JPH09105443A - 低騒音ローラチェーン - Google Patents
低騒音ローラチェーンInfo
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- JPH09105443A JPH09105443A JP852996A JP852996A JPH09105443A JP H09105443 A JPH09105443 A JP H09105443A JP 852996 A JP852996 A JP 852996A JP 852996 A JP852996 A JP 852996A JP H09105443 A JPH09105443 A JP H09105443A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スプロケットの歯面との衝突によって発生す
る騒音を低減する効果の大きい低騒音ローラチェーンを
提供する。 【解決手段】 低騒音ローラチェーン1は、外側ローラ
部材7の内側に振動吸収材からなる内側ローラ部材8が
同心状に組み合わされたローラ6を有し、前記外側ロー
ラ部材7の一端から他端に亘って、外側ローラ部材7の
弾性変形を容易にするための連続したスリット7Aが形
成されている。ローラ6とスプロケット歯面との噛み合
い時に衝突により、外側ローラ部材7が大きく弾性変形
し、ローラ6とスプロケット歯面との衝突のエネルギー
が振動吸収材9に効率良く吸収されて前記衝突による騒
音が低減される。
る騒音を低減する効果の大きい低騒音ローラチェーンを
提供する。 【解決手段】 低騒音ローラチェーン1は、外側ローラ
部材7の内側に振動吸収材からなる内側ローラ部材8が
同心状に組み合わされたローラ6を有し、前記外側ロー
ラ部材7の一端から他端に亘って、外側ローラ部材7の
弾性変形を容易にするための連続したスリット7Aが形
成されている。ローラ6とスプロケット歯面との噛み合
い時に衝突により、外側ローラ部材7が大きく弾性変形
し、ローラ6とスプロケット歯面との衝突のエネルギー
が振動吸収材9に効率良く吸収されて前記衝突による騒
音が低減される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローラチェーンに
関し、特にスプロケットの歯面とローラとの衝突によっ
て発生する騒音を低減させた低騒音ローラチェーンに関
する。
関し、特にスプロケットの歯面とローラとの衝突によっ
て発生する騒音を低減させた低騒音ローラチェーンに関
する。
【0002】
【従来の技術】チェーン伝動装置に用いられている従来
のローラチェーンは、ローラチェーンとスプロケットと
の噛み合い時に、ローラとスプロケットの歯面との衝突
によって騒音が発生する問題があり、その対策として
は、例えば実公昭55−23244号公報に記載されて
いるように、ブシュとローラとの間に緩衝用弾性体を介
在させたものや、特開昭62−62037号公報に記載
されているように、同心状に組み合わされた外側ローラ
部材と内側ローラ部材との間に振動吸収材を挟み込んで
構成した三層構造のローラを用いたものが知られてい
る。これらのローラチェーンは、スプロケットとローラ
チェーンとの噛み合い時において、スプロケット歯面か
らローラに加わる衝撃を、緩衝用弾性体や振動吸収材に
よって吸収して騒音を低下させようとするものである。
のローラチェーンは、ローラチェーンとスプロケットと
の噛み合い時に、ローラとスプロケットの歯面との衝突
によって騒音が発生する問題があり、その対策として
は、例えば実公昭55−23244号公報に記載されて
いるように、ブシュとローラとの間に緩衝用弾性体を介
在させたものや、特開昭62−62037号公報に記載
されているように、同心状に組み合わされた外側ローラ
部材と内側ローラ部材との間に振動吸収材を挟み込んで
構成した三層構造のローラを用いたものが知られてい
る。これらのローラチェーンは、スプロケットとローラ
チェーンとの噛み合い時において、スプロケット歯面か
らローラに加わる衝撃を、緩衝用弾性体や振動吸収材に
よって吸収して騒音を低下させようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
用いられるローラチェーンのローラは、スプロケットの
歯面との繰り返される衝突や摩耗に耐えるため、焼入
れ、焼戻し等の熱処理が施されており、表面硬度がかな
り高くなっている。
