JPH09104658A - 芳香族炭酸ジエステルの製造方法 - Google Patents

芳香族炭酸ジエステルの製造方法

Info

Publication number
JPH09104658A
JPH09104658A JP7262663A JP26266395A JPH09104658A JP H09104658 A JPH09104658 A JP H09104658A JP 7262663 A JP7262663 A JP 7262663A JP 26266395 A JP26266395 A JP 26266395A JP H09104658 A JPH09104658 A JP H09104658A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
carbon atoms
carbamate
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7262663A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Ito
光則 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP7262663A priority Critical patent/JPH09104658A/ja
Publication of JPH09104658A publication Critical patent/JPH09104658A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 尿素類とフェノール類、又はアリールカーバ
メート類とフェノール類とを反応させることにより、副
反応を抑制して選択的かつ効率的に芳香族炭酸ジエステ
ルを製造する方法を提供すること。 【解決手段】 一般式(I) 【化1】 (R1 〜R4 は明細書に記載したとおりである。)で表
される尿素類とフェノール類とを、アート錯体存在下で
反応させるか、又は一般式(IV) 【化2】 (R5 ,R6 ,X2 及びnは明細書に記載したとおりで
ある。)で表されるアリールカーバメート類とフェノー
ル類とを、アート錯体存在下で反応させることにより、
芳香族炭酸ジエステルを製造する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香族炭酸ジエス
テルの製造方法に関し、さらに詳しくは、毒性の高いホ
スゲンを用いることなく、尿素類とフェノール類、又は
アリールカーバメート類とフェノール類とを反応させる
ことにより、副反応を抑制して選択的かつ効率的に芳香
族炭酸ジエステルを製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】芳香族炭酸ジエステルは、ポリカーボネ
ート製造におけるホスゲンに代わる新規モノマーとして
注目されている。芳香族炭酸ジエステルの製造方法とし
ては、フェノール類をホスゲンガスと反応させる方法、
あるいは炭酸ジアルキルとフェノールのエステル交換反
応等が挙げられる。前者は有毒なホスゲンガスを使用す
ること、後者は重合体の収率が低いことなどの問題があ
った。このようなことから、これらの問題を解消できる
新規な製造法の開発が望まれていた。一方、アルコール
類やフェノール類と尿素との反応は既に知られており
(R.Schwalm, P.Ball, H.Fullmann, W.Heitz, Polm.Pre
pr, 25巻(1号),272 頁,(1984))であり、特にアルコール
類との反応は、特開平6−49055号公報,特開平6
−49056号公報に示されているように、触媒の存在
下で定量的に進行することが知られている。しかしなが
ら、フェノール類との反応は、活性化された尿素との反
応(H.A.Staab, Angew.Chem.,68,754(1956)) が知られて
いるのみで、活性の極めて低い尿素やその誘導体から芳
香族炭酸ジエステルを製造することは非常に困難であ
る。また、フェノール類と尿素との反応においては、中
間体のアリルカーバメートが容易に分解し(R.Schwalm,
P.Ball, H.Fullmann, W.Heitz, Polm.Prepr., 25巻(1
号),272 頁,(1984))、目的物である芳香族炭酸ジエステ
ルの製造方法を更に困難にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明、このような状
況下で、毒性の高いホスゲンを用いることなく、尿素類
とフェノール類、又はアリールカーバメート類とフェノ
ール類とを用い、副反応を抑制して選択的かつ効率的に
芳香族炭酸ジエステルを製造する方法を提供することを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記目的を
達成するために鋭意研究を重ねた結果、尿素類とフェノ
ール類、又はアリールカーバメート類とフェノール類と
