JPH09101938A - 並列処理計算機システムおよび同システム用構成装置並びに並列処理計算機システムにおけるクロック・チューニング方法 - Google Patents

並列処理計算機システムおよび同システム用構成装置並びに並列処理計算機システムにおけるクロック・チューニング方法

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JPH09101938A
JPH09101938A JP7260540A JP26054095A JPH09101938A JP H09101938 A JPH09101938 A JP H09101938A JP 7260540 A JP7260540 A JP 7260540A JP 26054095 A JP26054095 A JP 26054095A JP H09101938 A JPH09101938 A JP H09101938A
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clock tuning
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    • G06F1/04Generating or distributing clock signals or signals derived directly therefrom
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    • G06F1/08Clock generators with changeable or programmable clock frequency

Abstract

(57)【要約】 【課題】 並列処理計算機システムにおいて各構成装置
に対して行なわれるクロック・チューニング処理を短時
間で完了可能にしてシステム立ち上げ時間を短縮し、計
算機資源の有効利用を実現する。 【解決手段】 各構成装置1において、複数のクロック
・チューニング・ラッチ3を連続的に接続することによ
りチューニング・スキャン・ループ4を形成するととも
に、各構成装置固有のクロック・チューニング・データ
を予め格納する不揮発性メモリ5をそなえ、SVP2側
からクロック・チューニング処理対象の構成装置1を複
数同時に指定し、指定された各構成装置1において、不
揮発性メモリ5のクロック・チューニング・データを順
次送り出し、各クロック・チューニング・ラッチ3に書
き込むように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 発明の実施の形態(図2〜図10) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセッサ・エレ
メント等の装置を多数そなえて構成される並列処理計算
機システムにおいて、サービス・プロセッサにより各構
成装置に対して行なわれるクロック・チューニング処理
制御の技術に関する。従来、計算機システムは、中央演
算処理装置(CPU)の単体性能を向上させることで、
ユーザ・ニーズに対応してきた。しかし、ユーザ・ニー
ズの伸びに、技術的な面で単体性能を向上させるだけで
は対応しきれないこともあり、近年、並列処理計算機が
注目を浴びてきている。
【0003】並列処理計算機は、プロセッサ・エレメン
ト(以下、PEと略記)と呼ばれる計算機(処理装置)
を、数台〜数百台、相互に通信可能に接続し、一つの計
算機システムを構成するもので、PE毎に処理の実行が
可能であり、システムとして並列な処理を実行すること
で性能の向上をはかっている。しかし、数百台のPEを
含んで構成される並列処理計算機システムでは、装置台
数の増加に伴いクロック・チューニング処理を完了する
までに莫大な時間を要することになる。このことは、電
源投入から運用開始までの立ち上げ時間の遅延を意味
し、貴重な計算機資源を無駄とし、簡便な運用を妨げて
いる。
【0004】従って、多数のPEをもつ並列処理計算機
システムにおけるクロック・チューニング処理にかかる
時間を短縮することが望まれている。
【0005】
【従来の技術】計算機システムを構成するPE等の各種
装置は、それぞれ、複数の基板をそなえて構成されてい
る。そして、各基板にはオシレータ等のクロック発振源
からクロックが分配・供給され、そのクロックにより複
数の基板は同期しながら動作するようになっている。た
だし、各基板はそれぞれ独自の特性を有しているため、
一般に、全く同一の回路構成をもつ基板であっても、基
板間で動作のタイミングずれを生じる。
【0006】このタイミングずれを解消するために各基
板毎にクロック・チューニング・ラッチが設けられてお
り、各ラッチにその基板特性に応じた所定クロック・チ
ューニング・データをセットすることによって、タイミ
ングずれの発生を防止し、基板間でのクロック動作タイ
ミングを一致させ、装置全体として一つのクロックで正
しく同期して動作するように構成している。
【0007】上述のように各クロック・チューニング・
ラッチに所定クロック・チューニング・データをセット
する処理をクロック・チューニング処理と呼ぶ。このク
ロック・チューニング処理は、通常、電源投入から運用
開始までのシステム立ち上げ期間中に以下のように行な
われる。即ち、計算機システムを構成する各装置内で
は、各基板毎にそなえられたクロック・チューニング・
ラッチを連続的に接続することによって一つのループ
(チューニング・スキャン・ループ)が形成されてお
り、各ラッチにセットされるべきクロック・チューニン
グ・データを、ラッチの接続順序に従って順次上記ルー
プに送り込みシフトを繰り返すことにより、所定のラッ
チにロードしている。
【0008】このとき、各装置毎のクロック・チューニ
ング・データは、この計算機システムの保守・運用制御
用のサービス・プロセッサ(以下、SVPと略記)の配
下に接続されるハード・ディスク(以下、HDと略記)
にファイルとして予め格納されている。そして、各装置
毎にクロック・チューニング・データが異なりチューニ
ング手順も異なるため、SVPは、各装置毎に、HDか
ら各装置用のクロック・チューニング・データを読み出
して上述したクロック・チューニング処理を行なってい
る。
【0009】なお、クロック・チューニング・データを
SVP配下のHDにファイルとして格納しておくことに
より、このクロック・チューニング・データを容易に書
換・変更できるようになっている。計算機システムで
は、設計障害や機能アップのためにPEなどの各構成装
置をバージョンアップし各構成装置の版数が変わると、
