JPH09105330A - 四弁式内燃機関 - Google Patents
四弁式内燃機関Info
- Publication number
- JPH09105330A JPH09105330A JP7262816A JP26281695A JPH09105330A JP H09105330 A JPH09105330 A JP H09105330A JP 7262816 A JP7262816 A JP 7262816A JP 26281695 A JP26281695 A JP 26281695A JP H09105330 A JPH09105330 A JP H09105330A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recess
- valve
- piston
- intake
- exhaust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/42—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
- F02F1/4214—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/48—Tumble motion in gas movement in cylinder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F2001/244—Arrangement of valve stems in cylinder heads
- F02F2001/245—Arrangement of valve stems in cylinder heads the valve stems being orientated at an angle with the cylinder axis
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 点火栓１５を備えた燃焼室１４に、吸気弁２
０，２１を備えた二つの吸気ポート１６，１７と、排気
弁２２，２３を備えた二つの排気ポート１８，１９とを
配設し、前記両吸気ポートを、これから吸入される吸気
に縦方向のタンブル流を付与するタンブルポートに構成
した内燃機関において、両タンブル流の減速を回避する
と共に両タンブル流が点火栓の付近に及ぼす影響を強く
して、空燃比の一層のリーン化を図る。 【手段】 ピストン１３の頂面のうち両排気弁の略真下
の部位にバルブリセスを兼ねるように幅広にした第１凹
所２４を、前記ピストンの頂面のうち両吸気弁間の略真
下の部位に前記第１凹所に連通する第２凹所２５を各々
設け、第２凹所の幅Ｗ２及び深さＨ２を、第１凹所の幅
Ｗ１及び深さＨ１より小さくする。
０，２１を備えた二つの吸気ポート１６，１７と、排気
弁２２，２３を備えた二つの排気ポート１８，１９とを
配設し、前記両吸気ポートを、これから吸入される吸気
に縦方向のタンブル流を付与するタンブルポートに構成
した内燃機関において、両タンブル流の減速を回避する
と共に両タンブル流が点火栓の付近に及ぼす影響を強く
して、空燃比の一層のリーン化を図る。 【手段】 ピストン１３の頂面のうち両排気弁の略真下
の部位にバルブリセスを兼ねるように幅広にした第１凹
所２４を、前記ピストンの頂面のうち両吸気弁間の略真
下の部位に前記第１凹所に連通する第２凹所２５を各々
設け、第２凹所の幅Ｗ２及び深さＨ２を、第１凹所の幅
Ｗ１及び深さＨ１より小さくする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、略中心に点火栓を
備えた一つの燃焼室に対して、二つの吸気弁と、同じく
二つの排気弁とを相対向するように設けて成るいわゆる
四弁式の内燃機関に関するものである。
備えた一つの燃焼室に対して、二つの吸気弁と、同じく
二つの排気弁とを相対向するように設けて成るいわゆる
四弁式の内燃機関に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の四弁式内燃機関において、図５
に示すように、略中心に点火栓２を備えた一つの燃焼室
１に対して、各々吸気弁を備えた二つの吸気ポート３，
４と、各々排気弁を備えた二つの排気ポート５，６と
