JPH09104664A - 新規な第4級アンモニウム塩及びその製造法、並びにそれを含有する毛髪化粧料 - Google Patents

新規な第4級アンモニウム塩及びその製造法、並びにそれを含有する毛髪化粧料

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JPH09104664A
JPH09104664A JP25994795A JP25994795A JPH09104664A JP H09104664 A JPH09104664 A JP H09104664A JP 25994795 A JP25994795 A JP 25994795A JP 25994795 A JP25994795 A JP 25994795A JP H09104664 A JPH09104664 A JP H09104664A
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quaternary ammonium
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勝久 井上
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徹 加藤
Osamu Tatezawa
修 立澤
Yoshio Hatayama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟性に優れ且つ生分解性がよく、柔軟基剤
として適した第4級アンモニウム塩の提供。 【解決手段】 一般式(1) で表される第4級アンモニウ
ム塩及びその製造法、並びにそれを含有する毛髪化粧
料。 【化1】 (式中、R1、R2及びR3は炭素数1〜4のアルキル基等、
R5は炭素数8〜36のアルキル基等、R4及びR6は H又は炭
素数1〜36のアルキル基等で、R4とR6の炭素数の和は8
〜36、 Aは炭素数2〜3のアルキレン基、 Xは陰イオン
基、nは1〜6、mは0〜20である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な第4級アンモ
ニウム塩及びその製造法、並びにそれを含有する毛髪化
粧料に関する。さらに詳しくは、繊維に対して優れた柔
軟性を付与し、毛髪に対しては優れた柔軟性と平滑性を
付与でき、さらに、生分解性が良好な第4級アンモニウ
ム塩及びその製造法、並びにそれを含有する毛髪化粧料
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
繊維用柔軟仕上剤又は毛髪処理剤として市販されている
商品は殆どがジ(硬化牛脂アルキル)ジメチルアンモニ
ウムクロライドに代表されるような1分子中に2個の長
鎖アルキル基を有する第4級アンモニウム塩を含む組成
物である。
【0003】しかしながら、上記第4級アンモニウム塩
は、処理後の残存物が河川等の自然界に放出された場
合、殆ど生分解されずに蓄積するといった問題がある。
その改良品としてメチルビス(硬化牛脂アルカノイルオ
キシエチル)2−ヒドロキシエチルアンモニウムメチル
サルフェートやジメチルビス(アルカノイルオキシエチ
ル)アンモニウムクロライド等が市販されているが、こ
れらのものは上記第4級アンモニウム塩と比較して生分
解性は改善されているが、柔軟性、環境安全性が十分満
足いく基剤とはいえない。
【0004】従って、本発明の目的は、柔軟性に優れ且
つ生分解性がよく、柔軟基剤として適した第4級アンモ
ニウム塩を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究した結果、上記目的に最適な新規
な第4級アンモニウム塩を見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、一般式(1) で表される新規な第4級ア
ンモニウム塩、及びその製造法、並びにそれを含有する
毛髪化粧料を提供するものである。
【0006】
【化7】
【0007】(式中、R1、R2及びR3は同一又は異なって
炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、
R5は水酸基で置換されていてもよい炭素数8〜36の直鎖
又は分岐のアルキル基又はアルケニル基、R4及びR6は同
一又は異なって H又は水酸基で置換されていてもよい炭
素数1〜36の直鎖又は分岐のアルキル基又はアルケニル
基を示し、R4とR6の炭素数の和は8〜36である。 Aは炭