当然、クロック・チューニング・ラッチの段数やクロッ
ク・チューニング・データも変わることになる。クロッ
ク・チューニング・データをHDに保持しておくこと
で、上述のような変更にも容易に対応できるようになっ
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】通常の計算機システム
は、PEや周辺装置を含む数台〜数十台の異なる装置に
より構成されており、前述のように、構成装置1台毎に
クロック・チューニング処理を行なっている。従って、
装置台数によってクロック・チューニング処理に要する
時間は増減するが、装置台数がそれほど多くないので、
電源投入から運用開始までのシステム立ち上げ時間の遅
延が問題になることは少ない。
【0011】しかしながら、数百台のPEを含んで構成
される並列処理計算機システムにおいて、上述のような
クロック・チューニング処理をPE毎に行なっていたの
では、装置台数に応じたクロック・チューニング処理時
間がかかり、その処理を完了するまでに莫大な時間を要
することになる。このことは、電源投入から運用開始ま
でのシステム立ち上げ時間が大幅に延びることを意味
し、貴重な計算機資源を無駄にし、簡便な運用を妨げる
ことになる。
【0012】また、SVP配下のHD内に個々のクロッ
ク・チューニング・データを保持しなければならず、H
D内でのクロック・チューニング・データの専有領域も
構成装置台数に応じて莫大となってしまい、HDを有効
に利用できなくなるなどの課題もある。本発明は、この
ような課題に鑑み創案されたもので、クロック・チュー
ニング処理を短時間で完了できるようにして、システム
立ち上げ時間を短縮し、計算機資源の有効利用を実現し
た、並列処理計算機システムおよび同システム用構成装
置並びに並列処理計算機システムにおけるクロック・チ
ューニング方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1に示すように、本発明の並列処理計
算機システムは、多数の処理装置(PE)等の構成装置
1と、これらの構成装置1の保守・運用制御を行なうた
めのSVP2とをそなえて構成されている。そして、各
構成装置1において、所定のクロック・チューニング・
データを設定されるべき複数のクロック・チューニング
・ラッチ3を連続的に接続することによりチューニング
・スキャン・ループ4が形成され、各構成装置固有のク
ロック・チューニング・データを予め格納する不揮発性
メモリ5と、SVP2側からの指定を受けると不揮発性
メモリ5とチューニング・スキャン・ループ4とを接続
して不揮発性メモリ5からチューニング・スキャン・ル
ープ4へクロック・チューニング・データを順次送り出
す接続機構6とがそなえられている。
【0014】また、SVP2側には、クロック・チュー
ニング処理対象の構成装置1を複数同時に指定するため
の放送指定機構7がそなえられている。上述の並列計算
機処理システムでは、SVP2側の放送指定機構7によ
りクロック・チューニング処理対象の構成装置1が複数
同時に指定され、指定された各構成装置1において、接
続機構6により、不揮発性メモリ5のクロック・チュー
ニング・データが順次送り出されて、チューニング・ス
キャン・ループ4を形成する各クロック・チューニング
・ラッチ3に書き込まれる。
【0015】従って、不揮発性メモリ5からチューニン
グ・スキャン・ループ4を形成する各クロック・チュー
ニング・ラッチ3への設定動作を、SVP2側から複数
の構成装置1に対して同時に指示することができ、構成
装置1毎に異なるデータによるクロック・チューニング
処理を並列的に実行でき、構成装置1の台数によること
なく、一定時間でクロック・チューニング処理を完了で
きる。また、SVP2側で構成装置1の台数分のクロッ
ク・チューニング・データを保持する必要もなくなる
(以上、請求項1,5,8)。
【0016】なお、多数の構成装置1のうちクロック・
チューニング・データ書換対象の構成装置1についての
対象装置情報と、この対象装置情報に対応する構成装置
1のための書換用クロック・チューニング・データとか
ら構成されるチューニング・ファイルを、SVP2の配
下における記憶媒体に予め格納し、SVP2側に、上記
チューニング・ファイル内の対象装置情報に対応する構
成装置1に対し、各クロック・チューニング・ラッチ3
に設定された不揮発性メモリ5のクロック・チューニン
グ・データを、チューニング・ファイル内の当該構成装
置1のための書換用クロック・チューニング・データで
置き換えるデータ置換指示を行なうデータ置換指示機構
をそなえ、各構成装置1において、上記データ置換指示
を受けると、接続機構6が、SVP2側からの書換用ク
ロック・チューニング・データをチューニング・スキャ
ン・ループ4へ順次送り出すように構成してもよい。
【0017】この場合、各構成装置1において不揮発性
メモリ5のクロック・チューニング・データが各クロッ
ク・チューニング・ラッチ3に書き込まれた後に、SV
P2側のデータ置換指示機構から、チューニング・ファ
イル内の対象装置情報に対応する構成装置に対しデータ
置換指示が行なわれ、このデータ置換指示を受けた構成
装置1において、各クロック・チューニング・ラッチ3
に設定された不揮発性メモリ5のクロック・チューニン
グ・データが、チューニング・ファイル内の当該構成装
置1のための書換用クロック・チューニング・データに
置換される。
【0018】つまり、SVP2側の記憶媒体に、複数台
数分のクロック・チューニング・データと、そのデータ
を書き込むべき構成装置1についての対象装置情報とを
保持することで、不揮発性メモリ5によるクロック・チ
ューニング処理を行なった後、SVP2が記憶媒体内の
チューニング・ファイルを検索し、そのファイル内に示
された構成装置1において、書換用クロック・チューニ
ング・データで再度クロック・チューニング処理を行な
う。これにより、SVP2側の記憶媒体に必ずしも構成
装置1の台数分のチューニング・ファイルをもつことな
く、クロック・チューニング・データの変更に対する早
急かつ容易な対応が可能であるという従来技術の利点も
継承できる(以上、請求項2,6,9)。
【0019】また、各構成装置1の版数に関する装置版
数情報ファイルをSVP2の配下における記憶媒体に予
め格納し、SVP2側で、装置版数情報ファイルの各構
成装置1の版数に応じて多数の構成装置1のグループ分
けを行ない、そのグループ毎に同時指定を行なうように
放送指定機構7を動作させてもよい。クロック・チュー
ニング・ラッチによりチューニング・スキャン・ループ
を形成しそのループにデータを書き込む場合、ループ長
(クロック・チューニング・ラッチ数)を意識してデー
