JPH09104496A - インク補充装置 - Google Patents

インク補充装置

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JPH09104496A
JPH09104496A JP26402395A JP26402395A JPH09104496A JP H09104496 A JPH09104496 A JP H09104496A JP 26402395 A JP26402395 A JP 26402395A JP 26402395 A JP26402395 A JP 26402395A JP H09104496 A JPH09104496 A JP H09104496A
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JP
Japan
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ink
cartridge
ink cartridge
replenishing device
injection hole
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JP26402395A
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English (en)
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Hideto Horiguchi
秀登 堀口
Toshihiko Matsui
利彦 松井
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジへの注入孔の開口時に、
所定の開口具と共に用いられることによって、インクカ
ートリッジを収納固定するインク補充装置自体を削り取
ってしまったり、インクカートリッジに対して必要以上
に深く穿孔させてしまうことなく、注入孔を容易に開口
させることができ、インクカートリッジに対するインク
の補充を簡便に行うことのできるインク補充装置を提供
すること。 【解決手段】 インクカートリッジCdに対してインク
の補充を行うインク補充装置であって、インクカートリ
ッジCdを収納固定するカートリッジ固定部12aと、
インクカートリッジCdにインクの注入孔C3を開口さ
せる開口具2bが挿入される凹状の取付部13dとを備
え、該取付部13dの底部中央に上記カートリッジ固定
部12aに貫通する貫通孔132dが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク補充装置、
詳しくは、インクカートリッジへの注入孔の開口時に、
所定の開口具と共に用いられることによって、インクカ
ートリッジを収納固定するインク補充装置自体を削り取
ってしまったり、インクカートリッジに対して必要以上
に深く穿孔させてしまうことなく、注入孔を容易に開口
させることができ、インクカートリッジに対するインク
の補充を簡便に行うことのできるインク補充装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンター用のインクカ
ートリッジとして、図20に示されるような、内部にイ
ンクを貯蔵し、底面に印字ヘッドC1を有しているイン
クカートリッジCdがある。通常、上記インクカートリ
ッジCd内のインクを使い切ってインクが無くなった場
合、新品のインクカートリッジに交換するが、該インク
カートリッジCdを交換すると、まだ使用可能な印字ヘ
ッドアッセンブリーも交換することになり、交換に要す
るコストが高くなる。このため、インクを使い切って空
になった上記インクカートリッジCdにインクを補充す
ることが行われている。インクカートリッジCdへのイ
ンクの補充に際し、該インクカートリッジCdに対して
インクの注入孔を開口させなくてはならない。この注入
孔の開口作業は、図20に示すように、インクカートリ
ッジCdを箱体1’に収納させ、該箱体1’の側面に設
けられた貫通孔10’,・・に開口具2’のドリル2
0’を挿通させ、該開口具2’をインクカートリッジC
dに螺入させて注入孔を開口させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この注入孔の