を、互いに相対向するように開口することは、例えば、
特公昭４９−２３４８１号公報と呼び実開昭５７−２２
６２８号公報等に記載されているように、良く知られて
いる。
に示すように、略中心に点火栓２を備えた一つの燃焼室
１に対して、各々吸気弁を備えた二つの吸気ポート３，
４と、各々排気弁を備えた二つの排気ポート５，６と
を、互いに相対向するように開口することは、例えば、
特公昭４９−２３４８１号公報と呼び実開昭５７−２２
６２８号公報等に記載されているように、良く知られて
いる。
【０００３】そして、この従来における四弁式の内燃機
関は、二つの吸気ポート３，４を、当該両吸気ポート
３，４からのシリンダ７内に流入する吸気の各々に、矢
印ａ，ｂで示すような縦方向のタンブル流（ループ条渦
流）を付与すると言うタンブルポートに構成することに
より、リーンバーンを達成するものである。
関は、二つの吸気ポート３，４を、当該両吸気ポート
３，４からのシリンダ７内に流入する吸気の各々に、矢
印ａ，ｂで示すような縦方向のタンブル流（ループ条渦
流）を付与すると言うタンブルポートに構成することに
より、リーンバーンを達成するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
四弁式内燃機関においては、両吸気ポート３，４の各々
からシリンダ７内に下向きに流入する二つの吸気流を、
ピストン８の頂面のうち両排気弁の略真下の部位に当て
て上向きに方向変換することによって、矢印ａ，ｂで示
す二つのタンブル流にするのである。
四弁式内燃機関においては、両吸気ポート３，４の各々
からシリンダ７内に下向きに流入する二つの吸気流を、
ピストン８の頂面のうち両排気弁の略真下の部位に当て
て上向きに方向変換することによって、矢印ａ，ｂで示
す二つのタンブル流にするのである。
【０００５】しかし、前記ピストン９の頂面には、当該
ピストン７が上死点にある状態において両吸気弁がピス
トン頂面に接当することを回避するためのバルブリセス
３ａ，４ａと、両排気弁がピストン頂面に接当すること
を回避するためのバルブリセス５ａ，６ａとが凹み形成
されている。従って、両吸気ポート３，４の各々からシ
リンダ７内に下向きに流入した二つの吸気流が、ピスト
ン８の頂面のうち両排気弁の略真下の部位に当って方向
変換するとき、この部分に凹み形成されている排気弁用
のバルブリセス５ａ，６ａによって、その流速が減速さ
れることになるから、前記両タンブル流が弱くなると共
にバルブリセスに燃料が溜るのである。
ピストン７が上死点にある状態において両吸気弁がピス
トン頂面に接当することを回避するためのバルブリセス
３ａ，４ａと、両排気弁がピストン頂面に接当すること
を回避するためのバルブリセス５ａ，６ａとが凹み形成
されている。従って、両吸気ポート３，４の各々からシ
リンダ７内に下向きに流入した二つの吸気流が、ピスト
ン８の頂面のうち両排気弁の略真下の部位に当って方向
変換するとき、この部分に凹み形成されている排気弁用
のバルブリセス５ａ，６ａによって、その流速が減速さ
れることになるから、前記両タンブル流が弱くなると共
にバルブリセスに燃料が溜るのである。
【０００６】しかも、前記矢印ａ，ｂで示す二つのタン
ブル流は、点火栓の左右両側に位置することにより、当
該両タンブル流が、その間に位置する点火栓２の付近に
対して及ぼすことのできる影響が弱いから、前記両タン
ブル流がピストン頂面におけるバルブリセスにて弱くな
る及びバルブリセスに燃料が溜ることと相俟って、点火
栓による着火性が低く、吸気混合気における空燃比のリ
ーン化には、限界値が存在するのであった。
ブル流は、点火栓の左右両側に位置することにより、当
該両タンブル流が、その間に位置する点火栓２の付近に
対して及ぼすことのできる影響が弱いから、前記両タン
ブル流がピストン頂面におけるバルブリセスにて弱くな
る及びバルブリセスに燃料が溜ることと相俟って、点火
栓による着火性が低く、吸気混合気における空燃比のリ
ーン化には、限界値が存在するのであった。
【０００７】本発明は、この種の四弁式の内燃機関にお
いて、両タンブル流の減速を回避すると共に、両タンブ
ル流が点火栓の付近に及ぼす影響を強くすることによっ
て、空燃比の一層のリーン化を図ることを技術的課題と
するものである。
いて、両タンブル流の減速を回避すると共に、両タンブ