用いられるローラチェーンのローラは、スプロケットの
歯面との繰り返される衝突や摩耗に耐えるため、焼入
れ、焼戻し等の熱処理が施されており、表面硬度がかな
り高くなっている。
【0004】そのため、前述した実公昭55−2324
4号公報や特開昭62−62037号公報に記載されて
いる構造のローラチェーンでは、ローラ表面のスプロケ
ット歯面との衝突時の弾性変形量は少なく、衝突のエネ
ルギーを緩衝用弾性体や振動吸収材が十分吸収すること
ができず、衝突後のローラの振動が減衰するだけで、ス
プロケットやチェーンのピン、プレート、ブシュへ伝達
される振動を減衰させる効果は殆ど無く、衝突時の騒音
を十分に低減できない問題があった。
4号公報や特開昭62−62037号公報に記載されて
いる構造のローラチェーンでは、ローラ表面のスプロケ
ット歯面との衝突時の弾性変形量は少なく、衝突のエネ
ルギーを緩衝用弾性体や振動吸収材が十分吸収すること
ができず、衝突後のローラの振動が減衰するだけで、ス
プロケットやチェーンのピン、プレート、ブシュへ伝達
される振動を減衰させる効果は殆ど無く、衝突時の騒音
を十分に低減できない問題があった。
【0005】そこで、本発明は、前述したような従来の
技術の問題点を解決し、ローラとスプロケットの歯面と
の衝突によって発生する騒音を低減する効果の大きい低
騒音ローラチェーンを提供することを目的とする。
技術の問題点を解決し、ローラとスプロケットの歯面と
の衝突によって発生する騒音を低減する効果の大きい低
騒音ローラチェーンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的のため、本発明
の低騒音ローラチェーンは、第1に、外側ローラ部材の
内側に振動吸収材からなる内側ローラ部材が同心状に組
み合わされたローラを有する低騒音ローラチェーンにお
いて、前記外側ローラ部材の一端から他端に亘って、外
側ローラ部材の弾性変形を容易にするための連続したス
リットを形成したものである。この場合、前記外側ロー
ラ部材と内側ローラ部材との間には、流動性を有する潤
滑剤の層を形成することが好ましい。
の低騒音ローラチェーンは、第1に、外側ローラ部材の
内側に振動吸収材からなる内側ローラ部材が同心状に組
み合わされたローラを有する低騒音ローラチェーンにお
いて、前記外側ローラ部材の一端から他端に亘って、外
側ローラ部材の弾性変形を容易にするための連続したス
リットを形成したものである。この場合、前記外側ロー
ラ部材と内側ローラ部材との間には、流動性を有する潤
滑剤の層を形成することが好ましい。
【0007】また、本発明の低騒音ローラチェーンは、
第2に、外側ローラ部材と内側ローラ部材とが同心状に
組み合わされ、両者の間に振動吸収材からなる中間ロー
ラ部材が介装されてなるローラを有する低騒音ローラチ
ェーンにおいて、前記外側ローラ部材の一端から他端に
亘って、外側ローラ部材の弾性変形を容易にするための
連続したスリットを形成したものである。この場合、前
記外側ローラ部材と中間ローラ部材との間と、前記内側
ローラ部材と中間ローラ部材との間の少なくとも一方に
は流動性を有する潤滑剤の層を形成することが好まし
い。
第2に、外側ローラ部材と内側ローラ部材とが同心状に
組み合わされ、両者の間に振動吸収材からなる中間ロー
ラ部材が介装されてなるローラを有する低騒音ローラチ
ェーンにおいて、前記外側ローラ部材の一端から他端に
亘って、外側ローラ部材の弾性変形を容易にするための
連続したスリットを形成したものである。この場合、前
記外側ローラ部材と中間ローラ部材との間と、前記内側
ローラ部材と中間ローラ部材との間の少なくとも一方に
は流動性を有する潤滑剤の層を形成することが好まし
い。
【0008】
【作用】請求項1に記載した低騒音ローラチェーンで
は、外側ローラ部材の一端から他端に亘って連続したス
リットが形成されているために、ローラがスプロケット
の歯面に噛み合う際に生じるローラとスプロケット歯面
との衝突によって、外側ローラ部材に大きな弾性変形が
生じる。
は、外側ローラ部材の一端から他端に亘って連続したス
リットが形成されているために、ローラがスプロケット
の歯面に噛み合う際に生じるローラとスプロケット歯面
との衝突によって、外側ローラ部材に大きな弾性変形が
生じる。
【0009】その結果、外側ローラ部材の内側に配置さ
れている振動吸収材からなる内側ローラ部材が外側ロー
ラ部材とともに変形して前記衝突のエネルギーが内側ロ
