JPH09102008A - 検品用ハンディターミナル - Google Patents

検品用ハンディターミナル

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Publication number
JPH09102008A
JPH09102008A JP7282526A JP28252695A JPH09102008A JP H09102008 A JPH09102008 A JP H09102008A JP 7282526 A JP7282526 A JP 7282526A JP 28252695 A JP28252695 A JP 28252695A JP H09102008 A JPH09102008 A JP H09102008A
Authority
JP
Japan
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inspection
product
delivery
display
handy terminal
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Pending
Application number
JP7282526A
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English (en)
Inventor
Noriyoshi Katsumura
典嘉 勝村
Hiroaki Takatsudo
弘昭 高津戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP7282526A priority Critical patent/JPH09102008A/ja
Publication of JPH09102008A publication Critical patent/JPH09102008A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーコードを読み取るだけで手間をかけずに
高能率に検品業務を支援できるようにすることを課題と
する。 【解決手段】 バーコード読み取り部3によりバーコー
ドデータを入力し、このバーコードデータ対応の商品の
納品マスタファイルを、納品マスタファイル記憶部9に
予め記憶されている納品マスタファイルからサーチして
参照し、商品の納品状態が一ケース又は複数のケースに
応じて表示画面の背景色を変化させ、販売期間の長短に
応じてその日数を示す文字の表示色を変化させ、さら
に、同一商品について検品(バーコード入力)の際にカ
ウントし、その度に納品数と検品数とを比較して過不足
を数量で表示画面上に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は検品用ハンディター
ミナル(以下にハンディターミナルと称する)に係り、
詳細には、スキャン機能を用いてバーコードによる商品
の検品処理を行うハンディターミナルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のハンディターミナルは、
コンビニエンスストア等の店舗において、入荷された商
品を検品するために使用されている。入荷時、店員は、
商品(又は商品を収納した梱包箱)に付加されているバ
ーコードをハンディターミナルでスキャンし、そのハン
ディターミナルの表示画面にバーコードに対応する商品
名を表示させ、その表示させた商品の伝票上の納品数量
と実際に数えた商品の数量とを比較して、納品数と検品
数とをチェックしている。
【0003】その際、上記ハンディターミナルでは、バ
ーコードのスキャンによってバーコードデータを入力
し、このバーコードデータに基づいて商品名や数量のデ
ータにデコードする処理が実行される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来例によるハンディターミナルでは、バーコードをスキ
ャンして商品名や数量のデータを納品情報として取得す
るようにしただけの構成なので、検品情報を得るために
は実際に人手によって数えることになり、このような検
品業務には以下に述べる如く問題が発生する。すなわ
ち、 (1)同一商品が複数のケースに梱包されていたり複数
のトレーに配置されていた場合、又は、複数のケースや
トレーに複数の異なる商品が混在していた場合、店員に
はどの商品についてもどのケースに納められているのか
不明のため、検品の段階で、ケース内やトレー上の商品
や数量のチェックに多大な時間を要する。 (2)ケース自体が欠品であった場合には、ケース内の
商品を調べて欠品数についても数える必要がある。 (3)バーコードによって商品名や数量を取得できて
も、検品の際には、その付帯情報である商品の製造日や
賞味期間等の販売期限までをチェックすることになり、
人手による確認事項が多くなる。
【0005】このように、検品業務に際して、多大な時
間を要したり、人手による確認事項が多くなって手間が
かかることから、作業効率が悪いという問題点があっ
た。
【0006】本発明の課題は、バーコードを読み取るだ
けの手間で高能率に検品業務を支援することが可能なハ
ンディターミナルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
商品毎の納品情報を記憶する記憶手段と、商品のバーコ
ードを読み取ってバーコードデータを入力する入力手段
と、前記入力手段によって入力されたバーコードデータ
を前記記憶手段に記憶された納品情報に照合する照合手
段と、前記照合手段の照合結果に応じて検品結果を作成
表示する作成表示手段とを備える。
【0008】以上によれば、記憶手段は、商品毎の納品
情報を記憶し、入力手段は、商品のバーコードを読み取
ってバーコードデータを入力し、照合手段は、入力手段
によって入力されたバーコードデータを記憶手段に記憶
された納品情報に照合し、作成表示手段は、照合手段の
照合結果に応じて検品結果を作成表示する。
【0009】従って、入力したバーコードデータを記憶
している納品情報に照合して検品結果を得るようにした
ので、実際に納品された商品を確認するような手間はな
く、バーコードを読み取るだけで高能率に検品業務を支
援することが可能である。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に係るハンディターミナルにおいて、前記記憶手段に
記憶された納品情報には、商品の納品数情報が含まれて
おり、前記照合手段は、前記記憶手段に記憶された納品
情報の中から前記バーコードデータに対応した納品情報
を取得し、該取得した納品情報に含まれる納品数情報を
照合結果に含め、前記作成表示手段は、前記納品数情報
に応じた色で検品結果を表示することを特徴とする。
