JPH0899751A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JPH0899751A JPH0899751A JP6237683A JP23768394A JPH0899751A JP H0899751 A JPH0899751 A JP H0899751A JP 6237683 A JP6237683 A JP 6237683A JP 23768394 A JP23768394 A JP 23768394A JP H0899751 A JPH0899751 A JP H0899751A
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Abstract
騒音の漏洩を効果的に抑制するとともに、画像形成装置
の設置面積を広くしないで済む防音装置を備えた画像形
成装置を提供すること。 【構成】 排紙トレイ(17)に向け排出される印刷用
紙(32)の排出形態に応じた形状に形成されている排
紙口(61)と、印刷用紙(32)の搬送方向における
排紙トレイ(17)の上流側に位置し、自身で上記排紙
口(61)を形成するとともに、排紙口(61)以外の
範囲を塞ぐカバー(60)とを具備している。これによ
り、画像形成装置内において外部への騒音の漏洩を防止
することができるので、画像形成装置の設置スペースの
拡大を招くことなく騒音の抑制が可能になる。
Description
機、孔版印刷機等の画像形成装置に関し、さらに詳しく
は、それら装置における防音装置に関する。
形成するための画像形成装置には、上記した印刷機、複
写機やプリンタがある。上記した画像形成装置には、装
置本体の一部に、その装置内部において画像形成処理さ
れた用紙を排紙トレイに向け排出するため排紙口を形成
した構造を備えたものがある。画像形成装置の内部に
は、駆動源となるモータや画像形成処理に係る構造に用
いられる作動部材等を始めとして、騒音を発する騒音源
となる部材が多用されている。
複写機、パーソナルコンピューター等の騒音に対して規
制が厳しくなり、騒音の減少の要求が一段と強くなって
きている。一方、機械自身は高速化が要求され、駆動系
の回転速度、機械伝達系の連動速度が高まり、騒音はま
すます大きくなる傾向が強くなってきている。
る印刷機について図19及至図29において説明する。
この印刷機は、給紙台上に多種類の用紙を積載でき、給
紙台をエレベータ方式で上下動させ、給紙部から排紙部
にかけての用紙の搬送路で曲路を少なくして直線状に形
成することにより、いわゆるストレートパス方式を可能
にしたものであり、これにより、用紙の搬送に要する時
間を短縮するとともに多量の用紙を印刷できる高速印刷
機である。
なす印刷ドラム装置1を備えている。印刷ドラム装置1
は、多孔構造の円筒体と、その外周に設けられているメ
ッシュスクリーンとから主に構成されている。印刷ドラ
ム装置1の外周部には、該印刷ドラム装置1の表面に対
して接離可能な原紙クランパ2が設けられており、この
原紙クランパ2は、図示されない開閉装置により駆動力
が伝達されることにより、所定位置で開閉して印刷ドラ
ム装置1の表面に接離することができるようになってい
る。原紙クランパ2には、図示しない感熱式の孔版原紙
(以下、孔版マスタという)の一端が挾持され、孔犯マ
スタは、印刷ドラム装置1の外周面に捲装されることが
できるようになっている。
製版書込装置19の中にある図示されないサーマルヘッ
ドにより原稿の情報に基づいて選択的に穿孔された後、
搬送されて、印刷ドラム装置1の外周面に捲装される。
また、印刷ドラム装置1の左側には排版装置20があ
り、すでに印刷ドラム装置1の外周面に捲装されている
使用済みの孔版マスタを剥離し、格納する。
に示す駆動装置30、31により、時計まわりの向きに
回転させられる。図19において、印刷ドラム装置1の
内部には、インキを浸出させるための構造が設けられて
いる。すなわち、印刷ドラム装置1の内部には、該印刷
ドラム装置1が回転させられる向きと同じ向きに同期し
て回転するインキローラ1aと、該インキローラ1aと
僅かな隙間を介して対向配置されたドクターローラ1b
とがある。これらインキローラ1aとドクターローラ1
bとのくさび状空間によりインキ溜り1cが形成され
る。
りインキ溜り1cにインキが供給される。インキ溜り1
cのインキはドクターローラ1bによりその量を規制さ
れ、インキローラ1aの外周面に供給される。インキロ
ーラ1aの外周面に供給されたインキは、インキローラ
1aの回転に伴い、印刷ドラム装置1の内周面に供給さ
れる。
ンキローラ1aに対向するようにして、プレスローラ3
が位置している。このプレスローラ3は、支持軸4を中
心に揺動可能なアーム5の一端側に枢着されていて、こ
のアーム5の揺動に応じて印刷ドラム装置1の外周面に
対して接離自在に設けられている。これらプレスローラ
3、アーム5、支持軸4等はインキ塗布搬送装置92を
構成している。
ム装置1と同期して回転する図示省略のカムにより、所
定のタイミングで印刷ドラム装置1より離れることで、
原紙クランパ2との衝突が回避される。原紙クランパ2
が通過した後、印刷用紙32がプレスローラ3と印刷ド
ラム装置1の外周面との間に搬送されると同時に該プレ
スローラ3は印刷ドラム装置1の外周面に押圧される。
図22および図23に示すように、印刷後(インキ塗布
後)の印刷用紙32を印刷ドラム装置1の外周面から剥
離するための排紙爪16と、剥離した印刷用紙32を吸
引した状態で搬送する吸引搬送装置46の要部をなす排
紙搬送ベルト15と、該排紙搬送ベルト15により搬送
された印刷用紙32の先端を揃える衝立18を有する排
紙トレイ17、さらにメンテナンスやジャム用紙の除去
がしやすいように用紙出口としての排紙開口部29が設
けられている。
り、印刷用紙32の先端に合わせた所定のタイミングで
排紙爪16の先端よりエアーを噴出する。また、図示さ
れない駆動装置により印刷用紙32の先端に合わせた所
定のタイミングで排紙爪16は揺動させられ、その先端
を印刷ドラム装置1の外周面に接近させて、印刷ドラム
装置1の外周面から印刷用紙32の剥離を促す。
印刷用紙32を積載するエレベータ方式の給紙台12
と、インキ塗布搬送装置92に印刷用紙32を給紙搬送
する給紙装置93(図19参照)とがある。また、印刷
用紙32の搬入、ジャム用紙の除去、メンテナンス、給
紙台12の昇降ができるように給紙開口部28が設けら
れている。
図21に示すように、積載された印刷用紙32の最上位
が常に呼出しローラ10に適切な範囲(印刷用紙32が
搬送可能な範囲)の押圧力で接触するように、図示され
ない駆動装置により昇降させられる。また、給紙台12
上には、図20、21にそれぞれ示すように、積載する
印刷用紙32のサイズに合わせて移動する一対の給紙側
板13があり、図示省略のラックとピニオンとの噛み合
わせにより、片側の給紙側板13を手動で印刷用紙32
のサイズに合わせると、これに応じて他側の給紙側板1
3も移動し、用紙サイズに合わせた位置にて給紙側板1
3の位置がセットされる。
の側板21、22(図21参照)に給紙ローラ軸9aを
介して回転自在に支持された給紙ローラ9及び給紙ロー
ラ軸9aを支点とする支持部材に揺動自在に支持された
呼出しローラ10と、これらローラ9、10を連結する
無端ベルト11と、給紙ローラ9の下方に圧接されてい
て印刷用紙の重送を防止する分離ローラ8と、用紙搬送
方向前方位置にて側板21、22に回転自在に支持され
た一対のフィードローラ6と、印刷用紙32を該フィー
ドローラ6のニップ部に案内する一対のガイド板7、等
で構成されている。
に示すように、側板21、22により回転自在に支持さ
れた給紙ローラ軸9aに支持されており、該給紙ローラ
軸9aに枢着されたカバーAで覆われている。カバーA
はまた、呼出しローラ10を軸支している。給紙ローラ
9は、印刷ドラム装置1と同期して回転する図示省略の