開口作業時に、上記ドリル20’で上記箱体1’の上記
貫通孔10’,・・周囲を削り取ってしまったり、必要
以上に上記ドリル20’をインクカートリッジCd内の
奥まで螺入させてしまうことがあり、注入孔が正確に開
口されなかったり、上記ドリル20’によりインクカー
トリッジCd自体が傷ついてしまい再利用不可能になっ
てしまう場合があるというおそれがあった。
【0004】従って、本発明の目的は、インクカートリ
ッジへの注入孔の開口時に、所定の開口具と共に用いら
れることによって、インクカートリッジを収納固定する
インク補充装置自体を削り取ってしまったり、インクカ
ートリッジに対して必要以上に深く穿孔させてしまうこ
となく、注入孔を容易に開口させることができ、インク
カートリッジに対するインクの補充を簡便に行うことの
できるインク補充装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、インクカートリッジCに対してインクの補充を行う
インク補充装置であって、インクカートリッジCを収納
固定するカートリッジ固定部12(12a,12b)
と、インクカートリッジCにインクの注入孔C3を開口
させる開口具2bが挿入される凹状の取付部13(13
b,13c,13d)とを備え、該取付部13(13
b,13c,13d)の底部中央に上記カートリッジ固
定部12(12a,12b)に貫通する貫通孔132
(132b,132c,132d)が形成されているこ
とを特徴とするインク補充装置を提供することにより、
上記目的を達成したものである。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、上記開口具2bが、その先端に
ドリル20bを備え、該ドリル20bの基部に上記取付
部13(13b,13c,13d)の内部形状にほぼ等
しい形状の先端部212bが形成されている、ことを特
徴とするインク補充装置を提供するものである。
【0007】更に、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の発明において、上記開口具2bが、スライド可
能に取り付けられたスライド部材22bを有し、該スラ
イド部材22bは、該開口具2bの非使用時には上記ド
リル20b及び上記先端部212bを被覆し、該開口具
2bの使用時にはスライドして上記ドリル20bを上記
貫通孔132(132b,132c,132d)に挿通
させるようになしてある、ことを特徴とするインク補充
装置を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインク補充装置の
一実施形態について図面を参照して説明する。図1は本
実施形態のインク補充装置の外観を示す斜視図(インク
カートリッジ非収納開蓋時)、図2は本実施形態のイン
ク補充装置の外観を示す斜視図(インクカートリッジ収
納閉蓋時)、図3は本実施形態のインク補充装置におけ
る開口具の外観を示す斜視図、図5は本実施形態のイン
ク補充装置における注入具の外観を示す斜視図である。
【0009】本実施形態のインク補充装置1は、図1及
び図2に示されるように、インクカートリッジCに対し
てインクの補充を行うインク補充装置であって、インク
カートリッジCを収納固定するカートリッジ固定部12
(12a,12b)と、インクカートリッジCにインク
の注入孔C3を開口させる開口具2bが挿入される凹状
の取付部13(13b,13c,13d)とを備え、該
取付部13(13b,13c,13d)の底部中央に上
記カートリッジ固定部12(12a,12b)に貫通す
る貫通孔132(132b,132c,132d)が形
成されている。
【0010】また、上記開口具2bは、図3及び図4に
示されるように、その先端にドリル20bを備え、該ド
リル20bの基部に上記取付部13(13b,13c,
13d)の内部形状にほぼ等しい形状の先端部212b
が形成されている。更に、上記開口具2bは、スライド
可能に取り付けられたスライド部材22bを有し、該ス
ライド部材22bは、該開口具2bの非使用時には上記
ドリル20b及び上記先端部212bを被覆し、該開口
具2bの使用時にはスライドして上記ドリル20bを上
記貫通孔132(132b,132c,132d)に挿
通させるようになしてある。以下に、本実施形態のイン
