JPH09103246A - キャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子とキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子の製造方法とキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子の製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】従来は、鉄板の上に半焼きのビスケットなどの
洋風焼菓子素材の生地の上に、干した果物や砂糖などを
入れて煮詰めてキャラメル状の上側の層にし、半焼き状
態のビスケットなどの洋風焼菓子素材の下側の層の二層
構造体を、再度、加熱して、第一段階と第二段階の二度
の加熱処理を経て、焼き上げ、切って、製品にしてき
た。そこで、加熱処理を一度にすることを本発明の目的
とする。 【構成】本発明は、型抜きされた洋風焼菓子素材の生の
生地の上に煮込まれた果物などの食物を含んだキャラメ
ル状のものを載せて加熱して前記生地をビスケット状に
し、その下部構造の上にキャラメル状の上部構造にして
一度の焼き上げ処理によりキャラメル状の上部構造とビ
スケット状の下部構造との二層構造を有するキャラメル
状の表面部分を有する洋風焼菓子とその製法とその装置
である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、キャラメル状の表面部
分を有する洋風焼菓子とキャラメル状の表面部分を有す
る洋風焼菓子の製造方法とキャラメル状の表面部分を有
する洋風焼菓子の製造装置に関し、特に、型抜きされた
ビスケットなどの洋風焼菓子素材の生地の輪郭の上に適
合するように耐熱性枠体を重ね合せ、次に、その耐熱性
枠体に囲まれた前記洋風焼菓子素材の生の生地の上に煮
込んだ状態の果物などの食物を含んだキャラメル状の食
物素材の混合体を流し込み、次に、加熱装置により加熱
し、次に、加熱処理した前記耐熱性枠体に囲まれたキャ
ラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子から前記耐熱性
枠体を外して、一度の加熱処理によりキャラメル状の表
面部分を有する洋風焼菓子にするキャラメル状の表面部
分を有する洋風焼菓子の製造方法とその洋風焼菓子の製
造方法により製造したキャラメル状の表面部分を有する
洋風焼菓子と前記洋風焼菓子の製造方法による製造過程
を一連の製造装置の機構により作動し得るようにして、
一度の焼き上げ処理によりキャラメル状の表面部分の上
部構造とビスケット状の洋風焼菓子の下部構造との二層
構造を有するキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓
子の製造装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、第一段階で、鉄板の上に、６
枚取り、８枚取りなどの半焼き状態のビスケットなどの
洋風焼菓子素材の中間処理素材の生地の上に、種々の干
した果物のチェリーやパインナップルや蜂蜜やアーモン
ド、松の実などの木の実や豆類や生クリームや砂糖など
を入れて、煮詰めて、キャラメル状にして、第一の加熱
段階とし、その次に、第一段階で、半焼き状態にされた
ビスケットなどの洋風焼菓子素材の中間処理素材の生地
の上に、キャラメル状にした上側の層にし、下側の半焼
き状態のビスケットなどの洋風焼菓子素材の中間処理素
材の層との二層構造体を、再度、加熱して、第二の加熱
段階とし、第一段階と第二段階との二度の加熱段階を経
て焼き上げたら、適当に所望の大きさに切って、製品に
することが行なわれてきた。一般に、比較的大きな鉄板
の上に、ビスケットなどの洋風焼菓子素材の中間処理素
材の生地をシート状に敷き込んで、半焼き状態にしてお
き、そのシート状の生地の上にキャラメルを流し込み、
再度、焼き上げる必要があるために、その手間が大変で