ーラ部材に吸収され、衝突によって発生する騒音が低減
される。
れている振動吸収材からなる内側ローラ部材が外側ロー
ラ部材とともに変形して前記衝突のエネルギーが内側ロ
ーラ部材に吸収され、衝突によって発生する騒音が低減
される。
【0010】請求項2に記載した低騒音ローラチェーン
では、前記外側ローラ部材と内側ローラ部材との間に形
成されている流動性を有する潤滑剤の層が、内側ローラ
部材とともに衝突のエネルギーを吸収し、衝突による騒
音の減衰効果はさらに高められる。
では、前記外側ローラ部材と内側ローラ部材との間に形
成されている流動性を有する潤滑剤の層が、内側ローラ
部材とともに衝突のエネルギーを吸収し、衝突による騒
音の減衰効果はさらに高められる。
【0011】請求項3に記載した低騒音ローラチェーン
では、請求項1記載の低騒音ローラチェーンと同様に、
ローラがスプロケットの歯面に噛み合う際に歯面との衝
突すると、外側のローラ部材に大きな弾性変形が生じ
る。その結果、外側ローラ部材と内側ローラ部材との間
に介装されている振動吸収材からなる中間ローラ部材
が、外側ローラ部材とともに変形し、衝突のエネルギー
が振動吸収材に吸収されて、衝突によって発生する騒音
が低減される。
では、請求項1記載の低騒音ローラチェーンと同様に、
ローラがスプロケットの歯面に噛み合う際に歯面との衝
突すると、外側のローラ部材に大きな弾性変形が生じ
る。その結果、外側ローラ部材と内側ローラ部材との間
に介装されている振動吸収材からなる中間ローラ部材
が、外側ローラ部材とともに変形し、衝突のエネルギー
が振動吸収材に吸収されて、衝突によって発生する騒音
が低減される。
【0012】請求項4に記載した低騒音ローラチェーン
では、前記外側ローラ部材と中間ローラ部材との間と、
前記内側ローラ部材と中間ローラ部材との間の少なくと
も一方に形成された流動性を有する潤滑剤の層が前記中
間ローラ部材とともに衝突のエネルギーを吸収し、衝突
による騒音の減衰効果はさらに高められる。
では、前記外側ローラ部材と中間ローラ部材との間と、
前記内側ローラ部材と中間ローラ部材との間の少なくと
も一方に形成された流動性を有する潤滑剤の層が前記中
間ローラ部材とともに衝突のエネルギーを吸収し、衝突
による騒音の減衰効果はさらに高められる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の低騒音ローラチェーンの一実
施例を示す断面図であって、低騒音ローラチェーン1
は、通常のローラチェーンと同様に、ブシュ2が嵌着さ
れた内プレート3と、ピン4が嵌着された外プレート5
とが、前記各ブシュ2内にピン4を嵌挿することによっ
て交互に連結され、各ブシュの外周にローラ6が回転自
在に装着されて構成されている。
明する。図1は、本発明の低騒音ローラチェーンの一実
施例を示す断面図であって、低騒音ローラチェーン1
は、通常のローラチェーンと同様に、ブシュ2が嵌着さ
れた内プレート3と、ピン4が嵌着された外プレート5
とが、前記各ブシュ2内にピン4を嵌挿することによっ
て交互に連結され、各ブシュの外周にローラ6が回転自
在に装着されて構成されている。
【0014】図2は、前記ローラ6の構造を示す斜視図
であって、ローラ6は外側ローラ部材7の内側に、振動
吸収材からなる内側ローラ部材8が同心状に組み合わさ
れて構成されている。前記外側ローラ部材7は焼き入れ
鋼等によって形成されており、また、その内側に配置さ
れている内側ローラ部材8は、振動の減衰性の大きなウ
レタン樹脂やゴム等の振動吸収材によって形成されてい
る。
であって、ローラ6は外側ローラ部材7の内側に、振動
吸収材からなる内側ローラ部材8が同心状に組み合わさ
れて構成されている。前記外側ローラ部材7は焼き入れ
鋼等によって形成されており、また、その内側に配置さ
れている内側ローラ部材8は、振動の減衰性の大きなウ
レタン樹脂やゴム等の振動吸収材によって形成されてい
る。
【0015】外側ローラ部材7には、その一端から他端
に亘って連続したスリット7Aが直線的に形成されてお
り、前記スリット7Aによって、外側ローラ部材7が大
きく弾性変形することができるようになっている。ま
た、前記外側ローラ部材7の内周面と内側ローラ部材8
の外周面との間には僅かな隙間があり、前記隙間には流
動性を有する潤滑剤9の層が形成されている。
に亘って連続したスリット7Aが直線的に形成されてお
り、前記スリット7Aによって、外側ローラ部材7が大