ル流が点火栓の付近に及ぼす影響を強くすることによっ
て、空燃比の一層のリーン化を図ることを技術的課題と
するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「略中心に点火栓を備えた燃焼室に、
各々吸気弁を備えた二つの吸気ポートと、各々排気弁を
備えた二つの排気ポートとを、互いに略相対向する部位
に配設し、前記両吸気ポートを，当該吸気ポートからシ
リンダ内に吸入される吸気に縦方向のタンブル流を付与
するタンブルポートに構成して成る内燃機関において、
前記シリンダ内におけるピストンの頂面のうち両排気弁
の略真下の部位に、これら両排気弁に対するバルブリセ
スを兼ねるように幅広にした第１凹所を形成する一方、
前記ピストンの頂面のうち両吸気弁間の略真下の部位
に、前記第１凹所よりも幅狭で、且つ、第１凹所よりも
浅い深さの第２凹所を、当該第２凹所が前記第１凹所に
連通するように形成する。」と言う構成にした。
るため本発明は、「略中心に点火栓を備えた燃焼室に、
各々吸気弁を備えた二つの吸気ポートと、各々排気弁を
備えた二つの排気ポートとを、互いに略相対向する部位
に配設し、前記両吸気ポートを，当該吸気ポートからシ
リンダ内に吸入される吸気に縦方向のタンブル流を付与
するタンブルポートに構成して成る内燃機関において、
前記シリンダ内におけるピストンの頂面のうち両排気弁
の略真下の部位に、これら両排気弁に対するバルブリセ
スを兼ねるように幅広にした第１凹所を形成する一方、
前記ピストンの頂面のうち両吸気弁間の略真下の部位
に、前記第１凹所よりも幅狭で、且つ、第１凹所よりも
浅い深さの第２凹所を、当該第２凹所が前記第１凹所に
連通するように形成する。」と言う構成にした。
【０００９】
【発明の作用・効果】この構成において、ピストンの下
降動に伴って、両吸気ポートからシリンダ内に下向きに
流入した両タンブル流は、ピストンにおける頂面のうち
両排気弁の略真下の部位に設けたバルブリセス兼用の第
１凹所の底面に当ったのち第２凹所内に向かって方向変
換するから、従来のように、両吸気ポートからの両タン
ブル流が、排気弁に対するバルブリセスのために減速さ
れて弱くなることを確実に防止できる。
降動に伴って、両吸気ポートからシリンダ内に下向きに
流入した両タンブル流は、ピストンにおける頂面のうち
両排気弁の略真下の部位に設けたバルブリセス兼用の第
１凹所の底面に当ったのち第２凹所内に向かって方向変
換するから、従来のように、両吸気ポートからの両タン
ブル流が、排気弁に対するバルブリセスのために減速さ
れて弱くなることを確実に防止できる。
【００１０】このように第１凹所内から第２凹所内に向
かって方向変換した両タンブル流は、第２凹所が第１凹
所よりも幅狭であることにより、互いに接近するように
誘導されることになるから、点火栓の付近に両タンブル
流による強い流れを確実に及ぼすことができると共に前
記両凹所に燃料が溜ることがないのである。そして、前
記ピストンの頂面における第２凹所の深さを第１凹所の
深さよりも浅くしたことで、第１凹所の底面と第２凹所
の底面との間に段差が存在することにより、ピストンが
上昇動に移行して上死点に達した時点で、前記段差によ
って、前記両ダンブル流が乱され、燃焼室内に、細かい
渦流が無数に発生することができるのである。
かって方向変換した両タンブル流は、第２凹所が第１凹
所よりも幅狭であることにより、互いに接近するように
誘導されることになるから、点火栓の付近に両タンブル
流による強い流れを確実に及ぼすことができると共に前
記両凹所に燃料が溜ることがないのである。そして、前
記ピストンの頂面における第２凹所の深さを第１凹所の
深さよりも浅くしたことで、第１凹所の底面と第２凹所
の底面との間に段差が存在することにより、ピストンが
上昇動に移行して上死点に達した時点で、前記段差によ
って、前記両ダンブル流が乱され、燃焼室内に、細かい
渦流が無数に発生することができるのである。
【００１１】つまり、本発明によると、排気弁がピスト
ンに対して接触することを防止できる状態のもとで、両
吸気ポートからの吸気に強い二つのダンブル流を確保す
ることができると共に燃料が溜ることがないことに加え
て、この両タンブル流による強い流れを点火栓に確実に
及ぼすことができると共に、燃焼室内に、細かい渦流が
無数に発生することができることにより、点火栓による
