JPH09103030A - 突入電流抑制機能付き電源装置およびそれを用いたシステム - Google Patents

突入電流抑制機能付き電源装置およびそれを用いたシステム

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JPH09103030A
JPH09103030A JP7258747A JP25874795A JPH09103030A JP H09103030 A JPH09103030 A JP H09103030A JP 7258747 A JP7258747 A JP 7258747A JP 25874795 A JP25874795 A JP 25874795A JP H09103030 A JPH09103030 A JP H09103030A
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power supply
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JP7258747A
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Hiroshi Okawa
博 大川
Kazumi Ihara
一実 井原
Tetsuo Omori
哲男 大森
Tsutomu Imai
勉 今井
Fuminori Sato
文法 佐藤
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Hitachi Ltd
Hitachi Information Technology Co Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Information Technology Co Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源装置に接続される負荷装置の活線接続時
の過大な突入電流を抑制するとともに、この活線接続回
路の簡素化および小形化が可能な突入電流抑制機能付き
電源装置およびそれを用いたシステムを提供する。 【解決手段】 コネクタを介して接続される1台または
複数台の負荷装置の活線接続を可能とする直流電源装置
1であって、定電圧電源2と定電流電源3とから構成さ
れ、この直流電源装置1は、定電圧電源2の正側入力端
子4dが定電流電源3の正側入力端子4e、負側入力端
子4fよりも端子長が短い構造のシーケンス機能付きの
コネクタ4を通して複数台の負荷装置5に接続されてい
る。負荷装置5の活線接続時には、まず正側出力端子4
eと正側入力端子4b、負側出力端子4fと負側入力端
子4cがそれぞれ接続され、その後正側出力端子4dと
正側入力端子4aが接続されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置に関し、
特にこの電源装置にコネクタを介して接続される1台ま
たは複数台の負荷装置の活線接続を行うシステムに使用
して好適な突入電流抑制機能付き電源装置およびそれを
用いたシステムに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、発明者が検討した技術とし
て、負荷装置の活線接続、すなわち故障修理などで通電
状態において負荷装置の挿抜を行うシステムに用いられ
る電源装置としては、特開昭62−76800号公報に
記載される印刷配線板とその活線挿入方法などの技術が
挙げられ、この直流電源による構成は概ね図5のような
構成となっており、この回路動作は以下のように行われ
ているものと考えられる。
【0003】この直流電源43による回路は、印刷配線
板である負荷装置44をコネクタ45の正側出力端子4
5a、負側出力端子45bに接続すると、負荷装置44
のコネクタ45の正側入力端子45cが前記正側出力端
子45aに、負側入力端子45dが前記負側出力端子4
5bにそれぞれ接続して電気的に接続状態となる。
【0004】この負荷装置44の接続直後には、直流電
源43の出力電流が正側の出力母線46→端子45a→
端子45c→抵抗48→コンデンサ49→端子45d→
端子45b→負側の出力母線47となるループを通して
流れるので、トランジスタ50のベース電流はコンデン
サ49に吸収され、トランジスタ50はカットオフされ
たままの状態となる。このため、直流電源43から論理
回路51へは給電されない。
【0005】次に、コンデンサ49は直流電源43から
供給される電流によって、抵抗48とコンデンサ49の
値で決まる時定数に沿って充電される。すると、コンデ
ンサ49の両端電圧は徐々に上昇するので、それにつれ
てトランジスタ50のコレクタ電流が流れ始め、このコ
レクタ電流は徐々に増加する。
【0006】これによって、直流電源43の出力電流
は、正側の出力母線46→端子45a→端子45c→ト
