JPH09104463A - 容器、ハウジング、ボトルその他の同様な構造体の蓋 - Google Patents

容器、ハウジング、ボトルその他の同様な構造体の蓋

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JPH09104463A
JPH09104463A JP8189407A JP18940796A JPH09104463A JP H09104463 A JPH09104463 A JP H09104463A JP 8189407 A JP8189407 A JP 8189407A JP 18940796 A JP18940796 A JP 18940796A JP H09104463 A JPH09104463 A JP H09104463A
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lid
membrane
lid according
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JP8189407A
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English (en)
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Robert Schwarz
シュワルツ ロベルト
Thorsten Wiemer
ビーマー トールステン
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WL Gore and Associates GmbH
Original Assignee
WL Gore and Associates GmbH
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D51/00Closures not otherwise provided for
    • B65D51/16Closures not otherwise provided for with means for venting air or gas
    • B65D51/1605Closures not otherwise provided for with means for venting air or gas whereby the interior of the container is maintained in permanent gaseous communication with the exterior
    • B65D51/1616Closures not otherwise provided for with means for venting air or gas whereby the interior of the container is maintained in permanent gaseous communication with the exterior by means of a filter

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉められた容器の中で、液体の温度の変動等
による内外気圧差を補償し、かつ容器内容物によって発
生するサージ圧による圧力補償膜や容器の破損を防ぐた
めの簡単で安価な製造コストの蓋を提供する。 【解決手段】 容器の少なくとも1つの開口部が再度開
けられるように蓋を用いて閉めることができる容器の蓋
であって、その蓋は、上側カバー部分、液体不透過性で
且つ気体透過性の少なくとも1枚の膜を有する圧力補償
デバイス、及びその膜に及ぼされた容器中身のサージ圧
力を解消するための気体透過性の材料を備えたサージ防
護エレメントを具備し、その圧力補償デバイスの膜は、
その蓋と一体に形成され、その蓋から独立して切り離す
ことができないことを特徴とする容器の蓋。圧力補償デ
バイスの膜は平坦な形状や湾曲したドーム型の形状でよ
い。膜は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等
で作成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器(container)
、ハウジング、ボトル又は同様な構造体を閉めるため
