JPH0899337A - 有底筒体の射出成形方法及び金型装置 - Google Patents
有底筒体の射出成形方法及び金型装置Info
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- JPH0899337A JPH0899337A JP26190894A JP26190894A JPH0899337A JP H0899337 A JPH0899337 A JP H0899337A JP 26190894 A JP26190894 A JP 26190894A JP 26190894 A JP26190894 A JP 26190894A JP H0899337 A JPH0899337 A JP H0899337A
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- JP
- Japan
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- core pin
- cavity
- resin
- cylindrical body
- core
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/36—Moulds having means for locating or centering cores
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/36—Moulds having means for locating or centering cores
- B29C2045/363—Moulds having means for locating or centering cores using a movable core or core part
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、細長い薄肉の有底円筒体を同じ肉
厚に射出成形することを目的としている。 【構成】 キャビテイ内に細長いコアピンを配設し、キ
ャビテイ内に樹脂射出前にコアピン先端をキャビテイ底
部に傾動不能に保持し、キャビテイ内に樹脂を流入し、
コアピンを不倒保持する状態に逆流入したことを検知
後、前記コアピンをキャビテイとコアピンの間隙が同一
になるよう変位させる如くしたこと、及び、キャビテイ
内に細長いコアピンを配設し、有底筒状体を成形する射
出成形用金型装置に於て、キャビテイ頂部に突部を、コ
アピン頂部に該突部に嵌合する嵌合部を形成し、樹脂が
キャビテイ内にコアピンを不倒保持する状態に流入した
ことを検知する検知手段と、該検知手段の検知に基いて
キャビテイとコアピンの間隙が一定になる如く変位させ
る変位手段とを備えたことを特徴とする有底筒体の射出
成形金型装置。
厚に射出成形することを目的としている。 【構成】 キャビテイ内に細長いコアピンを配設し、キ
ャビテイ内に樹脂射出前にコアピン先端をキャビテイ底
部に傾動不能に保持し、キャビテイ内に樹脂を流入し、
コアピンを不倒保持する状態に逆流入したことを検知
後、前記コアピンをキャビテイとコアピンの間隙が同一
になるよう変位させる如くしたこと、及び、キャビテイ
内に細長いコアピンを配設し、有底筒状体を成形する射
出成形用金型装置に於て、キャビテイ頂部に突部を、コ
アピン頂部に該突部に嵌合する嵌合部を形成し、樹脂が
キャビテイ内にコアピンを不倒保持する状態に流入した
ことを検知する検知手段と、該検知手段の検知に基いて
キャビテイとコアピンの間隙が一定になる如く変位させ
る変位手段とを備えたことを特徴とする有底筒体の射出
成形金型装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャビテイ内にコアピ
ンが配置され有底筒状体を成形する成形方法及び射出成
形金型装置に関し、例えば、筆記具の軸体やキャップ、
試験管、細長い化粧品等の容器を成形するものに関する
ものである。
ンが配置され有底筒状体を成形する成形方法及び射出成
形金型装置に関し、例えば、筆記具の軸体やキャップ、
試験管、細長い化粧品等の容器を成形するものに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年においては、プラスチック素材と成
形技術が著しく進歩しており、そのため、プラスチック
製品の需要が拡大されている。特に、成形技術の中でも
生産性に優れている射出成形分野の発展は目覚ましいも
のがある。ここで、文具におけるプラスチック化の傾向
も例外ではなく、従来、金属製品であったボールペンや
シャープペンシルの軸、キャップ、クリップなどがプラ
スチック化されている。ところで、最近の文具の傾向と
しては細長いもの、例えば透明な軸筒内に直接液状のイ
ンキを充填するような筆記具や、CAD(コンピュータ
ーエイデットデザイン)などの普及により軸に曲がりの
ない高精度のプロッターペンが多く市販されるようにな
ってきた。
形技術が著しく進歩しており、そのため、プラスチック