ク補充装置を更に詳しく説明する。
【0011】本実施形態のインク補充装置1は、図6
(図20)に示されるインクカートリッジCd以外に
も、図11及び図16に示されるインクカートリッジC
b,Ccに対してもインクを補充することができるよう
に形成されている(インクカートリッジCb,Cc,C
dを総称してインクカートリッジCとも言う)。
【0012】本実施形態の上記インク補充装置1は、図
1及び図2に示されるように、本体部10と蓋部11と
からなっている。上記本体部10は、その中央に上方が
開口された上記カートリッジ固定部12aが形成されて
おり、該カートリッジ固定部12aは、図6及び図11
に示されるインクカートリッジCd,Cbを選択的に収
納固定し得る形態に形成されている。また、上記カート
リッジ固定部12aに隣接して、別の上記カートリッジ
固定部12bが形成されており、該カートリッジ固定部
12bは、図16に示されるインクカートリッジCcを
収納固定し得る形態に形成されている。
【0013】上記本体部10の正面側上端付近には、3
つの上記取付部13d,13d,13dが横に並べられ
て形成されている。上記取付部13d・・は、円形凹部
として上記カートリッジ固定部12aの凹設方向に対し
て角度を持ってそれぞれ形成され、上記注入具3が取り
付けられたときに、それらを係止するための係止爪13
1d・・をそれぞれ有し、上記貫通孔132d・・(図
8参照)を介してそれぞれ該カートリッジ固定部12a
と連通されている。上記カートリッジ固定部12aの底
部には、図10に示されるように、その正面側に吸収体
15が取り付けられると共に、その背面側にシールパッ
ド16が取り付けられている。上記シールパッド16
は、スポンジ等の弾性体160の上面に防水用シート1
61が貼着されたものである。
【0014】上記蓋部11は、図1及び図10に示され
るように、上記本体部10の背面側下端に結合部111
を介して開閉自在に結合されており、閉蓋時に上記カー
トリッジ固定部12(12a,12b)の上方を被覆す
るようになしてある。上記蓋部11の上面には、上記カ
ートリッジ固定部12に収納固定されたインクカートリ
ッジCb,Ccのインクの注入孔C3が開口される位置
に対応して、円筒状の上記取付部13b,13cがそれ
ぞれ形成されている。上記取付部13bの上端には、上
記取付部13d・・と同様な係止爪131bが形成され
ている。上記取付部13b,13cはそれぞれ貫通孔1
32b,132cを介して、上記蓋部11閉蓋時におけ
る上記カートリッジ固定部12(12a,12b)上方
空間とそれぞれ連通されている。上記蓋部11には、そ
の上面と上記結合部111との連結部の内面側に、イン
ク吸収体14が取り付けられており、該インク吸収体1
4は、印字ヘッド部吸収体140と内圧調整孔部吸収体
141とから構成されている。
【0015】尚、図1中、上記本体部10に形成された
一対の嵌合凹部100,100と、上記蓋部11に形成
された一対の嵌合凸部110,110とは、該蓋部11
の閉蓋時に、該本体部10と該蓋部11とを互いに嵌合
させて上記カートリッジ固定部12に収納されたインク
カートリッジCを確実に固定し得るようにするものであ
る。
【0016】次に、本実施形態における上記インク補充
装置1と共に用いられる上記開口具2b及び上記注入具
3について説明する。本実施形態の上記インク補充装置
1と共に用いられる上記開口具2としては、上述したよ
うに、図6,図11及び図16に示されるインクカート
リッジCb,Cc,Cdにインクの注入孔C3を開口さ
せるための上記開口具2b(図3及び図4参照)が用い
られる。
【0017】上記開口具2bは、インクカートリッジC
b,Cc,Cdのようにインクを補充する際に利用でき
る注入孔がなく、新たに注入孔C3を開口させなくては
ならないインクカートリッジに対して用いられるもので
ある。(但し、インクカートリッジCcにおけるC5
は、機能上、注入孔として用いることもできる。)上記
開口具2bは、図3及び図4に示されるように、ドリル
20b,本体21b及びスライド部材22bとから構成
されている。上記本体21bは、上記ドリル20bをイ
ンクカートリッジCに螺入させる際に回転させるつまみ
210bと、手などを上記ドリル20bから保護するた
めの上記スライド部材22bがスライドする軸部211
bと、上記ドリル20bが埋設され且つ上記スライド部