の蓋(lid) に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】閉めら
れた容器の中で、液体は、例えば温度の変動の結果、そ
の体積を変化させることが多い。このため容器内に正又
は負の圧力が発生し、容器の機能によっては、厳しい損
害や危険を生じさせることがある。また、容器内の自由
な空気/ガスの体積も増減することがある。液体自身が
脱ガスする場合、付加的な問題が起きる。
【0003】測定用デバイスは、例えばグリセロールシ
リコーンオイルのような90〜95%の液体のみで充填
される。温度が液体の体積を変化させると、残りの空間
に液体が膨張して入り込むため、システムが湿らされ
る。液体の膨張により、ガスが、容器の壁又は容器内の
デバイスに圧力を及ぼす。この結果、デリケートな測定
用デバイスは、誤った又は不正確な測定結果を与えるこ
とがある。
【0004】この問題を解決するため、一部の用途にお
いてバルブシステムが圧力交換を調節するために使用さ
れているが、限られた成功を収めているに過ぎない。こ
こで、バルブが連続的に開いていると、ある状態におい
て液体がハウジングの外に出ることがある。このような
結果は測定用デバイスの用途に望ましくない。液体の漏
れを防ぐため、正圧のバルブが使用されているが、例え
ば容器又はハウジングが降温した後に必要なことがある
ガスの取り入れを可能にしない。2方向作用バルブも実
用的ではあるが、非常に高価格であり、従って比較的効
果の劣るバルブが選択されている。
【0005】体積変化を受容するため、容器又はハウジ
ングの1つ以上の壁が、ハウジングの中の正又は負の圧
力に適合するように伸縮変形可能であってもよいが、し
かしながら、このような伸縮変形可能な壁は、そのよう
な容器又はハウジングの用途範囲をかなり制約する。従
って、伸縮変形可能な壁は、一般に、わずかだけの圧力
差が予想される用途に使用されるに過ぎない。
【0006】液体を収容する閉じたハウジングに少なく
とも1つの開口部を用意し、その開口部を液密性であり
ながらガス透過性である材料からなるカバーで覆い、圧
力平衡を得ることが知られている。このタイプのカバー
は、2方向のガス交換を行うバルブのような働きをする
多孔質ポリテトラフルオロエチレンポリマーからなるこ
とができる。この仕方において、ハウジングは、液体漏
れの危険なしに、必要に応じて吸気又は排気されること
ができる。
【0007】また、ガス透過性でありながら液密性であ
る多孔質の膜を備えた圧力補償デバイスを有し、且つ、
ガス透過性材料からなり、その圧力補償デバイス上の膜
に及ぼされたサージ圧を解消するように設計されたサー
ジ防護エレメントを有する、ひねって取り付ける方式の
蓋の形態で蓋を提供することも知られている。上述の者
は、蓋が製造された後に蓋に装入又は装着される別個な
構成部分として作成される。このことは製造を割合に複
雑にし、このため、このタイプの蓋は作成がずいぶんコ
スト高である。
【0008】前述の事項は、現状の蓋の構造に存在する
ことが知られる制約を説明するものである。即ち、上述
の制約を1つ以上を克服することに結びつく改良された
蓋を提供することが有益なことは明らかである。従っ
て、下記にさらに十分に開示する特徴を有する適切な代
替物が提供される。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、蓋の構造の技
術とその蓋の製造技術を、現状で公知のものを凌駕して
進歩させるものである。本発明の1つの局面において、
蓋には、気体透過性で液体不透過性の膜を有する圧力補
償デバイスと、容器の中身によって膜に及ぼされたサー
ジ圧を解消するに役立つ気体透過性材料を有するサージ
防護エレメントが装備される。この蓋は、射出成形によ
って蓋の上側カバー部分に統合された膜を有する射出成
形プラスチック部品として設計される。
【0010】従って、本発明の目的は、安価な製造コス
トで簡単な蓋を提供することである。本発明のもう1つ
の目的は、複雑性と製造コストを抑えるため、そのよう
な蓋に、1回の射出成形プロセスの過程で完全に製造さ
れる圧力補償デバイスを提供することである。
【0011】
【発明の実施の形態及び発明の効果】上記の概要及び下
記の本発明の好ましい態様の詳細な説明は、添付の図面
と併せて読解されると、より適切に理解されるであろ
う。本発明を説明する目的で、図面に現状で好ましい態
様が示されている。ここで、本発明は示されたそのまま
の配置や装置に限定されないことを理解すべきである。
