JPH0910319A - 電位治療器 - Google Patents

電位治療器

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JPH0910319A
JPH0910319A JP16226995A JP16226995A JPH0910319A JP H0910319 A JPH0910319 A JP H0910319A JP 16226995 A JP16226995 A JP 16226995A JP 16226995 A JP16226995 A JP 16226995A JP H0910319 A JPH0910319 A JP H0910319A
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JP
Japan
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high potential
treatment
time
electric
generator
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Application number
JP16226995A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kunieda
喜男 國枝
Isamu Tsunomura
勇 角村
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置本体を使用する度合いに応じて、治療時
間、治療電圧を適切な値に変更することができる電位治
療器を提供すること。 【構成】 EEPROM22に記憶された、装置本体を
使用する使用回数に応じて、高電位発生器30に供給す
る電力量の合計値を制御することによって(S104〜
S120)、治療マット2から人体に与える高電位の合
計値が変化し、適切な治療を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体に高電位を与える
ことによって治療を行う電位治療器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電位治療器は、一般的に肩こりや
頭痛、不眠症、慢性便秘等に対して有効であると言わ
れ、この効能原理は、前記疾患を有する患者を高電位
(300から1000ボルト程度)に置くと、循環血液
中のナトリウム及びカルシウムのイオン化が増加し、こ
れにより酸性化している人体をアルカリ化させ、人体を
正常な状態に戻すものである。この電位治療器には、使
用者が椅子に座り高電圧の電位を使用し、比較的短時間
で治療を行うものと、使用者が仰向けになり低めの電位
を使用し、時間をかけて治療を行う寝具方式のものがあ
る。いずれの治療器も治療電圧を決める電位電圧の設定
と、治療時間を決めるタイマーの設定とを使用者が毎回
適宜行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電位治
療器は人体全体に電位を加えて治療を行うものであるた
め、同一条件の治療電圧及び治療時間で何回も治療を行
うと、電位治療の回数が少ないときは、好転反応(体の
体質が変わり症状が改善する課程において一時的に生ず
る症状、つまり風呂に長く入ったときの様な湯あたりに
似た症状の反応)が生じ、効果が得られやすいが、回数
を重ねると、人体の順応により効果が次第に薄らいでし
まう。そこで、使用者は、電位治療を使用する回数に応
じて治療時間と治療電圧とを増して治療していたが、微
妙な設定変更ができずに、設定を切り替えたことにより
不快に感じたり、治療効果が十分得られなかったりする
問題があった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、装置本体を使用する度合いに応
じて、治療時間、治療電圧を適切な値に変更することが
できる電位治療器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の電位治療器は、高電位発生器に電源を供給す
ることによって高電位を発生し、その高電位発生器によ
って発生する高電位を電床部に印加し、その電床部から
人体に高電位を与えることによって治療を行うものを対
象として、特に、装置本体を使用した度合いを記憶する
記憶手段と、前記記憶手段に記憶された度合いに応じ
て、前記高電位発生器に供給する電力量の合計値を制御
する制御手段とを備えている。
【0006】また、前記高電位発生器に供給する電圧を
