い発生したオゾンをオゾン水の製造
と、製氷機への供給の両方に用いることもできる。本発
明で用いるオゾン発生器は特に限定されない。例えば市
販のものをを使用することもできる。
【0016】従来のオーガー式製氷機の製氷部分の構造
は、一般に実開昭58−85167号公報や特公平5−
196330号公報に示すようになっている。すなわ
ち、冷凍シリンダの内壁に成長する氷を削取るオーガー
を回動自在に内挿した冷凍シリンダと、オーガーにより
上方に移送されてくる削取氷を圧縮する氷圧縮路を周囲
に有して、冷凍シリンダの上部開口に嵌合固定した上部
軸受と、前記冷凍シリンダの上部外周面に結合固定され
て、内部に前記上部軸受の端面より折損して出てくる氷
片を受け入れ、かつ、この氷片を貯氷庫へと送るインペ
ラーを有している氷シューターとより成っている。
は、一般に実開昭58−85167号公報や特公平5−
196330号公報に示すようになっている。すなわ
ち、冷凍シリンダの内壁に成長する氷を削取るオーガー
を回動自在に内挿した冷凍シリンダと、オーガーにより
上方に移送されてくる削取氷を圧縮する氷圧縮路を周囲
に有して、冷凍シリンダの上部開口に嵌合固定した上部
軸受と、前記冷凍シリンダの上部外周面に結合固定され
て、内部に前記上部軸受の端面より折損して出てくる氷
片を受け入れ、かつ、この氷片を貯氷庫へと送るインペ
ラーを有している氷シューターとより成っている。
【0017】本発明のオゾン氷製造装置は、従来のオー
ガー式製氷機を改造してオゾン発生器により発生した気
体のオゾンを製氷機の冷凍シリンダ内に供給できるよう
になってる。
ガー式製氷機を改造してオゾン発生器により発生した気
体のオゾンを製氷機の冷凍シリンダ内に供給できるよう
になってる。
【0018】本発明の他のオゾン氷製造装置は、従来の
オーガー式製氷機を改造してオゾン発生器により発生し
た気体のオゾンを製氷機の冷凍シリンダ内に供給できる
とともに、オゾン発生器により発生した気体のオゾンを
混合器などを含むオゾン水製造装置に送り、水と混合し
て作られるオゾン水を製氷機に供給できるようになって
る。
オーガー式製氷機を改造してオゾン発生器により発生し
た気体のオゾンを製氷機の冷凍シリンダ内に供給できる
とともに、オゾン発生器により発生した気体のオゾンを
混合器などを含むオゾン水製造装置に送り、水と混合し
て作られるオゾン水を製氷機に供給できるようになって
る。
【0019】図1は本発明の一例を示すオゾン氷製造装
置の正面断面図である。図1において、左側に貯氷庫
1、右側に製氷部2と図示しないが圧縮機、凝縮器等の
冷凍系機構とを一緒に収納させているユニット室3とが
設けられている。これら製氷部2と冷凍機構とは謂る機
械ユニットとなる。ユニット室3内の機械室ユニットは
そのユニットベース4が両端の案内レール5,5によっ
て、ユニット室3から前方へ引き出し自在とされ、前記
製氷部2および冷凍系機構の修理、点検等を容易にさせ
ている。ユニットベース4上には次述するオーガーの動
力源であるモータ6およびそれに減速動力を伝達する減
速機7、そして円筒状をした冷却器8とが載っている。
置の正面断面図である。図1において、左側に貯氷庫
1、右側に製氷部2と図示しないが圧縮機、凝縮器等の
冷凍系機構とを一緒に収納させているユニット室3とが
設けられている。これら製氷部2と冷凍機構とは謂る機
械ユニットとなる。ユニット室3内の機械室ユニットは
そのユニットベース4が両端の案内レール5,5によっ
て、ユニット室3から前方へ引き出し自在とされ、前記
製氷部2および冷凍系機構の修理、点検等を容易にさせ
ている。ユニットベース4上には次述するオーガーの動
力源であるモータ6およびそれに減速動力を伝達する減
速機7、そして円筒状をした冷却器8とが載っている。
【0020】図2は図1に示したオゾン氷製造装置の要
部を示す拡大断面図である。冷却器8の内部には、冷凍
シリンダ9が固設されており、冷凍シリンダ9はその外
壁に設けられた冷凍系機構の蒸発器61に冷媒入口60
から導入される冷媒の蒸発による冷熱により冷却され