ランジスタ50のコレクタ・エミッタ→論理回路51→
端子45d→端子45b→負側の出力母線47となるル
ープを通して流れ、論理回路51に給電が開始される。
【0007】さらに、コンデンサ49の充電が完了する
と、トランジスタ50は定常オン状態になり、論理回路
51には定格電力が給電される。以降は通常動作状態と
なり、トランジスタ50がオン状態を維持するので、論
理回路51に電力が給電され続ける。以上のように、負
荷装置44の活線接続時は、抵抗48とコンデンサ49
で決まる時定数に沿って徐々に論理回路51へ給電が行
われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な電源装置においては、複数台の負荷装置の活線接続を
行うことを考えた場合、負荷装置のそれぞれにトランジ
スタ、抵抗およびコンデンサによる突入抑制回路を設け
なければならないので、システムとしては部品点数が増
加し、信頼性が低くなるとともに、小形化を進める上で
妨げとなることが考えられる。
【0009】そこで、本発明の目的は、電源装置にコネ
クタを介して接続される1台または複数台の負荷装置の
活線接続において、この活線接続時の過大な突入電流を
抑制するとともに、この活線接続回路の簡素化および小
形化を図ることができる突入電流抑制機能付き電源装置
およびそれを用いたシステムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の突入電流抑制機
能付き電源装置は、コネクタを介して接続される1台ま
たは複数台の負荷装置の活線接続を可能とする電源装置
に適用されるものであり、この電源装置内に定電圧電源
および定電流電源を有し、かつシーケンス機能付きコネ
クタを用いるものである。具体的には、このコネクタに
シーケンス機能を持たせるために、定電圧電源の正側端
子、定電流電源の正側端子およびこれらに共通の負側端
子のうち、定電圧電源の正側端子の端子長のみを短くす
るようにしたものである。
【0011】これにより、負荷装置を活線接続したと
き、端子長の違いに相当するある時間までは定電流電源
より負荷装置に電力を給電して負荷装置への給電量を制
限し、その後定電圧電源より給電を開始して負荷装置へ
の給電量を最大にすることができる。なお、定電圧電源
より給電しているときは、定電流電源よりの給電は停止
されるようになっている。
【0012】また、他の突入電流抑制機能付き電源装置
は、コネクタのシーケンス機能に依らず、複数台の負荷
装置のそれぞれに、定電圧電源からの入力端子と内部の
論理回路とを結ぶ電路に遅延回路を設けるものである。
これにより、負荷装置を活線接続したとき、遅延回路の
遅延時間だけ負荷装置の論理回路への給電を定電流電源
から行い、遅延時間後は定電圧電源に切り替えて行うこ
とで、接続直後の負荷装置への給電量を制限することが
できる。
【0013】特に、これらの電源装置においては、活線
接続回路を電源装置側に設置することにより、それぞれ
の負荷装置に活線接続回路が不要となるため、負荷装置
を簡素化および小形化することができ、さらに定電流電
源をハイブリッドICやモノリシックICなどに集積回
路化した場合には、定電流電源、これらを含む電源装置
の小形化を図ることができる。
【0014】さらに、本発明のシステムは、これらの電
源装置、複数台の負荷装置の他に、これらに接続される
処理装置および制御装置などを有するものである。これ
により、電源装置を含むシステムにおいて、1台または
複数台の負荷装置の活線接続直後の負荷装置への給電量
を制限することができる。
【0015】以上により、負荷装置への給電を制限する
ことで、負荷装置の活線接続時に過大な突入電流が流れ
ることを抑制することができる。同時に、この突入電流
の抑制によって電源装置の出力電圧が急激に低下するこ
とを防止でき、さらに電流の急激な変化がないので電磁
誘導によるノイズの発生を避けることができる。よっ
て、負荷装置の活線接続時の過大な突入電流を抑制する
とともに、この活線接続回路の簡素化および小形化、さ
らには電源装置、システムの小形化を可能とすることが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0017】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1である電源装置と、これに接続される負荷装置を示
す構成図、図2は本実施の形態1に用いられるコネクタ
の一例を示す概略図である。
【0018】まず、図1により本実施の形態1の電源装
置の構成を説明する。
【0019】本実施の形態1の電源装置は、たとえばコ
ネクタを介して接続される1台または複数台の負荷装置
の活線接続を可能とする直流電源装置1とされ、電流の
変化などに係わらずに電圧を一定に保つ定電圧電源2
と、この定電圧電源2に接続され、電圧の変化などに係
