JPH09100952A - 管固定具 - Google Patents
管固定具Info
- Publication number
- JPH09100952A JPH09100952A JP7259637A JP25963795A JPH09100952A JP H09100952 A JPH09100952 A JP H09100952A JP 7259637 A JP7259637 A JP 7259637A JP 25963795 A JP25963795 A JP 25963795A JP H09100952 A JPH09100952 A JP H09100952A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- holding
- fixture
- holding part
- fixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】配管しながら管を固定することが出来て容易に
配管作業が行え、また固定した後管が軸線方向に動かな
いで確実に固定できる管固定具を提供する。 【解決手段】管30の下面を保持する略U字形の保持部
10と、このU字形保持部10から延びて途中にヒンジ
部14を介して管の上面を覆う包着部17と、前記保持
部10に一体的に設けた固定座12とからなり、管30
を前記保持部10に装着して管の位置を調節した後、管
30の固定位置決めを行なうために保持部10の一端と
包着部17の一端とのいずれか一方に凹部18を設け、
この凹部18に係止する凸部16をいずれか他方に設け
た管固定具である。
配管作業が行え、また固定した後管が軸線方向に動かな
いで確実に固定できる管固定具を提供する。 【解決手段】管30の下面を保持する略U字形の保持部
10と、このU字形保持部10から延びて途中にヒンジ
部14を介して管の上面を覆う包着部17と、前記保持
部10に一体的に設けた固定座12とからなり、管30
を前記保持部10に装着して管の位置を調節した後、管
30の固定位置決めを行なうために保持部10の一端と
包着部17の一端とのいずれか一方に凹部18を設け、
この凹部18に係止する凸部16をいずれか他方に設け
た管固定具である。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、樹脂製あるいは銅
製等の可とう管(以下管という。)を建物に取り付ける
ための管固定具に関するものである。
製等の可とう管(以下管という。)を建物に取り付ける
ための管固定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、給水・給湯配管に使用されるポリ
エチレンやポリブテン等の樹脂管あるいは銅管などの可
とう管を床スラブや床下の建物部分に取り付けるにはサ
ドルと呼ばれる管固定具が用いられている。この管固定
具には例えば図3で示すオメガ形のものや、図4で示す
逆オメガ形のものがある。
エチレンやポリブテン等の樹脂管あるいは銅管などの可
とう管を床スラブや床下の建物部分に取り付けるにはサ
ドルと呼ばれる管固定具が用いられている。この管固定
具には例えば図3で示すオメガ形のものや、図4で示す
逆オメガ形のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者のオメガ形のもの
は、管の上面からこの固定具を被せてビス等で建物に固
定するものである。このとき管の元部の継手から末端の
継手まで予め組み立てられたコイル状の配管ユニットを
使用する場合、予め定められた配管ルートに沿って展開
しつつ配管の一方端から順次この固定具を被せて固定し
て行くのであるが、曲がり部の半径の取り方によって、
最後の末端の固定部(例えば給水栓の接続部)に対して
ズレが生じて固定が出来なくなる場合が多々発生する。
この場合にはオメガ形の固定具を外して管の固定をやり
直す必要がある。またこの時ビスやハンマを用いるので
配管した管の表面に傷を付けるというような問題もあ
る。
は、管の上面からこの固定具を被せてビス等で建物に固
定するものである。このとき管の元部の継手から末端の
継手まで予め組み立てられたコイル状の配管ユニットを
使用する場合、予め定められた配管ルートに沿って展開
しつつ配管の一方端から順次この固定具を被せて固定し
て行くのであるが、曲がり部の半径の取り方によって、
最後の末端の固定部(例えば給水栓の接続部)に対して
ズレが生じて固定が出来なくなる場合が多々発生する。
この場合にはオメガ形の固定具を外して管の固定をやり
直す必要がある。またこの時ビスやハンマを用いるので
配管した管の表面に傷を付けるというような問題もあ
る。
【0004】一方、後者の逆オメガ形のものは固定具の
上面から管を挿入出来るので、予め予定された建物の固
定位置にビス等でこの固定具を予め固定した後、順次配
管しながら管を固定具に装着出来るので配管の固定をや
り直すのはオメガ形のものより容易である。しかしこの
ものは、主に管装着部の弾性力によって管を常に挟み付
けて動きを止めようとするものであるから、配管の最期
また途中で管を引き伸ばしたり、押し込んだりして微調
節しようとしても管を動かすことが難しく、特に曲がり
部があるとそこで動きが止まり外れてしまうことがあ
る。またこれらの管は曲がり癖が付いているし、曲率半
径が小さい曲がり部に用いた場合では管の弾性力で固定
具から外れてしまうことがあった。
上面から管を挿入出来るので、予め予定された建物の固
定位置にビス等でこの固定具を予め固定した後、順次配
管しながら管を固定具に装着出来るので配管の固定をや
り直すのはオメガ形のものより容易である。しかしこの
ものは、主に管装着部の弾性力によって管を常に挟み付
けて動きを止めようとするものであるから、配管の最期
また途中で管を引き伸ばしたり、押し込んだりして微調