る。62は冷媒出口、63は断熱材である。冷凍シリン
ダ9の下部の水入口65から冷凍シリンダ9内に供給さ
れる水は冷却されて冷凍シリンダ9の内壁に氷層が成長
する。66は排水口である。オーガー10は、前記冷凍
シリンダ9内に回転自在に内挿されており、11はこの
オーガー10の上部を軸支する上部軸受で、前記冷凍シ
リンダ9の上部開口内に固設されている。この冷凍シリ
ンダ9の内に設けたオーガー10が回転すると、冷凍シ
リンダ9の内壁に成長する前記氷層を削取り、削氷片は
冷凍シリンダ9の上部に設けた上部軸受11の氷圧縮路
12へと送られるようになっている。
部を示す拡大断面図である。冷却器8の内部には、冷凍
シリンダ9が固設されており、冷凍シリンダ9はその外
壁に設けられた冷凍系機構の蒸発器61に冷媒入口60
から導入される冷媒の蒸発による冷熱により冷却され
る。62は冷媒出口、63は断熱材である。冷凍シリン
ダ9の下部の水入口65から冷凍シリンダ9内に供給さ
れる水は冷却されて冷凍シリンダ9の内壁に氷層が成長
する。66は排水口である。オーガー10は、前記冷凍
シリンダ9内に回転自在に内挿されており、11はこの
オーガー10の上部を軸支する上部軸受で、前記冷凍シ
リンダ9の上部開口内に固設されている。この冷凍シリ
ンダ9の内に設けたオーガー10が回転すると、冷凍シ
リンダ9の内壁に成長する前記氷層を削取り、削氷片は
冷凍シリンダ9の上部に設けた上部軸受11の氷圧縮路
12へと送られるようになっている。
【0021】空気あるいは酸素などを図示しないオゾン
発生器に供給して得られた気体のオゾンは、図示しない
ポンプPにより冷凍シリンダ9内に入口64a、64b
の2箇所から圧入、供給され、削氷片はオゾン雰囲気中
で前記上部軸受11の氷圧縮路12へと送られる。オゾ
ン発生器やポンプPなどは製氷機内に一体的に組み込ま
れていてもよく、また、製氷機外に置かれていも差し支
えない。上部軸受11は、前記オーガー10の回転軸1
0a上方を軸支するとともに、その周囲に設けた複数の
凹溝を氷圧縮路12とするものである。氷圧縮路12で
オゾン雰囲気中で圧縮され棒状となったオゾンを含む圧
縮氷塊は、その氷圧縮路12を出る時分割され細かいオ
ゾンを含む氷片(オゾン氷)iとなる。
発生器に供給して得られた気体のオゾンは、図示しない
ポンプPにより冷凍シリンダ9内に入口64a、64b
の2箇所から圧入、供給され、削氷片はオゾン雰囲気中
で前記上部軸受11の氷圧縮路12へと送られる。オゾ
ン発生器やポンプPなどは製氷機内に一体的に組み込ま
れていてもよく、また、製氷機外に置かれていも差し支
えない。上部軸受11は、前記オーガー10の回転軸1
0a上方を軸支するとともに、その周囲に設けた複数の
凹溝を氷圧縮路12とするものである。氷圧縮路12で
オゾン雰囲気中で圧縮され棒状となったオゾンを含む圧
縮氷塊は、その氷圧縮路12を出る時分割され細かいオ
ゾンを含む氷片(オゾン氷)iとなる。
【0022】図1に示すように、これら氷片iは冷凍シ
リンダ9と防水的に結合装着された氷シューター13内
に誘導され、氷片iが溜ってくると、オーガー10の回
転軸10a上端に結合されたアジデータ14のインペラ
ー15によって氷放出筒16を介して貯氷庫1に導入さ
れる。17は貯氷庫1に設けられた貯氷センサーで、氷
が所定量以上となると、それを検知して製氷部2を不動
作とする。18はこの貯氷センサー17が正常に作動し
ない時に、動作して製氷部2の製氷動作を停止させる安
全保護用のリミットセンサーである。なお、前記氷放出
筒16は氷シューター13の氷出口部13aに対して斜
めに結合、分離自在とされている。
リンダ9と防水的に結合装着された氷シューター13内
に誘導され、氷片iが溜ってくると、オーガー10の回
転軸10a上端に結合されたアジデータ14のインペラ
ー15によって氷放出筒16を介して貯氷庫1に導入さ
れる。17は貯氷庫1に設けられた貯氷センサーで、氷
が所定量以上となると、それを検知して製氷部2を不動
作とする。18はこの貯氷センサー17が正常に作動し