を、アート錯体存在下反応させることにより、副反応が
抑制され、目的物の芳香族炭酸ジエステルが選択的かつ
効率的に得られることを見出した。本発明は、かかる知
見に基づいて完成したものである。すなわち、本発明の
第一の目的は、一般式(I)
【0005】
【化7】
【0006】(式中、R1 〜R4 は、それぞれ水素原子
又は炭素数1〜18のヘテロ原子を含んでいてもよい炭
化水素基を示し、それらはたがいに同一であっても異な
っていてもよい。)で表される尿素類と、一般式(II)
【0007】
【化8】
【0008】(式中、X1 は水素原子、ハロゲン原子又
は炭素数1〜18のヘテロ原子を含んでいてもよい炭化
水素基、mは1〜5の整数を示し、X1 が複数ある場合
は複数のX1 は同一でも異なっていてもよい。)で表さ
れるフェノール類とを、アート錯体存在下で反応させる
ことを特徴とする、一般式(III)
【0009】
【化9】
【0010】(式中、X1 は前記と同じである。)で表
される芳香族炭酸ジエステルの製造方法を提供すること
にある。本発明の第二の目的は、一般式(IV)
【0011】
【化10】
【0012】(式中、R5 及びR6 はそれぞれ水素原子
又は炭素数1〜18のヘテロ原子を含んでいてもよい炭
化水素基を示し、それらはたがいに同一であっても異な
っていてもよく、X2 は水素原子、ハロゲン原子又は炭
素数1〜18のヘテロ原子を含んでいてもよい炭化水素
基、nは1〜5の整数を示し、X2 が複数ある場合は複
数のX2 は同一でも異なっていてもよい。)で表される
アリールカーバメート類と、一般式(V)
【0013】
【化11】
【0014】(式中、X3 は水素原子、ハロゲン原子又
は炭素数1〜18のヘテロ原子を含んでいてもよい炭化
水素基、pは1〜5の整数を示し、X3 が複数ある場合
は複数のX3 は同一でも異なっていてもよい。)で表さ
れるフェノール類とを、アート錯体存在下で反応させる
ことを特徴とする、一般式(VI)
【0015】
【化12】 (式中、X2 ,X3 ,n及びpは前記と同じである。)
で表される芳香族炭酸ジエステルの製造方法を提供する
ことにある。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明における第一の発明におい
ては、原料として尿素類及びフェノール類が用いられ
る。該尿素類としては、一般式(I)
【0017】
【化13】
【0018】で表される化合物が使用される。この一般
式(I)において、R1 〜R4 は、それぞれ水素原子又
は炭素数1〜18のヘテロ原子を含んでいてもよい炭化
水素基を示す。この炭素数1〜18のヘテロ原子(例え
ば酸素原子,硫黄原子など)を含んでいてもよい炭化水
素基としては、例えばメチル基,エチル基,n−プロピ
ル基,イソプロピル基,n−ブチル基,イソブチル基,
sec−ブチル基,t−ブチル基,ペンチル基,ヘキシ
ル基,オクチル基,デシル基などの炭素数1〜18のア
ルキル基、シクロペンチル基,シクロヘキシル基,シル
ロオクチル基などの炭素数5〜18のシクロアルキル
基、フェニル基,トリル基,キシリル基,ナフチル基な
どの炭素数6〜18のアリール基、ベンジル基,フェネ
チル基などの炭素数7〜18のアリールアルキル基、メ
トキシ基,エトキシ基,n−プロポキシ基,イソプロポ
キシ基,n−ブトキシ基,イソブトキシ基,sec−ブ
トキシ基,t−ブトキシ基,ペントキシ基,ヘキソキシ
基,オクトキシ基,デシルオキシ基などの炭素数1〜1
8のアルコキシ基、メチルチオ基,エチルチオ基,n−
プロピルチオ基,イソプロピルチオ基,n−ブチルチオ
基,イソブチルチオ基,sec−ブチルチオ基,t−ブ
チルチオ基,ペンチルチオ基,ヘキシルチオ基,オクチ
ルチオ基,デシルチオ基などの炭素数1〜18のアルキ
ルチオ基、シクロペントキシ基,シクロヘキソキシ基,
シクロオクトキシ基などの炭素数5〜18のシクロアル
コキシ基、シクロペンチルチオ基,シクロヘキシルチオ
基,シクロオクチルチオ基などの炭素数5〜18のシク
ロアルキルチオ基,フェニルオキシ基,トリルオキシ
基,キシリルオキシ基,ナフチルオキシ基などの炭素数
6〜18のアリールオキシ基、フェニルチオ基,トリル
チオ基,キシリルチオ基,ナフチルチオ基などの炭素数
6〜18のアリールチオ基、ベンジルオキシ基,フェネ
チルオキシ基などの炭素数7〜18のアリールアルコキ
シ基、ベンジルチオ基,フェネチルチオ基などの炭素数
7〜18のアリールアルキルチオ基などが挙げられる。
また、R1 〜R4 は、たがいに同一であっても異なって
いてもよい。
【0019】前記一般式(I)で表される尿素類の代表
例としては、尿素をはじめ、N−メチル尿素;N−エチ
ル尿素;N−n−プロピル尿素;N−イソプロピル尿
素;N−n−ブチル尿素;N−イソブチル尿素;N−s
ec−ブチル尿素;N−t−ブチル尿素;N−ペンチル
尿素;N−シクロヘキシル尿素;N−フェニル尿素;
N,N−ジメチル尿素;N,N' −ジメチル尿素;N,
N−ジエチル尿素;N,N' −ジエチル尿素;N,N−