きく弾性変形することができるようになっている。ま
た、前記外側ローラ部材7の内周面と内側ローラ部材8
の外周面との間には僅かな隙間があり、前記隙間には流
動性を有する潤滑剤9の層が形成されている。
【0016】前記潤滑剤9としては、グリースや高粘度
のオイルを用いることができ、グリースやオイル内に浸
して表面にこれらの潤滑剤が付着している内側ローラ部
材8に外側ローラ部材7を嵌装して前記構成のローラチ
ェーンを組み立てるか、あるいは、潤滑剤を満たした容
器を沸騰した湯によって50℃〜90℃に加熱して粘度
を下げ、その潤滑剤内に組み立てを完了したローラチェ
ーンを浸して潤滑剤9を外側ローラ部材7と内側ローラ
部材8との間に浸透させるようにする。なお、組立済み
のローラチェーンを加熱した潤滑剤内に浸す場合には、
潤滑剤を満たした容器内でローラチェーンを動かすか、
あるいはポンプ等を用いて容器内の潤滑剤を流動させる
ことにより、外側ローラ部材7と内側ローラ部材8との
間への潤滑剤9の浸透を容易に行うことができる。
のオイルを用いることができ、グリースやオイル内に浸
して表面にこれらの潤滑剤が付着している内側ローラ部
材8に外側ローラ部材7を嵌装して前記構成のローラチ
ェーンを組み立てるか、あるいは、潤滑剤を満たした容
器を沸騰した湯によって50℃〜90℃に加熱して粘度
を下げ、その潤滑剤内に組み立てを完了したローラチェ
ーンを浸して潤滑剤9を外側ローラ部材7と内側ローラ
部材8との間に浸透させるようにする。なお、組立済み
のローラチェーンを加熱した潤滑剤内に浸す場合には、
潤滑剤を満たした容器内でローラチェーンを動かすか、
あるいはポンプ等を用いて容器内の潤滑剤を流動させる
ことにより、外側ローラ部材7と内側ローラ部材8との
間への潤滑剤9の浸透を容易に行うことができる。
【0017】図3は、前述したように構成されている低
騒音ローラチェーンがスプロケットとの噛み合い時にお
ける、スプロケットの歯面とローラとの間の衝突によ
る、ローラの表面の弾性変形状態を示すものである。同
図(a)は、スプロケット10の歯面に対して、ローラ
6が外側ローラ部材7のスリット7Aを外向きにして衝
突した場合を示すものであって、この場合には、外側ロ
ーラ部材7は、同図(a)の点線で示すように弾性変形
を生じる。また、同図(b)に示すように、ローラ6が
前記スリット7Aをスプロケット10の歯面側に向けて
衝突した場合には、同図(b)の点線で示すように、外
側ローラ部材7の歯面と対向した部分に弾性変形を生じ
る。前記のような外側ローラ部材7の弾性変形によっ
て、潤滑剤9の層を介して内側ローラ部材8の外周面側
が弾性変形し、衝突のエネルギーが潤滑剤9の層と内側
ローラ部材8によって吸収されて発生する騒音が低減さ
れる。
騒音ローラチェーンがスプロケットとの噛み合い時にお
ける、スプロケットの歯面とローラとの間の衝突によ
る、ローラの表面の弾性変形状態を示すものである。同
図(a)は、スプロケット10の歯面に対して、ローラ
6が外側ローラ部材7のスリット7Aを外向きにして衝
突した場合を示すものであって、この場合には、外側ロ
ーラ部材7は、同図(a)の点線で示すように弾性変形
を生じる。また、同図(b)に示すように、ローラ6が
前記スリット7Aをスプロケット10の歯面側に向けて
衝突した場合には、同図(b)の点線で示すように、外
側ローラ部材7の歯面と対向した部分に弾性変形を生じ
る。前記のような外側ローラ部材7の弾性変形によっ
て、潤滑剤9の層を介して内側ローラ部材8の外周面側
が弾性変形し、衝突のエネルギーが潤滑剤9の層と内側
ローラ部材8によって吸収されて発生する騒音が低減さ
れる。
【0018】前述した実施例では、外側ローラ部材7と
内側ローラ部材8との間に隙間をあけ、前記隙間に流動
性を有する潤滑剤9の層を形成しているが、潤滑剤9の
層を省略し、外側ローラ部材7を内側ローラ部材8に固
く嵌着して一体となるようにしても良い。その場合に
は、騒音を低減させる効果は潤滑剤9を用いる場合より
はやや低下するが、ローラチェーンの組立作業を容易に
行うことができる長所がある。
内側ローラ部材8との間に隙間をあけ、前記隙間に流動
性を有する潤滑剤9の層を形成しているが、潤滑剤9の
層を省略し、外側ローラ部材7を内側ローラ部材8に固
く嵌着して一体となるようにしても良い。その場合に
は、騒音を低減させる効果は潤滑剤9を用いる場合より
はやや低下するが、ローラチェーンの組立作業を容易に
