JPH09104630A - コレステロールアシルトランスフェラーゼ活性阻害剤及び組成物 - Google Patents
コレステロールアシルトランスフェラーゼ活性阻害剤及び組成物Info
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- JPH09104630A JPH09104630A JP7262745A JP26274595A JPH09104630A JP H09104630 A JPH09104630 A JP H09104630A JP 7262745 A JP7262745 A JP 7262745A JP 26274595 A JP26274595 A JP 26274595A JP H09104630 A JPH09104630 A JP H09104630A
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Abstract
少ない安全な化合物からなるACAT阻害剤、及び前記
化合物を配合した生体内のコレステロール恒常性不調に
起因する疾病を有効に治療、予防あるいは改善する組成
物を提供する。 【解決手段】 下記一般式(I)で表されるテルペノイ
ド化合物をコレステロールアシルトランスフェラーゼ活
性阻害剤とする。また、下記一般式(I)で表されるテ
ルペノイド化合物をコレステロールアシルトランスフェ
ラーゼ活性阻害用の組成物に配合する。 【化1】 但し、(I)式中R1は水酸基を有してもよい炭素数6
〜12の分岐、直鎖又は環状のアルケニル基を表し、R
2は水酸基及び/又は短鎖長アルコキシル基で置換され
ていてもよい炭素数6〜12のアシル基を表す。
Description
シルトランスフェラーゼ活性(ACAT)阻害剤及びA
CAT阻害用の組成物に関し、詳しくは、テルペノイド
化合物からなるACAT阻害作用に優れ且つ安全なコレ
ステロールアシルトランスフェラーゼ活性阻害剤及び前
記テルペノイド化合物を配合した生体内のコレステロー
ル恒常性不調に起因する疾病の治療、予防又は改善用の
食品や医薬品、化粧料等の組成物に関する。
質であり、コレステロールが様々な酵素反応を介して変
換されて、生体に必要な色々な物質となることがよく知
られている。従って、これらコレステロール関連物質の
恒常性が崩れると様々な疾病の原因となる。この様なコ
レステロール関連物質の恒常性失調が誘発する疾患で近
年最も問題になっているのは、コレステロールアシルト
ランスフェラーゼ活性(ACAT)の亢進に起因する動
脈アテロームであり、この動脈アテロームにより動脈硬
化症や動脈閉塞症が誘発され又は進行する。また、AC
ATの亢進により肌の脂質のバランスが崩れるとも言わ
れている。
が誘発する疾病に対して、ACAT阻害作用を有する物
質の投与が有効であることが見出され、トリメトキシフ
ェニルドデカンアミドやアンドロステノン誘導体等の各
種化合物がACAT阻害剤として研究開発されている
が、これら化合物はいずれも、細胞毒性を有していた
り、リポ蛋白、アポリポ蛋白の抑制等の好ましくない作
用を有していたりするために、実用にはまだ至っていな
い。そこで、ACAT阻害作用を有するとともに副作用
の少ない安全な物質が求められているのが現状である。
テルペノイド化合物に、ACAT阻害作用があることは
全く知られていなかった。
なされたものであり、ACAT阻害作用を有するととも
に副作用の少ない安全な化合物からなるACAT阻害
剤、及び前記化合物を配合した生体内のコレステロール
恒常性不調に起因する疾病を有効に治療、予防あるいは
改善する組成物を提供することを課題とする。
を解決するために、安全性を考慮して各種漢方生薬由来
の成分についてACAT阻害作用を指標にスクリーニン
グを重ねた結果、苦丁茶の極性溶媒抽出物にACAT阻
害作用があることを見出した。更に、検討を重ねるうち
に、下記一般式(II)で表される新規テルペノイド化合
物を含む下記一般式(I)で表されるテルペノイド化合
物が、上記苦丁茶の極性溶媒抽出物中のACAT阻害作
用の有効成分の一つであることを見出し本発明を完成さ
せた。
されるテルペノイド化合物からなるコレステロールアシ
ルトランスフェラーゼ活性阻害剤である。
よい炭素数6〜12の分岐、直鎖又は環状のアルケニル