ジ−n−プロピル尿素;N,N' −ジ−n−プロピル尿
素;N,N−ジイソプロピル尿素;N,N' −ジイソプ
ロピル尿素;N,N−ジフェニル尿素;N,N' −ジフ
ェニル尿素;N,N,N',N' −テトラメチル尿素;
N,N,N',N' −テトラエチル尿素;N,N,N',
N' −テトラ−n−プロピル尿素;N,N,N',N' −
テトライソプロピル尿素;N,N,N',N' −テトラフ
ェニル尿素;N−メチル−N' −エチル尿素;N−メチ
ル−N' −n−プロピル尿素;N−メチル−N' −イソ
プロピル尿素;N−メチル−N' −フェニル尿素;N−
エチル−N' −n−プロピル尿素;N−エチル−N' −
イソプロピル尿素;N−エチル−N' −フェニル尿素な
どが挙げられる。これらの中で、反応性及び経済性の面
から尿素が好適である。また、フェノール類としては、
一般式(II)
【0020】
【化14】
【0021】で表される化合物が使用される。この一般
式(II)において、X1 は水素原子,ハロゲン原子又は
炭素数1〜18のヘテロ原子を含んでいてもよい炭化水
素基である。ハロゲン原子としては、フッ素,塩素,臭
素,ヨウ素であり、炭素数1〜18のヘテロ原子を含ん
でいてもよい炭化水素基としては、前記一般式(I)に
おけるR1 〜R4 の説明で例示した炭素数1〜18のア
ルキル基,炭素数5〜18のシクロアルキル基,炭素数
6〜18のアリール基,炭素数7〜18のアリールアル
キル基,炭素数1〜18のアルコキシ基若しくはアルキ
ルチオ基,炭素数5〜18のシクロアルコキシ基若しく
はシクロアルキルチオ基,炭素数6〜18のアリールオ
キシ基若しくはアリールチオ基、炭素数7〜18のアリ
ールアルコキシ基若しくはアリールアルキルチオ基など
を挙げることができる。mは1〜5の整数を示し、X1
が複数ある場合は複数のX1 は同一であっても異なって
いてもよい。
【0022】前記一般式(II)で表されるフェノール類
の代表例としては、フェノールをはじめ、o−,m−,
p−クロロフェノール;o−,m−,p−フルオロフェ
ノール;o−,m−,p−ブロモフェノール;2,4−
ジクロフェノール;2,4−ジフロオロフェノール;
2,4−ジブロモフェノール;o−,m−,p−クレゾ
ール;2,4−キシレノール;2,6−キシレノール;
3,4−キシレノール;3,5−キシレノール;o−,
m−,p−エチルフェノール;o−,m−,p−イソプ
ロピルフェノール;o−,m−,p−t−ブチルフェノ
ール;o−,m−,p−メトキシフェノール;o−,m
−,p−エトキシフェノール;o−,m−,p−シクロ
ヘキシルフェノール;o−,m−,p−フェニルフェノ
ール;p−クロロ−o−クレゾール;p−クロロ−m−
クレゾール;o−,m−,p−メチルチオフェノールな
どが挙げられる。これらの中で、反応性及び経済性の面
からフェノールが好適である。
【0023】本発明における第一の発明においては、前
記一般式(I)で表される尿素類と一般式(II)で表さ
れるフェノール類との使用割合は特に限定されないが、
モル比で1:0.5ないし1:2の範囲にあることが好ま
しい。フェノール類が少ない場合、反応速度が極めて遅
いし、フェノール類が多いと中間体のアリールカーバメ
ートが分解するなど副反応が増大する傾向がみられる。
【0024】本発明においては、上記尿素類及びフェノ
ール類をアート錯体の存在下で反応させて、芳香族炭酸
ジエステルを製造する。ここで用いられるアート錯体と
しては、一般式(i) M[AlXn4-nn' ・・・ (i) 〔式中、Mは周期律表I〜VIIIの金属,4級アンモニウ
ム基,4級ホスホニウム基又は3級スルホニウム基を示
し、Xは水素原子,アルキル基,アルコキシ基,アリー
ロオキシ基,ハロゲン又はヒドロキシル基を示し、Rは
アルキル基,アルコキシ基,アリーロキシ基,ハロゲン
又はヒドロキシル基を示し、nは0〜4の整数、n'は
1〜6の整数を示す。〕で表されるアルミニウムを含有
する錯体、一般式(ii) M[BXn4-nn' ・・・ (ii) 〔式中、M,X,R,n及びn'は前記と同じ。〕で表
されるホウ素を含有する錯体、又は一般式(iii) MCuR'R'' ・・・ (iii) 〔式中、Mは前記と同じであり、R'及びR''はアルキ
ル基,シクロアルキル基,アルコキシ基,アリーロオキ
シ基,ハロゲン,ヒドロキシル基,ニトリル基又はメル
カプト基を示し、これらは同一であっても異なってもよ
い。〕で表される銅を含有する錯体が挙げられる。
【0025】本発明の製造方法には、上記一般式(i)
〜(iii)のいずれかで表されるアート錯体を単独又は2
種以上を組み合わせて、特に制限なく用いることができ
るが、該錯体の中で好ましく用いられるアート錯体の具
体例としては、LiAlH4,LiBH4,NaBH4,KB
4,Me4NAl(OPh)4,Me4NB(OPh)4,M
4PAl(OPh)4,Me4PB(OPh)4,Me3
Al(OPh)4,Me3SB(OPh)4,Me4NBH4,
LiAl(OPh)4,NaAl(OPh)4,KAl(O