【0012】次に図面に関し、同様な参照記号は、複数
の図面の全体を通して対応する部分を表示しており、本
発明の蓋は図1と2に1と全体的に示されている。この
蓋は、膜からなる圧力補償デバイスとサージ保護エレメ
ントを具備する。図1〜5は、粒子の形態の固体又は液
体で満たされることができる容器(図示せず)の蓋1の
1つの態様を示している。図2において、蓋1は、壁
2、カバー3、下側の蓋エッジ4、及び内側のひねって
取り付ける方式のネジ5を具備したひねって取り付ける
方式の蓋として設計されている。蓋1は、外側ネジを用
意された容器の対応する相手の開口部にひねって取り付
けられることができる。
【0013】容器の中身は、非常に低い表面張力の液
体、無機/有機の界面活性剤を含む液体、例えば塩素系
漂白剤のような洗剤、又はその他通気性構造体の中に貯
蔵されることが好ましい任意の物質であってよい。蓋1
は、プラスチック射出成形の部品として設計される。圧
力補償デバイスは、射出成形プロセスの際に、蓋1のカ
バー3の上側部分に射出成形される。
【0014】図2、4、及び5に特に適切に示されてい
るように、気体透過性で液体不透過性の膜7が、射出成
形プロセスの際に、カバー3の上側部分に射出成形され
る。シート13は、膜7のため又はそのエッジのためのシ
ートである。膜7は、ひねって取り付ける方式の蓋、又
は押してはめ込む方式の蓋として設計されることができ
る蓋の上側カバー部分の形状に応じ、平らな、平坦な、
湾曲した又はドーム状の形状であることができる。
【0015】圧力補償デバイスは、1枚又は複数枚の膜
を備えることができる。好ましい態様において、膜7
は、次の焼成された又は焼成されていない材料、即ち、
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリエー
テル、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリ
スルホン、エチレンとテトラフルオロエチレンのコポリ
マー、フッ化エチレンプロピレンコポリマー(FE
P)、テトラフルオロエチレンとペルフルオロ(プロピ
ルビニル)エーテルのコポリマー(PFA)の群から選
択された材料から形成される。この膜の材料は、容器又
はハウジングの中に収められる物質に応じることができ
る。ある用途において、膜7は、延伸膨張微細多孔質ポ
リテトラフルオロエチレン(PTFE)から作成される
ことが好ましい。また、少なくとも1枚の膜が吸着剤又
は触媒を充填される又は被覆されることが特に有益なこ
とがある。膜7の厚さは、一般に1〜2000μmの範
囲である。好ましい厚さは約1〜約100μmである。
【0016】本発明の別な態様において、疎油性の圧力
補償膜が使用されることができる。このような疎油性の
膜は、米国材料試験協会のAATCC試験法118−1
989に従う方法で、≧4の撥油率(oil repellency ra
te) 、好ましくは8≧の撥油率を有することができる。
疎油性多孔質体の撥油率を測定するための具体的な方法
は、「AATCC試験法118−1989ASTM、繊
維の科学と技術のハンドブック、2巻、繊維と布帛の機
能性仕上の化学的処理、パートB」に索引「撥油率」に
関して記載されている。 〔試験方法:試験用液体と25℃での表面張力〕 #1 Nujol 31.2ダイン/cm #2 65:35の Nujol:n-ヘキサデカン(体積%) 2
8.7ダイン/cm #3 n-ヘキサデカン 27.1ダイン/cm #4 n-テトラデカン 26.1ダイン/cm #5 n-ドデカン 25.1ダイン/cm #6 n-デカン 23.5ダイン/cm #7 n-オクタン 21.3ダイン/cm #8 n-ヘプタン 19.8ダイン/cm #9 n-ヘキサン 18.4ダイン/cm 試験片は、多孔質体、膜、ラミネート、ホース 〔評価方法〕いろいろな表面張力を有する上記の試験用
液体の液滴を試験片の上に滴下し、観察する。
【0017】試験片の表面エネルギーが試験用液体の表
面エネルギーよりも小さいと、その液滴は試験片の多孔
質構造体の中に入ることができない。 〔湿潤の物理的背景〕試験体の表面上の液滴の接触角θ
は、液体が物体を湿潤する程度の尺度である。接触角が
0°の場合、その試験片はその液体によって完全に湿潤
され、言い換えると、その液体はその試験片によって完
全に吸収される。多孔質膜が湿潤されると、その湿潤さ
れた箇所は透明又は暗くなる。接触角θは次のようにし
て測定される。