製品の需要が拡大されている。特に、成形技術の中でも
生産性に優れている射出成形分野の発展は目覚ましいも
のがある。ここで、文具におけるプラスチック化の傾向
も例外ではなく、従来、金属製品であったボールペンや
シャープペンシルの軸、キャップ、クリップなどがプラ
スチック化されている。ところで、最近の文具の傾向と
しては細長いもの、例えば透明な軸筒内に直接液状のイ
ンキを充填するような筆記具や、CAD(コンピュータ
ーエイデットデザイン)などの普及により軸に曲がりの
ない高精度のプロッターペンが多く市販されるようにな
ってきた。
【0003】上述した筆記具は図9に示すような射出成
形装置で成形されるのが一般的である。以下、説明する
と、キャビテイプレート101には成形品(筆記具の
軸)が成形されるキャビテイ102と、そのキャビテイ
102に樹脂を導くランナー溝103が形成されてい
る。また、キャビテイ102内には成形品を有底の筒状
とするためのコアピン104がキャビテイ102に対し
て前進・後退自在に配置、遊挿されている。105は成
形終了後、成形品をコアピン104より抜き出す突き出
しプレートであり、106はランナーをランナー溝10
3より抜き取るランナー保持ピンである。
形装置で成形されるのが一般的である。以下、説明する
と、キャビテイプレート101には成形品(筆記具の
軸)が成形されるキャビテイ102と、そのキャビテイ
102に樹脂を導くランナー溝103が形成されてい
る。また、キャビテイ102内には成形品を有底の筒状
とするためのコアピン104がキャビテイ102に対し
て前進・後退自在に配置、遊挿されている。105は成
形終了後、成形品をコアピン104より抜き出す突き出
しプレートであり、106はランナーをランナー溝10
3より抜き取るランナー保持ピンである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
にあっては、細く長い一端104aだけで支えられてい
る。また、コアピン104の先端にはピンポイントゲー
トなどより高圧・高速の樹脂が流入される。そのため、
フリーになっているコアピン104の先端104bは振
れ易くなっている。この振れ易いコアピン104の先端
104bに高圧・高速の樹脂が流入するとコアピンは傾
き樹脂が不均一に流入してしまう。その結果、成形物の
肉厚に偏りが生じてしまう。一旦、偏りが生じてしまう
と流入される樹脂は肉厚の厚い方へ抵抗の少ない方へと
より流入される。このため、コアピン104の傾きはさ
らに大きくなってしまう。そして成形品には偏肉が生じ
ているため、その成形物の冷却時の収縮の差で曲がりが
発生してしまう。また、コアピン104の曲がり量が多
いと図5に示すように成形品107にショート107a
(孔、亀裂)が生じてしまったり、また、コアピンの先
端でキャビテイの内面を傷つけてしまうものであっ
た。。また前述したように、近年においては筆記具の軸
がより細くなってきたので、コアピンもより細く長くな
り偏肉の影響が顕著に生じてきた。
にあっては、細く長い一端104aだけで支えられてい
る。また、コアピン104の先端にはピンポイントゲー
トなどより高圧・高速の樹脂が流入される。そのため、
フリーになっているコアピン104の先端104bは振
れ易くなっている。この振れ易いコアピン104の先端
104bに高圧・高速の樹脂が流入するとコアピンは傾
き樹脂が不均一に流入してしまう。その結果、成形物の
肉厚に偏りが生じてしまう。一旦、偏りが生じてしまう
と流入される樹脂は肉厚の厚い方へ抵抗の少ない方へと
より流入される。このため、コアピン104の傾きはさ
らに大きくなってしまう。そして成形品には偏肉が生じ
ているため、その成形物の冷却時の収縮の差で曲がりが
発生してしまう。また、コアピン104の曲がり量が多
いと図5に示すように成形品107にショート107a
(孔、亀裂)が生じてしまったり、また、コアピンの先
端でキャビテイの内面を傷つけてしまうものであっ
た。。また前述したように、近年においては筆記具の軸
がより細くなってきたので、コアピンもより細く長くな
り偏肉の影響が顕著に生じてきた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャビテイ内
に細長いコアピンを配設し、キャビテイ内に樹脂射出前
にコアピン先端をキャビテイ底部に傾動不能に保持し、
キャビテイ内に樹脂を流入し、コアピンを不倒保持する
状態に逆流入したことを検知後、前記コアピンをキャビ
テイとコアピンの間隙が同一になるよう変位させる如く
したことを第1の要旨とし、キャビテイ内に細長いコア
ピンを配設し、有底筒状体を成形する射出成形用金型装
置に於て、キャビテイ頂部に突部を、コアピン頂部に該
突部に嵌合する嵌合部を形成し、樹脂がキャビテイ内に
コアピンを不倒保持する状態に流入したことを検知する
検知手段と、該検知手段の検知に基いてキャビテイとコ
アピンの間隙が一定になる如く変位させる変位手段とを
備えたことを第2の要旨とするものである。
に細長いコアピンを配設し、キャビテイ内に樹脂射出前