カムと、このカムに係合するカムフォロワを有する扇形
ギヤと、ワンウエイクラッチ等が組み込まれた給紙ギヤ
とにより、時計まわりの向きに回転させられる。フィー
ドローラ6も同様に印刷ドラム装置1と同期して回転す
る図示しないカムと、このカムに係合するカムフォロワ
を有する扇形ギヤと、ワンウエイクラッチ等が組み込ま
れたフィードローラギヤとにより、フィードローラ6の
下方側が反時計回りの向きに回転させられる。フィード
ローラ6の用紙送り速度は、印刷ドラム装置1の周速度
と同じに設定されている。
る部材としての、上方を被う上部カバー23、給紙台側
の側部を被う給紙部カバー24、給紙部カバー24と対
向する位置にある排紙トレイ17を被う排紙部カバー2
5、給紙部カバー24や排紙部カバー25と交差する方
向に設けられた側部カバー26、27、側板21、22
を下部で連結している底部カバー44等で被われてい
る。これらのカバーは印刷機本体に対して着脱自在にな
っている。
面板、符号20は排版装置、符号44は底部カバー、符
号94は排紙搬送ベルト15の下方に設けられたファン
をそれぞれ示す。
する。図19において、給紙ローラ9、呼出しローラ1
0の回転により給紙された印刷用紙32は、給紙ローラ
9と分離ローラ8部分で重送が防止され、最上位の1枚
だけがフィードローラ6に送られる。この印刷用紙32
の先端が、図24に示されているように、フィードロー
ラ6間のニップ部に衝突し、更に搬送されて図25に示
すように上方に向けた所定量の湾曲弛み43が形成され
た時点で給紙ローラ9と呼出しローラ10の回転は停止
する。
フィードローラ6が回転し、印刷用紙32は、図26に
示すように湾曲弛み43が消滅する。ワンウエイクラッ
チが組み込まれて用紙搬送方向に回転可能な給紙ローラ
9および呼出しローラ10が印刷用紙32の搬送によっ
て従動回転させられると、印刷用紙32はインキ塗布搬
送装置92に搬送される。
よって印刷用紙32がプレスローラ3と印刷ドラム装置
1の外周面との間に搬送されると同時に、プレスローラ
3は印刷ドラム装置1の外周面に押圧される。この押圧
の際に、印刷ドラム装置1の外周面に取付けられている
孔版マスタの穿孔部を通過してきたインキが転写され、
印刷が行われる。インキが転写された印刷用紙32は、
図28に示すように、排紙爪16およびその先端から噴
出するエアーによって印刷ドラム装置1より剥離され、
排紙搬送ベルト15によって排紙トレイ17へ搬送さ
れ、印刷を終了する。
の発生源として大別すると下記のようなものが認められ
る。 図24において、給紙ローラ9の回転により搬送さ
れた印刷用紙32の先端がフィードローラ6間のニップ
部に衝突した時、印刷用紙32が振動して発生する用紙
衝突音(図24中、符号aで示す。)。 図26において、印刷ドラム装置1の回転タイミン
グに合わせフィードローラ6が回転し、印刷用紙32に
形成されている湾曲弛み43が消滅する際、 給紙ロ
ーラ9は回転しないので、印刷用紙32に対して負荷と
なり、印刷用 紙32が張られ、振動して発生する用
紙張り音(図26中、符号bで示す。) 。 図27において、印刷時に印刷ドラム装置1にプレ
スローラ3が印刷用紙の搬送タイミングに合わせ、間欠
的に衝突する時に発生する印圧音(図27中、符号cで
示す。)。
装置1の外周面から印刷用紙32を剥離するための排紙
爪16の先端からエアーが噴き出す際に発生する排紙爪
エアー音(図28中、符号dで示す。)。
み合い、カムとカムフォロワとの間欠的当接により発生
する駆動音。
の高い音源はの用紙衝突音、の用紙張り音、等の給
紙系の音で約40%、続いての排紙爪エアー音、の
印圧音の順である。上述の騒音に対する対策としては、
(1)音源そのものの発生音を小さくする音源対策、
(2)固体振動伝達系に対しての防振対策、(3)固体
振動伝達系に対しての制振対策、(4)空気振動伝達系
に対しての吸音対策、(5)空気振動伝達系に対しての
遮音対策、等の5つの対策が考えられるが、これらの対
策のうち、低騒音対策で一番効果が上がるのは(1)の
音源対策である。
32の衝突速度を下げたり、引っ張り速度を下げたり、
プレスローラ3の印刷ドラム装置1に対する衝突速度を
下げ、運動エネルギーを小さくすること、制振対策で
は、歯車減速方式をベルト減速方式に変更すること、吸
音対策では、印刷機本体内に吸音材を貼り付けること等
がそれぞれ挙げられる。
騒音防止を得ることが困難である。その理由として、印
刷機本体に設けられている開口部の存在がある。印刷機
本体には、給紙用および排紙用として、給紙開口部28
および排紙開口部29が形成されている。このような開
口部は、上記した機能に加え、ジャム紙の排除やメンテ
ナンスに必要な面積をもっている関係上、完全に塞ぐこ
とができない。このため、開口部を介して印刷機本体内
部からの騒音が漏洩することが多い。
うに騒音寄与率が2番目、3番目に高い上記に示した
排紙爪エア−音、上記に示した印圧音の漏洩が顕著で
あり、これら騒音が排紙開口部29から漏洩する割合
は、給紙開口部28からの漏洩よりも大きい。
漏れるのを防止するために、例えば、実開平3−931
30号公報に記載された構成がある。上記公報に記載の
構成は、図29に示すように、給紙開口部28と排紙開
口部29にそれぞれ給紙防音装置33、排紙防音装置3
4を設けたものである。給紙防音装置33は給紙台12
の下部において機枠に取付けられた固定カバー35と、
この固定カバー35に枢軸36で枢支された開閉カバー
37とで構成されている。符号38はその開閉用把手を
示す。
部において機枠に取付けられた固定カバー39と、この
固定カバー39に枢軸40で枢支された開閉カバー41
とにより構成され、符号42はその開閉用把手を示す。
その他、図19乃至図28に示した印刷機の部材と同じ
機能を有する部材には、同じ符号を付してある。
載された構成においては、印刷機本体の開口部を遮蔽す
ることにより、印刷機本体内から漏洩しようとする騒音
が遮断され、外部への騒音の漏洩が抑制されるものの、
遮蔽のための構造が大型化し、構造自体の複雑化に加え
て、印刷用紙の搬入・搬出の際の操作が面倒であり、し
かも、開閉のためのスペースを印刷機本体の周辺に設け
ておく必要があるために印刷機本体の設置面積が広く必
要となるという新たな問題が生じる虞れがあった。
には、カ−ルや波打ちが発生している印刷用紙の搬送が
行なえなくなる虞れもあり、やみくもに開口部を塞いだ
り、印刷用紙の搬送路を遮蔽することはできないのが現
状である。
像形成装置における問題に鑑み、印刷用紙の搬送を損ね
ることなく画像形成装置に設けられている開口部からの
騒音の漏洩を効果的に抑制するとともに、画像形成装置
の設置面積を広くしないで済む防音装置を備えた画像形
成装置を提供することにある。
め、請求項1記載の発明は、マスタを版胴に捲装し、給
紙装置により1枚ずつ搬送される印刷用紙を上記版胴に
向けて押圧し、上記印刷用紙にインクを転移させて画像
を転写した後、上記印刷用紙を排紙トレイに向け排出す
る方向に搬送する画像形成装置において、上記排紙トレ
イに向け排出される上記印刷用紙の排出形態に応じた形
状に形成されている排紙口と、上記印刷用紙の搬送方向
における上記排紙トレイの上流側に位置し、自身で上記
排紙口を形成するとともに、上記排紙口以外の範囲を塞
ぐカバーと、を具備していることを特徴としている。請
求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置にお
いて、上記印刷用紙の搬送方向における上記排紙口の内
側には、上記版胴からのインキにより画像転写された上
記印刷用紙を吸引搬送する吸引搬送装置と、上記吸引搬
送装置により搬送される上記印刷用紙の搬送方向下流側
に配置され、上記印刷用紙の載置面を有し、この載置面
における上記印刷用紙の幅方向両端の傾きを設定するこ
とにより上記印刷用紙を逆アーチ状若しくはそれ以外の
