JPH0910347A - しみ出し冷却室構造 - Google Patents
しみ出し冷却室構造Info
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- JPH0910347A JPH0910347A JP16232695A JP16232695A JPH0910347A JP H0910347 A JPH0910347 A JP H0910347A JP 16232695 A JP16232695 A JP 16232695A JP 16232695 A JP16232695 A JP 16232695A JP H0910347 A JPH0910347 A JP H0910347A
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Abstract
にする。 【構成】 外側冷却室17の内側に内側冷却室18を設
けることにより、内側冷却室18の内部を特に低温に保
つことができるようになる。
Description
関するものである。
の或る室を火災の熱から保護するために、上記室をしみ
出し冷却室とすることが提案されている。
しない建物の内部に設けられる冷却室1における構造壁
2の外面にステンレス製などの給水チューブ3を螺旋状
或いは格子状などに張りめぐらし、該給水チューブ3に
適宜の間隔を置いて多数の給水孔4を形成すると共に、
給水チューブ3の外側にセラミックペーパーなどの硬質
の耐熱性多孔質材5を所要の厚さに取付け、冷却室1内
に設けられたタンクなどの給水源6に予め貯蔵されてい
る水7を給水ポンプ8及び給水管9を介して前記給水チ
ューブ3へ送給し得るようにする。
うに、給水チューブ3を内部に埋め込むようにしても、
又、図11に示すように、給水チューブ3の外側に設置
するようにしても良い。
6に貯蔵された水7は、給水チューブ3へは送られない
ようにしておき、火災発生時に、給水ポンプ8を駆動し
て、給水源6に貯蔵された水7を、給水管9を介して給
水チューブ3へと送り、給水チューブ3に形成された給
水孔4から給水ポンプ8による給水圧力と毛管現象によ
って耐熱性多孔質材5の全面へしみ拡げさせるようにす
る。
に設けられた給水チューブ3を流れる時に冷却室1を直
接伝熱冷却すると共に、耐熱性多孔質材5にしみ拡げら
れた後は、火災の熱によって蒸発される時に、耐熱性多
孔質材5から蒸発潜熱を奪ってこれを冷却(しみ出し冷
却)するため、二重の冷却効果によって、冷却室1の内
部が低温に保持される。
ると、給水ポンプ8による給水圧力と毛管現象により、
給水チューブ3内の水7が耐熱性多孔質材5へと補給さ
れ、上記作動が継続して行われる。
室1を冷却することができるようになる。
来のしみ出し冷却室構造には、以下のような問題があっ
た。
を冷却させるようにしているため、火災などの場合で
も、冷却室1内の温度を、水7の蒸発温度である100
度以下に保つことができるようになり、実際、冷却室1
外の温度が1000度を越えた場合でも、冷却室1内の
温度は100度〜60度にまで抑えられている。
0度の範囲になるということは、冷却室1内にある家具
や調度品その他の焼損を防止するためには十分である
が、冷却室1内にいる人間や冷却室1内にあるコンピュ
ータなどの熱に弱い機器類10を保護するためにはまだ
不十分である。
の範囲になるのは、給水チューブ3を流れる水7の流速
が遅く、且つ、流量が少ないため、火災の熱で給水チュ
ーブ3を流れる水7がすぐに100度〜60度にまで加
熱されてしまうからである。
的により低い温度に保ち得るようにしたしみ出し冷却室
構造を提供することを目的とするものである。
に、本発明では以下の手段を用いた。
水チューブと該給水チューブの外側に設けた耐熱性多孔
質材とより成る外側冷却室の内側に、外面に多数の給水
孔を有する給水チューブと該給水チューブの外側に設け
た耐熱性多孔質材とより成る内側冷却室を設けたことを
特徴とするしみ出し冷却室構造にかかるものである。
面を覆い、内側冷却室で車体の内部機器を収容するよう
構成しても良い。
い、内側冷却室でロボット本体の内部機器を収容するよ
う構成しても良い。
ューブを流れる水によって伝熱冷却され、且つ、給水孔
から耐熱性多孔質材へしみ出された水によってしみ出し
冷却される。
設けることにより、内側冷却室の内部を特に低温に保つ
ことができる。
室で車体の内部機器を収容するようにしても良い。
内側冷却室でロボット本体の内部機器を収容するように
しても良い。
明する。
る。
板11の外面に、ステンレス製などの給水チューブ12
を基板11の全面を覆うよう格子状などに張りめぐら
し、該給水チューブ12に適宜の間隔を置いて多数の給
水孔13を形成すると共に、給水チューブ12の外側に
セラミックペーパーなどの硬質の耐熱性多孔質材14を
所要の厚さで取付けて、しみ出し冷却パネル15を構成
する。
うに、給水チューブ12を内部に埋め込むようにして
も、図2に示すように、給水チューブ12の外側に設置
するようにしても良い。
建物の内部などに設けられた室の構造壁16の外面に取
付けて、外側冷却室17を形成する。
記しみ出し冷却パネル15を組合せるなどして、内側冷
却室18を形成する。
ーブ12には、図示しない給水口と、排水口を形成して
おき、隣接するしみ出し冷却パネル15の給水口と排水
口とを互いに連結することにより、各給水チューブ12
どうしを互いに連通させ得るようにする。