着火性を大幅に向上できるから、吸気混合気を前記従来
の場合によりも更にリーン化を図ることができる効果を
有する。
ンに対して接触することを防止できる状態のもとで、両
吸気ポートからの吸気に強い二つのダンブル流を確保す
ることができると共に燃料が溜ることがないことに加え
て、この両タンブル流による強い流れを点火栓に確実に
及ぼすことができると共に、燃焼室内に、細かい渦流が
無数に発生することができることにより、点火栓による
着火性を大幅に向上できるから、吸気混合気を前記従来
の場合によりも更にリーン化を図ることができる効果を
有する。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図１〜
図４の図面について説明する。この図において符号１０
は、シリンダ１１を備えたシリンダブロックを、符号１
２は、前記シリンダブロック１０の上面に締結したシリ
ンダヘッドを各々示し、前記シリンダブロック１０にお
けるシリンダ１１内には、往復動するピストン１３が設
けられ、また、前記シリンダヘッド１２の下面には、燃
焼室１４が凹み形成され、この燃焼室１４の略中心の部
位に、点火栓１５が配設されている。
図４の図面について説明する。この図において符号１０
は、シリンダ１１を備えたシリンダブロックを、符号１
２は、前記シリンダブロック１０の上面に締結したシリ
ンダヘッドを各々示し、前記シリンダブロック１０にお
けるシリンダ１１内には、往復動するピストン１３が設
けられ、また、前記シリンダヘッド１２の下面には、燃
焼室１４が凹み形成され、この燃焼室１４の略中心の部
位に、点火栓１５が配設されている。
【００１３】符号１６，１７は、前記燃焼室１４内に開
口する二つの吸気ポートを、符号１８，１９は、同じく
前記燃焼室１４内に開口する二つの排気ポートを各々示
し、これら両吸気ポート１６，１７と、両排気ポート１
８，１９とは、互いに相対向する部位に配設されてお
り、且つ、前記両吸気ポート１６，１７の燃焼室１４内
への開口部には吸気弁２０，２１が、前記両排気ポート
１８，１９の燃焼室１４内への開口部には排気弁２２，
２３が各々設けられている。
口する二つの吸気ポートを、符号１８，１９は、同じく
前記燃焼室１４内に開口する二つの排気ポートを各々示
し、これら両吸気ポート１６，１７と、両排気ポート１
８，１９とは、互いに相対向する部位に配設されてお
り、且つ、前記両吸気ポート１６，１７の燃焼室１４内
への開口部には吸気弁２０，２１が、前記両排気ポート
１８，１９の燃焼室１４内への開口部には排気弁２２，
２３が各々設けられている。
【００１４】また、前記吸気ポート１６，１７は、当該
両吸気ポート１６，１７からシリンダ１１内に吸入され
る吸気の各々に、矢印Ａ，Ｂで示すように縦方向のタン
ブル流を付与すると言ういわゆるタンブルポートに構成
されている。そして、前記ピストン１３の頂面１３ａの
うち両排気弁２２，２３の略真下の部位に、これら両排
気弁２２，２３に対するバルブリセスを兼ねるように広
い幅寸法Ｗ１にした第１凹所２４を形成する一方、前記
ピストン１３の頂面１３ａのうち両吸気弁２０，２１間
の略真下の部位に、前記第１凹所の幅寸法Ｗ１よりも狭
い幅寸法Ｗ２にした第２凹所２５を、前記第１凹所２４
に連通するように形成し、この第２凹所２５の深さ寸法
Ｈ２を、前記第１凹所２４の深さ寸法Ｈ１よりも浅い寸
法にすると言う構成する。
両吸気ポート１６，１７からシリンダ１１内に吸入され
る吸気の各々に、矢印Ａ，Ｂで示すように縦方向のタン
ブル流を付与すると言ういわゆるタンブルポートに構成
されている。そして、前記ピストン１３の頂面１３ａの
うち両排気弁２２，２３の略真下の部位に、これら両排
気弁２２，２３に対するバルブリセスを兼ねるように広
い幅寸法Ｗ１にした第１凹所２４を形成する一方、前記
ピストン１３の頂面１３ａのうち両吸気弁２０，２１間
の略真下の部位に、前記第１凹所の幅寸法Ｗ１よりも狭
い幅寸法Ｗ２にした第２凹所２５を、前記第１凹所２４
に連通するように形成し、この第２凹所２５の深さ寸法
Ｈ２を、前記第１凹所２４の深さ寸法Ｈ１よりも浅い寸
法にすると言う構成する。
【００１５】なお、前記第１凹所２４の内周壁面２４
ａ、及び第２凹所の内周壁面２５ａは、ピストン１３の
頂面１３ａに向かって円弧面に形成されている。また、
前記第１凹所２４と第２凹所２５との間には、幅寸法