所定の値に固定し、前記制御手段は、前記記憶手段に記
憶された度合いに応じて、前記高電位発生器に前記所定
の電圧を供給する時間を変更して、前記高電位発生器に
供給する電力量の合計値を制御するようにしてもよい。
【0007】更に、前記高電位発生器に電力を供給する
時間を所定時間に固定し、前記制御手段は、前記記憶手
段に記憶された度合いに応じて、前記高電位発生器に前
記所定時間供給する電圧値を変更して、前記高電位発生
器に供給する電力量の合計値を制御するようにしてもよ
い。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明の電位治療器は、前
記記憶手段に記憶された装置本体を使用する度合いに応
じて、前記高電位発生器に供給する電力量の合計値を前
記制御手段が制御することによって、前記電床部から人
体に与える高電位の合計値が変化し、最適な治療が行な
える。
【0009】また、前記記憶手段に記憶された装置本体
を使用する度合いに応じて、前記制御手段が前記高電位
発生器に所定の電圧を供給する時間を変更して、前記高
電位発生器に供給する電力量の合計値を制御し、最適な
治療を行う。
【0010】また、前記記憶手段に記憶された装置本体
を使用する度合いに応じて、前記制御手段が前記高電位
発生器に所定時間供給する電圧値を変更して、前記高電
位発生器に供給する電力量の合計値を制御し、最適な治
療を行う。
【0011】
【実施例】以下、本発明の電位治療器を具体化した第一
実施例について図面を参照して詳細に説明する。
【0012】第一実施例の電位治療器は、図1に示すよ
うに、使用者が仰向姿勢で治療器を使用するための布団
部である布団1と、前記布団1の内部に配置された電床
部としての治療マット2と、その治療マット2に電位を
与える制御ボックス3とで構成されている。前記布団1
は、前記治療マット2を内装できる様に二枚構造となっ
ており前記治療マット2を着脱可能とするためにファス
ナー等の開閉手段により開閉可能となっている。前記治
療マット2は、後述する制御ボックス3により発生させ
た高電位電圧を絶縁状態で人体に与える厚さ7mm程の
シート状のマットで、内部は導電性を有しているが表面
は絶縁性を有したマットである。この治療マット2は、
前記布団1に内装して使用するだけではなく、椅子に敷
いて座った状態で使用することも可能である。前記制御
ボックス3は、使用者が電源の入り切りをしたり、治療
レベルの強弱を設定する操作スイッチ等を持つ樹脂製の
ものである。その制御ボックス3内部には、治療用の高
電位電圧を発生させる高電位発生器30と治療通電時間
を制御するマイクロコンピュータ10を使用した制御電
気回路とを内蔵している。
【0013】次に、第一実施例の電気的回路構成につい
て、図2を用いて説明する。
【0014】第一実施例の電気回路の構成は、使用者が
症状に応じて治療レベルを決める設定スイッチ4と、治
療の開始/中断を行うスイッチ5と、治療時間の制御を
行うマイクロコンピュータ10と、電源投入時に初期化
を行うためのリセット回路20と、使用回数を記憶する
EEPROM22と、マイクロコンピュータ10の動作
の基準となるシステムクロックの発振を行う発振子24
と、高電位発生器30と、その高電位発生器30をオン
・オフ制御するためのトランジスタ26及びサイリスタ
28と、電源スイッチ32とで構成される。尚、電源3
4は家庭用電灯線の100V電源であり、更に、高電位
発生器30は、前記治療マット2に接続されている。
【0015】次に、前記各構成要素の詳細を図3を用い
て説明する。
【0016】設定スイッチ4は、電位治療の治療電圧を
設定するスイッチであり、摘みの位置により設定状態が
分かり易いスライドスイッチを使用し、マイクロコンピ
ュータ10の入出力ポート(I/O)6に接続してい
る。スイッチ5は、治療の開始/中断を行うスイッチで
ロック機構を持たない単純な押しボタンスイッチであ
り、同じくマイクロコンピュータ10のI/O6に接続
している。マイクロコンピュータ10は、ROM7、R
AM8及びタイマカウンタ9、I/O6を内蔵した8ビ
ットの1チップマイクロコンピュータである。マイクロ
コンピュータ10は、ROM7の動作プログラムにより
治療時間の決定と、タイマー動作を行い制御回路の動作
のすべてを管理する。リセット回路20は、電源投入時
にマイクロコンピュータ10を初期化するためのリセッ
ト信号を発生する回路で、マイクロコンピュータ10の
リセット端子と接続して電源投入時にのみ機能する。そ
して、前記マイクロコンピュータ10は、リセット回路