あった。そして、それとともに、製造コストがかかりす
ぎることが問題であった。それ故に、その洋風焼菓子の
美味しさが優れていることが認められながら、その洋風
焼菓子の製造に手が掛かりすぎることが、洋風焼菓子と
して普及しにくいことが問題であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決することを第一の課題とする。また、キャラメル
層をその上側に有し、その下側を一度加熱したビスケッ
ト層にした洋風焼菓子材の層との二層構造体を、再度、
加熱して、第二の加熱段階とし、第一段階と第二段階と
の二度の加熱段階を経て焼き上げて、適当に所望の大き
さに切って食用に供する従来の洋風焼菓子の一種の上側
にキャラメルを流し込んだ洋風焼菓子の製造方法を簡素
化することを第二の課題とする。また、上側にキャラメ
ルを流し込んだ洋風焼菓子の上側の層のキャラメル層
に、種々の干した果物のチェリーやパインナップルやア
ーモンド、松の実などの木の実や豆類などを混入させ
て、美味しい洋風焼菓子にすることを第三の課題とす
る。また、種々の干した果物やナッツ類をキャラメル層
に含ませてビスケットなどの洋風焼菓子素材の生の生地
の上に載せて、単に、一度、加熱するだけで、その洋風
焼菓子の製造を可能にすることを第四の課題とする。ま
た、ビスケットなどの洋風焼菓子素材の生の生地の上に
枠体を載せて、その枠体の中に種々の干した果物のチェ
リーやパインナップルやアーモンド、松の実などの木の
実や豆類などを砂糖と混ぜたものを入れて、加熱して、
比較的小さいビスケットなどの洋風焼菓子素材の生の生
地に火が通り易くして早目に焼けるようにすることを第
五の課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、型抜きされた
洋風焼菓子素材の生の生地の上に煮込まれた果物などの
食物を含んだキャラメル状のものを載せて、キャラメル
状の表面部分にし、加熱して前記生地が加熱されて、ビ
スケット状になり、そのビスケット状の洋風焼菓子の下
部構造の上に形成された煮込まれた果物などの食物を含
んだキャラメル状の表面部分を上部構造にして、一度の
焼き上げ処理によりキャラメル状の表面部分の上部構造
とビスケット状の洋風焼菓子の下部構造との二層構造を
有するキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子であ
り、また、本発明は、まず、最初に、型抜機により型抜
きされたビスケットなどの洋風焼菓子素材の生の生地の
上に適合するように金属製枠体などの耐熱性枠体を重ね
合せ、次に、前記耐熱性枠体に囲まれた前記洋風焼菓子
素材の生の生地の上に煮込んだ状態の果物などの食物を
含んだキャラメル状の食物素材の混合体を流し込み、次
に、加熱装置により加熱し、次に、加熱処理した前記耐
熱性枠体に囲まれたキャラメル状の表面部分を有する洋
風焼菓子から前記耐熱性枠体を外して、一度の加熱処理
によりキャラメル状の表面部分を有する焼菓子にするこ
とを特徴にしたキャラメル状の表面部分を有する洋風焼
菓子の製造方法であり、また、本発明は、ビスケットな
どの洋風焼菓子素材の生の生地の輪郭を型抜きする型抜
機とビスケットなどの洋風焼菓子素材の生の生地の輪郭
の上に適合させるための金属製枠体などの耐熱性枠体を
重ね合せる装置とビスケットなどの洋風焼菓子素材の生
の生地の輪郭の上であり、前記耐熱性枠体内に煮込んだ
状態の果物などの食物を含んだキャラメル状の食物素材
の混合体を流し込むために煮込んだ状態の果物などの食
物を含んだキャラメル状の食物素材の混合体の供給装置
またはその供給装置に代る手段と加熱装置とからなり、
一度の焼き上げ処理によりキャラメル状の表面部分の上
部構造とビスケット状の洋風焼菓子の下部構造との二層
構造を有するキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓
子の製造装置である。