ない時に、動作して製氷部2の製氷動作を停止させる安
全保護用のリミットセンサーである。なお、前記氷放出
筒16は氷シューター13の氷出口部13aに対して斜
めに結合、分離自在とされている。
【0023】氷シューター13を冷凍シリンダ9の外周
胴に固着する場合、両者13,9の間のシールを完全に
行わないと、氷シューター13内で解けた水が外に漏れ
出てしまうのでシールを完全とし、しかも作業簡単にし
て氷シューター13を冷凍シリンダ9に装着固定してあ
る。
胴に固着する場合、両者13,9の間のシールを完全に
行わないと、氷シューター13内で解けた水が外に漏れ
出てしまうのでシールを完全とし、しかも作業簡単にし
て氷シューター13を冷凍シリンダ9に装着固定してあ
る。
【0024】氷シューター13はゴムではなく、ポリエ
チレン等の合成樹脂で形成することが好ましい。冷凍シ
リンダ9はステンレス材とする。そして、氷シューター
13と冷凍シリンダ9との間のシールはゴム製のブッシ
ュ20で行う。このように、硬度のある両部品9,13
の間にゴム製ブッシュ20を介在させることにより、水
のシールを行う。前記ゴム製ブッシュ20はその内面側
と外面側に複数の突起が環状に突設され、その山頂部が
つぶされることによりシールの作用が働く。このゴムブ
ッシュ20は冷凍シリンダ9の外周胴面に嵌め込まれ、
その外に氷シューター13が嵌め込まれる。
チレン等の合成樹脂で形成することが好ましい。冷凍シ
リンダ9はステンレス材とする。そして、氷シューター
13と冷凍シリンダ9との間のシールはゴム製のブッシ
ュ20で行う。このように、硬度のある両部品9,13
の間にゴム製ブッシュ20を介在させることにより、水
のシールを行う。前記ゴム製ブッシュ20はその内面側
と外面側に複数の突起が環状に突設され、その山頂部が
つぶされることによりシールの作用が働く。このゴムブ
ッシュ20は冷凍シリンダ9の外周胴面に嵌め込まれ、
その外に氷シューター13が嵌め込まれる。
【0025】本発明において更に高いオゾン濃度のオゾ
ン氷を作る場合は、空気あるいは酸素などをオゾン発生
器に供給して得られた気体のオゾンをオゾン水製造装置
に送って水と混合してオゾンを水に吸収させてオゾン水
を作り、このオゾン水を製氷機に供給してオゾンを含む
削氷片を作り、その後上記と同様にしてオゾン雰囲気中
でこのオゾンを含む削氷片を圧縮する。図2により更に
詳しく説明すると、冷凍シリンダ9の下部の水入口65
から水を供給する替わりに、図示しない前記オゾン水製
造装置で作られたオゾン水を供給すれば、このオゾン水
は冷却されて冷凍シリンダ9の内壁にオゾンを含む氷層
が成長する。冷凍シリンダ9のオーガー10が回転する
と、冷凍シリンダ9の内壁に成長する前記オゾンを含む
氷層を削取り、オゾンを含む削氷片は冷凍シリンダ9の
上部に設けた上部軸受11の氷圧縮路12へと送られ
る。
ン氷を作る場合は、空気あるいは酸素などをオゾン発生
器に供給して得られた気体のオゾンをオゾン水製造装置
に送って水と混合してオゾンを水に吸収させてオゾン水
を作り、このオゾン水を製氷機に供給してオゾンを含む
削氷片を作り、その後上記と同様にしてオゾン雰囲気中
でこのオゾンを含む削氷片を圧縮する。図2により更に
詳しく説明すると、冷凍シリンダ9の下部の水入口65
から水を供給する替わりに、図示しない前記オゾン水製
造装置で作られたオゾン水を供給すれば、このオゾン水
は冷却されて冷凍シリンダ9の内壁にオゾンを含む氷層
が成長する。冷凍シリンダ9のオーガー10が回転する
と、冷凍シリンダ9の内壁に成長する前記オゾンを含む
氷層を削取り、オゾンを含む削氷片は冷凍シリンダ9の
上部に設けた上部軸受11の氷圧縮路12へと送られ
る。
【0026】前記と同様にして図示しないオゾン発生器
からの気体のオゾンは、図示しないポンプPにより冷凍
シリンダ9内に入口64a、64bの2箇所から圧入、
供給され、オゾンを含む削氷片はオゾン雰囲気中で前記
上部軸受11の氷圧縮路12へと送られオゾン雰囲気中
で圧縮されてオゾンを高濃度で含むオゾン氷が得られ
る。オゾン発生器、ポンプP、オゾン水製造装置などは
