JPH09101566A - プロジェクタ - Google Patents

プロジェクタ

Info

Publication number
JPH09101566A
JPH09101566A JP7259584A JP25958495A JPH09101566A JP H09101566 A JPH09101566 A JP H09101566A JP 7259584 A JP7259584 A JP 7259584A JP 25958495 A JP25958495 A JP 25958495A JP H09101566 A JPH09101566 A JP H09101566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
optical
optical system
electro
inverted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7259584A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Nishijima
勝美 西島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP7259584A priority Critical patent/JPH09101566A/ja
Publication of JPH09101566A publication Critical patent/JPH09101566A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長方形状の画像表示領域を持つ電気光学変調
素子パネルを、横長像・縦長像の何れであっても全面的
に有効に使用して横長像、縦長像として投影させる。 【解決手段】 光学像形成光学系3を投影する光軸を保
存した状態で投影光軸回りに90°回転自在かつ位置保
持自在に設け、電気光学変調素子パネル2に2次元光学
像を表示させるための各ピクセルに対する像情報の出力
方向を電気光学変調素子パネルの天地方向に応じて切り
換える像情報出力制御手段を設けることで、通常は電気
光学変調素子パネル2を横長状態で使用するが、縦長像
を投影表示させる場合には、電気光学変調素子パネル2
を含む光学像形成光学系3を投影光軸回りに90°回転
させて電気光学変調素子パネル2を縦長状態とすること
で、電気光学変調素子パネル2を全面的に有効に使用し
て、縮小の必要のない縦長像をスクリーン上に投影表示
できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロジェクタに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプロジェクタの代表例と
して液晶パネルを用いた液晶プロジェクタがあり、例え
ば、特開平4−30140号公報等に開示されている。
このような液晶プロジェクタには、単板式液晶パネルを
用いた単板式液晶プロジェクタや、R,G,B用の3枚
の液晶パネルをダイクロイックプリズム等と組み合わせ
て用いた3板式液晶プロジェクタがあるが、何れにして
も、ビデオカメラ、パーソナルコンピュータ等で作成さ
れた画像情報に基づき液晶パネルのピクセルを制御する
とともに、この液晶パネルに光源から光を照射すること
により投影像を出現させ、この投影像を投影レンズ等を
経てスクリーン上に投影させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の液晶
プロジェクタにおいては、多数のピクセルを含む液晶パ
ネルが長方形状に形成されて横長状態に配設されてい
る。より具体的には、現状のテレビジョンの画面規格に
準じて3:4或るいは9:16といった比率の長方形状
とされている。
【0004】よって、例えば縦長の資料書類をCCDビ
デオカメラで撮影して液晶プロジェクタでスクリーン上
に投影する場合であっても、スクリーン上で画像天地方
向が水平方向となるように表示させる訳にはいかないの
で、液晶パネルにおいて長さの短い縦方向に収まるよう
にして投影像を形成する必要がある。この結果、縦長像
の場合、液晶パネルのピクセルを有効に使用できないと
ともに、縦長像が液晶パネルの縦方向の長さに収まるよ
うに縮小されることが多く、必然的に表示分解能が低下
してしまう。特に、プロジェクで扱う資料書類には縦長
のものが多いので不便である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数のピクセ
ルを含む画像表示領域が長方形状に形成されて光源から
の光を受けて2次元光学像を表示する電気光学変調素子
パネルを含む光学像形成光学系と、投影レンズを含み前
記電気光学変調素子パネルに表示された2次元光学像を
スクリーン上に投影させる投影光学系とを備えたプロジ
