JP2000081259A - 塩素氷製造装置 - Google Patents

塩素氷製造装置

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JP2000081259A
JP2000081259A JP10251257A JP25125798A JP2000081259A JP 2000081259 A JP2000081259 A JP 2000081259A JP 10251257 A JP10251257 A JP 10251257A JP 25125798 A JP25125798 A JP 25125798A JP 2000081259 A JP2000081259 A JP 2000081259A
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chlorine
water
ice
mixer
concentration
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JP10251257A
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Koichi Sekiguchi
光一 関口
Toshiyuki Tamura
敏行 田村
Homare Aman
誉 阿萬
Minoru Okajima
稔 岡島
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 青果類や鮮魚の保存、輸送などにおける殺
菌、脱色、脱臭などに有利に適用できる塩素を高濃度で
均一に含む塩素氷を容易に連続的に製造できる塩素氷製
造装置を提供する。 【解決手段】 塩素が供給される複数の混合器を直列に
連結して、初めの混合器Aに供給される水23と塩素2
2を混合して塩素を水に吸収させ、得られる塩素水を、
次の混合器Bに移送してこの塩素水とこの混合器Bに供
給される塩素22とをさらに混合してより濃度の高い塩
素を含む塩素水を作り、これを順次繰り返して、最後の
混合器で均一で高濃度の塩素を含む塩素水を得て、この
塩素水を製氷機25で冷却して塩素氷26aを作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塩素氷製造装置に関
し、更に詳しくは青果類や鮮魚などの保存、輸送などの
分野、ブロイラ、ビール、タンク、ジュース貯蔵タン
ク、弁当箱等食器、食物加工用機器、缶づめ、びんづめ
用設備のような食品分野、養魚池、養殖池などの水産分
野、下水、し尿処理排水、プール水、上水道処理などの
水処理分野などの各分野における殺菌、脱色、脱臭など
のほか土壌の殺菌、パルプの漂泊などに有利に適用する
ことができる塩素を高濃度で含む塩素氷を容易に連続的
に製造できる塩素氷製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来殺菌等に利用している殺菌ガスとし
ては、オゾンのもつ強力な殺菌作用と自己分解して酸素
となるため、他の殺菌剤、例えば次亜塩素ソーダなどの
塩素系、殺菌剤の代替として広く使用されるようになっ
ている。しかしながら、オゾンは気体であり、その取扱
いに不便であることから、オゾン氷としてその利用がな
されるようになってきている。一方、食品を低温に保っ
て、食品に付着している腐敗菌等の繁殖を低減すること
により食品を保存する氷詰法が広く用いられているが、
この氷詰法は保存期間が短いという問題がある。そこで
食品分野では氷自体にオゾンを含有させ、冷熱の利用な
らびに、食品と接触しているときは直接、食品と接触し
ていない場合には融解水または融解によって発生するオ
ゾンが食品に作用し、腐敗菌等の繁殖を長期間に渡って
低減できることを利用して、青果類や鮮魚の保存ならび
に輸送などへの運用が試みられるようになっている。
【0003】従来、オゾン氷を製造する方法としては、
清水にオゾンを溶解させ急速冷凍する方法(特開昭6
3−302273号公報)、純酸素に紫外線や遠紫外
線を照射して生成したオゾンを清水中に溶解させて急速
冷凍する方法(特開昭61−228275号公報)、
植物酸中のオキシ酸や第二鉄化合物をオゾン氷中に共存
させる方法(特開昭60−260401号公報)、あ
らかじめ炭酸あるいは炭酸化合物を溶解させた水にオゾ
ンを吸収させたオゾン水を冷却してオゾン氷を作る方法
(特開平3−217294号公報)、降雪を収容体に