タをシフトさせる必要がある。従来技術では、構成装置
1毎にチューニング動作を行なうため、構成装置1の版
数によりループ長が増減した場合にも、単一装置毎にル
ープ長を認識した上で処理を行なうことができる。しか
し、前述した通り、多くの構成装置1から構成される並
列処理計算機システムでは、1台ずつ処理を行なうとそ
の処理時間の遅延が問題になる。
【0020】そこで、上述のごとく、SVP2が各構成
装置1の版数を認識して版数に応じたグループ分けを行
ない、放送指定機構7によりグループ毎にクロック・チ
ューニング処理を実行させることで、版数の異なる構成
装置1が混在してシステムが構成され版数の相違により
クロック・チューニング・ラッチ数が異なる場合でもク
ロック・チューニング処理を短時間で完了することがで
きる(以上、請求項3,10)。
【0021】さらに、多数の構成装置1における不揮発
性メモリ5の容量を、全て同一に、且つ、チューニング
・スキャン・ループ4に書き込むべきクロック・チュー
ニング・データの量よりも大きく設定し、各構成装置1
において、クロック・チューニング・データを、不揮発
性メモリ5に後詰め状態で配置・格納し、不揮発性メモ
リ5の読出先頭側にダミー・データを配置するように構
成してもよい。
【0022】一般に、ループ・スキャン回路は、目的デ
ータとそれ以外のデータの保存の関係から、ループ長を
意識してループを回す必要がある。しかし、クロック・
チューニング・ラッチ3のみで構成されたチューニング
・スキャン・ループ4では、各クロック・チューニング
・ラッチ3に所定のクロック・チューニング・データを
初期値として与えるのみでよい。
【0023】そこで、本発明では、この特殊性を利用
し、不揮発性メモリ5から直接的にチューニング・スキ
ャン・ループ4への書き込みを行なう場合に、上述のご
とく不揮発性メモリ5の容量やデータ格納位置を設定す
ることにより、不揮発性メモリ5の最大有効長(容量)
分のデータ・シフトを行なうだけで、クロック・チュー
ニング処理を行なえるようになる。
【0024】これにより、版数の相違で発生するループ
長の相違をSVP2が全く意識する必要が無くなり、ク
ロック・チューニング・ラッチ数の異なる複数版数の構
成装置1が混在していても、常に一定時間でクロック・
チューニング処理を完了することができる(以上、請求
項4,7,11)。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図2は本発明の一実施形態として
の並列処理計算機システムおよび同システム用構成装置
の構成例を示すブロック図であり、この図2に示すよう
に、本実施形態の並列処理計算機システムは、PE(構
成装置)1−0〜1−nと、これらのPE1−0〜1−
nを含む本システムの保守・運用制御を行なうためのS
VP2と、各PE1−0〜1−nとSVP2との間に介
設されたシステム・コントロール・インタフェース(以
下、SCIと略記)8と、SVP2の配下に記憶媒体と
して接続されたHD9とをそなえて構成されている。
【0026】ここで、各PE1−0〜1−nは、複数の
スキャン・ループ(ループ・スキャン回路)10−0〜
10−xと、所定のクロック・チューニング・データを
設定されるべき複数のクロック・チューニング・ラッチ
(図2では図示せず;図1の符号3参照)を連続的に接
続することにより形成されたチューニング・スキャン・
ループ11とをそなえて構成されている。
【0027】また、各PE1−0〜1−nには、各PE
固有のクロック・チューニング・データを予め格納する
ROM(不揮発性メモリ)12と、SVP2からSCI
8を介して指示を受けて動作するインストラクション・
レジスタ(以下、IRと略記)13とがそなえられてい
る。ROM12は、チューニング・スキャン・ループ1
1のループ長(クロック・チューニング・ラッチ数)よ
りも大きな容量を有している。
【0028】IR13は、SVP2からの指示(SCI
8のレジスタ設定値)に応じて、複数のスキャン・ルー
プ10−0〜10−xおよびチューニング・スキャン・
ループ11のデータの入力/出力を制御するもので、特
に、本実施形態では、このIR13が、SVP2側から
クロック・チューニング処理の指定を受けるとROM1
2とチューニング・スキャン・ループ11とを接続して
ROM12からチューニング・スキャン・ループ11へ
クロック・チューニング・データを順次送り出す接続機
構としての機能を有している。
【0029】このような各PE1−0〜1−n内のスキ
ャン・ループ10−0〜10−x,11の状態は、SC
I8を経由してSVP2側から制御することができるよ
うになっている。SCI8は、SVP2と各PE1−0
〜1−nとのインタフェースとして機能するもので、後
述する各種レジスタ14〜17を内部に有し、SVP2
から各レジスタ14〜17に適当な値を設定することに
より、SCI8,各PE1−0〜1−n等のシステム内
装置の選択や選択した各装置への制御データの送出等を
制御することができるようになっている。
【0030】このSCI8内には、ユニット・セレクト
・レジスタ(以下、USRと略記)14,ループ・セレ
クト・レジスタ(以下、LOOPと略記)15,シフト
・カウンタ〔以下、BCR(Byte Control Register)と
略記〕16およびスキャン・データ・レジスタ(以下、
SCDRと略記)17がそなえられている。USR14
は、SVP2が目的とするPE1−0〜1−n等を任意
に指定・選択するためのもので、SVP2が、各PE1
−0〜1−nに対する制御に先立ってこのUSR14内
の所定ビットに所定値を設定することにより、複数のP
E1−0〜1−nを同時に扱うことが可能になってい
る。つまり、本実施形態において、USR14が、クロ
ック・チューニング処理対象のPE1−0〜1−nを複
数同時に指定するための放送指定機構として機能するも
ので、このUSR14により、PE1−0〜1−nの複
数同時指定であるユニット間ブロードキャストが行なわ
れる。
【0031】LOOP15は、USR14により選択さ
れているPE1−0〜1−nにおいて、複数のスキャン
・ループ10−0〜10−x,11のうちのいずれを選
択するかを、SVP2から設定されるもので、USR1
4により選択されたPE1−0〜1−nのIR13が、
LOOP15に設定された値に応じたスキャン・ループ
に対してデータの入力/出力制御を行なう。
【0032】BCR16は、IR13によりスキャン・
ループ10−0〜10−x,11に対するデータの入力
/出力を行なう際にデータのシフト量をSVP2から設
定されるものである。SCDR17は、SVP2側から
