JPH0910354A - 健康器具 - Google Patents

健康器具

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JPH0910354A
JPH0910354A JP18629795A JP18629795A JPH0910354A JP H0910354 A JPH0910354 A JP H0910354A JP 18629795 A JP18629795 A JP 18629795A JP 18629795 A JP18629795 A JP 18629795A JP H0910354 A JPH0910354 A JP H0910354A
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JP
Japan
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frame
supporting
side frames
head
foot
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JP18629795A
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English (en)
Inventor
Masayuki Chibana
賢侑 知花
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Original Assignee
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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】身体の関節部などに引っ張り力を与えること
で、身体の不具合を矯正し、治療したり、体調を維持し
たりするのに適する健康器具に関し、極めて簡単な構造
で、しかも各人に応じて一人で自身の体調維持や治療、
矯正などを行えるようにすることを目的とする 【構成】横たわった状態で使用する健康器具であって、
長方形状の環状フレームFと、その地フレーム2に足を
支持する手段と、左右のサイドフレーム3、4間ににい
て胴部を支持する手段と、左右のサイドフレーム3、4
に対し、それぞれのサイドフレーム3、4を軸にして回
動できる腕支持具と、天フレーム1に頭蓋骨を支持する
手段と、を有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、身体の関節部などに引
っ張り力(牽引力)を加えることで、身体の不具合を矯
正し、治療したり、体調を維持したりするのに適する健
康器具に関する。
【0002】
【従来の技術】器具を使用して身体の治療や矯正を行な
ったり、訓練強化したりする装置として、各種の物が提
案されている。例えば、実開昭55−85053号公報
で開示されている脚立兼用延身美容器、特開昭55−1
36071号公報で開示されているぶら下がり健康器用
背骨矯正装置、特開平5−3896号公報で開示されて
いる躯幹調整のための矯正運動補助装置などを挙げるこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の装置は、身体のある一部分の治療、矯正にしか適用で
ず、また介添えが必要なこと、各人に応じた力を選べな
いこと、治療、矯正といった所期の目的を十分に達成困
難なこと、装置が大がかりなことなどの問題があり、普
及に至っていない。
【0004】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、極めて簡単な構造で、しかも各人に応じて一人
で自身の体調維持や治療、矯正などを行える健康器具を
実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【0006】請求項1の発明は、横たわった状態で使用
する健康器具であって、少なくとも頭側の天フレーム1
と、足側の地フレーム2と、左右のサイドフレーム3、
4とによって環状に形成された環状フレームFと、地フ
レーム2に足を支持する手段と、を有する健康器具であ
る。
【0007】請求項2の発明は、横たわった状態で使用
する健康器具であって、少なくとも頭側の天フレーム1
と、足側の地フレーム2と、左右のサイドフレーム3、
4とによって環状に形成された環状フレームFと、地フ