Ph)4,LiB(OPh)4,NaB(OPh)4,KB
(OPh)4,Mg[Al(OPh)4]2,Ti[Al(O
Ph)4]4,Mg[B(OPh)4]2,Ti[B(OP
h)4]4,LiAl(O-t-Bu)(OPh)3,NaAl
(OMe)(OPh)3,KAl(O-t-Bu)(OP
h)3 などが挙げられる。これらのうちLiAlH4,L
iBH4,NaBH4,KBH4 およびMe4NBH4 は市
販品を使用することができる。LiAl(OPh)4,N
aAl(OPh)4,KAl(OPh)4,LiB(OP
h)4,NaB(OPh)4,Me4NB(OPh)4 およ
びKB(OPh)4 は、それぞれ、LiAlH4,NaA
l(OMe)(OPh)3,KAl(O-t-Bu)(OP
h)3,LiBH4,NaBH4 およびKBH4 を過剰量の
フェノール中、常温で攪拌することによって調製したも
のを使用する。Me4NAl(OPh)4,Me4NB(O
Ph)4,Me4PAl(OPh)4,Me3SAl(OP
h)4およびMe3SB(OPh)4 は、それぞれMe4
N・CH364SO3,Me4PBrおよびMe5Sをフ
ェノール中で、等モル量か又はわずかに過剰量のAl
(OPh)3又はB(OPh)3に加えることによって調製
したものを使用する。LiAl(O-t-Bu)(OP
h)3,NaAl(OMe)(OPh)3およびKAl(O
-t-Bu)(OPh)3は、それぞれLi(O-t-Bu),
Na(OMe)およびK(O-t-Bu)を等モル量か又
はわずかに過剰量のAl(OPh)3に加えることによっ
て調製したものを使用する。なお、上記において、Me
はメチル基,t−Buはターシャリーブチル基,Phは
フェニル基を意味し、以下の表においても同様である。
【0026】本発明において用いられる上記アート錯体
の割合は、上記尿素類1モルに対して、該アート錯体
0.0001〜10モルの範囲であることが好ましく、
0.005〜1モルの範囲であることがさらに好ましい。
【0027】次に、本発明における第二の発明において
は、原料としてアリールカーバメート類及びフェノール
類が用いられる。該アリールカーバメート類としては、
一般式(IV)
【0028】
【化15】
【0029】で表される化合物が使用される。この一般
式(IV)において、R5 及びR6 は、それぞれ水素原子
又は炭素数1〜18のヘテロ原子を含んでいてもよい炭
化水素基を示す。この炭素数1〜18のヘテロ原子を含
んでいてもよい炭化水素基としては、前記一般式(I)
におけるR1 〜R4 の説明で例示した炭素数1〜18の
アルキル基,炭素数5〜18のシクロアルキル基,炭素
数6〜18のアリール基,炭素数7〜18のアリールア
ルキル基,炭素数1〜18のアルコキシ基若しくはアル
キルチオ基,炭素数5〜18のシクロアルコキシ基若し
くはシクロアルキルチオ基,炭素数6〜18のアリール
オキシ基若しくはアリールチオ基,炭素数7〜18のア
リールアルコキシ基若しくはアリールアルキルチオ基な
どを挙げることができる。R5 及びR6 はたがいに同一
であっても異なっていてもよい。X2 は水素原子,ハロ
ゲン原子又は炭素数1〜18のヘテロ原子を含んでいて
もよい炭化水素基である。ハロゲン原子としては、フッ
素,塩素,臭素,ヨウ素であり、炭素数1〜18のヘテ
ロ原子を含んでいてもよい炭化水素基としては、前記一
般式(I)におけるR1 〜R4 の説明で例示した炭素数
1〜18のアルキル基,炭素数5〜18のシクロアルキ
ル基,炭素数6〜18のアリール基,炭素数7〜18の
アリールアルキル基,炭素数1〜18のアルコキシ基若
しくはアルキルチオ基,炭素数5〜18のシクロアルコ
キシ基若しくはシクロアルキルチオ基,炭素数6〜18
のアリールオキシ基若しくはアリールチオ基,炭素数7
〜18のアリールアルコキシ基若しくはアリールアルキ
ルチオ基などを挙げることができる。nは1〜5の整数
を示し、X2 が複数ある場合は複数のX2 は同一であっ
ても異なっていてもよい。
【0030】前記一般式(IV)で表されるアリールカー
バメート類の代表例としては、フェニルカーバメートを
はじめ、フェニル メチルカーバメート;フェニル ジ
メチルカーバメート;フェニル エチルカーバメート;
フェニル ジエチルカーバメート;フェニル n−プロ
ピルカーバメート;フェニル ジ−n−プロピルカーバ
メート;フェニル イソプロピルカーバメート;フェニ
ル ジイソプロピルカーバメート;クロロフェニルカー
バメート;クロロフェニル メチルカーバメート;クロ
ロフェニル ジメチルカーバメート;クロロフェニル
n−プロピルカーバメート;クロロフェニル ジ−n−
プロピルカーバメート;クロロフェニルイソプロピルカ
ーバメート;クロロフェニル ジイソプロピルカーバメ
ート;ジクロロフェニルカーバメート;ジクロロフェニ
ル メチルカーバメート;ジクロロフェニル ジメチル
カーバメート;ジクロロフェニル エチルカーバメー
ト;ジクロロフェニル ジエチルカーバメート;ジクロ
ロフェニル n−プロピルカーバメート;ジクロロフェ