形状に形成して排出形態を設定する姿勢設定部と、を具
備していることを特徴としている。請求項3記載の発明
は、請求項2記載の画像形成装置において、上記カバー
は、自身で形成する上記排紙口の少なくとも上縁を、上
記姿勢設定部における上記印刷用紙の載置面の傾きに沿
って位置させていることを特徴としている。
装し、給紙装置により1枚ずつ搬送される印刷用紙を上
記版胴に向けて押圧し、上記印刷用紙にインキを転移さ
せて画像を転写した後、上記印刷用紙を排紙トレイに向
け排出する方向に搬送する画像形成装置において、上記
排紙トレイに向け排出される上記印刷用紙の排出形態に
応じた形状に形成されている排紙口と、上記印刷用紙の
搬送方向における上記排紙トレイの上流側に位置し、自
身で上記排紙口を形成するとともに、上記排紙口以外の
範囲を塞ぐカバーとを具備し、上記カバーは、上記排紙
口の下方を覆う下方部分と、上記排紙口に相当する開口
以外の範囲を覆う上方部分とに分割して設けられている
ことを特徴としている。
装し、給紙装置により1枚ずつ搬送される印刷用紙を上
記版胴に向けて押圧し、上記印刷用紙にインキを転移さ
せて画像を転写した後、上記印刷用紙を排紙トレイに向
け排出する方向に搬送する画像形成装置において、上記
排紙トレイに向け排出される上記印刷用紙の排出形態に
応じた形状に形成されている排紙口を有し、上記印刷用
紙の搬送方向における上記排紙口の内側には、上記版胴
からのインキにより画像転写された上記印刷用紙を吸引
搬送する吸引搬送装置と、上記版胴からのインキにより
画像転写された上記印刷用紙を吸引搬送する吸引搬送装
置と、上記吸引搬送装置により搬送される上記印刷用紙
の搬送方向下流側に配置され、上記印刷用紙の載置面を
有し、この載置面における上記印刷用紙の幅方向両端の
傾きを設定することにより上記印刷用紙の形状を逆アー
チ状に形成して排出形態を設定する姿勢設定部と、上記
印刷用紙の搬送方向における上記排紙トレイの上流側に
位置し、自身で上記排紙口を形成するとともに、上記排
紙口以外の範囲を塞ぐカバーとを具備し、上記カバー
は、上記排紙口の下方を覆う下方部分と、上記姿勢設定
部における上記印刷用紙の載置面と対向してその上方を
塞ぐ上方部分とに分割して設けられていることを特徴と
している。
像形成装置において、上記カバーのうちの上方部分は、
上記姿勢設定部における印刷用紙の載置面との間にカ−
ルあるいは波打ちを生じている印刷用紙の通過を許容す
る隙間を設定されて位置する先端から上方部を塞ぐこと
を特徴としている。
または6のうちの一つに記載の画像形成装置において、
上記カバーは、上記印刷用紙の上面の上方に位置する部
分に上記印刷用紙の搬送方向下流側に向かうに従って先
細の空間を形成する傾斜角をもたせたガイド部を備えて
いることを特徴としている。
記載の画像形成装置において、上記姿勢設定部は、上記
印刷用紙の通過用隙間を形成されて固定された遮音カバ
ーを、上記印刷用紙の搬送方向下流側に相当する位置に
備えていることを特徴としている。
装し、給紙装置により1枚ずつ搬送される印刷用紙を上
記版胴に向けて押圧し、上記印刷用紙にインキを転移さ
せて画像を転写した後、上記印刷用紙を排紙トレイに向
け排出する方向に搬送する画像形成装置において、上記
排紙トレイに向け排出される上記印刷用紙の排出形態に
応じた形状に形成されている排紙口と、上記印刷用紙の
搬送方向における上記排紙トレイの上流側に位置し、自
身で上記排紙口を形成するとともに、上記排紙口以外の
範囲を塞ぐ第1のカバ−構造体と、上記第1のカバ−構
造体よりも上記版胴側に位置し、上記印刷用紙の搬送路
上方を覆う第2のカバ−構造体と、上記第1および第2
のカバ−構造体との間であって、上記印刷用紙の搬送路
に対向して配置され、上記両カバ−構造体同士を連結す
る第3のカバ−構造体とを備え、上記第1乃至第3のカ
バ−構造体によって形成される空間部を消音部として構
成したことを特徴としている。
排紙口以外の範囲がカバーにより覆われることで装置本
体内からの騒音の漏洩が防止される。
よる搬送過程において印刷用紙の姿勢が曲げ剛性を強め
られて垂れ下がるのを防がれる姿勢と吸引搬送装置への
良好な吸引が行なえる姿勢とに設定される。
変化に関係なく印刷用紙の上方を塞いで騒音の漏洩が防
がれる。
止するために設けられているカバ−が分割されているの
で、分割されたカバ−の上方部分を開放することで装置
内部でのジャム解除処理等の操作を行なうことができ
る。
斜状態に拘らず、姿勢設定部における印刷用紙の載置面
上方を覆うことにより、排紙口から漏洩しようとする騒
音を遮断することができる。
が生じている印刷用紙の通過を可能しながらその載置面
上方から漏洩しようとする騒音を遮断することができ
る。
を生じている印刷用紙の先端が案内されて排紙口に向け
確実に移動させることができる。
姿勢設定部における印刷用紙の載置面の傾斜に対応する
大きさに形成されて騒音の漏洩が起こりやすい状況にあ
っても、その排紙口よりも装置本体内にて騒音の漏洩を
遮断することができる。
カバ−構造体により形成される空間部によって消音部が
構成されているので、この消音部に浸入した騒音が有効
的に拡散消音される。
に説明する。なお、以下に示す実施例において、図19
乃至図29において既に説明した印刷機と同じ構成部品
については同符号とし、その詳細な説明は省く。図1
は、本発明の第1実施例を示す模式図である。本実施例
における画像形成装置は、吸引搬送装置46およびカバ
ー60を主要部として備えている。吸引搬送装置46
は、先端が印刷ドラム装置1の外周面に接近する排紙爪
16および排紙爪16の先端から吹出すエアーにより、
印刷ドラム装置1の外周面から剥離された印刷用紙32
を排紙トレイ17に向け搬送するための装置である。こ
のため、吸引搬送装置46には、吸引ボックス55およ
び排紙搬送ベルト15が装備されている。吸引ボックス
55は、箱体で構成されており、その上面には、多数の
吸引孔を有する平坦な面板50が設けられている。吸引
ボックス55の下面にはファン47が取付けられ、面板
50の上方から外気を吸引するようになっている。この
ような吸引ボックス55は、印刷ドラム装置1とプレス
ローラ3との対向部から排紙トレイ17に至る間に配置
され、排紙トレイ17の傾斜角に沿って傾斜させてあ
る。これにより、印刷ドラム装置1の外周面から剥離さ
れた印刷用紙32は、排紙トレイ17に落下するまでの
間、搬送路の傾きが異ならないことにより、搬送方向先
端に余計な空気の抵抗を受けることなく移動することが
できる。
ドラム装置1の外周面から剥離された位置から排紙トレ
イ17に向かう方向を印刷用紙32の搬送方向(図2
中、矢印で示す方向)とした場合、図2において、搬送
方向に沿って配置された一対のプーリ51に掛け回され
た排紙搬送ベルト15を備えており、この排紙搬送ベル
ト15には、厚さ方向に貫通する孔が展張方向に沿って
多数形成されている。
は、印刷用紙32の姿勢を設定するための姿勢設定部を
構成するジャンプ台49が設けられている。このジャン
プ台49は、水平面に対する印刷用紙32の幅方向両端
の傾きを調整することにより印刷用紙32の排出形態を
変化させるためのものであり、特に、印刷用紙32の曲
げに対する剛性を変化させて、所謂、腰の強さを調整す
るため、および、排紙搬送ベルト15に対して印刷用紙
32を密着させやすい状態にするために設けられてい
る。このため、ジャンプ台49は、板部材で構成された
印刷用紙32の載置面を有し、この載置面における印刷
用紙32の幅方向両端の傾斜角度を複数段階に変化させ
ることができるようになっている。図2に示したジャン
プ台49は、印刷用紙32の幅方向両端部に相当する位
置が上方に向け曲折されて傾斜面をなしているが、この
ような形状に限らず、平坦面としてその角度を変化させ
るようにすることも可能である。
置面の角度を複数段階に変化させるための構成(以下、