【0018】cosθ=(σsv−σsl)/σlv ここで、σsvは固体と蒸気間の表面張力 σslは固体と液体間の表面張力 σlvは液体と蒸気間の表面張力 液滴の大きさは直径4〜6mmであるべきである。この
試験は室温の21℃±1℃で行うべきである。
【0019】また、膜7は、支持材料の少なくとも1枚
の層の上にラミネートされることができる。膜7は、と
りわけ、吸着性物質又は触媒を含む少なくとも1枚の層
にラミネートされることもできる。ラミネートする支持
材料は、不織布、織物、編物、孔を有する板、又は格子
から形成されることが好ましい。このラミネート用の支
持材料は、次の焼成された又は焼成されていない材料、
即ち、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リエーテル、ポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)、ポリスルホン、エチレンとテトラフルオロエチレ
ンのコポリマー、フッ化エチレンプロピレンコポリマー
(FEP)、テトラフルオロエチレンとペルフルオロ
(プロピルビニル)エーテルのコポリマー(PFA)か
らなる群、コーティングされていない金属、及びコーテ
ィングされた金属より選択されることができる。
【0020】特定の用途に応じ、膜の1つ又は2つの面
に支持材料を施すか、あるいは支持材料層の1つ又は2
つの面の上に膜を施すことが有益なことがある。図5を
参照して最も適切に分かるように、円形の膜7に対する
同心の配置において、複数のリブ10が射出成形され、カ
バー3から下方へ蓋の内部の方に突き出ている。この複
数のリブ10は、他の各々から同じ距離に位置することが
好ましい。各々の隣り合った2つのリブ10の間に間隔11
が形成される。図4に示すように、複数のリブ10にはそ
れらの下側端部に窪み12が設けられる。リブ10の窪み12
は、図5から分かるように、基本的に円形のサージ防護
エレメント14にパチンとはめ込むためのはめ込み座14’
を形成する。
【0021】圧力補償デバイスの膜7とサージ防護エレ
メント14の両者は、平面状又は平坦な形状である。サー
ジ防護エレメント14は、膜7の下に配置される。また、
膜7は、カバー3の実質的に中央に設けられる蓋上部9
の真下に配置される。蓋上部9は、好ましくは十文字の
形状を有し、容器の中とその周りの雰囲気の間に圧力平
衡が確立されることが必要な場合に、ガスが通り抜ける
ことが可能な多数の開口部8が設けられる。また、この
蓋上部9は、膜7の機械的防護を提供する。
【0022】サージ防護エレメント14は、容器の内部に
向かう方向に見て膜7の真下に配置され、丸いディスク
のように設計され(膜7に対応する)、容器の液体によ
って生じたサージ圧力が多孔質膜7を破損させないこと
を保証する。このサージ防護エレメント14の開口部は、
液体が中から外に通過する方向に5〜2000μmの範
囲の直径又はメッシュサイズを有することが好ましい。
このサージ防護エレメント14は、必要な圧力補償を可能
にする気体透過性であり、容器の中に収められた液体又
は固体粒子がサージ防護エレメントから流れ出る又は流
れ去ることが可能なように設計されている。液体がトラ
ップされると、サージ防護エレメントは気体透過性でな
いであろう。
【0023】本発明の1つの態様に従うと、サージ防護
エレメント14は、上側カバー部分の領域の膜7の下に配
置されることができる。好ましい構成において、サージ
防護エレメントは、圧力補償デバイスの膜の下の蓋のカ
バー部分の領域に着脱可能に装着される。とりわけ、サ
ージ防護エレメントは、蓋の内部の方向に下に突き出た
複数のリブ10にパチンとはめ込まれる。サージ防護エレ
メント14は、蓋のカバー部分がどのように設計されるか
に応じて適切な寸法に作成される。
【0024】本発明のもう1つの態様において、圧力補
償デバイスの膜は、単一の統合された一体の構成部分と
して、サージ防護エレメントと一緒に設計される。ここ
で、この一体の構成部分は、そのカバーの領域の蓋に組
み込まれるか、カバーに又はカバーの中に射出成形され
る。その上に膜7がラミネートされることができる支持
材料層は、それ自身でサージ防護エレメントとして設計
されてもよい。
【0025】図1と2から分かるように、蓋1には、容
器の内部に面するカバー3の領域に配置された固定リン
グ19が設けられている。この固定リング19は、内側のひ
ねって取り付ける方式のネジ5から所定の距離に配置さ