たタンクなどの給水源19に予め貯蔵されている水20
を、給水ポンプ21及び給水管22,23を介して、外
側冷却室17と内側冷却室18の給水チューブ12へそ
れぞれ送給し得るようにする。
18の給水チューブ12を出た水20を給水管24,2
2を介して外側冷却室17の給水チューブ12へ送るよ
うにしても良い。
れた流量調整弁である。
蔵された水20は、給水チューブ12へは送られないよ
うにしておく。
を駆動して、給水源19に貯蔵された水20を、給水管
22,23を介して外側冷却室17を構成するしみ出し
冷却パネル15の給水チューブ12と、内側冷却室18
を構成するしみ出し冷却パネル15の給水チューブ12
へそれぞれ送り、給水チューブ12に形成された給水孔
13から送水圧力と毛管現象によって対応するしみ出し
冷却パネル15の耐熱性多孔質材14全面へしみ拡げさ
せるようにする。
5を覆うように設けられた給水チューブ12を流れるこ
とによってしみ出し冷却パネル15を直接伝熱冷却する
と共に、しみ出し冷却パネル15の耐熱性多孔質材14
にしみ拡げられた後は、火災の熱によって蒸発される時
に、耐熱性多孔質材14から蒸発潜熱を奪ってしみ出し
冷却パネル15を冷却(しみ出し冷却)するため、二重
の冷却効果によって、内側冷却室18と外側冷却室17
が低温に保持される。
却室17では、水20の蒸発によるしみ出し冷却が主に
行われることとなり、又、外側冷却室17によって熱か
ら保護されている内側冷却室18では、給水チューブ1
2を流れる水20による伝熱冷却が主に行われることに
なる。
冷却室17の内部は、水20の蒸発温度である100度
以下、およそ100度〜60度に温度が抑えられ、更
に、外側冷却室17で保護されている内側冷却室18の
内部は、給水チューブ12を流れる水20の温度である
ほぼ20度程度に保たれる。
側冷却室17を冷却することができるようになると共
に、人間やコンピュータなどの熱に弱い機器類を内側冷
却室18によって安全に保護することが可能となる。
されると、給水ポンプ21による給水圧力や毛管現象に
より、給水チューブ12内の水20が耐熱性多孔質材1
4へと補給され、上記作動が継続して行われる。
り、上記しみ出し冷却室構造を車両に適用したものであ
る。
15によって車体(外側冷却室26、以下必要に応じて
車体26という)を構成し、外側冷却室26の内部に図
2のしみ出し冷却パネル15を用いて内側冷却室27を
設け、内側冷却室27に、図示しない走行制御機器や走
行駆動装置などの熱に弱い内部機器を収容して、これら
を熱から保護させるようにしている。
源28を利用するものとし、外部の給水源28から給水
ポンプ29及び給水ホース30を介して、車体26内部
に設けた給水分配部31まで水32を導かせることによ
り、車体26の軽量化を図るようにしている。
0及び外部からの給電ケーブル33を、給水分配部31
から分配された耐熱ゴム製の給水チューブ34で螺旋状
に取り巻かせ、給水チューブ34に間隔を置いて多数の
給水孔35を形成すると共に、その外周をシリカ布など
の軟質の耐熱性多孔質カバー36で覆って、しみ出し冷
却ホース37を構成させ、給水ホース30及び外部から
の給電ケーブル33をしみ出し冷却させるようにしてい
る。
は、給水管39を介して散水ノズル40を導くことによ
り、スプレー冷却を行わせ得るようにしている。
孔質材14の部分に給水チューブを張りめぐらせてしみ
出し冷却を行わせ得るようにしても良いが、本実施例で
は、給水管41を介して散水ノズル42を複数、適宜位
置に配置することにより、スプレー冷却を行わせ得るよ
うにしている。
て、耐熱性多孔質材14の耐性を向上させるようにして
いる。
7に収容された走行制御機器や走行駆動装置などの熱に
弱い内部機器を常温に保つことができるので、火災現場
などでも安定して走行可能な車両とすることができる。
構成を備えており、同様の作用・効果を得ることができ
る。
り、上記しみ出し冷却室構造を消火ロボットに適用した
ものである。
に、ロボット本体45の左右の側面に、クローラ46と
クローラカバー47を備えた走行装置48を、前後二基
ずつ、軸49を中心として上下揺動可能に備えており、
且つ、ロボット本体45の上部に消火ノズル50を左右
旋回及び上下揺動可能に有する消火装置51を備え、ロ
ボット本体45の上部に赤外線カメラ52を有する視覚
装置53を、支持軸部54を中心として左右旋回可能に
備え、又、照明装置55が付設されたCCDカメラ56
などの視覚装置57を、支持軸部58を中心として左右
旋回可能に備えたものである。
ット44に対し、図2のしみ出し冷却パネル15を、ロ
ボット本体45及びクローラカバー47の部分に取付
け、又、ロボット本体45とクローラカバー47との境
界部分などに、図8に示すような、ステンレス繊維布5
9とシリカ布60を重ね合わせた軟質の耐熱性多孔質シ
ート61二枚の間に、多数の給水孔を備えた給水チュー
ブ62を介在させて互いに金属糸63で縫い合わせて成
るしみ出し冷却シート64で作られた冷却カバー65を
取付け、且つ、クローラカバー47の下部に、図8のし
み出し冷却シート64で作られた冷却カバー66を取付
けて、外側冷却室67を構成し、外側冷却室67をしみ
出し冷却し得るようにする。
87を取付けて、しみ出し冷却パネル15の耐性を向上
し得るようにする。
ーパーから成る硬質の耐熱性多孔質材68を取付け、ク
ローラカバー47の内部に、図9に示すような、耐熱性