製氷機内に一体的に組み込まれていてもよく、また、製
氷機外に置かれていもよい。
からの気体のオゾンは、図示しないポンプPにより冷凍
シリンダ9内に入口64a、64bの2箇所から圧入、
供給され、オゾンを含む削氷片はオゾン雰囲気中で前記
上部軸受11の氷圧縮路12へと送られオゾン雰囲気中
で圧縮されてオゾンを高濃度で含むオゾン氷が得られ
る。オゾン発生器、ポンプP、オゾン水製造装置などは
製氷機内に一体的に組み込まれていてもよく、また、製
氷機外に置かれていもよい。
【0027】前記貯氷庫1をその庫内の温度が例えば−
20℃程度あるいはそれ以下の低温に保たれる冷凍庫と
すれば、この冷凍庫に導入された氷片(オゾン氷)iに
含まれるオゾンの減少を抑制できる。表1に庫内温度と
氷片(オゾン氷)iのオゾンの半減期との関係を示す。
20℃程度あるいはそれ以下の低温に保たれる冷凍庫と
すれば、この冷凍庫に導入された氷片(オゾン氷)iに
含まれるオゾンの減少を抑制できる。表1に庫内温度と
氷片(オゾン氷)iのオゾンの半減期との関係を示す。
【0028】
【表1】
【0029】前記オゾン水製造装置を用いてオゾン水を
作る方法は通常、散気筒方式、エジェクタ方式、ミキシ
ング方式などがあるがいずれを使用してもよく特に限定
されない。
作る方法は通常、散気筒方式、エジェクタ方式、ミキシ
ング方式などがあるがいずれを使用してもよく特に限定
されない。
【0030】また、前記オゾン水製造装置を用いてオゾ
ン水を作る時、オゾンを吸収させる水として、水を電気
分解して得られる酸性の水を使用すると、オゾンの溶解
度が高く、またオゾンの分解が少ないので容易に高濃度
のオゾンを含むオゾン水を作れるので好ましい。水を電
気分解して酸性の水を得る装置は市販の装置を使用する
ことができ特に限定されない。このような市販の装置の
例としては、例えばアルカリイオン整水器[商品名、H
L−AL23(H)、三洋電機(株)製]を挙げること
ができる。
ン水を作る時、オゾンを吸収させる水として、水を電気
分解して得られる酸性の水を使用すると、オゾンの溶解
度が高く、またオゾンの分解が少ないので容易に高濃度
のオゾンを含むオゾン水を作れるので好ましい。水を電
気分解して酸性の水を得る装置は市販の装置を使用する
ことができ特に限定されない。このような市販の装置の
例としては、例えばアルカリイオン整水器[商品名、H
L−AL23(H)、三洋電機(株)製]を挙げること
ができる。
【0031】図3に好ましいオゾン水製造装置の例を示
す。混合室31の側面および底部からその中に水をスプ
レー32、32からスプレーして微粒子の霧状にすると
同時にオゾンあるいはオゾンを含む気体22を混合室3
1の上部から圧送、導入して高密度、多面的に混合して
オゾンを水滴中に吸収せしめて底部に落下せしめ、出口
33からオゾンを高濃度で含むオゾン水を得ることがで
きる。
す。混合室31の側面および底部からその中に水をスプ
レー32、32からスプレーして微粒子の霧状にすると
同時にオゾンあるいはオゾンを含む気体22を混合室3
1の上部から圧送、導入して高密度、多面的に混合して
オゾンを水滴中に吸収せしめて底部に落下せしめ、出口
33からオゾンを高濃度で含むオゾン水を得ることがで
きる。
【0032】図4に好ましいオゾン水製造装置の他の例
(例えば、特願平7−154133号明細書などに記載
のものを転用した例)を示す。41はオゾン水製造容器
で、冷却水槽42に浸漬され保冷されている。このオゾ
ン水製造容器41には、酸素あるいは空気からオゾンを
発生させるオゾン発生器43からオゾンガスが導入管路
44を介して前記容器41の上部に設けた導入口48か
ら加圧供給されると共に水を貯蔵したシスターン45か
らの水が水供給ポンプ46により冷却された管路47を
介して前記容器41の上部に設けたスプレー49から加
圧供給されている。オゾンガスの導入口48とスプレー
49の下方に前記容器41の内壁と間隔を開けてミキシ
ング容器51が設けられており、スプレーされた水は微
小水滴となってオゾンガスを吸収すると共に、ミキシン