にコアピン先端をキャビテイ底部に傾動不能に保持し、
キャビテイ内に樹脂を流入し、コアピンを不倒保持する
状態に逆流入したことを検知後、前記コアピンをキャビ
テイとコアピンの間隙が同一になるよう変位させる如く
したことを第1の要旨とし、キャビテイ内に細長いコア
ピンを配設し、有底筒状体を成形する射出成形用金型装
置に於て、キャビテイ頂部に突部を、コアピン頂部に該
突部に嵌合する嵌合部を形成し、樹脂がキャビテイ内に
コアピンを不倒保持する状態に流入したことを検知する
検知手段と、該検知手段の検知に基いてキャビテイとコ
アピンの間隙が一定になる如く変位させる変位手段とを
備えたことを第2の要旨とするものである。
【0006】
【実施例】図1乃至図6に第1例を示し説明する。キャ
ビテイプレート1には成形品が成形されるキャビテイ2
が形成されていて、そのキャビテイ2の内側には後述す
るコアピンの頂部と嵌合する嵌合突部3が形成されてい
る。この嵌合突部3の形状は本例においては比較的簡単
に製作できる円形状としたが、四角状であっても良い。
また、その嵌合突部3には前記キャビテイ2に樹脂を流
入するゲート口4が形成されている。
ビテイプレート1には成形品が成形されるキャビテイ2
が形成されていて、そのキャビテイ2の内側には後述す
るコアピンの頂部と嵌合する嵌合突部3が形成されてい
る。この嵌合突部3の形状は本例においては比較的簡単
に製作できる円形状としたが、四角状であっても良い。
また、その嵌合突部3には前記キャビテイ2に樹脂を流
入するゲート口4が形成されている。
【0007】前記キャビテイ2の内側には成形品を有底
の筒状体にするためのコアピン5が配置されている。な
お、このコアピン5は筒状の第1のコアピン6と、その
第1のコアピン6の内側に摺動自在に配置された第2の
コアピン7とから構成されるが一体的に形成しても良
い。前記第2のコアピン7の頂部には前記キャビテイ2
の嵌合突部3に嵌合する凹部8と、前記ゲート口4とキ
ャビテイ2とを連通せしめる溝部9が形成されている。
なお、前記嵌合突部3と凹部8とは互いに円錐形に形成
されており、位置決めされ易いように、又、確実に嵌合
するように形成されている。
の筒状体にするためのコアピン5が配置されている。な
お、このコアピン5は筒状の第1のコアピン6と、その
第1のコアピン6の内側に摺動自在に配置された第2の
コアピン7とから構成されるが一体的に形成しても良
い。前記第2のコアピン7の頂部には前記キャビテイ2
の嵌合突部3に嵌合する凹部8と、前記ゲート口4とキ
ャビテイ2とを連通せしめる溝部9が形成されている。
なお、前記嵌合突部3と凹部8とは互いに円錐形に形成
されており、位置決めされ易いように、又、確実に嵌合
するように形成されている。
【0008】前記第1のコアピン6の他端は中間プレー
ト10に固定されていて、第2のコアピン7の他端はコ
アプレート11に固定されている。また、そのエジェク
タープレート11は金型本体に固定されているエアシリ
ンダ12のシリンダロッド13に固定されている。この
エアシリンダ12の代りにリンク機構や回転駆動源など
によりコアプレート11を作動させても良いが、樹脂の
流入する圧力が高いため確実性、費用などを考慮すると
エアシリンダが好ましい。
ト10に固定されていて、第2のコアピン7の他端はコ
アプレート11に固定されている。また、そのエジェク
タープレート11は金型本体に固定されているエアシリ
ンダ12のシリンダロッド13に固定されている。この
エアシリンダ12の代りにリンク機構や回転駆動源など
によりコアプレート11を作動させても良いが、樹脂の
流入する圧力が高いため確実性、費用などを考慮すると
エアシリンダが好ましい。
【0009】次に動作について説明する。金型が閉じた
状態においては、エアシリンダ12のシリンダロッド1
3が突出した状態にあり、第2のコアピン7の頂部に形
成されている凹部8が嵌合突部3に強固に嵌合されてい
る。この状態でゲート口4より樹脂を流入する。ゲート
口4より流入した樹脂は溝部9を通りキャビテイ2内に
導かれる(図2参照)。この際、第2のコアピン7の一
端は嵌合突部3に嵌合しており、また、他端はコアプレ
ート11に固定されているため、樹脂圧などにより倒れ
たり、湾曲したりすることがない。樹脂がキャビテイ2
の略中間部まで流入したことを目視又はセンサで検知し
エアシリンダ12を作動させ、第2のコアピン7を後退
させ第1のコアピン6とキャビテイ2との間隙が同一に
なるようにする(図5並びに図6参照)。ここで、更に
樹脂をキャビテイ2内に流入すると、第2のコアピン7
の頂部(凹部8や溝部9)が存在していた箇所にも樹脂
が充填され成形品の形に成形される。
状態においては、エアシリンダ12のシリンダロッド1
3が突出した状態にあり、第2のコアピン7の頂部に形
成されている凹部8が嵌合突部3に強固に嵌合されてい
る。この状態でゲート口4より樹脂を流入する。ゲート
口4より流入した樹脂は溝部9を通りキャビテイ2内に
導かれる(図2参照)。この際、第2のコアピン7の一
端は嵌合突部3に嵌合しており、また、他端はコアプレ