便宜上、角度可変機構と称する)は、図3に示されてい
る。図3において、角度可変機構は、操作レバー56、
ステー57、昇降レバー58を主要部として備えてい
る。操作レバー56は、その基部が吸引搬送装置46の
側板48に固定されているアーム59によって揺動自在
に支持されており、その揺動端がステー57に一体化さ
れている。このような操作レバー56は、印刷用紙32
の大きさ、厚さおよび種類によって揺動位置を選択され
るようになっており、本実施例では、B4サイズ以下の
標準位置とA3サイズあるいは比較的腰の強い紙を対象
とする厚紙位置とに揺動できるようになっている。
るステー57は、印刷用紙32の搬送方向と直角な方向
に延長され、その一部がジャンプ台49の傾斜面に向け
張り出したリンク部57Aを形成され、このリンク部5
7Aに昇降レバー58の一端が連結されている。これに
より、ステー57が操作レバー56の揺動に連動する
と、リンク部57Aが揺動し、昇降レバー58との連結
位置を揺動させることができる。
49の載置面に一体化されているブラケット49Aに連
結されており、昇降した際にジャンプ台49の幅方向外
側下面を押引することにより、ジャンプ台49の幅方向
での印刷用紙の載置面の傾斜角度を変化させるようにな
っている。
および図5に示されている。すなわち、図4は、操作レ
バー56が標準位置に選択されている状態を示してお
り、この状態では、昇降レバー58が上方に押上げられ
る。これにより、ジャンプ台49は、その載置面の傾斜
角度が大きくなる。このような標準位置への操作レバー
56の揺動操作は、比較的薄くて腰の強さがさほどない
印刷用紙やB4以下の小さなサイズの印刷用紙を対象と
して行なわれ、このような印刷用紙(図4中、符号fで
示す用紙)の場合には、ジャンプ台49の載置面が急傾
斜と幅方向両端が上方に持上げられて逆アーチ状をなす
ので、曲げに対する剛性を増加させることができる。こ
のような印刷用紙32の曲げに対する剛性を増加させて
腰の強さを高めることにより、排紙トレイ17上に排出
されるために排紙口61から突き出た場合でも、印刷用
紙32の先端が垂れ下がることなく落下させることがで
きる。図5は、印刷用紙が厚い場合あるいはA3サイズ
という大型の印刷用紙を搬送する場合を示しており、こ
の場合には、操作レバー56が厚紙位置に選択される。
これにより、昇降レバー58は、ジャンプ台49の載置
面を、図5において符号iで示す位置から符号hで示す
位置まで引き下ろすことになるので、ジャンプ台49の
載置面が略水平な状態に設定される。このため、厚紙あ
るいは大きなサイズの印刷用紙32は、図4において符
号gで示した場合と違って、水平な状態に近付き、これ
により、吸引ボックス55及びファン47による吸引力
の影響を受けやすくなる。
おいてカバー60は、印刷用紙32の搬送方向(図示矢
印方向)における排紙トレイ17の上流側で、かつ、排
紙搬送ベルト15が掛け回されているプーリ51の一方
の下流側に配置されている。カバー60は、排版装置2
0の下面から印刷機本体の底部カバー44までの範囲を
縦方向での占有範囲とし、また、側板20、21(図2
3参照)間に至る範囲を横方向での占有範囲としてその
大きさが設定された平板状部材で構成され、底部カバー
44および側板20、21に対して締結等によって着脱
可能に取付けられている。このようなカバー60は、半
透明なアクリル樹脂で形成され、搬送経路での印刷用紙
32のジャム検知ができるようになっている。また、カ
バー60の表面のうち、吸引搬送装置46に対向する表
面には、ジャム検知用窓を形成する範囲以外の面に発泡
材からなる吸音材62が貼付されている。吸音材62と
しては、発泡ウレタン系材料からなる、VDフォーム
((株)ブリジストン社製:商品名)の10mmまたは
20mmの厚さのものが用いられ、さらにこの材料の表
面に、ゴム系材料からなる厚さ2mmのLRダンパ
((株)ブリジストン社製:商品名)で構成された制振
材が貼り合わされて形成されている。
されている。この排紙口61は、印刷機の使用環境と印
刷用紙の種類や厚さの条件とを考慮して、図6に示す形
状に設定されている。すなわち、排紙口61のうち、吸
引ボックス55の面板50が対応する中央部61bの形
状は、面板50の底面部側に位置するカバー60と排紙
口61との下部境界線が面板50の底面からx1=1〜
3mm離れ、面板50の上面部側に位置するカバー60
と排紙口61との上部境界線が面坂50の上面からz=
7〜10mm離れ、両境界線が面板50に沿って平行に
なるように設定されている。一方、排紙口61のうち、
ジャンプ台49の印刷用紙載置面における幅方向両端に
対応する両端部61aの形状は、ジャンプ台49の印刷
用紙32の載置面の傾斜角度が2段階に変えられるの
で、どちらにおいても印刷用紙32の通過を可能にする
ためにジャンプ台49の下部に対応するカバー60と排
紙口61との下部境界線が、ジャンプ台49を厚紙ある
いはA3サイズ用の傾斜角、つまり、略平面状に相当す
る緩やかな状態(図5および図6中、符号hで示す状
態)であるときを対象とすると、ジャンプ台49の底面
からx1=1〜3mm離れ、ジャンプ台49の載置面の
角度に平行してかつ面板50の底面に対応するカバー6
0と排紙口61との下部境界線と交わる形状に設定され
ている。また、ジャンプ台49の上部に対応するカバー
60と排紙口61との上部境界線は、ジャンプ台49の
位置が図5及び図6中、符号iで示した傾斜角が大きい
状態であるときを対象とすると、ジャンプ台49の上面
からy1=5〜7mm離れ、かつ、曲率半径R=150
〜180mmの円弧が面板50の上面に対応するカバー
60と排紙口61との水平な上部境界線と接するように
設定されている。これにより、排紙口61の上縁は、ジ
ャンプ台49における載置面の傾斜角に沿って位置され
ていることになる。なお、図6中、符号vは、ジャンプ
台49を2段階に可変した時のジャンプ台49における
載置面の移動量を示している。さらに、排紙口61にお
ける幅方向の形状は、通過する印刷用紙32のうちで最
大サイズであるA3サイズの印刷用紙32を通過させる
ためにL=305〜310mmの寸法が設定されてい
る。このような形状に形成された排紙口61は、印刷に
供される印刷用紙の形式の何れをも通過させることがで
きるとともに、通過する印刷用紙32は1枚のみが通過
できるように必要最小限の大きさをもたせてあるので、
印刷機本体内部からの騒音、例えば、排紙爪エアー音や
印圧音の漏洩を遮断することができる。
排紙口61からの騒音の漏洩を印刷機本体内で防止する
ことができる。本発明者は、上記構成の印刷機を用いて
騒音レベルを測定したところ、表1に示す結果を得た。
実施例によれば、騒音レベルにおいて、従来の印刷機に
比べ、2〜6dB(A)程度の減少を得ることができ
た。なお、dB(A)は、ISOやJISにおいて、騒
音レベルの測定を行なう際に、人間の耳の周波数特性を
加味するためにA特性という周波数フィルタを用いて測
定することが指示されており、A特性フィルタを導入し
た騒音レベルであることを明確にするために(A)とい
う符号を付加した表示である。
について説明する。本実施例は、排紙口を有するカバー
を下部側と上部側と二分割し、その一方である上部側を
揺動可能に設けたことを特徴としている。カバー60
は、排紙口61の位置を基準として上方と下方とに二分
割して構成され、下方部分に位置するカバー601は、
排紙搬送ベルト15が掛け回されているプーリ51の一
方に対面する位置から底部カバー44に至る範囲を縦方
向の占有範囲とし、上方部分に位置するカバー602
は、下方に位置するカバー601の上端寄りの一部にお
いて、図8中、符号wで示す寸法(w=20〜80m
m)を以てオーバーラップして排版装置20の下面に至
る範囲を縦方向での占有範囲としている。下方部分に位
置するカバー601は、遮音性能を示す透過損失が大き
い材質である鋼板によって形成されており、底部カバー