ニル ジ−n−プロピルカーバメート;ジクロロフェニ
ル イソプロピルカーバメート;ジクロロフェニル ジ
イソプロピルカーバメート;クレジルカーバメート;ク
レジル メチルカーバメート;クレジル ジメチルカー
バメート;クレジル エチルカーバメート;クレジル
ジエチルカーバメート;クレジル n−プロピルカーバ
メート;クレジル ジ−n−ブチルカーバメート;クレ
ジル イソプロピルカーバメート;クレジル ジイソプ
ロピルカーバメート;キシレニルカーバメート;キシレ
ニル メチルカーバメート;キシレニル ジメチルカー
バメート;キシレニル エチルカーバメート;キシレニ
ル ジエチルカーバメート;キシレニル n−プロピル
カーバメート;キシレニル ジ−n−プロピルカーバメ
ート;キシレニル イソプロピルカーバメート;キシレ
ニル ジイソプロピルカーバメートなどを挙げることが
できる。これらの中で、反応性及び経済性の面から、フ
ェニルカーバメートが好適である。一方、フェノール類
としては、一般式(V)
【0031】
【化16】
【0032】で表される化合物が用いられる。この一般
式(V)において、X3 は水素原子,ハロゲン原子又は
炭素数1〜18のヘテロ原子を含んでいてもよい炭化水
素基である。ハロゲン原子としては、フッ素,塩素,臭
素,ヨウ素であり、炭素数1〜18のヘテロ原子を含ん
でいてもよい炭化水素基としては、前記一般式(I)に
おけるR1 〜R4 の説明で例示した炭素数1〜18のア
ルキル基,炭素数5〜18のシクロアルキル基,炭素数
6〜18のアリール基,炭素数7〜18のアリールアル
キル基,炭素数1〜18のアルコキシ基若しくはアルキ
ルチオ基,炭素数5〜18のシクロアルコキシ基若しく
はシクロアルキルチオ基,炭素数6〜18のアリールオ
キシ基若しくはアリールチオ基,炭素数7〜18のアリ
ールアルコキシ基若しくはアリールアルキルチオ基など
を挙げることができる。pは1〜5の整数を示し、X3
が複数ある場合は複数のX3 は同一であっても異なって
いてもよい。この一般式(V)で表されるフェノール類
の代表例としては、前記一般式(II)で表されるフェノ
ール類の代表例として例示したものと同じものを挙げる
ことができる。これらの中で、反応性及び経済性の面か
ら、フェノールが好適である。本発明における第二の発
明においては、前記一般式(IV)で表されるアリールカ
ーバメート類と一般式(V)で表されるフェノール類と
の使用割合は特に限定されないが、モル比で1:0.5な
いし1:2の範囲にあることが好ましい。フェノール類
が前記範囲より少ない場合、反応速度が極めて遅く、前
記範囲より多いと副反応が増大する傾向がみられる。
【0033】本発明においては、上記アリールカーバメ
ート類及びフェノール類をアート錯体の存在下で反応さ
せて、芳香族炭酸ジエステルを製造するが、ここで用い
られるアート錯体としては、前記一般式(i)〜(iii)
のいずれかで表されるアート錯体を単独又は2種以上を
組み合わせて、特に制限なく用いることができる。ま
た、本発明の第二の発明において用いられる上記アート
錯体の割合は、上記アリールカーバメート類1モルに対
して、該アート錯体0.0001〜10モルの範囲である
ことが好ましく、0.005〜1モルの範囲であることが
さらに好ましい。
【0034】前記第一の発明及び第二の発明における反
応温度は、通常50〜300℃の範囲で選ばれる。この
温度が50℃未満では反応速度が遅く、300℃を超え
る原料の分解が生じるおそれがある。反応速度及び原料
の分解防止性などの面から、好ましい反応温度は、10
0〜270℃の範囲であり、特に150〜250℃の範
囲が好適である。また、反応時間は、反応温度,原料の
種類,触媒の種類や量に左右され、一概に定めることが
できないが、第一の発明においては、通常10分ないし
24時間程度であり、第二の発明においても、通常10
分ないし24時間程度である。この反応時間が短すぎる
と反応が反応が完結しないため好ましくなく、長すぎる
と原料の分解量が多くなり好ましくない。
【0035】これらの反応においては、前記アート触媒
の他、必要に応じて助触媒が用いられる。この助触媒と
しては、一般に塩基性化合物やリン化合物が用いられ
る。塩基性化合物の具体例としては、例えばトリメチル
アミン,トリエチルアミン,トリプロピルアミン,トリ
ブチルアミン,トリペンチルアミン,トリヘキシルアミ
ン,ジメチルベンジルアミンなどの脂肪族第3級アミン
化合物、トリフェニルアミンなどの芳香族第3級アミン
化合物、N,N−ジメチル−4−アミノピリジン,4−
ジエチルアミノピリジン,4−ピロリジノピリジン,4
−アミノピリジン,2−アミノピリジン,2−ヒドロキ
シピリジン,4−ヒドロキシピリジン,2−メトキシピ
リジン,4−メトキシピリジン,イミダゾール,2−メ
チルイミダゾール,4−メチルイミダゾール,2−ジメ
チルアミノイミダゾール,2−メトキシイミダゾール,
2−メルカプトイミダゾール,アミノキノリン,ジアザ
ビシクロオクタン(DABCO)などの含窒素複素環化