基を表し、R2は水酸基及び/又は短鎖長アルコキシル
基で置換されていてもよい炭素数6〜12のアシル基を
表す。
酸基を有してもよい炭素数6〜12の分岐、直鎖又は環
状のアルケニル基を表すが、アルケニル基の2重結合の
数あるいは位置は特に制限されない。上記一般式(I)
式中のR2は水酸基及び/又は短鎖長アルコキシル基で
置換されていてもよい炭素数6〜12のアシル基を表す
が、前記短鎖長アルコキシル基とは炭素数1〜10、好
ましくは1〜6程度のアルコキシル基をいい、また前記
アシル基は2重結合や芳香環等を有していてもよい。
ド化合物として、例えば、下記一般式(II)で表される
新規テルペノイド化合物が挙げられる。
基を表し、R4は水酸基及び/又は短鎖長アルコキシル
基を有してもよい芳香環を表す。また、点線の結合はあ
ってもなくてもよいが、これらのうちR3に結合する結
合線を除く点線の結合の少なくとも1箇所は結合が存在
するものとする。
酸基及び/又は短鎖長アルコキシル基を有してもよい芳
香環を表すが、短鎖長アルコキシル基とは炭素数1〜6
程度のアルコキシル基をいい、R4として具体的には、
フェニル基、ヒドロキシフェニル基、メトキシフェニル
基やt−ブトキシフェニル基などのアルコキシフェニル
基、ヒドロキシメトキシフェニル基やt−ブトキシヒド
ロキシフェニル基などのアルコキシヒドロキシフェニル
基、ジメトキシフェニル基やビス(t−ブトキシ)フェ
ニル基などのジアルコキシフェニル基等を挙げることが
できる。
として好ましくは、化9で表される1−(7−ヒドロキ
シ−3,7−ジメチル−オクタン−2,5−trans
−ジエン−1−イル)−3−O−(6−デオキシ−α−
L−マンノピラノシル−β−D−グルコシラノシド−4
−(3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−trans
−プロペネート、化10で表される1−(1−(3,7
−ジメチル−オクタン−2,6−trans−ジエン−
1−イル)−3−O−(6−デオキシ−α−L−マンノ
ピラノシル−β−D−グルコシラノシド−4−(3−
(4−ヒドロキシフェニル)−2−trans−プロペ
ネート、化11で表される1−エテニル−1,5−ジメ
チル−4−ヘキセニル−3−O−(6−デオキシ−α−
L−マンノピラノシル−β−D−グルコシラノシド−4
−(3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−trans
−プロペネート等を挙げることができる。
化9で表される化合物及び化10で表される化合物は、
上記一般式(II)で表される文献未記載の新規テルペノ
イド化合物に含まれる。
る化合物から選ばれる1種以上を配合したコレステロー
ルアシルトランスフェラーゼ活性阻害用の組成物を提供
する。前記本発明の組成物に配合される一般式(I)に
表される化合物であるが、具体的には、上記化9で表さ
れる1−(7−ヒドロキシ−3,7−ジメチル−オクタ
ン−2,5−trans−ジエン−1−イル)−3−O
−(6−デオキシ−α−L−マンノピラノシル−β−D
−グルコシラノシド−4−(3−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−2−trans−プロペネート、上記化10で
表される1−(1−(3,7−ジメチル−オクタン−
2,6−trans−ジエン−1−イル)−3−O−
(6−デオキシ−α−L−マンノピラノシル−β−D−
グルコシラノシド−4−(3−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−trans−プロペネート、上記化11で表
される1−エテニル−1,5−ジメチル−4−ヘキセニ
ル−3−O−(6−デオキシ−α−L−マンノピラノシ
ル−β−D−グルコシラノシド−4−(3−(4−ヒド
ロキシフェニル)−2−trans−プロペネート等を
挙げることが可能である。
る、あるいはACAT阻害用の組成物に配合される上記
一般式(I)で表されるテルペノイド化合物であるが、
このテルペノイド化合物の範疇には、上記一般式(I)
で表されるテルペノイド化合物のナトリウム、カリウム
などのアルカリ金属塩、カルシウムやマグネシウムなど
のアルカリ土類金属塩、トリエチルアミンやトリエタノ