材22bのスライド終端を規制する役割を持つ先端部2
12bとから構成されている。上記スライド部材22b
には一対の爪部220b,220bが形成されており、
該スライド部材22bは、上記ドリル20b側から上記
本体21bに嵌挿されると一対の該爪部220b,22
0bが撓んで上記先端部212bを乗り越え、上記軸部
211bにスライド自在に取り付けられる。また、上記
先端部212bは、上記取付部13b,13c,13d
の内部に嵌まるような形態に形成されている。
【0018】上記注入具3は、空になったインクカート
リッジCにインクを再充填するためのもので、図5に示
されるように、ノズル部材30,中間部材31及び容器
部材32とから構成されている。上記ノズル部材30
は、図5に示されるように、その先端にインクを吐出さ
せるための先細りとされたノズル300が形成され、該
ノズル300に連設して被取付部301が形成され、該
被取付部301下方に一対の取手部302,302が側
方両側に向けて突設されている。上記被取付部301
は、上記開口具2bの上記先端部212bとほぼ同様な
形態を有しており、該被取付部301により上記注入具
3が上記取付部13b,13c,13dに取り付けられ
るようになしてある。
【0019】上記容器部材32は、透明あるいは半透明
とされて該容器部材32に収容されているインクの量が
一目で分かるようになしてあり、その外表面に収容され
ているインクの量を計りとるための目盛り(図示せず)
が設けられていることが望ましい。また、上記容器部材
32は、弾性変形してスクイズ(容器に外圧を加えて容
器内部の液体をノズルから吐出させること)し得るよう
になしてあり、その断面形状が楕円形とされている。断
面形状が楕円形とされているため、楕円形の扁平な側面
をその両側から把持し易く、また、上記スクイズ時に圧
力が加わる面積が広くなりスクイズし易いという利点が
ある。
【0020】本実施形態における上記インク補充装置
1、並びに該インク補充装置1と共に用いられる上記開
口具2b及び上記注入具3は、上述のように構成されて
いる。次に、上記インク補充装置1、上記開口具2b及
び上記注入具3を用いてインクカートリッジCd,C
b,Ccにインクを補充する手順について簡単に説明す
る。
【0021】まず、図6に示されるインクカートリッジ
Cdに対してインクの補充を行う場合について説明す
る。尚、図6に示されるインクカートリッジCdは、図
20に示されるインクカートリッジCdと同一のもので
ある。インクカートリッジCdは、内部が3つに分割さ
れ、それぞれにマゼンタインク,シアンインク,イエロ
ーインクを収容しており、その残量が見えないような容
器が用いられている。また、インクカートリッジCdの
底面には、印字ヘッドC1が配設されている。インクカ
ートリッジCd内には、インクを保持しておくためのス
ポンジが充填されている。
【0022】図7に示されるように、インクカートリッ
ジCdを上記インク補充装置1の上記カートリッジ固定
部12a内に載置する。インクカートリッジCdを載置
する方向が正規の方向でない場合は、印字ヘッドC1周
辺が上記段差121aと干渉する等して確実に固定され
なかったり上記蓋部11が閉蓋できないようにされてい
る。上記カートリッジ固定部12aにインクカーリッジ
Cdが載置されると、図8に示されるように上記蓋部1
1が閉蓋される。上記シールパッド16の上記弾性体1
60がインクカートリッジCdの底面により下方に押さ
れ弾性変形される。上記弾性体160の弾性復元力によ
り、インクカートリッジCdは上記本体部10と上記蓋
部11との間で確実に固定される。
【0023】上記インク補充装置1の上記蓋部11に形
成された上記取付部13d,・・は、注入孔C3を開口
すべき位置にくるように形成されており、該取付部13
d,・・に上記開口具2bの上記スライド部材22bの
先端を当接させる。上記開口具2bは、図4に示される
ように、通常上記ドリル20bが上記スライド部材22
bにより保護されている状態とされているが、上記取付
部13dと該スライド部材22bとの当接により徐々に
該スライド部材22bがスライドされて、上記ドリル2
0bが上記貫通孔132dを介してインクカートリッジ
Cd側面の注入孔C3の開口される位置に達する。上記
ドリル20bが注入孔C3の開口される位置に達した