【0011】以上によれば、入力したバーコードデータ
に対応した納品情報から納品数情報を得て、その納品数
情報に応じた色で検品結果を表示するようにしたので、
納品された各商品の数量を色に対応させて呈示すること
ができる。
【0012】従って、数量の多い商品と少ない商品とを
一目で識別できることから、バーコードを読み取るだけ
で高能率に検品業務を支援することが可能である。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明に係るハンディターミナルにおいて、前記作成表示手
段は、検品結果を表示する場合、前記納品数情報に応じ
た色を、納品数情報を示す色と該納品数情報を表示する
ときの背景色とのいずれか一方に設定することを特徴と
する。
【0014】以上によれば、納品された商品の数に応じ
てその商品の数又は背景の表示色を変えて検品結果を表
示するようにしたので、数量の多い商品と少ない商品と
を一目で識別することができ、これによって、バーコー
ドを読み取るだけで高能率に検品業務を支援することが
可能である。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1記載のハ
ンディターミナルにおいて、前記記憶手段に記憶された
納品情報には、商品の販売期間情報が含まれており、前
記照合手段は、前記記憶手段に記憶された納品情報から
前記バーコードデータに対応した納品情報を取得し、該
取得した納品情報に含まれる販売期間情報を照合結果に
含め、前記作成表示手段は、前記販売期間情報に応じた
色で検品結果を表示することを特徴とする。
【0016】以上によれば、入力したバーコードデータ
に対応した納品情報から販売期間情報を得て、その販売
期間情報に応じた色で検品結果を表示するようにしたの
で、納品された各商品の販売期間を色に対応させて呈示
することができる。
【0017】従って、販売期間の長い商品と短い商品と
を一目で識別できることから、バーコードを読み取るだ
けで高能率に検品業務を支援することが可能である。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明に係るハンディターミナルにおいて、前記作成表示手
段は、検品結果を表示する場合、前記販売期間情報に基
づく販売期間を示す文字を前記販売期間情報に応じた色
で表示することを特徴とする。
【0019】以上によれば、販売期間を示す文字をその
販売期間に応じた表示色で表示するようにしたので、販
売期間の長い商品と短い商品とを一目で識別できるよう
に強調することができることから、バーコードを読み取
るだけで高能率に検品業務を支援することが可能であ
る。
【0020】請求項6記載の発明は、商品毎の納品数を
含む納品情報を記憶する記憶手段と、商品のバーコード
を読み取ってバーコードデータを入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力されたバーコードデータ対応
の納品情報を前記記憶手段に記憶された納品情報の中か
ら検出する検出手段と、前記検出手段によって同一バー
コードデータが検出される度に前記同一バーコードデー
タ対応の検品数をカウントするカウント手段と、前記カ
ウント手段によりカウントされた検品数と前記同一バー
コードデータ対応の納品情報に含まれる納品数とを比較
する比較手段と、前記比較手段の比較結果に応じて検品
結果を作成表示する作成表示手段とを備える。
【0021】以上によれば、記憶手段は、商品毎の納品
数を含む納品情報を記憶し、入力手段は、商品のバーコ
ードを読み取ってバーコードデータを入力し、検出手段
は、前記入力手段によって入力されたバーコードデータ
対応の納品情報を前記記憶手段に記憶された納品情報の
中から検出し、カウント手段は、前記検出手段によって
同一バーコードデータが検出される度に前記同一バーコ
ードデータ対応の検品数をカウントし、比較手段は、前
記カウント手段によりカウントされた検品数と前記同一
バーコードデータ対応の納品情報に含まれる納品数とを
比較し、作成表示手段は、前記比較手段の比較結果に応
じて検品結果を作成表示する。
【0022】従って、検品の際に、ハンディターミナル
上で同一バーコードデータが検出される回数を検品数と
してカウントし、その検品数と同一バーコードデータ対
応の納品情報に含まれる納品数との比較から検品結果を
得るようにしたので、実際に納品された商品を人手で数
えるような手間はなく、種類の異なる商品を混在させて
検品しても商品毎に正確にカウントすることができるこ
とから、バーコードを読み取るだけで高能率に検品業務
を支援することが可能である。
【0023】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明に係るハンディターミナルにおいて、前記比較手段
は、納品数に対する検品数の過不足数を比較結果として
算出し、前記作成表示手段は、前記算出された過不足数
を検品結果として表示することを特徴とする。
【0024】以上によれば、納品数と検品数との差を過
不足数で表示して、超過した商品と不足した商品とを数
値によって呈示できるようにしたので、現在の検品状況
を一目で確認でき、これによって、バーコードを読み取
るだけで高能率に検品業務を支援することが可能であ
る。
【0025】請求項8記載の発明は、請求項1から7の
いずれかひとつに記載の発明に係るハンディターミナル
において、前記作成表示手段は、少なくとも、複数の商
品をまとめて表示する一覧表示と、一商品について表示
する単品表示とのいずれか一方に切り替えて検品結果を
作成表示することを特徴とする。
【0026】以上によれば、注目する商品の検品状況に
任意に切り換えて呈示できることから、高能率に検品業
務を支援することが可能である。
【0027】請求項9記載の発明は、請求項1から7の
いずれかひとつに記載の発明に係るハンディターミナル
において、さらに、通信手段を有し、前記記憶手段に記
憶された納品情報は、前記通信手段によって受信された
納品情報で構築されることを特徴とする。
【0028】以上によれば、納品情報を受信して構築す
るようにしたので、常時最新の納品情報で検品体制を確
立でき、これによって、高能率に検品業務を支援するこ
とが可能である。
【0029】請求項10記載の発明は、請求項1から7
のいずれかひとつに記載の発明に係るハンディターミナ
ルにおいて、さらに、前記記憶手段は、着脱自在に装着
されることを特徴とする。
【0030】以上によれば、納品情報を着脱自在の記憶
手段で設定するようにしたので、常時最新の納品情報で
検品体制を確立でき、これによって、高能率に検品業務
を支援することが可能である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、本発