ールアミンなどの有機アミン塩、リジンやアルギニンな
どの塩基性アミノ酸塩等の塩類も含まれるものである。
れる、あるいは、ACAT阻害用の組成物に配合される
テルペノイド化合物は何れも、雲南苦丁茶、四川苦丁茶
等の苦丁茶を極性溶媒で抽出して得られる抽出物を、シ
リカゲル、ODS、イオン交換樹脂等を充填したカラム
を用いて分離精製することにより得られる。
薬品、化粧料等を挙げることができる。これらACAT
阻害用の食品、医薬品、化粧料等は、それぞれの組成物
において通常用いられている配合成分に適量の上記テル
ペノイド化合物を配合する以外は、それぞれの組成物に
おける通常の方法で通常の剤形に製造される。この様に
して得られる本発明の各種組成物は、生体内のコレステ
ロールの恒常性の不調に起因する疾病、例えば、動脈硬
化症、動脈閉塞症、動脈アテローム等の治療、予防又は
改善用に好適に用いられる。
一般式(I)で表されるテルペノイド化合物を含有する
ことにより、ACATを阻害する作用を有し、コレステ
ロールの恒常性の不調を正常に戻すことができる。すな
わち、血中のコレステロール量が多い高脂血症の人に食
品又は医薬組成物として投与すれば血中のコレステロー
ル量を低下せしめ、動脈硬化の人に食品又は医薬組成物
として投与すればこれを改善し、動脈アテロームの人に
食品或いは医薬組成物として投与すればやはりこれを改
善する。更に、未発症の人に同様に投与すれば、発症を
未然に防ぐことができる。また、ACATの亢進によ
り、脂性に偏った肌に化粧料組成物として塗布すれば、
これを正常の状態に戻すことができる。
れるテルペノイド化合物は、中国の四川地方或いは雲南
地方で日常飲料として用いている茶を原料にしているた
め、このテルペノイド化合物よりなるATCT阻害剤及
び、このテルペノイド化合物を含有するATCT阻害用
の組成物は、安全性が高く長期の連続投与が可能であ
る。
する。まず、本発明のACAT阻害剤として用いられ
る、あるいは、ACAT阻害用の組成物に配合されるテ
ルペノイド化合物及びACAT阻害剤について説明す
る。
及びACAT阻害剤 本発明のACAT阻害剤として用いられる、あるいは、
ACAT阻害用の組成物に配合されるテルペノイド化合
物は、上記一般式(I)に表される化合物である。この
一般式(I)に示されるテルペノイド化合物は、苦丁茶
の極性溶媒抽出物を分離精製する段階で新たに確認され
た上記一般式(II)で表される新規テルペノイド化合物
を含むものである。
る化合物の内でも本発明に好ましく用いられるテルペノ
イド化合物としては、1−(7−ヒドロキシ−3,7−
ジメチル−オクタン−2,5−trans−ジエン−1
−イル)−3−O−(6−デオキシ−α−L−マンノピ
ラノシル−β−D−グルコシラノシド−4−(3−(4
−ヒドロキシフェニル)−2−trans−プロペネー
ト(以下、「化合物1」と呼ぶ)、1−(1−(3,7
−ジメチル−オクタン−2,6−trans−ジエン−
1−イル)−3−O−(6−デオキシ−α−L−マンノ
ピラノシル−β−D−グルコシラノシド−4−(3−
(4−ヒドロキシフェニル)−2−trans−プロペ
ネート(以下、「化合物2」と呼ぶ)、1−エテニル−
1,5−ジメチル−4−ヘキセニル−3−O−(6−デ
オキシ−α−L−マンノピラノシル−β−D−グルコシ
ラノシド−4−(3−(4−ヒドロキシフェニル)−2
−trans−プロペネート(以下「化合物3」と呼
ぶ)が挙げられる。
何れも、上述のように苦丁茶の極性溶媒抽出物から得ら
れるが、以下にその方法を説明する。原料として用いら
れる苦丁茶としては、雲南苦丁茶(リグストラム プル
プラセンス)、四川苦丁茶(リグストラム ペドンクラ
レ)等が挙げられる。これらは、モクセイ科イボタノキ
属の植物であり、中国雲南地方や四川地方で消炎、抗疲
労などの効能があるとされ古くから用いられている漢方
生薬である。これらの入手は、中華材料店等を通して容
易に可能である。植物体の使用部位としては、特段の限
定はないが、入手がしやすく、本発明のテルペノイド化
合物の含有量が多いことが確認されている葉部を用いる
のが好ましい。また、抽出に際して必要に応じて、これ
らの植物体に、切断、乾燥、粉砕等の前処理を施しても
構わない。
ノールやエタノール等のアルコール類、ジエチルエーテ