わらずに電流を一定に保つ定電流電源3とから構成さ
れ、定電圧電源2の正側出力端子4a、定電流電源3の
正側出力端子4b、定電圧電源2と定電流電源3とに共
通の負側出力端子4cによるシーケンス機能付きのコネ
クタ4を通して複数台の負荷装置5に接続されている。
【0020】この定電流電源3は、定電圧電源2の正側
に接続される電流検出用抵抗6と、この抵抗6の他方と
正側出力端子4bとの間にソース・ドレインが接続され
る電流制限用MOSFET7と、このMOSFET7の
ゲート駆動電圧を制御する制御回路8とから構成されて
いる。この制御回路8には、分圧抵抗9〜16、コンパ
レータ17、オペアンプ18、制御用抵抗19〜22、
コンデンサ23,23a、ダイオード24,25および
ツェナーダイオード26などが設けられている。
【0021】以上のように構成される直流電源装置1に
は、この直流電源装置1からの電力の給電により駆動さ
れる複数台の負荷装置5が接続され、それぞれの負荷装
置5には論理回路27が設けられ、定電圧電源2の正側
入力端子4d、定電流電源3の正側入力端子4e、定電
圧電源2と定電流電源3とに共通の負側入力端子4fに
よるコネクタ4により直流電源装置1と接続されてい
る。
【0022】このコネクタ4は、雄コンタクトと雌コン
タクトとの機械的な嵌合構造となっており、たとえば図
2に示すように、シーケンス機能として雄コンタクトで
ある定電圧電源2の正側入力端子4dが、定電流電源の
正側入力端子4e、負側入力端子4fよりも端子長が短
い構造となっている。なお、このコネクタ4には、正側
入力端子4d,4e、負側入力端子4fの他に、信号の
やり取りをするための端子なども設けられている。
【0023】また、負荷装置5には、定電流電源3の正
側入力端子4eと内部の論理回路27とを結ぶ電路にダ
イオード28が接続され、論理回路27に対する給電の
定電流電源3から定電圧電源2への切り替わりにおい
て、このダイオード28のカソード電圧がアノード電圧
より高くなることによって定電流電源3からの給電が停
止されるようになっている。
【0024】次に、本実施の形態1の作用について、始
めに定電流電源3の制御動作を図1により説明する。
【0025】まず、直流電源装置1と複数台の負荷装置
5とをコネクタ4を介して接続し、この直流電源装置1
の出力を、コネクタ4の定電圧電源2の正側出力端子4
a、定電流電源3の正側出力端子4bおよび負側出力端
子4cを通してそれぞれの負荷装置5に供給する。
【0026】この際に、負荷装置5のコネクタ4の挿入
前などの電流検出用抵抗6に電流が流れていないとき
は、この状態の分圧抵抗9〜12の分圧比による電位差
をコンパレータ17で検出し、ローレベルにするために
オペアンプ18がハイレベルを出力することにより、電
流制限用MOSFET7をオフ状態にする。
【0027】続いて、負荷装置5を挿入すると、電流検
出用抵抗6に電流が流れ出し、この際の分圧抵抗9〜1
2の分圧比による電位差をコンパレータ17で検出し、
ハイレベルを出力する。この出力と、分圧抵抗13〜1
6の分圧比による電位差をオペアンプ18で検出し、電
流制限用MOSFET7のゲート駆動電圧を出力し、電
流制限用MOSFET7をオン状態にする。
【0028】さらに、電流検出用抵抗6に流れる電流が
変化すると、分圧抵抗13〜16の分圧比による電位差
も変化するので、オペアンプ18が出力する電流制限用
MOSFET7のゲート駆動電圧が変化する。このゲー
ト駆動電圧の変化により電流制限用MOSFET7のオ
ン抵抗を変化させ、電流制限用MOSFET7に流れる
電流を制限する。このようにして、定電流電源3を構成
することができる。
【0029】次に、直流電源装置1から負荷装置5に対
する給電を、定電流電源3から定電圧電源2に切り替え
て行う場合について図1により説明する。
【0030】すなわち、本実施の形態1においては、負
荷装置5をコネクタ4の定電圧電源2の正側出力端子4
a、定電流電源3の正側出力端子4b、負側出力端子4
cに挿入すると、コネクタ4の定電圧電源2の正側入力
端子4dは定電流電源3の正側入力端子4e、負側入力
端子4fより端子長が短い構造となっているために、ま
ず端子4e、端子4fが端子4b、端子4cにそれぞれ
接続して電気的に接続状態となる。その後、端子4dが
端子4aに接続して電気的に接続状態となる。
【0031】よって、負荷装置5を挿入すると、まず端
子4eと端子4b、端子4fと端子4cがそれぞれ接続
され、定電流電源3となるようにMOSFET7が制御
され、定電圧電源2の出力電流が抵抗6→MOSFET
7→定電流電源3の出力母線30→端子4b→端子4e
→ダイオード28→論理回路27→端子4f→端子4c
→負側の出力母線31となるループを通して流れるの
で、MOSFET7の電流制御により給電量が制限さ
れ、論理回路27の両端電圧は徐々に上昇する。これに