20のリセット信号によりマイクロコンピュータ10自
体の内部回路を初期化して、ROM7の動作プログラム
に従い制御動作を開始する。
【0017】前記ROM7には、図4に示すように、装
置本体の使用回数と、その使用回数に対応する治療時間
とで構成されるテーブルが3つ記憶されている。その3
つのテーブルは、前記設定スイッチ4の設定状態に対応
するものであり、設定スイッチ4がLに設定されている
ときは、テーブルLを用い、設定スイッチ4がMに設定
されているときは、テーブルMを用い、同様に、Hに設
定されたときに、テーブルHを用いる。治療時間は、設
定スイッチ4がLのときよりも、Mのときが長くなり、
更に、Hのときが長くなるように構成されている。
【0018】前記EEPROM22は、装置本体を使用
した頻度を記憶するための記憶手段であり、その頻度と
して使用回数を記憶している。前記EEPROM22
は、電源電圧を供給しなくてもデータを保持することが
でき、電気的に書き込み消去のできるメモリ素子であ
る。また、前記EEPROM22は、電位治療器の使用
回数データを記憶するためにマイクロコンピュータ10
とシリアル信号転送可能な構成となっている。
【0019】前記発振子24は、セラミック振動子であ
り、マイクロコンピュータ10の発振回路端子に接続さ
れ発振回路を構成し、マイクロコンピュータ10の動作
の基本となるシステムクロック12を発振する。この発
振回路の発振周波数を基準としてマイクロコンピュータ
10は動作を行うと共に、治療時間タイマの時間カウン
トも行なう。治療時間のタイマは、あまり時間精度を必
要としないので0.5%ぐらいの誤差を有するセラミッ
ク振動子を用いる。
【0020】前記トランジスタ26は、マイクロコンピ
ュータ10のI/O6の負荷駆動能力が足らないため電
流増幅を行うドライバであり、マイクロコンピュータ1
0のI/O6とサイリスタ28との間に接続されてい
る。
【0021】前記サイリスタ28は、高電位発生器30
への交流電源の通電制御を行う半導体素子である。
【0022】前記高電位発生器30は、3段の倍電圧整
流回路により電位治療用の高電位電圧を発生させる装置
であり、前述したトランジスタ26及びサイリスタ28
を介してマイクロコンピュータ10により電源をオン・
オフ制御され、電位治療に必要な高電位の電圧を発生さ
せる。この高電位発生器30で発生した高電位は、高耐
圧絶縁電線を介して治療マット2に印加され、絶縁状態
にて人体に電位を与え、電位治療を可能とする。
【0023】次に、第一実施例の電位治療器の動作の概
要を説明する。
【0024】まず、使用者は、治療マット2を布団1の
内部にセットして制御ボックス3の電源プラグを電源コ
ンセントにさし込む。次に、使用者は布団1の上に仰寝
して制御ボックス3の電源スイッチ32を入れる。
【0025】そして、使用者がスタート/ストップスイ
ッチ5を押すことによりマイクロコンピュータ10は、
EEPROM22から使用回数のデータを読み出し、そ
の回数データを治療時間に置き換えて内部タイマを設定
する。次に、高電位出力を発生させるためにトランジス
タ26、サイリスタ28を駆動し、高電位発生器30を
使用回数に応じた治療時間で動作させる。このとき、マ
イクロコンピュータ10は、EEPROM22に記憶し
ている使用回数に応じて徐々に治療時間を増加させるの
で、使用回数に応じた適切な電位治療が可能となる。
【0026】次に、前述した使用回数に応じて徐々に治
療時間を増加させる動作の詳細を図3乃至図5を用いて
説明する。
【0027】マイクロコンピュータ10は、スタート/
ストップスイッチ5が押されることにより動作を開始す
ると、治療レベルの強弱を設定している設定スイッチ4
の設定状態を読み込む(ステップ100、以下、ステッ
プをSで表す)。図3の設定スイッチ4は、Mであるの
でMとして判断する。次に、S100で判断したスイッ
チ4の設定状態より使用回数から時間データに変換する
変換テーブルMを選択する(S102)。
【0028】次に、マイクロコンピュータ10は、EE
PROM22に記憶されている使用回数データを呼び出
す(S104)。その後、EEPROM22から読み出
した使用回数データからS102で選択された変換テー
ブルMを用いて治療時間時間データに変換する(S10
6)。初めての使用であれば使用回数は1となり、図4
の変換テーブル表から120分に変換される。その12
0分のデータを治療時間実計測に使用するタイマカウン
タ9のレジスタに設定する(S108)。その後、プリ
スケラーの動作を開始させ、治療時間としてのタイマの
動作を開始させる(S110)。