素数2〜3の直鎖又は分岐のアルキレン基を示し、m個
のA は同一でも異なっていてもよい。 Xは陰イオン基、
nは1〜6の整数、mはアルキレンオキサイドの平均付
加モル数を示す0〜20の数である。)
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0009】本発明の一般式(1) で表される第4級アン
モニウム塩において、R1、R2及びR3は、同一又は異なっ
て炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル基
を示すが、具体的にはメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ヒドロキシエチル基等が挙げられ、好ましくはメチ
ル、エチル、ヒドロキシエチル基であり、更に好ましく
はメチル基である。
【0010】また、R5は水酸基で置換されていてもよい
炭素数8〜36の直鎖又は分岐のアルキル基又はアルケニ
ル基を示すが、具体的にはデシル、ドデシル、テトラデ
シル、ヘキサデシル、オクタデシル、イソオクタデシ
ル、ヒドロキシオクタデシル、ドコシル基等が挙げら
れ、好ましくは炭素数12〜22の直鎖アルキル基、更に好
ましくはオクタデシル基もしくはヘキサデシル基又はこ
れらの混合基である。
【0011】R4及びR6は同一又は異なって H又は水酸基
で置換されていてもよい炭素数1〜36の直鎖又は分岐の
アルキル基又はアルケニル基を示し、R4とR6の炭素数の
和は8〜36である。好ましくはR4とR6は H又は炭素数1
〜20の直鎖アルキル基で、R4とR6の炭素数の和が10〜2
0、更に好ましくはR4とR6はH 又は炭素数1〜18の直鎖
アルキルで、R4とR6の炭素数の和が14〜18である。
【0012】また、 Aは炭素数2〜3の直鎖又は分岐の
アルキレン基を示すが、好ましくはエチレン基又はプロ
ピレン基であり、更に好ましくはエチレン基である。m
はアルキレンオキサイドの平均付加モル数を示す0〜20
の数であるが、好ましくは0〜10、更に好ましくは0で
ある。nは1〜6の整数を示すが、好ましくは1〜3、
更に好ましくは1である。X は陰イオン基を示すが、好
ましくはCl, Br等のハロゲン原子、サルフェート、炭素
数1〜4の水酸基で置換されていてもよいカルボキシレ
ート又は炭素数1〜4のアルキルサルフェート(CH3S
O4, C2H5SO4 等)であり、更に好ましくはCl又はCH3SO4
である。
【0013】一般式(1) で表される第4級アンモニウム
塩としては、例えば次のような化合物が挙げられる。
【0014】
【化8】
【0015】
【化9】
【0016】上記の一般式(1) で表される本発明の第4
級アンモニウム塩(以下、第4級アンモニウム塩(1) と
略記する)は、次の製造方法1及び2により製造するこ
とができる。
【0017】製造方法1 一般式(2)
【0018】
【化10】
【0019】(式中、R、R5、R6、A 及びmは前記と
同じ意味を示す。)で表されるヒドロキシル体と、一般
式(3) Y-(CH2)n-COOR7 (3) (式中、R7は H又は炭素数1〜4のアルキル基、 Yはハ
ロゲン原子、nは前記と同じ意味を示す。)で表される
化合物を用いてエステル化反応を行い、一般式(4)
【0020】
【化11】
【0021】(式中、R4、R5、R6、A 、Y 、n及びmは
前記と同じ意味を示す。)で表されるハロエステルを
得、更にこのハロエステルと一般式(5)
【0022】
【化12】
【0023】(式中、R、R2及びR3は前記と同じ意味
を示す。)で表される第3級アミンとを反応させ、更に
必要に応じて塩交換を行い、第4級アンモニウム塩(1)
を得る方法。
【0024】製造方法2 前記一般式(4) で表されるハロエステルと、一般式(6)
【0025】
【化13】
【0026】(式中、R1及びR2は前記と同じ意味を示
す。)で表される第2級アミンとを反応させ、一般式
(7)
【0027】
【化14】
【0028】(式中、R、R2、R4、R5、R6、A 、n及
びmは前記と同じ意味を示す。)で表されるアミノエス
テルを得、さらに一般式(8) R3X (8) (式中、R3及び Xは前記と同じ意味を示す。)で表され
る4級化剤を反応させ、更に必要に応じて塩交換を行
い、第4級アンモニウム塩(1) を得る方法。
【0029】以下、第4級アンモニウム塩(1) の製造方
法の詳細を説明する。製造方法1においては、まずはじ
めに、一般式(2) で表されるヒドロキシル体に対し 0.9