ルやテトラヒドロフラン等のエーテル類、クロロホルム
や塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素類、アセトンや
メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリル等の
ニトリル類等が好適に例示できる。これらは一種を単独
で用いても、二種以上を混合して用いてもよい。より好
ましい抽出溶媒は、安全性上問題の少ない、水あるいは
アルコール類である。
対して1〜10倍量の抽出溶媒を加え、室温であれば数
日、抽出溶媒の沸点付近の温度であれば数時間、浸漬す
る等の方法で行われる。必要に応じて撹拌を加えること
もできる。
じて濾過等による不溶物除去、溶媒の溜去等の処理が施
された後、通常の方法に従って、シリカゲル、ODS、
イオン交換樹脂等のカラムクロマトグラフィーで順次分
画精製され、これらの画分から本発明のテルペノイド化
合物を単離する。
をダイアイオンHP−20(三菱化成製)を充填したカ
ラムに流した後、このカラムに水、20%エタノール水
溶液、エタノールを順次流し吸着物を溶出させ、得られ
たエタノールフラクションについて溶媒を溜去後、これ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ク
ロロホルム:メタノール=100:0→50:50)、
ODSカラムを装着した分取高速液体クロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:35%アセトニトリル水溶液及び50%
メタノール水溶液)で精製することにより、化合物1〜
3が得られる。
述の実施例で示す通りACAT阻害作用を有するもので
あり、これらが本発明のACAT阻害剤となる。次に、
上記一般式(I)で表されるテルペノイド化合物を配合
した本発明のACAT阻害用の組成物について説明す
る。
で表されるテルペノイド化合物の1種以上を配合した医
薬品、食品、化粧料等の組成物である。
されるテルペノイド化合物と通常医薬品で用いられてい
る製剤化のための任意成分を含有する。任意成分として
は、賦形剤、増量剤、結合剤、被覆剤、糖衣剤、安定
剤、崩壊剤、着色剤、滑沢剤、pH調製剤、可溶化剤、
分散剤、増粘剤、等張剤等が例示できる。これら任意成
分と一般式(I)で表されるテルペノイド化合物を通常
の方法により製剤化すれば本発明の医薬品が得られる。
また、本発明の医薬品は必要に応じて、メバロチン等の
高脂血症剤やクロロプロマジン等の循環器用薬を配合す
ることも可能である。
類、症状、患者の年令、体重等により異なるが、成人1
人1日あたり、一般式(I)で表されるテルペノイド化
合物の量として5mg〜500mgを1回ないしは数回
に分けて経口投与するか、1mg〜100mgを注射で
投与するのが適当である。注射剤の投与方法としては、
静脈内投与、動脈内投与、門脈内投与、腹腔内投与,、
筋肉内投与、皮下投与等が例示できる。
れるテルペノイド化合物と通常食品で用いられている任
意成分を配合したものである。食品の種類としては、特
段の限定はされず、例えば、パンやスパゲッティー等の
主食類、クッキー、キャンディー、グミ等の菓子類、ジ
ュースや清涼飲料等の飲料等が例示できる。これらの製
造方法は、上記一般式(I)に表されるテルペノイド化
合物を配合する以外は通常の食品類の製造法に則ればよ
い。食品への上記一般式(I)に表されるテルペノイド
化合物の配合量は、食品の種類により異なるが、食品の
味を損なわずに、且つ十分なACAT阻害効果が期待で
きる0.01〜10重量%であることが好ましく、更に
好ましくは0.1〜5重量%である。
されるテルペノイド化合物と化粧料で通常用いられる任
意成分を配合したものである。本発明の化粧料における
一般式(I)で表されるテルペノイド化合物の配合量は
特に限定されないが、化粧料全量に対して0.01〜1
0重量%の範囲で配合されることが好ましく、これを通
常の使用方法により1日に1回ないしは数回使用すれば
よい。
マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、ホホバ
油やゲイロウ等のエステル類、牛脂、オリーブ油等のト