レーム2に足を支持する手段と、左右のサイドフレーム
3、4を軸にして回動できる一対の腕支持具と、を有す
る健康器具である。
【0008】請求項3の発明は、横たわった状態で使用
する健康器具であって、少なくとも頭側の天フレーム1
と、足側の地フレーム2と、左右のサイドフレーム3、
4とによって環状に形成された環状フレームFと、天フ
レーム1に頭蓋骨を支持する手段と、を有する健康器具
である。
【0009】請求項4の発明は、横たわった状態で使用
する健康器具であって、少なくとも頭側の天フレーム1
と、足側の地フレーム2と、左右のサイドフレーム3、
4とによって環状に形成された環状フレームFと、天フ
レーム1に頭蓋骨を支持する手段と、左右のサイドフレ
ーム3、4を軸にして回動できる一対の腕支持具と、を
有する健康器具である。
【0010】請求項5の発明は、横たわった状態で使用
する健康器具であって、少なくとも頭側の天フレーム1
と、足側の地フレーム2と、左右のサイドフレーム3、
4とによって環状に形成された環状フレームFと、左右
のサイドフレーム3、4間に設けて、胴部を支持する手
段と、を有する健康器具である。
【0011】請求項6の発明は、横たわった状態で使用
する健康器具であって、少なくとも頭側の天フレーム1
と、足側の地フレーム2と、左右のサイドフレーム3、
4とによって環状に形成された環状フレームFと、左右
のサイドフレーム3、4間において胴部を支持する手段
と、左右のサイドフレーム3、4を軸にして回動できる
一対の腕支持具と、を有する健康器具である。
【0012】請求項7の発明は、横たわった状態で使用
する健康器具であって、少なくとも頭側の天フレーム1
と、足側の地フレーム2と、左右のサイドフレーム3、
4とによって環状に形成された環状フレームFと、地フ
レーム2に足を支持する手段と、左右のサイドフレーム
3、4間に設けて、胴部を支持する手段と、左右のサイ
ドフレーム3、4を軸にして回動できる一対の腕支持具
と、天フレーム1に頭蓋骨を支持する手段と、を有する
健康器具である。
【0013】請求項8の発明は、請求項5、請求項6ま
たは請求項7に記載の胴部を支持する手段の一端が、片
方のサイドフレームに対し、該サイドフレームを軸にし
て回動可能に支持されており、他端は、他方のサイドフ
レームに対し着脱できる構造になっている健康器具であ
る。
【0014】請求項9の発明は、請求項5、請求項6、
請求項7または請求項8に記載の胴部を支持する手段
が、両方のサイドフレーム3、4に対し、その軸芯方向
の位置を変更可能に支持されている健康器具である。
【0015】請求項10の発明は、請求項2、請求項
4、請求項6または請求項7に記載の腕支持具が、両方
のサイドフレーム3、4に対し、その軸芯方向の位置を
変更可能に支持されている健康器具である。
【0016】請求項11の発明は、請求項1から請求項
10中のいずれかの項に記載の少なくとも環状フレーム
Fが、分解、組み立てできる構造である健康器具であ
る。
【0017】
【作用】請求項1のように、環状フレームFと、その地
フレーム2に足を支持する手段を有する構造としたこと
により、足首を地フレーム2に支持した状態で、両手で
天フレーム1を引っ張ったりすることで、身体全体をス
トレッチでき、極めて簡単な構造の簡易な器具で整体や
体調の不調を解消したりできる。
【0018】請求項2のように、環状フレームFと、そ
の地フレーム2に足を支持する手段のほかに、左右のサ
イドフレーム3、4を軸にして回動できる一対の腕支持
具を設けたことにより、該腕支持具に両腕を掛けたりす
ることで、足首と肩部との間に容易に牽引力を加えるこ
とができ、楽に使用できる。
【0019】請求項3のように、環状フレームFの天フ
レーム1に頭蓋骨を支持する手段を有する構造としたこ
とにより、頭蓋骨を該頭蓋骨支持手段によって天フレー
ム1側に支持した状態で、両手でサイドフレーム3、4
を握ったりして、首に牽引力を加えることによって、頸
椎などの不調を解消でき、しかも器具の構造は極めて簡
易になる。
【0020】請求項4のように、環状フレームFの天フ
レーム1に頭蓋骨を支持する手段のほかに、左右のサイ
ドフレーム3、4を軸にして回動できる一対の腕支持具
を設けたことにより、該腕支持具に両腕を掛けたりする
ことで、首に容易に牽引力を加えることができ、楽に使
用できる。
【0021】請求項5のように、環状フレームFの左右
のサイドフレーム3、4間において胴部を支持する手段