合物、さらには、テトラメチルアンモニウムヒドロキシ
ド,テトラエチルアンモニウムヒドロキシド,テトラブ
チルアンモニウムヒドロキシド,トリメチルベンジルア
ンモニウムヒドロキシドなどのアルキル基,アリール
基,アルアリール基などを有するアンモニウムヒドロキ
シド類、テトラメチルアンモニウムボロハイドライド,
テトラブチルアンモニウムボロハイドライド,テトラブ
チルアンモニウムテトラフェニルボレート,テトラメチ
ルアンモニウムテトラフェニルボレートなどの塩基性
塩、その他7−メチル−1,5,7−トリアザビシクロ
〔4.4.0〕デセ−5−エン(MTBD);1,8−
ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセ−7−エン(D
BU)などの塩基性化合物などが挙げられる。これらの
化合物の中では、触媒活性が高い等の理由から、トリメ
チルアミン,トリエチルアミン,テトラメチルアンモニ
ウムヒドロキシド等が特に好ましく用いられる。
【0036】上記リン化合物の具体例としては、例えば
トリメチルホスファイト,トリエチルホスファイト,ト
リブチルホスファイト,トリオクチルホスファイト,ト
リノニルホスファイト,トリデシルホスファイト,トリ
オクタデシルホスファイト,ジステアリルペンタエリス
チルジホスファイト,トリス(2−クロロエチル)ホス
ファイト,トリス(2,3−ジクロロプロピル)ホスフ
ァイトなどのトリアルキルホスファイト、トリシクロヘ
キシルホスファイトなどのトリシクロアルキルホスファ
イト、トリフェニルホスファイト,トリクレジルホスフ
ァイト,トリス(エチルフェニル)ホスファイト,トリ
ス(ブチルフェニル)ホスファイト,トリス(ノニルフ
ェニル)ホスファイト,トリス(ヒドロキシフェニル)
ホスファイトなどのトリアリールホスファイト、2−エ
チルヘキシルジフェニルホスファイトなどのモノアルキ
ルジアリールホスファイト、トリメチルホスフェート,
トリエチルホスフェート,トリブチルホスフェート,ト
リオクチルホスフェート,トリデシルホスフェート,ト
リオクタデシルホスフェート,ジステアリルペンタエリ
スリチルジホスフェート,トリス(2−クロロエチル)
ホスフェート,トリス(2,3−ジクロロプロピル)ホ
スフェートなどのトリアルキルホスフェート、トリシク
ロヘキシルホスフェートなどのトリシクロアルキルホス
フェート、トリフェニルホスフェート,トリクレジルホ
スフェート,トリス(ノニルフェニル)ホスフェート,
2−エチルフェニルジフェニルホスフェートなどのトリ
アリールホスフェートなどが挙げられる。これらの化合
物の中では、触媒活性が高い等の理由から、トリフェニ
ルホスファイト,トリフェニルホスフェート等が特に好
ましく用いられる。
【0037】これらの触媒は一種用いてもよく、二種以
上を組み合わせて用いてもよい。また、その使用量は、
フェノール類1モルに対し、通常0.0001〜10モ
ル、好ましくは0.005〜1モルの割合で用いられる。
【0038】これらの反応は無溶媒で行ってもよく、ま
た必要に応じ、不活性溶媒中で行ってもよい。不活性溶
媒としては、例えばジフェニルエーテル,ハロゲン化ジ
フェニルエーテル,ベンゾフェノン,ポリフェニルエー
テル,ジクロロベンゼン,メチルナフタレン,トリシク
ロ(6.2.10)デカン,シクロオクタン,シクロデ
カンなどが挙げられる。また、必要ならば、窒素やアル
ゴンなどの不活性ガス雰囲気で反応を行ってもよい。こ
のようにして、第一の発明においては、一般式(III)
【0039】
【化17】
【0040】(式中、X1 及びmは前記と同じであ
る。)で表される芳香族炭酸ジエステルが、第二の発明
においては、一般式(VI)
【0041】
【化18】
【0042】(式中、X2,X3,n及びpは前記と同じで
ある)で表される芳香族炭酸ジエステルが選択的に得ら
れる。これらの芳香族炭酸ジエステルの中で、製造コス
ト及び反応面から、特にジフェニルカーボネートが好適
である。
【0043】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。 実施例1 ジムロートを備えたフラスコ中に、尿素0.75g(1
2.5ミリモル),フェノール9.4g(100ミリモル)
及び触媒としてLiAlH40.038g(1.00ミリモ
ル)を投入した。次いで、170℃まで昇温し、この温
度で360分間反応した。反応液をガスクロマトグラフ
ィーで分析し、ジフェニルカーボネートを定量した。そ
の結果、ジフェニルカーボネートの収率は、尿素に対し
て7.3%であった。結果を第一表に示す。
【0044】実施例2〜5及び比較例1,2 実施例1において、触媒の種類を第1表に示すように代
えた以外は、実施例1と同様に実施した。結果を第1表
に示す。
【0045】
【表1】
【0046】実施例6 ジムロートを備えたフラスコ中に、フェニルカーバメー
ト3.43g(25ミリモル)、フェノール9.4g(10
0ミリモル)及び触媒としてLiAlH40.038g