リグリセライド類、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪
酸、セタノール、オレイルアルコール等の高級アルコー
ル類、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチ
オン界面活性剤、両性界面活性剤、多価アルコール類、
防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、ビタミン類、西洋、
東洋、漢方の各種ハーブエキス等が例示できる。また、
化粧料の種類としては、特段の限定はされず、例えば、
化粧水、乳液、クリーム等の基礎化粧料、ファンデーシ
ョンやリップカラー、ネイルカラー等のメークアップ化
粧料、ボディーローションや汗抑え等のボディー用化粧
料、石鹸やボディーシャンプー等の洗浄料、シャンプ
ー、リンス、ヘアローション等の頭髪用化粧料等が挙げ
られる。これらの製造は、上記一般式(I)で表される
テルペノイド化合物を配合する以外は、通常の製造方法
と同様に行われる。
じめに本発明のACAT阻害剤として用いられる、ある
いは、ACAT阻害用の組成物に配合される上記一般式
(I)で表されるテルペノイド化合物の製造例を説明す
る。
で3時間加熱した後、濾過により不溶物を除去した。得
られた抽出液をダイアイオンHP−20(三菱化成製)
を充填したカラムに流した後、このカラムに水、20%
エタノール、エタノールを順次3Lづつ流し吸着物を溶
出させた。この内のエタノールのフラクションについて
エタノールを溜去させた後、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=1
00:0→50:50)、ODSカラムを装着した分取
高速液体クロマトグラフィー(溶出溶媒:35%アセト
ニトリル水溶液及び50%メタノール水溶液)で精製
し、化合物1を190mg、化合物2を280mg、化
合物3を290mg得た。この様にして得られた化合物
1〜3のうち新規なテルペノイド化合物である化合物1
及び化合物2のFAB−MS、NMR測定結果を以下に
示す。
(1H t) 3.40(1H dd) 3.52(1H m) 3.57(1H m) 3.58(1H dd) 3.56-3.62(2H m)
3.82(1H t) 3.92(1H dd) 4.27(1H br dd) 4.37(1H d) 4.38(1H br d
d) 4.92(1H t) 5.20(1H d) 5.43(1H m) 5.61(1H dd) 5.64(1H dd) 6.33
(1H d) 6.81(2H d) 7.46(2H d) 7.66(1H d)13 C−NMR(δppm;CD3OD) 16.6 18.4 30.0 43.2 62.4 66.6 70.4 70.7 71.1 72.1
72.3 73.8 76.1 81.6 102.8 102.9 114.8 116.9 122.1 125.3 127.0 131.3 14
1.0 141.2 161.6 168.3
(2H m) 3.58(5H m) 3.82(1H t) 3.92(1H dd) 4.31(2H m) 4.38(1H d) 4.38
(1H d) 4.90(1H m) 5.12(1H br t) 5.19(1H d) 5.38(1H t) 6.34(1H d) 6.8
1(2H d) 7.47(2H d) 7.66(1H d)13 C−NMR(δppm;CD3OD) 16.5 17.8 18.4 25.9 27.4 40.6 62.4 66.5 70.4 70.6
72.0 72.3 73.7 76.1 81.6 102.5 103.0 114.8 116.8 121.4 125.1 127.1 13
1.3 132.5 142.0 147.6 161.4 168.2
造例1で得られた化合物1〜3についてACAT阻害作
用を以下の方法で測定し、本発明のACAT阻害剤の評
価とした。
水溶液4μl、2mMジチオスレイトール水溶液0.8
μl、150mMリン酸2水素1カリウムバッファー
(pH7)8μl、120μg/8μlのラット肝ミク
ロソーム水分散液8μl、100μMの[1−14C]オ
レオイルCoA水溶液5μl、水15.2μl、検体
(表1に示す各種最終濃度となるように化合物1、2又