節しようとしても管を動かすことが難しく、特に曲がり
部があるとそこで動きが止まり外れてしまうことがあ
る。またこれらの管は曲がり癖が付いているし、曲率半
径が小さい曲がり部に用いた場合では管の弾性力で固定
具から外れてしまうことがあった。
【0005】本発明は上記の問題点を解決して、配管し
ながら管の軸方向の移動がスムーズに行なえる程度に仮
に固定することが出来て容易に配管作業が行え、また配
管した後は管が軸線方向に動かないように管を工具を使
わずワンタッチで締めて、確実に固定することができる
管固定具を提供するものである。
ながら管の軸方向の移動がスムーズに行なえる程度に仮
に固定することが出来て容易に配管作業が行え、また配
管した後は管が軸線方向に動かないように管を工具を使
わずワンタッチで締めて、確実に固定することができる
管固定具を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、管の下面を保
持する略U字形の保持部と、このU字形保持部から延び
て途中にヒンジ部を介して管の上面を覆う包着部と、前
記保持部に一体的に設けた固定座とからなり、管を前記
保持部に装着して管の位置を調節した後、管の固定位置
決めを行なうために前記保持部の一端と前記包着部の一
端とのいずれか一方に凹部を設け、この凹部に係止する
凸部をいずれか他方に設けた管固定具である。
持する略U字形の保持部と、このU字形保持部から延び
て途中にヒンジ部を介して管の上面を覆う包着部と、前
記保持部に一体的に設けた固定座とからなり、管を前記
保持部に装着して管の位置を調節した後、管の固定位置
決めを行なうために前記保持部の一端と前記包着部の一
端とのいずれか一方に凹部を設け、この凹部に係止する
凸部をいずれか他方に設けた管固定具である。
【0007】
【発明の実施形態】本発明は、まず建物の固定位置に固
定具を予め取り付け、配管をしながら管をU字形保持部
に装着して配管をして行くものである。従って、包着部
を被せるまでは管を軸線方向に引いたり押したりして移
動することが出来るので、管を仮固定しながらの長さ調
整の配管作業が一人で行い易く、また包着部を管の上面
に被せて圧着した後は管の移動や外れ等の問題が生じな
いというものである。
定具を予め取り付け、配管をしながら管をU字形保持部
に装着して配管をして行くものである。従って、包着部
を被せるまでは管を軸線方向に引いたり押したりして移
動することが出来るので、管を仮固定しながらの長さ調
整の配管作業が一人で行い易く、また包着部を管の上面
に被せて圧着した後は管の移動や外れ等の問題が生じな
いというものである。
【0008】以下、本発明を図面に示す一実施例を基に
説明する。図1、図2は本発明の一実施例を示す管固定
具で、図1は管を装着する前を、図2は管を固定した後
を示している。まずU字形保持部10は、保持部10の
一端に凹状の係止部18を形成し、他方ここから管30
を受け入れる円弧状の凹部11が形成されている。この
凹部11の内周は固定しようとする管の外径とほぼ同径
とし、少なくとも180度以上のある角度θにわたって
設けて管を強く挟着出来るようにしている。そして下面
には建屋等の固定物に固定するための固定座12を設け
ており、固定座12には釘、ビス等が挿通するビス孔1
3が形成されている。
説明する。図1、図2は本発明の一実施例を示す管固定
具で、図1は管を装着する前を、図2は管を固定した後
を示している。まずU字形保持部10は、保持部10の
一端に凹状の係止部18を形成し、他方ここから管30
を受け入れる円弧状の凹部11が形成されている。この
凹部11の内周は固定しようとする管の外径とほぼ同径
とし、少なくとも180度以上のある角度θにわたって
設けて管を強く挟着出来るようにしている。そして下面
には建屋等の固定物に固定するための固定座12を設け
ており、固定座12には釘、ビス等が挿通するビス孔1
3が形成されている。
【0009】U字形保持部10の一端上面には、薄肉の
ヒンジ部14を設けヒンジ部14に続いて管の上面を覆
い管を挟着し、端部に凸状の係止部16を設けた包着部
17を保持部10と一体的に設けている。包着部17の
係止部16は保持部10の他端上面に形成した凹状の係
止部18に係止されるが、係止部の凹凸関係はこれと逆
であっても構わない。この管固定具は樹脂製で、ヒンジ
部14には包着部17がたわみ易い様に可動用の丸みと
押付け用の突部15を形成しており、包着部17を保持
部10側に容易に可動させることが出来るようにしてい
る。
ヒンジ部14を設けヒンジ部14に続いて管の上面を覆
い管を挟着し、端部に凸状の係止部16を設けた包着部
17を保持部10と一体的に設けている。包着部17の
係止部16は保持部10の他端上面に形成した凹状の係
止部18に係止されるが、係止部の凹凸関係はこれと逆
であっても構わない。この管固定具は樹脂製で、ヒンジ
部14には包着部17がたわみ易い様に可動用の丸みと
押付け用の突部15を形成しており、包着部17を保持
部10側に容易に可動させることが出来るようにしてい
る。
【0010】施工手順は、先ずこの管固定具を予め建屋
の配管ルートに沿って止めねじ20等で固定し、次にコ
イル状の配管ユニットの管を引き回しながら保持部10
に管30を装着保持していく。この状態では管30は保
持部10内にあってここから外れる方向の動きはある程
度拘束される。しかし軸方向への移動は比較的スムース
に行なえるようになっている。その後末端の器具接続側
まで管30を這わすが、器具接続側は通常立ち上がり配
管でしかも水栓の取付位置は決まっているので、ここで
管30を引っぱたり押したりする調節が必要となる。し
かしこの管固定具によれば軸方向の移動が許容されてい
るから作業者は末端の器具接続側にいながらにして簡単
に調節作業が行なえる。調節と接続作業が終わったら最