ート11に固定されているため、樹脂圧などにより倒れ
たり、湾曲したりすることがない。樹脂がキャビテイ2
の略中間部まで流入したことを目視又はセンサで検知し
エアシリンダ12を作動させ、第2のコアピン7を後退
させ第1のコアピン6とキャビテイ2との間隙が同一に
なるようにする(図5並びに図6参照)。ここで、更に
樹脂をキャビテイ2内に流入すると、第2のコアピン7
の頂部(凹部8や溝部9)が存在していた箇所にも樹脂
が充填され成形品の形に成形される。
【0010】一定時間冷却後、金型を拡開(この時点で
は、突き出しプレート14とキャビテイプレート1とが
離隔する)すると、成形品が第1のコアピン6に保持さ
れた状態でキャビテイ2より抜け出る。ここで更に拡開
すると、リンク棒15により突き出しプレート14が引
っ張られ、それと共に、成形品が突き出しプレート14
により第2のコアピン7より突き出される。ここで成形
品が第2のコアピン7より落下し成形が完了する。な
お、前述したように本例においては、コアピン5を2部
品に分けたが成形途中で容易にコアピンを移動できるよ
うにしたためである。つまり、1部品にすると樹脂と接
触しているコアピンを移動することとなり非常に大きな
移動のための力が必要となる。
は、突き出しプレート14とキャビテイプレート1とが
離隔する)すると、成形品が第1のコアピン6に保持さ
れた状態でキャビテイ2より抜け出る。ここで更に拡開
すると、リンク棒15により突き出しプレート14が引
っ張られ、それと共に、成形品が突き出しプレート14
により第2のコアピン7より突き出される。ここで成形
品が第2のコアピン7より落下し成形が完了する。な
お、前述したように本例においては、コアピン5を2部
品に分けたが成形途中で容易にコアピンを移動できるよ
うにしたためである。つまり、1部品にすると樹脂と接
触しているコアピンを移動することとなり非常に大きな
移動のための力が必要となる。
【0011】本発明における第2の例を図7に示す。前
例と相違する構成は嵌合突部の形成位置にある。本例に
おいては、嵌合突部31がゲート口4の周辺部の3箇所
に形成されている。図7において、中心線を境に右半分
は第2のコアピン7が嵌合突部31に嵌合している状態
を示しており、左半分は第2のコアピン7を後退させた
状態を示してある。
例と相違する構成は嵌合突部の形成位置にある。本例に
おいては、嵌合突部31がゲート口4の周辺部の3箇所
に形成されている。図7において、中心線を境に右半分
は第2のコアピン7が嵌合突部31に嵌合している状態
を示しており、左半分は第2のコアピン7を後退させた
状態を示してある。
【0012】図8は本発明における第3の例である。嵌
合突部3を第1例と同様に中心部に、そしてゲート口4
1を嵌合突部3の両側に形成した例である。両側に限定
されることなく放射状に3乃至4箇所ゲート口を形成し
ても良い。図8においても前例と同様に、中心線を境に
右半分は第2のコアピン7が嵌合突部3に嵌合している
状態を示しており、左半分は第2のコアピン7を後退さ
せた状態を示してある。
合突部3を第1例と同様に中心部に、そしてゲート口4
1を嵌合突部3の両側に形成した例である。両側に限定
されることなく放射状に3乃至4箇所ゲート口を形成し
ても良い。図8においても前例と同様に、中心線を境に
右半分は第2のコアピン7が嵌合突部3に嵌合している
状態を示しており、左半分は第2のコアピン7を後退さ
せた状態を示してある。
【0013】
【発明の効果】本発明は、キャビテイ内に細長いコアピ
ンを配設し、キャビテイ内に樹脂射出前にコアピン先端
をキャビテイ底部に傾動不能に保持し、キャビテイ内に
樹脂を流入し、コアピンを不倒保持する状態に逆流入し
たことを検知後、前記コアピンをキャビテイとコアピン
の間隙が同一になるよう変位させる如くしたことを第1
の要旨とし、キャビテイ内に細長いコアピンを配設し、
有底筒状体を成形する射出成形用金型装置に於て、キャ
ビテイ頂部に突部を、コアピン頂部に該突部に嵌合する
嵌合部を形成し、樹脂がキャビテイ内にコアピンを不倒
保持する状態に流入したことを検知する検知手段と、該
検知手段の検知に基いてキャビテイとコアピンの間隙が
一定になる如く変位させる変位手段とを備えたことを第
2の要旨とするもので、コアピンが傾かず良好な成形品
が得られ、また、キャビテイの内面に傷などを付けてし
まうことがない。
ンを配設し、キャビテイ内に樹脂射出前にコアピン先端
をキャビテイ底部に傾動不能に保持し、キャビテイ内に
樹脂を流入し、コアピンを不倒保持する状態に逆流入し
たことを検知後、前記コアピンをキャビテイとコアピン
の間隙が同一になるよう変位させる如くしたことを第1
の要旨とし、キャビテイ内に細長いコアピンを配設し、
有底筒状体を成形する射出成形用金型装置に於て、キャ
ビテイ頂部に突部を、コアピン頂部に該突部に嵌合する
嵌合部を形成し、樹脂がキャビテイ内にコアピンを不倒
保持する状態に流入したことを検知する検知手段と、該
検知手段の検知に基いてキャビテイとコアピンの間隙が
一定になる如く変位させる変位手段とを備えたことを第