ェクタを対象とする。
【0006】ここに、請求項1記載の発明では、光学像
形成光学系を投影する光軸を保存した状態で投影光軸回
りに90°回転自在かつ位置保持自在に設けている。従
って、縦長像を投影表示させる場合であれば、電気光学
変調素子パネルを含む光学像形成光学系を投影光軸回り
に90°回転させることにより電気光学変調素子パネル
が縦長状態となるので、投影像に適した方向となる。よ
って、電気光学変調素子パネルを全面的に有効に使用で
き、縮小の必要のない縦長像をスクリーン上に投影表示
できる。横長の投影像を投影表示させる場合であれば、
電気光学変調素子パネルを通常通り横長状態にして使用
すればよい。また、制御系としては、電気光学変調素子
パネルに2次元光学像を表示させるための各ピクセルに
対する像情報の出力方向を電気光学変調素子パネルの天
地方向に応じて切り換える像情報出力制御手段を設ける
ことにより容易に実現できる。
【0007】請求項2記載の発明では、電気光学変調素
子パネルの2次元光学像の水平軸に対して45°の方向
を基準軸として倒立像を形成するように投影光学系中に
挿脱自在に挿入される倒立光学系を設け、電気光学変調
素子パネルに2次元光学像を表示させるための各ピクセ
ルに対する像情報の出力方向を、前記倒立光学系が挿入
されていない場合には正立状態となり、前記倒立光学系
が挿入された場合には前記電気光学変調素子パネルの横
長方向を画像天地方向として水平軸に対して鏡像状態と
なるように切り換える像情報出力制御手段を設けてい
る。
【0008】従って、縦長像を投影表示させる場合であ
れば、電気光学変調素子パネルの2次元光学像の水平軸
に対して45°の方向を基準軸として倒立像を形成する
倒立光学系を投影光学系中に挿入して、横長の投影像を
倒立光学系によって45°方向の基準軸で倒立させて9
0°変換させることにより縦長像となる。そこで、電気
光学変調素子パネルに2次元光学像を表示させるための
各ピクセルに対する像情報の出力方向を像情報制御手段
によって、電気光学変調素子パネルの横長方向を画像天
地方向として水平軸に対して鏡像状態となるように切り
換えることにより、90°変換される縦長像は正立像と
なる。よって、横長の電気光学変調素子パネルを全面的
に有効に使用して縮小の必要がない、縦長の正立像に変
換された縦長像をスクリーン上に投影表示できる。横長
の投影像を投影表示させる場合であれば、倒立光学系を
挿入せずに通常通りの制御に切り換えればよい。
【0009】請求項3又は4記載の発明では、電気光学
変調素子パネルに表示された2次元光学像に対する倒立
像を形成する倒立光学系を投影光学系の投影光軸上に位
置させてこの光軸回りに回転自在に設け、倒立光学系の
回転方向の位置を、電気光学変調素子パネルに表示され
た2次元光学像の垂直軸又は水平軸に対して平行な方向
を基準軸として倒立像を形成する第1の位置と、電気光
学変調素子パネルに表示された2次元光学像の水平軸に
対して45°の方向を基準軸として倒立像を形成する第
2の位置とで切り換える倒立光学系状態切換手段を設
け、電気光学変調素子パネルに2次元光学像を表示させ
るための各ピクセルに対する像情報の出力方向を、倒立
光学系が第1の位置にある場合には垂直軸又は水平軸に
対して鏡像状態となり、倒立光学系が第2の位置にある
場合には電気光学変調素子パネルの横長方向を画像天地
方向として水平軸に対して鏡像状態となるように切り換
える像情報出力制御手段を設けている。
【0010】従って、縦長像を投影表示させる場合であ
れば、投影光学系中に存在する倒立光学系を倒立光学系
状態切換手段によって基準軸が45°の方向となる第2
の位置に回転変位させるとともに、像情報の出力方向を
請求項2記載の発明の場合と同様に制御することによ
り、横長の電気光学変調素子パネルを全面的に有効に使
用して縮小の必要がない、縦長の正立像に変換された縦
長像をスクリーン上に投影表示できる。横長の投影像を
投影表示させる場合であれば、光路長を変えないように
倒立光学系が存在したままであるので、電気光学変調素
子パネルにおいて垂直軸又は水平軸に対して鏡像状態と
なるように投影像を形成することにより、第1の位置に
ある倒立光学系を経ることにより本来の横長の正立像状
態でスクリーン上に投影表示できる。これにより、光路
長に変更のない横長表示と縦長表示とが両立する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
及び図2に基づいて説明する。本発明のプロジェクタ
は、その実施の形態の一例として、正面投影型単板式液
晶プロジェクタに適用される。
【0012】図2はその概要を示す構成図である。本実
施の形態に示す液晶プロジェクタ1の基本構成は、例え
ば、前述した特開平4−30140号公報中に示されて
いる構成に準ずる。即ち、この液晶プロジェクタ1は単