ら、上記つまみ部210bを回して上記ドリル20bに
より注入孔C3を開口させる。
【0024】上記ドリル20bの螺入に伴い、上記開口
具2bはその上記先端部212bが上記取付部13dに
よりガイドされながら徐々に下がり、上記先端部212
bが上記取付部13d内に完全に収納されたときに上記
開口具2bによる注入孔C3の開口が終了される。上記
ドリル20bが注入孔C3の開口作業の最中において露
出されることがないので、手などを怪我するおそれがな
い。また、上記開口具2bは、その上記先端部212b
が上記取付部13dにガイドされ、その螺入の終端が該
取付部により規制されているため、上記ドリル20bに
より上記インク補充装置1自体を削ってしまうおそれが
なく、上記ドリル20bを螺入させ過ぎてしまうおそれ
もない。注入孔C3の開口が終了したら上記開口具2b
を外し、上記スライド部材22bにより上記ドリル20
bを再び露出させないようにしておく。インクカートリ
ッジCdの場合、注入孔C3,C3,C3は、各インク
色に対し1つずつ開口される。
【0025】図9に示されるように、上記取付部13d
に上記注入具3の上記被取付部301を取り付ける。上
記被取付部301が、上記取付部13d内部の形態に合
った形状を有しているため、上記注入具3を容易に固定
することができる。上記ノズル300は、上記貫通孔1
32dを介して注入孔C3からインクカートリッジCd
内に挿入される。この状態から、図9に示されるよう
に、一対の上記取手部302,302を下方に押さえつ
けながら、上記中間部材31及び上記容器部材302を
上方に引き上げる。このようにすることで上記注入具3
からのインクの補充が可能になり、上記容器部材32を
スクイズしてインクをインクカートリッジCd内に注入
する。インクの補充後は、上記中間部材31及び上記容
器部材302を下方に押しつけて上記注入具3からのイ
ンクの補充が行えない状態としてから上記取付部13d
から取り外す。インクの注入直前まで、上記注入具3は
インクを注入できないような密栓状態であるため、該注
入具3を逆さにしただけでインクが上記ノズル300か
ら滴下してしまうようなことがなく、周囲を汚損するこ
とがない。また、インクの補充が済んだら直ちに封止す
ることができるため、インクを乾燥させてしまうことが
ない。各インク色毎にインクの補充を行う。
【0026】また、上記取付部13d,・・には、それ
ぞれ上記係止爪131d,・・が形成されており、上記
被取付部301を該係止爪131dにより係止して、イ
ンクの注入の際にインクカートリッジCd内のスポンジ
により上記注入具3が押し戻されるのを抑止している。
尚、スポンジによる上記注入具3の押し戻しは、該スポ
ンジがインクを吸収して膨張するにつれて顕著となる。
また、インクカートリッジCdは、収容されているイン
クが目視し得ないため、上記注入具3の上記容器部材3
2の目盛りを利用して注入する。
【0027】上記注入具3の取り外し後、注入孔C3,
C3,C3にシールを貼る等して該注入孔C3,C3,
C3を封止し、図10に示されるように、上記本体部1
0上に載置し、印字ヘッドC1の微小孔からインクが漏
れている場合は、該インクをふき取る。
【0028】次に、図11に示されるインクカートリッ
ジCbに対してインクの補充を行う場合について説明す
る。インクカートリッジCbは、内部に黒インクを収容
しており、その残量が見えないような容器が用いられて
いる。インクカートリッジCbの底面には、印字ヘッド
C1が配設されている。インクカートリッジCb内に
は、インクを保持しておくためのスポンジが充填されて
いる。
【0029】図12に示されるように、インクカートリ
ッジCbを上記インク補充装置1の上記カートリッジ固
定部12a内に載置する。インクカートリッジCbを載
置する方向が正規の方向でない場合は、インクカートリ
ッジCb側面に形成された凸条C4が上記カートリッジ
固定部12a内側面の凸条120aと干渉する等して確
実に固定されなかったり上記蓋部11が閉蓋できないよ
うにされている。インクカートリッジCbの上下方向の
位置決めは、上記カートリッジ固定部12a内に形成さ
れた段差121aと印字ヘッドC1周辺とが当接するこ
とにより行われる。上記カートリッジ固定部12aにイ
ンクカーリッジCbが載置されると、図13に示される
ように、上記蓋部11が閉蓋される。