(1.00ミリモル)を投入した。次いで、170℃まで
昇温し、この温度で360分間反応した。反応液をガス
クロマトグラフィーで分析し、ジフェニルカーボネート
を定量した。その結果、ジフェニルカーボネートの収率
は、フェニルカーバメートに対して9.3%であった。結
果を第2表に示す。
【0047】実施例7〜9及び比較例3,4 実施例6において、触媒の種類を第1表に示すように代
えた以外は、実施例6と同様に実施した。結果を第2表
に示す。
【0048】
【表2】
【0049】実施例10 ジムロートを備えたフラスコ中に、尿素1.50g(25
ミリモル),p−α−クミルフェノール21.2g(10
0ミリモル)及び触媒としてLiAlH40.114g
(3.00ミリモル)を投入した。次いで、195℃まで
昇温し、この温度で540分間反応した。反応液をガス
クロマトグラフィーで分析し、ジクミルフェニルカーボ
ネートを定量した。その結果、ジクミルフェニルカーボ
ネートの収率は、尿素に対して7.8%であった。結果を
第3表に示す。
【0050】実施例11〜14及び比較例5,6 実施例10において、触媒の種類を第1表に示すように
代えた以外は、実施例10と同様に実施した。結果を第
3表に示す。
【0051】
【表3】
【0052】実施例15 ジムロートを備えたフラスコ中に、フェニルカーバメー
ト3.43g(25ミリモル)、フェノール9.4g(10
0ミリモル)及び触媒としてLiAlH40.038g
(1.00ミリモル)を投入した。次いで、170℃まで
昇温し、この温度で360分間反応した。反応液をガス
クロマトグラフィーで分析し、ジフェニルカーボネート
を定量した。その結果、ジフェニルカーボネートの収率
は、フェニルカーバメートに対して9.3%であった。結
果を第4表に示す。
【0053】実施例16〜18及び比較例7,8 実施例15において、触媒の種類を第1表に示すように
代えた以外は、実施例15と同様に実施した。結果を第
4表に示す。
【0054】
【表4】
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、エステル交換法による
ポリカーボネートの原料等として有用な芳香族炭酸ジエ
ステルを、アート錯体存在下、尿素類とフェノール類、
又はカーバメート類とフェノール類を反応させることに
より、副反応を抑制して選択的,効率的に製造すること
ができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1 〜R4 は、それぞれ水素原子又は炭素数1
    〜18のヘテロ原子を含んでいてもよい炭化水素基を示
    し、それらはたがいに同一であっても異なっていてもよ
    い。)で表される尿素類と、一般式(II) 【化2】 (式中、X1 は水素原子、ハロゲン原子又は炭素数1〜
    18のヘテロ原子を含んでいてもよい炭化水素基、mは
    1〜5の整数を示し、X1 が複数ある場合は複数のX1
    は同一でも異なっていてもよい。)で表されるフェノー
    ル類とを、アート錯体存在下で反応させることを特徴と
    する、一般式(III) 【化3】 (式中、X1 及びmは前記と同じである。)で表される
    芳香族炭酸ジエステル製造方法。
  2. 【請求項2】 一般式(IV) 【化4】 (式中、R5 及びR6 はそれぞれ水素原子又は炭素数1
    〜18のヘテロ原子を含んでいてもよい炭化水素基を示
    し、それらはたがいに同一であっても異なっていてもよ
    く、X2 は水素原子、ハロゲン原子又は炭素数1〜18
    のヘテロ原子を含んでいてもよい炭化水素基、nは1〜
    5の整数を示し、X2 が複数ある場合は複数のX2 は同
    一でも異なっていてもよい。)で表されるアリールカー
    バメート類と、一般式(V) 【化5】 (式中、X3 は水素原子、ハロゲン原子又は炭素数1〜
    18のヘテロ原子を含んでいてもよい炭化水素基、pは
    1〜5の整数を示し、X3 が複数ある場合は複数のX3
    は同一でも異なっていてもよい。)で表されるフェノー
    ル類とを、アート錯体存在下で反応させることを特徴と
    する、一般式(VI) 【化6】 (式中、X2 ,X3 ,n及びpは前記と同じである。)
    で表される芳香族炭酸ジエステルの製造方法。
JP7262663A 1995-10-11 1995-10-11 芳香族炭酸ジエステルの製造方法 Pending JPH09104658A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7262663A JPH09104658A (ja) 1995-10-11 1995-10-11 芳香族炭酸ジエステルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7262663A JPH09104658A (ja) 1995-10-11 1995-10-11 芳香族炭酸ジエステルの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09104658A true JPH09104658A (ja) 1997-04-22