【０００５】

【作用】本発明は、型抜きされた洋風焼菓子素材の生の
生地の上に煮込まれた果物などの食物を含んだキャラメ
ル状のものを載せて、キャラメル状の表面部分にし、加
熱して前記生地が加熱されて、ビスケット状になり、そ
のビスケット状の洋風焼菓子の下部構造の上に形成され
た煮込まれた果物などの食物を含んだキャラメル状の表
面部分を上部構造にして、一度の焼き上げ処理によりキ
ャラメル状の表面部分の上部構造とビスケット状の洋風
焼菓子の下部構造との二層構造を有するキャラメル状の
表面部分を有する洋風焼菓子であるから、洋風焼菓子素
材の生の生地の上に煮込まれた果物などの食物を含んだ
キャラメル状のものを載せて、キャラメル状の表面部分
にし、加熱して前記生地が加熱されて、ビスケット状に
なり、一度の焼き上げ処理によりキャラメル状の上部構
造とビスケット状の洋風焼菓子の下部構造との二層構造
のキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子を容易に
製造することができる。それ故に、上記二層構造を有す
るキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子の製造を
自動製造機により製造し得る。また、本発明は、まず、
最初に、型抜機により型抜きされたビスケットなどの洋
風焼菓子素材の生の生地の上に適合するように金属製枠
体などの耐熱性枠体を重ね合せ、次に、前記耐熱性枠体
に囲まれた前記洋風焼菓子素材の生の生地の上に煮込ん
だ状態の果物などの食物を含んだキャラメル状の食物素
材の混合体を流し込み、次に、加熱装置により加熱し、
次に、加熱処理した前記耐熱性枠体に囲まれたキャラメ
ル状の表面部分を有する洋風焼菓子から前記耐熱性枠体
を外して、一度の加熱処理によりキャラメル状の表面部
分を有する焼菓子にすることを特徴にしたキャラメル状
の表面部分を有する洋風焼菓子の製造方法であるから、
洋風焼菓子素材の生の生地の上に煮込んだ状態の果物な
どの食物を含んだキャラメル状の食物素材の混合体を流
し込み、次に、加熱装置により加熱し、次に、加熱処理
した前記耐熱性枠体に囲まれたキャラメル状の表面部分
を有する洋風焼菓子から前記耐熱性枠体を外して、キャ
ラメル状の上部構造とビスケット状の洋風焼菓子の下部
構造との二層構造のキャラメル状の表面部分を有する洋
風焼菓子を一度の加熱処理により製造し得る。また、本
発明は、ビスケットなどの洋風焼菓子素材の生の生地の
輪郭を型抜きする型抜機とビスケットなどの洋風焼菓子
素材の生の生地の輪郭の上に適合させるための金属製枠
体などの耐熱性枠体を重ね合せる装置とビスケットなど
の洋風焼菓子素材の生の生地の輪郭の上であり、前記耐
熱性枠体内に煮込んだ状態の果物などの食物を含んだキ
ャラメル状の食物素材の混合体を流し込む煮込んだ状態
の果物などの食物を含んだキャラメル状の食物素材の混
合体の供給装置と加熱装置とからなり、型抜機による生
の生地の型抜き加工からビスケットなどの洋風焼菓子素
材の生の生地の輪郭に沿って重ね合わせて金属製枠体な
どの耐熱性枠体を置き、その枠体の中に煮込んだ状態の
果物などの食物を含んだキャラメル状の食物素材の混合
体を入れて、単に、一度の焼き上げ処理により、一連の
作業をして、キャラメル状の表面部分の上部構造とビス
ケット状の洋風焼菓子の下部構造との二層構造を有する
キャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子を製造する
ことができる装置であって、まず、最初に、型抜機によ
り、適正な大きさに型抜きしてビスケットなどの洋風焼
菓子素材の生の生地から、適正な大きさと輪郭の型抜き
された生地を得て、その型抜きされた生地の輪郭の大き
さと同じにした耐熱性枠体内に煮込んだ状態の果物など
の食物を含んだキャラメル状の食物素材の混合体を煮込
んだ状態の果物などの食物を含んだキャラメル状の食物
素材の混合体を供給装置或いは供給装置に代る手段によ
り流し込んで、耐熱性枠体内に充填状態にされた状態で
加熱するためにガスバーナーなどの熱源により加熱する
加熱装置の中を通過させて、その加熱装置による一度の
焼き上げ処理により種々の干した果物のチェリーやパイ
ンナップルやアーモンド、松の実などの木の実や豆類な
どを混入させて、美味しい味のするキャラメル状の表面
部分の上部構造とビスケット状の洋風焼菓子の下部構造
との二層構造を有するキャラメル状の表面部分を有する
洋風焼菓子の量産製造を可能にし得る。