【0030】上記取付部13b及び上記開口具2bを用
いて、インクカートリッジCdの時と全く同様に注入孔
C3を開口させる。このとき、インクカートリッジCd
の時と同様に、上記インク補充装置1自体を削るおそれ
がなく、上記ドリル20bを螺入させ過ぎることがな
く、該ドリル20bにより手を怪我するおそれがないと
いうことは言うまでもない。
【0031】図14に示されるように、上記取付部13
bに上記注入具3の上記被取付部301を取り付け、イ
ンクカートリッジCdの時と全く同様にインクの補充を
行う。このとき、インクカートリッジCdへのインクの
補充時と同様に、インクの上記ノズル300からの滴下
を防止して周囲の汚損を防止し、インクの乾燥を防止し
得ることは言うまでもない。また、上記取付部13b
は、上記取付部13dにおける上記係止爪131dと同
様な係止爪131bを有しており、インクカートリッジ
Cb内部のスポンジによる上記注入具3の押し戻しに対
抗し得ることも言うまでもない。また、インクカートリ
ッジCbは、収容されているインクが目視し得ないた
め、上記注入具3の上記容器部材32の目盛りを利用し
て注入する。
【0032】上記注入具3の取り外し後、注入孔C3に
シールを貼る等して該注入孔C3を封止し、図15に示
されるように、上記蓋部11を開蓋させ、インクカート
リッジCbを該蓋部11の内側に取り付けられた上記印
字ヘッド部吸収体140上に載置する。上記印字ヘッド
部吸収体140により印字ヘッドC1の微小孔から漏れ
出たインクを吸収し、インクの漏れによる周囲の汚損を
防止し得るようになしてある。
【0033】次に、図16に示されるインクカートリッ
ジCcに対してインクの補充を行う場合について説明す
る。インクカートリッジCcは、内部にインクを収容し
ており、その残量が見えるような半透明の容器が用いら
れている。インクカートリッジCcの側面部には製造時
にインクを注入した注入孔C5が形成され、該注入孔C
5に嵌合栓C5’が嵌合されているが、本実施形態の上
記インク補充装置1によっては、インクを補充する際に
この注入孔C5は利用しない。また、インクカートリッ
ジCcの底面には、プリンターへインクを供給するため
のインク供給孔C1’が形成されており、該インク供給
孔C1’側の半分にのみスポンジが充填されてインクが
漏れ出ないようになしてある。
【0034】図17に示されるように、インクカートリ
ッジCcを上記インク補充装置1の上記カートリッジ固
定部12b内に載置する。インクカートリッジCcの上
下方向の位置決めは、上記カートリッジ固定部12b内
に形成された一対の段差120b,120bとインクカ
ートリッジCc底面とが当接することにより行われる。
上記カートリッジ固定部12bにインクカーリッジCc
が載置されると、図18に示されるように、上記蓋部1
1が閉蓋される。
【0035】図18に示されるように、上記取付部13
c及び上記開口具2bを用いて、インクカートリッジC
dの時と全く同様に注入孔C3を開口させる。このと
き、インクカートリッジCdへ注入孔C3の開口と同様
に、上記インク補充装置1自体を削るおそれがなく、上
記ドリル20bを螺入させ過ぎることがなく、該ドリル
20bにより手を怪我するおそれがないということは言
うまでもない。
【0036】図19に示されるように、上記取付部13
cに上記注入具3の上記被取付部301を取り付け、イ
ンクカートリッジCdの時と全く同様にインクの補充を
行う。このとき、インクカートリッジCdへのインクの
補充時と同様に、インクの上記ノズル300からの滴下
を防止して周囲の汚損を防止し、インクの乾燥を防止し
得ることは言うまでもない。インクカートリッジCc内
の注入孔C3側にはスポンジが充填されていないので、
インクの注入に伴って上記注入具3が押し戻されること
はない。上記取付部13cには上記取付部13bのよう
な係止爪が形成されていることを要しない。上記注入具
3の取り外し後、注入孔C3にシールを貼る等して該注
入孔C3を封止し、上記蓋部11を開蓋させてインクカ
ートリッジCcを取り出す。
【0037】本実施形態のインク補充装置1は上述の如
く構成されており、本実施形態のインク補充装置1によ
れば、インクカートリッジCを収納固定する上記カート
リッジ固定部12(12a,12b)と、インクカート
リッジCに対してインクの注入孔C3を開口させる開口