後に包着部17を管30の上面に被せて係止部16、1
8で係止する。この状態を図2に示す。包着部17を保
持部10に係止することにより、包着部17が管30の
上面に強く圧着して管は確実に動かなくなり、よって管
30が固定具に固定される。
の配管ルートに沿って止めねじ20等で固定し、次にコ
イル状の配管ユニットの管を引き回しながら保持部10
に管30を装着保持していく。この状態では管30は保
持部10内にあってここから外れる方向の動きはある程
度拘束される。しかし軸方向への移動は比較的スムース
に行なえるようになっている。その後末端の器具接続側
まで管30を這わすが、器具接続側は通常立ち上がり配
管でしかも水栓の取付位置は決まっているので、ここで
管30を引っぱたり押したりする調節が必要となる。し
かしこの管固定具によれば軸方向の移動が許容されてい
るから作業者は末端の器具接続側にいながらにして簡単
に調節作業が行なえる。調節と接続作業が終わったら最
後に包着部17を管30の上面に被せて係止部16、1
8で係止する。この状態を図2に示す。包着部17を保
持部10に係止することにより、包着部17が管30の
上面に強く圧着して管は確実に動かなくなり、よって管
30が固定具に固定される。
【0011】
【発明の効果】以上の通り本発明の管固定具は、配管固
定位置に予め固定具を固定させておくことが出来る。ま
た一人で配管しながら管を固定具の保持部に装着して管
の軸線方向の位置合わせ調節を行うことが出来る。更に
包着部を管に被せて保持部と係止したら管が軸線方向に
も動かなくなるので安全確実に固定出来る。
定位置に予め固定具を固定させておくことが出来る。ま
た一人で配管しながら管を固定具の保持部に装着して管
の軸線方向の位置合わせ調節を行うことが出来る。更に
包着部を管に被せて保持部と係止したら管が軸線方向に
も動かなくなるので安全確実に固定出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す管固定具の正面図で
ある。
ある。
【図2】 図1の管固定具により管を固定した状態を示
す側面図である。
す側面図である。
【図3】 従来技術を示すパイプ固定具の正面図であ
る。
る。
【図4】 別の従来技術を示すパイプ固定具の正面図で
ある。
ある。
1:管固定具 10:保持部 11:凹部 12:固定座 13:ビス孔 14:ヒンジ部 15:突部 16:凸状係止部 17:包着部 18:凹状係止部 20:止めねじ 30:固定しようとする管
Claims (1)
- 【請求項1】 管の下面を保持する略U字形の保持部
と、このU字形保持部から延びて途中にヒンジ部を介し
て管の上面を覆う包着部と、前記保持部に一体的に設け
た固定座とからなり、管を前記保持部に装着して管の位
置を調節した後、管の固定位置決めを行なうために前記
保持部の一端と前記包着部の一端とのいずれか一方に凹
部を設け、この凹部に係止する凸部をいずれか他方に設
けたことを特徴とする管固定具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7259637A JPH09100952A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 管固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7259637A JPH09100952A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 管固定具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09100952A true JPH09100952A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17336831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7259637A Pending JPH09100952A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 管固定具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09100952A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010242970A (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Sika Technology Ag | 空洞を封止または補強する要素および貫通要素をこのような要素の中へ導入する方法 |
JP2016044735A (ja) * | 2014-08-22 | 2016-04-04 | 未来工業株式会社 | 配線・配管材の保持部構造、及び配線・配管材保持具 |
-
1995
- 1995-10-06 JP JP7259637A patent/JPH09100952A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010242970A (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Sika Technology Ag | 空洞を封止または補強する要素および貫通要素をこのような要素の中へ導入する方法 |
JP2016044735A (ja) * | 2014-08-22 | 2016-04-04 | 未来工業株式会社 | 配線・配管材の保持部構造、及び配線・配管材保持具 |
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