板式であり、電気光学変調素子パネルである透過型の液
晶パネル2が設けられ、この液晶パネル2自身で光学像
形成光学系3が構成されている。この液晶パネル2は詳
細は図示しないが、単板式液晶パネル、偏光板を含んで
構成され、カラー用の場合であればカラーフィルタ等も
付加されて構成される。何れにしても、液晶パネル2は
像情報を受けて光学像を2次元的に表示させるための多
数のピクセルを有しており、その全体的な画像表示領域
の形状は長方形状とされている(図1参照)。
【0013】一方、前記液晶パネル2の一面入射側に
は、光源4が設けられている。この光源4はメタルハラ
イドランプ、ハロゲンランプ等の発光源5と、発光源5
から発せられた光を前記液晶パネル2側に効率よく向け
るための反射鏡6と、液晶パネル2に入射する光を平行
化させるコンデンサレンズ7とにより形成されている。
この他、必要に応じて赤外線カットフィルタ等も付加さ
れる。
【0014】また、前記液晶パネル2の他面出射側には
液晶パネル2に表示された2次元光学像をスクリーン8
上に拡大投影させる投影光学系9が設けられている。こ
の投影光学系9は拡大投影用の投影レンズ10を含んで
構成されている。
【0015】この他、特に図示しないが、液晶パネル2
にはこの液晶パネル2に2次元光学像を形成させるため
の像情報を出力させるビデオカメラ、パーソナルコンピ
ュータ等の画像情報入力機器が適宜接続されている。ま
た、これらの画像情報入力機器から出力される像情報の
周波数に対して液晶パネル2の画面を追従させるタイミ
ングジェネレータ、液晶パネル2用のドライバ回路、及
び、後述する像情報出力制御手段等を含む電気的制御回
路や光源4に対する電源等も備えている。
【0016】このような基本構成に加えて、本実施の形
態では、液晶パネル2(偏光板を含む)が回転ステージ
11に一体化されることにより投影光軸回りに90°回
転自在に設けられている。ここに、液晶パネル2の画像
表示領域の中心は回転ステージ11の回転中心と一致す
るように設定されており、液晶パネル2は回転されても
投影光軸を常に保存する構造とされている。また、回転
ステージ11は外周面にギヤ12が形成されており、図
示しない駆動モータに連結された駆動ギヤ13がこのギ
ヤ12に噛合することによって回転されるものである
が、回転ステージ11の回転軸を維持するためにギヤ1
2に噛合するアイドラギヤ14も設けられている。ま
た、回転ステージ11においては、液晶パネル2が横長
状態の場合に液晶パネル2の下部となる位置に1つの位
置センサ15aが設けられ、液晶パネル2が縦長状態の
場合に液晶パネル2の下部となる位置に2つの位置セン
サ15bが設けられている。このような位置センサ15
a又は15bを検知するためのフォトインタラプタ(図
示せず)が回転軸(投影光軸)の真下の所定位置に設け
られている。このフォトインタラプタの検出状態によっ
て回転ステージ11、従って、液晶パネル2の回転量及
び停止位置が規制される。これにより、液晶パネル2は
回転ステージ11に従い回転自在であるが、液晶パネル
2が横長状態又は縦長状態となる位置で位置保持自在と
されている。なお、液晶パネル2に至る信号ケーブルは
投影光路中にかからないようにして回転ステージ11面
上を敷設されている。
【0017】このような構成において、通常は、位置セ
ンサ15aがフォトインタラプタにより検出される図1
(a)に示すような状態にあり、液晶パネル2は横長状
態で使用される。この状態では、像情報出力制御手段は
液晶パネル2の各ピクセルに対する像情報の出力方向
を、液晶パネル2の天地方向に従いピクセルP1 が左上
端となるように制御する(これは、従来通りの出力形態
である)。これにより、液晶パネル2に形成された横長
の2次元光学像は、投影光学系9によってスクリーン8
上に横長状態のまま拡大投影される。
【0018】一方、縦長像をスクリーン8上に投影させ
る場合には、駆動ギヤ13を時計方向に回転させること
により回転ステージ11を反時計方向に回転させる。こ
れにより、液晶パネル2も投影軸回りを反時計方向に回
転される。ここに、位置センサ15bをフォトインタラ
プタで検出した時点で回転ステージ11の回転を停止さ
せることにより、液晶パネル2は図1(b)に示すよう
に90°だけ回転した縦長状態に保持される。この状態
では、像情報出力制御手段は液晶パネル2の各ピクセル
に対する像情報の出力方向を、液晶パネル2の天地方向
に従いピクセルP2 が左上端となるように制御する。こ
のようにして、液晶パネル2に形成された縦長の2次元
光学像は、投影光学系9によってスクリーン8上に縦長
状態のまま拡大投影される。つまり、縦長像であれば、
液晶パネル2を縦長状態で用いるので、縦長像に適した
方向となり、縦長像を縮小させたりする必要なく、液晶
パネル2のピクセルを全面的に有効に使用して表示分解