2の要旨とするもので、コアピンが傾かず良好な成形品
が得られ、また、キャビテイの内面に傷などを付けてし
まうことがない。
【図1】本発明の第1実施例射出成形時の金型正断面図
である。
である。
【図2】図1A部の射出成形時拡大正断面図である。
【図3】図2のB−B平断面図である。
【図4】本発明の第1実施例金型のエアシリンダ部の正
面図である。
面図である。
【図5】図1のキャビテイ部の射出前の正断面図であ
る。
る。
【図6】図1の要部拡大図である。
【図7】本発明の第2実施例要部正断面図である。
【図8】本発明の第3実施例要部正断面図である。
【図9】従来装置の射出成形時の金型正断面図である。
【図10】従来装置による成形品外観斜視図である。
1 キャビテイプレート 2 キャビテイ 3 嵌合突部 4 ゲート口 5 コアピン 6 第1のコアピン 7 第2のコアピン 8 凹部 9 溝部 10 中間プレート 11 コアプレート 12 エアシリンダ 13 シリンダロッド 31 嵌合突部 41 ゲート口
Claims (4)
- 【請求項1】 キャビテイ内に細長いコアピンを配設
し、キャビテイ内に樹脂射出前にコアピン先端をキャビ
テイ底部に傾動不能に保持し、キャビテイ内に樹脂を流
入し、コアピンを不倒保持する状態に逆流入したことを
検知後、前記コアピンをキャビテイとコアピンの間隙が
同一になるよう変位させる如くした有底筒体の成形方
法。 - 【請求項2】 キャビテイ内に細長いコアピンを配設
し、有底筒状体を成形する射出成形用金型装置に於て、
キャビテイ頂部に突部を、コアピン頂部に該突部に嵌合
する嵌合部を形成し、樹脂がキャビテイ内にコアピンを
不倒保持する状態に流入したことを検知する検知手段
と、該検知手段の検知に基いてキャビテイとコアピンの
間隙が一定になる如く変位させる変位手段とを備えたこ
とを特徴とする有底筒体の射出成形金型装置。 - 【請求項3】 コアピン頂部の嵌合部に樹脂がキャビテ
イ内に流入するゲート口を形成した請求項2記載の有底
筒体の射出成形金型装置。 - 【請求項4】 コアピン頂部の嵌合部の側部にゲート口
を形成した請求項2記載の有底筒体の射出成形金型装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26190894A JPH0899337A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 有底筒体の射出成形方法及び金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26190894A JPH0899337A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 有底筒体の射出成形方法及び金型装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0899337A true JPH0899337A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17368419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26190894A Pending JPH0899337A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 有底筒体の射出成形方法及び金型装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0899337A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1025971A1 (en) * | 1999-02-03 | 2000-08-09 | Universal S.p.A. | Mould for writing instrument cap and respective cap |
JP2007230221A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-09-13 | Enplas Corp | 樹脂製品の成形方法 |
JP2011194664A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Sekisui Chem Co Ltd | 筒状部材成形用金型構造 |
JP2014012390A (ja) * | 2012-07-05 | 2014-01-23 | Kojima Press Industry Co Ltd | 樹脂パイプの製造方法並びに製造装置 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP26190894A patent/JPH0899337A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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