を、第１凹所２４の幅寸法Ｗ１から第２凹所２５の幅寸
法Ｗ２に縮小するためのテーパ面２６，２７が設けら
れ、更にまた、前記ピストン１３の頂面１３ａのうち両
吸気弁２０，２１の略真下の部位には、両吸気弁２０，
２１に対するバルブリセス２８，２９が凹み形成されて
いる。
ａ、及び第２凹所の内周壁面２５ａは、ピストン１３の
頂面１３ａに向かって円弧面に形成されている。また、
前記第１凹所２４と第２凹所２５との間には、幅寸法
を、第１凹所２４の幅寸法Ｗ１から第２凹所２５の幅寸
法Ｗ２に縮小するためのテーパ面２６，２７が設けら
れ、更にまた、前記ピストン１３の頂面１３ａのうち両
吸気弁２０，２１の略真下の部位には、両吸気弁２０，
２１に対するバルブリセス２８，２９が凹み形成されて
いる。
【００１６】この構成において、ピストン１３の下降動
に伴って、両吸気ポート１６，１７からシリンダ内に下
向きに流入した二つのタンブル流Ａ，Ｂは、図１に示す
ように、ピストン１３における頂面１３ａのうち両排気
弁２２，２３の略真下の部位に設けたバルブリセス兼用
の第１凹所２４の底面に当ったのち第２凹所２５内に向
かって方向変換するから、従来のように、両吸気ポート
からのタンブル流Ａ，Ｂが、排気弁に対するバルブリセ
スのために減速されて弱くなることを防止できる。と共
に両凹所２４，２５内に燃料が溜ることを防止できる。
に伴って、両吸気ポート１６，１７からシリンダ内に下
向きに流入した二つのタンブル流Ａ，Ｂは、図１に示す
ように、ピストン１３における頂面１３ａのうち両排気
弁２２，２３の略真下の部位に設けたバルブリセス兼用
の第１凹所２４の底面に当ったのち第２凹所２５内に向
かって方向変換するから、従来のように、両吸気ポート
からのタンブル流Ａ，Ｂが、排気弁に対するバルブリセ
スのために減速されて弱くなることを防止できる。と共
に両凹所２４，２５内に燃料が溜ることを防止できる。
【００１７】このように第１凹所２４内から第２凹所２
５内に向かって方向変換した両タンブル流Ａ，Ｂは、第
２凹所２５の幅寸法Ｗ２が第１凹所２４の幅寸法Ｗ１よ
り狭いことにより、図２に示すように、互いに接近する
ように誘導されることになるから、点火栓１５の付近に
両タンブル流Ａ，Ｂによる強い流れを確実に及ぼすこと
ができる。
５内に向かって方向変換した両タンブル流Ａ，Ｂは、第
２凹所２５の幅寸法Ｗ２が第１凹所２４の幅寸法Ｗ１よ
り狭いことにより、図２に示すように、互いに接近する
ように誘導されることになるから、点火栓１５の付近に
両タンブル流Ａ，Ｂによる強い流れを確実に及ぼすこと
ができる。
【００１８】なお、前記第１凹所２４の内周壁面２４ａ
を円弧面に形成する一方、第１凹所２４の幅寸法Ｗ１か
ら第２凹所２５の幅寸法Ｗ２に縮小するためのテーパ面
２６，２７を設けたことにより、前記両タンブル流Ａ，
Ｂの第１凹所２４内での方向変換、及び両タンブル流
Ａ，Ｂを互いに接近するように誘導することを、その流
れを阻害することが少ない状態のもとで円滑に行うこと
ができる。
を円弧面に形成する一方、第１凹所２４の幅寸法Ｗ１か
ら第２凹所２５の幅寸法Ｗ２に縮小するためのテーパ面
２６，２７を設けたことにより、前記両タンブル流Ａ，
Ｂの第１凹所２４内での方向変換、及び両タンブル流
Ａ，Ｂを互いに接近するように誘導することを、その流
れを阻害することが少ない状態のもとで円滑に行うこと
ができる。
【００１９】そして、前記ピストン１３の頂面１３ａに
おける第２凹所２５の深さ寸法Ｈ２を第１凹所２４の深
さ寸法Ｈ１よりも浅くしたことで、第１凹所２４の底面
と第２凹所２５の底面との間に段差が存在することによ
り、ピストン１３が上昇動に移行し、図４に示すよう
に、上死点に達した時点で、前記段差によって、前記両
ダンブル流が乱され、燃焼室１４内に、細かい渦流が無
数に発生することができるのである。
おける第２凹所２５の深さ寸法Ｈ２を第１凹所２４の深
さ寸法Ｈ１よりも浅くしたことで、第１凹所２４の底面
と第２凹所２５の底面との間に段差が存在することによ
り、ピストン１３が上昇動に移行し、図４に示すよう
に、上死点に達した時点で、前記段差によって、前記両
ダンブル流が乱され、燃焼室１４内に、細かい渦流が無
数に発生することができるのである。
【図１】本発明の実施例を示す縦断正面図である。
【図２】図１のII−II視断面図である。