【０００６】

【実施例１】本発明は、型抜機１により型抜きされた洋
風焼菓子素材の生の生地２の上に煮込まれた果物などの
食物を含んだキャラメル状のものを載せて、キャラメル
状の表面部分にし、加熱して前記生地２が加熱されて、
ビスケット状になり、そのビスケット状の洋風焼菓子の
下部構造８の上に形成された煮込まれた果物などの食物
を含んだキャラメル状の表面部分を上部構造７にして、
一度の焼き上げ処理によりキャラメル状の表面部分の上
部構造７とビスケット状の洋風焼菓子の下部構造８との
二層構造を有するキャラメル状の表面部分を有する洋風
焼菓子である。

【０００７】

【実施例２】本発明は、まず、最初に、型抜機１により
型抜きされたビスケットなどの洋風焼菓子素材の生の生
地２の輪郭の上に適合するように金属製枠体などの耐熱
性枠体４を重ね合せ、次に、前記耐熱性枠体４に囲まれ
た前記洋風焼菓子素材の生の生地の上に煮込んだ状態の
果物などの食物を含んだキャラメル状の食物素材の混合
体３を流し込み、次に、ガス燃焼などによる加熱装置６
により加熱し、次に、冷却して、加熱処理した前記耐熱
性枠体４に囲まれたキャラメル状の表面部分を有する洋
風焼菓子から前記耐熱性枠体４を外して、一度の加熱処
理によりキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子に
することを特徴にしたキャラメル状の表面部分を有する
洋風焼菓子の製造方法である。

【０００８】

【実施例３】本発明は、ビスケットなどの洋風焼菓子素
材の生の生地２の輪郭を型抜きする型抜機１とビスケッ
トなどの洋風焼菓子素材の生の生地２の輪郭の上に適合
させるための金属製枠体などの耐熱性枠体４を重ね合せ
る装置またはそれに代わる手段とビスケットなどの洋風
焼菓子素材の生の生地２の輪郭の上であり、前記耐熱性
枠体４内に煮込んだ状態の果物などの食物を含んだキャ
ラメル状の食物素材の混合体３を流し込む煮込んだ状態
の果物などの食物を含んだキャラメル状の食物素材の混
合体３の供給装置５とビスケット状の洋風焼菓子素材を
焼くこととキャラメル状の表面部分を焼き得る適正な温
度にし得る加熱装置６とからなり、一度の焼き上げ処理
によりキャラメル状の表面部分の上部構造７とビスケッ
ト状の洋風焼菓子の下部構造８との二層構造を有するキ
ャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子の製造装置で
ある。

【０００９】

【実施例４】本発明は、まず、最初に、回転式型抜機１
により型抜きし、次に、型抜きされたビスケットなどの
洋風焼菓子素材の生の生地２の上に、その生の生地２の
輪郭に適合するように金属製枠体などの耐熱性枠体４を
重ね合せ、次に、前記耐熱性枠体４に囲まれた前記洋風
焼菓子素材の生の生地２の上に、摂氏１００度乃至摂氏
１２０度に煮込んだ状態の果物などの風味と滋味と香り
のある食物を含んだキャラメル状の食物素材の混合体３
を流し込み、次に、ガス燃焼などによる加熱装置６によ
り加熱し、次に、冷却して、加熱処理した前記耐熱性枠
体４に囲まれたキャラメル状の表面部分を有する洋風焼
菓子から前記耐熱性枠体４を外して、一度の加熱処理に
よりキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子にし、
その洋風焼菓子の一つ一つをそれぞれ、包装袋に入れて
包装し、それらの包装袋に入れられた洋風焼菓子を所要
数にまとめて大きい箱などに入れて、輸送を可能にした
ことを特徴にしたキャラメル状の表面部分を有する洋風
焼菓子の製造方法である。

