JPH0647474Y2 - 防火耐熱服用耐熱装置 - Google Patents

防火耐熱服用耐熱装置

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JPH0647474Y2
JPH0647474Y2 JP7520988U JP7520988U JPH0647474Y2 JP H0647474 Y2 JPH0647474 Y2 JP H0647474Y2 JP 7520988 U JP7520988 U JP 7520988U JP 7520988 U JP7520988 U JP 7520988U JP H0647474 Y2 JPH0647474 Y2 JP H0647474Y2
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heat
resistant
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cooling
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JP7520988U
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JPH01178066U (ja
Inventor
歳和 矢野
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、高温環境下で消火作業等を行うための防火耐
熱服に係り、特に高温から保護すべくしみ出し冷却によ
って冷却できる防火耐熱服用耐熱装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、防火耐熱服は、耐熱性材料で形成されると共に断
熱材で形成され、外部の高温と断熱することを目的とし
ている。
ところが、例えば石油コンビナートで火災が発生した場
合の消火活動の一つとして、火災現場での油タンクから
の油洩れをチェックする作業、タンクを直接消火する作
業、タンクの外部からタンク内溶液を抜き取るためのバ
ルブ操作作業のごとき、高温環境下での作業があり、か
かる、極限下で作業を行おうとする試みがある。
[考案が解決しようとする課題] しかし、前記した従来の遮断熱方式、すなわち、外面に
しゃ熱板、断熱材などを施した方式では、上述した高温
環境下で使用することは困難であり、また断熱性を向上
すれば、その分、防火耐熱服に十分な可撓性を与えるこ
とは困難となると共に重量が重くなり、極めて作業しづ
らいものとなる。
本考案は、上記事情を考慮してなされたもので、外部の
温度に関係なく一定温度に維持でき、軽量でしかも可撓
性に富んだ防火耐熱服用耐熱装置を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の目的を達成するために、可撓性を有す
る多孔質外皮材と、該外皮材に埋設され、その外皮材表
面に冷却水をしみ出させるための給水パイプと、上記多
孔質外皮材の内側に空気断熱層を介して設けた冷却パイ
プと、その冷却パイプの内外に設けた熱反射シートとを
備えたものである。
[作用] 上記の構成によれば、多孔質外皮材に埋設した給水パイ
プからの冷却水が外皮材の表面にしみだしその蒸発潜熱
で冷却すると共に、外皮材内に侵入した熱は、冷却パイ
プの外側の熱反射シートで内部に侵入することを阻止す
ると共に、侵入した熱をさらにその冷却パイプで冷却す
るため、高温から保護できると共に軽量かができる。
[実施例] 以下本考案の好適実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
先ず、防火耐熱性服の概要を第3図及び第4図により説
明する。
第4図は、頭部1を除き全身を覆う素材を可撓性の耐熱
装置2で、防火耐熱服Aを形成した例を示す。また第3
図は首や関節など屈曲する部分を可撓性の耐熱装置2で
形成し、その他の屈曲を必要としない部分は、固定の耐
熱装置3で防火耐熱服Aを形成したものである。防火耐
熱服Aの背中側には、生命維持機器4が設けられ、頭部
1内で呼吸ができるように酸素を供給したり、呼気を排
出できるようになっている。またこの生命維持機器4に
は、後述する冷却水の供給量を制御して防火耐熱服Aの
内部温度を制御するための熱制御機器5が設けられてい
る。
次に第1図により可撓性の耐熱装置2の詳細を説明す
る。
第1図において、10は高温雰囲気11に臨む多孔質外皮材
で、耐熱繊維など多孔質の給水材12の両面に、同じく多
孔性の表皮13,14を重合して形成される。この多孔質外
皮材10には、その外皮材10の表面に冷却水をしみ出させ
るための給水パイプ15が埋設される。この給水パイプ15
は図示のように外皮材10の内側表皮14で包み込むように
されて外皮材10に埋設され、またそのパイプ15には、多
数の給水孔16が穿設されている。
この外皮材10の内側には空気断熱層17を介して内側冷却
層18が設けられる。この内側冷却層18は、コイル状に形
成あるいは多数並設した冷却パイプ19の内外に熱反射板
20,21を設けて構成される。熱反射シート20,21は、耐熱
繊維あるいはシートにアルミニゥムを蒸着して形成され
る。
この多孔質外皮材10及び内側冷却層18は第3図、第4図