具が挿入される凹状の取付部13(13b,13c,1
3d)とを備え、該取付部13(13b,13c,13
d)の底部中央に上記カートリッジ固定部12(12
a,12b)に貫通する貫通孔132(132b,13
2c,132d)が形成されているため、インクカート
リッジへの注入孔の開口時に、所定の開口具と共に用い
られることによって、インクカートリッジを収納固定す
るインク補充装置自体を削り取ってしまったり、インク
カートリッジに対して必要以上に深く穿孔させてしまう
ことなく、注入孔を容易に開口させることができ、イン
クカートリッジに対するインクの補充を簡便に行うこと
ができる。
【0038】また、上記開口具2bは、上記インク補充
装置1と共に用いられる所定の開口具として最も好適な
もので、上記インク補充装置1と共に上記開口具2bを
用いることによって、インクカートリッジを収納固定す
るインク補充装置自体を削り取ってしまったり、インク
カートリッジに対して必要以上に深く穿孔させてしまう
ことを特に好適に防止することができ、インクカートリ
ッジに対するインクの補充を特に簡便に行うことができ
る。
【0039】更に、上記開口具2bは、上記ドリル20
bを被覆する上記スライド部材22bを有しているた
め、その非使用時には該ドリル20bを露出させないで
おくことができるため、手などを怪我させるおそれがな
い。また、その使用時には、上記ドリル20bを上記ス
ライド部材22bにより被覆させた状態から、該スライ
ド部材22bを上記取付部13(13b,13c,13
d)周縁上端と当接させてスライドさせながら上記貫通
孔132(132b,132c,132d)に挿通させ
ることにより、インクカートリッジCへの注入孔C3の
開口作業中においても上記ドリル20bを露出させるこ
とがなく、手などを怪我させるおそれがない。
【0040】本発明は上記実施形態に制限されるもので
はなく、例えば、上記実施形態の上記インク補充装置1
は、複数種類のインクカートリッジCに対してインクの
補充が行い得るように形成されているが、1種類のイン
クカートリッジにのみしかインクの補充を行い得ないよ
うに形成されてもよい。また、上記実施形態の上記イン
ク補充装置1に収容固定されたインクカートリッジCに
注入孔C3を開口させる開口具としては、上述したよう
な上記開口具2bが好ましいが、上記インク補充装置1
に適合して注入孔C3を開口するものであれば、上記実
施形態に制限されない。その他の点に関しても、本発明
の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更可能である。尚、図
13〜15は取付部13bの中心における断面図、図1
7〜19は取付部13cの中心における断面図、図8〜
10は取付部13d,13d,13dのうち中央の取付
部13dの中心における断面図である。
【0041】
【発明の効果】本発明の注入孔開口装置によれば、イン
クカートリッジへの注入孔の開口時に、所定の開口具と
共に用いられることによって、インクカートリッジを収
納固定するインク補充装置自体を削り取ってしまった
り、インクカートリッジに対して必要以上に深く穿孔さ
せてしまうことなく、注入孔を容易に開口させることが
でき、インクカートリッジに対するインクの補充を簡便
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインク補充装置の一実施形態の外観を
示す斜視図(インクカートリッジ非収納開蓋時)であ
る。
【図2】本発明のインク補充装置の一実施形態の外観を
示す斜視図(インクカートリッジ収納閉蓋時)である。
【図3】本発明のインク補充装置の一実施形態における
開口具の外観を示す斜視図である。
【図4】本発明のインク補充装置の一実施形態における
開口具の側面・断面図である。
【図5】本発明のインク補充装置の一実施形態における
注入具の外観を示す斜視図である。
【図6】本発明のインク補充装置の一実施形態によりイ
ンクの補充されるインクカートリッジ(Cd)の外観を
示す斜視図であり、(a) は上方より、(b) は下方より見
た図である。
【図7】本発明のインク補充装置の一実施形態によるイ
ンクカートリッジ(Cd)へのインク補充工程(第1工
程)を示す正面図である。
【図8】本発明のインク補充装置の一実施形態によるイ
ンクカートリッジ(Cd)へのインク補充工程(第2工