【００１０】

【実施例５】本発明は、まず、最初に、回転式型抜機１
により型抜きし、次に、型抜きされたビスケットなどの
洋風焼菓子素材の生の生地２の上に、その生の生地２の
輪郭に適合するように金属製枠体などの耐熱性枠体４を
重ね合せ、次に、前記耐熱性枠体４に囲まれた前記洋風
焼菓子素材の生の生地２の上に、摂氏１００度乃至摂氏
１２０度に煮込んだ状態の果物などの風味と滋味と香り
のある食物を含んだキャラメル状の摂氏１００度を越え
ると流動性を増し、流し込むことに適した状態の食物素
材の混合体３を流し込み、次に、キャラメル状の表面部
分の上部構造とビスケット状の洋風焼菓子の下部構造と
の二層構造を有するキャラメル状の上層表面構造部分と
下層基礎構造部分とからなる洋風焼菓子素材を移送コン
ベア上に整列させて、ガス燃焼などによる加熱装置６の
入口に送り込み、加熱に必要な時間を、ガス燃焼などに
よる加熱装置６の内部で加熱されるようにし、そのガス
燃焼などによる加熱装置６の出口から送り出して、次
に、冷却して、加熱処理した前記耐熱性枠体４に囲まれ
たキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子に取り付
けられた前記耐熱性枠体４をその耐熱性枠体４内の洋風
焼菓子の本体の部分から外して、再使用し得るように
し、一度の加熱処理によりキャラメル状の表面部分を有
する洋風焼菓子にすることを特徴にしたキャラメル状の
表面部分を有する洋風焼菓子の製造方法である。