多孔質材68へ向けて水69を噴射する散水ノズル70
を取付け、クローラ46をスプレー冷却し得るようにす
る。
も、前記と同様の軟質のしみ出し冷却シート64で作成
した冷却カバー71〜73を被せるようにしている。
尚、各視覚装置57については、赤外線カメラ52やC
CDカメラ56のレンズを保護するために、前面に、視
界を妨げない程度の空孔率(ほぼ30%)で小孔を多数
有する硬質のセラミックペーパーなどの耐熱性多孔質材
製のパンチプレート74,75を取付ける。
置用駆動装置や視覚装置用駆動装置などの内部機器を、
外側冷却室67の内部に設けた内側冷却室76に収容す
る。尚、本実施例では、制御機器は外部に設け、信号ケ
ーブルや給電ケーブルなどを介して内部機器などへ接続
させるようにして、消火ロボット44の軽量化を図って
いる。
された送水ホース77の後端を、外部の消火栓78へ接
続し得るようにし、送水ホース77の途中に給水分配部
79を設けて、給水分配部79から、給水管80を介し
て、ロボット本体45に取付けられた冷却パネル15、
及び、ロボット本体45とクローラカバー47との境界
部分を覆う冷却カバー65へ水69を供給して、ロボッ
ト本体45などをしみ出し冷却し得るようにしている。
介して、クローラカバー47に取付けられた冷却パネル
15、及び、クローラカバー47の下部を覆う冷却カバ
ー66へ水69を供給すると共に、クローラカバー47
の内部に取付けられた散水ノズル70を介してクローラ
46に取付けた耐熱性多孔質材へ水69を供給して、ク
ローラ46などをしみ出し冷却し得るようにしている。
て、内側冷却室76へ水69を供給して、内部機器など
をしみ出し冷却して、温度を20度程度に保持し得るよ
うにしている。
水管83を介して、消火装置51の冷却カバー71へ水
69を供給するようにし、給水分配部79から耐熱ゴム
製の給水管84を介して、赤外線カメラ52の冷却カバ
ー72へ水69を供給するようにし、給水分配部79か
ら耐熱ゴム製の給水管85を介して、CCDカメラ56
の冷却カバー73へ水69を供給し、消火装置51や赤
外線カメラ52やCCDカメラ56などをしみ出し冷却
し得るようにしている。
熱ゴム製の給水管86を、図5と同様の冷却ホース37
の給水チューブ34に接続して、給水チューブ34を螺
旋状に取り巻くように設けられた、前記送水ホース77
や図示しない信号ケーブルや給電ケーブルなどをしみ出
し冷却し得るようにする。
構成を備えており、同様の作用・効果を得ることができ
る。
れるものではなく、各実施例に記載した事項の上記以外
の組合せも可能であること、その他、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
冷却室構造によれば、室内を局部的により低い温度に保
つことができるという優れた効果を奏し得る。
ある。
面図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 外面に多数の給水孔を有する給水チュー
ブと該給水チューブの外側に設けた耐熱性多孔質材とよ
り成る外側冷却室の内側に、外面に多数の給水孔を有す
る給水チューブと該給水チューブの外側に設けた耐熱性
多孔質材とより成る内側冷却室を設けたことを特徴とす
るしみ出し冷却室構造。 - 【請求項2】 外側冷却室が車体の外面を覆うよう設け
られ、内側冷却室が車体の内部機器を収容するよう設け
られた請求項1記載のしみ出し冷却室構造。 - 【請求項3】 外側冷却室がロボット本体の外面を覆う
よう設けられ、内側冷却室がロボット本体の内部機器を
収容するよう設けられた請求項1記載のしみ出し冷却室
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16232695A JP3656284B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | しみ出し冷却室構造 |
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Publications (2)
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---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-06-28 JP JP16232695A patent/JP3656284B2/ja not_active Expired - Fee Related
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EP4046691A4 (en) * | 2019-11-22 | 2023-01-11 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | APPARATUS AND METHOD FOR PROTECTION AGAINST RADIANT HEAT, AND MOBILE CONSTRUCTION VEHICLE |
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JP3656284B2 (ja) | 2005-06-08 |
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