よって、負荷装置5を活線接続しても負荷装置5に流れ
る過大な突入電流を抑制できる。
【0032】その後、端子4dが端子4aに接続する
と、定電圧電源2の出力電流が定電圧電源2の出力母線
29→端子4a→端子4d→論理回路27→端子4f→
端子4c→負側の出力母線31となるループを通して流
れ、給電量を最大にする。この時、ダイオード28のカ
ソード電圧がアノード電圧より高くなるため、定電流電
源3よりの給電は停止する。
【0033】このため、定電圧電源2の出力母線29,
31に接続されている他の負荷装置5にも安定した電力
を供給し続けることができる。よって、複数台の負荷装
置5を活線接続するときにも、上記動作を繰り返して過
大な突入電流を抑制することができる。
【0034】従って、本実施の形態1の直流電源装置1
によれば、定電圧電源2と定電流電源3とを内蔵し、定
電圧電源2の正側入力端子4dが定電流電源3の正側入
力端子4e、負側入力端子4fよりも端子長が短い構造
のシーケンス機能付きのコネクタ4を用いて負荷装置5
と接続することにより、負荷装置5を活線接続したと
き、まず端子4eと端子4b、端子4fと端子4cをそ
れぞれ接続し、定電流電源3より負荷装置5に電力を給
電して負荷装置5への給電量を制限することができるの
で、負荷装置5の活線接続時に過大な突入電流が流れる
ことを抑制することができ、同時にこの突入電流の抑制
によって直流電源装置1の出力電圧が急激に低下するこ
とを防止でき、さらに電流の急激な変化がないので電磁
誘導によるノイズの発生を避けることもできる。
【0035】また、本実施の形態1においては、直流電
源装置1側に活線接続回路を設けることにより、それぞ
れの負荷装置5に活線接続回路が不要となるため、負荷
装置5を簡素化および小形化することができ、さらに定
電流電源3を構成する部品をハイブリッドICやモノリ
シックICなどに集積回路化することで、定電流電源
3、これらを含む直流電源装置1の小形化を図ることが
できる。
【0036】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2である電源装置と、これに接続される負荷装置を示
す構成図である。
【0037】本実施の形態2の電源装置は、前記実施の
形態1と同様に、電流の変化などに係わらずに電圧を一
定に保つ定電圧電源と、電圧の変化などに係わらずに電
流を一定に保つ定電流電源とから構成され、コネクタを
介して接続される1台または複数台の負荷装置の活線接
続を可能とする直流電源装置1とされ、前記実施の形態
1との相違点は、コネクタ32の構造が異なり、かつ負
荷装置33の構成が異なる点である。
【0038】すなわち、本実施の形態2においては、コ
ネクタ32の雄コンタクトである定電圧電源2の正側入
力端子32d、定電流電源3の正側入力端子32e、負
側入力端子32fの端子長が同じ構造となっており、ま
た負荷装置33のそれぞれには、図3に示すように定電
圧電源2の正側入力端子32dと論理回路27とを結ぶ
電路に、論理回路27の両端に接続されるリレー34の
コイル34aへの通電による励磁により閉じるメーク接
点34b(遅延回路)が接続されている。
【0039】次に、本実施の形態2の作用について、直
流電源装置1から負荷装置33に対する給電を、定電流
電源3から定電圧電源2に切り替えて行う場合について
説明する。
【0040】すなわち、本実施の形態2においては、負
荷装置33をコネクタ32の定電圧電源2の正側出力端
子32a、定電流電源3の正側出力端子32b、負側出
力端子32cに挿入すると、コネクタ32の定電圧電源
2の正側入力端子32dが端子32aに、定電流電源3
の正側入力端子32eが端子32bに、負側入力端子3
2fが端子32cにそれぞれ接続して電気的に接続状態
となる。
【0041】よって、負荷装置33の挿入直後には、直
流電源装置1の出力電流が定電流電源3の出力母線30
→端子32b→端子32e→ダイオード28→論理回路
27→端子32f→端子32c→負側の出力母線31と
なるループで流れるので給電量が制限され、論理回路2
7の両端電圧は徐々に上昇する。これによって、負荷装
置33を活線接続しても負荷装置33に流れる過大な突
入電流を抑制できる。
【0042】その後、リレー34のコイル34aの電圧
は、論理回路27の両端電圧と同時に上昇するので、リ
レー感動電圧に達するとリレー34のメーク接点34b
がオン状態となり、定電圧電源2の出力電流は、定電圧
電源2の出力母線29→端子32a→端子32d→リレ
ー34のメーク接点34b→論理回路27→端子32f
→端子32c→負側の出力母線31となるループを通し
て流れ、給電量を最大にする。このとき、ダイオード2
8のカソード電圧がアノード電圧より高くなるため、定
電流電源3よりの給電を停止する。
【0043】このため、直流電源装置1の出力母線2
9,31に接続されている他の負荷装置33にも安定し