明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。図1は本
発明に係るハンディターミナルの一実施の形態を示すブ
ロック図であり、同図に示したハンディターミナルは、
例えば、制御部1、ROM2、バーコード読み取り部
3、画像表示部4、表示メモリ5、操作部6、検品ファ
イル記憶部7、ワークメモリ8、納品マスタファイル記
憶部9、及び計時部10より構成されている。
【0032】制御部1は、プログラムに従って動作する
中央処理部であり、例えば、検品モード(バーコードデ
ータの入力及びデコード処理、検品ファイル作成及び記
憶処理、及び検品一覧表示処理を含む)や期限管理モー
ドによって装置全体を制御する。ROM2は、制御部1
が動作するための例えば図4及び図5に示したフローチ
ャートに従ったプログラムを格納しており、ワークメモ
リ8は制御部1のワークエリアとして使用するメモリで
ある。
【0033】バーコード読み取り部3は、バーコードを
光学的に読み取る装置であり、商品(又はケース)に付
加されたバーコードに対してレーザー光線を照射し、そ
の反射光を電気信号(バーコードデータ)に変換して、
制御部1に出力する。
【0034】画像表示部4は、データを表示する、LC
D(液晶表示素子)等のカラー表示装置であり、後述の
納品マスタファイル、検品ファイル、検品一覧等のデー
タを表示する。表示メモリ5は、画像表示部4に表示さ
せるデータをドット展開するビデオメモリである。
【0035】操作部6は、後述のトリガーキー、終了キ
ー等の操作キーを具備した入力装置である。
【0036】検品ファイル記憶部7は、検品モードによ
り制御部1で作成した検品ファイルを記憶するメモリで
あり、納品マスタファイル記憶部9は、予め納品される
商品の納品情報をファイル形式で納品マスタファイルと
して記憶するメモリである。この納品マスタファイルに
は、白バー及び黒バーよりなるバーコードを数値化した
バーコードデータ、商品名、商品毎の納品数、商品が納
品される際のケース数、製造年月日、及び販売期限日の
如く個々の納品情報が含まれている。これら各納品情報
は、例えば、後述する検品モードにおいて、バーコード
読み取り部3によって読み取り入力されたバーコードデ
ータ、商品毎にカウントされた検品数、及び販売期間
(販売許容日数)との照合で使用される。
【0037】計時部10は、時間を計測するタイマを具
備しており、計測に応じて時刻(年月日)を制御部1に
出力する。この計時部10は、後述する検品モードによ
る動作時に、販売許容日数を換算するときに納品日の日
時を提供する機能を有している。
【0038】次に、納品マスタファイル記憶部9につい
て詳述する。図2は、図1に示した納品マスタファイル
記憶部9の記憶状態の一例を示す図である。
【0039】図2に示した納品マスタファイル記憶部9
は、一商品毎に各種納品情報を対応させた納品マスタフ
ァイルを記憶している。個々の納品マスタファイルは、
例えば、バーコード記録欄91に格納される商品別のバ
ーコードデータ、商品名記録欄92に格納される商品別
の商品名データ、納品数記録欄93に格納される商品別
の納品数データ、ケース記録欄94に格納される商品別
のケース数データ、製造年月日記録欄95に格納される
商品別の製造年月日データ、及び販売期限日記録欄96
に格納される商品別の販売期限日データより構成されて
いる。
【0040】例えば、商品名「幕の内弁当」という商品
の納品マスタファイルを参照すると、バーコードデータ
はバーコード記録欄91より「49012345678
90」、商品名は商品名記録欄92より「幕の内弁
当」、納品数は納品数記録欄93より「22」、ケース
数はケース数記録欄94より「3」、製造年月日は製造
年月日記録欄95より「1995.06.26」、販売
期限日は販売年月日記録欄96より「1995.06.
27」となる。したがって、この幕の内弁当(商品)に
ついては、納品数が全部で22個となり、この22個の
幕の内弁当が3つのケースに分けて納品されることにな
る。また、商品名「ハンバーグ弁当」という商品の場合
には、その納品マスタファイルから同一ケース(一ケー
ス)に2個収納されて納品されることになる。
【0041】次に動作について説明する。図3及び図4
は検品モードに従った処理の一例を説明するフローチャ
ートであり、図5は上記検品モード中に処理される期限
管理モードに従った処理の一例を説明するフローチャー
トである。なお、図3〜図5に示したフローチャートに
従う処理は、制御部1によって制御されるものであり、
個々の動作については各部で行われる。
【0042】以下に検品モードを説明するに当って、商
品がトレー上に収容されている場合と、商品が梱包箱に
収納されている場合とを検品時の代表例として挙げる。
【0043】(トレーの場合)このトレー検品では、商
品が、図2に示した納品マスタファイル記憶部9に記憶
された納品マスタファイルに従って納品されてくるもの
とする。図6は検品対象となるトレーの一例を示す平面
図であり、同図において、61,62,63はケースの
一種であるトレーをそれぞれ示している。A−1〜A−
22は幕の内弁当、B−1及びB−2はハンバーグ弁
当、C−1及びC−2はチキンかつ弁当、D−1及びD
−2はオムライス、E−1及びE−2はからあげ弁当、
F−1〜F−5は鮭おにぎり、G−1〜G−5は明太子
おにぎり、H−1〜H−5は絹ごし豆腐をそれぞれ示し
ている。図7及び図10はそれぞれトレーにおける検品
モードでの表示例を示す図であり、図7及び図10にお
いて、81A及び81Bはそれぞれ納品情報(商品名、
納品数、ケース数)対応の文字を示し、82A及び82
Bはそれぞれ表示画面の背景を示している。図9はトレ
ーにおける検品単品の一表示例を示す図であり、同図に
おいて、85Aは検品数対応の文字を示し、86Aは欠
品数対応の文字を示している。なお、文字85Aは黒色
で表示され、文字86Aは赤色で表示される。
【0044】図8及び図11はそれぞれトレーにおける
期限管理モードでの表示例を示す図であり、図8及び図
11において、83A及び83Cはそれぞれ製造年月日
対応の文字を示し、84A及び84Cはそれぞれ販売期
限日対応の文字を示している。図12は期限管理モード
における期限管理方法を説明する図である。図13及び
図15は検品ファイル記憶部の記憶状態の一例を示す図
であり、図13及び図15において、71は商品名記録
欄を示し、72は検品数記録欄を示している。そして、
図14及び図16はトレーにおける検品一覧の表示例を
示す図であり、図14及び図16において、41は商品
名表示欄、42は納品数表示欄、43は献品数表示欄、
44は過不足表示欄をそれぞれ示している。
【0045】図2に示した納品マスタファイルは、商品
名「幕の内弁当」の商品が3ケースに分けて22個納品