能の高い縦長投影像をスクリーン8上に出現させること
ができる。
【0019】なお、本実施の形態では、単板式液晶プロ
ジェクタ1に適用したが、図3に示すような3板式液晶
プロジェクタ21の場合であっても同様に適用できる。
この3板式液晶プロジェクタ21では、光学像形成光学
系22が、光源4から出射された光をR,G,Bの各色
波長成分に分光する3枚のダイクロイックミラー2
R ,23G ,23B と、ダイクロイックミラー23R
により分光された赤色光がミラー24を介して入射され
る液晶パネル25と、ダイクロイックミラー23Gによ
り分光された緑色光が入射される液晶パネル26と、ダ
イクロイックミラー23B により分光された青色光がミ
ラー27を介して入射される液晶パネル28と、これら
の液晶パネル25,26,28を透過した光(光学像)
を合成するダイクロイックプリズム29とにより構成さ
れている。ここに、これらの液晶パネル25,26,2
8が各々電気光学変調素子パネルを構成するもので、多
数のピクセルを含む画像表示領域が長方形状に形成さ
れ、通常は、ダイクロイックプリズム29を経た後は横
長状態となるように設定されている。なお、30はIR
カットフィルタである。ダイクロイックプリズム29の
出射側に投影光学系9が設けられている。
【0020】このような3板式液晶プロジェクタ21の
場合、光源4を含む光学像形成光学系22全体を、図1
に示した液晶パネル2の場合に準じて、投影光軸回りに
90°回転自在かつ位置保持自在に設けて、液晶パネル
25,26,28を縦長状態で使用して縦長像を投影で
きるようにすればよい。
【0021】本発明の第2の実施の形態を図4及び図5
に基づいて説明する。図1ないし図3で示した部分と同
一部分は同一符号を用いて示し、その説明も省略する。
本実施の形態においては、液晶パネル2は横長状態に配
設されたままであり、状態変化はない。そして、投影光
学系9中、例えば、液晶パネル2と投影レンズ10との
間の光路上に、ドーブプリズム31が挿脱自在に挿入さ
れている。このドーブプリズム31は入射光像を基準軸
対称に倒立像に変換する倒立光学系を形成する。ここ
に、ドーブプリズム31は図5(b)に示すように基準
軸32が液晶パネル2の水平軸に対して45°の方向と
なる状態で投影光学系9中に挿入される。
【0022】また、本実施の形態における像情報出力制
御手段は、液晶パネル2に2次元光学像を表示させるた
めの各ピクセルに対する像情報の出力方向を、ドーブブ
リズム31が挿入されていない場合には正立状態となる
ように制御し(図5(a)参照)、ドーブプリズム31
が挿入された場合には液晶パネル2の横長方向を画像天
地方向として水平軸に対して鏡像状態となるように制御
する(図5(b)参照)。
【0023】このような構成において、通常は、投影光
学系9中にドーブプリズム31が挿入されていないの
で、従来通りの投影表示となる。即ち、液晶パネル2に
は図5(a)に示すような横長状態で正立状態の2次元
光学像が形成され、この2次元光学像が投影光学系9に
よってスクリーン8上に横長像として拡大投影される。
【0024】一方、縦長像をスクリーン8上に投影させ
る場合には、投影光学系9中にドーブプリズム31が挿
入されるとともに、像情報出力制御手段により、液晶パ
ネル2に2次元光学像を表示させるための各ピクセルに
対する像情報の出力方向が液晶パネル2の横長方向を画
像天地方向として水平軸に対して鏡像状態となるように
制御する(図5(b)参照)。このような鏡像がドーブ
プリズム31に入射して45°方向の基準軸32で倒立
像に変換されるので、ドーブプリズム31から出射され
る投影像は縦長像であって正立像状態となる。これによ
り、投影レンズ10を経てスクリーン8上に拡大投影さ
れる投影像は縦長正立像となる。つまり、縦長像であれ
ば、液晶パネル2を横長状態のまま画像天地方向が水平
軸方向であると見做して用いるので、縦長像に適した方
向となり、縦長像を縮小させたりする必要なく、液晶パ
ネル2のピクセルを全面的に有効に使用して表示分解能
の高い縦長投影像をスクリーン8上に出現させることが
できる。
【0025】なお、本実施の形態では、ドーブプリズム
31が投影レンズ10の前段側に挿入させるようにした
が、投影レンズ10の後段側に挿入するようにしてもよ
い(図6参照)。また、図6に示すように光学像形成光
学系22を用いた3板式液晶プロジェクタ21の場合で
あっても同様に適用できる。
【0026】本発明の第3の実施の形態を図7及び図8
に基づいて説明する。図1ないし図6で示した部分と同
一部分は同一符号を用いて示し、その説明も省略する。
本実施の形態においても、前述した第2の実施の形態の
場合と同様に、倒立光学系としてドーブプリズム33が
投影光学系9中に挿入されるが、常時挿入されていると
ともに、投影光軸を保存したこの光軸回りに45°回転