PE1−0〜1−nの各スキャン・ループ10−0〜1
0−x,11へ書き込むべきデータや、PE1−0〜1
−nの各スキャン・ループ10−0〜10−x,11か
ら読み出されたデータを一時的に格納するためのもので
ある。
【0033】そして、USR14にて選択されたPE1
−0〜1−nのIR13により、SCDR17と、LO
OP15に設定された値に応じたスキャン・ループとを
接続してスキャン・イン/スキャン・アウトを行なう際
に、接続先のスキャン・ループの長さに応じたデータ
が、シフト量としてBCR16に設定されるようになっ
ている。
【0034】SCI8は、BCR16に設定されたデー
タに従い、USR14により選択されたPE1−0〜1
−nにおけるスキャン・ループ(LOOP15により選
択されたもの)のデータをシフトし、SCDR17を介
して各スキャン・ループとの間でデータのやり取りを行
なえるようになっている。即ち、スキャン・イン動作の
場合、SCDR17にスキャン・イン・データを設定
し、そのデータを、USR14およびLOOP15によ
り選択されたスキャン・ループにシフト・インすること
で、SVP2は所定データを目的ラッチへ設定してい
る。また、スキャン・アウト動作の場合、USR14お
よびLOOP15により選択されたスキャン・ループの
データをSCDR17にシフト・アウトし、このSCD
R17に読み出されたデータをSVP2に応答すること
により、SVP2は目的ラッチのデータを取得してい
る。
【0035】そして、本実施形態の並列処理計算機シス
テムでは、USR14により複数のPE1−0〜1−n
を同時に選択・指定し、選択状態にある各PE1−0〜
1−n(全部でも部分でもよい)のIR13に対して、
各PE1−0〜1−n上に実装されたROM12とチュ
ーニング・スキャン・ループ11とを接続するように設
定することで、複数のPE1−0〜1−nにおいて同時
並列的にクロック・チューニング処理を実行することが
できるようになっている。
【0036】また、SVP2の配下にあるHD9にはチ
ューニング・ファイル18(図4,図5参照),装置版
数情報ファイル19(図6参照)等が格納されており、
SVP2から、これらのファイル18,19の内容の参
照/書換を行なえるようになっている。チューニング・
ファイル18には、PE1−0〜1−nのうちクロック
・チューニング・データ書換対象のPEについての対象
装置情報と、この対象装置情報に対応するPEのための
書換用クロック・チューニング・データとが格納されて
いる。そして、SVP2からSCI8の各レジスタ14
〜17に適当な値を設定することにより、チューニング
・ファイル18内の対象装置情報に対応するPEに対
し、チューニング・スキャン・ループ11に設定された
ROM12のクロック・チューニング・データを、チュ
ーニング・ファイル18内の当該PEのための書換用ク
ロック・チューニング・データで置き換えるデータ置換
指示が行なわれる。つまり、本実施形態では、SCI8
の各レジスタ14〜17によりデータ置換指示機構とし
ての機能が実現されている。このデータ置換指示を受け
たPEでは、IR13が、SCI8(SVP2側)から
の書換用クロック・チューニング・データをチューニン
グ・スキャン・ループ11へ順次送り出すように構成さ
れている。この動作の詳細については、図4,図5にて
後述する。
【0037】装置版数情報ファイル19には、各PE1
−0〜1−nに対応した版数情報が格納されている。S
VP2は、この装置版数情報ファイル19を参照するこ
とにより各PE1−0〜1−nの版数を意識して、各P
E1−0〜1−nの版数に応じてPE1−0〜1−nの
グループ分けを行ない、そのグループ毎に同時指定を行
なうようにSCI8への設定を行なう。この動作の詳細
については、図6にて後述する。
【0038】次に、上述のごとく構成された本実施形態
の並列処理計算機システムの動作について、図3〜図1
0を参照しながら、より詳細に説明する。図3は、各P
E1−0〜1−nにおいてROM12のデータによりク
ロック・チューニング処理を行なう場合の概念を説明す
るためのブロック図である。なお、図3では、PE1−
nのみ図示され、他のPEの図示は省略されているが、
他のPEでも同様にクロック・チューニング処理が行な
われる。
【0039】SVP2は、SCI8内のUSR14に、
システムを構成する全てのPE1−0〜1−nを選択す
るためのデータを設定するとともに(図3の矢印参
照)、SCI8内のLOOP15に、各PE1−0〜1
−n内のIR13がROM12からのデータをチューニ
ング・スキャン・ループ11へ出力する状態になるよう
に設定するためのデータを格納する(図3の矢印参
照)。
【0040】LOOP15の設定データは、USR14
で選択状態にあるPE1−0〜1−nの個々のIR13
に分配され(図3の矢印参照)、各PE1−0〜1−
nのIR13により、チューニング・スキャン・ループ
11とROM12との接続が行なわれる。その後、SV
P2は、SCI8内のBCR16に、チューニング・ス
キャン・ループ11のループ長に応じたシフト量を設定
し(図3の矢印参照)、チューニング・スキャン・ル
ープ11へのデータ・シフト・インをSCI8に指示す
る。この指示を受けたSCI8は、BCR16の設定デ
ータに従い、各PE1−0〜1−nにおいてROM12
からチューニング・スキャン・ループ11へのデータ・
シフト・インを実行させる。
【0041】これにより、USR14で選択状態にある
PE1−0〜1−nの全てにおいて同時に、クロック・
チューニング・データが、ROM12からIR13を介
してチューニング・スキャン・ループ11にシフト・イ
ンされ(図3の矢印,参照)、各PE1−0〜1−
n毎に実装されたROM12に格納されたPE固有のク
ロック・チューニング・データによるクロック・チュー
ニング処理が同時並列的に実行される。
【0042】このように、ユニット間ブロードキャスト
により、各PE1−0〜1−nでROM12のデータに
よるクロック・チューニング処理を同時に実行させるこ
とができるので、同一構成装置を多数台有する並列処理
計算機システムのクロック・チューニング処理を、構成
装置(PE)個々に異なるデータで同時に実行すること
が可能になる。
【0043】そのため、PE1−0〜1−n等の構成装
置の台数によることなく、電源投入から運用開始までの
システム立ち上げ時間におけるクロック・チューニング
処理時間遅延を、一定時間、即ち単一PEのクロック・
チューニング処理時間と同等の時間に抑えることが可能
になり、システム立ち上げ時間が大幅に短縮され、計算
機資源を極めて有効に利用できる。