され、商品名「ハンバーグ弁当」、「チキンかつ弁
当」、「オムライス」、「からあげ弁当」の各商品がそ
れぞれ1ケースに2個入れて納品され、商品名「おにぎ
り 鮭」、「おにぎり 明太子」及び「豆腐 絹ごし」
の各商品がそれぞれ1ケースに5個入れて納品されてい
ることを示している。
【0046】そこで、検品の際に、実際に納品された商
品を検品し、その検品結果が上記納品マスタファイルに
合致すれば、正しく納品されたという検品結果が得られ
る。
【0047】まず、検品者は、納品された商品(図6参
照)を検品するために、図1に示したハンディターミナ
ルの処理モードを検品モードに設定する。検品モードが
開始された場合、このハンディターミナルでは、操作部
6からのキー入力がセンスされる。その間、ステップS
1及びS12の処理が繰り返し実行される。
【0048】検品者は、トリガーキーを押し、バーコー
ド読み取り部3によって商品に付加されたバーコードの
読み取りを開始する。この例では、幕の内弁当A−1〜
A−22、ハンバーグ弁当B−1,B−2、チキンかつ
弁当C−1,C−2、オムライスD−1,D−2、から
あげ弁当E−1,E−2、鮭おにぎりF−1〜F−5、
明太子おにぎりG−1〜G−5、絹ごし豆腐I−1〜I
−5の順に各バーコードをスキャンしていくものとす
る。
【0049】ステップS1において、トリガーキー入力
が検知されると、制御部1は、バーコード読み取り部3
に対してレーザー光線の照射及び反射光の検知を指令す
る。これにより、バーコード読み取り部3は、まず最初
の商品(幕の内弁当A−1)のバーコードを光学的に読
み取り、制御部1に、その読み取って得られたバーコー
ドデータを出力する。制御部1は、バーコードデータを
デコードし、その結果得られた「4901234567
890」に該当する商品(バーコードデータ)が納品マ
スタファイル記憶部9に登録されているか否かをバーコ
ード記録欄91を参照してサーチ(照合)する(ステッ
プS2及びS3)。
【0050】その結果、ステップS3において、スキャ
ンされた商品に該当する商品が登録されていないという
判定結果が得られた場合には、制御部1では、エラーメ
ッセージ等の情報を画像表示部4に表示させてこの検品
モードから一旦抜けるという制御がなされる。
【0051】一方、ステップS3において、スキャンさ
れた商品に該当する商品が登録されているという判定結
果が得られた場合には、制御部1において、まず商品
が、一ケース(トレー)に収容されて納品されるのか、
あるいは、複数のケース(トレー)に分けて収納されて
納品されるのか、納品マスタファイル記憶部9のケース
数記録欄94を参照しそのケース数と照合することによ
って判定される(ステップS4)。この場合、商品は幕
の内弁当A−1なので、この判定ではケース数記録欄9
4により複数(3ケース)であるという結果が得られる
ことになる。
【0052】従って、処理はステップS6に移行して、
そこでさらに商品名及び納品数がそれぞれ商品名記録欄
92、納品数記録欄93から読み出され、図7に示した
画像表示部4の如く、文字81A(幕の内弁当、22
個、ケース数:3)は黒色で表示され、背景82Aはピ
ンク色(図中、斜線で示す)で表示される。なお、幕の
内弁当以降では、例えば鮭おにぎりF−1〜F−5のよ
うに、ケースは単数のため、処理はステップS4からS
5に移行し、そこで、図10に示した如く、画像表示部
4において文字81B(鮭おにぎり、5個、ケース数:
1)は黒色で表示され、背景82Bはグリーン色(図
中、点で示す)で表示される。
【0053】検品者は、この背景色(背景82Aのピン
ク色又は82Bのグリーン色)の呈示によって、スキャ
ンした商品が複数のケース(トレー)に分けて又は単数
のケースで納品されることを認識すると共に、その詳細
について、文字81A又は81Bから読み取る。
【0054】以降、最初(幕の内弁当)の処理に戻って
説明をする。続いて、処理はステップS7に移行し、そ
こで商品(幕の内弁当)の販売期限がチェックされる。
その際、制御部1によって、納品マスタファイル9の販
売期限日記録欄26が参照され、日付が記録されている
か否かのチェックが行われる。その結果、日付が無記録
であれば期限管理は不要のため、ステップS9による検
品ファイルの作成及び記録処理に処理が移行する。
【0055】また、ここでは最新のスキャンした商品が
幕の内弁当であり、販売期限日記録欄96に“199
5.06.27”の記録があることから、期限管理は必
要であるという判定がなされて、処理は次のステップS
8に移行する。このように、処理がこのステップS8に
移行した場合には、図6に示した期限管理モードに従う
処理が実行される。
【0056】まず、期限管理の原則は、図12に示す如
く、製造年月日から販売期限日までの間で納品された際
に、製造年月日からその納品日まで間の日数を納品許容
日数と定義し、その納品日から販売許容日数までの間の
日数を販売許容日数と定義する。例えば、販売許容日数
が3日の商品は、納品許容日数が最大1日となり、販売
許容日数が60日の商品は、納品許容日数が最大20日
となる。なお、制御部1は、期限管理モードに入ると、
その現時刻を納品日として計時部10から取り込むよう
に動作する。
【0057】図6に示した商品では、弁当及びおにぎり
については、すべて製造年月日(1995.06.2
6)から販売期限日(1995.06.27)までの日
数が2日しかとれず、したがって、販売許容日数はとれ
ても最大2日となり、3日以内のものとして、図8に示
した如く、商品名及び納品数の下に、製造年月日の文字
83Aが黒色で表示され、販売年月日の文字84Aが赤
色で表示される。このように、販売年月日を赤色で強調
して表示することで、検品者に注意を喚起できる(ステ
ップS20及びS21)。
【0058】また、豆腐については、販売期限日が29
日までのため、販売許容日数は最大で4日となり、この
場合には7日以内のものとして、図11に示した如く、
文字81C、背景82C、及び製造年月日の文字83C
は黒色で表示し、販売期限日の文字84Cは販売許容日
数が3日の商品よりも強調度を抑えて青色で表示する
(ステップS22及びS23)。
【0059】なお、販売許容日数は納品日を基準とする
ため、例えば、絹ごし豆腐I−1の納品が遅れて納品日
数が2日かかると、販売許容日数は3日となり、図8に
示した幕の内弁当の場合と同様の配色で表示される。さ
らに、販売許容日数が8日以上の缶詰や乾きもの等の商
品については、現段階での注意すなわち検品時に注意す
る必要はないので、製造年月日と同様に販売期限日を黒
色で表示する(ステップS24)。
【0060】このように、販売許容日数を3日、7日、
又はそれ以上と比較照合し、色別表示することによっ
て、期限管理モードが終了すると、処理は再び検品モー