入れ減圧してオゾンを送入して、圧縮してオゾン氷を作
る装置(特開平3−186174号公報)などが提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
オゾン水の製造方法やのように単に水にオゾンを溶
解させるだけでは、オゾンの水中への溶解度が低く、ま
た製氷工程に至るまでに水の温度が上昇してオゾンが放
出されてしまい、高濃度のオゾン氷が得られない欠点が
ある。また、水中へのオゾンの溶解度が低いことを補充
するために、純酸素を用いたり、高価な薬剤を利用する
方法はコストアップになる欠点があり、前記の方法に
おける第二鉄化合物は氷解した際に、鉄イオンの着色や
鉄が食品に混入するなど不都合な問題を引き起こす恐れ
があり、前記の方法によるオゾン氷はpHの低い酸性
の氷になるので用途が限定される欠点があり、また、前
記の装置では天然の降雪を利用するので、必要に応じ
て清潔なオゾン氷を作れない欠点があった。
【0005】図7に一般的なオゾン氷の製造工程を示
す。オゾン発生器21より得られた気体のオゾン22と
水23を混合器24で混合してオゾンを水に溶解してオ
ゾン水を作り、製氷機25で急速に冷却してオゾン氷2
6を製造するものである。
【0006】しかし、この方法で作られたオゾン氷はオ
ゾン自体の分解や氷から溶けた水の中からオゾンが数分
で空気中に拡散し、オゾンを水中に長時間溶解させてお
くことができず、氷水における殺菌作用が減少する上、
製造されたオゾン水が製氷機25に送られると、これに
連動して新たな水が混合器24内に補給され、水の補給
によって混合器24内のオゾン水のオゾンは希釈される
ので、濃度を回復させるためオゾンガスが随時注入され
るが、補給される水量やタイミングでオゾン水の濃度に
バラツキが生じるなどの欠点があった。従って目標の均
一で高濃度のオゾン水ができず、ほとんどオゾン濃度の
低いオゾン水となってしまう問題があった。
【0007】本発明は上記の問題を解決するもので、青
果類や鮮魚の保存、輸送などの各分野における殺菌、脱
色、脱臭などに有利に適用することができる塩素を高濃
度で含む塩素氷を容易に連続的に製造できる塩素氷製造
装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するため鋭意研究を重ねた結果、食堂・喫茶・ホテル
・レストラン・スナックなどの飲食・営業施設の厨房室
に設置され、ジュース・コーラなど飲用冷却用として、
使用される氷を製造する主として業務用に用いられるオ
ーガー式製氷機を改造して、冷凍シリンダ内に塩素ある
いは塩素を含む気体を送入しつつオーガーによる削氷片
を圧縮して塩素を含む氷片を作ることにより、塩素を高
濃度で含む塩素氷を効率的に容易に連続的に製造できる
ことを見出し、本発明を完成させた。
【0009】本発明の請求項1の発明は、塩素あるいは
塩素を含む気体が供給される複数の混合器を直列に連結
して、初めの混合器に供給される水と塩素あるいは塩素
を含む気体を混合して塩素を水に吸収させ、得られる塩
素水を、次の混合器に移送してこの塩素水とこの混合器
に供給される塩素あるいは塩素を含む気体をさらに混合
してより濃度の高い塩素を含む塩素水を作ることを順次
繰り返して、最後の混合器で均一で高濃度の塩素を含む
塩素水として、この塩素水を製氷機で冷却して塩素氷を
作るので、製氷機に塩素水を送った混合器内予め塩素の
含まれた若干低濃度の塩素水が供給され、補給によって
塩素濃度が極端に低下するのを防止できるようにしてい
る。
【0010】本発明の請求項2の発明は、塩素あるいは
塩素を含む気体および水が供給される複数の混合器を並
列に配設して、各混合器で水と塩素あるいは塩素を含む
気体を混合して塩素を水に吸収させて得られる均一で高
濃度の塩素水を、各混合器から順次製氷機へ供給し、冷
却して塩素氷を作るので、製氷機に塩素水を供給した混
合器と別の混合器から塩素水を供給し、水の補給されて
いる混合器に塩素ガスを供給して濃度を回復させるよう
にしている。
【0011】本発明の請求項3の発明は、各混合器に水
中の塩素濃度を検知する塩素濃度センサを配設して塩素
濃度を制御し、高濃度で均一な塩素氷を製造できるよう
にしている。
【0012】本発明の請求項4の発明は、前記製氷機と
してオーガー式製氷機を用い、密閉空間で塩素氷を製造
できるようにしている。
【0013】本発明の請求項5の発明は、塩素発生器お
よび/または塩素水製造装置が製氷機に内蔵され、塩素