【0029】次に、トランジスタ26、サイリスタ28
につながるマイクロコンピュータのI/O6を駆動し、
高電位発生器30に電源を供給して電位治療用の高電位
電圧出力を発生させる(S112)。その後、治療時間
のタイマ動作時間中にスタート/ストップスイッチ5が
押下されたか否かを判断し(S114)、押下されたと
判断した場合(S114でYES)、高電位発生器30
に電源を供給することを停止させる(S120)。この
場合、使用回数を計数することはない。一方、S114
において、スタート/ストップスイッチ5が押下されて
いないと判断された場合(S114でNO)、治療時間
のタイマ動作が終了するまで待つ。治療時間のタイマ動
作が終了した場合(S116でYES)、使用回数デー
タを更新する(S118)。この場合、S104で読み
込んだ使用回数データに1を加えてEEPROM22に
書き込み動作を行う。
【0030】その後、トランジスタ26、サイリスタ2
8に対して、マイクロコンピュータ10のI/O6から
信号を出力して、高電位発生器30に供給する電源を遮
断させる(S120)。
【0031】尚、S104〜S120までの処理工程
は、EEPROM22に記憶された使用回数に応じて、
高電位発生器30に所定の電圧を供給する時間を変更し
て、高電位発生器30に供給する電力量の合計値を制御
する制御手段として機能している。
【0032】以上前述した内容が電位治療器の詳細動作
であり、使用者が特別な操作を必要とすることなく、E
EPROM22に記憶した使用回数と、タイマ時間の変
換テーブルとに基づき、使用回数により徐々に治療時間
を増すことができる。
【0033】次に、第二実施例としての電位治療器につ
いて、図6乃至図9を用いて説明する。尚、図6におい
て、図2と同一部材に対しては、同一符号を付し、その
説明を省略し、図示しない他の構成については、第一実
施例と共通であるため、その説明も省略する。
【0034】第二実施例の電位治療器は、図2の電気回
路構成に、電源サイクルの同期を検出するゼロクロス検
出回路29が追加されている。ゼロクロス検出回路29
は、位相制御により電力コントロールを行うため、交流
電源電圧の0度の位相を検出する回路である。そして、
ゼロクロスの検出信号は、マイクロコンピュータ10の
I/O6に接続されている。電位電圧を変更する手段は
数々あるが、第二実施例ではサイリスタの位相制御によ
り電圧可変を実現した。
【0035】また、第一実施例では、前記ROM7に装
置本体の使用回数と、その使用回数に対応する治療時間
とで構成されるテーブルが3つ記憶されているが、第二
実施例では、装置本体の使用回数と、その使用回数に対
応する治療電圧に関する位相角データとで構成される変
換テーブルが記憶されている。
【0036】ここで、位相角データは、交流電源の基本
波形の位相角度0度〜180度を0〜1に変換した数値
である。図9に示すように、位相角データが0.9の場
合、図9(a)の斜線部分の電力が高電位発生器30に
供給され、位相角データが0.5の場合、図9(b)の
斜線部分の電力が高電位発生器30に供給され、位相角
データが0.1の場合、図9(c)の斜線部分の電力が
高電位発生器30に供給される。従って、図9の斜線部
分の面積が大きい程、高電位発生器30から発生する電
位電圧は高くなる。
【0037】次に、第二実施例の動作の概要について説
明する。まず、使用者は、治療マット2を布団1の内部
にセットし、制御ボックス3の電源プラグを電源コンセ
ントにさし込む。次に、使用者は布団1の上に仰寝して
制御ボックスの電源スイッチを入れる。ここで、電源投
入時にマイクロコンピュータ10はリセット回路20の
リセット信号をうけて初期化動作を行い、ゼロクロス検
出回路29によりゼロクロス間隔を測定し、予め電源周
波数が50サイクルか60サイクルかの判定を行う。
【0038】そして、使用者がスタート/ストップスイ
ッチ5を押すことによってマイクロコンピュータ10
は、治療レベルスイッチ4により決められた治療時間
中、高電位発生発生器30に電源の供給する。高電位発
生器30に供給する電源は、ゼロクロス検出回路29に
より同期位相制御を可能とし、マイクロコンピュータ1
0は記憶手段であるEEPROM22記憶された使用回
数データに基づいて、サイリスタ28の位相制御を行
い、高電位発生器30に供給する電力を制御し、高電位
発生器30から発生する電位電圧を変更する。従って、
使用回数に応じた治療電位電圧によって電位治療を行う
ことが可能となる。
【0039】次に、使用回数に応じて電位電圧を変更す
る動作の詳細を図7のフローチャートを用いて説明す
る。