行うことができる長所がある。
【0019】次に、図4は本発明の低騒音ローラチェー
ンの別の実施例を示す断面図であって、本実施例の低騒
音ローラチェーン11は、前述した実施例のものと同様
に、ブシュ12が嵌着された内プレート13と、ピン1
4が嵌着された外プレート15とを備えており、各ブシ
ュ12の外周に装着されているローラ16のみ前記実施
例のものと異なった構成を有している。
ンの別の実施例を示す断面図であって、本実施例の低騒
音ローラチェーン11は、前述した実施例のものと同様
に、ブシュ12が嵌着された内プレート13と、ピン1
4が嵌着された外プレート15とを備えており、各ブシ
ュ12の外周に装着されているローラ16のみ前記実施
例のものと異なった構成を有している。
【0020】図5は、前記ローラ16の構造を示す斜視
図であって、ローラ16は、外側ローラ部材17の内側
に、振動吸収材からなる中間ローラ部材19を介して内
側ローラ部材18が配置されて構成されている。
図であって、ローラ16は、外側ローラ部材17の内側
に、振動吸収材からなる中間ローラ部材19を介して内
側ローラ部材18が配置されて構成されている。
【0021】外側ローラ部材17と内側ローラ部材18
とは、前述した実施例のものと同様に焼き入れ鋼等によ
って形成されており、また、両者の中間に配置されてい
る中間ローラ部材19は、振動の減衰性の大きなウレタ
ン樹脂やゴム等の振動吸収材によって形成され、その外
周面と内周面とが外側ローラ部材17と内側ローラ部材
18とにそれぞれ接着されて一体化されている。外側ロ
ーラ部材17は、前述した実施例の外側ローラ部材と同
様に構成されているもので、その一端から他端に亘って
連続したスリット17Aが直線的に形成されている。
とは、前述した実施例のものと同様に焼き入れ鋼等によ
って形成されており、また、両者の中間に配置されてい
る中間ローラ部材19は、振動の減衰性の大きなウレタ
ン樹脂やゴム等の振動吸収材によって形成され、その外
周面と内周面とが外側ローラ部材17と内側ローラ部材
18とにそれぞれ接着されて一体化されている。外側ロ
ーラ部材17は、前述した実施例の外側ローラ部材と同
様に構成されているもので、その一端から他端に亘って
連続したスリット17Aが直線的に形成されている。
【0022】図示していないスプロケットの歯面へロー
ラ16が衝突して外側ローラ部材17に弾性変形が生じ
ると、これに伴って中間ローラ部材19が弾性変形して
衝突のエネルギーが前記中間ローラ部材19に吸収され
て衝突によって発生する騒音が低減される。
ラ16が衝突して外側ローラ部材17に弾性変形が生じ
ると、これに伴って中間ローラ部材19が弾性変形して
衝突のエネルギーが前記中間ローラ部材19に吸収され
て衝突によって発生する騒音が低減される。
【0023】この実施例では、外側ローラ部材17の内
周面と中間ローラ部材19の外周面とは接着されて一体
化されているが、外側ローラ部材17と中間ローラ部材
19との間と、中間ローラ部材19と内側ローラ部材1
8との間の少なくとも一方に、僅かな隙間をあけて前記
隙間にグリースや高粘度のオイル等の潤滑剤の層を形成
して前記潤滑剤の層によって騒音の低減効果を高めるよ
うにしても良く、その場合には、先の実施例において説
明した方法と同様にして、外側ローラ部材17と中間ロ
ーラ部材19との間に潤滑剤の層を形成することができ
る。
周面と中間ローラ部材19の外周面とは接着されて一体
化されているが、外側ローラ部材17と中間ローラ部材
19との間と、中間ローラ部材19と内側ローラ部材1
8との間の少なくとも一方に、僅かな隙間をあけて前記
隙間にグリースや高粘度のオイル等の潤滑剤の層を形成
して前記潤滑剤の層によって騒音の低減効果を高めるよ
うにしても良く、その場合には、先の実施例において説
明した方法と同様にして、外側ローラ部材17と中間ロ
ーラ部材19との間に潤滑剤の層を形成することができ
る。
【0024】次に、図6は、チェーン速度に対する各種
ローラチェーンの騒音レベルを実測した結果を示す図で
あって、図中(A)は、外側ローラ部材と振動吸収材か
らなる内側ローラ部材との間に潤滑剤層を形成している
構造のローラを用いている本発明の低騒音ローラチェー
ン、(B)は、外側ローラ部材と振動吸収材からなる内
側ローラとが一体に嵌着されている構造のローラを用い
ている本発明の低騒音ローラチェーン、(C)は、外側
ローラ部材と内側ローラ部材との間に振動吸収材からな