自在に設けられている。また、特に図示しないがこのよ
うなドーブプリズム33の回転方向の位置を、基準軸3
2が液晶パネル2の垂直軸に平行な方向となる第1の位
置(図8(a)参照)と、基準軸32が液晶パネル2の
水平軸に対して45°の方向となる第2の位置(図8
(c)参照)とを取り得るように切り換える倒立光学系
状態切換手段が設けられている。
【0027】また、本実施の形態における像情報出力制
御手段は、液晶パネル2に2次元光学像を表示させるた
めの各ピクセルに対する像情報の出力方向を、ドーブプ
リズム33が第1の位置にある場合には垂直軸に対して
鏡像状態となるように制御し(図8(a)参照)、ドー
ブプリズム33が第2の位置にある場合には液晶パネル
2の横長方向を画像天地方向として水平軸に対して鏡像
状態となるように制御する(図8(c)参照)。
【0028】このような構成において、本実施の形態の
場合、ドーブプリズム33が常に投影光学系9中に存在
するので、横長像の投影表示の場合と縦長像の投影表示
の場合とで光路長が変わることはない。また、縦長像を
縦長正立像としてスクリーン8上に投影表示させる処理
では、ドーブプリズム31を投影光学系9中に挿入する
操作に代えて、ドーブプリズム33を回転操作して基準
軸32の方向が水平軸に対して45°の方向となる第2
の位置をとるようにすればよく、制御自体は同様でよ
い。これにより、図5(b)(c)の場合と同様に、図
8(c)(d)に示すように、鏡像がドーブプリズム3
3に入射して45°方向の基準軸32で倒立像に変換さ
れるので、ドーブプリズム33から出射される投影像は
縦長像であって正立像状態となる。これにより、投影レ
ンズ10を経てスクリーン8上に拡大投影される投影像
は縦長正立像となる。つまり、縦長像であれば、液晶パ
ネル2を横長状態のまま画像天地方向が水平軸方向であ
ると見做して用いるので、縦長像に適した方向となり、
縦長像を縮小させたりする必要なく、液晶パネル2のピ
クセルを全面的に有効に使用して表示分解能の高い縦長
投影像をスクリーン8上に出現させることができる。
【0029】一方、横長像をスクリーン8上に投影させ
る場合には、ドーブプリズム33を光軸回りに回転させ
て基準軸32が液晶パネル2の垂直軸に平行な第1の位
置をとるように制御するとともに、像情報出力制御手段
によって、液晶パネル2に2次元光学像を表示させるた
めの各ピクセルに対する像情報の出力方向を、図8
(a)に示すように垂直軸に対して鏡像状態となるよう
に制御する。このような鏡像がドーブプリズム33に入
射して垂直軸に平行な方向の基準軸32で倒立像に変換
されるので、ドーブプリズム31から出射される投影像
は図8(b)に示すように横長像であって正立像状態と
なる。これにより、投影レンズ10を経てスクリーン8
上に拡大投影される投影像は横長正立像となる。
【0030】なお、本実施の形態では、倒立光学系状態
切換手段によりドーブプリズム33の第1の位置として
基準軸32が液晶パネル2の垂直軸に平行な方向を設定
したが、図9(a)に示すように液晶パネル2の水平軸
に平行な方向を基準軸32とする位置をドーブプリズム
33の第1の位置とするようにしてもよい。ここに、ド
ーブプリズム33が第2の位置にある場合には像情報出
力制御手段は、液晶パネル2の横長方向を画像天地方向
として水平軸に対して鏡像状態となるように制御する
(図9(a)参照)。このような鏡像がドーブプリズム
33に入射して水平軸に平行な方向の基準軸32で倒立
像に変換されるので、ドーブプリズム31から出射され
る投影像は図9(b)に示すように横長像であって正立
像状態となる。これにより、投影レンズ10を経てスク
リーン8上に拡大投影される投影像は横長正立像とな
る。
【0031】なお、これらの実施の形態は、正面投影型
プロジェクタへの適用例として説明したが、このような
形式のものに限らず、例えば、背面投影型プロジェクタ
であっても同様に適用できる。また、光学像形成光学系
3,22中に用いられる電気光学変調素子パネルとして
は透過型の液晶パネル2,25,26,28に限らず、
反射型液晶パネルやデジタルマルチミラー(DMM)等
であってもよい。要は、電気的な像情報によって2次元
光学像を表現できるものであればよい。また、第2,3
の実施の形態では、ドーブプリズム31,33を倒立光
学系として用いたが、ミラー、プリズム等を適宜組合せ
た構造であってもよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、光学像形
成光学系を投影する光軸を保存した状態で投影光軸回り
に90°回転自在かつ位置保持自在に設け、電気光学変
調素子パネルに2次元光学像を表示させるための各ピク
セルに対する像情報の出力方向を電気光学変調素子パネ
ルの天地方向に応じて切り換える像情報出力制御手段を
設けたので、縦長像を投影表示させる場合であれば、電