氷製造装置を簡素にすることができるようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面に
基づいて説明する。図1に本発明の製氷装置を用いた塩
素氷の製造工程の一実施例を示す。食塩水中に一対の電
極を配置し、この電極に直流電圧を印加して電気分解さ
せて副生した塩素ガスを発生させる電解塩素発生器21
によって得られた気体の塩素22を混合器Aに供給し、
混合器Aに供給される水23と混合して、塩素を水に吸
収させて塩素水を作る。この塩素水を混合器Aと直列に
連結された混合器Bに移送して、混合器Bに供される塩
素22と混合して塩素を塩素水に吸収させて高塩素濃度
の均一な塩素水を作る。各混合器に水中の塩素濃度を検
知する図示しない塩素濃度センサ(UV方式、電極方式
など)を配設し、塩素供給量、補給水や塩素水の流量な
どをコントロールして塩素濃度を制御するようにすれ
ば、塩素濃度が高く、均一に維持された塩素水を容易に
作り、維持することができる。このような塩素水を製氷
機25に供給して冷却して高塩素濃度の均一な塩素氷2
6aを作ることができる。図1に一点鎖線で囲って示す
ように、電解塩素発生器21、混合器Aおよび混合器B
を含む塩素水製造装置を製氷機25に内蔵させた塩素氷
製造装置1aとすることが好ましい。しかし、電解塩素
発生器21、混合器Aおよび混合器Bを含む塩素水製造
装置は製氷機25の外に配設されていてもよい。
【0015】図2に本発明の製氷装置を用いた塩素氷の
製造工程の他の実施例を示す。食塩水中に一対の電極を
配置し、この電極に直流電圧を印加して電気分解させて
副生した塩素ガスを発生させる電解塩素発生器21によ
って得られた気体の塩素22および水23がそれぞれ供
給される複数の混合器a,b,cを並列に配設して、各
混合器で水23と塩素22を混合して十分塩素を水に吸
収させて均一で高濃度の塩素水を作る。このような塩素
水を、各混合器から順次製氷機25に送って冷却して高
塩素濃度の均一な塩素氷26bを作る。混合器aの塩素
水が使用されて水23が補給されても、その間は例えば
混合器b中の塩素が均一で高濃度に維持された塩素水が
製氷機25に送られて塩素氷が作られる。混合器aには
塩素22を供給して補給された水23と混合して十分塩
素22を水23に吸収させて再び均一で高濃度の塩素水
を作るようになっている。各混合器に水中の塩素濃度を
検知する図示しない塩素濃度センサ(UV方式、電極方
式など)を配設し、塩素供給量、補給水や塩素水の流量
などをコントロールして塩素濃度を制御するようにすれ
ば、塩素濃度が高く、均一に維持された塩素水を容易に
作り、維持することができる。このような塩素水を製氷
機25に供給して冷却して高塩素濃度の均一な塩素氷2
6bを作ることができる。図2に一点鎖線で囲って示す
ように、電解塩素発生器21や混合器a,b,cを含む
塩素水製造装置を製氷機25に内蔵させた塩素氷製造装
置とすることが好ましい。しかし、電解塩素発生器21
や混合器a,b,cを含む塩素水製造装置は製氷機25
の外に配設されていてもよい。
【0016】図3は電解塩素発生器21で、この発生器
は容器31内の食塩水32中に一対の電極33a、33
bを入れ、この両電極に直流の定電圧供給装置34から
直流電圧を印加して電気分解させて副生した塩素ガスを
発生させて混合器内で水と混合させて塩素水を作り、製
氷機25で塩素氷を作るようにしている。
【0017】本発明で用いる電解塩素発生器は特に限定
されない。この電解塩素発生器に代えて塩素ボンベから
塩素を供給してもよい。
【0018】図4に好ましい塩素水製造装置の例を示
す。混合室35の側面および底部からその中に水をスプ
レー36,36からスプレーして微粒子の霧状にすると
同時に塩素22を混合室35の上部から圧送、導入して
高密度、多面的に混合して塩素を水滴中に吸収せしめて
底部に落下せしめ、出口37から塩素を高濃度で含む塩
素水を得ることができる。
【0019】従来のオーガー式製氷機の製氷部分の構造
は、一般に実開昭58−85167号公報や特公平5−
196330号公報に示すようになっている。すなわ
ち、冷凍シリンダの内壁に成長する氷を削取るオーガー
を回動自在に内挿した冷凍シリンダと、オーガーにより
上方に移送されてくる削取氷を圧縮する氷圧縮路を周囲
に有して、冷凍シリンダの上部開口に嵌合固定した上部
軸受と、前記冷凍シリンダの上部外周面に結合固定され