〜 3.0倍モル、好ましくは 1.0〜 1.5倍モルの一般式
(3) で表される化合物を用いて、70〜 230℃、好ましく
は 100〜 150℃の温度で、必要であれば触媒を用い、
0.5〜30時間でエステル化反応を行い、一般式(4) で表
されるハロエステルを得る。必要に応じ、このエステル
化反応時、反応系内に窒素等の不活性ガスを吹き込んだ
り又は気流下で行うか、もしくは減圧下に反応を行うこ
とで、反応水を効率的に除去し、反応時間を短縮するこ
とができる。
【0030】ここで用いられる一般式(2) で表されるヒ
ドロキシル体としては、デセン、ドデセン、テトラデセ
ン、ヘキサデセン、オクタデセン、イソオクタデセン、
エイコセン等のオレフィン又はα−オレフィン化合物等
をエポキシ化し、さらにデカノール、ドデカノール、テ
トラデカノール、ヘキサデカノール、オクタデカノー
ル、イソオクタデカノール、エイコサノール等を反応さ
せて得られるヒドロキシル化合物、またはこれらのエチ
レンオキサイド付加物、プロピレンオキサイド付加物及
びこれらの混合物等が挙げられ、具体的には、1−オク
タデカノキシ−2−オクタデカノール、2−オクタデカ
ノキシ−3−オクタデカノール、3−オクタデカノキシ
−4−オクタデカノール、4−オクタデカノキシ−5−
オクタデカノール、5−オクタデカノキシ−6−オクタ
デカノール、8−オクタデカノキシ−9−オクタデカノ
ール、1−オクタデカノキシ−2−ヘキサデカノール、
1−オクタデカノキシ−2−ドデカノール、1−ヘキサ
デカノキシ−2−オクタデカノール、1−ドコサノキシ
−2−ドデカノール等やこれらのエチレンオキサイド付
加物、プロピレンオキサイド付加物及びこれらの混合物
等が挙げられる。
【0031】また、一般式(3) で表される化合物として
は、モノクロロ酢酸、モノクロロ酪酸、モノクロロヘキ
サン酸及びこれらのメチルエステル、エチルエステル等
が挙げられる。また、上記のエステル化反応に用いる触
媒としてはp−トルエンスルホン酸、硫酸等の酸触媒が
挙げられる。
【0032】次に、上記のようにして得られた一般式
(4) で表されるハロエステルとこのハロエステルに対し
0.9〜10.0倍モル、好ましくは0.95〜 2.0倍モルの一般
式(5)で表される第3級アミンとを、30〜 120℃、好ま
しくは40〜70℃の温度で、必要であれば溶媒を用いて
0.1〜10時間で4級化反応を行い、更に必要に応じて塩
交換を行い、第4級アンモニウム塩(1) を得ることがで
きる。
【0033】ここで用いられる一般式(5) で表される第
3級アミンとしては、トリメチルアミン、トリエチルア
ミン、トリプロピルアミン、N−メチルジエタノールア
ミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン、N,N−ジメチル−2−ヒドロキシプロピ
ルアミン、N,N−ジメチルブチルアミン、N,N−ジ
エチルメチルアミン、N,N−ジメチルイソプロピルア
ミン、N−メチルジブチルアミン等が挙げられ、溶媒と
してはメタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ル、アセトン等が挙げられる。
【0034】製造方法2においては、製造方法1と同様
にして得られた一般式(4) で表されるハロエステルと、
このハロエステルに対し 0.9〜10倍モル、好ましくは0.
95〜2.5倍モルの一般式(6) で表される第2級アミンと
ハロゲン化水素を中和する量の塩基を用いて、0〜 120
℃、好ましくは30〜70℃の温度で、必要であれば溶媒を
用いて 0.5〜20時間でアミノ化反応を行い、一般式(7)
で表されるアミノエステルを得る。次いで、この一般式
(7) で表されるアミノエステルに対し 0.8〜5倍モル、
好ましくは0.95〜 1.5倍モルの一般式(8) で表される4
級化剤を用いて、40〜 140℃、好ましくは70〜 120℃の
温度で、必要であれば溶媒を用いて 0.5〜10時間で4級
化反応を行い、その後、常法に従い後処理を行い、更に
必要に応じてイオン交換樹脂等を用いて塩交換を行い、
第4級アンモニウム塩(1) を得ることができる。
【0035】ここで用いられる一般式(6) で表される第
2級アミンとしては、ジメチルアミン、N−エチルメチ
ルアミン、ジエチルアミン、N−メチルイソプロピルア
ミン、N−エチルイソプロピルアミン、N−メチルブチ
ルアミン、ジイソプロピルアミン、ジプロピルアミン、