を設けたことにより、胴支持手段によって胴を支持した
状態で、両手で天フレーム1を引っ張ったりすること
で、胴部と両手首の間をストレッチでき、極めて簡単な
構造の簡易な器具で、整体や体調の不調を解消したりで
きる。
【0022】請求項6のように、環状フレームFの左右
のサイドフレーム3、4間において胴部を支持する手段
と、左右のサイドフレーム3、4を軸にして回動できる
一対の腕支持具を設けたことにより、該腕支持具に両腕
を掛けたりすることで、脊椎などに容易に牽引力を加え
ることができ、楽に使用できる。
【0023】請求項7のように、環状フレームFの地フ
レーム2に足を支持する手段と、左右のサイドフレーム
3、4間に設けて、胴部を支持する手段と、左右のサイ
ドフレーム3、4を軸にして回動できる一対の腕支持具
と、天フレーム1に頭蓋骨を支持する手段と、を有する
構造としたことにより、1台の器具で前記の各種の牽引
のすべてが可能となり、かつ容易に使用可能となる。
【0024】請求項8のように、胴部支持手段の一端
が、片方のサイドフレームを軸にして回動可能で、他端
は他方のサイドフレームに対し着脱できる構造としたこ
とにより、胴を支持する場合以外は、胴支持手段を環状
フレームFの外側に回転させて退避させておき、環状フ
レームFの内側において各種の牽引を行えなる。したが
って、単一の器具で、多種の牽引が可能となる。
【0025】請求項9のように、胴部支持手段が、両方
のサイドフレーム3、4に対し、その軸芯方向の位置を
変更可能な構造としたことにより、使用する人の体格に
合わせて、胴部支持手段の位置を調節できるため、単一
の器具をより多くの人が共用できる。
【0026】請求項10のように、腕支持具が、両方の
サイドフレーム3、4の軸芯方向の位置を変更可能に構
成されていることにより、使用する人の体格に合わせ
て、腕支持具の位置を調節できるため、単一の器具を多
くの人が共用できる。
【0027】請求項11のように、少なくとも環状フレ
ームFを、分解、組み立てできる構造としたことによ
り、搬送時には分解したり、折り畳んだりしてコンパク
トにできるので、容易に移動できる。
【0028】
【実施例】次に本発明による健康器具が実際上どのよう
に具体化されるかを実施例で説明する。図1は、本発明
による健康器具の使用方法の代表例を示した平面図であ
る。Fは環状フレームであり、少なくとも頭側の天フレ
ーム1と、足側の地フレーム2と、左右のサイドフレー
ム3、4とによって環状に形成されている。5、6は腕
支持具であり、この実施例ではバーになっている。7は
胴部を支持する手段である。
【0029】(1)図は、足を地フレーム2に支持し、
両腕を腕支持具5、6の上に掛けて、足首と肩部との間
の関節を伸長させる使い方である。(2)図は、左右の
サイドフレーム3、4間の、胴部を支持する手段7に、
腰および腹部を支持し、両腕は、(1)図の場合と同様
に、腕支持具5、6の上に掛けて、胴部と肩部との間の
関節を伸長させる使い方である。
【0030】(3)図は、天フレーム1に、首より上側
を支持した状態で、両腕は、(1)図、(2)図の場合
とは逆に、腕支持具5、6の下に掛けて、腕支持具5、
6を押し上げるようにして、頭部と肩部との間の関節を
伸長させる使い方である。
【0031】図2はこのような用途に適した健康器具の
斜視図である。少なくとも頭側の天フレーム1と、足側
の地フレーム2と、左右のサイドフレーム3、4とによ
って環状に形成された環状フレームFの天フレーム1に
は、使用者本人の頭蓋骨を支持するための支持手段8が
取り付けられている。
【0032】図示例の頭蓋骨支持手段8は、天フレーム
1に取り付けられたU字状帯8aと、該U字状帯8a
に、中間部が縫い付けられた1本の帯8b、8cとから
なっている。使用に際しては、図5(1)のように、顎
から頭を包むようにして固定する。
【0033】地フレーム2には、足を支持する手段とし
て、例えばT字状の帯9が取り付けられており、一対の
帯9a、9bを、両足の足首に巻き付けて結ぶことで、
両足を地フレーム2に支持するようになっている。
【0034】左右のサイドフレーム3、4には、天フレ
ーム1寄りの位置において、腕支持具5、6が支持され
ている。図示例では、それぞれ1本のパイプ状のバーで
できている。すなわち、片方の腕支持バー5は、円筒5
aにT字状に固定されていて、該円筒5a中に、左側の
サイドフレーム3が挿通されている。したがって、腕支
持バー5は、左側のサイドフレーム3を中心にして、矢
印a1方向に回動できる。