【００１１】

【効果】本発明は、型抜きされた洋風焼菓子素材の生の
生地の上に煮込まれた果物などの食物を含んだキャラメ
ル状のものを載せて、キャラメル状の表面部分にし、加
熱して前記生地が加熱されて、ビスケット状になり、そ
のビスケット状の洋風焼菓子の下部構造の上に形成され
た煮込まれた果物などの食物を含んだキャラメル状の表
面部分を上部構造にして、一度の焼き上げ処理によりキ
ャラメル状の表面部分の上部構造とビスケット状の洋風
焼菓子の下部構造との二層構造を有するキャラメル状の
表面部分を有する洋風焼菓子であるから、洋風焼菓子素
材の生の生地の上に煮込まれた果物などの食物を含んだ
キャラメル状のものを載せて、キャラメル状の表面部分
にし、加熱して前記生地が加熱されて、ビスケット状に
なり、一度の焼き上げ処理によりキャラメル状の上部構
造とビスケット状の洋風焼菓子の下部構造との二層構造
のキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子を容易に
製造することができる効果がある。それ故に、上記二層
構造を有するキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓
子の製造を自動製造機により製造し得る効果がある。ま
た、本発明は、まず、最初に、型抜機により型抜きされ
たビスケットなどの洋風焼菓子素材の生の生地の上に適
合するように金属製枠体などの耐熱性枠体を重ね合せ、
次に、前記耐熱性枠体に囲まれた前記洋風焼菓子素材の
生の生地の上に煮込んだ状態の果物などの食物を含んだ
キャラメル状の食物素材の混合体を流し込み、次に、加
熱装置により加熱し、次に、加熱処理した前記耐熱性枠
体に囲まれたキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓
子から前記耐熱性枠体を外して、一度の加熱処理により
キャラメル状の表面部分を有する焼菓子にすることを特
徴にしたキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子の
製造方法であるから、洋風焼菓子素材の生の生地の上に
煮込んだ状態の果物などの食物を含んだキャラメル状の
食物素材の混合体を流し込み、次に、加熱装置により加
熱し、次に、加熱処理した前記耐熱性枠体に囲まれたキ
ャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子から前記耐熱
性枠体を外して、キャラメル状の上部構造とビスケット
状の洋風焼菓子の下部構造との二層構造のキャラメル状
の表面部分を有する洋風焼菓子を一度の加熱処理により
製造し得る効果がある。また、本発明は、ビスケットな
どの洋風焼菓子素材の生の生地の輪郭を型抜きする型抜
機とビスケットなどの洋風焼菓子素材の生の生地の輪郭
の上に適合させるための金属製枠体などの耐熱性枠体を
重ね合せる装置とビスケットなどの洋風焼菓子素材の生
の生地の輪郭の上であり、前記耐熱性枠体内に煮込んだ
状態の果物などの食物を含んだキャラメル状の食物素材
の混合体を流し込むことによって二層構造にし、煮込ん
だ状態の果物などの食物を含んだキャラメル状の食物素
材の混合体とビスケットなどの洋風焼菓子素材との二層
構造の供給装置と加熱装置とからなり、型抜機による生
の生地の型抜き加工からビスケットなどの洋風焼菓子素
材の生の生地の輪郭に沿って重ね合わせて金属製枠体な
どの耐熱性枠体を置き、その枠体の中に煮込んだ状態の
果物などの食物を含んだキャラメル状の食物素材の混合
体を入れて、単に、一度の焼き上げ処理により、一連の
作業をして、キャラメル状の表面部分の上部構造とビス
ケット状の洋風焼菓子の下部構造との二層構造を有する
キャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子の製造装置
であって、型抜機により、適正な大きさに型抜きしてビ
スケットなどの洋風焼菓子素材の生の生地から、適正な
大きさと輪郭の型抜きされた生地を得て、その型抜きさ
れた生地の輪郭の大きさと同じにした耐熱性枠体内に煮
込んだ状態の果物などの食物を含んだキャラメル状の食
物素材の混合体を煮込んだ状態の果物などの食物を含ん
だキャラメル状の食物素材の混合体の供給装置により流
し込んで、耐熱性枠体内に充填状態にされた状態で加熱
するためにガスバーナーなどの熱源により加熱する加熱
装置の中を通過させて、その加熱装置による一度の焼き
上げ処理により種々の干した果物のチェリーやパインナ
ップルやアーモンド、松の実などの木の実や豆類などを
混入させて、美味しい味のするキャラメル状の表面部分
の上部構造とビスケット状の洋風焼菓子の下部構造との
二層構造を有するキャラメル状の表面部分を有する洋風
焼菓子の量産製造を可能にし得る効果がある。そして、
本発明は、まず、最初に、生地の輪郭を型抜きする型抜
機１により型抜きして、洋風焼菓子素材の生の生地２を
作り出し、次に、あらかじめ用意したキャラメル状の食
物素材の混合体３を金属製枠体などの耐熱性枠体４とそ
の耐熱性枠体４の下の洋風焼菓子素材の生の生地２とで
形成される空間部分に注ぎ込み、その供給手段は、食物
素材の混合体５の供給装置によるか、または、食物素材
の混合体の供給装置に代る他の手段で供給し、次に、加
熱装置６で加熱し、次に、耐熱性枠体４を製品の洋風焼
菓子の部分から離脱させ、キャラメル状表面部分の上部
構造７とビスケット状洋風焼菓子の下部構造８の二層構
造の洋風焼菓子を図１に示す製造過程で、能率的に、そ
して衛生的に、そして、短時間の間に上記のビスケット
状洋風焼菓子素材の生の生地２とキャラメル状の食物素
材の混合体３から洋風焼菓子を作り得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のキャラメル状の表面部分を有する洋風
焼菓子の製造装置の作業過程を示した概念図である。

【図２】本発明のキャラメル状の表面部分を有する洋風
焼菓子の概念図である。

【符号の説明】

１ 生地の輪郭を型抜きする型抜機 ２ 洋風焼菓
子素材の生の生地 ３ キャラメル状の食物素材の混合体 ４ 金属製枠
体などの耐熱性枠体 ５ 食物素材の混合体の供給装置 ６ 加熱装置 ７ キャラメル状表面部分の上部構造 ８ ビスケッ
ト状洋風焼菓子下部構造