N−エチルブチルアミン、N−メチルエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、N−メチル−2−ヒドロキシ
プロピルアミン、ジ−(2−ヒドロキシプロピル)アミ
ン等が挙げられる。ハロゲン化水素を中和する塩基とし
ては、特に限定されないが、水酸化ナトリウムや水酸化
カリウム等あるいは炭酸ナトリウム等のアルカリ金属の
水酸化物や炭酸塩、水酸化マグネシウムや水酸化カルシ
ウム等あるいは炭酸マグネシウム等のアルカリ土類金属
の水酸化物や炭酸塩、一般式(6) で表される第2級アミ
ンや低級アルキルの第三級アミン等が挙げられる。一般
式(8) で表される4級化剤としては、メチルクロライド
等の低級アルキルハライド、ジメチル硫酸等のジ低級ア
ルキル硫酸等が挙げられる。アミノ化及び4級化反応の
溶媒としては、水、メタノール、エタノール、イソプロ
ピルアルコール、アセトン等が挙げられる。
【0036】本発明の第4級アンモニウム塩(1) は、赤
外線吸収スペクトル、核磁気共鳴スペクトルでその構造
を確認することができる。本発明の第4級アンモニウム
塩(1) は、新規な界面活性剤であり、繊維に対して優れ
た柔軟性を付与でき、生分解性の優れた柔軟基剤として
有用である。また毛髪に対しても優れた柔軟性と平滑性
を付与でき、毛髪化粧料にも応用することができる。
【0037】本発明の毛髪化粧料は、第4級アンモニウ
ム塩(1) を必須成分として含有するものであり、ヘアリ
ンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘ
アパック、ヘアクリーム、スタイリングローション、ス
タイリングムース、コンディショニングムース、ヘアム
ース、ヘアスプレー、シャンプー、洗い流さないコンデ
ィショニング剤、永久又は塩基性ヘアカラー、パーマ剤
等に用いることができる。この場合、本発明の第4級ア
ンモニウム塩(1) は、1種又は2種以上を組み合わせて
用いることができ、本発明の毛髪化粧料中に 0.1重量%
以上配合するのが好ましく、特に 0.1〜20重量%、更に
0.1〜10重量%配合するのが好ましい。
【0038】本発明の毛髪化粧料には、本発明の第4級
アンモニウム塩(1) に加え、更に油脂類やシリコーン類
を単独又は組み合わせて用いることができる。油脂類と
しては、直鎖又は分岐のアルキル基又はアルケニル基を
有する高級アルコール、流動パラフィン、ワセリン、固
形パラフィン等の炭化水素類、液状ラノリン、ラノリン
脂肪酸等のラノリン誘導体、高級脂肪酸エステル類、高
級脂肪酸類、アルキル基又はアルケニル基を有する長鎖
アミドアミン等の油脂類、ミンクオイル、オリーブ油等
の動植物性油脂等を挙げることができる。これらの中で
も炭素数12〜24の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐の脂肪
酸由来のモノグリセリド、炭素数12〜26の直鎖又は分岐
のアルキル基又はアルケニル基を有する高級アルコール
及び高級脂肪酸が好ましく、特にオレイン酸モノグリセ
リド、パルミチン酸モノグリセリド、ベヘン酸モノグリ
セリド、イソステアリン酸モノグリセリド等の脂肪酸モ
ノグリセリド、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、アラキンアルコール、ベヘニルアルコール、カラナ
ービルアルコール、セリルアルコール等の高級アルコー
ル、ステアリン酸、ミリスチン酸、ベヘン酸、イソステ
アリン酸、18−メチルイコサン酸、ヤシ油脂肪酸等の
高級脂肪酸が好ましい。
【0039】シリコーン類としては、ジメチルポリシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサンの他、アミノ変
性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等の各種変
性シリコーンが挙げられる。これら油脂類やシリコーン
類を配合する場合には、本発明の毛髪化粧料中に0.01重
量%以上配合するのが好ましく、特に0.01〜30重量%、
更に0.05〜20重量%配合するのが好ましい。
【0040】本発明の毛髪化粧料には、上記成分以外
に、必要に応じて従来型のモノ又はジ(長鎖アルキル)
第4級アンモニウム塩のようなカチオン性活性剤やノニ
オン活性剤、グリセリン、尿素等の保湿剤、カチオン性
ポリマー、多糖類、ポリペプタイド等の高分子物質、α
−ヒドロキシカルボン酸類、芳香族スルホン酸類、色
素、香料、噴射剤、溶剤、キレート剤、pH調整剤、防
腐剤、抗フケ剤等を本発明の目的を損なわない範囲内で