は3を添加した水溶液)4μlを秤込み、30℃で5分
間インキュベートした後、これにメタノール200μ
l、コレステリルオレート100μg、[7−14C]コ
レステリルオレート2μl、ヘキサン900μlを順次
加え混合した。この混合液からヘキサン相0.6mlを
採取し窒素ガスで乾固した後、これをクロロホルムに溶
かし薄層クロマトグラフ板にスポットして石油エーテ
ル:ジエチルエーテル:酢酸=85:15:3で展開し
た。これにより分画されたコレステリルオレートを沃素
で発色させ、切りとり液体シンチレーターで放射線量を
測定して、生成したコレステリルオレート量を算出し
た。
量の水を加えた以外は全く同様の測定を行いコントロー
ルのコレステリルオレート量を求め、次式からACAT
阻害値(%)を算出した。結果を表1に示す。
ステリルオレート量−検体存在時のコレステリルオレー
ト量)×100/コントロールのコレステリルオレート
量
をもとに化合物1及び3のIC50を算出したところ、そ
れぞれ2.88×10-3M、2.69×10-4Mであっ
た。これらの結果より本発明のACAT阻害剤はACA
T阻害作用に優れることがわかる。
化合物を配合した食品、医薬品、化粧料等の組成物の実
施例を説明する。なお、以下に示す配合量は全て重量部
である。
却後、B成分を添加、撹拌後、均一としたものを成型、
冷却してキャンディーを作成した。
溶解させたB成分を添加し、更にC成分を流し込み撹拌
し、これを型に流し込み一昼夜放置し、型から外してグ
ミを得た。
0℃で1時間の一次発酵を行った。その後、15分間の
ベンチタイムをとり、成型して40℃で45分間の二次
発酵を行った後、これを230℃のオーブンで蒸気入れ
をしながら25分間焼いてパンを得た。
置に投入し低速で混合した後、これにB成分を噴霧しな
がら高速回転で造粒した。これを40℃で48時間送風
乾燥し篩過して顆粒剤を得た。
し、冷却して化粧水を得た。また、同様に表6に示す処
方成分を用いて、テルペノイド化合物を配合しない比較
例の化粧水を製造した。
混練りし、金皿に充填し加熱プレスして成型して、これ
をコンパクトにはめ込みファンデーションを得た。
化し、冷却してシャンプーを得た。
転で混合し、浴用剤を得た。
で得られた化粧水及び比較例1で得られた化粧水の実使
用試験を行い本発明の化粧料の評価を行った。
0で得られた化粧水及び比較例1で得られた化粧水をそ
れぞれ1週間ずつ使用してテストして貰い、使用テスト
終了後、どちらの方が脂性を改善したかを問うたとこ
ろ、15名が実施例10の化粧水と答え、2名が同程度
と答え、3名が比較例化粧水が良いと答えた。この結果
より本発明の化粧料は脂性肌に対応していることがわか
る。
ない安全な化合物からなり、優れたACAT阻害作用を
有する。また、本発明のACAT阻害用の組成物は、A
CAT阻害作用を有するとともに副作用の少ない安全な
化合物を配合しているので、長期間の連続投与が可能で
あり、これにより生体内のコレステロール恒常性不調に
起因する疾病を有効に治療、予防あるいは改善すること
が可能である。
Claims (11)
- 【請求項1】 下記一般式(I)で表されるテルペノイ
ド化合物からなるコレステロールアシルトランスフェラ
ーゼ活性阻害剤。 【化1】 但し、(I)式中R1は水酸基を有してもよい炭素数6
〜12の分岐、直鎖又は環状のアルケニル基を表し、R
2は水酸基及び/又は短鎖長アルコキシル基で置換され
ていてもよい炭素数6〜12のアシル基を表す。 - 【請求項2】 テルペノイド化合物が、下記一般式(I
I)で表されるテルペノイド化合物である請求項1記載
のコレステロールアシルトランスフェラーゼ活性阻害
剤。 【化2】 但し、(II)式中R3は水素原子又は水酸基を表し、R4
は水酸基及び/又は短鎖長アルコキシル基を有してもよ
い芳香環を表す。また、点線の結合はあってもなくても
よいが、これらのうちR3に結合する結合線を除く点線
の結合の少なくとも1箇所は結合が存在するものとす
る。 - 【請求項3】 テルペノイド化合物が、化3で表される
1−(7−ヒドロキシ−3,7−ジメチル−オクタン−
2,5−trans−ジエン−1−イル)−3−O−
(6−デオキシ−α−L−マンノピラノシル−β−D−