【0035】もう一方の腕支持バー6は、円筒6aにT
字状に固定されていて、該円筒6a中に、右側のサイド
フレーム4が挿通されている。したがって、腕支持バー
6は、右側のサイドフレーム4を中心にして、矢印a2
方向に回動できる。
【0036】両方の腕支持バー5、6の付け根側には、
例えばチェーン10によってピン11を支持してあり、
一方左右のサイドフレーム3、4には、間隔をおいて、
ピン11が入る位置決め孔12があけてある。
【0037】したがって、円筒6a、6bをサイドフレ
ーム3、4に対しスライドさせて位置を選択し、かつそ
の位置において、最寄りの位置決め孔12にピン11を
挿入することによって、腕支持バー5、6を所望の位置
に固定できる。これは、使用者の好みに応じて、あるい
は体格に合わせて、腕支持バー5、6の位置を自由に選
べるようにするためである。
【0038】左右のサイドフレーム3、4間には、地フ
レーム2寄りの位置において、胴部を支持する手段7が
設けられている。図示例では、1本のパイプ7aが円筒
7bにT字状に固定されており、該円筒7bに、左側の
サイドフレーム3が挿通されている。したがって、パイ
プ7aは、左側のサイドフレーム3を中心にして、矢印
a3方向に回動できる。
【0039】このパイプ7aの自由端には、半円筒状体
7cがT字状に固定されており、このパイプ7aを実線
で示すように、水平に倒して、半円筒状体7cを右のサ
イドフレーム4に被せると、該サイドフレーム4が半円
筒状体7cの中に入り込んで嵌合し、固定される。
【0040】パイプ7aの中間部には、腰の部分を載せ
るための腰当て7dを設けてあり、その両側には、腹部
をパイプ7a側にしばりつけるための、腹帯7e、7f
が取り付けられている。
【0041】この胴部支持手段7も、使用者の好みや体
格などに応じて、その位置を自由に選択できる。すなわ
ち、パイプ7aと円筒7bとの結合部および半円筒状体
7cとの結合部に、チェーン13によってピン14を支
持してあり、一方左右のサイドフレーム3、4には、間
隔をおいて、ピン14が入る位置決め孔15があけてあ
る。
【0042】したがって、円筒7bおよび半円筒状体7
cをサイドフレーム3、4に対しスライドさせて位置を
選択し、かつその位置において、最寄りの位置決め孔1
5にピン14を挿入することによって、胴部支持手段7
を所望の位置に固定できる。
【0043】次にこの健康器具の使用方法を説明する。
まず、図1(1)のように足を地フレーム2に支持する
使い方をする場合は、胴部支持手段7が邪魔になるの
で、半円筒状体7c側のピン14をサイドフレーム4か
ら抜き、半円筒状体7cをサイドフレーム4から外した
状態で、パイプ7aを矢印a3方向に180度回転させ
る。その結果、図2に鎖線で示すように、また図1
(1)のように、胴部支持手段7が環状フレームFの外
側に移動する。
【0044】一方、腕支持バー5、6は、矢印a1、a
2方向に回転させて、鎖線で示すように、サイドフレー
ム3、4の外側に移動させておく。また、左右両側のピ
ン11は、サイドフレーム3、4の地フレーム2側の孔
12に挿入しておく。
【0045】この状態で、フレームFの内側に座って、
図5(3)のように、一対の帯9a、9bを両足の足首
に巻き付けて結ぶことで、両足を地フレーム2に支持す
る。次いで、図1(1)のように、仰向けに寝た状態
で、2本の腕支持バー5、6を胸の上側まで回転させ、
両腕支持バー5、6の上に両腕をかける。このとき、左
右の円筒5a、6aの端部がピン11、11に当たる
が、ピンのストッパー機能により、それ以上地フレーム
2側に移動することはない。
【0046】次に、両腕に徐々に力を入れて、腕支持バ
ー5、6を押し下げるようにすると、足や腰の凝ってい
る部分が引っ張られて軟化する。1分間ていどすると力
を抜いて、10秒ていど休む。この動作を数回繰り返す
と、足腰の不調が快方に向かう。
【0047】このように、足首を地フレーム2にしばり
つけて、牽引力を加える方法の場合は、力を入れすぎる
と、足の関節などを傷める恐れがあるので、自分で力の
加減をすることが肝要である。
【0048】しかしながら、図1(2)のように、足で
なく、胴部支持手段7で腰ないし腹部を支持する方法に
よると、足に過度の負担を与えないで、背骨のみに牽引
力を加えることができる。この場合は、図2に鎖線で示
すように、フレームFの外側に移動させてあったパイプ
7aを、右側のサイドフレーム4側に回転させて倒し、