れ、所定の距離でリブ配列10を囲む。この固定リング19
は、容器とひねって取り付けられた蓋の間の連結が良好
にシールされることを保証する蓋シーラント(図示せ
ず)を動かないように支持する役割をする。
【0026】また、図1は、カバー3の上側表面上に蓋
が製造された日付を示す日付記録時計20があることを示
す。図1〜5において、サージ防護エレメント14は、パ
チンと中にはめ込む方式のシート14’に着脱可能に取り
付けられる。図において、蓋1は、射出成形プロセスの
際に蓋の一体部分としてサージ防護エレメントが形成さ
れ、膜7が蓋上部9とサージ防護エレメント14の間にあ
るように作成される。カバー3は、サージ防護エレメン
ト14とリブ10と共に単一の片として設計される。本発明
のこの態様においては、リブ10の窪み12は存在しない。
【0027】図8〜10に示されているように、プラス
チック射出成形部分として設計された蓋6の態様は、膜
16を備えた対応する圧力補償デバイスの上のカバー3の
中央領域に、凸状に湾曲したカバー23が設けられる。凸
状に湾曲したカバー23は、十文字の形状であり、ガスが
通過するための多数の開口部24を画定する。この膜16
は、上記に説明したような液体不透過性で気体透過性の
材料からなり、カバー23のドーム形状に対応して湾曲し
たカバー23の下に直接配置される。膜16は蓋6に統合さ
れ、シート17を備えて上側カバー部分3に射出成形され
る。
【0028】サージ防護エレメント21は、膜16の真下の
カバー3の面に取り付けられ、好ましくはリブ10に捕獲
される。図10のパチンと中にはめ込む方式のシート22
は、サージ防護エレメント21を捕獲する。図10に示さ
れたように、サージ防護エレメント21は、膜16と蓋23の
形状を反映するように湾曲している。対応して湾曲し、
サージ防護エレメント21と膜16の間に設けられた隙間18
を通って、気体又は空気は、圧力補償過程の際に上方に
流れる。
【0029】湾曲した形状の膜16とサージ防護エレメン
ト21の他は、図8〜10に示された蓋は、図1〜5に示
されたものと同等である。膜16とサージ防護エレメント
21に使用される材料は、他の態様について上記に説明し
たものに対応する。本発明のいくつかの代表的な態様を
上記に詳細に説明したが、当業者であれば、本願で開示
した新規な教示や長所から大きく逸脱せずに多くの変更
が可能なことを容易に認識するであろう。従って、その
ような変更は全て、特許請求の範囲に限定した本発明の
範囲の中に包含されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の上面図である。
【図2】図1の線A−Bにそった部分的な断面図であ
る。
【図3】図1の蓋のカバー部分の一部の図である。
【図4】図3の線C−Dにそった部分的な断面図である
(図2の円に囲まれた領域に対応)。
【図5】サージ防護エレメントを備えた図4の部分的な
断面図である。
【図6】本発明の別な態様の上面図である。
【図7】図6の線E−Fにそった断面図である。
【図8】本発明のもう1つの詳細な図である。
【図9】図8の線G−Hにそった断面図である。
【図10】サージ防護エレメントを備えた図9の断面図
である。
【符号の説明】
1…蓋 3…カバー 5…ネジ 7…膜 10…リブ 14…サージ防護エレメント 19…固定リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロベルト シュワルツ ドイツ連邦共和国,デー−82031 グリュ ーバルト,ロシュコフシュトラーセ 18 (72)発明者 トールステン ビーマー ドイツ連邦共和国,デー−83513 バッセ ルブルク,ブルンフベルシュトラーセ 96

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の少なくとも1つの開口部が再度開
    けられるように蓋を用いて閉めることができる容器の蓋
    であって、その蓋は、上側カバー部分、液体不透過性で
    且つ気体透過性の少なくとも1枚の膜を有する圧力補償
    デバイス、及びその膜に及ぼされた容器中身のサージ圧
    力を解消するための気体透過性の材料を備えたサージ防
    護エレメントを具備し、その圧力補償デバイスの膜は、
    その蓋と一体に形成され、その蓋から独立して切り離す
    ことができないことを特徴とする容器の蓋。