44に対して締結等により着脱可能に支持されている。
上記した透過損失とは、図30に示すように、遮音構造
(遮音材)において入射波と透過波の音圧レベルの差を
意味しており、透過損失が大きいほど遮音性が良いとい
われている。透過損失の測定方法としては、JIS
「A」1416「実験室における音響透過損失の測定」
に基づく。
実施例において説明したカバー60と同じ材質によって
形成され、基部が回転軸63によって揺動自在に支持さ
れるとともに下方部分に位置するカバー601とオーバ
ラップする位置の近傍に排紙口61が形成されている。
そして、排紙口61が形成されている箇所は、吸引搬送
装置46側に向け折り曲げられている。この折り曲げ部
602Aは、その傾きが、印刷用紙32の搬送方向(図
示矢印方向)下流側に向かうに従い吸引搬送装置46の
上方の空間が先細となる角度に設定されている。これに
より、吸引搬送装置46により搬送されてくる印刷用紙
32は、先端にカールや波打ちがあっても、その先端が
折り曲げ部602Aの角度に沿って案内されるので、的
確に排紙口61に向け移動することができる。上記した
印刷用紙32のカールや波打ち現象は、印刷に用いられ
るインキに起因して発生するものである。つまり、使用
されるインキは、水分の蒸散が少ないエマルジョンタイ
プのものであり、このインキが使用されるとインキ中の
水分が印刷用紙中に浸透し印刷用紙の全面で水分の含有
率が異なるために乾燥しやすい部分とそうでない部分と
が生じ、これがカールや波打ちとなる。
ーラップしている上方部分に位置するカバー602に
は、その基部寄りの外側表面に磁石受け67が固定され
ており、この磁石受け67が、印刷機本体の排紙部カバ
ー25に固定されている磁石64に磁気的に吸引できる
ようになっている。また、上方部分のカバー602の揺
動端側の外表面には、把手66が設けられている。な
お、上方部分、下方部分に位置するカバー602、60
1における吸引搬送装置46側に対向する面には、第1
実施例と同じように、吸音材62および制振材がそれぞ
れ設けられている。また、上方部分に位置するカバー6
02の用紙幅方向での形状は、符号jで示す位置に相当
する折り曲げ部602Aの先端を含む正面視形状におい
て、U字状に設定されている。
印刷用紙32が排出される場合には、上方部分に位置す
るカバー602は、図7において実線で示すように、下
方部分に位置するカバー601の上端にオーバーラップ
した状態に維持される。これにより、吸引搬送装置46
により搬送されてくる印刷用紙32は、その先端を上方
部分に位置するカバー602の折り曲げ部602Aによ
って案内されて排紙トレイ17に向け排出される。
ンス等のときには、上方部分に位置するカバー602
が、把手66を持って揺動される。揺動したカバー60
2は、磁石受け67が磁石64に吸引されることによ
り、図7中、二点鎖線で示すように、吸引搬送装置46
の上部空間を開放することができ、この空間内に手を差
込むことを許容する。
ぐカバーの一部を開閉可能にすることで、印刷用紙32
のジャム処理やメンテナンスが行ないやすくなり、ま
た、閉じた場合には、必要最小限の開口を有するだけで
すむので、印刷機内部からの騒音の漏洩を印刷機内部で
抑制することができる。この実施例おいて、騒音レベル
の測定を行なった結果は、前述した第1実施例の場合と
同様に、表1に示す結果が得られ、従来のものに比べて
2〜6dB(A)低減させることができた。
施例について説明する。本実施例は、第2実施例に示し
た上方部分に位置するカバー602を揺動方式から昇降
自在に設けたカバー6020としたことを特徴としてい
る。第2実施例に示した上方部分に位置するカバー60
20の上端には、印刷機本体内の不動部との間に掛けら
れた引張りバネ75の一端が掛けられ、これにより、カ
バ−6020は、上方への移動習性が与えられている。
この移動は、カバー6020の上下端にそれぞれ設けら
れた摺動軸63および69が印刷機本体内の不動部に形
成された縦方向の長孔内に入りこむことで案内されて行
なわれるようになっている。カバー6020における排
紙口61の近傍には、吸引搬送装置46に対向する表面
に爪70が設けられている。この爪70は、通常、スト
ッパ73によって係止され、これにより、カバー602
0は上方部分への移動を阻止されている。ストッパ73
は、印刷機本体内の不動部に設置されている支軸71を
支点として揺動できる部材であり、その揺動端側に爪7
0を係止するための係止片が形成されている。このよう
なストッパ73は、その揺動端に印刷機本体内の不動部
との間に掛けられた圧縮バネ74の一端が掛けられ、係
止片を常に爪70に向け変位させる習性が付与されてい
る。また、ストッパ73における支軸71の支持位置と
係止片との間には、短軸72が配置されており、この短
軸72には、印刷機外部に突出する操作ロッド76の一
端が連結されている。さらに、カバー6020の下端寄
りの外表面には、把手66が設けられている。これらの
構成部品は、いずれも排紙口61の位置から外れた位置
で、印刷機本体の側板21、22(図21参照)の近く
に設けられることにより、排紙の邪魔にならないように
されている。
画像処理を終えた印刷用紙32が排出される場合には、
図9に示す状態が設定される。この状態では、カバー6
020がその下端をカバー601の上端にオーバーラッ
プさせた状態に維持される。すなわち、カバー6020
の爪70がストッパ73の係止片により係止され、上方
への移動を阻止される。
イ17側の空間を開放する場合には、操作ロッド76が
押込まれる。操作ロッド76が押込まれると、支軸71
を支点としてストッパ73が揺動し、係止片が爪70か
ら外れてカバー6020が引張バネ75の付勢により上
方に移動する。これにより、図10に示すように、カバ
ー6020は、折り曲げ部602Aが排版装置20の下
面に衝合するまで上方に移動し、吸引搬送装置46の排
出側空間を開放する。
開閉可能なカバー6020を設けることにより、カバー
6020を閉じた場合には印刷機本体内からの騒音の漏
洩を印刷機本体内で防止することができ、そして、カバ
ー6020を開放した場合には、印刷用紙32のジャム
解除あるいはメンテナンスが用意に行なえる。しかも、
カバー6020を開放した場合には、第2実施例のよう
に、カバー6020が印刷機本体の周辺に跳ね上がるこ
とがなく、印刷機本体内で移動することができるので、
カバー6020を開放するためのスペースを設ける必要
がない。これにより、印刷機本体から突出する構成部品
を少なくして印刷機本体の周辺に突出する部材をなくし
て、オペレータによる操作の邪魔になる部材の存在をな
くすことができる。
施例について説明する。本実施例は、第2、第3実施例
において説明した二分割されたカバーのうち、上方部分
に位置するカバーを、ジャンプ台49の印刷用紙載置面
において、吸引ボックス55の面板50と平行する載置
面の上方に対向させて配置したことを特徴としている。
すなわち、ジャンプ台49における印刷用紙32の載置
面は、図2において説明したように、印刷用紙32の幅
方向両端に曲折部を有するものがある。この場合には、
この曲折部によって印刷用紙32の幅方向両端が反り返
り、印刷用紙32がU字状の形状を設定されることにな
るが、この曲折部を有する載置面に至る前方では、吸引
ボックス55の面板50に平行している。そこで、本実
施例では、図11に示すように、吸引搬送装置46の上
方で排紙搬送ベルト15の上面から間隔(t)を設定し
た位置に先端が位置するようにカバ−603が配置され
ている。これにより、カバ−603は、排紙搬送ベルト
15の上方で、間隔(t)を除く縦方向での領域を塞い
でいる。上記した間隔(t)は、カールや波打ちを生じ
ている印刷用紙32の通過を許容するために、2〜5m
mに設定されている。カバー603は、第2、第3実施
例の場合と異なり、自身の一部に排紙口を有するもので