適宜配合することができる。
【0041】
【実施例】以下、本発明の第4級アンモニウム塩(1) の
製造実施例、及び本発明の毛髪化粧料の処方例により本
発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施
例、処方例に限定されるものではない。
【0042】実施例1 攪拌機、温度計、冷却管のついた4つ口フラスコにオク
タデカノール 541gとBF3 ・エーテル1.41gを仕込
み、60℃まで昇温し、1,2−エポキシオクタデカン 2
68.5gを2時間かけて滴下後、60℃で4時間熟成した。
その後、温度計とキャピラリィを具備したナシ型フラス
コにて過剰のオクタデカノールを留去後、270 〜280 ℃
/0.5Torr で分留し、1−オクタデカノキシ−2−オク
タデカノールを 450g得た。
【0043】次に、攪拌機、温度計、冷却管を具備した
4つ口フラスコに1−オクタデカノキシ−2−オクタデ
カノール 269.5gとモノクロロ酢酸57gを入れ、 130℃
まで昇温した。生成する水を留去しながら 130℃で10時
間保持した後、水洗により過剰のモノクロロ酢酸を除去
して対応するクロロ酢酸エステルを 305g得た。
【0044】次に、攪拌機、温度計のついたオートクレ
ーブに上記クロロ酢酸エステル 246g、トリメチルアミ
ン28g、イソプロピルアルコール70gを入れ、60℃で4
時間反応させた。反応後、過剰のトリメチルアミンとイ
ソプロピルアルコールを留去し、さらにアセトンによる
晶析を行い、乾燥後、白色粉末の目的物 260gを得た。
NMR、IRスペクトルから以下の構造を確認した。
【0045】
【化15】
【0046】
【化16】
【0047】・IRスペクトル(KBr錠剤) 1751cm-1, 1215cm-1, 1126cm-1 実施例2 攪拌機、温度計、冷却管のついた4つ口フラスコに牛脂
組成アルコール(平均分子量262) 524gとBF3 ・エー
テル 0.7gを仕込み、70℃まで昇温し、1,2−エポキ
シオクタデカン 268.5gを1時間かけて滴下後、70℃で
2時間熟成した。その後、温度計とキャピラリィを具備
したナシ型フラスコにて過剰のオクタデカノールを留去
後分留し、1−アルカノキシ−2−オクタデカノールを
420g得た。
【0048】次に、攪拌機、温度計、冷却管を具備した
4つ口フラスコに1−アルカノキシ−2−オクタデカノ
ール 265gとモノクロロ酢酸70gを入れ、 140℃まで昇
温した。生成する水を留去しながら 140℃で7時間保持
した後、水洗により過剰のモノクロロ酢酸を除去して対
応するクロロ酢酸エステルを 300g得た。
【0049】次に、攪拌機、温度計のついたオートクレ
ーブに上記クロロ酢酸エステル 243g、トリメチルアミ
ン33g、イソプロピルアルコール67gを入れ、60℃で3
時間反応させた。反応後、過剰のトリメチルアミンとイ
ソプロピルアルコールを留去し、さらにアセトンによる
晶析を行い、乾燥後、白色粉末の目的物 255gを得た。
NMR、IRスペクトルから以下の構造を確認した。
【0050】
【化17】
【0051】
【化18】
【0052】・IRスペクトル(KBr錠剤) 1754cm-1, 1209cm-1, 1108cm-1 実施例3 攪拌機、温度計、冷却管のついた4つ口フラスコにオク
タデカノール 811gとNaOH 12gを仕込み、60℃まで
昇温し、エポキシヘキサデカン〔下記式(a), (b), (c)
で表される化合物の混合物〕 240.5gを2時間かけて滴
下後、60℃で2時間熟成した。その後、水洗によりNa
OHを除去した後、温度計とキャピラリィを具備したナ
シ型フラスコにて過剰のオクタデカノールを留去し、オ
クタデカノキシヘキサデカノールを 490g得た。
【0053】
【化19】
【0054】次に、攪拌機、温度計、冷却管を具備した
4つ口フラスコにオクタデカノキシヘキサデカノール 2
55gとモノクロロ酢酸62gを入れ、 130℃まで昇温し
た。生成する水を留去しながら 130℃で15時間保持した
後、水洗により過剰のモノクロロ酢酸を除去して対応す
るクロロ酢酸エステルを 290g得た。
【0055】次に、攪拌機、温度計のついたオートクレ
ーブに上記クロロ酢酸エステル 235g、トリメチルアミ
ン31g、イソプロピルアルコール65gを入れ、60℃で3
時間反応させた。反応後、過剰のトリメチルアミンとイ
ソプロピルアルコールを留去し、乾燥後、白色粉末の目
的物 257gを得た。NMR、IRスペクトルから以下の
構造を確認した。