【0044】また、SVP2配下のHD9において、P
E1−0〜1−nの台数分のクロック・チューニング・
データを保持する必要もなくなるので、HD9の領域を
有効に利用できる利点もある。図4および図5は、特定
のPE1−nに対して、SVP2側のチューニング・フ
ァイル18によるクロック・チューニング処理を行なう
場合の概念を説明するためのブロック図である。なお、
図4では、PE1−0〜1−nに加え、PE1−(n+
1),1−(n+x)も図示されているが、ここでは、
PE1−nを処理対象とする場合について説明する。従
って、図5では、処理対象のPE1−nのみを図示し、
他のPEの図示を省略している。また、図4では、各P
E内部の詳細構成の図示は省略されている。
【0045】図3にて前述したように、ユニット間ブロ
ードキャストによりROM12のデータを用いたクロッ
ク・チューニング処理を複数のPE1−0〜1−nで同
時に行なった後、SVP2は、その配下のHD9内のチ
ューニング・ファイル18を参照する。このチューニン
グ・ファイル18はHD9内に複数存在し、個々のファ
イル18毎に対象装置情報とチューニング・データとが
格納されている。SVP2は、チューニング・ファイル
18が有効であることを認識した上で、チューニング・
ファイル内の対象装置情報に従い、SCI8内のUSR
14に、個別のPE(ここではPE1−n)を選択する
ためのデータを設定する(図4,図5の矢印参照)。
【0046】その後、SVP2は、SCI8内のLOO
P15に、PE1−n内のIR13がSCDR17から
のデータをチューニング・スキャン・ループ11へ出力
する状態になるように設定するためのデータを格納する
とともに(図4,図5の矢印参照)、SCI8内のB
CR16に、チューニング・スキャン・ループ11のル
ープ長に応じたシフト量を設定する(図4,図5の矢印
参照)。
【0047】LOOP15の設定データは、USR14
で選択状態にあるPE1−nのIR13に分配され(図
4,図5の矢印参照)、このPE1−nのIR13に
よりチューニング・スキャン・ループ11とSCDR1
7との接続が行なわれる。また、SVP2は、チューニ
ング・ファイル18のクロック・チューニング・データ
をSVP2内のバッファ20に一旦読み出し(図4,図
5の矢印参照)、SCI8に対してバッファ20の先
頭アドレスを通知した後、SCI8に対しチューニング
・スキャン・ループ11へのデータ・シフト・インを指
示する。
【0048】SCI8は、通知された先頭アドレスに基
づいてSVP2のバッファ20からクロック・チューニ
ング・データをSCDR17に順次設定し(図4,図5
の矢印参照)、SCDR17の単位でクロック・チュ
ーニング・データをチューニング・スキャン・ループ1
1にシフト・インする(図4,図5の矢印および図5
の矢印参照)。SCDR17の単位でシフト・インを
行なうと、そのシフト量だけBCR16の値を減算す
る。
【0049】同様の処理(SCDR17の単位でのデー
タ・シフト・イン)を、BCR16の値が0になるまで
繰り返し行なうことにより、個別に、単一PE1−nに
対して、チューニング・ファイル18によるクロック・
チューニング処理を行なうことができる。このとき、ク
ロック・チューニング・データの変更必要なPE以外の
PEについては、既にユニット間ブロードキャストによ
りクロック・チューニング処理を施されているので、H
D9内のチューニング・ファイル18のうち有効なファ
イル18に対応する特定PEのみに対して、個別に上述
のようなクロック・チューニング処理を行なうだけで、
並列処理計算機システムのクロック・チューニング処理
が完了する。
【0050】このように、SVP2配下のHD9にPE
台数分のチューニング・ファイル18をもつことなく、
変更データによるチューニングをPE毎に行なうことが
可能になる。そのため、HD9の容量を圧迫することな
く、チューニング・データを早急かつ容易に変更するこ
とが可能になる。図6は、SVP2側の装置版数情報フ
ァイル19を用いてクロック・チューニング処理を行な
う場合の概念を説明するためのブロック図である。つま
り、図6では、本システムが、チューニング・スキャン
・ループ11のループ長の異なる複数種類の版数のPE
1−0〜1−nを混在させた状態で構成されている場合
に行なわれる、グループ単位でのクロック・チューニン
グ処理の概念について説明する。なお、図6では、各P
E1−0〜1−n内部の詳細構成の図示は省略されてい
る。
【0051】クロック・チューニング処理の開始に先立
って、SVP2は、HD9に予め作成/格納されている
装置版数情報ファイル19内の各PE1−0〜1−nの
版数情報を参照して(図6の矢印参照)、同一版数
(ループ長が同一な装置)をグループとして抜き出す。
例えば図6に示す装置版数情報ファイル19では、PE
1−0,1−1,1−3,…,1−nの版数が全て“0
101”で同一になっている。
【0052】そして、SVP2は、SCI8内のUSR
14に、同一グループとして抜き出した全てのPE1−
0,1−1,1−3,…,1−nを選択するためのデー
タを設定するとともに(図6の矢印参照)、SCI8
内のLOOP15に、各PE1−0,1−1,1−3,
…,1−n内のIR13がROM12からのデータをチ
ューニング・スキャン・ループ11へ出力する状態にな
るように設定するためのデータを格納する(図6の矢印
参照)。
【0053】LOOP15の設定データは、USR14
で選択状態にあるPE1−0,1−1,1−3,…,1
−nの個々のIR13に分配され(図6の矢印参
照)、各PE1−0,1−1,1−3,…,1−nのI
R13により、チューニング・スキャン・ループ11と
ROM12との接続が行なわれる。その後、SVP2
は、SCI8内のBCR16に、版数に応じたチューニ
ング・スキャン・ループ11のループ長をシフト量とし
て設定し(図6の矢印参照)、チューニング・スキャ
ン・ループ11へのデータ・シフト・インをSCI8に
指示する。この指示を受けたSCI8は、BCR16の
設定データに従い、各PE1−0,1−1,1−3,
…,1−nにおいてROM12からチューニング・スキ
ャン・ループ11へのデータ・シフト・インを実行させ
る。
【0054】これにより、USR14で選択状態にある
グループ単位のPE1−0,1−1,1−3,…,1−
nにおいて同時に、クロック・チューニング・データ
が、ROM12からIR13を介してチューニング・ス
キャン・ループ11にシフト・インされ、グループ単位
でのユニット間ブロードキャストによるクロック・チュ
ーニング処理が実行される。
【0055】このような処理を、SVP2により版数に