半円筒状体7cをサイドフレーム4にはめ込み、ピン1
4を、天フレーム1寄りの孔15に差し込む。また、腕
支持バー5、6は、鎖線で示すように、サイドフレーム
3、4の外側に移動させておく。
【0049】次いで、腰当て7dの上に腰を載せ、仰向
けになった状態で、腹帯7e、7fによって胴部をパイ
プ7a側に強めにしばりつけ、図5(2)のように胴部
を固定支持する。そして、2本の腕支持バー5、6を胸
の上側まで回転させて、その上に両腕をかけ、両腕に徐
々に力を入れて、腕支持バー5、6を押し下げるように
する。
【0050】すると、腰当て7dにしばられていた腰部
が、上側(天フレーム1側)に移動するため、薦骨が腰
当て7dの真上に位置する。この状態で、両腕に力を入
れて、腕支持バー5、6を押し下げるようにすると、肩
と薦骨との間の背骨や筋肉に牽引力が作用する。次い
で、力を抜いて休む。
【0051】この動作を数回繰り返すと、凝っている部
分や関節がゆるみ、不調部が快方に向かう。しかも、足
に無理な力が加わることはないので、安心して使用でき
る。
【0052】図1(3)のように、頭蓋骨を天フレーム
1に支持すると、首筋や後頭部の不快感を解消できる。
この場合は、胴部支持手段7のパイプ7aは、邪魔にな
らないように、フレームFの外側に回転移動させてお
く。また、腕支持バー5、6も、図2に鎖線で示すよう
に、サイドフレーム3、4の外側に移動させておく。左
右のピン11、11は、左右の円筒5a、6aよりも、
天フレーム1側の孔12に挿入しておく。
【0053】この状態で、フレームFの内側で仰向けに
なって、図5(1)のように、天フレーム1に取り付け
られたU字状部8aに顎を載せ、さらに一対の帯8b、
8cを頭の後部に回して交差させ、次に額に回して両端
を結び合わせる。また、図1の(1)図、(2)図の場
合とは逆に、両腕を腕支持バー5、6の下側に当てて、
両腕支持バー5、6を両腕で押し上げるようにして、徐
々に力を入れていく。
【0054】このとき、左右の円筒5a、6aの上端が
ピン11、11に当たるが、ピンのストッパー機能によ
り、それ以上天フレーム1側に移動することはない。そ
の結果、頸椎に牽引力が働くが、次に力を緩めて小休止
する、といった動作を数回繰り返すと、頸椎部分の不調
が解消される。
【0055】図3は、簡易型の健康器具であり、図2に
おける腕支持バー5、6を省いた構造になっている。こ
の実施例で、図1(1)のように足首を支持して、足か
ら肩部までの牽引を行う場合は、図4(1)のように、
足首をしばって支持した状態で、両手を天フレーム1側
に伸ばし、天フレーム1や頭蓋骨支持手段8を引っ張る
ことで行なう。
【0056】また、図1(2)のように胴部を支持し
て、胴部から肩部までの牽引を行う場合は、図4(2)
のように、胴部をしばって支持した状態で、両手を天フ
レーム1側に伸ばし、天フレーム1や頭蓋骨支持手段8
を引っ張ることで行なう。
【0057】このように、天フレーム1や頭蓋骨支持手
段8を引っ張る代わりに、天フレーム1に特別の握りを
取り付け、該握りを介して、天フレーム1を引っ張るよ
うにすることもできる。
【0058】図1(3)のように天フレーム1側に頭蓋
骨を支持し、頸椎の牽引を行う場合は、図4(3)のよ
うに、図1(3)の場合と同様に天フレーム1側に頭蓋
骨をしばって支持した状態で、両手で左右のサイドフレ
ーム3、4を握って、天フレーム1側に引っ張るような
力を加える。なお、サイドフレーム3、4を直接に握る
のではなく、サイドフレーム3、4に特別の握りを取り
付けることにより、握り易くすることもできる。
【0059】以上、使用例の基本パターンを説明した
が、この健康器具を使用して、他の種々の補助運動や準
備運動、整理運動などにも利用できる。
【0060】図2の実施例においては、天フレーム1、
足側の地フレーム2、左右のサイドフレーム3、4によ
って環状に形成された環状フレームFは、要所要所に管
継手jを介在させてあり、これらの管継手jの位置で分
離可能とすることにより、環状フレームFを分解・組み
立て式に構成できる。また、折り畳み式も可能であり、
移送時には分解したり、折り畳んだりして、コンパクト
な状態で持ち運びできる。
【0061】環状フレームFを構成する各部材は、金属
性のパイプでもよく、あるいは合成樹脂製、金属製パイ
プに合成樹脂などをコーティングしたものなど、種々の
ものが適用でき、環状フレームFの形状も、必ずしも長
方形に限定されるものではない。付属品として、延長パ