グ容器51中に滞留した水と衝突してオゾンガスを巻き
込んで微小な気泡を多数発生して、混合されることによ
り高濃度のオゾン水が生成される。
(例えば、特願平7−154133号明細書などに記載
のものを転用した例)を示す。41はオゾン水製造容器
で、冷却水槽42に浸漬され保冷されている。このオゾ
ン水製造容器41には、酸素あるいは空気からオゾンを
発生させるオゾン発生器43からオゾンガスが導入管路
44を介して前記容器41の上部に設けた導入口48か
ら加圧供給されると共に水を貯蔵したシスターン45か
らの水が水供給ポンプ46により冷却された管路47を
介して前記容器41の上部に設けたスプレー49から加
圧供給されている。オゾンガスの導入口48とスプレー
49の下方に前記容器41の内壁と間隔を開けてミキシ
ング容器51が設けられており、スプレーされた水は微
小水滴となってオゾンガスを吸収すると共に、ミキシン
グ容器51中に滞留した水と衝突してオゾンガスを巻き
込んで微小な気泡を多数発生して、混合されることによ
り高濃度のオゾン水が生成される。
【0033】生成したオゾン水は、前記容器41の内壁
に一端が固定され他端がミキシング容器51の底部近傍
まで延在する図示しない隔壁板の下を通り、次いでこの
隔壁板とミキシング容器51の器壁との間を通り、前記
器壁をオーバーフローして前記容器41の内壁と前記器
壁の間を通って前記容器41の底部へ流下するようにな
っている。50は水位制御センサである。前記容器41
内に生成されたオゾン水は、管路52、流量制御装置5
3を介して冷却コイル54で再度冷却されて供給され
る。
に一端が固定され他端がミキシング容器51の底部近傍
まで延在する図示しない隔壁板の下を通り、次いでこの
隔壁板とミキシング容器51の器壁との間を通り、前記
器壁をオーバーフローして前記容器41の内壁と前記器
壁の間を通って前記容器41の底部へ流下するようにな
っている。50は水位制御センサである。前記容器41
内に生成されたオゾン水は、管路52、流量制御装置5
3を介して冷却コイル54で再度冷却されて供給され
る。
【0034】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、食堂・
喫茶・ホテル・レストラン・スナックなどの飲食・営業
施設の厨房室に設置され、ジュース・コーラなど飲用冷
却用として、使用される氷を製造する主として業務用に
用いられるオーガー式製氷機を改造して、冷凍シリンダ
内にオゾンあるいはオゾンを含む気体を送入しつつオー
ガーによる削氷片を圧縮してオゾンを含む氷片を作るこ
とにより、オゾンを高濃度で含むオゾン氷を効率的に容
易に連続的に製造できる。
喫茶・ホテル・レストラン・スナックなどの飲食・営業
施設の厨房室に設置され、ジュース・コーラなど飲用冷
却用として、使用される氷を製造する主として業務用に
用いられるオーガー式製氷機を改造して、冷凍シリンダ
内にオゾンあるいはオゾンを含む気体を送入しつつオー
ガーによる削氷片を圧縮してオゾンを含む氷片を作るこ
とにより、オゾンを高濃度で含むオゾン氷を効率的に容
易に連続的に製造できる。
【0035】オゾン水を製氷機に供給してオゾンを含む
削氷片を作るとともに、冷凍シリンダ内にオゾンあるい
はオゾンを含む気体を送入しつつオーガーによるオゾン
を含む削氷片を圧縮することにより、オゾンをさらに高
濃度で含むオゾン氷を効率的に容易に連続的に製造でき
る。
削氷片を作るとともに、冷凍シリンダ内にオゾンあるい
はオゾンを含む気体を送入しつつオーガーによるオゾン
を含む削氷片を圧縮することにより、オゾンをさらに高
濃度で含むオゾン氷を効率的に容易に連続的に製造でき
る。
【0036】本発明のオゾン氷製造装置に、オゾン発生
器、あるいはオゾン発生器およびオゾン水製造装置を内
蔵させれば装置が簡素になり、オゾンの発生、オゾン水
の製造が容易になる。
器、あるいはオゾン発生器およびオゾン水製造装置を内
蔵させれば装置が簡素になり、オゾンの発生、オゾン水
の製造が容易になる。