はなく、面板50との間に設定された上記間隔(t)に
よって印刷用紙32の通紙部を形成するようになってい
る。このため、上記間隔(t)が、吸引ボックス55の
面板50と平行する排紙搬送ベルト15の上面を対象と
して配置されているので、図12に示すように、排紙口
に相当する印刷用紙32の通紙に要する開口の面積をき
わめて小さくすることができる。カバー603は、第3
実施例の場合と同様に、基部を支点として揺動可能に設
けられており、吸引搬送装置46の上方空間を開放する
位置と上記間隔(t)を除く縦方向での領域を塞ぐこと
ができる位置とに揺動することができるようになってい
る。
置に変位したカバー603は、第3実施例の場合と同様
に、磁石受け79(この磁石受け79は本実施例の場
合、把手も兼用している。)が排版装置20の下面に位
置する磁石80に吸引されることによりその態位を維持
し、さらに、オペレータの手によって磁石80からの磁
気吸引を解除することによって、その先端が吸引搬送装
置46の上面に対向する態位に設定されるようになって
いる。このようなカバー603の揺動端の構造として、
第3実施例の場合と同様に、印刷用紙32の搬送方向
(図示矢印方向)において下流側に向かうに従い、吸引
搬送装置46の上面空間が先細となる角度に傾斜させて
印刷用紙の先端を排紙トレイ17側に向け案内するよう
にしてもよい。またカバー603は、前述した第2、第
3実施例のカバ−602、6020と同様な材質が用い
られ、そして、その表面のうち、版胴が位置する印刷機
本体内部側に対向する表面には、吸音材62および制振
材がそれぞれ装備されている。
バー601と同様に印刷用紙32の搬送方向における吸
引搬送装置46の下流側には、下方部分に位置するカバ
−604が配置されている。
に示すように、下部境界線の位置が、吸引搬送装置46
の上面に位置する面板50の上面から1〜3mm程度離
れた位置に設定され、また、横方向の幅(図12中、符
号Mで示す距離)が、A3サイズの印刷用紙を通過させ
ることができる寸法である305〜310mmに設定さ
れた凹部を有している。このようなカバー604は、第
2、第3実施例と同様に、吸引搬送装置46側に対向す
る面に吸音材62および制振材がそれぞれ取付けられて
いる。
面板50に平行する排紙搬送ベルト15の上面に対向し
てカバー603が設置されているので、カバ−603の
下縁を、ジャンプ台49における印刷用紙32の載置面
と平行する排紙搬送ベルト15の上面にきわめて接近さ
せることができ、しかも、カバ−604に関してもその
凹部の深さを少なくすることができるので、上記隙間の
開口面積をきわめて小さくすることができ、これによっ
て、印刷機内部からの騒音の漏洩箇所を少なくすること
ができる。
実施例について説明する。本実施例は第2実施例に示し
た構成に加えて、ジャンプ台49に遮音カバーを設けた
ことを特徴としている。すなわち、ジャンプ台49に
は、図2において説明したように、印刷用紙32の搬送
方向(図示矢印方向)におけるカバー602の上流側で
印刷用紙32の幅方向両端に対向する位置が曲折部とさ
れている。このようなジャンプ台49の曲折部に対応し
て、図13に示すように、遮音カバ−としてのジャンプ
台カバー81が取付けられている。ジャンプ台カバー8
1は、図14に示すように、その一部にジャンプ台49
の曲折部を差込むことができるスリットからなる開口部
82を有する正面視形状が略コ字状に形成されたもので
ある。開口部82は、印刷用紙32の通紙が可能な最小
寸法によって形成されており、図15において示すよう
に、上部境界線81aがジャンプ台49の傾斜面の上面
から距離y1=5〜7mm程度離されて曲折部の傾斜角
度に平行とされ、また下部境界線81cはジャンプ台4
9の傾斜面に平行させてある。さらに開口部の幅方向の
長さ81bは、A3サイズの印刷用紙32を通過させる
ことができる長さに設定されている。このような形状の
開口部82を備えたジャンプ台カバー81は、その開口
部82の下部境界線の位置がジャンプ台49の曲折部に
固定されており、これによって、曲折部の傾斜角度の変
化にかかわらず、曲折部とともに変位することができる
ようになっている。図15および図16は、ジャンプ台
49の傾斜面の傾斜角度に応じたジャンプ台カバー81
の状態をそれぞれ示しており、図15は、図5に示した
ジャンプ台49の状態に対応し、図16は、図4に示し
たジャンプ台49の状態に対応している。
に、厚紙位置にジャンプ台49がセットされている時に
は、カバー601およびカバー602によって構成され
ている排紙口61に対してジャンプ台49の傾斜角度が
緩やか(符号hで示す状態)であるので、排紙口61に
相当する開口面積のみが得られ、その他の範囲はジャン
プ台カバー81によって塞がれることになる。また、ジ
ャンプ台49が図4に示した状態、つまり、標準位置に
セットされた時には、ジャンプ台カバー81がジャンプ
台49の傾斜角度の変化に応じて傾斜角度が大きくなる
(符号iで示す状態)。これにより、カバー601およ
びカバー602によって構成されている排紙口61に対
し、印刷用紙32が通過する範囲のみを開口し、その開
口以外の範囲がジャンプ台カバー81によって塞がれ
る。
ける印刷用紙32の載置面の角度が変化するのに対応さ
せて排紙口の形状を大きくした場合にあっても、その排
紙口がジャンプ台49の載置面側に設けられているジャ
ンプ台カバ−81によって排紙口の開いた部分を塞ぐこ
とができるので、排紙口の開口面積を最小限に止めるこ
とができる。これにより、排紙口の形状が大きい場合で
も、載置面の傾斜状態に拘らず排紙口の開口から漏洩し
ようとする騒音を遮断することができる。
施例について説明する。本実施例は、複数のカバ−構造
体により空間部を構成し、この空間部を消音部として騒
音を拡散消音するようにしたことを特徴としている。図
17において、第1のカバ−構造体は、第2実施例にお
いて説明したカバ−601と602とにより構成され、
第2のカバ−構造体は、第4実施例において説明したカ
バ−603によって構成されている。第3のカバ−構造
体は、第1のカバ−構造体における上方に位置するカバ
−602と第2のカバ−構造体をなすカバ−603との
間でこれらカバ−同士を連結する連結カバ−83により
構成されている。第3のカバ−構造体である連結カバ−
83は、吸引搬送装置46における吸引ボックス55の
面板50との間で第1、第2のカバ−構造体の縦方向の
占有高さをもたせて離間した状態で対向し、これによ
り、連結カバ−83を天井部とした空間部が構成されて
いる。カバ−603は、半透明のアクリル樹脂で形成さ
れ、搬送経路での印刷用紙32のジャム検知ができるよ
うになっており、版胴が位置する印刷機本体内部に対向
する表面には、吸音材62及び制振材が取り付けられて
いる。このカバ−603は、第4実施例の場合と同様
に、排紙搬送ベルト15の上面から間隔(t)をおいた
位置に先端が位置し、この間隔以外の縦方向での領域を
塞いでいる。これにより、排紙搬送ベルト15により搬
送される印刷用紙32にカ−ルや波打ちが生じていて
も、上記間隔を有することで通紙することができる。
をなすカバ−603と排紙搬送ベルト15の上面との間
の間隔(t)を入り口とした消音部を構成している。消
音部は、音の進入路中に、進入路よりも容積の大きい空
間部を介在させることにより、進行してくる音波を乱反
射させて互に干渉させ合うことによって音波の進行を減
衰させる部分である。図18は、この状態を示してお
り、消音部内に進入してきた音波(矢印で示す)が、空
間内で反射を繰返し、一部がカバー602と吸引搬送装
置46の面板50の上方空間から漏洩するものの、残り
の大部分は空間内での干渉により減衰するとともに、カ
バーの内表面に有する吸音材62、62Aによって吸音
される。これにより、消音部内に進入してくる音量Pに
対し、漏洩する音量Qとの関係は、P>Qの関係とな