【0056】
【化20】
【0057】
【化21】
【0058】・IRスペクトル(KBr錠剤) 1749cm-1, 1217cm-1, 1114cm-1 実施例4 実施例1と同様な方法で1−オクタデカノキシ−2−オ
クタデカノールを合成した。次に、攪拌機、温度計、冷
却管を具備した4つ口フラスコに1−オクタデカノキシ
−2−オクタデカノール 269.5gとモノクロロ酪酸74g
を入れ、 140℃まで昇温した。生成する水を留去しなが
ら 140℃で9時間保持した後、水洗により過剰のモノク
ロロ酪酸を除去して、対応するクロロ酪酸エステルを 3
20g得た。
【0059】次に、攪拌機、温度計のついたオートクレ
ーブに上記クロロ酪酸エステル 257g、トリメチルアミ
ン29g、エタノール75gを入れ、60℃で4時間反応させ
た。反応後、過剰のトリメチルアミンとエタノールを留
去し、さらにアセトンによる晶析を行い、乾燥後、白色
粉末の目的物 270gを得た。NMR、IRスペクトルか
ら以下の構造を確認した。
【0060】
【化22】
【0061】
【化23】
【0062】・IRスペクトル(KBr錠剤) 1750cm-1, 1210cm-1, 1128cm-1 実施例5 攪拌機、温度計、冷却管を具備した4つ口フラスコに実
施例1と同様な方法で得たクロロ酢酸エステル 246g、
50%ジメチルアミン水溶液90gを入れ、50℃まで昇温し
た。そのままの温度で10時間攪拌した後、水洗により過
剰のジメチルアミンを除去し、対応するアミノエステル
を 260g得た。
【0063】次に、攪拌機、温度計のついたオートクレ
ーブに上記アミノエステル 187g、メチルクロライド21
g、アセトン 150gを入れ、90℃で6時間反応させた。
反応後、アセトンによる晶析を行い、乾燥後、白色粉末
の目的物 160gを得た。NMR、IRスペクトルから実
施例1で合成したものと同一構造の以下の構造を確認し
た。
【0064】
【化24】
【0065】実施例6 攪拌機、温度計、冷却管を具備した4つ口フラスコに1
−オクタデカノキシ−2−オクタデカノールのエチレン
オキサイド平均4モル付加物(水酸基価78.5)357.5 g
とモノクロロ酢酸57gを入れ、 130℃まで昇温した。生
成する水を留去しながら 130℃で12時間保持した後、水
洗により過剰のモノクロロ酢酸を除去して対応するクロ
ロ酢酸エステルを 390g得た。
【0066】次に、攪拌機、温度計のついたオートクレ
ーブに上記クロロ酢酸エステル 317g、トリメチルアミ
ン28g、イソプロピルアルコール85gを入れ、60℃で4
時間反応させた。反応後、過剰のトリメチルアミンとイ
ソプロピルアルコールを留去し、目的物 330gを得た。
NMR、IRスペクトルから以下の構造を確認した。
【0067】
【化25】
【0068】
【化26】
【0069】・IRスペクトル(KBr錠剤) 1747cm-1, 1206cm-1, 1110cm-1 処方例1(ヘアリンス) 下記組成のヘアリンスを製造した。得られたヘアリンス
は、毛髪に対して優れた柔軟性と平滑性を付与できた。
【0070】 <組成> 第4級アンモニウム塩(実施例1) 1.0重量% セチルアルコール 3.0重量% ベヘン酸 1.0重量% ジエチレングリコールモノエチルエーテル 3.0重量% ヒドロキシエチルセルロース 0.5重量% 水 91.1重量% 香料 0.4重量% 処方例2(スタイリングローション) 下記組成のスタイリングローションを製造した。得られ
たスタイリングローションは、毛髪に対して優れた柔軟
性と平滑性を付与できた。
【0071】 <組成> 第4級アンモニウム塩(実施例2) 0.5重量% ポリエチレングリコール 0.5重量% アクリル樹脂アルカノールアミン液 5.0重量% 2−ベンジルオキシエタノール 1.0重量% メタクリルエステル重合体 1.0重量% エタノール 20.0重量% 香料 0.4重量% 水 バランス ─────────────────────────────── 100.0重量% 処方例3(コンディショニングフォーム) 下記組成のコンディショニングフォームを製造した。得
られたコンディショニングフォームは、毛髪に対して優
れた柔軟性と平滑性を付与できた。