程)を示す断面図である。
【図9】本発明のインク補充装置の一実施形態によるイ
ンクカートリッジ(Cd)へのインク補充工程(第3工
程)を示す断面図である。
【図10】本発明のインク補充装置の一実施形態による
インクカートリッジ(Cd)へのインク補充工程(第4
工程)を示す断面図である。
【図11】本発明のインク補充装置の一実施形態により
インクの補充されるインクカートリッジ(Cb)の外観
を示す斜視図であり、(a) は上方より、(b) は下方より
見た図である。
【図12】本発明のインク補充装置の一実施形態による
インクカートリッジ(Cb)へのインク補充工程(第1
工程)を示す正面図である。
【図13】本発明のインク補充装置の一実施形態による
インクカートリッジ(Cb)へのインク補充工程(第2
工程)を示す断面図である。
【図14】本発明のインク補充装置の一実施形態による
インクカートリッジ(Cb)へのインク補充工程(第3
工程)を示す断面図である。
【図15】本発明のインク補充装置の一実施形態による
インクカートリッジ(Cb)へのインク補充工程(第4
工程)を示す断面図である。
【図16】本発明のインク補充装置の一実施形態により
インクの補充されるインクカートリッジ(Cc)の外観
を示す斜視図であり、(a) は上方より、(b) は下方より
見た図である。
【図17】本発明のインク補充装置の一実施形態による
インクカートリッジ(Cc)へのインク補充工程(第1
工程)を示す断面図である。
【図18】本発明のインク補充装置の一実施形態による
インクカートリッジ(Cc)へのインク補充工程(第2
工程)を示す断面図である。
【図19】本発明のインク補充装置の一実施形態による
インクカートリッジ(Cc)へのインク補充工程(第3
工程)を示す断面図である。
【図20】従来の方法によりインクカートリッジにイン
クの注入孔を開口させる手順を説明する斜視図である。
【符号の説明】
C(Cb,Cc,Cd) インクカート
リッジ C3 インク注入孔 1 インク補充装
置 12(12a,12b) カートリッジ
固定部 13(13b,13c,13d) 取付部 132(132b,132c,132d)貫通孔 2b 開口具 20b ドリル 212b 先端部 22b スライド部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクカートリッジCに対してインクの
    補充を行うインク補充装置であって、 インクカートリッジCを収納固定するカートリッジ固定
    部12(12a,12b)と、インクカートリッジCに
    インクの注入孔C3を開口させる開口具2bが挿入され
    る凹状の取付部13(13b,13c,13d)とを備
    え、該取付部13(13b,13c,13d)の底部中
    央に上記カートリッジ固定部12(12a,12b)に
    貫通する貫通孔132(132b,132c,132
    d)が形成されていることを特徴とするインク補充装
    置。
  2. 【請求項2】 上記開口具2bが、その先端にドリル2
    0bを備え、該ドリル20bの基部に上記取付部13
    (13b,13c,13d)の内部形状にほぼ等しい形
    状の先端部212bが形成されている、請求項1に記載
    のインク補充装置。
  3. 【請求項3】 上記開口具2bが、スライド可能に取り
    付けられたスライド部材22bを有し、該スライド部材
    22bは、該開口具2bの非使用時には上記ドリル20
    b及び上記先端部212bを被覆し、該開口具2bの使
    用時にはスライドして上記ドリル20bを上記貫通孔1
    32(132b,132c,132d)に挿通させるよ
    うになしてある、請求項2に記載のインク補充装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017065084A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 ブラザー工業株式会社 タンク及び液体注入容器のシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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