応じてグループ分けされた全てのグループ毎に繰り返し
行なうことにより、システム内の全ての構成装置に対す
るクロック・チューニング処理が完了する。従って、シ
ステム内の構成装置(PE)に対して個別に行なうクロ
ック・チューニング処理の回数を最小とし、並列処理計
算機システムのクロック・チューニング処理に要する時
間の遅延を抑制することができる。つまり、版数の異な
るPE1−0〜1−nが混在してシステムが構成され版
数の相違によりクロック・チューニング・ラッチ数(ル
ープ長)が異なる場合でも、同一版数(同一クロック・
チューニング・ラッチ数)のPEグループ単位でユニッ
ト間ブロードキャストを利用してクロック・チューニン
グ処理を行なうことで、システムを構成するグループ数
に応じた時間でクロック・チューニング処理を完了する
ことが可能になる。
【0056】図7は、各PE内のROM12としてチュ
ーニング・スキャン・ループ11のデータ数よりも大き
いデータ領域を確保した場合の、ROM12内のデータ
配置と、チューニング・データの流れとを説明するため
のブロック図で、この図7には、PE1−nの要部とS
CI8のみが図示されているが、他のPE内のROM1
2についても同様のデータ配置が行なわれていることは
言うまでもない。
【0057】また、図9は、各PE内におけるROM1
2内のデータ配置を示すとともに、ラッチ数の異なるチ
ューニング・スキャン・ループ11と各ROM12との
接続を説明するためのもので、この図9には、ループ長
の異なるチューニング・スキャン・ループ11を有する
4台のPE1−n,1−(n+1),1−(n+2),
1−(n+3)が図示されている。
【0058】各PE1−0〜1−nに実装されるROM
12は、全て同一容量で、且つ、チューニング・スキャ
ン・ループ11に書き込むべきクロック・チューニング
・データの量(ループ量,クロック・チューニング・ラ
ッチ数)よりも大きい容量、即ち、クロック・チューニ
ング・データを確実に格納できる十分な容量を有してい
る。
【0059】そして、本実施形態では、図7および図9
に示すように、各ROM12において、クロック・チュ
ーニング・データのシフト・イン先頭側(出力の先頭
側)にダミー領域(ダミー・データ)が配置され、クロ
ック・チューニング・データが後詰め状態で配置・格納
されている。SVP2(図7では図示省略)は、SCI
8内のUSR14に、システムを構成する全てのPE1
−0,…,1−n,…,1−(n+3)を選択するため
のデータを設定するとともに(図7,図9の矢印参
照)、SCI8内のLOOP15に、各PE1−0,
…,1−n,…,1−(n+3)内のIR13がROM
12からのデータをチューニング・スキャン・ループ1
1へ出力する状態になるように設定するためのデータを
格納する(図7,図9の矢印参照)。
【0060】LOOP15の設定データは、USR14
で選択状態にあるPE1−0,…,1−n,…,1−
(n+3)の個々のIR13に分配され(図7,図9の
矢印参照)、各PE1−0,…,1−n,…,1−
(n+3)のIR13により、チューニング・スキャン
・ループ11とROM12との接続が行なわれる。その
後、SVP2は、SCI8内のBCR16に、ROM1
2の容量(最大有効長)に応じたシフト量を設定し(図
7,図9の矢印参照)、チューニング・スキャン・ル
ープ11へのデータ・シフト・インをSCI8に指示す
る。この指示を受けたSCI8は、BCR16の設定デ
ータに従って、各PE1−0,…,1−n,…,1−
(n+3)においてROM12からチューニング・スキ
ャン・ループ11へのデータ・シフト・インを実行させ
る。
【0061】これにより、USR14で選択状態にある
全てのPE1−0,…,1−n,…,1−(n+3)に
おいて同時に、ROM12から送り出されたデータは、
図8(a),(b),(c)の順で示すように、ダミー
・データを先頭にした状態で、IR13を経由してチュ
ーニング・スキャン・ループ11にシフト・インされる
(図7,図9の矢印,参照)。
【0062】このとき、データ・シフト量は、チューニ
ング・スキャン・ループ11の長さによらずROM12
の容量とするため、ROM12の容量だけシフトを行な
った時点で、図8(c)や図10に示すように、ROM
12からのデータの先頭側のダミー・データ部分がチュ
ーニング・スキャン・ループ11を通過して押し出され
る位置までシフトされ、ROM12上に後詰めで配置さ
れたクロック・チューニング・データがチューニング・
スキャン・ループ11の正しい位置に設定されることに
なる。
【0063】なお、ダミー・データは、図7に示すよう
に、SCDR17にシフト・アウトされてくることにな
るが、IR13に対するLOOP15からの設定によ
り、チューニング・スキャン・ループ11へのシフト・
イン・データは、ROM12からのデータとすること
で、ダミー・データが再度SCDR17からチューニン
グ・スキャン・ループ11にシフト・インされることを
抑止している。
【0064】このように、各PE内のROM12の容量
を統一し、クロック・チューニング・データの後詰め配
置を行なうことにより、例えば図9および図10に示す
ように、SVP2がROM12の容量に応じたシフト量
をBCR16に設定することで、版数の相違により各P
EPE1−0,…,1−n,…,1−(n+3)におけ
るチューニング・スキャン・ループ11のループ長が異
なっていても、個々のPEPE1−0,…,1−n,
…,1−(n+3)内でROM12のデータが、チュー
ニング・スキャン・ループ11の正しいラッチ位置に設
定することができる。
【0065】即ち、システムを構成する各PEPE1−
0,…,1−n,…,1−(n+3)のROM12の容
量を統一することで、SVP2は、版数の相違で発生す
るループ長の相違を全く意識する必要が無くなり、クロ
ック・チューニング・ラッチ数の異なる複数版数のPE
PE1−0,…,1−n,…,1−(n+3)が混在し
ていても、ユニット間ブロードキャストにより常に一定
時間(即ち単一PEのクロック・チューニング処理時間
と同等の時間)でクロック・チューニング処理を行なう
ことができる。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
不揮発性メモリからチューニング・スキャン・ループを
形成する各クロック・チューニング・ラッチへの設定動
作を、SVP側から複数の構成装置に対して同時に指示
することができ、構成装置毎に異なるデータによるクロ
ック・チューニング処理を並列的に実行でき、構成装置
の台数によることなく、一定時間(1台の構成装置の処