【0037】前記冷凍シリンダ内に、オゾンあるいはオ
ゾンを含む気体を複数の箇所から供給しつつ削氷片を圧
縮すればより高濃度のオゾンを均一に含むオゾン氷を作
ることができる。
ゾンを含む気体を複数の箇所から供給しつつ削氷片を圧
縮すればより高濃度のオゾンを均一に含むオゾン氷を作
ることができる。
【0038】また、前記冷凍シリンダ内に、オゾンある
いはオゾンを含む気体を圧入しつつ削氷片を圧縮すれば
更により高濃度のオゾンを均一に含むオゾン氷を作るこ
とができる。
いはオゾンを含む気体を圧入しつつ削氷片を圧縮すれば
更により高濃度のオゾンを均一に含むオゾン氷を作るこ
とができる。
【0039】オゾンを高濃度で含むオゾン氷は、青果類
や鮮魚の保存、輸送などの各分野における殺菌、脱色、
脱臭などに有利に適用することができる。
や鮮魚の保存、輸送などの各分野における殺菌、脱色、
脱臭などに有利に適用することができる。
【図1】 本発明の1例を示すオゾン氷製造装置の正面
断面図である。
断面図である。
【図2】 図1のオゾン氷製造装置の要部を示す拡大断
面図である。
面図である。
【図3】 オゾン水製造装置の要部を示す断面説明図で
ある。
ある。
【図4】 オゾン水製造装置の他の例の要部を示す断面
説明図である。
説明図である。
【図5】 本発明におけるオゾン氷の製造工程の例の説
明図である。
明図である。
【図6】 本発明におけるオゾン氷の製造工程の他の例
の説明図である。
の説明図である。
【図7】 従来のオゾン氷の製造工程の説明図である。
i 氷片(オゾン氷) 1 貯氷庫 2 製氷部 3 ユニット室 4 ユニットベース 5 案内レール 6 モータ 7 減速機 8 冷却器 9 冷凍シリンダ 10 オーガー 11 上部軸受 12 氷圧縮路 13 氷シューター 14 アジテータ 15 インペラー 16 氷放出筒 17 貯氷センサー 18 リミットセンサー 20 ゴムブッシュ 60 冷媒入口 61 蒸発器 62 冷媒出口 63 断熱材 64a、64b オゾン入口 65 水入口 66 排水口
Claims (6)
- 【請求項1】 冷却器により周りから冷却され、内部に
オーガーを回転自在に内挿した冷凍シリンダと、冷凍シ
リンダの上部開口内に固設され、オーガーの軸支とオー
ガーによる削氷片を圧縮し氷片とする上部軸受と、前記
冷凍シリンダに結合装着され、氷片を受け入れると共
に、内部に設けたインペラー等により氷片を外部に導出
する氷シューターとを備えるオーガー式製氷機の前記冷
凍シリンダ内にオゾンあるいはオゾンを含む気体を供給
しつつ削氷片を圧縮してオゾンを含む氷片を作ることを
特徴とするオゾン氷製造装置。 - 【請求項2】 冷却器により周りから冷却され、内部に
オーガーを回転自在に内挿した冷凍シリンダと、冷凍シ
リンダの上部開口内に固設され、オーガーの軸支とオー
ガーによる削氷片を圧縮し氷片とする上部軸受と、前記
冷凍シリンダに結合装着され、氷片を受け入れると共
に、内部に設けたインペラー等により氷片を外部に導出
する氷シューターとを備えるオーガー式製氷機に、オゾ
ンを吸収させたオゾン水を供給してあらかじめオゾンを
含む削氷片を作るとともに、前記冷凍シリンダ内にオゾ
ンあるいはオゾンを含む気体を供給しつつオゾンを含む
前記削氷片を圧縮して高濃度のオゾンを含む氷片を作る
ことを特徴とするオゾン氷製造装置。 - 【請求項3】 オゾン発生器を内蔵していることを特徴
とする請求項1あるいは請求項2記載のオゾン氷製造装
置。 - 【請求項4】 オゾン発生器およびオゾン水製造装置を
内蔵していることを特徴とする請求項2記載のオゾン氷
製造装置。 - 【請求項5】 前記冷凍シリンダ内にオゾンあるいはオ
ゾンを含む気体を複数の箇所から供給しつつ削氷片を圧
縮してオゾンを含む氷片を作ることを特徴とする請求項
1ないし請求項4記載のオゾン氷製造装置。 - 【請求項6】 前記冷凍シリンダ内にオゾンあるいはオ
ゾンを含む気体を圧入しつつ削氷片を圧縮してオゾンを
含む氷片を作ることを特徴とする請求項1ないし請求項