気光学変調素子パネルを含む光学像形成光学系を投影光
軸回りに90°回転させて電気光学変調素子パネルを縦
長状態とすることにより、電気光学変調素子パネルを全
面的に有効に使用でき、縮小の必要のない縦長像をスク
リーン上に投影表示させることができる。
【0033】請求項2記載の発明によれば、電気光学変
調素子パネルの2次元光学像の水平軸に対して45°の
方向を基準軸として倒立像を形成するように投影光学系
中に挿脱自在に挿入される倒立光学系を設け、電気光学
変調素子パネルに2次元光学像を表示させるための各ピ
クセルに対する像情報の出力方向を、倒立光学系が挿入
されていない場合には正立状態となり、倒立光学系が挿
入された場合には電気光学変調素子パネルの横長方向を
画像天地方向として水平軸に対して鏡像状態となるよう
に切り換える像情報出力制御手段を設けたので、縦長像
を投影表示させる場合であれば、電気光学変調素子パネ
ルの2次元光学像の水平軸に対して45°の方向を基準
軸として倒立像を形成する倒立光学系を投影光学系中に
挿入して、横長の投影像を倒立光学系によって45°方
向の基準軸で倒立させて90°変換させることにより縦
長像とすることができ、かつ、電気光学変調素子パネル
に2次元光学像を表示させるための各ピクセルに対する
像情報の出力方向を像情報制御手段によって、電気光学
変調素子パネルの横長方向を画像天地方向として水平軸
に対して鏡像状態となるように切り換えることにより、
90°変換される縦長像を正立像にすることができ、よ
って、横長の電気光学変調素子パネルを全面的に有効に
使用して縮小の必要がない、縦長の正立像に変換された
縦長像をスクリーン上に投影表示させることができる。
【0034】請求項3及び4記載の発明によれば、電気
光学変調素子パネルに表示された2次元光学像に対する
倒立像を形成する倒立光学系を投影光学系の投影光軸上
に位置させてこの光軸回りに回転自在に設け、倒立光学
系の回転方向の位置を、電気光学変調素子パネルに表示
された2次元光学像の垂直軸又は水平軸に対して平行な
方向を基準軸として倒立像を形成する第1の位置と、電
気光学変調素子パネルに表示された2次元光学像の水平
軸に対して45°の方向を基準軸として倒立像を形成す
る第2の位置とで切り換える倒立光学系状態切換手段を
設け、電気光学変調素子パネルに2次元光学像を表示さ
せるための各ピクセルに対する像情報の出力方向を、倒
立光学系が第1の位置にある場合には垂直軸又は水平軸
に対して鏡像状態となり、倒立光学系が第2の位置にあ
る場合には電気光学変調素子パネルの横長方向を画像天
地方向として水平軸に対して鏡像状態となるように切り
換える像情報出力制御手段を設けたので、縦長像を投影
表示させる場合であれば、投影光学系中に存在する倒立
光学系を倒立光学系状態切換手段によって基準軸が45
°の方向となる第2の位置に回転変位させるとともに、
像情報の出力方向を請求項2記載の発明の場合と同様に
制御することにより、横長の電気光学変調素子パネルを
全面的に有効に使用して縮小の必要がない、縦長の正立
像に変換された縦長像をスクリーン上に投影表示させる
ことができ、同時に、横長の投影像を投影表示させる場
合であっても倒立光学系が存在したままであるので、光
路長に変更のない横長表示と縦長表示とを両立させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、(a)は横
長状態の液晶パネル部分の概略正面図、(b)は縦長状
態の液晶パネル部分の概略正面図である。
【図2】単板式液晶プロジェクタの概要を示し、(a)
は液晶パネルが横長状態の場合の概略側面図、(b)は
液晶パネルが縦長状態の場合の概略側面図である。
【図3】3板式液晶プロジェクタへの応用例を示す概略
側面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すドーブプリズ
ムが挿入された状態の概略側面図である。
【図5】光学像及び投影像の方向等を示す説明図であ
る。
【図6】3板式液晶プロジェクタへの応用例を示す概略
側面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す概略側面図で
ある。
【図8】光学像及び投影像の方向等を示す説明図であ
る。
【図9】変形例の光学像及び投影像の方向等を示す説明
図である。
【符号の説明】
2 電気光学変調素子パネル 3 光学像形成光学系 4 光源 8 スクリーン 9 投影光学系 10 投影レンズ 22 光学像形成光学系 25,26,28 電気光学変調素子パネル 31 倒立光学系 32 基準軸 33 倒立光学系

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のピクセルを含む画像表示領域が長
    方形状に形成されて光源からの光を受けて2次元光学像