て、内部に前記上部軸受の端面より折損して出てくる氷
片を受け入れ、かつ、この氷片を貯氷庫へと送るインペ
ラーを有している氷シューターとより成っている。
【0020】図5は本発明の一実施例を示す塩素氷製造
装置の正面断面図である。図5において、左側に貯氷庫
1、右側に製氷部2と図示しないが圧縮機、凝縮器等の
冷凍機構とを一緒に収納させているユニット室3が設け
られている。これら製氷部2と冷凍機構とは謂る機械室
ユニットとなる。ユニット室3内の機械室ユニットはそ
のユニットベース4が両端の案内レール5,5によっ
て、ユニット室3から前方へ引き出し自在とされ、前記
製氷部2および冷凍機構の修理、点検等を容易にさせて
いる。ユニットベース4上には次述するオーガーの動力
源であるモータ6およびそれに減速動力を伝達する減速
機7、そして円筒状をした冷却器8とが載っている。本
発明の上記塩素氷製造装置には図示しない塩素発生器お
よび塩素水製造装置など一式が内蔵させてあり、この塩
素水製造装置で作られた塩素水が図5に示すように前記
冷却器8の下部に供給される。
【0021】図6は図5に示した塩素氷製造装置の要部
を示す拡大断面図である。冷却器8の内部には、冷凍シ
リンダ9が固設されており、冷凍シリンダ9はその外壁
に設けられた冷凍機構の蒸発器61に冷媒入口60から
導入される冷媒の蒸発による冷熱により冷却される。6
2は冷媒出口、63は断熱材である。冷凍シリンダ9の
下部の塩素水入口64から冷凍シリンダ9内に供給され
る塩素水は冷却されて冷凍シリンダ9の内壁に塩素を含
む氷層38が成長する。65は排水口である。オーガー
10は、前記冷凍シリンダ9内に回転自在に内挿されて
おり、11はこのオーガー10の上部を軸支する上部軸
受で、前記冷凍シリンダ9の上部開口内に固設されてい
る。この冷凍シリンダ9の内に設けたオーガー10が回
転すると、冷凍シリンダ9の内壁に成長する塩素を含む
前記氷層38を削取り、削氷片は冷凍シリンダ9の上部
に設けた上部軸受11の氷圧縮路12へと送られるよう
になっている。
【0022】上部軸受11は、前記オーガー10の回転
軸10a上方を軸支するとともに、その周囲に設けた複
数の凹溝を氷圧縮路12とするものである。氷圧縮路1
2で圧縮され棒状となった塩素を含む圧縮氷塊は、その
氷圧縮路12を出る時分割され細かい塩素を含む氷片
(塩素氷)iとなる。
【0023】図5に示すように、これら氷片iは冷凍シ
リンダ9と防水的に結合装着された氷シューター13内
に誘導され、氷片iが溜ってくると、オーガー10の回
転軸10a上端に結合されたアジデータ14のインペラ
ー15によって氷放出筒16を介して貯氷庫1に導入さ
れる。17は貯氷庫1に設けられた貯氷センサーで、氷
が所定量以上となると、それを検知して製氷部2を不動
作とする。18はこの貯氷センサー17が正常に作動し
ない時に、動作して製氷部2の製氷動作を停止させる安
全保護用のリミットセンサーである。なお、前記氷放出
筒16は氷シューター13の氷出口部13aに対して斜
めに結合、分離自在とされている。
【0024】氷シューター13を冷凍シリンダ9の外周
胴に固着する場合、両者13,9の間のシールを完全に
行わないと、氷シューター13内で解けた水が外に漏れ
出てしまうのでシールを完全とし、しかも作業簡単にし
て氷シューター13を冷凍シリンダ9に装着固定してあ
る。
【0025】氷シューター13はゴムではなく、ポリエ
チレン等の合成樹脂で形成することが好ましい。冷凍シ
リンダ9はステンレス材とする。そして、氷シューター
13と冷凍シリンダ9との間のシールはゴム製のブッシ
ュ20で行う。このように、硬度のある両部品9,13
の間にゴム製ブッシュ20を介在させることにより、水
のシールを行う。前記ゴム製ブッシュ20はその内面側
と外面側に複数の突起が環状に突設され、その山頂部が
つぶされることによりシールの作用が働く。このゴムブ
ッシュ20は冷凍シリンダ9の外周胴面に嵌め込まれ、
その外に氷シューター13が嵌め込まれる。
【0026】前記塩素水製造装置において塩素水を作る
方法は通常、散気筒方式、エジェクタ方式、ミキシング
方式などがあるがいずれを使用してもよく特に限定され
ない。
【0027】また、前記塩素水製造装置を用いて塩素水
を作る時、塩素を吸収させる水として、水を電気分解し
て得られる酸性の水を使用すると、塩素の溶解度が高
く、また塩素の分解が少ないので容易に高濃度の塩素を
含む塩素水を作れるので好ましい。水を電気分解して酸