Family

ID=17378895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7262663A Pending JPH09104658A (ja) 1995-10-11 1995-10-11 芳香族炭酸ジエステルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09104658A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008238007A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Univ Nagoya エステル合成用触媒及びエステルの製造方法
JP2012525256A (ja) * 2009-04-30 2012-10-22 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ホウ素ベースの触媒

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008238007A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Univ Nagoya エステル合成用触媒及びエステルの製造方法
JP2012525256A (ja) * 2009-04-30 2012-10-22 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ホウ素ベースの触媒

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100589111B1 (ko) 고분자량 폴리카보네이트의 제조방법
EP0807657B1 (en) Process for producing polycarbonate
US6384178B2 (en) Process for the preparation of polycarbonate diols with a high molecular weight
US20220395820A1 (en) Organometallic complexes of sequential tetradentate monoanionic ligands and uses thereof in ring opening polymerization of cyclic esters
JP3613355B2 (ja) ポリカーボネート及びその製造方法
JPH09104658A (ja) 芳香族炭酸ジエステルの製造方法
JP3053617B1 (ja) ホスホニトリル酸エステルの製造法
KR20020059820A (ko) 폴리카보네이트 중합 촉매로서 유용한 킬레이트제의 염
US8580996B2 (en) Aromatic carbonate, method of preparing the same, and polycarbonate prepared using the same
CN103182325B (zh) 催化剂、其制备方法和使用其从碳酸二烷基酯制备芳族碳酸酯的方法
US6583258B1 (en) Salts of organic phosphates as catalysts for melt polycarbonate
WO2001057111A1 (en) Salts of non-volatile acids as polymerization catalysts
JP3422130B2 (ja) ポリカーボネート及びその製造方法
JPH0892167A (ja) 芳香族炭酸ジエステルの製造方法
JPH09255630A (ja) 脂肪族炭酸ジエステル類の製造方法
JP3444041B2 (ja) 芳香族ポリカーボネートの製造方法
RU2479602C2 (ru) Ароматический карбонат, способ его получения и поликарбонат, полученный с его использованием
JPH08165341A (ja) ポリカーボネートの製造方法
JP3629827B2 (ja) ポリカーボネートの製造方法
KR101437876B1 (ko) 방향족 카보네이트 화합물 합성용 촉매 조성물 및 이를 이용하여 방향족 카보네이트 화합물을 제조하는 방법
JPH0925340A (ja) ポリカーボネートの製造方法
JP4588171B2 (ja) クロロ蟻酸アリールエステルの製造方法
JPH08269185A (ja) ポリカーボネートの製造方法
JPH0841193A (ja) ポリカーボネートの製造法
JPH09188753A (ja) ポリカーボネートの製造方法