た電力を供給し続けることができる。よって、複数台の
負荷装置33を活線接続するときにも、上記動作を繰り
返して過大な突入電流を抑制することができる。
【0044】従って、本実施の形態2の直流電源装置1
によれば、この直流電源装置1に接続される負荷装置3
3のそれぞれに、定電圧電源2の正側入力端子32dと
論理回路27とを結ぶ電路にリレー34のメーク接点3
4bを接続することにより、負荷装置33を活線接続し
たとき、リレー34のメーク接点34bが閉じるまでの
遅延時間だけ負荷装置33の論理回路27への給電を定
電流電源3から行い、負荷装置33への給電量を制限す
ることができるので、前記実施の形態1と同様に負荷装
置33の活線接続時に過大な突入電流が流れることを抑
制することができ、同時にこの突入電流の抑制によって
直流電源装置1の出力電圧が急激に低下することを防止
でき、さらに電流の急激な変化がないので電磁誘導によ
るノイズの発生を避けることもできる。
【0045】本発明は前記実施の形態1および2に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々
変更可能であることはいうまでもない。たとえば、前記
実施の形態2においては、遅延回路としてリレーを接続
した場合について説明したが、本発明は前記実施の形態
に限定されるものではなく、リレーの代わりにMOSF
ETなどの半導体スイッチを使用することも可能であ
る。
【0046】また、前記実施の形態の電源装置は、電源
装置単体としてのみではなく、この電源装置の他に処理
装置や制御装置などを有する電子機器や各種システムな
ど、たとえば図4に示すように、情報や資源を一元的に
管理し、提供するサーバ35と、このサーバ35に要求
を出して情報や資源を利用するクライアント36による
サーバ/クライアントシステムなどに適用することがで
きる。
【0047】この場合には、CPU37、メモリコント
ローラ38、メモリ39、内蔵磁気記憶装置40、LA
N41などからなるサーバ35の増設磁気記憶装置42
として、本実施の形態の電源装置と負荷装置であるHD
Dなどの磁気記憶ユニットとが収納されて用いられ、こ
れによってシステムにおいても、1台または複数台の負
荷装置の活線接続時の過大な突入電流を抑制するととも
に、このシステムまたは電子機器などにおける簡素化お
よび小形化を可能とすることができる。
【0048】
【発明の効果】
(1).本発明によれば、電源装置内に定電圧電源および定
電流電源を有し、かつシーケンス機能付きコネクタを用
いることで、負荷装置に対する給電を定電流電源から定
電圧電源に切り替えて行うことができるので、負荷装置
を接続したときに、定電流電源より電力を給電して負荷
装置への給電量を制限し、負荷装置の活線接続時の過大
な突入電流を抑制することが可能となる。
【0049】(2).また、他の発明によれば、負荷装置の
それぞれに、定電圧電源からの入力端子と内部の論理回
路とを結ぶ電路に遅延回路を設けることで、負荷装置を
活線接続したとき、遅延回路の遅延時間だけ負荷装置の
論理回路への給電を定電流電源から行い、接続直後の負
荷装置への給電量を制限することができるので、負荷装
置の活線接続時の過大な突入電流を抑制することが可能
となる。
【0050】(3).さらに、前記発明においては、負荷装
置の活線接続時に過大な突入電流が流れることを抑制で
きるので、電源装置の出力電圧が急激に低下することを
防止でき、さらに電流の急激な変化がないので電磁誘導
によるノイズの発生を避けることも可能となる。
【0051】(4).また、前記発明によれば、活線接続回
路を電源装置側に設置することができるので、それぞれ
の負荷装置に活線接続回路が不要となるため、負荷装置
を簡素化および小形化することが可能となる。
【0052】(5).さらに、前記発明において、電源装置
の定電流電源をハイブリッドICやモノリシックICな
どに集積回路化することで、定電流電源、これらを含む
電源装置の小形化を図ることが可能となる。
【0053】(6).この結果、前記発明によれば、1台ま
たは複数台の負荷装置の活線接続において、この負荷装
置の活線接続時の過大な突入電流を抑制するとともに、
この活線接続回路の簡素化および小形化、さらには電源
装置、システムとして回路の簡素化ができ、活線接続を
行うシステムの小形化と高信頼化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である電源装置と、これ
に接続される負荷装置を示す構成図である。
【図2】実施の形態1に用いられるコネクタの一例を示
す概略図である。
【図3】本発明の実施の形態2である電源装置と、これ
に接続される負荷装置を示す構成図である。
【図4】本発明の実施の形態における電源装置を用いた
サーバ/クライアントシステムを示す概略構成図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態に対応する比較例である電