    を表示する電気光学変調素子パネルを含む光学像形成光
    学系と、投影レンズを含み前記電気光学変調素子パネル
    に表示された2次元光学像をスクリーン上に投影させる
    投影光学系とを備えたプロジェクタにおいて、 前記光学像形成光学系を投影する光軸を保存した状態で
    投影光軸回りに90°回転自在かつ位置保持自在に設
    け、 前記電気光学変調素子パネルに2次元光学像を表示させ
    るための各ピクセルに対する像情報の出力方向を前記電
    気光学変調素子パネルの天地方向に応じて切り換える像
    情報出力制御手段を設けたことを特徴とするプロジェク
    タ。
  2. 【請求項2】 多数のピクセルを含む画像表示領域が長
    方形状に形成されて光源からの光を受けて2次元光学像
    を表示する電気光学変調素子パネルを含む光学像形成光
    学系と、投影レンズを含み前記電気光学変調素子パネル
    に表示された2次元光学像をスクリーン上に投影させる
    投影光学系とを備えたプロジェクタにおいて、 前記電気光学変調素子パネルの2次元光学像の水平軸に
    対して45°の方向を基準軸として倒立像を形成するよ
    うに前記投影光学系中に挿脱自在に挿入される倒立光学
    系を設け、 前記電気光学変調素子パネルに2次元光学像を表示させ
    るための各ピクセルに対する像情報の出力方向を、前記
    倒立光学系が挿入されていない場合には正立状態とな
    り、前記倒立光学系が挿入された場合には前記電気光学
    変調素子パネルの横長方向を画像天地方向として水平軸
    に対して鏡像状態となるように切り換える像情報出力制
    御手段を設けたことを特徴とするプロジェクタ。
  3. 【請求項3】 多数のピクセルを含む画像表示領域が長
    方形状に形成されて光源からの光を受けて2次元光学像
    を表示する電気光学変調素子パネルを含む光学像形成光
    学系と、投影レンズを含み前記電気光学変調素子パネル
    に表示された2次元光学像をスクリーン上に投影させる
    投影光学系とを備えたプロジェクタにおいて、 前記電気光学変調素子パネルに表示された2次元光学像
    に対する倒立像を形成する倒立光学系を前記投影光学系
    の投影光軸上に位置させてこの光軸回りに回転自在に設
    け、 前記倒立光学系の回転方向の位置を、前記電気光学変調
    素子パネルに表示された2次元光学像の垂直軸に対して
    平行な方向を基準軸として倒立像を形成する第1の位置
    と、前記電気光学変調素子パネルに表示された2次元光
    学像の水平軸に対して45°の方向を基準軸として倒立
    像を形成する第2の位置とで切り換える倒立光学系状態
    切換手段を設け、 前記電気光学変調素子パネルに2次元光学像を表示させ
    るための各ピクセルに対する像情報の出力方向を、前記
    倒立光学系が第1の位置にある場合には垂直軸に対して
    鏡像状態となり、前記倒立光学系が第2の位置にある場
    合には前記電気光学変調素子パネルの横長方向を画像天
    地方向として水平軸に対して鏡像状態となるように切り
    換える像情報出力制御手段を設けたことを特徴とするプ
    ロジェクタ。
  4. 【請求項4】 多数のピクセルを含む画像表示領域が長
    方形状に形成されて光源からの光を受けて2次元光学像
    を表示する電気光学変調素子パネルを含む光学像形成光
    学系と、投影レンズを含み前記電気光学変調素子パネル
    に表示された2次元光学像をスクリーン上に投影させる
    投影光学系とを備えたプロジェクタにおいて、 前記電気光学変調素子パネルに表示された2次元光学像
    に対する倒立像を形成する倒立光学系を前記投影光学系
    の投影光軸上に位置させてこの光軸回りに回転自在に設
    け、 前記倒立光学系の回転方向の位置を、前記電気光学変調
    素子パネルに表示された2次元光学像の水平軸に対して
    平行な方向を基準軸として倒立像を形成する第1の位置
    と、前記電気光学変調素子パネルに表示された2次元光
    学像の水平軸に対して45°の方向を基準軸として倒立
    像を形成する第2の位置とで切り換える倒立光学系状態
    切換手段を設け、 前記電気光学変調素子パネルに2次元光学像を表示させ
    るための各ピクセルに対する像情報の出力方向を、前記
    倒立光学系が第1の位置にある場合には水平軸に対して
    鏡像状態となり、前記倒立光学系が第2の位置にある場
    合には前記電気光学変調素子パネルの横長方向を画像天
    地方向として水平軸に対して鏡像状態となるように切り
    換える像情報出力制御手段を設けたことを特徴とするプ
    ロジェクタ。