【0040】マイクロコンピュータ10は、スタート/
ストップスイッチ5を押されることにより動作を開始す
ると、治療レベルの強弱を設定している設定スイッチ4
の設定状態を読み込む(S200)。その読み込まれた
設定スイッチ4の状態によって、治療時間をタイマ1に
設定する(S202)。ここでは、設定スイッチ4がL
の場合は2時間、Mの場合は4時間、Hの場合は8時間
がタイマ1に設定される。
【0041】次に、マイクロコンピュータ10は、EE
PROM22に記憶されている使用回数データを呼び出
す(S204)。その後、EEPROM22から読み出
した使用回数データから変換テーブルを用いて電源の位
相制御用の位相データに変換する(S206)。
【0042】次に、S206で変換した位相角データと
電源投入時に判定した電源周波数の周期時間から位相制
御時間を計算する(S208)。電源週波数が50サイ
クルであれば、半波分の180度までの時間は10ms
ecであり、それに位相角数値をかけ算するとゼロクロ
ス検出時点0度からの必要位相角までの時間を算出する
ことができる。その後、タイマレジスタにS208で求
めた位相制御時間を設定する(S210)。更に、その
後、マイクロコンピュータ10は、タイマ1をスタート
させ(S212)、位相制御を行うために高圧発生器3
0に電源を供給するサイリスタ28のゲートをオフさせ
る(S214)。
【0043】次に、マイクロコンピュータ10は、交流
電源の位相制御の動作基準となるゼロクロスタイミング
の信号がゼロクロス検出回路29から入力されるまで待
つ(S216)。ゼロクロスタイミングの信号が入力さ
れた場合(S216でYES)、マイクロコンピュータ
10は、位相制御用のタイマ2を起動して、S210で
設定した位相制御の時間待ちを行う(S218)。
【0044】タイマ2に設定された時間経過後(S21
8でYES)、マイクロコンピュータ10は、サイリス
タ28に導通させるゲート信号を出力し(S220)、
タイマ1に設定された時間が経過するまで待つ(S22
4)。この間、スタート/ストップスイッチ5が押下さ
れたか否かを判断し(S222)、押下されたと判断し
た場合(S222でYES)、高電位発生器30に電源
を供給することを停止させる(S228)。この場合、
使用回数を計数することはない。一方、前記S224に
おいて、タイマ1に設定した時間経過後(S224でY
ES)、使用回数データを更新する(S226)。この
場合、S204で読み込んだ使用回数データに1を加え
てEEPROM22に書き込み動作を行う。
【0045】その後、トランジスタ26、サイリスタ2
8に対して、マイクロコンピュータ10のI/O6から
信号を出力して、高電位発生器30に供給する電源を遮
断させる(S228)。
【0046】前記S214から前記S224を繰り返す
ことにより交流電源波形の位相制御を可能とし、高電位
発生回路30に供給する電圧を可変して、高電位発生回
路30から発生する電位電圧を変更することができる。
【0047】尚、S204〜S228までの処理工程
が、EEPROM22に記憶された使用回数に応じて、
高電位発生器30に所定時間供給する電圧値を変更し
て、高電位発生器30に供給する電力量の合計値を制御
する制御手段として機能する。
【0048】以上説明したように第二実施例では、EE
PROM22に記憶された使用回数に対応する位相制御
用の変換テーブルに基ずき高電位発生器30に供給する
電源の位相制御を行い、治療マット2に供給する電位電
圧を変化させて、最適な電位治療を行うことができる。
【0049】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものではなくその要旨を逸脱しない範囲において、種々
の変更を加えることができる。
【0050】例えば、第一実施例では治療時間の増加を
連続動作時間の延長としたが、変換テーブルに間欠動作
の回数を設定して間欠動作の回数を増加させ、実効治療
時間の合計値を増加させる方式とすることも可能であ
る。
【0051】また、第一実施例では、動作時間がテーブ
ルに記憶された時間に満たないときは、使用回数を更新
させていない。この場合、中断スイッチを押下しない通
常の使用方法では問題ないが、中断スイッチが押下され
た場合、適切な治療を施すことができない。従って、動
作時間の合計値をEEPROM22に記憶させ、その合
計値がテーブルに記憶された時間に到達したときに、使
用回数を更新するようにすると、一層適切な治療を行う
ことができる。更に、第一実施例では、装置本体を使用
した度合いとして使用回数を用いているが、装置本体の