5記載のオゾン氷製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28240495A JPH09105570A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | オゾン氷製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28240495A JPH09105570A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | オゾン氷製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09105570A true JPH09105570A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17651974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28240495A Pending JPH09105570A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | オゾン氷製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09105570A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6506428B1 (en) * | 2000-06-12 | 2003-01-14 | Lancer Ice Link, Llc | Ozone cleaning and sanitation method and apparatus for ice and ice conveyance systems |
US7127900B2 (en) | 2004-11-02 | 2006-10-31 | Fukuoka Prefectural Government Of | Method and apparatus for producing ice containing ozone |
JP2007210881A (ja) * | 2006-01-10 | 2007-08-23 | Kurita Water Ind Ltd | オゾンの貯蔵方法、オゾンを取り込んだ固体状物質の製造方法、食品保存材料及び食品の保存方法 |
CN103196263A (zh) * | 2012-12-14 | 2013-07-10 | 广州中臣碧阳船舶科技有限公司 | 一种船用冰浆制取设备 |
-
1995
- 1995-10-05 JP JP28240495A patent/JPH09105570A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6506428B1 (en) * | 2000-06-12 | 2003-01-14 | Lancer Ice Link, Llc | Ozone cleaning and sanitation method and apparatus for ice and ice conveyance systems |
US7127900B2 (en) | 2004-11-02 | 2006-10-31 | Fukuoka Prefectural Government Of | Method and apparatus for producing ice containing ozone |
JP2007210881A (ja) * | 2006-01-10 | 2007-08-23 | Kurita Water Ind Ltd | オゾンの貯蔵方法、オゾンを取り込んだ固体状物質の製造方法、食品保存材料及び食品の保存方法 |
CN103196263A (zh) * | 2012-12-14 | 2013-07-10 | 广州中臣碧阳船舶科技有限公司 | 一种船用冰浆制取设备 |
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