る中間ローラ部材を介装して一体化している構造のロー
ラを用いている本発明の低騒音ローラチェーン、(D)
は、外側ローラ部材と内側ローラ部材との間に振動吸収
材からなる中間ローラ部材を介装して一体化されている
三層構造のローラを用いている従来の低騒音ローラチェ
ーン、(E)は従来の騒音低減構造を有しない一般のチ
ェーンの特性をそれぞれ示したグラフである。
ローラチェーンの騒音レベルを実測した結果を示す図で
あって、図中(A)は、外側ローラ部材と振動吸収材か
らなる内側ローラ部材との間に潤滑剤層を形成している
構造のローラを用いている本発明の低騒音ローラチェー
ン、(B)は、外側ローラ部材と振動吸収材からなる内
側ローラとが一体に嵌着されている構造のローラを用い
ている本発明の低騒音ローラチェーン、(C)は、外側
ローラ部材と内側ローラ部材との間に振動吸収材からな
る中間ローラ部材を介装して一体化している構造のロー
ラを用いている本発明の低騒音ローラチェーン、(D)
は、外側ローラ部材と内側ローラ部材との間に振動吸収
材からなる中間ローラ部材を介装して一体化されている
三層構造のローラを用いている従来の低騒音ローラチェ
ーン、(E)は従来の騒音低減構造を有しない一般のチ
ェーンの特性をそれぞれ示したグラフである。
【0025】実測には全てJIS呼び番号50のローラ
チェーンを使用しており、図中のグラフ(A)は、潤滑
剤層を形成する外側ローラ部材と内側ローラ部材との隙
間が0.1mm〜0.15mmのもので実測した値であ
る。なお、潤滑剤としては、合成油のベースオイルにリ
チウム石鹸及び、添加剤としてのフッ素樹脂等を混合し
たグリースを用いている。
チェーンを使用しており、図中のグラフ(A)は、潤滑
剤層を形成する外側ローラ部材と内側ローラ部材との隙
間が0.1mm〜0.15mmのもので実測した値であ
る。なお、潤滑剤としては、合成油のベースオイルにリ
チウム石鹸及び、添加剤としてのフッ素樹脂等を混合し
たグリースを用いている。
【0026】図6から明らかなように、グラフ(D)で
示す、従来の低騒音ローラチェーンは、グラフ(E)で
示す一般のローラチェーンに較べて相対騒音レベルの低
下が2dB程度であるのに対して、本発明の低騒音ロー
ラチェーンは、5dB〜11dB程度低下しており、大
きな騒音低減効果を有していることがわかる。
示す、従来の低騒音ローラチェーンは、グラフ(E)で
示す一般のローラチェーンに較べて相対騒音レベルの低
下が2dB程度であるのに対して、本発明の低騒音ロー
ラチェーンは、5dB〜11dB程度低下しており、大
きな騒音低減効果を有していることがわかる。
【0027】前述した各実施例において、振動吸収材で
形成されている内側ローラ部材は、中高の樽形に形成す
ることによって、弾性変形が容易となり、外側ローラ部
材から伝達される衝撃の吸収効果をより高めることがで
きる。また、外側ローラ部材と振動吸収材からなる内側
ローラ部材との隙間に潤滑剤の層を形成する場合には、
内側ローラ部材の外周面に溝やディンプル加工を施すこ
とによって、前記隙間からの潤滑剤の流出を防止するこ
とができる。
形成されている内側ローラ部材は、中高の樽形に形成す
ることによって、弾性変形が容易となり、外側ローラ部
材から伝達される衝撃の吸収効果をより高めることがで
きる。また、外側ローラ部材と振動吸収材からなる内側
ローラ部材との隙間に潤滑剤の層を形成する場合には、
内側ローラ部材の外周面に溝やディンプル加工を施すこ
とによって、前記隙間からの潤滑剤の流出を防止するこ
とができる。
【0028】さらに、外側ローラ部材と内側ローラ部材
との間に中間ローラ部材を介装した構造のものにおいて
は、中間ローラ部材の内側または外側の少なくとも一方
に潤滑剤の層を形成する場合に、潤滑剤の層と隣接する
中間ローラ部材の表面に前記のものと同様な溝やディン
プル加工を施して潤滑剤の流出を防止することができ
る。
との間に中間ローラ部材を介装した構造のものにおいて
は、中間ローラ部材の内側または外側の少なくとも一方
に潤滑剤の層を形成する場合に、潤滑剤の層と隣接する
中間ローラ部材の表面に前記のものと同様な溝やディン
プル加工を施して潤滑剤の流出を防止することができ
る。
【0029】また、前述した各実施例では、外側ローラ
部材のスリットを直線的に形成したものを示したが、ス
プロケットの歯面とスリットとが接触する際に円滑な接
触が行われるように、前記スリットを斜めや螺旋状に形
成したり、或いは、ジグザクに形成しても良い。