性の水を得る装置は市販の装置を使用することができ特
に限定されない。このような市販の装置の例としては、
例えばアルカリイオン整水器[商品名、HL−AL23
(H)、三洋電機(株)製]を挙げることができる。
【0028】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、均一で
高濃度の塩素水を容易に作り、維持できるので、この塩
素水を製氷機で冷却することにより均一で高濃度の塩素
氷を作ることができる。
【0029】塩素水製造装置の各混合器に塩素水中の塩
素濃度を検知する塩素濃度センサを配設し、塩素濃度を
制御するようにすれば、塩素濃度が高く、均一に維持さ
れた塩素水を容易に作り、維持することができるので、
高塩素濃度の均一な塩素氷をより容易に製造することが
可能となる。
【0030】製氷機として、食堂・喫茶・ホテル・レス
トラン・スナックなどの飲食・営業施設の厨房室に設置
され、ジュース・コーラなど飲用冷却用として、使用さ
れる氷を製造する主として業務用に用いられるオーガー
式製氷機を用いれば、オーガー式製氷機の冷凍シリンダ
や削氷片の圧縮部は低温であるので塩素の分解が抑制さ
れ、揮散も抑制されるので、高塩素濃度の均一な塩素氷
を容易に連続的に製造することが可能となる。
【0031】塩素発生器や塩素水製造装置を製氷機に内
蔵すれば装置が簡素になり、塩素の発生、塩素水の製造
が容易になり、塩素氷を効率的に容易に製造できる。
【0032】塩素を高濃度で均一に含む塩素氷は、青果
類や鮮魚の保存、輸送などの各分野における殺菌、脱
色、脱臭などに有利に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における塩素氷の製造工程の例の説明図
である。
【図2】本発明における塩素氷の製造工程の他の例の説
明図である。
【図3】本発明の1例を示す塩素水製造装置の正面断面
図である。
【図4】図3の塩素水製造装置の要部を示す拡大断面図
である。
【図5】塩素発生器を示す概略図である。
【図6】塩素水製造装置の要部を示す断面説明図であ
る。
【図7】従来の塩素氷の製造工程の説明図である。
【符号の説明】
A、B、a、b、c 混合器 21 塩素発生器 22 塩素 23 水 25 製氷機 26a、26b 塩素氷(氷片)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿萬 誉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 岡島 稔 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩素あるいは塩素を含む気体が供給され
    る複数の混合器を直列に連結して、初めの混合器に供給
    される水と塩素あるいは塩素を含む気体を混合して塩素
    を水に吸収させ、得られる塩素水を、次の混合器に移送
    してこの塩素水とこの混合器に供給される塩素あるいは
    塩素を含む気体をさらに混合してより濃度の高い塩素を
    含む塩素水を作ることを順次繰り返して、最後の混合器
    で均一で高濃度の塩素を含む塩素水として、この塩素水
    を製氷機で冷却して塩素氷を作ることを特徴とする塩素
    氷製造装置。
  2. 【請求項2】 塩素あるいは塩素を含む気体および水が
    供給される複数の混合器を並列に配設して、各混合器で
    水と塩素あるいは塩素を含む気体を混合して塩素を水に
    吸収させて得られる均一で高濃度の塩素水を、各混合器
    から順次製氷機へ供給し、冷却して塩素氷を作ることを
    特徴とする塩素氷製造装置。
  3. 【請求項3】 各混合器に水中の塩素濃度を検知する塩
    素濃度センサを配設し、塩素濃度を制御することを特徴
    とする請求項1あるいは請求項2記載の塩素氷製造装
    置。
  4. 【請求項4】 前記製氷機としてオーガー式製氷機を用
    いることを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の塩
    素氷製造装置。
  5. 【請求項5】 塩素発生器および/または塩素水製造装
    置が製氷機に内蔵されていることを特徴とする請求項1
    ないし請求項4記載の塩素氷製造装置。
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