JP7259584A 1995-10-06 1995-10-06 プロジェクタ Pending JPH09101566A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7259584A JPH09101566A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 プロジェクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7259584A JPH09101566A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 プロジェクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09101566A true JPH09101566A (ja) 1997-04-15

Family

ID=17336145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7259584A Pending JPH09101566A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 プロジェクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09101566A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017163627A1 (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 日立マクセル株式会社 光学装置及び光学変換器
WO2018042891A1 (ja) * 2016-09-05 2018-03-08 マクセル株式会社 光学装置及び光学変換器
WO2024053237A1 (ja) * 2022-09-07 2024-03-14 株式会社ジャパンディスプレイ 照明装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017163627A1 (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 日立マクセル株式会社 光学装置及び光学変換器
JPWO2017163627A1 (ja) * 2016-03-24 2019-03-28 マクセル株式会社 光学装置及び光学変換器
WO2018042891A1 (ja) * 2016-09-05 2018-03-08 マクセル株式会社 光学装置及び光学変換器
JPWO2018042891A1 (ja) * 2016-09-05 2019-06-24 マクセル株式会社 光学装置及び光学変換器
WO2024053237A1 (ja) * 2022-09-07 2024-03-14 株式会社ジャパンディスプレイ 照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005241870A (ja) 空間変調ユニット及び画像投影装置
JP4078159B2 (ja) 投射型表示装置および画像表示システム
JPH08278512A (ja) 液晶表示装置
JPS6271925A (ja) 画像投影撮影装置
US20060092096A1 (en) Display apparatus and display method
JP2001228535A (ja) 投写形表示装置
JPH09101566A (ja) プロジェクタ
JPH06225247A (ja) 液晶プロジェクタ
JPH07270947A (ja) パノラマビジョン装置
JP2001094905A (ja) マルチ投射表示装置
JP3829479B2 (ja) 表示装置及びその駆動方法
KR950006039B1 (ko) 영상투사 디스플레이 기능을 갖는 비디오카메라
JP2008176140A (ja) プロジェクタおよび投写調整方法
JPH0634929A (ja) 投写型カラー液晶表示装置
JP2004104445A (ja) 画像投射装置
JP2009236955A (ja) プロジェクタ
JPH0695063A (ja) 投写型表示装置の制御方法
JP2800987B2 (ja) ビデオカメラ装置及び投写型表示装置
JP3103246B2 (ja) 光導電膜積層方式液晶プロジェクタ
US20040141154A1 (en) Color projection display device
JPH0720431A (ja) 液晶表示装置
JP2006003395A (ja) 画像表示システム及びプロジェクタ
JP2001154267A (ja) プロジェクタ
JP2002341436A (ja) 投写型表示装置
JPH03256036A (ja) 投写型液晶表示装置