  2. 【請求項2】 圧力補償デバイスの膜が平坦な形状であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の蓋。
  3. 【請求項3】 圧力補償デバイスの膜が湾曲したドーム
    型の形状であることを特徴とする請求項1に記載の蓋。
  4. 【請求項4】 膜が、ポリプロピレン、ポリエステル、
    ポリアミド、ポリエーテル、ポリテトラフルオロエチレ
    ン(PTFE)、ポリスルホン、エチレンとテトラフル
    オロエチレンのコポリマー、フッ化エチレンプロピレン
    コポリマー(FEP)、テトラフルオロエチレンとペル
    フルオロ(プロピルビニル)エーテルのコポリマー(P
    FA)からなる群より選択された、焼成された又は焼成
    されていない材料で形成されたことを特徴とする請求項
    1に記載の蓋。
  5. 【請求項5】 膜が延伸膨張微細多孔質ポリテトラフル
    オロエチレン(PTFE)からなることを特徴とする請
    求項1に記載の蓋。
  6. 【請求項6】 膜が1〜2000μmの範囲の厚さを有
    することを特徴とする請求項1に記載の蓋。
  7. 【請求項7】 膜が1〜100μmの範囲の厚さを有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の蓋。
  8. 【請求項8】 膜が吸着剤を充填されたことを特徴とす
    る請求項1に記載の蓋。
  9. 【請求項9】 膜が、支持材料を備えた少なくとも1枚
    の層にラミネートされたことを特徴とする請求項1に記
    載の蓋。
  10. 【請求項10】 支持材料が、不織布、織布、編布、孔
    開き板、及び格子板からなる群より選択されたことを特
    徴とする請求項9に記載の蓋。
  11. 【請求項11】 支持材料が、ポリプロピレン、ポリエ
    ステル、ポリアミド、ポリエーテル、ポリテトラフルオ
    ロエチレン(PTFE)、ポリスルホン、エチレンとテ
    トラフルオロエチレンのコポリマー、フッ化エチレンプ
    ロピレンコポリマー(FEP)、テトラフルオロエチレ
    ンとペルフルオロ(プロピルビニル)エーテルのコポリ
    マー(PFA)からなる群より選択された焼成された又
    は焼成されていない材料、コーティングされていない金
    属及びコーティングされた金属であることを特徴とする
    請求項10に記載の蓋。
  12. 【請求項12】 支持材料が膜の少なくとも1つの面に
    施されたことを特徴とする請求項10に記載の蓋。
  13. 【請求項13】 膜が触媒を充填されたことを特徴とす
    る請求項1に記載の蓋。
  14. 【請求項14】 膜が疎油性であることを特徴とする請
    求項1に記載の蓋。
  15. 【請求項15】 膜が4以上の撥油率を有することを特
    徴とする請求項1に記載の蓋。
  16. 【請求項16】 膜が8以上の撥油率を有することを特
    徴とする請求項1に記載の蓋。
  17. 【請求項17】 膜がサージ防護エレメントと上側カバ
    ー部分の間に配置されたことを特徴とする請求項1に記
    載の蓋。
  18. 【請求項18】 上側カバー部分に接続された少なくと
    も1つの固定用リブをさらに備え、サージ防護エレメン
    トは、その少なくとも1つの固定用リブに捕獲されるこ
    とによって、取り外しが可能なように蓋に装着されたこ
    とを特徴とする請求項17に記載の蓋。
  19. 【請求項19】 圧力補償デバイスの膜が、蓋と一体に
    作成された単一の統合された構成部分として、サージ防
    護エレメントと共に一体に作成されたことを特徴とする
    請求項1に記載の蓋。
  20. 【請求項20】 サージ防護エレメントが平坦な形状で
    あることを特徴とする請求項1に記載の蓋。
  21. 【請求項21】 サージ防護エレメントが湾曲したドー
    ム型の形状であることを特徴とする請求項1に記載の
    蓋。
  22. 【請求項22】 支持材料がサージ防護エレメントであ
    ることを特徴とする請求項9に記載の蓋。
JP8189407A 1995-07-19 1996-07-18 容器、ハウジング、ボトルその他の同様な構造体の蓋 Pending JPH09104463A (ja)

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