グルコシラノシド−4−(3−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−trans−プロペネート、化4で表される
1−(1−(3,7−ジメチル−オクタン−2,6−t
rans−ジエン−1−イル)−3−O−(6−デオキ
シ−α−L−マンノピラノシル−β−D−グルコシラノ
シド−4−(3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−t
rans−プロペネート、化5で表される1−エテニル
−1,5−ジメチル−4−ヘキセニル−3−O−(6−
デオキシ−α−L−マンノピラノシル−β−D−グルコ
シラノシド−4−(3−(4−ヒドロキシフェニル)−
2−trans−プロペネートの何れかである請求項1
記載のコレステロールアシルトランスフェラーゼ活性阻
害剤。 【化3】 【化4】 【化5】 - 【請求項4】 下記一般式(I)に表される化合物から
選ばれる1種以上を配合したコレステロールアシルトラ
ンスフェラーゼ活性阻害用の組成物。 【化6】 但し、(I)式中R1は水酸基を有してもよい炭素数6
〜12の分岐、直鎖又は環状のアルケニル基を表し、R
2は水酸基及び/又は短鎖長アルコキシル基で置換され
ていてもよい炭素数6〜12のアシル基を表す。 - 【請求項5】 一般式(I)に表される化合物が、1−
(7−ヒドロキシ−3,7−ジメチル−オクタン−2,
5−trans−ジエン−1−イル)−3−O−(6−
デオキシ−α−L−マンノピラノシル−β−D−グルコ
シラノシド−4−(3−(4−ヒドロキシフェニル)−
2−trans−プロペネート、1−(1−(3,7−
ジメチル−オクタン−2,6−trans−ジエン−1
−イル)−3−O−(6−デオキシ−α−L−マンノピ
ラノシル−β−D−グルコシラノシド−4−(3−(4
−ヒドロキシフェニル)−2−trans−プロペネー
ト、1−エテニル−1,5−ジメチル−4−ヘキセニル
−3−O−(6−デオキシ−α−L−マンノピラノシル
−β−D−グルコシラノシド−4−(3−(4−ヒドロ
キシフェニル)−2−trans−プロペネートの何れ
かである請求項4記載の組成物。 - 【請求項6】 組成物が食品である請求項4又は5記載
の組成物。 - 【請求項7】 組成物が医薬品である請求項4又は5記
載の組成物。 - 【請求項8】 組成物が化粧料である請求項4又は5記
載の組成物。 - 【請求項9】 組成物が生体内のコレステロールの恒常
性の不調に起因する疾病の治療、予防又は改善用の組成
物である請求項4〜8記載の組成物。 - 【請求項10】 生体内のコレステロールの恒常性の不
調に起因する疾病が動脈硬化症又は動脈閉塞症である請
求項9記載の組成物。 - 【請求項11】 生体内のコレステロールの恒常性の不
調に起因する疾病が動脈アテロームである請求項9又は
10記載の組成物。
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---|---|---|---|---|
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JP2010163460A (ja) * | 2010-04-28 | 2010-07-29 | Amino Up Chemical Co Ltd | 雲南苦丁茶成分を含有する組成物 |
JP2012025773A (ja) * | 2011-10-14 | 2012-02-09 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | リパーゼ阻害剤 |
CN107485615A (zh) * | 2017-08-11 | 2017-12-19 | 中国医学科学院药用植物研究所 | 粗壮女贞苷c及其组合物在制备治疗高脂血症及减肥药物中的用途 |
WO2024007104A1 (zh) * | 2022-07-04 | 2024-01-11 | 国际香料和香精公司 | 用于增强甜味的新型吡喃葡萄糖苷组合物 |
-
1995
- 1995-10-11 JP JP26274595A patent/JP4001395B2/ja not_active Expired - Fee Related
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