ドのステップS9に戻る。
【0061】このステップS9では、検品結果に基づい
て検品ファイルを作成する処理及びその検品ファイルを
記憶する処理が実行される。検品ファイル記憶部7に
は、図13に示した如く、予め商品名記録欄71と、検
品数記録欄72とが商品毎に対応させて設定されてお
り、現段階では、最初の商品(幕の内弁当)のため、商
品名記録欄71の商品名「幕の内弁当」に対応して、検
品数記録欄72に、検品数“1”が書き込まれる。
【0062】続いて納品数と検品数との比較が行われる
が(ステップS10)、この段階では、いずれの商品に
ついても納品数に対して検品数が不足しているので、処
理はステップS11に移行し、そこで図9に示した如
く、商品名(文字81A)、納品数(文字81A)、及
び検品数(文字85D)が黒色で表示され、過不足数で
ある欠品数(文字86A)が赤色で表示される。このよ
うに、現在検品中の商品について、その検品状態を単品
で表示される。図9では、最初の商品(幕の内弁当A−
1)のため、検品数は“1”となり、欠品数は“21”
となる。また、背景色については、前述の背景82Aを
採用して、複数のケースを検品する旨の注意を喚起させ
る。
【0063】そして、処理は再びステップS1に戻り、
次の幕の内弁当A−2からバーコードが読み取られ、上
述のステップS1〜S11までの処理が繰り返し実行さ
れる。なお、この検品モードについては、操作部6の終
了キーの入力によって、終了時もしくは強制的に終了さ
せることが可能であり、その際には、処理はステップS
13に移行し、まず画像表示部4に、 “検品一覧を表示しますか?” 等のメッセージを表示させ、この問いに対して“YE
S”又は“NO”のキー入力をセンスする。
【0064】その結果、“NO”のキー入力があった場
合には、そこで処理が終了し、“YES”のキー入力が
あった場合には、ステップS11と同様に、画像表示部
4に検品一覧表示が行われる。例えば、納品された商品
すべてに対してバーコードの読み取りから検品ファイル
の作成及び記憶までの処理が終了した場合には、図15
に示した如く、検品ファイル記憶部7に検品数が揃うこ
とになる。
【0065】そして、前述のステップS10において納
品数と検品数との一致が得られるため、制御部1は、ス
テップS1に処理を戻して、終了キーの入力及び検品一
覧表示のキー入力に応じて処理を実行し、終了する。そ
の際、ステップS14において“YES”のキー入力が
あった場合には、図16に示した如く、過不足数表示欄
44に、全ての商品が過不足数“0”として表示され、
これをもって検品を完了することができる。
【0066】なお、納品数以上の超過商品が混在してお
り、さらにステップS1からS2に処理が移行し、商品
からバーコードを読み取り、検品ファイルが作成されて
も、ステップS10にて過不足の場合に処理をステップ
S11に強制的に移行させることになる。この場合、前
述の図9に示した“欠品”(文字86Aで示す)は、
“過剰”(又は“超過”)に置き換えられて、検品者
は、過剰数(又は超過数)を確認することができる。
【0067】また、ひとつでも予定以上の商品がバーコ
ード入力されると、ステップS15での検品一覧表示で
も、図16に示した検品一覧に、過不足数表示欄44に
は+(プラス)で過剰表示されることから、検品者は正
規の分(納品数分)と過剰の分(超過分)とを容易且つ
正確に仕訳けできる。
【0068】また、ある商品が納品数に満たない場合に
も、多すぎた場合と同様に過不足数表示欄44に−(マ
イナス)で不足表示されることから、検品者は商品の不
足分を数値としてハンディターミナルに記憶管理するこ
とができる。
【0069】(梱包箱の場合)図17は図1に示した納
品マスタファイルの記憶状態の他の例を示す図である。
この梱包箱検品では、商品が、図17に示した納品マス
タファイル記憶部9に記憶された納品マスタファイルに
従って納品されてくるものとする。図18は検品対象と
なる梱包箱の一例を示す外観斜視図であり、同図におい
て、101,102,103はケースの一種である梱包
箱をそれぞれ示している。
【0070】図19は梱包箱における検品モードでの表
示例を示す図であり、同図において、81Dは納品情報
(商品名、納品数、ケース数)対応の文字を示し、82
Dは表示画面の背景を示し、85Dは検品できた商品の
数すなわち検品数の文字を示し、86Dは納品数から検
品数を差し引いた数すなわち欠品数の文字を示してい
る。図20は梱包箱における期限管理モードでの表示例
を示す図であり、同図において、83Dは製造年月日対
応の文字を示し、84Dは販売期限日対応の文字を示し
ている。図21はこの梱包箱における検品ファイル記憶
部7の記憶状態の一例を示す図であり、図22は梱包箱
における検品単品の一表示例を示す図であり、同図にお
いて、85D,86Dはそれぞれ検品数、欠品数対応の
文字を示している。図23はこの梱包箱における検品一
覧の表示例を示す図である。
【0071】図17に示した納品マスタファイルは、商
品名「ポテトチップうすしお」の商品が3ケースに分け
て30個納品されることを示している。なお、一箱当た
り10個の商品(ポテトチップ)が収納されているもの
とする。
【0072】そこで、検品の際に、実際に納品された商
品を検品し、その検品結果が上記納品マスタファイルに
合致すれば、正しく納品されたという検品結果が得られ
る。ところが、この例では、図18に示した如く、梱包
箱103が未入荷となり、納品されたのは、梱包箱10
1及び102の二箱だけとする。したがって、最終的な
検品一覧表示では、過不足数表示欄44に、一箱分の商
品が欠品であることを示す値“−10”が表示されるこ
とになる。
【0073】そこで、以下に図1に示したハンディター
ミナルの具体的な動作について説明する。まず、検品者
は、納品された商品(図18参照)を検品するために、
図1に示したハンディターミナルの処理モードを検品モ
ードに設定する。検品モードが開始された場合、このハ
ンディターミナルでは、操作部6からのキー入力がセン
スされる。その間、ステップS1及びS12の処理が繰
り返し実行される。
【0074】梱包箱を検品する場合にも、検品者は、ト
リガーキーを押し、バーコード読み取り部3によって梱
包箱101のバーコードから読み取り順次開始する。そ
こで、ステップS1において、トリガーキー入力が検知
されると、制御部1は、バーコード読み取り部3に対し
てレーザー光線の照射及び反射光の検知を指令する。こ
れにより、バーコード読み取り部3は、まず最初の梱包
箱101のバーコードを光学的に読み取り、制御部1
に、その読み取って得られたバーコードデータを出力す
る。制御部1は、バーコードデータをデコードし、その
結果得られた「4901234567801」に該当す
る商品(バーコードデータ)が納品マスタファイル記憶