り、前述した各実施例のように、1段のカバーを用いた
場合に比べ、消音作用を向上することになる。
例に示した構成と第1実施例に示した構成および図29
に示した従来構成とを比較したところ、表2に示す結果
を得た。
て第6実施例の場合には、3〜7dB(A)程度低下さ
せることができ、さらにカバーを1段階に設置し、その
カバーに排紙口61を形成した第1実施例と比べても1
〜3dB(A)程度低減させることが可能になった。
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々、変形す
ることも可能である。例えば、本発明における防音装置
を画像形成装置の範疇にある印刷機以外に電子写真方式
の複写機やプリンタ等に適用することも可能である。な
お、防音対策を必要とする画像形成装置が、電子写真方
式の複写機やプリンタの場合には、画像形成手段は、感
光体ドラム装置と、この感光体ドラム装置に静電潜像を
形成する帯電、露光装置、この静電潜像を可視像化する
現像装置、この可視像を転写用の用紙に転写する転写装
置、転写後の画像を定着する定着装置、この定着装置か
ら排紙トレイまで用紙を搬送する排紙装置を含むもので
ある。
内において排紙口以外の範囲がカバーにより覆われるこ
とで装置本体内からの騒音の漏洩を装置本体内部で防止
することが可能になるので、装置本体外部での防音構造
を必要としないですむ。これにより、画像形成装置の設
置スペ−スを拡大するような事態の発生を防止すること
ができる。請求項2記載の発明によれば、吸引搬送装置
による搬送過程において印刷用紙の姿勢が曲げ剛性を強
められて垂れ下がるのを防がれる姿勢と吸引搬送装置へ
の良好な吸引が行なえる姿勢とに設定される。請求項3
記載の発明によれば、印刷用紙の姿勢変化に関係なく印
刷用紙の上方を塞いで騒音の漏洩が装置本体内部で防ぐ
ことができるので、安定した印刷用紙の搬送状態を設定
するための姿勢設定部を設けた場合でも、防音機構を装
置本体の外部に設ける必要がなくなる。これにより、画
像形成装置の設置スペ−スを広くしないですむ。請求項
4記載の発明によれば、騒音の漏洩を防止するために設
けられているカバ−が分割されているので、分割された
カバ−の上方部分を開放することで装置内部でのジャム
解除処理等の操作を行なうことができる。請求項5記載
の発明によれば、姿勢設定部の傾斜状態に拘らず、姿勢
設定部における印刷用紙の載置面上方を覆うことによ
り、排紙口から漏洩しようとする騒音を印刷用紙の載置
面が位置する装置本体内部で遮断することができる。こ
れにより、装置本体外部で防音装置を付設する必要がな
くなり、画像形成装置の設置スペ−スを必要最小限に止
めることができる。
打ちが生じている印刷用紙の通過を可能しながらその載
置面上方での開口面積を上記印刷用紙の通過を許容する
だけの小さなものとすることができるので漏洩しようと
する騒音の遮断が有効に行なわれるので、搬送経路中で
の防音が可能になる。これにより、画像形成装置内部で
防音が行なえることになるので、画像形成装置の設置ス
ペ−スを拡大しないですむ。
打ちを生じている印刷用紙の先端が案内されて排紙口に
向け確実に移動させることができる。請求項8記載の発
明によれば、排紙口の形状が姿勢設定部における印刷用
紙の載置面の傾斜に対応する大きさに形成されて騒音の
漏洩が起こりやすい状況にあっても、その排紙口よりも
装置本体内にて騒音の漏洩を遮断して防音することが可
能になる。請求項9記載の発明では、第1乃至第3のカ
バ−構造体により形成される空間部によって消音部が構
成されているので、この消音部に浸入した騒音が有効的
に拡散消音されることになり、装置本体内部での防音が
可能になる。このように請求項8及び9記載の発明にお
いても、装置本体内での防音が可能になるので、画像形
成装置の設置スペ−スを無駄に広げるような事態の発生
を防ぐことが可能になる。
模式図である。
の一部構成を説明するための斜視図である。
した斜視図である。
態の一例を示す模式図である。
態の他の例を示す模式図である。
模式図である。
するための模式図である。
の模式図である。
明するための模式図である。
る。
明するための模式図である。
ための斜視図である。
符号中、符号L4で示す方向から示した矢視図である。
中、符号中、符号L4で示す方向から示した矢視図であ
る。
明するための模式図である。
めの模式図である。
る。
である。
である。
る。
図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
するための模式図である。
図である。
装置 17 排紙トレイ 32 印刷用紙 46 印刷用紙の
吸引搬送装置 49 ジャンプ台 50 吸引搬送装
置の上部に位置する面板 60、601、602、603、604 カバー 61 排紙口 62 吸音材 81 ジャンプ台
カバー
装し、給紙装置により1枚ずつ搬送される印刷用紙を上
記版胴に向けて押圧し、上記印刷用紙にインキを転移さ
せて画像を転写した後、上記印刷用紙を排紙トレイに向
け排出する方向に搬送する画像形成装置において、上記
排紙トレイに向け排出される上記印刷用紙の排出形態に
応じた形状に形成されている排紙口を有し、上記印刷用
紙の搬送方向における上記排紙口の内側には、上記版胴
からのインキにより画像転写された上記印刷用紙を吸引
搬送する吸引搬送装置と、上記吸引搬送装置により搬送
される上記印刷用紙の搬送方向下流側に配置され、上記
印刷用紙の載置面を有し、この載置面における上記印刷
用紙の幅方向両端の傾きを設定することにより上記印刷
用紙の形状を逆アーチ状に形成して排出形態を設定する
姿勢設定部とを具備するとともに、上記印刷用紙の搬送
方向における上記排紙トレイの上流側に位置し、自身で
上記排紙口を形成するとともに、上記排紙口以外の範囲
を塞ぐカバーを具備し、上記カバーは、上記排紙口の下
方を覆う下方部分と、上記姿勢設定部における上記印刷
用紙の載置面と対向してその上方を塞ぐ上方部分とに分
割して設けられていることを特徴としている。
Claims (9)
- 【請求項1】マスタを版胴に捲装し、給紙装置により1
枚ずつ搬送される印刷用紙を上記版胴に向けて押圧し、
上記印刷用紙にインクを転移させて画像を転写した後、
上記印刷用紙を排紙トレイに向け排出する方向に搬送す
る画像形成装置において、 上記排紙トレイに向け排出される上記印刷用紙の排出形
態に応じた形状に形成されている排紙口と、 上記印刷用紙の搬送方向における上記排紙トレイの上流
側に位置し、自身で上記排紙口を形成するとともに、上
記排紙口以外の範囲を塞ぐカバーと、を具備しているこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 上記印刷用紙の搬送方向における上記排紙口の内側に
は、 上記版胴からのインキにより画像転写された上記印刷用
紙を吸引搬送する吸引搬送装置と、 上記吸引搬送装置により搬送される上記印刷用紙の搬送
方向下流側に配置され、上記印刷用紙の載置面を有し、
この載置面における上記印刷用紙の幅方向両端の傾きを
設定することにより上記印刷用紙を逆アーチ状若しくは
それ以外の形状に形成して排出形態を設定する姿勢設定
部と、を具備していることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置において、 上記カバーは、自身で形成する上記排紙口の少なくとも
上縁を、上記姿勢設定部における上記印刷用紙の載置面
の傾きに沿って位置させていることを特徴とする画像形
成装置。 - 【請求項4】マスタを版胴に捲装し、給紙装置により1
枚ずつ搬送される印刷用紙を上記版胴に向けて押圧し、
上記印刷用紙にインキを転移させて画像を転写した後、
上記印刷用紙を排紙トレイに向け排出する方向に搬送す
る画像形成装置において、 上記排紙トレイに向け排出される上記印刷用紙の排出形