理時間と同等時間)でクロック・チューニング処理を完
了できるので、クロック・チューニング処理時間つまり
はシステム立ち上げ時間が大幅に短縮され、計算機資源
を極めて有効に利用できるほか、SVP側で構成装置の
台数分のクロック・チューニング・データを保持する必
要もなくなるので、SVP側の記憶媒体を有効に利用で
きる効果もある(以上、請求項1,5,8)。
【0067】また、SVP側の記憶媒体にチューニング
・ファイルを保持し、特定の構成装置については不揮発
性メモリによるクロック・チューニング処理後にデータ
書換を行なえるように構成することで、SVP側の記憶
媒体に構成装置台数分のチューニング・ファイルをもつ
ことなく、クロック・チューニング・データの変更に対
する早急かつ容易な対応が可能であるという従来技術の
利点を継承しながら、前述した、システム立ち上げ時間
短縮による計算機資源の有効利用、および、SVP側記
憶媒体の有効利用を実現することもできる(以上、請求
項2,6,9)。
【0068】さらに、SVPが各構成装置の版数を認識
して版数に応じたグループ分けを行ない、グループ毎に
クロック・チューニング処理を実行させることにより、
版数の異なる構成装置が混在してシステムが構成され、
版数の相違によりクロック・チューニング・ラッチ数が
異なる場合でも、クロック・チューニング処理を短時間
で完了することができる(以上、請求項3,10)。
【0069】またさらに、各構成装置における不揮発性
メモリの容量やデータ格納位置に工夫を施すことによ
り、版数の相違で発生するループ長の相違をSVPが全
く意識する必要が無くなり、クロック・チューニング・
ラッチ数の異なる複数版数の構成装置が混在していて
も、不揮発性メモリの容量分のデータ・シフトを行なう
だけで、常に一定時間でクロック・チューニング処理を
完了することができる(以上、請求項4,7,11)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態としての並列処理計算機シ
ステムおよび同システム用構成装置の構成例を示すブロ
ック図である。
【図3】本実施形態におけるROMのデータによるクロ
ック・チューニング処理の概念を説明するためのブロッ
ク図である。
【図4】本実施形態におけるSVP側のチューニング・
ファイルによるクロック・チューニング処理の概念を説
明するためのブロック図である。
【図5】本実施形態におけるSVP側のチューニング・
ファイルによるクロック・チューニング処理の概念を説
明するためのブロック図である。
【図6】本実施形態におけるSVP側の装置版数情報フ
ァイルを用いたクロック・チューニング処理の概念を説
明するためのブロック図である。
【図7】本実施形態におけるROM内のデータ配置およ
びクロック・チューニング・データの流れを説明するた
めのブロック図である。
【図8】(a)〜(c)はいずれも本実施形態における
チューニング・スキャン・ループへのROMデータの展
開概念を説明するための図である。
【図9】本実施形態におけるROM内のデータ配置、お
よび、ラッチ数の異なるチューニング・スキャン・ルー
プと各ROMとの接続を説明するためのブロック図であ
る。
【図10】本実施形態におけるラッチ数の異なるチュー
ニング・スキャン・ループへのユニット間ブロードキャ
ストによるROMデータの展開概念を説明するための図
である。
【符号の説明】
1 構成装置 1−0,1−1,…,1−n,… PE(プロセッサ・
エレメント,構成装置) 2 SVP(サービス・プロセッサ) 3 クロック・チューニング・ラッチ 4 チューニング・スキャン・ループ 5 不揮発性メモリ 6 接続機構 7 放送指定機構 8 SCI(システム・コントロール・インタフェー
ス;データ置換指示機構) 9 HD(ハード・ディスク) 10−0〜10−x スキャン・ループ 11 チューニング・スキャン・ループ 12 ROM(不揮発性メモリ) 13 IR(インストラクション・レジスタ;接続機
構) 14 USR(ユニット・セレクト・レジスタ;放送指
定機構) 15 LOOP(ループ・セレクト・レジスタ) 16 BCR(バイト・コントロール・レジスタ,シフ
ト・カウンタ) 17 SCDR(スキャン・データ・レジスタ) 18 チューニング・ファイル 19 装置版数情報ファイル 20 バッファ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理装置を含む多数の構成装置と、これ
    らの構成装置の保守・運用制御を行なうためのサービス
    ・プロセッサとをそなえてなる並列処理計算機システム
    であって、 各構成装置において、所定のクロック・チューニング・
    データを設定されるべき複数のクロック・チューニング
    ・ラッチを連続的に接続することによりチューニング・
    スキャン・ループが形成され、各構成装置固有のクロッ
    ク・チューニング・データを予め格納する不揮発性メモ
    リと、該サービス・プロセッサ側からの指定を受けると
    該不揮発性メモリと該チューニング・スキャン・ループ
    とを接続して該不揮発性メモリから該チューニング・ス
    キャン・ループへ前記クロック・チューニング・データ
    を順次送り出す接続機構とがそなえられ、 該サービス・プロセッサ側に、クロック・チューニング
    処理対象の構成装置を複数同時に指定するための放送指
    定機構がそなえられていることを特徴とする、並列処理
    計算機システム。
  2. 【請求項2】 前記多数の構成装置のうちクロック・チ
    ューニング・データ書換対象の構成装置についての対象
    装置情報と、該対象装置情報に対応する構成装置のため
    の書換用クロック・チューニング・データとから構成さ
    れるチューニング・ファイルが、該サービス・プロセッ
    サの配下における記憶媒体に予め格納されており、 該サービス・プロセッサ側に、該チューニング・ファイ
    ル内の対象装置情報に対応する構成装置に対し、各クロ
    ック・チューニング・ラッチに設定された該不揮発性メ
    モリのクロック・チューニング・データを、該チューニ
    ング・ファイル内の当該構成装置のための書換用クロッ
    ク・チューニング・データで置き換えるデータ置換指示
    を行なうデータ置換指示機構がそなえられ、 前記の各構成装置において、前記データ置換指示を受け
    ると、該接続機構が、該サービス・プロセッサ側からの
    書換用クロック・チューニング・データを該チューニン
    グ・スキャン・ループへ順次送り出すことを特徴とす
    る、請求項1記載の並列処理計算機システム。