部9に登録されているか否かをバーコード記録欄91を
参照してサーチする(ステップS2及びS3)。
【0075】このステップS3により、ポテトチップ
(商品)の登録が確認されると、さらに、そのポテトチ
ップ(商品)が、一ケース(梱包箱)に収納されて納品
されるのか、あるいは、複数のケース(梱包箱)に分け
て収納されて納品されるのか、納品マスタファイル記憶
部9のケース数記録欄94を参照することによって判定
される(ステップS4)。この場合、ポテトチップ(商
品)は3つのケースに分けて納品されるので、複数であ
るとう判定結果が得られることになる。
【0076】従って、処理はステップS6に移行して、
そこでさらに商品名、納品数及びケース数がそれぞれ商
品名記録欄92、納品数記録欄93、ケース数記録欄9
4から読み出され、図19に示した画像表示部4の如
く、文字81D(ポテトチップうすしお、30個、ケー
ス数:3)は黒色で表示され、背景82Dは複数のケー
スなのでピンク色(図中、斜線で示す)で表示される。
【0077】検品者は、このピンクの背景色(背景82
D)の呈示によって、ポテトチップ(10袋単位)が複
数の梱包箱に分けて納品されることを認識する。
【0078】まず、ポテトチップは、図17に示した如
く、製造年月日が1995年6月10日、販売期限日が
同年9月9日であることから、販売期限日が7日以上と
なって、図20に示した如く、文字81D、背景82
D、製造年月日の文字83C、及び販売期限日の文字8
4Dはすべて黒色で表示される(ステップS24)。
【0079】このようにして期限管理モードが終了する
と、処理は再び検品モードのステップS9に戻る。
【0080】このステップS9において、現段階では、
最初の梱包箱101のため、図21に示した如く、商品
名記録欄71の商品名「ポテトチップうすしお」に対応
して、検品数記録欄72に、検品数“10”が書き込ま
れる。
【0081】続いて納品数と検品数との比較が行われる
が(ステップS10)、この段階では、一箱目であるこ
とから納品数に対して検品数が不足しているので、処理
はステップS11に移行し、そこで、図22に示した如
く、商品名(文字81D)、納品数(文字81D)、及
び検品数(文字81D)がいずれも黒色、過不足数であ
る欠品数(文字)が赤色でそれぞれ表示され、背景がピ
ンク色で表示される。
【0082】その結果、一箱当たり予め10個のポテト
チップが収納されていることから、検品者は、梱包箱1
01からのバーコード入力で検品10個(文字85D)
を取得し、これにより既に一箱の検品が終了する。そし
て、欠品20個(文字86D)により残り二箱の検品が
必要であることを認識できる。
【0083】そして、処理は再びステップS1に戻り、
次の梱包箱102からバーコードが読み取られ、上述の
ステップS1〜S11までの処理が繰り返し実行され
る。なお、この梱包箱にかかる検品モードでは、本来納
品されるべき第3箱目の梱包箱103がないために、検
品者は、第2箱目の梱包箱102を対象とした検品モー
ド(ステップS15で一覧表示をさせた後)でハンディ
ターミナルの処理を終了させることになる。その際、ハ
ンディターミナルでは、画像表示部4の検品一覧表示に
よって、図23に示した如く、ポテトチップの過不足数
表示欄44に、欠品数“−10”が表示される。この例
では、梱包箱に10袋のポテトチップが収納されて納品
されることから、一箱の欠品から一義的に欠品数“−1
0”が得られるものである。
【0084】このように、上述した実施の形態によれ
ば、入力したバーコードデータを記憶している納品情報
に照合して検品結果を得るようにしたので、実際に納品
された商品を確認するような手間はなく、バーコードを
読み取るだけで高能率に検品業務を支援することが可能
である。
【0085】また、納品数の多い商品と少ない商品とを
ケース数に応じた異なる背景色で表示するようにしたの
で、各商品が何ケースに分かれて納品されているか、も
しくは一ケースで納品されているかを一目で識別するこ
とが可能である。
【0086】さらに、納品された商品の販売期間に応じ
てその商品の販売期限日を表示色を変えて表示するよう
にしたので、販売期間の長い商品と短い商品とを色によ
って一目で識別することが可能である。例えば、弁当類
等の商品のように、賞味期間が1、2日内のものは、赤
色でその販売期限日を表示することから、検品業務の時
点で注意を喚起することができる。
【0087】そして、各商品のバーコードを読み取った
際、同一商品のバーコードについては、カウントアップ
していくので、実際に納品された商品を人手で数えるよ
うな手間はなく、種類の異なる商品を混在させて検品し
ても商品毎に正確にカウントすることができることから
も、高能率に検品業務を支援することが可能である。
【0088】また、納品数と検品数との差を検品単品表
示又は検品一覧表示によって過不足数で表示して、超過
した商品と不足した商品とを数値によって呈示できるよ
うにしたので、現在の検品状況を商品別に一目で確認す
ることが可能である。
【0089】次に、上述した実施の形態の変形例につい
て説明する。 (第1変形例)さて、図3に示したステップS11で
は、一商品についての検品状態を検品数及び欠品数を表
示させて注意を喚起するようにしていたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、現時点での検品一覧を表
示させるようにしてもよい。この場合には、操作部6の
キー操作によって、現在検品中の商品を表示する単品表
示(図9、図22参照)と、納品マスタファイル記憶部
9に登録された商品すべてを表示する検品一覧表示(図
14、図23参照)とのいずれか一方の表示に切り替え
可能にする。
【0090】このように、検品対象の商品について、任
意に単品と一覧とのいずれか一方で表示するようにした
ので、検品終了前であっても、検品一覧を表示させて、
所望の商品の検品状況を任意に取得することが可能であ
る。
【0091】(第2変形例)図24は前述の実施の形態
の第2変形例によるハンディターミナルの要部の構成を
示すブロック図である。この図24に示したハンディタ
ーミナルには、通信回線LNを介してデータ送受信を制
御する通信部11が設けられている。
【0092】この第2変形例において、制御部1は、通
信部11に不図示の送信元端末から送られてきた納品マ
スタファイルMFDを納品マスタファイル記憶部12に
書き込むように動作する。これによって、操作部6より
手操作で納品マスタファイルMFDを入力することはな
く、納品マスタファイルMFDの入力を簡単かつ正確に
行うことが可能である。また、この通信部11を無線ア
ンテナを具備した無線通信部とすれば、電波の届く範囲
内であれば、どこにいても納品マスタファイルMFDを
取得することができる。