【0072】 <組成> 第4級アンモニウム塩(実施例3) 0.5重量% ミリスチン酸オクチルドデシル 1.0重量% ジプロピレングリコール 1.0重量% グリセリン 2.5重量% 流動パラフィン 2.5重量% モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 0.2重量% グリコール酸 0.5重量% イソステアリルペンタエリスリルグリシジルエーテル の1モル付加体 0.5重量% エタノール 5.0重量% メチルパラベン 0.1重量% 香料 0.1重量% 噴射剤(LPG) 10.0重量% 水 バランス ──────────────────────────────────── 100.0重量%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑山 善生 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) で表される新規な第4級アン
    モニウム塩。 【化1】 (式中、R1、R2及びR3は同一又は異なって炭素数1〜4
    のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、R5は水酸基で
    置換されていてもよい炭素数8〜36の直鎖又は分岐のア
    ルキル基又はアルケニル基、R4及びR6は同一又は異なっ
    て H又は水酸基で置換されていてもよい炭素数1〜36の
    直鎖又は分岐のアルキル基又はアルケニル基を示し、R4
    とR6の炭素数の和は8〜36である。 Aは炭素数2〜3の
    直鎖又は分岐のアルキレン基を示し、m個のA は同一で
    も異なっていてもよい。 Xは陰イオン基、nは1〜6の
    整数、mはアルキレンオキサイドの平均付加モル数を示
    す0〜20の数である。)
  2. 【請求項2】 一般式(1) において、R1、R2及びR3がメ
    チル基、エチル基又がヒドロキシエチル基、R5が炭素数
    12〜22の直鎖アルキル基、R4とR6が H又は炭素数1〜20
    の直鎖アルキル基で、R4とR6の炭素数の和が10〜20、 A
    がエチレン基またはプロピレン基、X がハロゲン原子、
    サルフェート、炭素数1〜4の水酸基で置換されていて
    もよいカルボキシレート又は炭素数1〜4のアルキルサ
    ルフェート、nが1〜3、mが0〜10である請求項1記
    載の第4級アンモニウム塩。
  3. 【請求項3】 一般式(1) において、R1、R2及びR3がメ
    チル基、R5がオクタデシル基もしくはヘキサデシル基又
    はこれらの混合基、R4とR6が H又は炭素数1〜18の直鎖
    アルキル基で、R4とR6の炭素数の和が14〜18、 Aがエチ
    レン基、 XがCl又はCH3SO4、nが1、mが0である請求
    項1記載の第4級アンモニウム塩。
  4. 【請求項4】 一般式(2) 【化2】 (式中、R4、R5、R6、A 及びmは前記と同じ意味を示
    す。)で表されるヒドロキシル体と、一般式(3) Y-(CH2)n-COOR7 (3) (式中、R7はH 又は炭素数1〜4のアルキル基、 Yはハ
    ロゲン原子、nは前記と同じ意味を示す。)で表される
    化合物を反応させてエステル化を行い、一般式(4) 【化3】 (式中、R4、R5、R6、A 、Y 、n及びmは前記と同じ意
    味を示す。)で表されるハロエステルを得、更にこのハ
    ロエステルと一般式(5) 【化4】 (式中、R1、R2及びR3は前記と同じ意味を示す。)で表
    される第3級アミンとを反応させ、更に必要に応じて塩
    交換を行うことを特徴とする請求項1記載の第4級アン
    モニウム塩の製造法。
  5. 【請求項5】 前記一般式(4) で表されるハロエステル
    と、一般式(6) 【化5】 (式中、R1及びR2は前記と同じ意味を示す。)で表され
    る第2級アミンとを反応させ、一般式(7) 【化6】 (式中、R1、R2、R4、R5、R6、A 、n及びmは前記と同
    じ意味を示す。)で表されるアミノエステルを得、さら
    に一般式(8) R3X (8) (式中、R3及び Xは前記と同じ意味を示す。)で表され
    る4級化剤を反応させ、更に必要に応じて塩交換を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の第4級アンモニウム塩
    の製造法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の第4級アンモニウム塩を
    含有することを特徴とする毛髪化粧料。
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