  3. 【請求項3】 前記の各構成装置の版数に関する装置版
    数情報ファイルが、該サービス・プロセッサの配下にお
    ける記憶媒体に予め格納されており、 該サービス・プロセッサ側で、該装置版数情報ファイル
    の前記の各構成装置の版数に応じて前記多数の構成装置
    のグループ分けを行ない、そのグループ毎に同時指定を
    行なうように該放送指定機構を動作させることを特徴と
    する、請求項1記載の並列処理計算機システム。
  4. 【請求項4】 前記多数の構成装置における該不揮発性
    メモリの容量を、全て同一に、且つ、該チューニング・
    スキャン・ループに書き込むべき前記クロック・チュー
    ニング・データの量よりも大きく設定し、 前記の各構成装置において、前記クロック・チューニン
    グ・データを、該不揮発性メモリに後詰め状態で配置・
    格納し、該不揮発性メモリの読出先頭側にダミー・デー
    タを配置することを特徴とする、請求項1または請求項
    2に記載の並列処理計算機システム。
  5. 【請求項5】 並列処理計算機システムを構成する一要
    素となる並列処理計算機用構成装置において、 所定のクロック・チューニング・データを設定されるべ
    き複数のクロック・チューニング・ラッチを連続的に接
    続することによりチューニング・スキャン・ループが形
    成され、 固有のクロック・チューニング・データを予め格納する
    不揮発性メモリと、 該並列処理計算機システムの保守・運用制御を行なうた
    めのサービス・プロセッサ側からの指定を受けると、該
    不揮発性メモリと該チューニング・スキャン・ループと
    を接続して該不揮発性メモリから該チューニング・スキ
    ャン・ループへ前記クロック・チューニング・データを
    順次送り出す接続機構とがそなえられていることを特徴
    とする、並列処理計算機システム用構成装置。
  6. 【請求項6】 該サービス・プロセッサ側から、該クロ
    ック・チューニング・ラッチに設定された該不揮発性メ
    モリのクロック・チューニング・データを所定の書換用
    クロック・チューニング・データで置き換えるデータ置
    換指示を受けると、該接続機構が、該サービス・プロセ
    ッサ側からの書換用クロック・チューニング・データを
    該チューニング・スキャン・ループへ順次送り出すこと
    を特徴とする、請求項5記載の並列処理計算機システム
    用構成装置。
  7. 【請求項7】 該不揮発性メモリの容量を、該チューニ
    ング・スキャン・ループに書き込むべき前記クロック・
    チューニング・データの量よりも大きく設定し、 前記クロック・チューニング・データを該不揮発性メモ
    リに後詰め状態で配置・格納し、該不揮発性メモリの読
    出先頭側にダミー・データを配置することを特徴とす
    る、請求項5または請求項6に記載の並列処理計算機シ
    ステム用構成装置。
  8. 【請求項8】 処理装置を含む多数の構成装置と、これ
    らの構成装置の保守・運用制御を行なうためのサービス
    ・プロセッサとをそなえてなる並列処理計算機システム
    におけるクロック・チューニング方法であって、 各構成装置において、所定のクロック・チューニング・
    データを設定されるべき複数のクロック・チューニング
    ・ラッチを連続的に接続することによりチューニング・
    スキャン・ループを形成するとともに、各構成装置固有
    のクロック・チューニング・データを予め格納する不揮
    発性メモリをそなえ、 該サービス・プロセッサ側から、クロック・チューニン
    グ処理対象の構成装置を複数同時に指定し、 指定された各構成装置において、該不揮発性メモリの前
    記クロック・チューニング・データを順次送り出し、該
    チューニング・スキャン・ループを形成する各クロック
    ・チューニング・ラッチに書き込むことを特徴とする、
    並列処理計算機システムにおけるクロック・チューニン
    グ方法。
  9. 【請求項9】 該サービス・プロセッサ側に、前記多数
    の構成装置のうちクロック・チューニング・データ書換
    対象の構成装置についての対象装置情報と、該対象装置
    情報に対応する構成装置のための書換用クロック・チュ
    ーニング・データとから構成されるチューニング・ファ
    イルを予め保持しておき、 前記の各構成装置において該不揮発性メモリのクロック
    ・チューニング・データが前記の各クロック・チューニ
    ング・ラッチに書き込まれた後に、該サービス・プロセ
    ッサ側から、該チューニング・ファイル内の対象装置情
    報に対応する構成装置に対しデータ置換指示が行なわ
    れ、 前記データ置換指示を受けた構成装置において、各クロ
    ック・チューニング・ラッチに設定された該不揮発性メ
    モリのクロック・チューニング・データを、該チューニ
    ング・ファイル内の当該構成装置のための書換用クロッ
    ク・チューニング・データで置き換えることを特徴とす
    る、請求項8記載の並列処理計算機システムにおけるク
    ロック・チューニング方法。
  10. 【請求項10】 該サービス・プロセッサ側に、前記の
    各構成装置の版数に関する装置版数情報ファイルを予め
    保持しておき、 該サービス・プロセッサ側で、該装置版数情報ファイル
    の前記の各構成装置の版数に応じて前記多数の構成装置
    のグループ分けを行ない、 該サービス・プロセッサ側から、前記クロック・チュー
    ニング処理対象の構成装置を前記グループ毎に同時に指
    定することを特徴とする、請求項8記載の並列処理計算
    機システムにおけるクロック・チューニング方法。
  11. 【請求項11】 前記多数の構成装置における該不揮発
    性メモリの容量を、全て同一に、且つ、該チューニング
    ・スキャン・ループに書き込むべき前記クロック・チュ
    ーニング・データの量よりも大きく設定し、 前記の各構成装置において、前記クロック・チューニン
    グ・データを、該不揮発性メモリに後詰め状態で配置・
    格納し、該不揮発性メモリの読出先頭側にダミー・デー
    タを配置することを特徴とする、請求項8または請求項
    9に記載の並列処理計算機システムにおけるクロック・
    チューニング方法。
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