【0093】このように、納品情報を受信して構築する
ようにしたので、常時最新の納品情報で検品体制を確立
することが可能である。
【0094】(第3変形例)図25は前述の実施の形態
の第3変形例によるハンディターミナルの要部の構成を
示すブロック図である。この図25に示したハンディタ
ーミナルには、納品マスタファイルを記憶した記憶媒体
12を着脱自在に装着し、制御部1に納品マスタファイ
ルMFDを読み取らせる装着部13が設けられている。
したがって、このハンディターミナルには、前述の納品
マスタファイル記憶部9は具備されておらず、記憶媒体
12から納品マスタファイルを提供される。これによっ
て、操作部6より手操作で納品マスタファイルMFDを
入力することはなく、納品マスタファイルMFDの入力
を簡単かつ正確に行うことが可能である。なお、記憶媒
体12には、磁気ディスク、光磁気デイスク、ICカー
ド等の記憶装置が適している。
【0095】このように、納品情報を着脱自在の記憶媒
体12で設定するようにしたので、常時最新の納品情報
で検品体制を確立することが可能である。 (第4変形例)また、図3において、ステップS4、S
5及びS6では、ケース数に応じて背景をグリーン色、
又はピンク色で表示するようにしたが、背景の代わりに
ケース数に応じて文字の色をグリーン色、又はピンク色
で表示するようにしてもよい。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、入力したバーコードデータを記憶している納
品情報に照合して検品結果を得るようにしたので、実際
に納品された商品を確認するような手間はなく、バーコ
ードを読み取るだけで高能率に検品業務を支援すること
が可能なハンディターミナルを得られるという効果を奏
する。
【0097】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明に係るハンディターミナルにおいて、数量の多
い商品と少ない商品とを色によって一目で識別できるこ
とから、バーコードを読み取るだけで高能率に検品業務
を支援することが可能なハンディターミナルを得られる
という効果を奏する。
【0098】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明に係るハンディターミナルにおいて、納品され
た商品の数に応じてその商品の数又は背景の表示色を変
えて、数量の多い商品と少ない商品とを色によって一目
で識別できることから、バーコードを読み取るだけで高
能率に検品業務を支援することが可能なハンディターミ
ナルを得られるという効果を奏する。
【0099】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載のハンディターミナルにおいて、販売期間の長い商品
と短い商品とを色によって一目で識別できることから、
バーコードを読み取るだけで高能率に検品業務を支援す
ることが可能なハンディターミナルを得られるという効
果を奏する。
【0100】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明に係るハンディターミナルにおいて、販売期間
を示す文字をその販売期間に応じた表示色で表示するよ
うにしたので、販売期間の長い商品と短い商品とを一目
で識別できるように強調することができることから、バ
ーコードを読み取るだけで高能率に検品業務を支援する
ことが可能なハンディターミナルを得られるという効果
を奏する。
【0101】請求項6記載の発明によれば、実際に納品
された商品を人手で数えるような手間はなく、種類の異
なる商品を混在させて検品しても商品毎に正確にカウン
トすることができることから、バーコードを読み取るだ
けで高能率に検品業務を支援することが可能なハンディ
ターミナルを得られるという効果を奏する。
【0102】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の発明に係るハンディターミナルにおいて、納品数と
検品数との差を過不足数で表示して、超過した商品と不
足した商品とを数値によって呈示できるようにしたの
で、現在の検品状況を一目で確認でき、これによって、
バーコードを読み取るだけで高能率に検品業務を支援す
ることが可能なハンディターミナルを得られるという効
果を奏する。
【0103】請求項8記載の発明によれば、請求項1か
ら7のいずれかひとつに記載の発明に係るハンディター
ミナルにおいて、注目する商品の検品状況に任意に切り
換えて呈示できることから、高能率に検品業務を支援す
ることが可能なハンディターミナルを得られるという効
果を奏する。
【0104】請求項9記載の発明によれば、請求項1か
ら7のいずれかひとつに記載の発明に係るハンディター
ミナルにおいて、納品情報を受信して構築するようにし
たので、常時最新の納品情報で検品体制を確立でき、こ
れによって、高能率に検品業務を支援することが可能な
ハンディターミナルを得られるという効果を奏する。
【0105】請求項10記載の発明によれば、請求項1
から7のいずれかひとつに記載の発明に係るハンディタ
ーミナルにおいて、納品情報を着脱自在の記憶手段で設
定するようにしたので、常時最新の納品情報で検品体制
を確立でき、これによって、高能率に検品業務を支援す
ることが可能なハンディターミナルを得られるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハンディターミナルの一実施の形
態を示すブロック図である。
【図2】図1に示した納品マスタファイルの記憶状態の
一例を示す図である。
【図3】一実施の形態において検品モードに従った処理
の一例を説明するフローチャートである。
【図4】一実施の形態において検品モードに従った処理
の一例を説明するフローチャートである。
【図5】一実施の形態において期限管理モードに従った
処理の一例を説明するフローチャートである。
【図6】検品対象となるトレーの一例を示す平面図であ
る。
【図7】トレーにおける検品モードでの一表示例を示す
図である。
【図8】トレーにおける期限管理モードでの一表示例を
示す図である。
【図9】トレーにおける検品単品の一表示例を示す図で
ある。
【図10】トレーにおける検品モードでの他の表示例を
示す図である。
【図11】トレーにおける期限管理モードでの他の表示
例を示す図である。
【図12】期限管理モードにおける期限管理方法を説明
する図である。
【図13】検品ファイル記憶部の記憶状態の一例を示す
図である。
【図14】トレーにおける検品一覧の一表示例を示す図
である。
【図15】検品ファイル記憶部の記憶状態の他の例を示
す図である。
【図16】トレーにおける検品一覧の他の表示例を示す
図である。
【図17】図1に示した納品マスタファイルの記憶状態
の他の例を示す図である。