【図３】図１のIII −III 視断面図である。
【図４】ピストンが上死点に位置した状態を示す縦断正
面図である。
面図である。
【図５】従来における四弁式内燃機関の概略を示す斜視
図である。
図である。
１０ シリンダブロック １１ シリンダ １２ シリンダヘッド １３ ピストン １３ａ ピストンの頂面 １４ 燃焼室 １５ 点火栓 １６，１７ 吸気ポート １８，１９ 排気ポート ２０，２１ 吸気弁 ２２，２３ 排気弁 ２４ 第１凹所 ２５ 第２凹所
Claims (1)
- 【請求項１】略中心に点火栓を備えた燃焼室に、各々吸
気弁を備えた二つの吸気ポートと、各々排気弁を備えた
二つの排気ポートとを、互いに略相対向する部位に配設
し、前記両吸気ポートを、当該吸気ポートからシリンダ
内に吸入される吸気に縦方向のタンブル流を付与するタ
ンブルポートに構成して成る内燃機関において、前記シ
リンダ内におけるピストンの頂面のうち両排気弁の略真
下の部位に、これら両排気弁に対するバルブリセスを兼
ねるように幅広にした第１凹所を形成する一方、前記ピ
ストンの頂面のうち両吸気弁間の略真下の部位に、前記
第１凹所よりも幅狭で、且つ、第１凹所よりも浅い深さ
の第２凹所を、当該第２凹所が前記第１凹所に連通する
ように形成したことを特徴とする四弁式内燃機関。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7262816A JPH09105330A (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | 四弁式内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP7262816A JPH09105330A (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | 四弁式内燃機関 |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JPH09105330A true JPH09105330A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17381019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7262816A Pending JPH09105330A (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | 四弁式内燃機関 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09105330A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6220215B1 (en) | 1998-06-03 | 2001-04-24 | Suzuki Motor Corporation | Combustion chamber structure in an internal combustion engine |
| US6571764B1 (en) | 1998-12-04 | 2003-06-03 | Audi Ag | Direct injection internal combustion engine |
| WO2008093240A3 (en) * | 2007-01-29 | 2008-10-16 | Toyota Motor Co Ltd | Piston for internal combustion engine, and internal combustion engine using the piston |
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| CN114439606A (zh) * | 2020-10-30 | 2022-05-06 | 比亚迪股份有限公司 | 一种发动机的进气机构及发动机 |
-
1995
- 1995-10-11 JP JP7262816A patent/JPH09105330A/ja active Pending
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