動作時間の合計値を用いるようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように本発
明の電位治療器は、前記記憶手段に記憶された装置本体
を使用する度合いに応じて、前記高電位発生器に供給す
る電力量の合計値を前記制御手段が制御することによっ
て、前記電床部から人体に与える高電位の合計値が変化
するため、人体の順応反応に応じた最適な治療を行なう
ことができる。
【0053】また、前記記憶手段に記憶された装置本体
を使用する度合いに応じて、前記制御手段が前記高電位
発生器に所定の電圧を供給する時間を変更して、前記高
電位発生器に供給する電力量の合計値を制御するため、
治療時間が変化することによって使用者は、治療の進行
状況を体得することができる。
【0054】また、前記記憶手段に記憶された装置本体
を使用する度合いに応じて、前記制御手段が前記高電位
発生器に所定時間供給する電圧値を変更して、前記高電
位発生器に供給する電力量の合計値を制御するため、使
用回数等に関係なく一定の治療時間で、最適な治療を行
うことができる等の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の電位治療器の外観を示す斜視図で
ある。
【図2】第一実施例の電気的回路構成を示す電気回路図
である。
【図3】第一実施例のマイクロコンピュータの周辺のブ
ロック図である。
【図4】使用回数と治療時間との対応関係を示すテーブ
ルの構成図である。
【図5】第一実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】第二実施例の電気的回路構成を示す電気回路図
である。
【図7】第二実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】使用回数と位相制御角との対応関係を示すテー
ブルの構成図である。
【図9】位相制御角と高電位発生器に供給する電力の関
係を説明するときの図であり、(a)は、位相角データ
が0.9のときを示し、(b)は、位相角データが0.
5のときを示し、(c)は、位相角データが0.1のと
きを示している。
【符号の説明】
1 布団 2 治療マット 3 制御ボックス 4 治療レベルスイッチ 5 スタート/ストップ・スイッチ 10 マイクロコンピュータ 20 リセット回路 22 EEPROM 24 発振子 26 トランジスタ 28 サイリスタ 30 高電位発生器 32 電源スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電位発生器に電源を供給することによ
    って高電位を発生し、その高電位発生器によって発生す
    る高電位を電床部に印加し、その電床部から人体に高電
    位を与えることによって治療を行う電位治療器におい
    て、 装置本体を使用した度合いを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された度合いに応じて、前記高電位
    発生器に供給する電力量の合計値を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする電位治療器。
  2. 【請求項2】 前記高電位発生器に供給する電圧を所定
    の値に固定し、 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された度合いに応
    じて、前記高電位発生器に前記所定の電圧を供給する時
    間を変更して、前記高電位発生器に供給する電力量の合
    計値を制御するようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載の電位治療器。
  3. 【請求項3】 前記高電位発生器に電力を供給する時間
    を所定時間に固定し、 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された度合いに応
    じて、前記高電位発生器に前記所定時間供給する電圧値
    を変更して、前記高電位発生器に供給する電力量の合計
    値を制御するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の電位治療器。
JP16226995A 1995-06-28 1995-06-28 電位治療器 Pending JPH0910319A (ja)

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