【図18】検品対象の梱包箱の一例を示す外観斜視図で
ある。
【図19】梱包箱における検品モードでの一表示例を示
す図である。
【図20】梱包箱における期限管理モードでの一表示例
を示す図である。
【図21】検品ファイル記憶部の記憶状態の他の例を示
す図である。
【図22】梱包箱における検品単品の一表示例を示す図
である。
【図23】梱包箱における検品一覧の一例を示す図であ
る。
【図24】一実施の形態の第2変形例によるハンディタ
ーミナルの要部の構成を示すブロック図である。
【図25】一実施の形態の第3変形例によるハンディタ
ーミナルの要部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 ROM 3 バーコード読み取り部 4 画像表示部 5 表示メモリ 6 操作部 7 検品ファイル記憶部 8 ワークメモリ 9 納品マスタファイル記憶部 10 計時部 11 通信部 12 記憶媒体 13 装着部 41 商品名表示欄 42 納品数表示欄 43 検品数表示欄 44 過不足数表示欄 61,62,63 トレー 71,92 商品名記録欄 72 検品数記録欄 81A,81B,81C,81D,83A,83C,8
3D 文字 82A,82B,82C,82D
背景 84D,84A,84C,85A,85D,86A,8
6D 文字 91 バーコード記録欄 93 納品数記録欄 94 ケース記録欄 95 製造年月日記録欄 96 販売期限日記録欄 101,102,103
梱包箱 160,161,162A,162B,162C
文字 LN 通信回線 MFD 納品マスタファイル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品毎の納品情報を記憶する記憶手段と、 商品のバーコードを読み取ってバーコードデータを入力
    する入力手段と、 前記入力手段によって入力されたバーコードデータを前
    記記憶手段に記憶された納品情報に照合する照合手段
    と、 前記照合手段の照合結果に応じて検品結果を作成表示す
    る作成表示手段とを備えた検品用ハンディターミナル。
  2. 【請求項2】前記記憶手段に記憶された納品情報には、
    商品の納品数情報が含まれており、前記照合手段は、前
    記記憶手段に記憶された納品情報の中から前記バーコー
    ドデータに対応した納品情報を取得し、該取得した納品
    情報に含まれる納品数情報を照合結果に含め、前記作成
    表示手段は、前記納品数情報に応じた色で検品結果を表
    示することを特徴とする請求項1記載の検品用ハンディ
    ターミナル。
  3. 【請求項3】前記作成表示手段は、検品結果を表示する
    場合、前記納品数情報に応じた色を、納品数情報を示す
    色と該納品数情報を表示するときの背景色とのいずれか
    一方に設定することを特徴とする請求項2記載の検品用
    ハンディターミナル。
  4. 【請求項4】前記記憶手段に記憶された納品情報には、
    商品の販売期間情報が含まれており、前記照合手段は、
    前記記憶手段に記憶された納品情報から前記バーコード
    データに対応した納品情報を取得し、該取得した納品情
    報に含まれる販売期間情報を照合結果に含め、前記作成
    表示手段は、前記販売期間情報に応じた色で検品結果を
    表示することを特徴とする請求項1記載の検品用ハンデ
    ィターミナル。
  5. 【請求項5】前記作成表示手段は、検品結果を表示する
    場合、前記販売期間情報に基づく販売期間を示す文字を
    前記販売期間情報に応じた色で表示することを特徴とす
    る請求項4記載の検品用ハンディターミナル。
  6. 【請求項6】商品毎の納品数を含む納品情報を記憶する
    記憶手段と、 商品のバーコードを読み取ってバーコードデータを入力
    する入力手段と、 前記入力手段によって入力されたバーコードデータ対応
    の納品情報を前記記憶手段に記憶された納品情報の中か
    ら検出する検出手段と、 前記検出手段によって同一バーコードデータが検出され
    る度に前記同一バーコードデータ対応の検品数をカウン
    トするカウント手段と、 前記カウント手段によりカウントされた検品数と前記同
    一バーコードデータ対応の納品情報に含まれる納品数と
    を比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に応じて検品結果を作成表示す
    る作成表示手段とを備えた検品用ハンディターミナル。
  7. 【請求項7】前記比較手段は、納品数に対する検品数の
    過不足数を比較結果として算出し、前記作成表示手段
    は、前記算出された過不足数を検品結果として表示する
    ことを特徴とする請求項6記載の検品用ハンディターミ
    ナル。
  8. 【請求項8】前記作成表示手段は、少なくとも、複数の
    商品をまとめて表示する一覧表示と、一商品について表
    示する単品表示とのいずれか一方に切り替えて検品結果
    を作成表示することを特徴とする請求項1から7のいず
    れかひとつに記載の検品用ハンディターミナル。
  9. 【請求項9】さらに、通信手段を有し、前記記憶手段に
    記憶された納品情報は、前記通信手段によって受信され
    た納品情報で構築されることを特徴とする請求項1から
    7のいずれかひとつに記載の検品用ハンディターミナ
    ル。
  10. 【請求項10】さらに、前記記憶手段は、着脱自在に装
    着されることを特徴とする請求項1から7のいずれかひ
    とつに記載の検品用ハンディターミナル。
JP7282526A 1995-10-03 1995-10-03 検品用ハンディターミナル Pending JPH09102008A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008134734A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Hitachi Ltd 作業指示管理システム、作業指示管理方法、作業指示管理プログラム、作業指示管理装置、および電子ペーパ

Cited By (1)

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JP2008134734A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Hitachi Ltd 作業指示管理システム、作業指示管理方法、作業指示管理プログラム、作業指示管理装置、および電子ペーパ

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