態に応じた形状に形成されている排紙口と、 上記印刷用紙の搬送方向における上記排紙トレイの上流
側に位置し、自身で上記排紙口を形成するとともに、上
記排紙口以外の範囲を塞ぐカバーとを具備し、 上記カバーは、上記排紙口の下方を覆う下方部分と、上
記排紙口に相当する開口以外の範囲を覆う上方部分とに
分割して設けられていることを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項5】マスタを版胴に捲装し、給紙装置により1
枚ずつ搬送される印刷用紙を上記版胴に向けて押圧し、
上記印刷用紙にインキを転移させて画像を転写した後、
上記印刷用紙を排紙トレイに向け排出する方向に搬送す
る画像形成装置において、 上記排紙トレイに向け排出される上記印刷用紙の排出形
態に応じた形状に形成されている排紙口を有し、 上記印刷用紙の搬送方向における上記排紙口の内側に
は、 上記版胴からのインキにより画像転写された上記印刷用
紙を吸引搬送する吸引搬送装置と、 上記版胴からのインキにより画像転写された上記印刷用
紙を吸引搬送する吸引搬送装置と、 上記吸引搬送装置により搬送される上記印刷用紙の搬送
方向下流側に配置され、上記印刷用紙の載置面を有し、
この載置面における上記印刷用紙の幅方向両端の傾きを
設定することにより上記印刷用紙の形状を逆アーチ状に
形成して排出形態を設定する姿勢設定部と、 上記印刷用紙の搬送方向における上記排紙トレイの上流
側に位置し、自身で上記排紙口を形成するとともに、上
記排紙口以外の範囲を塞ぐカバーとを具備し、 上記カバーは、上記排紙口の下方を覆う下方部分と、上
記姿勢設定部における上記印刷用紙の載置面と対向して
その上方を塞ぐ上方部分とに分割して設けられているこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項6】請求項5記載の画像形成装置において、 上記カバーは、上記姿勢設定部により上記印刷用紙の幅
方向両端が水平面に対して傾きを設定される以前の位置
で上記印刷用紙の上方の位置を塞ぐ部分が開閉可能に設
けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項7】請求項1、4、5または6のうちの一つに
記載の画像形成装置において、 上記カバーは、上記印刷用紙の上面の上方に位置する部
分に上記印刷用紙の搬送方向下流側に向かうに従って先
細の空間を形成する傾斜角をもたせたガイド部を備えて
いることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項8】請求項2または5記載の画像形成装置にお
いて、 上記姿勢設定部は、上記印刷用紙の通過用隙間を形成さ
れて固定された遮音カバーを、上記印刷用紙の搬送方向
下流側に相当する位置に備えていることを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項9】マスタを版胴に捲装し、給紙装置により1
枚ずつ搬送される印刷用紙を上記版胴に向けて押圧し、
上記印刷用紙にインキを転移させて画像を転写した後、
上記印刷用紙を排紙トレイに向け排出する方向に搬送す
る画像形成装置において、 上記排紙トレイに向け排出される上記印刷用紙の排出形
態に応じた形状に形成されている排紙口と、 上記印刷用紙の搬送方向における上記排紙トレイの上流
側に位置し、自身で上記排紙口を形成するとともに、上
記排紙口以外の範囲を塞ぐ第1のカバ−構造体と、 上記第1のカバ−構造体よりも上記版胴側に位置し、上
記印刷用紙の搬送路上方を覆う第2のカバ−構造体と、 上記第1および第2のカバ−構造体との間であって、上
記印刷用紙の搬送路に対向して配置され、上記両カバ−
構造体同士を連結する第3のカバ−構造体とを備え、 上記第1乃至第3のカバ−構造体によって形成される空
間部を消音部として構成したことを特徴とする画像形成
装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23768394A JP3364539B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 画像形成装置 |
US08/897,655 US5970866A (en) | 1994-09-12 | 1997-07-21 | Printing machine with sound reducing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23768394A JP3364539B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0899751A true JPH0899751A (ja) | 1996-04-16 |
JP3364539B2 JP3364539B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=17018966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23768394A Expired - Lifetime JP3364539B2 (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-30 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3364539B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001212931A (ja) * | 2000-02-01 | 2001-08-07 | Heidelberger Druckmas Ag | 音の放出を低減する装置 |
JP2005271363A (ja) * | 2004-03-24 | 2005-10-06 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 孔版印刷装置 |
JP2014080294A (ja) * | 2012-10-16 | 2014-05-08 | Heiderberger Druckmaschinen Ag | 特にデリバリの領域で、シートを処理する機械、例えば打抜き機又は印刷機を遮蔽する装置 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP23768394A patent/JP3364539B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001212931A (ja) * | 2000-02-01 | 2001-08-07 | Heidelberger Druckmas Ag | 音の放出を低減する装置 |
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JP2005271363A (ja) * | 2004-03-24 | 2005-10-06 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 孔版印刷装置 |
JP4512392B2 (ja) * | 2004-03-24 | 2010-07-28 | 東北リコー株式会社 | 孔版印刷装置 |
JP2014080294A (ja) * | 2012-10-16 | 2014-05-08 | Heiderberger Druckmaschinen Ag | 特にデリバリの領域で、シートを処理する機械、例えば打抜き機又は印刷機を遮蔽する装置 |
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JP3364539B2 (ja) | 2003-01-08 |
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