イプを用意しておいて、サイドフレーム3、4に継ぎ足
せる構造とすることにより、環状フレームFを長くし、
身長の高い人に対応することもできる。
【0062】足首や頭蓋骨、胴部をしばり支持する帯状
体なども、ベルトなどを利用してもよく、また長めにし
ておくことで、使用者の体格に容易に合わせることがで
きる。また、腕支持具5、6は、両腕を掛けて、力を入
れ易い構造であればよく、必ずしもバーてある必要はな
い。胴部支持手段7も、環状フレームFの内側で腰を支
持できる構造であれば、図示構造に限定されない。
【0063】
【発明の効果】請求項1のように、環状フレームFの地
フレーム2に、足を支持する手段を設けたことにより、
足首を地フレーム2に支持し、両手で天フレーム1を引
っ張るのみで、身体全体をストレッチでき、極めて簡易
な器具で整体や体調の不調を解消できる。
【0064】請求項2のように、環状フレームFの地フ
レーム2に足を支持する手段のほかに、左右のサイドフ
レーム3、4を軸にして回動できる一対の腕支持具を設
けて、該腕支持具に両腕を掛けたりする構造としたこと
により、足首と肩部との間に容易に、かつ楽に牽引力を
加えることができる。
【0065】請求項3のように、環状フレームFの天フ
レーム1に、頭蓋骨の支持手段を設けたことにより、頭
蓋骨を天フレーム1側に支持し、両手でサイドフレーム
3、4を握ったりするだけで、首に牽引力を加えて、頸
椎などの不調を解消でき、しかも簡易な器具で足りる。
【0066】請求項4のように、環状フレームFの天フ
レーム1に頭蓋骨の支持手段を設け、さらに左右のサイ
ドフレーム3、4を軸にして回動できる一対の腕支持具
を設けたことにより、該腕支持具に両腕を掛けたりする
ことで、首に容易に牽引力を加えることができ、楽に使
用できる。
【0067】請求項5のように、環状フレームFの左右
のサイドフレーム3、4間に、胴部の支持手段を設け、
胴を支持した状態で、両手で天フレーム1を引っ張った
りすることで、胴部と両手首の間をストレッチして、整
体や体調の不調を解消したりでき、しかも構造が極めて
簡単な簡易な器具で足りる。
【0068】請求項6のように、左右のサイドフレーム
3、4間において胴部の支持手段で胴を支持し、かつ腕
支持具に両腕を掛けたりすることで、脊椎などに容易に
牽引力が加わる構造としたことにより、楽に使用でき
る。
【0069】請求項7のように、環状フレームFの地フ
レーム2に足の支持手段を設け、胴部支持手段と、回動
式の一対の腕支持具と、天フレーム1に頭蓋骨を支持す
る手段とをそれぞれ設けたことにより、前記の各種の牽
引のすべてが1台の器具で可能となり、かつ容易に使用
可能となる。
【0070】請求項8のように、前記の胴部支持手段が
回動可能で、他端はサイドフレームに対し着脱できる構
造としたことにより、胴を支持する場合以外は、胴支持
手段を環状フレームFの外側に退避できるため、環状フ
レームFの内側において各種の牽引が可能となり、単一
の器具で、多種の牽引が行える。
【0071】請求項9のように、胴部支持手段の位置を
変更可能な構造としたことにより、使用者の体格に合わ
せて、胴部の支持位置を調節できるため、単一の器具を
多くの人で共用できる。
【0072】請求項10のように、腕支持具の位置を変
更可能な構造としたことにより、使用者の体格に合わせ
て、腕支持具の位置を調節できるため、単一の器具を多
くの人で共用できる。
【0073】請求項11によると、少なくとも環状フレ
ームFが、分解、組み立て可能な構造なため、搬送時や
保管時には、分解したり、折り畳んだりしてコンパクト
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による健康器具の使用例を示す平面図
である。
【図2】 本発明による健康器具の実施例を示す斜視図
である。
【図3】 本発明による簡易型の健康器具の実施例を示
す斜視図である。
【図4】 本発明による簡易型の健康器具の使用例を示
す平面図である。
【図5】 本発明健康器具の各部の使用方法を例示する
斜視図である。
【符号の説明】
1 天フレーム 2 地フレーム 3、4 サイドフレーム F 環状フレーム 5、6 腕支持具(腕支持バー) 7 胴部支持手段 8 頭蓋骨支持手段(頭蓋骨支持帯) 9 T字状帯

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横たわった状態で使用する健康器具であ
    って、 少なくとも頭側の天フレーム1と、足側の地フレーム2