源装置と、これに接続される負荷装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1…直流電源装置、2…定電圧電源、3…定電流電源、
4,32…コネクタ、4a,32a…正側出力端子、4
b,32b…正側出力端子、4c,32c…負側出力端
子、4d,32d…正側入力端子、4e,32e…正側
入力端子、4f,32f…負側入力端子、5,33…負
荷装置、27…論理回路、34…リレー、34a…コイ
ル、34b…メーク接点(遅延回路)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川 博 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立コンピュータエレクトロニクス内 (72)発明者 井原 一実 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立コンピュータエレクトロニクス内 (72)発明者 大森 哲男 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 今井 勉 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 佐藤 文法 神奈川県秦野市堀山下1番地 日立コンピ ュータエンジニアリング株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の負荷装置がコネクタを介して接
    続され、かつこの1台または複数台の負荷装置の活線接
    続が可能とされる電源装置であって、定電圧電源および
    定電流電源を有し、かつ前記コネクタとして活線接続時
    に発生する過大な突入電流を抑制するためにシーケンス
    機能付きコネクタを用いて、前記1台または複数台の負
    荷装置を活線接続した際に、この負荷装置に対する給電
    を、前記コネクタのシーケンス機能により始めに前記定
    電流電源より行い、その後この定電流電源から前記定電
    圧電源に切り替えて行うことを特徴とする突入電流抑制
    機能付き電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の突入電流抑制機能付き電
    源装置であって、前記シーケンス機能付きコネクタとし
    て、少なくとも前記定電圧電源の正側端子、前記定電流
    電源の正側端子、および前記定電圧電源と前記定電流電
    源とに共通の負側端子を有し、前記定電圧電源の正側端
    子の端子長を、前記定電流電源の正側端子、および前記
    定電圧電源と前記定電流電源とに共通の負側端子の端子
    長に比べて短くすることを特徴とする突入電流抑制機能
    付き電源装置。
  3. 【請求項3】 複数台の負荷装置が接続され、かつこの
    1台または複数台の負荷装置の活線接続が可能とされる
    電源装置であって、定電圧電源および定電流電源を有
    し、かつ前記複数台の負荷装置のそれぞれに、活線接続
    時に発生する過大な突入電流を抑制するために前記定電
    圧電源からの入力端子と内部の論理回路とを結ぶ電路に
    遅延回路を設けて、前記1台または複数台の負荷装置を
    活線接続した際に、この負荷装置の論理回路に対する給
    電を、前記遅延回路により始めに前記定電流電源より行
    い、その後この定電流電源から前記定電圧電源に切り替
    えて行うことを特徴とする突入電流抑制機能付き電源装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の突入電流抑
    制機能付き電源装置であって、前記定電流電源を集積回
    路化することを特徴とする突入電流抑制機能付き電源装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の突入電
    流抑制機能付き電源装置を用いたシステムであって、前
    記電源装置、前記複数台の負荷装置の他に、これらに接
    続される処理装置および制御装置などを有することを特
    徴とするシステム。
JP7258747A 1995-10-05 1995-10-05 突入電流抑制機能付き電源装置およびそれを用いたシステム Pending JPH09103030A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103746358A (zh) * 2013-12-27 2014-04-23 深圳市九洲电器有限公司 浪涌抑制电路、开关装置和机顶盒

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