部材のスリットを直線的に形成したものを示したが、ス
プロケットの歯面とスリットとが接触する際に円滑な接
触が行われるように、前記スリットを斜めや螺旋状に形
成したり、或いは、ジグザクに形成しても良い。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の低騒音
ローラチェーンによれば、外側ローラ部材の一端から他
端に亘って、外側ローラ部材の弾性変形を容易にするた
めの連続したスリットを形成しているため、ローラがス
プロケットの歯面と衝突した際に、外側ローラ部材が大
きく弾性変形し、その内側に配置している振動吸収材か
らなる内側ローラ部材又は、内側ローラ部材と外側ロー
ラ部材との間に介装されている振動吸収材からなる中間
ローラ部材に変形が伝達されて衝突のエネルギーが吸収
され、ブシュとローラとの衝突音が低減できるととも
に、スプロケット、プレート、ピン等に伝達される振動
を防止することができる。
ローラチェーンによれば、外側ローラ部材の一端から他
端に亘って、外側ローラ部材の弾性変形を容易にするた
めの連続したスリットを形成しているため、ローラがス
プロケットの歯面と衝突した際に、外側ローラ部材が大
きく弾性変形し、その内側に配置している振動吸収材か
らなる内側ローラ部材又は、内側ローラ部材と外側ロー
ラ部材との間に介装されている振動吸収材からなる中間
ローラ部材に変形が伝達されて衝突のエネルギーが吸収
され、ブシュとローラとの衝突音が低減できるととも
に、スプロケット、プレート、ピン等に伝達される振動
を防止することができる。
【0031】また、外側ローラ部材と内側ローラ部材と
の間、または、外側ローラ部材と中間ローラ部材との間
と、内側ローラ部材と中間ローラ部材との間の少なくと
も一方に流動性のある潤滑剤の層を形成している場合に
は、前記潤滑剤の層が衝突のエネルギーを効率的に吸収
するため、騒音や振動の防止効果をより高めることがで
きる。
の間、または、外側ローラ部材と中間ローラ部材との間
と、内側ローラ部材と中間ローラ部材との間の少なくと
も一方に流動性のある潤滑剤の層を形成している場合に
は、前記潤滑剤の層が衝突のエネルギーを効率的に吸収
するため、騒音や振動の防止効果をより高めることがで
きる。
【図1】 本発明の低騒音ローラチェーンの一実施例を
示す断面図。
示す断面図。
【図2】 図1に示す低騒音ローラチェーンに使用され
るローラの構造を示す斜視図。
るローラの構造を示す斜視図。
【図3】 本発明の低騒音ローラチェーンにおける、ロ
ーラのスプロケットの歯面との衝突時の弾性変形状態を
示す図。
ーラのスプロケットの歯面との衝突時の弾性変形状態を
示す図。
【図4】 本発明の低騒音ローラチェーンの別の実施例
を示す断面図。
を示す断面図。
【図5】 図4に示す低騒音ローラチェーンに使用され
るローラの構造を示す斜視図。
るローラの構造を示す斜視図。
【図6】 本発明の低騒音ローラチェーンと、従来の低
騒音ローラチェーン並びに通常のローラチェーンにおけ
るチェーン速度と騒音レベルの関係を示す図。
騒音ローラチェーン並びに通常のローラチェーンにおけ
るチェーン速度と騒音レベルの関係を示す図。
1,11 低騒音ローラチェーン 2,12 ブシュ 3,13 内プレート 4,14 ピン 5,15 外プレート 6,16 ローラ 7,17 外側ローラ部材 7A,17A スリット 8,18 内側ローラ部材 9 潤滑剤 10 スプロケット 19 中間ローラ部材
Claims (4)
- 【請求項1】 外側ローラ部材の内側に振動吸収材から
なる内側ローラ部材が同心状に組み合わされたローラを
有する低騒音ローラチェーンにおいて、 前記外側ローラ部材の一端から他端に亘って、外側ロー
ラ部材の弾性変形を容易にするための連続したスリット
が形成されていることを特徴とする低騒音ローラチェー
ン。 - 【請求項2】 前記外側ローラ部材と内側ローラ部材と
の間に流動性を有する潤滑剤の層が形成されていること
を特徴とする請求項1記載の低騒音ローラチェーン。 - 【請求項3】 外側ローラ部材と内側ローラ部材とが同
心状に組み合わされ、両者の間に振動吸収材からなる中
間ローラ部材が介装されてなるローラを有する低騒音ロ
ーラチェーンにおいて、 前記外側ローラ部材の一端から他端に亘って、外側ロー
ラ部材の弾性変形を容易にするための連続したスリット
が形成されていることを特徴とする低騒音ローラチェー