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】型抜きされた洋風焼菓子素材の生の生地の
   上に煮込まれた果物などの食物を含んだキャラメル状の
   ものを載せて、キャラメル状の表面部分にし、加熱して
   前記生地が加熱されて、ビスケット状になり、そのビス
   ケット状の洋風焼菓子の下部構造の上に形成された煮込
   まれた果物などの食物を含んだキャラメル状の表面部分
   を上部構造にして、一度の焼き上げ処理によりキャラメ
   ル状の表面部分の上部構造とビスケット状の洋風焼菓子
   の下部構造との二層構造を有するキャラメル状の表面部
   分を有する洋風焼菓子。
2. 【請求項２】まず、最初に、型抜機により型抜きされた
   ビスケットなどの洋風焼菓子素材の生の生地の上に適合
   するように金属製枠体などの耐熱性枠体を重ね合せ、次
   に、前記耐熱性枠体に囲まれた前記洋風焼菓子素材の生
   の生地の上に煮込んだ状態の果物などの食物を含んだキ
   ャラメル状の食物素材の混合体を流し込み、次に、加熱
   装置により加熱し、次に、加熱処理した前記耐熱性枠体
   に囲まれたキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子
   から前記耐熱性枠体を外して、一度の加熱処理によりキ
   ャラメル状の表面部分を有する焼菓子にすることを特徴
   にしたキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子の製
   造方法。
3. 【請求項３】まず、最初に、型抜機により型抜きされた
   ビスケットなどの洋風焼菓子素材の生の生地の輪郭の上
   に適合するように金属製枠体などの耐熱性枠体を重ね合
   せ、次に、前記耐熱性枠体に囲まれた前記洋風焼菓子素
   材の生の生地の上に煮込んだ状態の果物などの食物を含
   んだキャラメル状の食物素材の混合体を流し込み、次
   に、ガス燃焼などによる加熱装置により加熱し、次に、
   冷却して、加熱処理した前記耐熱性枠体に囲まれたキャ
   ラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子から前記耐熱性
   枠体を外して、一度の加熱処理によりキャラメル状の表
   面部分を有するする洋風焼菓子にすることを特徴にした
   キャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子の製造方
   法。
4. 【請求項４】まず、最初に、回転式型抜機１により型抜
   きし、次に、型抜きされたビスケットなどの洋風焼菓子
   素材の生の生地２の上に、その生の生地２の輪郭に適合
   するように金属製枠体などの耐熱性枠体４を重ね合せ、
   次に、前記耐熱性枠体４に囲まれた前記洋風焼菓子素材
   の生の生地２の上に、摂氏１００度乃至摂氏１２０度に
   煮込んだ状態の果物などの風味と滋味と香りのある食物
   を含んだキャラメル状の食物素材の混合体３を流し込
   み、次に、ガス燃焼などによる加熱装置６により加熱
   し、次に、冷却して、加熱処理した前記耐熱性枠体４に
   囲まれたキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子か
   ら前記耐熱性枠体４を外して、一度の加熱処理によりキ
   ャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子にすることを
   特徴にしたキャラメル状の表面部分を有する洋風焼菓子
   の製造方法。
5. 【請求項５】ビスケットなどの洋風焼菓子素材の生の生
   地の輪郭を型抜きする型抜機とビスケットなどの洋風焼
   菓子素材の生の生地の輪郭の上に適合させるための金属
   製枠体などの耐熱性枠体を重ね合せる装置とビスケット
   などの洋風焼菓子素材の生の生地の輪郭の上であり、前
   記耐熱性枠体内に煮込んだ状態の果物などの食物を含ん
   だキャラメル状の食物素材の混合体を流し込むために煮
   込んだ状態の果物などの食物を含んだキャラメル状の食
   物素材の混合体の供給装置またはその供給装置に代る手
   段と加熱装置とからなり、一度の焼き上げ処理によりキ
   ャラメル状の表面部分の上部構造とビスケット状の洋風
   焼菓子の下部構造との二層構造を有するキャラメル状の
   表面部分を有する洋風焼菓子の製造装置。