    と、左右のサイドフレーム3、4とによって環状に形成
    された環状フレームFと、 地フレーム2に足を支持する手段と、 を有することを特徴とする健康器具。
  2. 【請求項2】 横たわった状態で使用する健康器具であ
    って、 少なくとも頭側の天フレーム1と、足側の地フレーム2
    と、左右のサイドフレーム3、4とによって環状に形成
    された環状フレームFと、 地フレーム2に足を支持する手段と、 左右のサイドフレーム3、4を軸にして回動できる一対
    の腕支持具と、 を有することを特徴とする健康器具。
  3. 【請求項3】 横たわった状態で使用する健康器具であ
    って、 少なくとも頭側の天フレーム1と、足側の地フレーム2
    と、左右のサイドフレーム3、4とによって環状に形成
    された環状フレームFと、 天フレーム1に頭蓋骨を支持する手段と、 を有することを特徴とする健康器具。
  4. 【請求項4】 横たわった状態で使用する健康器具であ
    って、 少なくとも頭側の天フレーム1と、足側の地フレーム2
    と、左右のサイドフレーム3、4とによって環状に形成
    された環状フレームFと、 天フレーム1に頭蓋骨を支持する手段と、 左右のサイドフレーム3、4を軸にして回動できる一対
    の腕支持具と、 を有することを特徴とする健康器具。
  5. 【請求項5】 横たわった状態で使用する健康器具であ
    って、 少なくとも頭側の天フレーム1と、足側の地フレーム2
    と、左右のサイドフレーム3、4とによって環状に形成
    された環状フレームFと、 左右のサイドフレーム3、4間に設けて、胴部を支持す
    る手段と、 を有することを特徴とする健康器具。
  6. 【請求項6】 横たわった状態で使用する健康器具であ
    って、 少なくとも頭側の天フレーム1と、足側の地フレーム2
    と、左右のサイドフレーム3、4とによって環状に形成
    された環状フレームFと、 左右のサイドフレーム3、4間において胴部を支持する
    手段と、 左右のサイドフレーム3、4を軸にして回動できる一対
    の腕支持具と、 を有することを特徴とする健康器具。
  7. 【請求項7】 横たわった状態で使用する健康器具であ
    って、 少なくとも頭側の天フレーム1と、足側の地フレーム2
    と、左右のサイドフレーム3、4とによって環状に形成
    された環状フレームFと、 地フレーム2に足を支持する手段と、 左右のサイドフレーム3、4間に設けて、胴部を支持す
    る手段と、 左右のサイドフレーム3、4を軸にして回動できる一対
    の腕支持具と、 天フレーム1に頭蓋骨を支持する手段と、 を有することを特徴とする健康器具。
  8. 【請求項8】 前記の胴部を支持する手段の一端が、片
    方のサイドフレームに対し、該サイドフレームを軸にし
    て回動可能に支持されており、 他端は、他方のサイドフレームに対し着脱できる構造に
    なっていることを特徴とする請求項5、請求項6または
    請求項7に記載の健康器具。
  9. 【請求項9】 前記の胴部を支持する手段は、両方のサ
    イドフレーム3、4に対し、その軸芯方向の位置を変更
    可能に支持されていることを特徴とする請求項5、請求
    項6、請求項7または請求項8に記載の健康器具。
  10. 【請求項10】 前記の一対の腕支持具は、両方のサイ
    ドフレーム3、4に対し、その軸芯方向の位置を変更可
    能に支持されていることを特徴とする請求項2、請求項
    4、請求項6または請求項7に記載の健康器具。
  11. 【請求項11】 前記の少なくとも環状フレームFが、
    分解、組み立てできる構造であることを特徴とする請求
    項1から請求項10中のいずれかの項に記載の健康器
    具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006122633A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Mitsumasa Yamaguchi 空中運動器具
CN112354155A (zh) * 2020-11-26 2021-02-12 宜春学院 一种健美操形体矫正训练装置

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