ン。 - 【請求項4】 前記外側ローラ部材と中間ローラ部材と
の間と、前記内側ローラ部材と中間ローラ部材との間の
少なくとも一方には流動性を有する潤滑剤の層が形成さ
れていることを特徴とする請求項3記載の低騒音ローラ
チェーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP852996A JPH09105443A (ja) | 1995-08-07 | 1996-01-22 | 低騒音ローラチェーン |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20092095 | 1995-08-07 | ||
JP7-200920 | 1995-08-07 | ||
JP852996A JPH09105443A (ja) | 1995-08-07 | 1996-01-22 | 低騒音ローラチェーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09105443A true JPH09105443A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=26343063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP852996A Pending JPH09105443A (ja) | 1995-08-07 | 1996-01-22 | 低騒音ローラチェーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09105443A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10312339A1 (de) * | 2003-03-20 | 2004-10-07 | Rexnord Kette Gmbh | Geräuscharme Rollenkette |
JP2009524787A (ja) * | 2006-01-25 | 2009-07-02 | ボーグワーナー・インコーポレーテッド | チェーンノイズ減衰装置 |
DE102012009330B4 (de) * | 2012-05-10 | 2017-08-24 | Remmert Gmbh & Co. Kg | Antriebskette, Antriebsanordnung und damit gebildete Lagereinheit |
CN107606059A (zh) * | 2017-10-30 | 2018-01-19 | 泰州亚东链条有限公司 | 一种具有降噪缓冲效果的链条 |
TWI838210B (zh) * | 2018-06-14 | 2024-04-01 | 日商島野股份有限公司 | 自行車鏈條滾子及自行車鏈條 |
-
1996
- 1996-01-22 JP JP852996A patent/JPH09105443A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10312339A1 (de) * | 2003-03-20 | 2004-10-07 | Rexnord Kette Gmbh | Geräuscharme Rollenkette |
JP2009524787A (ja) * | 2006-01-25 | 2009-07-02 | ボーグワーナー・インコーポレーテッド | チェーンノイズ減衰装置 |
DE102012009330B4 (de) * | 2012-05-10 | 2017-08-24 | Remmert Gmbh & Co. Kg | Antriebskette, Antriebsanordnung und damit gebildete Lagereinheit |
CN107606059A (zh) * | 2017-10-30 | 2018-01-19 | 泰州亚东链条有限公司 | 一种具有降噪缓冲效果的链条 |
CN107606059B (zh) * | 2017-10-30 | 2023-04-14 | 阳泉煤业华茂制链有限公司 | 一种具有降噪缓冲效果的链条 |
TWI838210B (zh) * | 2018-06-14 | 2024-04-01 | 日商島野股份有限公司 | 自行車鏈條滾子及自行車鏈條 |
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