で説明した防火耐熱服Aの各部分に応じて筒状に或いは
シート状に形成される。また給水パイプ15と冷却パイプ
19とは、第3図、第4図で説明した熱制御機器5内の冷
却水供給源に接続され、その給水パイプ15への給水量が
制御されるようになっている。またこの熱制御機器5に
は、図には示していないが冷却水給水のための耐熱性の
ホースが接続されている。
また多孔質外皮材10と内側冷却層18間は適宜スペーサー
などによりその間隔が保たれるようになっている。
第2図は、第3図で説明した固定の耐熱装置3の詳細を
示したものであり、図において22は多孔質の外皮材で、
その内側に給水層23、穴あき板24、波形状の板25、断熱
材26の順で積層され、更にその内側に二枚の熱反射板2
7,28間で、コイル状に形成或いは多数並設した冷却パイ
プ29を挾んだ内側冷却層30が設けられる。
次に本実施例の作用を説明する。
さて、防火耐熱服Aの関節部などにおいては、耐熱装置
2は、外皮材10と内側冷却層18とは、可撓性があるため
関節部の屈曲に応じて撓み、その屈曲を許容する。また
高温雰囲気11下において、冷却パイプ15からの冷却水
は、外皮材10にしみ出し蒸発することで熱の侵入を防止
する。またこの外皮材10の内側にも冷却水はしみだす
が、発生蒸気は、外皮材10を通って外側に排出される。
この外皮材10の内側の空気断熱層17は比較的高温となる
が、内側冷却層18により熱が侵入するのを防止される。
すなわち、先ず外側熱反射シート20は、輻射熱を反射
し、熱の侵入を防ぐと共に、冷却パイプ19は、その侵入
した熱を吸熱し、さらに内側熱反射シート21は、その内
側に侵入する熱を反射するようになっており、これによ
り内部がほぼ常温に保たれる。
また固定耐熱装置3でも同様波形条の板25からの冷却水
は、穴あき板24から給水層23に流入し、外皮材22の表面
にしみ出すためそこで蒸発して外皮材22を冷却する。
また外皮材22から侵入した熱は、内側冷却層30にてその
侵入熱が冷却されることとなる。
[考案の効果] 以上説明してきたことから明らかなように本考案によれ
ば次のごとき優れた効果を発揮する。
(1)防火耐熱服の表面となる多孔質外皮材に給水パイ
プを埋設して多孔質外皮材に冷却水をしみ出させるよう
にしたので、高温環境下において熱が内部に侵入するこ
とを防止できる。
(2)多孔質外皮材の内側に空気断熱層を介しての冷却
パイプを設けると共にその内外に熱反射シートを設ける
ことで、侵入する熱をさらに防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示す断面図、第2図は本考
案に於ける固定部の耐熱装置の一例を示す図、第3図、
第4図は本考案に於ける防火耐熱服の例を示す斜視図で
ある。 図中、10は多孔質外皮材、15は給水パイプ、17は空気断
熱層、19は冷却パイプ、20,21は熱反射シートである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有する多孔質外皮材と、該外皮材
    に埋設され、その外皮材表面に冷却水をしみ出させるた
    めの給水パイプと、上記多孔質外皮材の内側に空気断熱
    層を介して設けた冷却パイプと、その冷却パイプの内外
    に設けた熱反射シートとを備えたことを特徴とする防火
    耐熱服用耐熱装置。
JP7520988U 1988-06-08 1988-06-08 防火耐熱服用耐熱装置 Expired - Lifetime JPH0647474Y2 (ja)

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JP7520988U JPH0647474Y2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08 防火耐熱服用耐熱装置

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JP7520988U JPH0647474Y2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08 防火耐熱服用耐熱装置

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Publication Number Publication Date
JPH01178066U JPH01178066U (ja) 1989-12-20
JPH0647474Y2 true JPH0647474Y2 (ja) 1994-12-07

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ID=31300280

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JP6429392B2 (ja) * 2015-07-14 2018-11-28 学校法人 神野学園 冷却衣服

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JPH01178066U (ja) 1989-12-20

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